JP5663612B2 - 車両用駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用駆動装置に関する。
従来、ケーシングの底部に貯留された潤滑油を回転部材によって掻き上げることにより、潤滑油をギヤ同士の噛み合い部分に供給する潤滑装置が考案されている(例えば、特許文献1参照)。特に、特許文献1に記載の潤滑装置200は、図8(a)に示すように、潤滑油の回転部材201への再付着を抑制すべく、回転部材201の外周部を覆う遮蔽部材202を設け、この遮蔽部材202に、回転部材201により掻き上げられた潤滑油を遮蔽部材202の内側から外側へ排出する開口部203が形成されている。また、開口部203には、外部へ排出された潤滑油の再流入を防止する再流入防止板204が設けられている。
さらに、図8(b)に示すように、遮蔽部材202は、複数の開口部203a、203bを形成してもよく、この場合、開口部203aは、回転部材201の回転中心C1と略同じ高さの位置とされ、開口部203bは、回転中心C1よりも高い位置に設けられている。また、開口部203aに設けられた再流入防止板204aは、途中で斜め下方に折り曲がる山型形状とされている。
特開2010−223344号公報
ところで、特許文献1に記載の潤滑装置では、回転部材が一方向に回転する場合のみ対策が施されており、回転部材が反対方向に回転する場合には、潤滑材の回転部材への再付着について考慮されていない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転部材の回転方向に依らず、回転部材が掻き上げた油を効率的に排出することができる車両用駆動装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
液状流体を収容可能なケース(例えば、後述の実施形態のケース11)と、
前記液状流体に浸漬して配置され、双方向に回転運動可能な回転部材(例えば、後述の実施形態のプラネタリギヤ22A、22B)と、
前記回転部材の回転平面上で、前記回転部材の回転軸線(例えば、後述の実施形態の回転軸線O)を含む鉛直平面(例えば、後述の実施形態の鉛直平面H)に対して一方側から他方側に亘って前記回転部材の外周部を覆う仕切部材(例えば、後述の実施形態のバッフルプレート47A、47B)と、
を有する車両用駆動装置(例えば、後述の実施形態の後輪駆動装置1)であって、
前記仕切部材には、該仕切部材の径方向内側と外側とを連通する2つの開口部(例えば、後述の実施形態の開口部90、91)が設けられ、
前記2つの開口部は、前記回転部材が停止しているときの前記液状流体の静的液面(例えば、後述の実施形態の静止油面ST)よりも鉛直上方に形成され、
前記2つの開口部のうち一方は前記鉛直平面に対して一方側に配置され、他方は前記鉛直平面に対して他方側に配置され
前記2つの開口部には、それぞれ前記開口部の鉛直方向上方側端部(例えば、後述の実施形態の鉛直方向上方側端部90b、91b)から径方向外側に延出する蓋部(例えば、後述の実施形態の92、93)が形成され、
前記蓋部は、一端(例えば、後述の実施形態の一端92a、93a)が前記開口部と接続され、他端(例えば、後述の実施形態の他端92b、93b)は前記開口部と離間して形成され、
前記他端は、前記一端よりも鉛直方向下方に配置されることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の構成に加えて、
前記一方の開口部に形成される前記蓋部の一端から他端に向かう方向は、前記回転部材が一方向に回転しているときに、前記回転部材が掻き上げることで飛散する前記液状流体の飛散方向と同じで、前記他方の開口部に形成される前記蓋部の一端から他端に向かう方向は、前記回転部材が前記一方向と逆の他方向に回転しているときに、前記回転部材が掻き上げることで飛散する前記液状流体の飛散方向と同じであることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項又はに記載の構成に加えて、
前記蓋部の一端から他端までの長さ(例えば、後述の実施形態の長さL1、L2)は、前記開口部の周方向の長さ(例えば、後述の実施形態の周方向の長さP1、P2)よりも長く形成されることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項のいずれか1項に記載の構成に加えて、
前記2つの開口部には、それぞれ前記開口部の回転軸線方向一端側から径方向外側に延出する径方向延出部(例えば、後述の実施形態の径方向延出部94、95)が形成されることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の構成に加えて、
前記回転部材は、前記回転部材の外周に歯面(例えば、後述の実施形態の歯面96)が形成される歯車であり、
前記歯車の歯面は、前記回転部材の回転軸線方向と直交する方向(例えば、後述の実施形態の方向V)に対して傾斜して形成されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、回転部材の頂点を境に、両側に開口部が形成されるので、回転部材の頂点を境に一方側のみに開口部を形成した場合に比べて、回転部材の回転方向に依らず、回転部材は、回転しながら、掻き上げた液状流体を開口部から効率的に排出することができる。
また、それぞれの開口部に形成される蓋部は下側を向いて形成されるので、回転部材が回転中に、回転部材の周面の一点が液状流体に浸漬した状態を経て液状流体から離間するとき、離間後に先に対向する開口部(回転部材の回転頂点よりも手前)では、液状流体の飛散方向と蓋部の傾斜方向は交差し、離間後に後に対向する開口部(回転部材の回転頂点よりも後側)では、液状流体の飛散方向と蓋部の傾斜方向は平行になる。これにより、それぞれの開口部からの液状流体の排出量を均一にすることができる。
請求項の発明によれば、回転部材が回転し、回転部材の周面の1点が液状流体から離れ、再度液状流体に浸漬するまでに2つの開口部と対向し、先に対向する開口部の蓋部と、その時の回転部材の接線は交差し、後に対向する開口部の蓋部と、その時の回転部材の接線は平行になる。これにより、回転部材が回転し液状流体を掻き上げたとき、2つの開口部からの液状流体の排出性を調整することで、それぞれの開口部からの排出量を調整することができる。
請求項の発明によれば、開口部を鉛直方向上方から見たときに、開口部は完全に蓋部の影に隠れるので、開口部の上方から垂れてきた液状流体が開口部の内側に入ることを防止することができる。
請求項の発明によれば、回転部材の回転平面と平行な径方向延出部が形成されるので、回転部材の回転平面の方向から斜めに飛散した液状流体を受け止めることができ、液状流体の飛散方向を限定して飛散させることができる。
請求項の発明によれば、歯車が回転する際に歯面の傾斜によって液状流体の飛散方向が広がるので、広がった飛散方向の液状流体を径方向延出部で受け止めることができ、歯車の伝達トルクを向上させながら、液状流体の飛散方向を限定することができる。
本発明に係る車両用駆動装置を搭載可能な車両の一実施形態であるハイブリッド車両の概略構成を示すブロック図である。 本実施形態の後輪駆動装置の縦断面図である。 図2に示す後輪駆動装置の上部部分拡大断面図である。 図1の車両用駆動装置がフレームに搭載された状態を示す斜視図である。 車軸及びプラネタリギヤが取り外された中央ケースを図2のIV方向から見た側面図である。 (a)は、プラネタリギヤとバッフルプレートを模式的に示す正面図であり、(b)は、プラネタリギヤとバッフルプレートを(a)のVI−VI線に沿って模式的に示す断面図であり、(c)は、プラネタリギヤとバッフルプレートを(a)のVI´−VI´線に沿って模式的に示す断面図である。 バッフルプレートの上部拡大図である。 従来の電動機の冷却構造を示す断面図である。
本発明の電動機の冷却装置が適用される車両用駆動装置は、電動機を車輪駆動用の駆動源とするものであり、例えば、図1に示すような駆動システムの車両に用いられる。以下の説明では車両用駆動装置を後輪駆動用として用いる場合を例に説明するが、前輪駆動用に用いてもよい。
図1に示す車両3は、内燃機関4と電動機5が直列に接続された駆動装置6(以下、前輪駆動装置と呼ぶ。)を車両前部に有するハイブリッド車両であり、この前輪駆動装置6の動力がトランスミッション7を介して前輪Wfに伝達される一方で、この前輪駆動装置6と別に車両後部に設けられた駆動装置1(以下、後輪駆動装置と呼ぶ。)の動力が後輪Wr(RWr、LWr)に伝達されるようになっている。前輪駆動装置6の電動機5と後輪Wr側の後輪駆動装置1の第1及び第2電動機2A、2Bは、バッテリ9に接続され、バッテリ9からの電力供給と、バッテリ9へのエネルギー回生が可能となっている。図1中、符号8は車両全体を制御するための制御装置である。
図2は、後輪駆動装置1の全体の縦断面図を示すものであり、図3は、図2の上部部分拡大断面図である。同図において、符号11は、後輪駆動装置1のケースであり、ケース11は、車幅方向略中央部に配置される中央ケース11Mと、中央ケース11Mを挟むように中央ケース11Mの左右に配置される側方ケース11A、11Bと、から構成され、全体が略円筒状に形成される。ケース11の内部には、後輪Wr用の車軸10A、10Bと、車軸駆動用の第1及び第2電動機2A、2Bと、この電動機2A、2Bの駆動回転を減速する第1及び第2変速機としての第1及び第2遊星歯車式減速機12A、12Bとが、同一軸線上にそれぞれ並んで配置されている。この車軸10A、第1電動機2A及び第1遊星歯車式減速機12Aは左後輪LWrを駆動制御し、車軸10B、第2電動機2B及び第2遊星歯車式減速機12Bは右後輪RWrを駆動制御する。車軸10A、第1電動機2A及び第1遊星歯車式減速機12Aと、車軸10B、第2電動機2B及び第2遊星歯車式減速機12Bは、ケース11内で車幅方向に左右対称に配置されている。
側方ケース11A、11Bの中央ケース11M側には、それぞれ径方向内側に延びる隔壁18A、18Bが設けられ、側方ケース11A、11Bと隔壁18A、18Bとの間には、それぞれ第1及び第2電動機2A、2Bが配置される。また、中央ケース11Mと隔壁18A、18Bとに囲まれた空間には、第1及び第2遊星歯車式減速機12A、12Bが配置されている。そして、ケース11は、図4に示すように、車両3の骨格となるフレームの一部であるフレーム部材13の支持部13a、13bと、不図示の駆動装置1のフレームで支持されている。支持部13a、13bは、車幅方向でフレーム部材13の中心に対し左右に設けられている。また、図2〜6中の矢印は、後輪駆動装置1が車両に搭載された状態における位置関係を示している。
後輪駆動装置1には、ケース11の内部と外部を連通するブリーザ装置40が設けられ、内部の空気が過度に高温・高圧とならないように内部の空気をブリーザ室41を介して外部に逃がすように構成される。ブリーザ室41は、ケース11の鉛直方向上部に配置され、中央ケース11Mの外壁と、中央ケース11M内に左側方ケース11A側に略水平に延設された第1円筒壁43と、右側方ケース11B側に略水平に延設された第2円筒壁44と、第1及び第2円筒壁43、44の内側端部同士をつなぐ左右分割壁45と、第1円筒壁43の左側方ケース11A側先端部に当接するように取り付けられたバッフルプレート47Aと、第2円筒壁44の右側方ケース11B側先端部に当接するように取り付けられたバッフルプレート47Bと、により形成された空間により構成される。
ブリーザ室41の下面を形成する第1及び第2円筒壁43、44と左右分割壁45は、第1円筒壁43が第2円筒壁44より径方向内側に位置し、左右分割壁45が、第2円筒
壁44の内側端部から縮径しつつ屈曲しながら第1円筒壁43の内側端部まで延設され、さらに径方向内側に延設されて略水平に延設された第3円筒壁46に達する。第3円筒壁46は、第1円筒壁43と第2円筒壁44の両外側端部より内側に且つその略中央に位置している。
中央ケース11Mには、バッフルプレート47A、47Bが、第1円筒壁43と中央ケース11Mの外壁との間の空間又は第2円筒壁44と中央ケース11Mの外壁との間の空間を遊星歯車式減速機12A又は遊星歯車式減速機12Bからそれぞれ区画するように固定されている。
また、中央ケース11Mには、ブリーザ室41と外部とを連通する外部連通路49がブリーザ室41の鉛直方向上面に接続される。外部連通路49のブリーザ室側端部49aは、鉛直方向下方を指向して配置されている。従って、油が外部連通路49を通って外部に排出されるのが抑制される。
第1及び第2電動機2A、2Bは、ステータ14A、14Bがそれぞれ側方ケース11A、11Bに固定され、このステータ14A、14Bの内周側に環状のロータ15A、15Bが回転可能に配置されている。ロータ15A、15Bの内周部には車軸10A、10Bの外周を囲繞する円筒軸16A、16Bが結合され、この円筒軸16A、16Bが車軸10A、10Bと同軸上に相対回転可能となるように側方ケース11A、11Bの端部壁17A、17Bと隔壁18A、18Bに軸受19A、19Bを介して支持されている。また、円筒軸16A、16Bの一端側の外周であって端部壁17A、17Bには、ロータ1
5A、15Bの回転位置情報を電動機2A、2Bの制御コントローラ(図示せず)にフィードバックするためのレゾルバ20A、20Bが設けられている。ステータ14A、14B、及びロータ15A、15Bを含む第1及び第2電動機2A、2Bは、同一半径を有し、第1及び第2電動機2A、2Bは互いに鏡面対称に配置される。また、車軸10A及び円筒軸16Aは、第1電動機2A内を貫通して、第1電動機2Aの両端部から延出しており、車軸10B及び円筒軸16Bも、第2電動機2B内を貫通して、第2電動機2Bの両端部から延出している。
また、第1及び第2遊星歯車式減速機12A、12Bは、サンギヤ21A、21Bと、このサンギヤ21に噛合される複数のプラネタリギヤ22A、22Bと、これらのプラネタリギヤ22A、22Bを支持するプラネタリキャリア23A、23Bと、プラネタリギヤ22A、22Bの外周側に噛合されるリングギヤ24A、24Bと、を備え、サンギヤ
21A、21Bから電動機2A、2Bの駆動力が入力され、減速された駆動力がプラネタリキャリア23A、23Bを通して車軸10A、10Bに出力されるようになっている。
サンギヤ21A、21Bは円筒軸16A、16Bに一体に形成されている。また、プラネタリギヤ22A、22Bは、サンギヤ21A、21Bに直接噛合される大径の第1ピニオン26A、26Bと、この第1ピニオン26A、26Bよりも小径の第2ピニオン27A、27Bを有する2連ピニオンであり、これらの第1ピニオン26A、26Bと第2ピニオン27A、27Bが同軸にかつ軸方向にオフセットした状態で一体に形成されている。このプラネタリギヤ22A、22Bはニードルベアリング31A、31Bを介してプラネタリキャリア23A、23Bのピニオンシャフト32A、32Bに支持され、プラネタリキャリア23A、23Bは、軸方向内側端部が径方向内側に伸びて車軸10A、10Bにスプライン嵌合され一体回転可能に支持されるとともに、軸受33A、33Bを介して隔壁18A、18Bに支持されている。
リングギヤ24A、24Bは、その内周面が小径の第2ピニオン27A、27Bに噛合されるギヤ部28A、28Bと、ギヤ部28A、28Bより小径でケース11の中間位置で互いに対向配置される小径部29A、29Bと、ギヤ部28A、28Bの軸方向内側端部と小径部29A、29Bの軸方向外側端部を径方向に連結する連結部30A、30Bと
を備えて構成されている。
ギヤ部28A、28Bは、中央ケース11Mの左右分割壁45の内径側端部に形成された第3円筒壁46を挟んで軸方向に対向している。小径部29A、29Bは、その外周面がそれぞれ後述する一方向クラッチ50のインナーレース51とスプライン嵌合し、リングギヤ24A、24Bは一方向クラッチ50のインナーレース51と一体回転するように互いに連結されて構成されている。
なお、図2に示すように、ケース11内には、液状流体としての油が収容されており、ステータ14A、14B、リングギヤ24A、24B、プラネタリギヤ22A、22Bなどが油に一部浸漬して配置されている。
遊星歯車式減速機12B側であって、ケース11を構成する中央ケース11Mの第2円筒壁44とリングギヤ24Bのギヤ部28Bとの間には、リングギヤ24Bに対する制動手段を構成する油圧ブレーキ60が第1ピニオン26Bと径方向でオーバーラップし、第2ピニオン27Bと軸方向でオーバーラップするように配置されている。油圧ブレーキ60は、第2円筒壁44の内周面にスプライン嵌合された複数の固定プレート35と、リングギヤ24Bのギヤ部28Bの外周面にスプライン嵌合された複数の回転プレート36が軸方向に交互に配置され、これらのプレート35,36が環状のピストン37によって締結及び解放操作されるようになっている。ピストン37は、中央ケース11Mの左右分割壁45と第3円筒壁46間に形成された環状のシリンダ室に進退自在に収容されており、さらに第3円筒壁46の外周面に設けられた受け座38に支持される弾性部材39によって、常時、固定プレート35と回転プレート36とを解放する方向に付勢される。
また、さらに詳細には、左右分割壁45とピストン37の間は油が直接導入される作動室Sとされ、作動室Sに導入される油の圧力が弾性部材39の付勢力に勝ると、ピストン37が前進(右動)し、固定プレート35と回転プレート36とが相互に押し付けられて締結することとなる。また、弾性部材39の付勢力が作動室Sに導入される油の圧力に勝ると、ピストン37が後進(左動)し、固定プレート35と回転プレート36とが離間して解放することとなる。なお、油圧ブレーキ60は液状媒体供給装置としての電動オイルポンプ70(図4参照)に接続されている。
この油圧ブレーキ60の場合、固定プレート35がケース11を構成する中央ケース11Mの左右分割壁45から伸びる第2円筒壁44に支持される一方で、回転プレート36がリングギヤ24Bのギヤ部28Bに支持されているため、両プレート35、36がピストン37によって押し付けられると、両プレート35、36間の摩擦締結によってリングギヤ24Bに制動力が作用し固定される。その状態からピストン37による締結が解放されると、リングギヤ24Bの自由な回転が許容される。なお、上述したように、リングギヤ24A、24Bは互いに連結されているため、油圧ブレーキ60が締結することによりリングギヤ24Aにも制動力が作用し固定され、油圧ブレーキ60が解放することによりリングギヤ24Aも自由な回転が許容される。
また、軸方向で対向するリングギヤ24A、24Bの連結部30A、30B間にも空間部が確保され、その空間部内に、リングギヤ24A、24Bに対し一方向の動力のみを伝達し他方向の動力を遮断する一方向クラッチ50が配置されている。一方向クラッチ50は、インナーレース51とアウターレース52との間に多数のスプラグ53を介在させたものであって、そのインナーレース51がスプライン嵌合によりリングギヤ24A、24Bの小径部29A、29Bと一体回転するように構成されている。またアウターレース52は、第3円筒壁46により位置決めされるとともに、回り止めされている。
一方向クラッチ50は、車両3が電動機2A、2Bの動力で前進する際に係合してリングギヤ24A、24Bの回転をロックするように構成されている。より具体的に説明すると、一方向クラッチ50は、電動機2A、2B側の順方向(車両3を前進させる際の回転方向)の回転動力が車輪Wr側に入力されるときに係合状態となるとともに電動機2A、2B側の逆方向の回転動力が車輪Wr側に入力されるときに非係合状態となり、車輪Wr
側の順方向の回転動力が電動機2A、2B側に入力されるときに非係合状態となるとともに車輪Wr側の逆方向の回転動力が電動機2A、2B側に入力されるときに係合状態となる。
このように本実施形態の後輪駆動装置1では、電動機2A、2Bと車輪Wrとの動力伝達経路上に一方向クラッチ50と油圧ブレーキ60とが並列に設けられている。なお、油
圧ブレーキ60は、車両の走行状態や一方向クラッチ50の係合・非係合状態に応じて、オイルポンプ70から供給される油の圧力により、解放状態、弱締結状態、締結状態
に制御される。例えば、車両3が電動機2A、2Bの力行駆動により前進する時(低車速時、中車速時)は、一方向クラッチ50が締結するため動力伝達可能な状態となるが油圧ブレーキ60が弱締結状態に制御されることで、電動機2A、2B側からの順方向の回転動力の入力が一時的に低下して一方向クラッチ50が非係合状態となった場合にも、電動機2A、2B側と車輪Wr側とで動力伝達不能になることが抑制される。また、車両3が
内燃機関4及び/又は電動機5の力行駆動により前進する時(高車速時)は、一方向クラ
ッチ50が非係合となりさらに油圧ブレーキが解放状態に制御されることで、電動機2A、2Bの過回転が防止される。一方、車両3の後進時や回生時には、一方向クラッチ50が非係合となるため油圧ブレーキ60が締結状態に制御されることで、電動機2A、2B側からの逆方向の回転動力が車輪Wr側に出力され、又は車輪Wr側の順方向の回転動力が電動機2A、2B側に入力される。
図5は、車軸10B及びプラネタリギヤ22Bが取り外された中央ケース11Mを図2のIV方向から見た側面図であり、図6(a)〜(c)は、プラネタリギヤ22Bとバッフルプレート47Bを模式的に示す図である。なお、バッフルプレート47Aとバッフルプレート47Bとは、鏡面対称に構成されることから、以下では、バッフルプレート47Bを中心に説明する。
本実施形態のバッフルプレート47Bは、プレート本体84と補助プレート89の2部材から構成されている。プレート本体84は、プラネタリギヤ22Bの回転軸線Oと同芯に配置され、内径がリングギヤ24Bのギヤ部28B(即ち、複数の第2ピニオン27Bの外接円)より大きい環状平板部80と、環状平板部80の前方及び後方の外形に沿って折り曲げ形成された前方及び後方径方向遮蔽部81、82と、前方及び後方径方向遮蔽部81、82間で、環状平板部80から鉛直方向上方に延伸する延伸部83と、を備える。補助プレート89は、前方及び後方径方向遮蔽部81、82と同じ曲率で、前方及び後方径方向遮蔽部81、82に沿うように配置された上方径方向遮蔽部88を備え、プレート本体84の延伸部83に固定される。
そして、バッフルプレート47Bは、延伸部83に設けられた上部取付孔85と、環状平板部80から下方に延出した部分に形成された下部取付孔86とを介して、第2円筒壁44にボルト締結される。
これにより、バッフルプレート47Bは、前方、上方及び後方径方向遮蔽部81、82、88によって、プラネタリギヤ22Bの回転平面上で、プラネタリギヤ22Bの回転軸線Oを含む鉛直平面Hに対して一方側(前方)から他方側(後方)に亘って、プラネタリギヤ22Bの外周部を覆っている。
また、バッフルプレート47Bは、前方径方向遮蔽部81と上方径方向遮蔽部88との間、及び、上方径方向遮蔽部88と後方径方向遮蔽部82との間に、バッフルプレート47Bの径方向内側と外側とを連通する2つの開口部90、91が設けられる。
2つの開口部90、91は、プラネタリギヤ22Bが停止しているときの油の静的油面STよりも鉛直上方に形成される。2つの開口部90、91のうち一方は、鉛直平面Hに対して前方に配置される前方開口部90を構成し、他方は鉛直平面Hに対して後方に配置される後方開口部91を構成する。
これにより、図6に示すように、車両前進時、プラネタリギヤ22Bは矢印Aに示すように公転するともに、矢印Bに示すように自転し、油面から離間したプラネタリギヤ22Bに付着した油が矢印Cに示す方向に主に飛散するとともに、全体として、プラネタリキャリア23Bの公転によるものとプラネタリギヤ22Bの自転によるものとの合計で、矢印Dに示す方向に飛散する。また、車両後進時には、公転方向及び自転方向が矢印A、Bと逆方向となり、プラネタリギヤ22Bに付着した油が矢印C´に示す方向に主に飛散するとともに、全体として、矢印D´に示す方向に飛散する。したがって、プラネタリギヤ22Bの回転方向に依らずに、プラネタリギヤ22Bは、回転しながら掻き上げた油を開口部90、91から効率的に排出することができる。
また、一般的に、車両前進時のプラネタリキャリア23Bの回転速度は、車両後進時のプラネタリキャリア23Bの回転速度より速いので、前進時のほうがプラネタリギヤ22Bがプラネタリキャリア23Bの公転に伴って、後輪駆動装置1の底部に溜まった油から離間してから、油を飛散させるまでの回転角度が大きくなる。このため、図7にも示すように、前方開口部90が後方開口部91よりも鉛直方向下方、即ち、前方開口部90の鉛直方向下方側端部90aが後方開口部91の鉛直方向下方側端部91aよりも鉛直方向下方に配置されるほうが、効率的な排出を行うことができる。
また、本実施形態では、前方開口部90の周方向の長さP1が、後方開口部91の周方向の長さP2よりも長く形成されているので、車両前進時はより効率的に油を排出することができる。
また、2つの開口部90、91には、ブリーザ室41側への油の回り込みを抑制するため、それぞれ開口部90、91の鉛直方向上方側端部90b、91bから径方向外側に延出する前方及び後方蓋部92、93が形成される。
前方及び後方蓋部92、93は、一端92a、93aが開口部90、91と接続され、他端92b、93bは開口部90、91と離間して形成され、また、他端92b、93bは、前方及び後方蓋部92、93が下側を向くように、一端92a、93aよりも鉛直方向下方に配置される。このため、プラネタリギヤ22Bが回転中に、プラネタリギヤ22Bの周面の一点が油に浸漬した状態を経て油から離間するとき、離間後に先に対向する開口部90、91(プラネタリギヤ22Bの回転頂点よりも手前)では、油の飛散方向と蓋部92、93の傾斜方向は交差し、離間後に後に対向する開口部90、91(プラネタリギヤ22Bの回転頂点よりも後側)では、油の飛散方向と蓋部92、93の傾斜方向は平行になる。これにより、それぞれの開口部90、91からの油の排出量を均一にすることができる。
さらに、前方開口部90に形成される前方蓋部92の一端92aから他端92bに向かう方向は、プラネタリギヤ22Bが一方向(前進方向)に回転しているときに、プラネタリギヤ22Bが掻き上げることで飛散する油の飛散方向と略同じである。また、後方開口部91に形成される後方蓋部93の一端93aから他端93bに向かう方向は、プラネタリギヤ22Bが一方向と逆の他方向(後進方向)に回転しているときに、プラネタリギヤ22Bが掻き上げることで飛散する油の飛散方向と略同じである。このため、プラネタリギヤ22Bが回転し、プラネタリギヤ22Bの周面の1点が油から離れ、再度油に浸漬するまでに2つの開口部90、91と対向し、先に対向する開口部90、91の蓋部92、93と、その時のプラネタリギヤ22Bの接線は交差し、後に対向する開口部90、91の蓋部92、93と、その時のプラネタリギヤ22Bの接線は平行になる。これにより、プラネタリギヤ22Bが回転し油を掻き上げたとき、2つの開口部90、91からの油の排出性を調整することで、それぞれの開口部90、91からの排出量を調整することができる。
また、前方及び後方蓋部92、93の一端92a、93aから他端92b、93bまでの長さL1、L2は、開口部90、91の周方向の長さP1、P2よりも長く形成される。このため、開口部90、91を鉛直方向上方から見たときに、開口部90、91は完全に蓋部92、93の影に隠れるので、開口部90、91の上方から垂れてきた油が開口部90、91の内側に入ることを防止することができる。
さらに、前方及び後方蓋部92、93の他端92b、93bは、開口部90、91の鉛直方向下方側端部90a、91aよりも上方に位置しており、プラネタリギヤ22Bの回転中に飛散した油が跳ね返ってくることを防止することができる。
また、2つの開口部90、91には、それぞれ開口部90、91の回転軸線方向一端側から径方向外側に延出する径方向延出部94、95が延伸部83によって形成される。これにより、プラネタリギヤ22Bの回転平面の方向から斜めに飛散した油を受け止めることができ、油の飛散方向を限定して飛散させることができる。
特に、本実施形態では、プラネタリギヤ22Bの外周に形成される歯面96は、プラネタリギヤ22Bの回転方向と直交する方向Vに対して傾斜して形成されている。このため、プラネタリギヤ22Bが回転する際に、プラネタリギヤ22Bによる油の飛散方向T1、T2は、プラネタリギヤ22Bの鉛直方向の頂点で切り替わり、図6(b)に示す車両の後面から見た場合と、図6(c)に示す車両の前面から見た場合とでは、互いに異なる。したがって、径方向延出部94、95は、開口部90、91からバッフルプレート47Bの環状平板部80を越えてブリーザ室41側へ回り込もうとする油を受け止めることができる。
以上説明したように、本実施形態の後輪駆動装置1によれば、バッフルプレート47A、47Bには、該バッフルプレート47A、47Bの径方向内側と外側とを連通する2つの開口部90、91が設けられ、2つの開口部90、91は、プラネタリギヤ22Bが停止しているときの油の静的液面STよりも鉛直上方に形成され、2つの開口部90、91のうち一方は鉛直平面Hに対して一方側に配置され、他方は鉛直平面Hに対して他方側に配置される。このため、プラネタリキャリア23Bの頂点を境に、両側に開口部90、91が形成されるので、プラネタリキャリア23Bの頂点を境に一方側のみに開口部を形成した場合に比べて、プラネタリギヤ22Bの回転方向に依らずに、プラネタリギヤ22Bは、回転しながら、掻き上げた油を開口部90、91から効率的に排出することができる。
また、2つの開口部90、91には、それぞれ開口部90、91の鉛直方向上方側端部90b、91bから径方向外側に延出する蓋部92、93が形成され、蓋部92、93は、一端92a、93aが開口部90、91と接続され、他端92b、93bは開口部90、91と離間して形成され、他端92b、93bは、一端92a、93aよりも鉛直方向下方に配置される。このため、プラネタリギヤ22Bが回転中に、プラネタリギヤ22Bの周面の一点が油に浸漬した状態を経て油から離間するとき、離間後に先に対向する開口部90、91(プラネタリギヤ22Bの回転頂点よりも手前)では、油の飛散方向と蓋部92、93の傾斜方向は交差し、離間後に後に対向する開口部90、91(プラネタリギヤ22Bの回転頂点よりも後側)では、油の飛散方向と蓋部92、93の傾斜方向は平行になる。これにより、それぞれの開口部90、91からの油の排出量を均一にすることができる。
さらに、一方の開口部90、91に形成される蓋部92、93の一端92a、93aから他端92b、93bに向かう方向は、プラネタリギヤ22Bが一方向に回転しているときに、プラネタリギヤ22Bが掻き上げることで飛散する油の飛散方向と同じで、他方の開口部90、91に形成される蓋部92、93の一端92a、93aから他端92b、93bに向かう方向は、プラネタリギヤ22Bが一方向と逆の他方向に回転しているときに、プラネタリギヤ22Bが掻き上げることで飛散する油の飛散方向と同じである。これにより、プラネタリギヤ22Bが回転し、プラネタリギヤ22Bの周面の1点が油から離れ、再度油に浸漬するまでに2つの開口部90、91と対向し、先に対向する開口部90、91の蓋部92、93と、その時のプラネタリギヤ22Bの接線は交差し、後に対向する開口部90、91の蓋部92、93と、その時のプラネタリギヤ22Bの接線は平行になる。これにより、プラネタリギヤ22Bが回転し油を掻き上げたとき、2つの開口部90、91からの油の排出性を調整することで、それぞれの開口部90、91からの排出量を調整することができる。
また、蓋部92、93の一端92a、93aから他端92b、93bまでの長さL1、L2は、開口部90、91の周方向の長さP1、P2よりも長く形成される。これにより、開口部90、91を鉛直方向上方から見たときに、開口部90、91は完全に蓋部92、93の影に隠れるので、開口部90、91の上方から垂れてきた油が開口部90、91の内側に入ることを防止することができる。
加えて、2つの開口部90、91には、それぞれ開口部90、91の回転軸線方向一端側から径方向外側に延出する径方向延出部94、95が、プラネタリギヤ22Bの回転平面と平行に形成される。このため、プラネタリギヤ22Bの回転平面の方向から斜めに飛散した油を受け止めることができ、油の飛散方向を限定して飛散させることができる。
また、プラネタリギヤ22Bの歯面96は、プラネタリギヤ22Bの回転軸線方向と直交する方向Vに対して傾斜して形成されるので、プラネタリギヤ22Bが回転する際に歯面96の傾斜によって油の飛散方向が広がり、広がった飛散方向T1の油を径方向延出部94、95で受け止めることができ、プラネタリギヤ22Bの伝達トルクを向上させながら、油の飛散方向を限定することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
本発明の回転部材としては、遊星歯車機構の場合には、本実施形態のように、ステップドピニオンのリングギヤと噛み合わない側のピニオンに適用される。
また、本発明は、差動運動を行わない、任意の回転部材に対して適用可能である。
また、本実施形態のバッフルプレートは2部材によって構成されているが、これに限定されず、また、形状についても限定されるものでない。
さらに、前輪駆動装置6を内燃機関4を用いずに電動機5を唯一の駆動源とするものでもよい。
また、本発明は、冷却、潤滑に供される液状流体として油を用いたが、他の液体を用いてもよい。
1 後輪駆動装置(車両用駆動装置)
2A 第1電動機
2B 第2電動機
11 ケース
14A、14B ステータ
15A、15B ロータ
22A、22B プラネタリギヤ(回転部材)
47A、47B バッフルプレート(仕切部材)
90、91 開口部
92、93 蓋部
94、95 径方向延出部
96 歯面
H 鉛直平面
O 回転軸線
ST 静的液面

Claims (5)

  1. 液状流体を収容可能なケースと、
    前記液状流体に浸漬して配置され、双方向に回転運動可能な回転部材と、
    前記回転部材の回転平面上で、前記回転部材の回転軸線を含む鉛直平面に対して一方側から他方側に亘って前記回転部材の外周部を覆う仕切部材と、
    を有する車両用駆動装置であって、
    前記仕切部材には、該仕切部材の径方向内側と外側とを連通する2つの開口部が設けられ、
    前記2つの開口部は、前記回転部材が停止しているときの前記液状流体の静的液面よりも鉛直上方に形成され、
    前記2つの開口部のうち一方は前記鉛直平面に対して一方側に配置され、他方は前記鉛直平面に対して他方側に配置され
    前記2つの開口部には、それぞれ前記開口部の鉛直方向上方側端部から径方向外側に延出する蓋部が形成され、
    前記蓋部は、一端が前記開口部と接続され、他端は前記開口部と離間して形成され、
    前記他端は、前記一端よりも鉛直方向下方に配置されることを特徴とする車両用駆動装置。
  2. 前記一方の開口部に形成される前記蓋部の一端から他端に向かう方向は、前記回転部材が一方向に回転しているときに、前記回転部材が掻き上げることで飛散する前記液状流体の飛散方向と同じで、前記他方の開口部に形成される前記蓋部の一端から他端に向かう方向は、前記回転部材が前記一方向と逆の他方向に回転しているときに、前記回転部材が掻き上げることで飛散する前記液状流体の飛散方向と同じであることを特徴とする請求項に記載の車両用駆動装置。
  3. 前記蓋部の一端から他端までの長さは、前記開口部の周方向の長さよりも長く形成されることを特徴とする請求項又はに記載の車両用駆動装置。
  4. 前記2つの開口部には、それぞれ前記開口部の回転軸線方向一端側から径方向外側に延出する径方向延出部が形成されることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の車両用駆動装置。
  5. 前記回転部材は、前記回転部材の外周に歯面が形成される歯車であり、
    前記歯車の歯面は、前記回転部材の回転軸線方向と直交する方向に対して傾斜して形成されることを特徴とする請求項に記載の車両用駆動装置。
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