JP2005299735A - 動作制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回転部材間の差動回転に応じて動作する流体アクチュエータの制御を容易に行うことを可能とする。
【解決手段】 トルク伝達を行う回転軸11及びドライブピニオンシャフト17と、回転軸11及びドライブピニオンシャフト17間の差動回転に応じて作動オイルの圧力を生じさせるポンプ部23と、作動オイルの圧力に応じて動作する加圧ピストンシリンダ装置24と、加圧ピストンシリンダ装置24を動作させる圧力を制御するための圧力制御回路27と、加圧ピストンシリンダ装置24に応じて動作するクラッチ部21とを備え、加圧ピストンシリンダ装置24及び圧力制御回路27をキャリアカバー7側に設けたことを特徴とする。
【選択図】 図2



Description

本発明は、自動車のトルク伝達状態等を変化させる動作制御装置に関する。
従来の動作制御装置の一例として、例えば図7の断面図で示すトルク伝達装置がある。
図7のように、トルク伝達装置201は、回転軸203、205間に摩擦クラッチ207と油圧ポンプ209とを備えている。回転軸205側には、ドラム211が固定され、該ドラム211にピストン213が支持されている。ドラム211とピストン213との間には、ピストン室215が設けられている。
前記回転軸203,205が差動回転すると油圧ポンプ209が働き、オイル溜部217からオイルを吸い込み、ピストン室215へ圧送する。このオイルの圧送によりピストン213が移動し、摩擦クラッチ207が締結される。
従って、摩擦クラッチ207を、回転軸203、205間の差動回転に応じて締結することができる。
しかし、上記構造では流体アクチュエータであるピストン213及びピストン室215が、回転軸205の回転側に設けられているため、圧力制御回路により自在な制御を行うことが困難になるという問題があった。すなわち、圧力制御回路により自在な制御を行う場合、制御のためのコントロールバルブや電気制御用のコントローラが固定側に設けられるため、回転側のピストン室215の圧力調整に困難を伴なうか、固定側と回転側との間でのオイル流通のための構造が複雑になる恐れがある。
特開昭63−301130号公報
解決しようとする問題点は、差動回転に応じて作動流体の圧力を生じさせる回転側の流体アクチュエータの圧力調整に困難を伴ない、構造が複雑になる点である。
本発明は、回転部材間の差動回転に応じて生じる作動流体の圧力で動作する流体アクチュエータの制御を容易に行うため、流体アクチュエータ及び圧力制御回路を固定側に設けたことを最も主要な特徴とする。
本発明の動作制御装置は、流体アクチュエータ及び圧力制御回路を固定側に設けたため、圧力制御回路と流体アクチュエータとの間の作動流体の流通を固定側で行うことができる。このため、圧力制御回路により流体アクチュエータの圧力制御を容易に行うことができると共に、構造を簡単にすることができる。
前記ポンプ部が、前記第1,第2回転部材の一方側に形成された周回状の凹凸部及び同他方側に支持されて凹凸部に接し凹凸部との相対回転により前記第1,第2回転部材の回転半径方向に往復動作して作動流体の圧送を行う往復体を備え、前記第1,第2回転部材の他方側に、前記ポンプ部が前記回転半径方向の内側へ吐出した作動流体を前記固定側の圧力制御回路へ導く通路を設けた場合は、ポンプ部が吐出する作動流体を一端、固定側の圧力制御回路に導き、固定側の圧力制御回路により固定側の流体アクチュエータへ送る作動流体の圧力を調整することができる。このため、流体アクチュエータの圧力制御を固定側で行うことができ、制御を容易に行うことができると共に構造を簡単にすることができる。
前記ポンプ部が、前記第1,第2回転部材の一方側に形成された周回状の凹凸部及び同他方側に支持されて凹凸部に接し凹凸部との相対回転により前記第1,第2回転部材の回転半径方向に往復動作して前記作動流体の圧力を生じさせる往復体を備え、前記固定側に、前記ポンプ部が前記回転半径方向の外側へ吐出した作動流体を前記固定側の流体アクチュエータへ直接的に導く通路を設けた場合は、ポンプ部が吐出する作動流体を固定側の流体アクチュエータへ直接的に導き、ポンプ部による作動流体の圧力を効率よく作用させることができる。
前記作動流体を作動流体溜部から吸い込む吸入予備室を設け、前記ポンプ部は、前記吸入予備室から前記作動流体を吸入する場合は、吸入予備室からポンプ部に作動流体を確実に吸い込むことができる。
前記第1,第2回転部材間に、前記作動流体を作動流体溜部から吸い込む吸入予備室を設け、前記ポンプ部は、前記吸入予備室から前記作動流体を吸入する場合は、吸入予備室からポンプ部に作動流体を確実に吸い込むことができると共に、第1,第2回転部材を利用して吸入予備室を容易に形成することができる。
前記第1,第2回転部材の一方の外周囲に、前記作動流体を作動流体溜部から吸い込み案内する螺旋溝及び該螺旋溝に連通して前記作動流体を吸い込む吸入予備室を設け、前記ポンプ部が、前記吸入予備室から前記作動流体を吸入する場合は、第1,第2回転部材の外周にワイゼルベルグエフェクトにより巻き付く作動流体を螺旋溝により吸入予備室へ導き、該吸入予備室からポンプ部に作動流体を確実に吸い込むことができる。
前記動作部が、一対の回転部材間のトルク伝達状態を変化させるクラッチ部である場合は、一対の回転部材間の差動回転に応じてトルク伝達状態を変化させることができると共に、クラッチ部の外部制御も簡単な構造により容易に行うことができる。
前記動作部が、変速ギヤの変速状態を切り替える切替機構部又は継続的に変速状態を変化させることが可能な無段変速装置の変速状態を切り替える切替機構部である場合は、一対の回転部材間の差動回転に応じて切替機構部を変化させることができると共に、切替機構部の外部制御も簡単な構造により容易に行うことができる。
前記クラッチ部が、四輪駆動車の二輪駆動状態と四輪駆動状態とに渡ってトルク伝達状態を制御する場合は、入力回転に応じて二輪駆動状態と四輪駆動状態とに渡る駆動状態を確実に制御することができる。
前記クラッチ部が、四輪駆動車の被駆動側のデファレンシャル装置への入力側又はトランスファの出力側に設けられた場合は、入力回転に応じて後輪側への伝達トルクを制御し、二輪駆動状態と四輪駆動状態とに渡る駆動状態を確実に制御することができる。
前記クラッチ部が、四輪駆動車のデファレンシャル装置に設けられ左右アクスルシャフトへのトルク伝達状態を変化させる場合は、左右差動回転に応じて左右輪側への伝達トルクを制御することができると共に、クラッチ部の外部制御も簡単な構造により容易に行うことができる。
回転部材間の差動回転に応じて動作する流体アクチュエータの制御を行うという目的を簡単な構造で実現した。
図1、図2は本発明の実施例1に係り、図1は動作制御装置の一例であるトルク伝達装置の配置を示す四輪駆動車のスケルトン平面図、図2はトルク伝達装置の取付状態を示す縦断面図である。
図1のように、トルク伝達装置1は、横置きフロントエンジンフロントドライブベース(FFベース)のパートタイム四輪駆動車(オンデマンド式の四輪駆動車とも称する。)のリヤデファレンシャル装置3とプロペラシャフト5との間に配置されている。前記トルク伝達装置1は、キャリアカバー7内に配置されている。キャリアカバー7は、キャリア本体であるデフキャリア9と共にキャリアを構成し、該デフキャリア9にボルト等によって着脱自在に取り付けられている。リヤデファレンシャル装置3は、常時駆動力が伝達される後述するフロントデファレンシャル装置に対して被駆動側のデファレンシャル装置である
前記トルク伝達装置1は、一端側の回転軸11が前記キャリアカバー7の一端支持部13から突出し、等速ジョイント15に結合されると共に、他端側のドライブピニオンシャフト17がリヤデファレンシャル装置3に連動連結されている。本実施例において、回転軸11及びドライブピニオンシャフト17は、トルク伝達装置1の一対の第1,第2回転部材を構成している。前記ドライブピニオンシャフト17は、ドライブピニオンギヤ19を備えている。
前記トルク伝達装置1は、前記回転軸11及びドライブピニオンシャフト17の他に、動作部であるクラッチ部21と、ポンプ部23と、流体アクチュエータである加圧ピストンシリンダ装置24と、圧力制御回路27とを備えている。
前記クラッチ部21は、前記加圧ピストンシリンダ装置24の動作に応じて締結され回転軸11及びドライブピニオンシャフト17間のトルク伝達状態を変化させる。
前記ポンプ部23は、前記第1回転部材である回転軸11及び第2回転部材であるドライブピニオンシャフト17間の差動回転に応じて作動流体、例えばトランスミッションオイル(作動オイル)の圧力を生じさせる。ポンプ部23の吸込口側には、オイル溜部25が接続され、回転軸11の入力回転に応じて前記オイル溜部25から作動オイルを吸い込む。
前記ポンプ部23の吐出口側は、圧力制御回路27のコントロールバルブ29に接続されている。コントロールバルブ29は、ポンプ部23からの作動オイルを前記加圧ピストンシリンダ装置24と前記オイル溜部25とに対し連通度合いを調整することができる。従って、コントロールバルブ29は、オイル溜部25側へ戻す作動オイル量を調整することで前記加圧ピストンシリンダ装置24へ送る作動オイルの圧力を調整する。すなわち、圧力制御回路27は、流体アクチュエータである加圧ピストンシリンダ装置24を動作させる圧力を制御する。
前記コントロールバルブ29の制御は、コントローラ31によって行われる。コントローラ31は、マイクロコンピュータ等によって構成され、各種センサ33からの検出信号を入力する。コントローラ31は、各種センサ33からの信号により車輌の走行条件に応じてコントロールバルブ29を制御することができる。各種センサ33としては、車速センサ、操舵角センサ、前後輪回転数センサ、油温センサ等がある。
前記リヤデファレンシャル装置3は、前記デフキャリア9に回転自在に支持されている。リヤデファレンシャル装置3のリングギヤ35は、前記ドライブピニオンギヤ19に噛み合っている。リヤデファレンシャル装置3は、左右のアクスルシャフト37,39を介して左右の後輪41,43に連動連結されている。
前記回転軸11は、前記等速ジョイント15、プロペラシャフト5、等速ジョイント45を介して、トランスファ46の出力軸47に連動連結されている。出力軸47には、トランスファ46内において傘歯車49が設けられている。傘歯車49は,傘歯車51、伝動軸53、平歯車55,57に連動構成され、平歯車57はフロントデファレンシャル装置59のデフケース61に連動構成されている。
前記フロントデファレンシャル装置59のリングギヤ63には、内燃機関としてのエンジン65の出力がトランスミッション67を介して入力されるようになっている。前記フロントデファレンシャル装置59は、左右のアクスルシャフト69,71を介して、左右の前輪73,75に連動連結されている。
従って、エンジン65の出力トルクはトランスミッション67からフロントデファレンシャル装置59のリングギヤ63に伝達され、フロントデファレンシャル装置59から左右のアクスルシャフト69,71を介して、左右の前輪73,75に伝達される。また、フロントデファレンシャル装置59のデフケース61からトランスファ46の平歯車57,55、伝導軸53、傘歯車51,49、出力軸47を介して、プロペラシャフト5へトルク伝達が行われる。プロペラシャフトからは、トルク伝達装置1の回転軸11にトルク伝達が行われる。
前記トルク伝達装置1では、回転軸11及びドライブピニオンシャフト17間の差動回転によりポンプ部23が働き、オイル溜部25からコントロールバルブ29へ作動オイルが圧送される。コントロールバルブ29からはオイル溜部25へ戻す作動オイル量を調整しながら加圧ピストンシリンダ装置24側へ作動オイルを圧送する。
前記クラッチ部21は、加圧ピストンシリンダ装置24の動作に応じて締結されトルク伝達状態に制御されると回転軸11からドライブピニオンシャフト17、左右後輪41,43へとトルクを伝達する。従って、左右の前輪73,75、左右の後輪41,43によって四輪駆動状態で走行することができる。
前記加圧ピストンシリンダ装置24への作動オイルの圧送が行われずクラッチ部21が締結されずにトルク伝達装置1がトルク遮断状態となっているとき、前記回転軸11からドライブピニオンシャフト17へのトルク伝達は遮断され、左右の後輪41,43へトルクは伝達されない。従って、左右の前輪73,75へのトルク伝達によって二輪駆動状態での走行を行うことができる。
図2のように、前記トルク伝達装置1のクラッチ部21は、クラッチ外筒77とクラッチハブ79とを備えている。クラッチ外筒77は、その内周側に縦壁部81を一体に備えている。縦壁部81の中間部には、連係支持部82が周回状に設けられている。縦壁部81の内周縁には、内周ボス部83が一体に設けられている。内周ボス部83は、ドライブピニオンシャフト17の端部にスプライン結合されている。
前記クラッチハブ79は、前記回転軸11の一端に一体に設けられている。クラッチハブ79の先端は、前記クラッチ外筒77の連係支持部82にニードルベアリング84を介して相対回転自在に連れ持ち支持されている。この連れ持ち支持により、クラッチ外筒77及びクラッチハブ79間の確実な支持を行うことができ、がたつき無く、振動発生等抑制することができる。
前記クラッチ外筒77及びクラッチハブ79間には、摩擦多板クラッチ87が設けられている。摩擦多板クラッチ87は、アウタープレートが前記クラッチ外筒77にスプライン係合しインナープレートが前記クラッチハブ79にスプライン係合している。従って、摩擦多板クラッチ87の摩擦係合により、クラッチ外筒77及びクラッチハブ79間のトルク伝達を行うことができる。
前記クラッチ外筒77及びクラッチハブ79間の端部には、押圧プレート89が対向配置されている。前記押圧プレート89は、図3の要部拡大断面図をも参照すると、外周のスプライン88が前記クラッチ外筒77内周のインナースプライン90にスプライン係合している。従って、押圧プレート89は、クラッチ外筒77に回転方向に係合し、回転軸心に沿った方向に移動して摩擦多板クラッチ87を締結できるようになっている。
前記押圧プレート89の内周縁に、カム筒91が一体に設けられている。カム筒91の内周面には、周回状の凹凸部としてポンプ部23のポンプカム93が設けられている。従って、第1,第2回転部材の一方であるドライブピニオンシャフト17側にポンプカム93が周回状に形成された構成となっている。
前記ポンプ部23は、前記ポンプカム93の他に往復体であるポンプピストン95を備えている。ポンプピストン95は、第1,第2回転部材の他方側である回転軸11側に支持されている。ポンプピストン95は前記ポンプカム93に接しポンプカム93との相対回転により前記回転軸11の回転半径方向に往復動作して作動流体である作動オイルの圧力を生じさせる。
具体的には、前記回転軸11に、前記クラッチハブ79の基部側で支持壁97が一体に設けられている。支持壁97には、回転半径方向に沿ったポンプシリンダ99が貫通して設けられている。ポンプシリンダ99は、支持壁97に周方向所定間隔で複数設けられ、各ポンプシリンダ99に吸入口101が設けられている。吸入口101は、キャリアハウジング7内の空間102に開口している。
前記各ポンプシリンダ99にそれぞれ前記ポンプピストン95が往復動可能に支持されている。前記ポンプシリンダ99内には、ポンプスプリング103が設けられている。ポンプスプリング103は、ポンプシリンダ99内のばね受け105とポンプピストン95との間に介設されている。ポンプスプリング99の付勢力によりポンプピストン95の先端が前記ポンプカム93に当接している。前記ばね受け105は、スナップリング107によって位置決められている。ポンプシリンダ99の端部には吐出口109が設けられている。吐出口109には、ポンプバルブ111が設けられている。ポンプバルブ111は、ポンプピストン95の往復動により発生する吐出圧により外周部の一部が回転半径方向の内側へ撓むことにより開く。
前記ポンプ部23の内周側、すなわち回転軸心側には、第1,第2回転部材の他方側である回転軸11に通路113が設けられている。通路113は、前記ポンプ部23が回転半径方向の内側へ吐出した作動オイルを前記固定側の圧力制御回路27へ導く。通路113は、空洞部115と軸穴117と半径方向穴119とからなっている。空洞部115は、回転軸11の端部でポンプ部23の内周側に設けられ、前記吐出口109に連通している。空洞部115は、回転軸11の端部に螺合して取り付けられた閉止部材121によって閉じられている。軸穴117は、回転軸11の軸芯部に設けられ、空洞部115と半径方向穴119とを連通させる。半径方向穴119は、回転軸11の外周面に至っている。半径方向穴119は、回転軸11の外周面で前記固定側の圧力制御回路27に連通している。
前記加圧ピストンシリンダ装置24及び圧力制御回路27は、固定側であるキャリアカバー7及び車体側に設けられている。
前記加圧ピストンシリンダ装置24は、加圧シリンダ123と加圧ピストン125とからなっている。加圧シリンダ123は、前記押圧プレート89に対応して前記キャリアカバー7に周回状に設けられている。加圧ピストン125は、前記加圧シリンダ123に嵌合して配置され、加圧ピストン125及び加圧シリンダ123間に圧力室127が形成されている。加圧ピストン125と前記押圧プレート89との間には、スラストベアリング129が介設されている。
前記圧力制御回路27は、周溝部131を備えている。周溝部131は、前記キャリアカバー7に設けられている。具体的には、キャリアカバー7には、縮径部133が設けられている。縮径部133は、リブ134によって補強されている。縮径部133は、前記通路113の半径方向穴119に対応して設けられている。縮径部133の内周面に、前記周溝部131が設けられている。周溝部131は半径方向穴119に連通している。周溝部131の両側には、縮径部133側にオイルシール135が設けられ、回転軸11の外周面に当接している。
前記圧力制御回路27のコントロールバルブ29は、前記加圧ピストンシリンダ装置24の圧力室127及び周溝部131に連通すると共に、キャリアカバー7内に形成されたオイル溜部25に連通している。オイル溜部25は、前記ポンプ部23の吸入口101側の空間102に連通している。オイル溜部25内には、例えばキャリアハウジング7内の容積の60〜70%の充填率で作動オイルが封入されている。但し、作動オイルの充填率は任意である。
前記回転軸11は、前記キャリアカバー7の支持部13にボールベアリング137によって回転自在に支持されている。回転軸11の外端部には、結合フランジ139がスプライン係合している。結合フランジ139は、ナット141によって回転軸11に締結され、抜け止めが行われている。結合フランジ139とキャリアカバー7との間に、シール143が設けられている。結合フランジ139は、前記等速ジョイント15に結合される。
前記ドライブピニオンシャフト17は、一対のテーパーローラを有するユニットベアリング145によってデフキャリア9の軸受ハウジング148に回転自在に支持されている。ユニットベアリング145は、ドライブピニオンシャフト17に螺合するナット147で締結されている。この締結によって、ユニットベアリング145にプリロード(予圧)が付与されている。
次に作用を説明する。
通常走行時、前記回転軸11及びドライブピニオンシャフト17間に差動回転がないと、ポンプ部23のポンプピストン95側とポンプカム93側とは一体的に回転するため、ポンプ部23は働かず、作動オイルの圧力は発生しない。従って、自動車は前記のように前輪73,75による二輪駆動状態で走行することができる。
悪路走行等において、前輪73,75がスリップ等するとエンジン65からフロントデファレンシャル装置59、トランスファ46、プロペラシャフト5、回転軸11へと伝達されるトルクにより回転軸11及びドライブピニオンシャフト17間で差動回転が生じる。この差動回転により回転軸11側のポンプピストン95とドライブピニオンシャフト17側のポンプカム93とが相対回転する。この相対回転によりポンプピストン95がポンプカム93の山部と谷部との間で往復動作する。この往復動作によって、オイル溜部25内の作動オイルが空間102を介して吸入口101から吸い込まれる。吸い込まれた作動オイルは、前記ポンプシリンダ99内の圧力によりポンプバルブ111が開かれることで吐出口109から空洞部115内へ吐出される。
前記空洞部115内へ吐出された作動オイルは、軸穴117、半径方向穴119を通ってキャリアケース7側の周溝部131に至る。周溝部131からは、コントロールバルブ29に作動オイルが送られ、コントロールバルブ29から前記加圧ピストンシリンダ装置24の圧力室127へ供給される。この圧力室127へ供給される作動オイルの圧力は、前記コントロールバルブ29からオイル溜部25へ作動オイルが一部戻されることにより調整される。
前記圧力室127への作動オイルの圧送によって、加圧ピストン125が移動し、押圧プレート89がスラストベアリング129を介して押圧力を受ける。この押圧力によって押圧プレート89が移動し、摩擦多板クラッチ87がクラッチ外筒77との間で締結される。
前記摩擦多板クラッチ87の締結によって、回転軸11に伝達されたトルクは、クラッチハブ79から摩擦多板クラッチ87を介してクラッチ外筒77に伝達される。クラッチ外筒77からは、ドライブピニオンシャフト17へトルク伝達が行われる。
従って、前記のように、前輪73,75、後輪41,43による四輪駆動状態となり、後輪41,43へトルク伝達を行うことにより前輪73,75がスリップ状態になる悪路走行等での走破性を向上することができる。
高速旋回走行時は、コントローラ31によりコントロールバルブ29が制御され、ポンプ部23からの作動オイルがオイル溜部25へより多く戻され、圧力室127の圧力が減少し、摩擦多板クラッチ87の締結力が小さくなるか、殆ど零となる。こうして高速旋回走行時は、回転軸11及びドライブピニオンシャフト17間に差動回転があっても回転軸11からドライブピニオンシャフト17へのトルク伝達は僅かであるか或いは行われず、前輪73,75での二輪駆動走行となり、安定した高速旋回走行を行うことができる。
低速走行と高速走行との中間速においても、コントロールバルブ29の圧力制御により、走行状態に応じた的確な四輪駆動を行わせることができる。
低速時、前記のように高い圧力によって摩擦多板クラッチ87が締結されているときでも、前輪73,75がスリップせずに低速旋回走行を行っているときには、車速センサと操舵角センサとの信号によりコントロールバルブ29を切り替えて圧力室127の圧力をオイル溜部25側へ逃がし、摩擦多板クラッチ87の締結を解除することができる。この摩擦多板クラッチ87の締結解除によって、いわゆるタイトコーナーブレーキング現象を解消し、低速旋回走行を円滑に行わせることができる。
また、コントローラ31は、キャリアカバー7内の作動オイルの油温を検出する油温センサの信号により、その油温に応じてコントロールバルブ29を切り替え、或いは開度を調整し、圧力室127への圧送状態を変更することができる。この調整によって、油温に応じた作動オイルの圧送を行い、回転軸11の回転速度に応じた摩擦多板クラッチ87の締結制御をより確実に行うことができる。
以上、本発明の実施例1では、加圧ピストンシリンダ装置24及び圧力制御回路27を固定側のキャリアカバー7側に設けたため、圧力制御回路27と加圧ピストンシリンダ装置24との間の作動オイルの流通をキャリアカバー7側で行うことができる。このため、回転軸11及びドライブピニオンシャフト17間の差動回転に応じてトルク伝達状態を変化させることができると共に、圧力制御回路27により加圧ピストンシリンダ装置24の外部からの圧力制御を容易に行うことができると共に、構造を簡単にすることができる。
また、前記ポンプ部23が吐出する作動オイルを、一端キャリアカバー7側の圧力制御回路27に導き、キャリアカバー7側の圧力制御回路27によりキャリアカバー7側の加圧ピストンシリンダ装置24へ送る作動オイルを調整することができる。このため、加圧ピストンシリンダ装置24の制御を容易に行うことができると共に、構造を簡単にすることができる。
図4は、本発明の実施例2に係り、トルク伝達装置1Aの取付状態を示す縦断面図である。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、対応する構成部分には同符号又は同符号にAを付して説明する。
本実施例では、ポンプ部23Aのポンプカム93Aが、第1,第2回転部材の一方であるドライブピニオンシャフト17側に形成され、ポンプ部23Aが回転半径方向の外側へ作動オイルを吐出する構成となっている。
具体的には、前記ドライブピニオンシャフト17側のクラッチ外筒77Aには、中空軸部149が一体に設けられている。中空軸部149の端部には小径部151が設けられている。小径部151の軸心部には、潤滑孔153が貫通形成されている。小径部151の外周面に、ポンプカム93Aが設けられている。小径部151は、回転軸11Aの端部に設けられた軸穴155にニードルベアリング157を介して相対回転自在に連れ持ち支持されている。この連れ持ち支持により、回転軸11A及びドライブピニオンシャフト17側間の確実な支持を行うことができ、がたつき無く、振動発生等抑制することができる。
前記ポンプ部23Aは、クラッチハブ79Aに連続形成された周壁部159に設けられている。
前記キャリアカバー7A側には、周溝部131Aが設けられ、周溝部131Aは、ポンプ部23Aの外周に位置している。キャリアカバー7Aには、貫通孔161が設けられている。貫通孔161は、周溝部131Aを加圧ピストンシリンダ装置24の圧力室127に連通させている。周溝部131A及び貫通孔161は、ポンプ部23Aが回転半径方向の外側へ吐出した作動オイルをキャリアカバー7側の加圧ピストンシリンダ装置24へ直接的に導く通路を構成している。前記周溝部131Aの両側には、オイルシール135Aが設けられ、回転軸11A側の周壁部159外周面に当接している。
前記回転軸11A側の支持壁97Aは、オイル溜部材163が取り付けられ、吸入予備室165が区画形成されている。オイル溜部材163には、下部側にオイル導入口167が設けられ、オイル導入口167は、オイル溜部25A内に開口している。吸入予備室165は、ポンプ部23Aの吸入口101Aに連通している。
本実施例では、回転軸11A及びドライブピニオンシャフト17間の差動回転によりポンプピストン95がポンプカム93Aに対して往復動作し、ポンプ部23Aが吸入予備室165内の作動オイルを吸入して圧力室127内へ供給する。コントロールバルブ29は、コントローラ31の制御により圧力室127内の作動オイルをオイル溜部25Aに適宜戻し、圧力室127の圧力を調整する。
前記吸入予備室165内へは、ポンプ部23Aの作動時にオイル導入口167からオイル溜部25A内の作動オイルが導入されており、常時ある程度の作動オイルが溜まっている。従って、ポンプ部23Aによる作動オイルの吸入を確実に行わせることができる。
また、キャリアカバー7A内のオイルは、ドライブピニオンシャフト17とクラッチ外筒77Aとの間のスプライン係合部、中空軸部149内部、潤滑孔153、軸穴155、ニードルベアリング157,ポンプピストン95及びポンプカム93A、中空軸部149及びクラッチハブ79A間、ニードルベアリング84、摩擦多板クラッチ87,押圧プレート89Aを順次潤滑して循環するから、各部の潤滑を的確に行うことができる。
こうして、本実施例でも実施例1同様の作用効果を奏することができる。また、本実施例では、ポンプ部23Aが吐出する作動オイルをキャリアカバー7側の加圧ピストンシリンダ装置24Aへ直接的に導き、ポンプ部23Aの圧力を効率よく作用させることができる。従って、クラッチ部21Aの締結レスポンスを向上させることができる。
図5は、本発明の実施例3に係り、トルク伝達装置1Bの取付状態を示す縦断面図である。なお、基本的な構成は実施例2と同様であり、対応する構成部分には同符号又は同符号にBを付して説明する。
本実施例では、クラッチ外筒77Bと一体の中空軸部149Bの軸心部をドライブピニオンシャフト17Bが貫通している。ドライブピニオンシャフト17Bの端部側に、スナップリング169が取り付けられ、ドライブピニオンシャフト17Bに対しスナップリング169及びナット147間で中空軸部149Bが位置決められている。
前記ドライブピニオンシャフト17Bの端部には、小径部171が設けられ、回転軸11B側の軸穴155Bにニードルベアリング157により回転自在に支持されている。
クラッチハブ79Bと中空軸部149Bとの間には、吸入予備室165Bが形成されている。ポンプ部23Bの吸入口101Bは、吸入予備室165Bに連通している。クラッチ外筒77Bの縦壁部81Bには、貫通孔173が形成されている。貫通孔173は、吸入予備室165Bとクラッチ部21B周囲の空間177とを連通している。キャリアカバー7Bの底部側には連通路175が設けられている。連通路175は、オイル溜部25Bと空間177とを連通している。
本実施例では、回転軸11B及びドライブピニオンシャフト17B間の差動回転によりポンプピストン95がポンプカム93Aに対して往復動作し、吸入予備室165B内の作動オイルを吸入して圧力室127内へ作動オイルを供給する。コントロールバルブ29は、コントローラ31の制御により圧力室127内の作動オイルをオイル溜部25Aに適宜戻し、圧力室127内の圧力を調整する。
前記吸入予備室165B内へは、ポンプ部23Bの作動時にオイル溜部25Bから連通路175、空間177、及び貫通孔173を介して作動オイルが導入され、常時作動オイルが溜まっている。従って、ポンプ部23Bによる作動オイルの吸入を確実に行わせることができる。
こうして、本実施例でも実施例1又は2同様の作用効果を奏することができる。また、本実施例では、ポンプ部23Bが吸入予備室165Bから吸入して吐出する作動オイルをキャリアカバー7B側の加圧ピストンシリンダ装置24Bへ直接的に導くことができ、ポンプ部23Bの圧力をより効率よく作用させることができる。回転軸11B及びドライブピニオンシャフト17B側間を利用して吸入予備室165Bを容易に形成することができる。
図6は、本発明の実施例4に係り、トルク伝達装置1Cの取付状態を示す縦断面図である。なお、基本的な構成は実施例3と同様であり、対応する構成部分には同符号又は同符号にCを付して説明する。
本実施例では、第1,第2回転部材の一方である回転軸11Cの外周囲に、螺旋溝177及び吸入予備室165Cを設けた。螺旋溝177は、前記キャリアカバー7C側のオイル溜部25Cから作動オイルを吸い込み案内する。吸入予備室165Cは、螺旋溝177に連通して螺旋溝177から作動オイルを吸い込む。
前記螺旋溝177及び吸入予備室165Cは、ガイド部材179によって回転軸11Cの外周囲に形成されている。ガイド部材179は、螺旋部181とテーパ部183と筒部185とからなっている。螺旋部181は、樹脂又は金属で形成され、回転軸11Cとの間に前記螺旋溝177を形成する。テーパ部183は、螺旋部181と共に樹脂又は金属で一体に形成され、螺旋溝177から筒部185へ作動オイルを案内する。筒部185は、内周側部がテーパ部183と一体の樹脂又は金属で形成され、外周側部が金属で形成されて内周側と外周側とが一体的に結合されている。筒部185の外周面は、前記キャアリアカバー7Cの内周面に嵌合して取り付けられ、回転軸11Cの支持壁97Cとの間に前記吸入予備室165Cを形成している。ガイド部材179は、スナップリング187によりキャリアカバー7Cに位置決められている。
本実施例では、回転軸11Cの回転時に、オイル溜部25C内の作動オイルがワイゼルベルグエフェクトにより回転軸11Cに巻き付くと、螺旋溝177に沿って作動オイルがガイドされ、テーパ部183を通り吸入予備室165Cに至る。吸入予備室165Cからは、吸入口101Cを介してポンプ部23Cに作動オイルを円滑に吸い込むことができる。
従って、本実施例でも、実施例3とほぼ同様な作用効果を奏することができる。また、本実施例では、回転軸11Cの外周にワイゼルベルグエフェクトにより巻き付く作動オイルを螺旋溝177により吸入予備室165Cへ導くため、ワイゼルベルグエフェクトを効果的に利用することができ、吸入予備室165Cからポンプ部23Cに作動オイルを確実に吸い込むことができる。
なお、前記各実施例のトルク伝達装置は、四輪駆動車の被駆動側となるフロントデファレンシャル装置への入力側に設けることもできる。この場合は、入力回転に応じて前輪側への伝達トルクを制御し、二輪駆動状態と四輪駆動状態とに渡る駆動状態を確実に制御することができる。
前記各実施例のトルク伝達装置は、四輪駆動車のデファレンシャル装置に設けることもできる。この場合は、左右アクスルシャフトへのトルク伝達状態を変化させ、左右差動回転に応じて左右輪側への伝達トルクを制御することができると共に、クラッチ部の外部制御も簡単な構造により容易に行うことができる。
さらに、前記各実施例のトルク伝達装置は、図1においてトランスファ46の出力軸47にトルク伝達装置1Dとして設けることも可能である。
前記各実施例では、動作制御装置の動作部を自動車のクラッチ部として設けたが、例えば変速ギヤの変速状態を切り替える切替機構部、又は、例えば金属ベ
ルトやトロイダルを用いて継続的に変速状態を変化させることが可能な無段変速装置の変速状態を切り替える切替機構部として設けることも可能である。
なお、上述した各実施例のポンプ部は、ラジアルピストンポンプを用いた構造を示したが、アキシャルピストンポンプ(一方側の回転部材側に設けた軸方向に面する円周状の凹凸部に、他方側の回転部材に軸方向に向けて周方向に複数配置されたピストンが接して作動流体の圧力を生じさせるポンプ)であっても良い。
四輪駆動車のスケルトン平面図である(実施例1)。 トルク伝達装置の取付状態を示す縦断面図である(実施例1)。 要部の拡大断面図である(実施例1)。 トルク伝達装置の取付状態を示す縦断面図である(実施例2)。 トルク伝達装置の取付状態を示す縦断面図である(実施例3)。 トルク伝達装置の取付状態を示す縦断面図である(実施例4)。 トルク伝達装置の取付状態を示す縦断面図である(従来例)。
符号の説明
1,1B,1C,1D トルク伝達装置(動作制御装置)
11,11A,11B,11C 回転軸(第1回転部材)
17,17B,17C ドライブピニオンシャフト(第2回転部材)
21,21A,21B,21C クラッチ部(動作部)
23,23A,23B,23C ポンプ部
24,24A,24B,24C 加圧ピストンシリンダ装置(流体アクチュエータ)
27,27A,27B,27C 圧力制御回路
93,93A,93B,93C ポンプカム(凹凸部)
95 ポンプピストン(往復体)
165,165B,165C 吸入予備室

Claims (10)

  1. トルク伝達を行う第1,第2回転部材と、
    前記第1,第2回転部材間の差動回転に応じて作動流体の圧力を生じさせるポンプ部と、
    前記作動流体の圧力に応じて動作する流体アクチュエータと、
    前記流体アクチュエータを動作させる圧力を制御するための圧力制御回路と、
    前記流体アクチュエータに応じて動作する動作部とを備え、
    前記流体アクチュエータ及び制御回路を固定側に設けたことを特徴とする動作制御装置。
  2. 請求項1記載の動作制御装置であって、
    前記ポンプ部は、前記第1,第2回転部材の一方側に形成された周回状の凹凸部及び同他方側に支持されて凹凸部に接し凹凸部との相対回転により前記第1,第2回転部材の回転半径方向に往復動作して前記作動流体の圧力を生じさせる往復体を備え、
    前記第1,第2回転部材の他方側に、前記ポンプ部から吐出された作動流体を回転半径方向の内側から前記固定側の制御回路へ導く通路を設けたことを特徴とする動作制御装置。
  3. 請求項1記載の動作制御装置であって、
    前記ポンプ部は、前記第1,第2回転部材の一方側に形成された周回状の凹凸部及び同他方側に支持されて凹凸部に接し凹凸部との相対回転により前記第1,第2回転部材の回転半径方向に往復動作して前記作動流体の圧力を生じさせる往復体を備え、
    前記固定側に、前記ポンプ部から吐出された作動流体を回転半径方向の外側から前記固定側の流体アクチュエータへ直接的に導く通路を設けたことを特徴とする動作制御装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の動作制御装置であって、
    前記作動流体を作動流体溜部から吸い込む吸入予備室を設け、
    前記ポンプ部は、前記吸入予備室から前記作動流体を吸入することを特徴とする動作制御装置。
  5. 請求項1〜3の何れかに記載の動作制御装置であって、
    前記第1,第2回転部材間に、前記作動流体を作動流体溜部から吸い込む吸入予備室を設け、
    前記ポンプ部は、前記吸入予備室から前記作動流体を吸入することを特徴とする動作制御装置。
  6. 請求項1〜3の何れかに記載の動作制御装置であって、
    前記第1,第2回転部材の一方の外周囲に、前記作動流体を作動流体溜部から吸い込み案内する螺旋溝及び該螺旋溝に連通して前記作動流体を吸い込む吸入予備室を設け、
    前記ポンプ部は、前記吸入予備室から前記作動流体を吸入することを特徴とする動作制御装置。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の動作制御装置であって、
    前記動作部は、第1,第2回転部材間のトルク伝達状態を変化させるクラッチ部、又は変速ギヤの変速状態を切り替える切替機構部、又は継続的に変速状態を変化させることが可能な無段変速装置の変速状態を切り替える切替機構部であることを特徴とする動作制御装置。
  8. 請求項7記載の動作制御装置であって、
    前記クラッチ部は、四輪駆動車の二輪駆動状態と四輪駆動状態とのトルク伝達状態を制御することを特徴とする動作制御装置。
  9. 請求項7又は8記載の動作制御装置であって、
    前記クラッチ部は、四輪駆動車の被駆動側のデファレンシャル装置への入力側、又はトランスファの出力側に設けられたことを特徴とする動作制御装置。
  10. 請求項7又は8記載の動作制御装置であって、
    前記クラッチ部は、四輪駆動車のデファレンシャル装置に設けられ左右アクスルシャフトへのトルク伝達状態を変化させることを特徴とする動作制御装置。
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