JP3063263B2 - ミッションケース構造 - Google Patents

ミッションケース構造

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JP3063263B2
JP3063263B2 JP21469491A JP21469491A JP3063263B2 JP 3063263 B2 JP3063263 B2 JP 3063263B2 JP 21469491 A JP21469491 A JP 21469491A JP 21469491 A JP21469491 A JP 21469491A JP 3063263 B2 JP3063263 B2 JP 3063263B2
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公芳 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はミッションケース構造
に係り、特に無段変速機の製作時の工数を低減させると
ともに潤滑性能を向上し得るミッションケース構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、内燃機関の特性がその
ままの状態では不向きなので、内燃機関と車輪間に変速
機を介在させている。この変速機は、広範囲に変化する
車両の走行条件に合致させて車輪の駆動力及び回転数を
変更し、内燃機関の性能を十分に発揮させている。
【0003】変速機としては、駆動プーリと被動プーリ
とに巻掛けられたベルトの回転半径を油圧状態によって
変え、変速比(ベルトレシオ)を連続的に変化させる無
段変速機がある。
【0004】図11において、202は内燃機関、20
4は無段変速機である。この無段変速機204は、内燃
機関202によって回転される駆動軸(プライマリ軸)
206が備えられた駆動側プーリ(プライマリプーリ)
208と、この駆動プーリ208の回転によってベルト
210を介して回転される被動軸(セカンダリ軸)21
2が備えられた被動プーリ(セカンダリプーリ)214
とを有している。
【0005】前記駆動軸206及び被動軸212は、変
速機ケース216を構成するライトケース218のライ
トケース壁部220とメインケースであるレフトケース
222のレフトケース壁部224とに軸支されている。
【0006】また、駆動軸206の端側には、図11、
図12に示す如く、各種油圧制御弁が備えられるバルブ
ボディ226がレフトケース壁部224にセパレートプ
レート228を介して取付けられて配置されている。即
ち、このレフトケース壁部224の一側壁面であるケー
ス装着面230には、図14、図15に示す如く、各種
油圧制御弁として第1、第2ライン圧制御弁232、2
34とレシオ圧制御弁236とクラッチ圧制御弁238
等と、各種ソレノイド弁として第1ライン圧制御弁23
2のラインソレノイド弁240とレシオ圧制御弁236
のレシオソレノイド弁242とクラッチ圧制御弁238
のクラッチソレノイド弁244等とを内装したバルブボ
ディ226のボディ装着面246が装着される。前記ケ
ース装着面230には、図13に示す如く、各油路を構
成する各ケース側油路Aが窪んで形成されている。前記
ボディ側装着面246には、図16に示す如く、各油路
を構成する各ボディ側油路Bが窪んで形成されている。
ケース装着面230とボディ装着面246間には、図1
2に示す如く、セパレートプレート228が介設されて
いる。このセパレートプレート228には、ケース装着
面230のケース側油路A及びボディ側装着面246の
ボディ側油路Bを所定に連絡するように、図17に示す
如く、プレート連絡孔Cが形成されている。
【0007】前記バルブボディ226にあっては、図1
4に示す如く、レシオ圧制御弁236から駆動軸206
側に油圧であるプライマリ圧を導くボディレシオ圧通路
248が形成されている。このボディレシオ圧通路24
8は、油路中心線248cがレシオ圧制御弁236の軸
心236cに対して直角ではなく、角度αで斜めに形成
されている。
【0008】また、レシオ圧制御弁236にあっては、
このレシオ圧制御弁236の動作時に、油圧を逃がすド
レン油路250がバルブボディ226のレシオ圧制御弁
ケース部252に形成されている。このドレン油路25
0からのオイルは、サイドケース254内に吐出されて
いる。
【0009】また、無段変速機204は、図18に示す
油圧制御回路256によって作動制御される。
【0010】即ち、図18に示す如く、油圧制御回路2
56のオイルポンプ258は、図11に示す如く、駆動
軸206の端部に設けられ、ライン圧通路260にオイ
ルを供給してライン圧を生じさせ、被動プーリ214に
このライン圧を作用させるものである。
【0011】このライン圧通路260には、第1ライン
圧制御弁232、第2ライン圧制御弁234、レシオ圧
制御弁236、クラッチ圧制御弁238、マニュアルシ
フト弁262、リリーフ弁264、そしてソレノイドレ
ギュレータ弁266が連絡されている。
【0012】レシオ圧制御弁236は、前記バルブボデ
ィ226に形成した前記ボディレシオ圧通路248から
駆動プーリ208に連絡してこの駆動プーリ208にプ
ライマリ圧(レシオ圧)を作用させている。
【0013】前記オイルポンプ258と第2ライン圧制
御弁234間には、ルーブ圧通路268が連絡されてい
る。このルーブ圧通路268途中には、ルーブ圧レギュ
レータ270が介設されている。
【0014】また、このような無段変速機としては、例
えば特開平1−247220号公報に開示されている。
この公報に記載のものは、変速機ケースに設けたバルブ
ボディに内装される各種油圧制御弁中の一つであるリリ
ーフバルブをその他の油圧制御弁に対して平行に設け、
リリーフバルブのストッパ部をバルブボディの大気開放
通路部位に設けることにより、他の油圧制御弁と同時に
リリーフバルブの加工を可能にしたものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来におけ
る無段変速機の油圧制御回路にあっては、ボディレシオ
圧通路がレシオ圧制御弁の軸心に対して直交していなく
斜めになっているので、ボディレシオ圧通路の加工が面
倒であるとともに加工冶具等が複雑になり、また、バル
ブボディの鋳型の製作が困難になり、しかも、ボディレ
シオ圧通路の加工後の盲栓の打込みも困難になるという
不都合があった。
【0016】また、レシオ圧制御弁の動作時に発生する
ドレン油がサイドケース内に吐出されていたので、ドレ
ン油の有効利用が図れないという不都合があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、駆動プーリの駆動軸を軸
支するメインケースのケース壁部のサイドケース側の一
側壁面に各種油圧制御弁及びこの各種油圧制御弁を動作
させる各種ソレノイド弁を内装したバルブボディのボデ
ィ装着面を設け、前記ケース壁部の一側壁面にケース側
油路を窪ませて設け、前記バルブボディのボディ側装着
面にボディ側油路を窪ませて設け、前記ケース壁部の一
側壁面と前記バルブボディのボディ装着面間には前記ケ
ース側油路及び前記ボディ側油路を所定に連絡するプレ
ート連絡孔が形成されたセパレートプレートを介設した
無段変速機において、前記各種油圧制御弁中のレシオ圧
制御弁に油圧を導びくボディレシオ圧通路を前記レシオ
圧制御弁の軸心に対して略直交させて前記バルブボディ
に形成し、前記レシオ圧制御弁の動作時のドレン油を前
記メインケース内に導入すべく前記レシオ圧制御弁のド
レン油路に連通するプレートドレン油孔を前記セパレー
トプレートに形成するとともにこのプレートドレン油孔
に連通するケースドレン油孔を前記ケース壁部に形成し
たことを特徴とする。
【0018】
【作用】この発明の構成によれば、ボディレシオ圧通路
が駆動軸の軸心に対して略直交してバルブボディに形成
されているので、ボディレシオ圧通路の加工が容易にな
るとともに加工冶具等も簡単になり、また、バルブボデ
ィの鋳型の製作も容易となり、しかも、ボディレシオ圧
通路の加工後の盲栓の打込み等も簡単に行わせることが
できる。
【0019】また、レシオ圧制御弁の動作時に発生する
ドレン油がメインケース内に導かれるので、ドレン油を
メインケース内で潤滑油として利用することができ、潤
滑性能を向上させることができる。
【0020】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図7において、2は車両に搭載
される内燃機関、4は無段変速機、6は変速機ケースで
ある。この変速機ケース6は、内燃機関2側のライトケ
ース8と、このライトケース8に連設されたメインケー
スたるレフトケース10と、このレフトケース10に連
設されたサイドケース12とからなる。ライトケース8
には、レフトケース10の接合側にライトケース壁部1
4が、図7において縦方向に指向して連設されている。
また、レフトケース10には、サイドケース12の接合
側で且つ前記ライトケース壁部14と略平行にレフトケ
ース壁部16が連設されている。
【0021】前記無段変速機4は、駆動プーリ(プライ
マリプーリ)18と、被動プーリ(セカンダリプーリ)
20と、この駆動プーリ18と被動プーリ20とに巻掛
けられたベルト22とを有し、油圧制御されてこのベル
ト22の回転半径を変え、変速比を連続的に変化させる
ものである。
【0022】駆動プーリ18は、内燃機関2に連結され
た駆動軸24と、この駆動軸24に一体的に設けられた
駆動側固定プーリ部片26と、該駆動軸24に軸方向移
動可能で且つ回転不可能に設けられた駆動側可動プーリ
部片28とを有している。前記駆動軸10は、一端側が
ライトケース壁部14に軸支されているとともに、他端
側がレフトケース壁部16に軸支されている。前記駆動
側可動プーリ部片28の背面側において、該駆動側可動
プーリ部片28の背面と共働して駆動側油圧室30を形
成する駆動側ハウジング32が駆動軸24に固設されて
いる。駆動側油圧室30には、駆動軸24の他端側に形
成した駆動軸側油路34が連通されている。
【0023】前記駆動側固定プーリ部片26の背面側に
おいて、オイルポンプ36が設けられている。このオイ
ルポンプ36は、駆動軸24の回転によって駆動され、
オイルパン(図示せず)内のオイルを吸引して油圧制御
系や潤滑系に圧送するものである。
【0024】また、前記駆動軸24の内燃機関2側の一
端側には、ライトケース8内においてダンパ38が設け
られている。
【0025】前記被動プーリ20は、前記駆動軸24と
平行に配置された被動軸40と、前記駆動側可動プーリ
部片28に対応して配置され該被動軸40と一体的に設
けられた被動側固定プーリ部片42と、前記駆動側固定
プーリ部片26に対応して配置され該被動軸40に軸方
向移動可能で且つ回転不可能に設けられた被動側可動プ
ーリ部片44とを有している。前記被動軸40は、一端
側が前記ライトケース壁部14に軸支されているととも
に、他端側が前記レフトケース壁部16に軸支されてい
る。前記被動側可動プーリ部片44の背面側において、
該被動側可動プーリ部片44の背面と共働して被動側油
圧室46を形成する被動側ハウジング48が被動軸40
に固設されている。被動側油圧室46には、被動軸40
に形成した被動軸側油路50が連通されている。
【0026】また、被動側油圧室46内において、被動
側可動プーリ部片44の背面と被動側ハウジング48間
には、被動側可動プーリ部片44を被動側固定プーリ部
片42側に押圧するスプリング52が縮設されている。
このスプリング52は、内燃機関2の始動時等において
オイルポンプ36の回転が低くライン圧(ポンプ圧)が
低い場合にでも、変速比をフルローとし、且つベルト2
2をスリップさせないための最低のベルト保持力を付与
させている。
【0027】前記被動側固定プーリ部片42の背面側に
おいては、油圧クラッチ54が設けられる。この油圧ク
ラッチ54は、被動軸40からの駆動力を、該被動軸4
0に回転可能に外嵌されたクラッチ出力軸56に断続す
るものである。このクラッチ出力軸56には、第1駆動
ギヤ58と第2駆動ギヤ60とが固設されている。
【0028】また、前記ライトケース壁部14とレフト
ケース壁部16とには、カウンタ軸62が軸支されてい
る。
【0029】このカウンタ軸62の一端側には、減速ギ
ヤ機構64の減速ドライブギヤ66が固設されている。
この減速ドライブギヤ66には、減速ドリブンギヤ68
が噛合されている。この減速ドリブンギヤ68は、差動
部70の差動ケース72に固設されている。この差動部
70には、左右の車輪軸74、74が連結されている。
【0030】前記カウンタ軸62の他端側には、前後進
切換機構76を構成するリバースギヤ78と、フォワー
ドギヤ80と、このリバースギヤ78とフォードギヤ8
0間で同期噛合機構82とが設けられている。リバース
ギヤ78は、リバースアイドラギヤ機構84のリバース
アイドラギヤ86を介して前記第1駆動ギヤ58に連結
されている。また、フォワードギヤ80は、前記第2駆
動ギヤ60に直接噛合されている。
【0031】前記レフトケース壁部16のサイドケース
12側の一側壁面であるケース装着面88には、図8に
示す如く、セパレートプレート90を介してバルブボデ
ィ92が取付けられる。このバルブボディ92には、図
1〜図5に示す如く、各種油圧制御弁として第1ライン
圧制御弁94と第2ライン圧制御弁96とレシオ圧制御
弁98とクラッチ圧制御弁100とクーリング制御弁1
02とが所定位置に内装され、また、ソレノイドレギュ
レータ弁104とルーブレギュレータ弁106とが所定
位置に内装され、さらに、ラインソレノイド弁108と
レシオソレノイド弁110とクラッチソレノイド弁11
2とが所定位置に内装されている。
【0032】また、このバルブボディ92には、レシオ
圧制御弁98から駆動プーリ18の駆動軸24側に油圧
を導くボディレシオ圧通路114が形成されている。こ
のボディレシオ圧通路114は、図1の横方向に位置す
るレシオ圧制御弁98の軸心98cに対して油路中心線
114cが略直交して縦方向に指向している。また、こ
のボディレシオ圧通路114の油路中心線114cは、
駆動軸24の中心Oを通る軸線24cに対しても略直交
している(図1、図7参照)。
【0033】前記バルブボディ92のセパレートプレー
ト90に接するボディ装着面116には、図4に示すご
とく、後述する油圧制御回路128の各種油圧通路や各
種油路の一部を構成する各ボディ側油路Aが窪んで形成
されている。
【0034】前記レシオ圧制御弁98には、図2に示す
如く、動作時に油圧を逃すドレン油路118がバルブボ
ディ92のレシオ圧制御弁ケース部120に形成されて
いる。つまり、従来、サイドケース12側に開放されて
いたドレン油路118の先端側は、この実施例にあって
は、レシオ圧制御弁ケース部120の閉塞部位122で
閉塞されている。
【0035】前記レフトケース10のレフトケース壁部
16のサイドケース12側でセパレートプレート90に
接する一側壁面であるケース装着面88には、図9に示
す如く、油圧制御回路128の各種油圧通路や各種油路
の他部を構成する各ケース側油路Bが窪んで形成されて
いる。
【0036】前記セパレートプレート90には、図6に
示す如く、バルブボディ92のボディ側油路Aとレフト
ケース壁部16のケース側油路Bとを所定に連絡する複
数のプレート連通孔Cが形成されている。
【0037】また、このセパレートプレート90には、
図6に示す如く、前記レシオ圧制御弁98のレシオ圧制
御弁ケース部120に形成したドレン油路118に連通
するプレートドレン油孔124が形成されている。この
プレートドレン油孔124に連通するように、前記レフ
トケース壁部16には、図9に示す如く、ケースドレン
油孔126が形成されている。これにより、レシオ圧制
御弁98の動作時に発生するドレン油は、プレートドレ
ン油孔124とケースドレン油孔126とを経て、メイ
ンケースであるレフトケース10内に吐出される。
【0038】次に、無段変速機4の油圧制御回路につい
て説明する。即ち、図10に示す如く、油圧制御回路1
28は、オイルポンプ36からのオイルを導く複数の油
圧通路や油路を有している。この油圧通路や油路は、前
記ボディ側油路Aと前記ケース側油路Bとプレート連絡
孔Cとによって構成される。
【0039】詳述すれば、オイルポンプ36には、ライ
ン圧通路130の一端側が接続されている。オイルポン
プ36は、オイルパン内のオイルストレーナ132から
吸引するオイルをこのライン圧通路130に圧送してラ
イン圧を発生させるものである。このライン圧通路13
0の他端側は、前記被動プーリ20の被動側油圧室46
に連通されている。
【0040】このライン圧通路130には、第1油路1
34を介して第1ライン圧制御弁94が連絡され、第2
油路136を介して第2ライン圧制御弁96が連絡さ
れ、第3油路138を介してレシオ圧制御弁98が連絡
され、第4油路140を介してクラッチ制御弁100が
連絡され、第5油路142を介してマニュアルシフト弁
144が連絡され、第6油路146を介してソレノイド
レギュレータ弁104が連絡され、そして第7油路14
8を介してリリーフ弁150が連絡されている。
【0041】前記第1ライン圧制御弁94と第2ライン
圧制御弁96とは、第8油路152によって連絡されて
いる。前記第1ライン圧制御弁94には、ラインソレノ
イド弁108が設けられた第9油路154が連絡されて
いる。また、前記レシオ圧制御弁90には、レシオソレ
ノイド弁110が設けられた第10油路156が連絡さ
れている。第9油路154と第10油路156とは、接
続部158において接続されている。
【0042】前記レシオ圧制御弁98は、バルブボディ
92に形成した前記ボディレシオ圧油路114の一端側
が接続されている。このボディレシオ圧油路114の他
端側は、前記駆動プーリ18の駆動側油圧室30に連通
している。このボディレシオ圧通路114途中には、ク
ーリング制御弁102に連絡する第11油路160が接
続されている。
【0043】このクーリング制御弁102には、第12
油路162を介してオイルクーラ164が連絡され、ク
ラッチ圧が作用する第13通路166を介して前記クラ
ッチ圧制御弁100が連絡され、クーリングオイル通路
168を介して前記油圧クラッチ54に連絡されてい
る。第13通路166の途中には、前記マニュアルシフ
ト弁144に連絡する第14油路170が接続されてい
る。
【0044】前記クラッチ圧制御弁100には、第15
油路172を介してクラッチソレノイド弁112が連絡
されている。
【0045】前記油圧クラッチ54は、第16油路17
4を介してシフト機構のシフトサーボ弁176に連絡さ
れている。
【0046】このシフトサーボ弁176は、サーボシリ
ンダ178と、このサーボシリンダ178内で移動して
油圧室180を形成するさサーボピストン182と、こ
のサーボピストン182に固定されたシフトサーボロッ
ド184と、このシフトサーボロッド184に固設され
て前記前後進切換機構76を作動するシフトフォーク1
86とを有している。
【0047】また、前記オイルポンプ36と第2ライン
圧制御弁96間には、ルーブ圧通路188が連絡されて
いる。このルーブ圧通路188途中には、前記ルーブレ
ギュレータ弁106が介設されている。
【0048】次に、この実施例の作用を説明する。
【0049】無段変速機4には、オイルポンプ36から
のライン圧が油圧制御回路128のライン圧通路130
に供給され、各ソレノイド弁が制御手段(図示せず)に
よって作動され、そして、車両状態で第1ライン圧制御
弁94等の各油圧制御弁が動作されることによって変速
比等が変更される。つまり、オイルポンプ36から圧送
された油は、ライン圧通路130から第3油路138を
介してレシオ圧制御弁98に至る。このレシオ圧制御弁
98は、レシオソレノイド弁110によって作動制御さ
れてボディレシオ圧通路114にプライマリ圧を発生さ
せ、このプライマリ圧を駆動プーリ18に作用させ、変
速を行う。
【0050】ところで、この実施例にあっては、このレ
シオ圧制御弁98の動作時に、ドレン油路118からド
レン油が吐出されるが、このドレン油はセパレートプレ
ート90のプレートドレン油孔124及びレフトケース
壁部16のケースドレン油孔126を経てメインケース
であるレフトケース10内に吐出される。従って、ベル
ト22等が存在するレフトケース10内にドレン油が供
給されるので、このドレン油がこのレフトケース10内
で潤滑油として利用され、潤滑性能を向上させることが
できる。
【0051】また、ボディレシオ圧通路114の油路中
心線114cをレシオ圧制御弁98の軸心98cに対し
て略直交させて形成したことにより、このボディレシオ
圧通路114の加工を垂直に行うことができ、加工が容
易になるとともに、加工冶具も簡単になり、また、鋳型
の製作が容易となり、製作工数を低減することができ
る。
【0052】また、ボディレシオ圧通路114の加工後
の盲栓(図示せず)の打込み時においても、冶具等を含
めて容易である。これにより、製作等が簡単になり、コ
ストを低廉とすることができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、各種油圧制御弁中のレシオ圧制御弁に油
圧を導びくボディレシオ圧通路をレシオ圧制御弁の軸心
に対して略直交させてバルブボディに形成し、レシオ圧
制御弁の動作時のドレン油をメインケース内に導入すべ
くレシオ圧制御弁のドレン油路に連通するプレートドレ
ン油孔をセパレートプレートに形成するとともにこのプ
レートドレン油孔に連通するケースドレン油孔をケース
壁部に形成したことにより、ボディレシオ圧通路の加工
が容易になるとともに加工冶具等も簡単になり、また、
バルブボディの鋳型の製作も容易となり、しかも、ボデ
ィレシオ圧通路の加工後の盲栓の打込み等も簡単に行わ
せ得る。また、レシオ圧制御弁の動作時に発生するドレ
ン油がメインケース内に導かれるので、ドレン油をメイ
ンケース内で潤滑油として利用することができ、潤滑性
能を向上させ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】バルブボディの一側面図である。
【図2】レシオ圧制御弁の断面図である。
【図3】図1におけるバルブボディの側面図である。
【図4】バルブボディの他側面図である。
【図5】図4におけるバルブボディの側面図である。
【図6】セパレートプレートの一側面図である。
【図7】無段変速機の断面図である。
【図8】図7における無段変速機の要部拡大図である。
【図9】レフトケース壁部のケース装着面の正面図であ
る。
【図10】無段変速機の油圧制御回路図である。
【図11】従来における無段変速機の断面図である。
【図12】図11における無段変速機の要部拡大図であ
る。
【図13】従来におけるレフトケース壁部のケース装着
面の正面図である。
【図14】従来におけるバルブボディの一側面図であ
る。
【図15】従来におけるレシオ圧制御弁の断面図であ
る。
【図16】従来におけるバルブボディの他側面図であ
る。
【図17】従来におけるセパレートプレートの一側面図
である。
【図18】従来における無段変速機の油圧制御回路図で
ある。
【符号の説明】
2 内燃機関 4 無段変速機 10 レフトケース 16 レフトケース壁部 18 駆動プーリ 20 被動プーリ 22 ベルト 24 駆動軸 40 被動軸 90 セパレートプレート 92 バルブボディ 98 レシオ圧制御弁 114 ボディレシオ圧通路 118 ドレン油路 124 プレートドレン油孔 126 ケースドレン油孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動プーリの駆動軸を軸支するメインケ
    ースのケース壁部のサイドケース側の一側壁面に各種油
    圧制御弁及びこの各種油圧制御弁を動作させる各種ソレ
    ノイド弁を内装したバルブボディのボディ装着面を設
    け、前記ケース壁部の一側壁面にケース側油路を窪ませ
    て設け、前記バルブボディのボディ側装着面にボディ側
    油路を窪ませて設け、前記ケース壁部の一側壁面と前記
    バルブボディのボディ装着面間には前記ケース側油路及
    び前記ボディ側油路を所定に連絡するプレート連絡孔が
    形成されたセパレートプレートを介設した無段変速機に
    おいて、前記各種油圧制御弁中のレシオ圧制御弁に油圧
    を導びくボディレシオ圧通路を前記レシオ圧制御弁の軸
    心に対して略直交させて前記バルブボディに形成し、前
    記レシオ圧制御弁の動作時のドレン油を前記メインケー
    ス内に導入すべく前記レシオ圧制御弁のドレン油路に連
    通するプレートドレン油孔を前記セパレートプレートに
    形成するとともにこのプレートドレン油孔に連通するケ
    ースドレン油孔を前記ケース壁部に形成したことを特徴
    とするミッションケース構造。
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