JP2007027615A - 磁石製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】被磁着面を傷つける虞れがなく、任意の外形と色彩に形成でき、製造、運搬、使用過程での磁石本体の破断や欠損を生じにくく、適度の緩衝性を持ち、製品仕上がりも良好で、磁石本体に錆を生じさせない、磁石製品を提供する。
【解決手段】磁石本体2の全表面をシリコーンゴム製の外殻3によって気水密可能に被覆してある。磁石本体の磁極面を覆う磁極面外殻4の厚みを磁極面以外の表面を覆う他部分外殻5の厚みよりも薄く形成するとともに、他部分外殻を磁極面の平面方向に膨出させることにより、磁石全体を任意の特定形状に形成してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、日用雑貨品や電気装置部品など種々の用途に用いられる磁石製品に関するものである。
磁石は、日常生活の種々の分野において幅広く用いられている。例えば、日用雑貨品としては、スチールなど磁性材のボードにメモを付着しておくための止着具が良く知られている。この止着具は、通常、カラーマグネットと称され、所定の金属あるいは焼結合金を磁化した磁石本体を円形やハート形をした樹脂製ホルダの背面に固着し、あるいは円形やハート形に成形した磁石本体の全体に様々な色の樹脂塗料あるいは被膜を被覆して成る。一部には、シート状の磁石を利用したマグネットバーなどもある。
また、子供の教材用として、馬蹄型磁石や棒状磁石あるいは扁平な円形磁石が使用される。更に、盗難防止用の窓や扉などの開閉部の検知センサの構成部材としても用いられる。
カラーマグネットに関していえば、樹脂製ホルダに磁石本体を固着したものは、片面のみの使用となるばかりでなく、背面に露出した磁石本体の磁極面を直接、ボードに磁着させるために、擦れたりするとボード表面を傷つける虞れがある。
磁石本体の表面全体を塗料やナイロンなどの樹脂被膜で覆ったものは、両面使用が可能となり、ボード表面も傷つけにくいが、全体形状が磁石本体の形状をそのまま表出したものになる。磁石本体は、角部を持つ四角や三角あるいは台形、星型などに形成すると、角部が破損し易いために製造あるいは運搬過程での歩留まりが悪くなり、いきおい円形やハート型など丸みを帯びた形状に限定され易い。また、被膜形成時に空気や水分が入り込むと、気泡が生成され、あばた状になり、商品になりにくい。
マグネットバーは、ゴム材内部に磁化粉末を練り込んだものであるため、磁力が弱く、また全体が黒あるいは茶色になる。
教材用の磁石は、素材を認識させるために、磁石本体全体を塗料などで覆うことなく、磁極部分のみに表示を行う態様のものが多い。落とすと破断し易く、磁石同士を衝突させたりしていると、表面が欠けたりする。
更に、開閉部の検知センサとして使用される磁石も、磁極を露出させた状態でケーシングに固着されるため、振動に弱く、雨水やごみなどが磁極面に付着して誤動作を起こし易い。また、ネオジ磁石などでは錆を生じたりする。
本発明の目的は、上記した問題を解決するために工夫されたもので、ボード表面などの被磁着面を傷つける虞れがなく、任意の外形形状と色彩に形成でき、製造、運搬あるいは使用過程での磁石本体の破断や欠損を生じにくく、適度の緩衝性を持ち、錆の発生を防止し、しかもセンサ類に使用されたときに誤動作を生じにくい、磁石製品を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は次の構成を採る。
すなわち、請求項1記載の発明は、磁石本体の全表面をシリコーンゴム製の外殻によって被覆して成る。そして、磁石本体の磁極面を覆う磁極面外殻の厚みを磁極面以外の表面を覆う他部分外殻の厚みよりも薄く形成するとともに、他部分外殻を磁極面の平面方向に膨出させることにより、磁石全体を任意の特定形状に形成してある。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の磁石をヨークに固着して成る。そして、磁石本体の磁極面外殻表面がヨークの端部よりも若干突出するように固着してある。
また、請求項3記載の発明は、磁石本体の一方の磁極面に磁性材より成るプレート材を磁着し、このプレート材の外表面に、掛止具もしくは止具の基部を固着し、磁石本体とプレート材の表面をシリコーンゴム製の外殻によって被覆してある。そして、上記磁石本体の磁極面を覆う磁極面外殻の厚みを磁極面以外の表面を覆う他部分外殻の厚みよりも薄く形成するとともに、他部分外殻を磁極面の平面方向に膨出させることにより、磁石全体を任意の特定形状に形成してある。
更に、請求項4記載の発明は、磁石本体の全表面をシリコーンゴム製の外殻によって被覆して成り、外殻の一部に、磁石本体を覆う部分から一体的に膨出もしくは延出させることにより形成された取付け部を有する。
外殻内に封入される磁石本体は、その外形形状を特定されない。棒状や角状のものでも良いが、円形あるいは矩形の平板といった最も一般的で製造し易くコストのかからない形状のものが採用される。
磁石本体は、全表面をシリコーンゴム製外殻によって特定の態様で被覆されることから、一般的なフェライト磁石よりも磁力の強い、残留磁束密度(Br)が350(mT)以上、保磁力(bHc)が200(KA/m)以上、最大エネルギー積(BHmax)が24(KJ/m3)以上の磁力線特性を備えたものであることが望ましい。
磁極面を覆うシリコーンゴム製外殻の厚みは、磁石本体の磁力や用途に応じて適宜厚みに設定されるが、緩衝性や摩擦性を発揮するために0.5〜1.0mm厚程度が望ましい。この厚みを持つシリコーンゴム製外殻によって本製品は、磁石本体の透磁率が本来の磁力の70から80%程度に弱められることになるため、上記した磁力線特性を備えた磁石本体を採用することで、確実な磁着力を確保する。
請求項1もしくは2に係る本製品磁石は、磁極面以外の磁石本体表面を覆う他部分外殻を磁極面の平面方向に膨出させることにより、様々な平面外形形状、例えば三角形や星型など、鋭角部を持つ形状に形成させることができる。勿論、平面円形やハート型などの鋭角を持たない形状に形成することも可能である。また、磁石本体の磁極面以外の面に対して平行する面をもち、厚みが磁極面外殻よりも厚いものを採用することもできる。
本磁石製品は、メモ止め用の磁石として、あるいは盗難防止機器のセンサ部に用いられる磁石など種々の用途に使用可能である。センサ部に用いられるものの場合、磁石本体が外殻によって気水密可能に被覆されるのが望ましい。
また、本磁石製品は、適宜着色されたシリコーンゴムの表面に印刷を施すこともできる。
更に、請求項3記載の発明において、プレート材に固着される掛止具には例えば物を引っ掛けるフック部材が、また止具としては例えばペーパークリップなどが採用可能である。
請求項4記載の発明は、例えば各種の電気装置類の構成部材として使用可能である。この場合、磁石本体の表面を被覆した外殻の一部が外方に突出することにより機器類への取付け部として形成されている。前記取付け部は、被取付け部の態様いかんで種々の構造を採る。例えば、ビス止め孔を有する取付体、あるいは被取付け部と互いに嵌合可能な突部もしくは凹部を有する取付体、その他、被取付け部に接着層を介して取付け可能な取付け片として構成される。
本磁石製品をヨークに固着する場合、磁極面外殻の表面がヨーク端部よりも外方に突出するように設定されるが、このとき、シリコーンゴム製外殻内に埋入された磁石本体の磁極面は、ヨーク端部よりも突出しているかどうかは問わない。
本発明によれば、磁石本体の全表面をシリコーンゴム製外殻によって被覆し、しかも磁極面以外の表面を覆う他部分外殻を磁極面の平面方向に膨出させてあるので、磁極面の磁着力が膨出部分によって妨げられることはない反面、衝撃による磁石本体の破損や欠損等を防止できる。
また、本発明製品は、磁極面がシリコーンゴム製外殻によって覆われているので、被磁着面に対して擦れによる損傷を生じさせる虞れがない。むしろ、シリコーンゴム素材の表面摩擦抵抗によって、磁石の比較的弱いとされる滑り方向へ動きを防止できる。滑り防止効果は、本磁石製品をホルダ裏面に固定して使用する際により有効である。
特に、請求項1に係る発明の場合、両面使用が可能である。
請求項2記載の発明は、ヨークに相当する部分を外周に備えるので、磁極面外殻を有するにも拘わらず、強い磁着力を有する。
請求項3記載の発明の場合、掛止具に物を引掛けたり、あるいは止具に紙などを挟んだりして使用することができる。
また請求項4記載の発明の場合、磁石本体を種々の機器や器具などに他部材を介することなく無理なく固定でき、適度の緩衝性によって吸着時の衝撃力を緩和できるとともに磁石本体の錆の発生を防止できる。
シリコーンゴムは、任意の色に着色でき、文字や図形の印刷も可能であることから、カラフルで変化に富んだ外殻を持つ磁石製品を提供できる。
また、磁極面以外の部分を覆うシリコーンゴム製の他部分外殻は、曲線や直線を組み合わせ、あるいは鋭角状に突出形成することが可能であるから、いろいろな外形形状をした磁石製品を容易に製造できる。この磁極面の平面方向に膨出したシリコーンゴム製他部分外殻は、適度の緩衝力を有するので、上記したように内部の磁石本体を保護できる。
磁石本体は、一般的な円形や矩形状のものを使用でき、シリコーン製外殻も内部に磁石本体を封入した状態で型成形できるので、製造コストも比較的低く抑えることができる。
また、本発明によれば、センサ類に組み込んで使用された際、磁極面がシリコーンゴムによって保護され、扉などの開閉時における衝撃力を緩和するとともに防水機能を発揮して、損傷しにくく、しかも誤動作を生じにくい装置を提供できる。
更に、本発明によれば、児童などの教材用製品として提供された場合には、落したり投げつけたりしても、比較的安全で破断や欠損しにくい製品を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図1に基づいて詳説する。
図中符号1は、メモ止め用のカラーマグネットで、円盤状をした希土類磁石本体2の全表面をシリコーンゴム製の外殻3で被覆してある。
磁石本体2は、図中上面と下面がN極とS極に磁化された磁極面を成す。磁石本体2は、残留磁束密度(Br)が350(mT)以上、保磁力(bHc)が200(KA/m)以上、最大エネルギー積(BHmax)が24(KJ/m3)以上の磁力線特性を備える。
シリコーンゴム製外殻3は、磁石本体2を均一に覆っているのではなく、磁極面を覆う部分(磁極面外殻4)の厚みを磁極面以外の面、磁石本体の周面を覆う部分(他部分外殻5)よりも薄くしてある。
磁極面外殻4は、厚みが例えば0.7mm程度に形成され、シリコーンゴムとしての緩衝性を維持しつつ磁着力の低減化を極力抑えるようにしてある。
他部分外殻5は、磁極面の平面方向に膨出し、平面視で星形を成す。星型の先端部は鋭角状に突出するが、この鋭角部は、シリコーンゴムの性状によって当たりが柔らかとなり、衝撃吸収力を有する。
本磁石製品1は、図2に見られるように、磁石本体2を収容した型6,6内にシリコーンゴム7を充填することにより、容易に製造される。シリコーンゴムは、例えば 信越化学社製のものなどが用いられる。
使用方法は、従来のカラーマグネットと同じで、磁極面をボードに磁着してボードと磁極面との間にメモを挟みこむ。ボードとの接触面の磁極面外殻5は、シリコーンゴム材から成るので、滑りにくく、メモを確実にボード上に止着する。外殻3は、適度の緩衝力を持つので、製品運搬時の互いに衝突しても欠けたり割れたりすることがなく、また、使用時に落下させても内部の磁石本体2への衝撃力を緩和する。
本磁石製品は、他部分外殻の形状を種々変更することにより、多角形状、ハート形状、矢印形状、楕円形状など、任意の特定形状に形成可能である。外殻内に収納される磁石本体の数は、単数に限定されるものではなく、複数であっても良い。また外殻内の磁石本体の収納位置も外殻の中心位置である必要はなく、例えば外殻が矢印形状を成す磁石製品11の場合、図3に示すように磁石本体12を包み込む他部分外殻15のやじり形状部15a内(図3a)あるいはやじり形状部15aに連なる線状部15b内(図3b)に位置させるようにしても良い。
図4と図5は、本発明の他の実施の形態を示す。
この磁石製品21では、磁石本体をシリコーンゴム製の外殻で被覆した矩形状の前記実施例に係る磁石(磁石製品)1をヨーク26に収容固定してある。ヨーク26は、鋼板材を底壁部26aと両側壁部26b,26bを備える断面略コ字状に折曲して成る。両側壁部26bの図中上端は磁石1の磁極面外殻4の表面4aよりも下がった位置にあり、磁極面外殻4の表面4aが僅かな量(h1)、ヨーク両側壁上端よりも突出している。また、磁極面外殻内側の磁石本体磁極面は両側壁26bの上端よりも僅かな量(h2)、下位に位置する。
本磁石製品21のヨーク26の外側には、例えば合成樹脂製の紙挟み用のクリップ式ホルダやフック27が固定され、1、2枚の紙葉を挟むカラーマグネットと異なり、ある程度の荷重を支持するものとして使用される。
本磁石製品21は、磁石本体から発せられる磁力線がヨーク26を通り、外部空間への放散量が少なくなることから、強い磁着力を得る。外殻3内に封入された磁石本体の磁極表面は、ヨーク側壁上端と同等か図5に示すようにこれよりも若干下位に位置させるのが望ましいが、必ずしもこれに限定されるものではない。
磁極面外殻4の表面4aがヨーク側壁上端よりも突出することから、本磁石製品11は、ボードなどの被磁着面7に対してヨークの側壁上端でなく、前記実施例と同様に磁極面外殻4の表面4aが当接される。この結果、金属でなく、柔軟なシリコーンゴム材がボード7と接触し、接触面がボード表面を擦ることがあってもボード表面を傷つけることはない。
また、磁極面外殻4の表面は、適度の摩擦力を有しているので、滑り方向への動き(特に、本磁石製品が上記したようにある程度の荷重を支持するものとして使用されることから、ボード7から滑り落ちる方向への荷重がかかる)に抵抗し、ボード27からずれ落ちるのを防止する。
また、本磁石製品は、盗難防止機器のセンサにも組み込み利用できる。
この種のセンサは、窓と窓枠とで開閉部が形成される場合に、窓あるいは窓枠のいずれか一方に磁石を配置し、他方にこの磁石からの磁力線の変化(磁束密度の変化)を検知する検出部を設けて成る。
動作時に窓が開けられると、閉まっているときとの磁束密度が変化し、これを検知したセンサによってブザー等の報知手段が作動して泥棒などの侵入を知らせる。
このセンサに本磁石製品を用いることにより、磁石本体が気水密可能なシリコーンゴム製外殻によって完全に被覆されるため、磁石本体の防錆に効果的であるばかりでなく、ゴミなども付着しにくく、しかも窓の開閉に伴う衝撃に対しても緩衝作用を果たし、長期間、誤動作を生じにくい盗難防止装置を提供できることになる。
図6と7は、本発明の更に別の実施形態に係る磁石製品31を示す外観斜視図とその断面図である。
この製品では、円盤状をした希土類磁石本体32の一方の磁極面に磁性材から成る円形プレート37が磁着されている。そして、この円形プレート37の外表面中心にスリーブ38が立設され、スリーブ内に雌ネジがきられている。磁石本体32と円形プレート37は、スリーブ38の部分を除いて全体がシリコーンゴム製の外殻33によって被覆されている。円形プレートは、これが添設されているとは反対側の磁石本体磁極面の磁力を高める作用を果たす。
スリーブ38には、雄ネジが形成されたフック39の基端部が螺入されている。フック39は、比較的軽量の物を引っ掛けるのに利用される。
この実施例に係る磁石製品は、製品31の背面を所望の箇所に磁着させ、表面に突出したフック39に物を引っ掛けて使用される。フック39に掛けられた物の重量によって、製品31には下方に滑り落ちる方向への作用力が働くが、製品31の磁石本体32が比較的磁力の強い希土類磁石であることと、外殻33を構成するシリコーンゴムが大きな表面摩擦力を有することによって、従来のこの種の磁石掛止具に比べ、重量の嵩む物の掛止を可能とする。
また、フック39は、基端部をスリーブ38に螺着されているので、スリーブ38の雌ネジと螺合可能な雄ネジ基端部を持つ他のフックなどの掛止具に簡単に交換できる。
図8は、本発明の異なる実施形態に係る磁石製品41の外観斜視図である。
図中符合 は直方体形状をした希土類磁石の磁石本体で、一側にヨークとなる磁性材からなるバックプレート47が添設されている。バックプレート47は、この添設面と反対側の磁石本体磁着面に磁力を集中させる。
磁石本体42はその全体をシリコーンゴム製の外殻43によって被覆されている。外殻43は、磁石本体42を覆う部分44以外に、磁石本体42のバックプレート側に、側方部がそのまま水平方向に一体的に膨出された直方体状の取付体45を備える。取付体45には、上下方向に皿ビス孔45aが貫通形成されている。
したがって、この磁石製品41は、機器類あるいは器具類の所定の位置に載置し、皿ビス孔45aからビスを捩じ込むことにより、上記位置に固定される。固定された本磁石製品41は、バックプレート47とは反対側の磁着面に強い磁界を生じさせ、所定の部材を磁着させる。磁着時の衝撃は、外殻43の緩衝性によってやわらげられ、衝突音を緩和させるばかりでなく、ビスをぐらつかせたりすることもない。また、磁石本体42が外殻43によって被覆されることにより、磁石本体42を水分から保護し、錆の発生を防止する。
図8の磁石製品において、取付体45は、ビス孔45aを有する構造以外に、正面と背面に突条を突設し(図示せず)、この突条を被取付け部に設けられた溝部に嵌合して取付けられるものであっても良い。
図9の磁石製品51は、外殻53の取付体55が磁石本体52の左右に設けられている。左右の取付体55には、いずれも上下方向に貫通する皿ビス孔55aが形成されていて、これらのビス孔55aにビスを捩じ込むことにより、機器類等の所定位置に固定される。本製品では、磁石本体52の磁着面は、図中、上面に位置する。
また、図10の磁石製品61は、外殻63の取付け部65が機器類等の被取付け部に接着層65aを介して取付け可能な取付け片として形成されている。
更に、取付け部を備えた一連の磁石製品として、図示しないが、図6と7の実施形態の変形例がある。この例では、スリーブまでをも包含させた部位全体を外殻によって覆うようにしてある。このスリーブを覆う外殻部分が取付け部を形成する。そして、例えばスリーブに径方向への貫通孔を設け、この貫通孔にピンを挿通するなどして、所定の機器類などに固定される。
本発明において、シリコーンゴム製の外殻には、表面に名前、文字、記号、図形等を例えばスクリーン印刷等により簡単に印刷することができる。これにより、宣伝広告表示だけでなく、各種磁石製品の識別が容易となり、種々の使用目的に合った使用ができる。
また、上記した円形プレートの外表面には、スリーブやフックではなく、例えばペーパークリップなどの止具を直接的もしくは間接的に固定することにより、磁石を用いた止具としての利用が可能である。
更に、磁着面の磁極の配列は、使用目的などに応じて複数磁極を配列するものであっても良い。
本発明の実施するための一形態に係る磁石製品の外観斜視図。 図1のA−A線拡大横断面図。 別の実施の形態における平面図。 更に別の実施の形態における磁石製品の外観斜視図。 図4の製品の使用状態における断面図。 本発明の別の実施形態における磁石製品の外観斜視図。 図6の磁石製品の断面図。 本発明の更に別の実施形態における磁石製品の外観斜視図。 本発明の異なる実施形態における磁石製品の外観斜視図。 本発明の更に異なる実施形態における磁石製品の外観斜視図。
符号の説明
1,11,21,31,41,51,61 磁石製品
2,32,42,52 磁石本体
3,13,23,33,43,53,63 シリコーンゴム製外殻
4,14, 磁極面外殻
5 他部分外殻
26 ヨーク
37 円形プレート
38 スリーブ
39 フック
45,55,65 取付け部

Claims (12)

  1. 磁石本体の全表面をシリコーンゴム製の外殻によって被覆して成り、
    上記磁石本体の磁極面を覆う磁極面外殻の厚みを磁極面以外の表面を覆う他部分外殻の厚みよりも薄く形成するとともに、他部分外殻を磁極面の平面方向に膨出させることにより、磁石全体を任意の特定形状に形成したことを特徴とする磁石製品。
  2. 請求項1記載の磁石をヨークに固着して成り、
    磁石本体の磁極面外殻表面がヨークの端部よりも若干突出するように固着したことを特徴とする、磁石製品。
  3. 磁石本体の一方の磁極面に磁性材より成るプレート材を磁着し、
    このプレート材の外表面に、掛止具もしくは止具の基部を固着し、
    磁石本体とプレート材の表面をシリコーンゴム製の外殻によって被覆し、
    上記磁石本体の磁極面を覆う磁極面外殻の厚みを磁極面以外の表面を覆う他部分外殻の厚みよりも薄く形成するとともに、他部分外殻を磁極面の平面方向に膨出させることにより、磁石全体を任意の特定形状に形成したことを特徴とする磁石製品。
  4. 磁石本体の全表面をシリコーンゴム製の外殻によって被覆して成り、
    外殻の一部に、磁石本体を覆う部分から一体的に膨出もしくは延出させることにより形成された取付け部を有する、
    ことを特徴とする磁石製品。
  5. 前記磁石本体は、残留磁束密度(Br)が350(mT)以上、保磁力(bHc)が200(KA/m)以上、最大エネルギー積(BHmax)が24(KJ/m3)以上の磁力線特性を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の磁石製品。
  6. 前記磁石は、メモ止め用の磁石である、
    請求項1から3のいずれかに記載の磁石製品。
  7. 前記磁石は、開閉部に取付けられる盗難防止機器のセンサ部に用いられる磁石であり、
    外殻によって磁石本体が気水密可能に被覆されている、
    請求項1、2、もしくは4記載の磁石製品。
  8. 前記取付け部は、ビス止め孔を有する取付体である、
    請求項4記載の磁石製品。
  9. 前記取付け部は、被取付け部と互いに嵌合可能な突部もしくは凹部を有する取付体である、
    請求項4記載の磁石製品。
  10. 前記取付け部は、被取付け部に接着層を介して取付け可能な取付け片である、
    請求項4記載の磁石製品。
  11. 前記掛止具が、フックである、
    請求項2記載の磁石製品。
  12. 前記止具が、ペーパークリップである、
    請求項2記載の磁石製品。
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