JPH07220917A - 吸着用磁石 - Google Patents

吸着用磁石

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Publication number
JPH07220917A
JPH07220917A JP3101194A JP3101194A JPH07220917A JP H07220917 A JPH07220917 A JP H07220917A JP 3101194 A JP3101194 A JP 3101194A JP 3101194 A JP3101194 A JP 3101194A JP H07220917 A JPH07220917 A JP H07220917A
Authority
JP
Japan
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magnet
attraction
magnetic
magnetic recording
rubber
Prior art date
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Pending
Application number
JP3101194A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Kusaka
善彦 日下
Yasuo Fujimura
康男 藤村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MAGUFUAIN KK
Original Assignee
MAGUFUAIN KK
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Filing date
Publication date
Application filed by MAGUFUAIN KK filed Critical MAGUFUAIN KK
Priority to JP3101194A priority Critical patent/JPH07220917A/ja
Publication of JPH07220917A publication Critical patent/JPH07220917A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 横滑りを起さず、掴み取りやすくて、しかも
磁気記録媒体を吸着面に接触させた場合に磁気記録の破
壊を起しにくい吸着用磁石を提供することを目的とす
る。 【構成】 厚さ方向に磁化された平板状の永久磁石の外
周における角部を含む周縁部分をゴム又は摩擦係数の大
きい弾性非磁性材料によって被覆してなる吸着用磁石。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スチール製のホワイト
ボードや仕切り壁などの磁性体壁面に紙やクリップなど
を止める場合に用いられる事務用等に使用する吸着用磁
石に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スチール製ホワイトボードや間仕切り、
あるいは冷蔵庫外壁面などの磁性体壁面に紙や布等を止
めるために用いられる吸着用磁石として、等方性のフェ
ライト磁石やゴム磁石にプラスチックや木片を接着して
装飾効果を狙ったもの、あるいはより接着力を増すため
にフェライト磁石と鉄ヨークを組み合わせたものにプラ
スチック等を接着したもの、又は異方性のフェライト磁
石に美しく粉体塗装を施したもの等がある。
【0003】図3乃至図5は従来使用されている吸着用
磁石を例示したものであって、図3に示すものはフェラ
イト磁石1の磁性体壁面5への吸着面と反対面に硬質プ
ラスチック3を接着したものであり、図4に示すものは
フェライト磁石1の磁性体壁面5への吸着面を除く部分
に鉄ヨーク(継鉄)を被せてさらにその上から硬質プラ
スチックを被覆接着したものであり、又図5に示すもの
は異方性フェライト磁石1の全周にプラスチック等によ
る粉体塗装を施したものである。
【0004】そして図3及び図4に示す吸着用磁石は磁
性体壁面への吸着面は一面のみであるが、図5の吸着用
磁石はその両面が吸着面として使用できる構造となって
いるいわゆる全面吸着型の磁石であり、この型の吸着用
磁石は何れかの面を掲示板等の磁性体壁面に吸着させた
のち他の面にクリップ等をワンタッチでとめることがで
きるのできわめて便利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の吸着用磁石においては、以下に示すような3つ
の欠点があった。その1つは吸着させた磁石が磁性体壁
面上を横滑りしやすいことであり、このような横滑りに
よって止められた紙等の掲示物が歪んだり、皺ができた
りして掲示効果が失われ、特に磁石やヨークを直接磁性
体壁面に密着させた場合に横滑りが生ずる場合には壁面
を損傷するという問題がある。第2の欠点は、掲示面に
吸着している磁石を掴み取る場合に掴みにくいことであ
り、当然のことであるが、特に磁石が強力で全体構造が
薄い吸着用磁石ほど掴みにくい。又第3の欠点は、これ
らの吸着用磁石の吸着面に誤って磁気カードやフロッピ
ーディスク等の磁気記録媒体を接触させると、磁気記録
内容を破壊してしまうことである。
【0006】これら従来の吸着磁石の欠点を解消するた
めの対策として、第1の磁石の横滑りに対しては磁石の
吸着面に摩擦抵抗の高いテープを貼着する方法がある
が、この作業は面倒であるばかりでなく、繰り返し使用
中に貼着したテープが剥れたりして横滑り対策としては
不十分であった。第2の掴み取りが困難であることに対
しては、磁石の厚みを大きくしたり、一面吸着型の磁石
では被覆する硬質プラスチックの厚みを大きくしたりし
て、磁石の全体構造を高くすることによって解決するこ
とができるが、一方において磁石の高さが高いことは吸
着面の突起が大きいことを意味し、ときとしてはこの突
起が邪魔になったり、他の物体が当って磁石が損傷した
り、剥れてしまったりする問題を生ずる。又第3の欠点
に対する対策は全くない。敢えていえば磁石の吸着力を
弱くすれば良いわけであるが、そうすれば吸着用磁石本
来の機能が低下してしまう。
【0007】本発明は、従来の吸着用磁石の有する上記
したような問題点を解決し、横滑りが起こりにくく、掴
み取りやすくて、しかも磁気記録媒体を吸着面に接触さ
せた場合にも磁気記録の破壊を起こしにくい吸着用磁石
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、厚さ方向に磁化され平板状の永久磁石に
おける角部を含む外周縁部をゴム又は合成樹脂等の摩擦
係数の高い非磁性弾性物質によって被覆してなる吸着用
磁石である。
【0009】本発明者は、吸着用磁石における諸問題点
を解決すべく鋭意検討を行なった結果、磁石両面の外周
縁部分をゴム又はポリウレタン等の弾性のある摩擦係数
の大きい非磁性物質によって被覆することによって、こ
れらの問題点を一挙に解決することができることを見出
した。被覆物の被覆に際しては磁石の水平方向には強度
を持たせ且つ掴み取りやすくするために厚さを大きく
(例えば0.5〜10mm程度に)し、磁石の垂直方向
には使用に際しての吸着力を弱めないために厚さを薄め
に(例えば、0.2〜2.0mm程度に)する必要があ
る。このように吸着面の周縁部分にゴム等の非磁性弾性
物質を存在させるので、用いる永久磁石としては異方性
のフェライト磁石以上の性能を有するものが好ましい。
本発明においては、磁石の片面にヨークや硬質プラスチ
ックによる被覆を施すことがないので磁石は両面使用が
可能である。
【0010】
【作用】本発明の吸着用磁石は、磁石の過度部を含む外
周縁部をゴム等の摩擦係数の高い弾性非磁性物質で被覆
したものであるから、磁石の一部が露出する吸着面を直
接磁性体壁面に対面するように置いて吸着させた場合
に、周縁部における被覆物の存在により磁石の横滑りを
完全に防止することができるし、又、該被覆物は十分な
厚さで外周に沿って存在するので、その弾性と大きい摩
擦係数の故に取り外しを行なうに際しては指が滑らずに
容易に磁石を掴み取ることができる。
【0011】又、磁石の表面において磁束密度の最も大
きい部分は角部であるが、この部分が、非磁性物質で被
覆されているために磁石の吸着面に磁気記録媒体を直接
近づけても、磁気記録に対する影響は少なくその保護に
有効である。
【0012】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図示するものに基
づいて説明する。図1は本発明の吸着用磁石の断面図、
図2は本発明の吸着用磁石の斜視図である。
【0013】図1及び図2に示されるように本実施例に
おいては直径30mm、厚さ7mmの異方性フェライト
磁石1に、予め該磁石を挿入し得るように内側を凹状に
成形した着色ゴム2(外径38mm,内径24mm、厚
さ8mm)を嵌込んで吸着用磁石を得た。この吸着用磁
石を使用して、スチール製のホワイトボードに紙を止め
るとゴムの摩擦抵抗により横ずれを生ずることなく非常
にしっかりと紙を止めることができた。又この吸着用磁
石をその外側を指で掴んでホワイトボードから取り外す
ときには、外側を被覆するゴムの弾性と摩擦抵抗のため
に指になじんで容易に掴み取ることができ、又この吸着
用磁石の吸着面にテレホンカードを密接させたが、カー
ドの記録機能は破壊されることがなく再使用することが
できた。
【0014】尚、上記実施例においては、フェライトに
予め成形したゴムを嵌込んで吸着用磁石を得たが、この
方法に限らず、例えば軟質ウレタン樹脂等の射出成形が
可能な弾性非磁性材料を用いて、これを射出形成機によ
りフェライト磁石に一体成形して得ることもできる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるとき
は、簡単な構造を有し、使用に際して横滑りを起こすこ
となく、又取り外しに際しては指にて掴み取りやすく
て、しかも磁気記録媒体を吸着面に接触させた場合に磁
気記録機能を破壊することがない吸着用磁石を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸着用磁石の一実施例を示すものの断
面図である。
【図2】図1の吸着用磁石の斜視図である。
【図3】従来の吸着用磁石の一例を示すものの断面図で
ある。
【図4】従来の吸着用磁石の他の一例を示すものの断面
図である。
【図5】従来の吸着用磁石のさらに他の一例を示すもの
の断面図である。
【符号の説明】
1 永久磁石(フェライト磁石) 2 ゴム(摩擦抵抗性弾性非磁性材料) 3 硬質プラスチック 4 ヨーク(継鉄) 5 スチール製ホワイトボード壁面(磁性体壁面)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さ方向に磁化された平板状の永久磁石
    片における外周縁部をゴム又は摩擦係数の大きい合成樹
    脂によって被覆してなる吸着用磁石。
JP3101194A 1994-02-02 1994-02-02 吸着用磁石 Pending JPH07220917A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3101194A JPH07220917A (ja) 1994-02-02 1994-02-02 吸着用磁石

Applications Claiming Priority (1)

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JP3101194A JPH07220917A (ja) 1994-02-02 1994-02-02 吸着用磁石

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07220917A true JPH07220917A (ja) 1995-08-18

Family

ID=12319620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3101194A Pending JPH07220917A (ja) 1994-02-02 1994-02-02 吸着用磁石

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JP (1) JPH07220917A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040047245A (ko) * 2002-11-29 2004-06-05 주식회사 대연 자성체를 갖는 부착구 제조방법 및 부착구
JP2007027615A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Maguna:Kk 磁石製品
JP2009060141A (ja) * 2008-11-21 2009-03-19 Maguna:Kk 磁石製品
JP2013094382A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Teramoto Corp 物品ホルダ
CN112712988A (zh) * 2020-12-11 2021-04-27 广州金南磁性材料有限公司 一种定位吸附磁体及其制备方法和应用

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040121

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02