JPS635202Y2 - - Google Patents

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JPS635202Y2
JPS635202Y2 JP15179583U JP15179583U JPS635202Y2 JP S635202 Y2 JPS635202 Y2 JP S635202Y2 JP 15179583 U JP15179583 U JP 15179583U JP 15179583 U JP15179583 U JP 15179583U JP S635202 Y2 JPS635202 Y2 JP S635202Y2
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JP
Japan
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case
magnetic
hook
suction
fitted
Prior art date
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JP15179583U
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JPS6061704U (ja
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  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)
  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は永久磁石を利用したフツク、就中優
れた緩衝機能と吸着機能とを併せ有する吸着フツ
ク構造の開示に係わるものである。
而して、従前に於けるこの種の永久磁石の吸着
力を利用したフツク類は、磁石を概ね状をなす
ヨーク内に、一方の磁極面をヨーク下面に密着す
るように嵌装し、ヨークの側縁を磁極間のニユー
トラル部を介して他方磁極面の周側に密着した構
成となし、この立上りヨーク端縁を外方に向け
て、この組付け磁石をフツク本体内に両面粘着テ
ープ等をもつて取付けるようにしたものである。
即ち、この種のフツク類に於いては、ヨーク端と
吸着面との接合面、並びに立上りヨークと吸着面
との間に何等かの磁気的な間隙を生じた場合フツ
クとしての吸着力が急激に減衰されたものであ
り、これ等の部材相互間の緊密な接合と、立上り
ヨーク端の確実な露呈とを前提とした部材の組付
けがなされたものである。従つて、部品組付けに
於ける制約が多く、目的とするフツクの自由な構
成を困難になすと共に組付けコストを比較的割高
としたものである。
又、かゝる立上りヨーク端を直接目的物の取付
け面に吸着させるためヨーク端により取付け面を
損耗し、殊に摺接に伴う塗装面の被傷を誘起し、
高価な塗装表面を有する自動車あるいは各種機器
キヤビネツト等に対する吸着使用に難を有したも
のである。
更に、かゝる立上りヨークによる吸着使用にお
いては、取付け面が平滑端面を呈していない場
合、あるいはヨーク相互が傾斜している場合等の
ようにヨーク端面が取付け面に対して密着しがた
い状況下に於いて、その吸着機能を著しく減じた
ものである。又、立上りヨーク端を取付け磁石に
おける磁極周面に密着した場合、ヨーク部材によ
る磁力線の短絡を誘起し、この短絡磁力分に相当
する吸着力の減少が認められたものである。
本考案に係る吸着フツクは、かゝる従前例にお
ける不都合に鑑み特に案出されたものであつて、
取付け面に対するフツクの吸着をヨークによるこ
となく、磁石に於ける一方の磁場を添装強磁性板
をもつて集束した状態で、他方の磁極面を取付け
面に対する吸着端面としたものである。
かゝる吸着磁場の構成を前提として緩衝ケース
の介入による外装ケースと、これに組付けられる
永久磁石等との一括一体化を期し、組付けコスト
の割安化と共に目的に即応した自在な組付け構造
を可能としたものである。
従つて、本考案における吸着フツクにおいては
取付け面に対する吸着が緩衝ケースを介してなさ
れたことよりして、取付け面の損耗殊に擦過被傷
等の生ずる余地を一掃し、メツキ面、脆弱な塗装
表面等に対しても確実な吸着が約束されたもので
ある。又、組付け部品の確実な止着一体化を期
し、組付け部品間のガタつきを一掃するようにな
すと共に介装フエライト磁石等の割れ、欠け等の
問題を有効に回避し得たものである。更に、緩衝
ケース内に嵌合される永久磁石を複数個のものと
し、相隣る磁極を異極且つ所定間隔を介して並設
して相隣る異極間における磁場の構成を一方の磁
極面の強磁性板による磁力線の集束を主眼とし、
他方の磁極面に磁気路となるようなヨーク類の介
在をなくし、効果的な吸着機能の発現を期すよう
にしたものである。
本考案に係る吸着フツクは、かゝる諸特性の合
目的々な奏効を期すべく、特にその構成の要旨を
上面を開口され且つ隔壁をもつて区分される内部
空間を有する容筐状の柔軟な合成樹脂製緩衝ケー
ス内に磁極を上下面として複数個の永久磁石を嵌
合し、且つ該嵌合磁石面上に強磁性板を添装する
ようになすと共に集束部にフツクを有し、且つ下
面を開口された容筐状の非磁性素材よりなる外装
ケースを前記緩衝ケースに被嵌、一体とし前記緩
衝ケース内に嵌合される永久磁石を複数個のもの
とし、相隣る磁石を異極、且つ所定間隔を介して
並設した点に置き、以下の具体的な実施例と、こ
れ等の実施例に附随する相当の設計変更を予定し
たものである。
以下、本考案に係る吸着フツクの典型的な一実
施例を添付の図面について説明するに、1はその
平面形状を方形、長方形、あるいは円形半円形等
の適宜の形状とした永久磁石であり、各種の素材
からなるものとし、通常成形特性、コスト面等よ
りしてフエライト磁石の使用が予定されたもので
ある。次いで、2は塩化ビニルゾル、プチルゴ
ム、ポリウレタンゴム等の柔軟な合成樹脂素材よ
りなる緩衝ケースであつて、必要且つ充分な伸縮
特性、可撓特性並びに保型特性と、耐摩耗特性等
を有するものとし、周縁に立上り壁2aを、底板
2bの内側に低い立上り幅の隔壁2cを更に立上
り壁2aの下側外周縁に緩衝受鍔2dを夫々設け
るようにした所謂容筐状のケースとされたもので
ある。尚、底板2bに設けられる隔壁2cは、並
設される磁石相互間に有効な磁気的な間隙をもた
らすに足りる幅寸のものとし、嵌装される永久磁
石1の形状、寸法に合せて底板2b面を適宜複数
区画に区分するように設けたものである。次いで
3は真鍮、アルミ合金等の被磁性金属素材を主材
とした外装ケースであつて、下面を開口した容筐
状のものとなし、立上り周壁3aに側方に延びる
適宜のフツク3bを一体的に設けるようにしたも
のである。尚外装ケース3に設けられるフツク3
bには種々の態様、形状のものが予定され、時と
して鎖あるいはワイヤー状のフツク部材の組付け
も予定されたものである。
又、外装ケース3自体の形状にも格別な制約は
なく、円盤状、角盤状その他の種々の形状と、印
刷、シール等の装飾付加が適宜予定されたもので
ある。尚、外装ケース3に於ける内径形状と、緩
衝ケース2の外径形状を、又緩衝ケース2におい
て隔壁2cをもつて区分される内部空間形状と、
永久磁石1との形状を基本的に一致したものとな
し、これ等部材の相互間における密接な嵌着を予
定したものである。
而して、緩衝ケース2に対し永久磁石1を、隔
壁2cを介して順次異極となるように組付け、次
いで強磁性板4を該ケース2内に押し入れ、三者
を一体に抱持した態様のものになすと共に、この
強磁性板4により磁気抵抗の低い通路を構成し、
互に異極面が相隣る永久磁石1〜1の一方の磁極
面における磁力線を集束させ、他方の磁極面に効
果的に強力な吸着力を持たせるようにしたもので
ある。
かくして抱持された吸着主体に対し外装ケース
3を緊密に被嵌することにより、永久磁石1、強
磁性板4は緩衝ケースにおける弾発力と、優れた
摩擦抵抗よりして確実に一体のものとされ、組付
け部品の抜け出し等が有効に防止されたものであ
る。
本考案に係る吸着フツクは叙上に於ける特徴あ
る構成、就中ケース2の介装による一体的な抱持
と、このケース2の介装使用を許す強磁性板4の
添装構造よりして前記諸特性の具体的な奏効を期
し得たものである。
即ち、強磁性板4をもつて複数の永久磁石1〜
1の一方の磁極面における相隣る異極間毎の磁力
線を集束して磁力線の無駄な漏洩を効果的に抑止
した状態で、他方の磁極面上に取付け端面以外に
磁気抵抗の少ない磁路の生ずる余地を無くし、こ
の磁極面における磁力線を取付け吸着面に効果的
に誘導することにより単一の磁石によるものより
遥かに強力な吸着力をうる構成としたものであ
る。又、嵌装される永久磁石1〜1は、相互に磁
気的間隙xを介して順次異極に並設するものと
し、その極間における磁力線による効果的な磁場
を構成し、両者相まつて、磁石1〜1の吸着力の
効果的な引き出しを期し得たものである。特に、
かゝる構成に於いてはケース2の底板2b等の障
害介装物がある場合においてもフツクの効果的な
吸着が達成されたものである。
次いで、永久磁石1と外装ケース3とは、共に
ケース2における底板2b、受鍔2dをもつて被
装された取付面5に対する直接的な接触が抑止さ
れたものである。従つて、永久磁石1、外装ケー
ス3による取付面5の毀傷損、殊に擦過被傷事故
の生ずる余地が一掃されたものである。又、かゝ
る構成においては吸着時の衝突音ないしは、取り
外し時の金属音がなく、且つ吸着機能に比し、装
脱の始点並びに終点に於ける吸着力が低く、これ
等が相まつて軽快な吸着使用を可能としたもので
ある。更に、ケース2における底板2bの有する
固有の摩擦抵抗をもつて、吸着されたフツクのズ
リ落ち等が確実に防止され、吸着能力に比し遥か
に多くの吊下げ能力が約束されたものである。
更に、ケース2の有する弾発力による部品組付
けは、組付け部材並びに組付け手間を効果的に減
じ、部品コストの削減を可能になすと共に部品相
互の緩衝組付けによるガタつき、抜け出しの効果
的な抑止と、組付け部品の毀損を確実に防止した
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るフツク部品の一部を破截
した分割斜視図、第2図、第3図は各実施例を示
した断面図、第4図は磁石の嵌装状態を示した断
面図、第5図は従前例を示した断面図である。 尚、図中1……永久磁石、2……緩衝ケース、
3……外装ケース、4……強磁性板、5……取付
面を示したものである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面を開口され、且つ隔壁をもつて区分される
    複数個の内部空間を有する容筐状の柔軟な合成樹
    脂製緩衝ケースの各区分内に、磁極を上下面とし
    てそれぞれ永久磁石を嵌合し、且つ該嵌合磁石の
    一方の磁極面上に強磁性板を添装するようになす
    と共に、周側部にフツクを有し、且つ下面を開口
    された容筐状の非磁性素材よりなる外装ケースを
    前記緩衝ケースに被嵌、一体とし前記緩衝ケース
    内に嵌合される永久磁石は、相隣る磁石を異極、
    且つ所定間隔を介して並設したことを特徴とする
    吸着フツク。
JP15179583U 1983-09-30 1983-09-30 吸着フツク Granted JPS6061704U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15179583U JPS6061704U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 吸着フツク

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JP15179583U JPS6061704U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 吸着フツク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6061704U JPS6061704U (ja) 1985-04-30
JPS635202Y2 true JPS635202Y2 (ja) 1988-02-12

Family

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JP15179583U Granted JPS6061704U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 吸着フツク

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JPS6061704U (ja) 1985-04-30

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