JP2532717Y2 - 磁気止着具 - Google Patents
磁気止着具Info
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- JP2532717Y2 JP2532717Y2 JP1989041219U JP4121989U JP2532717Y2 JP 2532717 Y2 JP2532717 Y2 JP 2532717Y2 JP 1989041219 U JP1989041219 U JP 1989041219U JP 4121989 U JP4121989 U JP 4121989U JP 2532717 Y2 JP2532717 Y2 JP 2532717Y2
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- JP
- Japan
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- packaging box
- paper packaging
- rubber magnet
- magnetic
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47G—HOUSEHOLD OR TABLE EQUIPMENT
- A47G1/00—Mirrors; Picture frames or the like, e.g. provided with heating, lighting or ventilating means
- A47G1/16—Devices for hanging or supporting pictures, mirrors, or the like
- A47G1/17—Devices for hanging or supporting pictures, mirrors, or the like using adhesives, suction or magnetism
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47F—SPECIAL FURNITURE, FITTINGS, OR ACCESSORIES FOR SHOPS, STOREHOUSES, BARS, RESTAURANTS OR THE LIKE; PAYING COUNTERS
- A47F5/00—Show stands, hangers, or shelves characterised by their constructional features
- A47F5/08—Show stands, hangers, or shelves characterised by their constructional features secured to the wall, ceiling, or the like; Wall-bracket display devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D5/00—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
- B65D5/42—Details of containers or of foldable or erectable container blanks
- B65D5/4208—Means facilitating suspending, lifting, handling, or the like of containers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B65D85/00—Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials
- B65D85/67—Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for web or tape-like material
- B65D85/671—Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for web or tape-like material wound in flat spiral form
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Cartons (AREA)
Description
この考案は、家庭の台所で使用される食品包装用ラッ
プフィルム、アルミフォイルやティッシュペーパー等
（以下ラップ類等という）を納めた紙製包装箱を、例え
ば電気冷蔵庫の垂直面に着脱自在に取付けることができ
る磁気止着具に関するものである。
プフィルム、アルミフォイルやティッシュペーパー等
（以下ラップ類等という）を納めた紙製包装箱を、例え
ば電気冷蔵庫の垂直面に着脱自在に取付けることができ
る磁気止着具に関するものである。
上記したラップ類等は、通常、紙製包装箱に納められ
ていて、使用しないときは邪魔にならないように棚や引
出しに入れて保管し、必要が生じたときに、これを取出
して使用している。このように使用の都度棚や引出しか
ら出し、用済み後また元の棚や引出しに戻す面倒さをな
くしたいが、このような要請に応えることができるもの
は従来なかったといってよい。
ていて、使用しないときは邪魔にならないように棚や引
出しに入れて保管し、必要が生じたときに、これを取出
して使用している。このように使用の都度棚や引出しか
ら出し、用済み後また元の棚や引出しに戻す面倒さをな
くしたいが、このような要請に応えることができるもの
は従来なかったといってよい。
台所で邪魔にならない手近な取付場所といえば冷蔵庫
等の垂直側面が挙げられ、かかる鉄製の面に止着させる
場合に、磁石が使われているのは従来周知である。そこ
で、合成ゴム又はポリマー樹脂とフェライトマグネット
粉末を混合して練り込み、圧延又は押出し成形すること
により得られるフェライト系ゴム磁石を直接紙製包装箱
の表面に貼着して、その磁気吸引力で紙製包装箱自体を
着脱自在に保持させることが考えられるが、ゴム磁石を
長く吸着させていると、相手側の吸着面を薄黒くして、
これを綺麗にしようとしても仲々色が落ちないので、白
い面では特にその汚れが目立つという欠点があった。 取付替え可能とするだけならば、紙製包装箱の内側か
ら留め具に突設したネジ軸を突き刺して表側に突出さ
せ、そのネジ軸に画鋲磁石に似た磁石を螺着させること
も考えられるが、しかし、突き刺したりネジ込んだりす
るだけの手間でも嫌われるのが昨今の実情である。 この考案の目的とするところは、叙上のような事情に
鑑み、使用者が苦にならずに取付替えを行って繰返し利
用ができ、磁石による吸着面を黒ずんだりさせない止着
具を提供することにある。また、紙製包装箱のどの側が
磁気吸着力を示す側であるかを間違えなくする止着具を
提供することにある。
等の垂直側面が挙げられ、かかる鉄製の面に止着させる
場合に、磁石が使われているのは従来周知である。そこ
で、合成ゴム又はポリマー樹脂とフェライトマグネット
粉末を混合して練り込み、圧延又は押出し成形すること
により得られるフェライト系ゴム磁石を直接紙製包装箱
の表面に貼着して、その磁気吸引力で紙製包装箱自体を
着脱自在に保持させることが考えられるが、ゴム磁石を
長く吸着させていると、相手側の吸着面を薄黒くして、
これを綺麗にしようとしても仲々色が落ちないので、白
い面では特にその汚れが目立つという欠点があった。 取付替え可能とするだけならば、紙製包装箱の内側か
ら留め具に突設したネジ軸を突き刺して表側に突出さ
せ、そのネジ軸に画鋲磁石に似た磁石を螺着させること
も考えられるが、しかし、突き刺したりネジ込んだりす
るだけの手間でも嫌われるのが昨今の実情である。 この考案の目的とするところは、叙上のような事情に
鑑み、使用者が苦にならずに取付替えを行って繰返し利
用ができ、磁石による吸着面を黒ずんだりさせない止着
具を提供することにある。また、紙製包装箱のどの側が
磁気吸着力を示す側であるかを間違えなくする止着具を
提供することにある。
一般に紙製包装箱の内法寸法は中に納めたラップ類直
径よりも僅かに、例えば2mm程度大きくなっているのが
普通である。この考案は、この僅かの隙間に着目し、該
隙間内に差し込んだり取り出したりできる磁気止着具た
らしめることで上記の目的を達成しようというものであ
る。即ちこの考案の磁気止着具は、薄板状をなすフェラ
イト系異方性ゴム磁石の片面に適磁性金属板を取付けて
成り、その大きさは該ゴム磁石が呈する磁気吸引力で保
持される紙製包装箱とその紙製包装箱内の中味との間に
形成された隙間に挿入可能で且つ該紙製包装箱の側面で
ある矩形形状に納まるものとなし、該ゴム磁石は一平面
面に２極以上に着磁され、該適磁性金属板の表面に内容
物に対する接触面の向きを間違えなくするための表示手
段を施したことをその特徴とするものである。 また、上記の大きさについては、該ゴム磁石が呈する
磁気吸引力で保持される紙製包装箱とその紙製包装箱内
の内容物との間に形成された隙間に挿入可能で且つ該紙
製包装箱の側面である矩形形状に納まる部分と、該部分
の上縁に突設され該紙製包装箱外に突出する目印部分の
二つの部分を有するようにしたものである。 更にまた、適磁性金属板の上端縁には指の掛りを形成
することもできる。
径よりも僅かに、例えば2mm程度大きくなっているのが
普通である。この考案は、この僅かの隙間に着目し、該
隙間内に差し込んだり取り出したりできる磁気止着具た
らしめることで上記の目的を達成しようというものであ
る。即ちこの考案の磁気止着具は、薄板状をなすフェラ
イト系異方性ゴム磁石の片面に適磁性金属板を取付けて
成り、その大きさは該ゴム磁石が呈する磁気吸引力で保
持される紙製包装箱とその紙製包装箱内の中味との間に
形成された隙間に挿入可能で且つ該紙製包装箱の側面で
ある矩形形状に納まるものとなし、該ゴム磁石は一平面
面に２極以上に着磁され、該適磁性金属板の表面に内容
物に対する接触面の向きを間違えなくするための表示手
段を施したことをその特徴とするものである。 また、上記の大きさについては、該ゴム磁石が呈する
磁気吸引力で保持される紙製包装箱とその紙製包装箱内
の内容物との間に形成された隙間に挿入可能で且つ該紙
製包装箱の側面である矩形形状に納まる部分と、該部分
の上縁に突設され該紙製包装箱外に突出する目印部分の
二つの部分を有するようにしたものである。 更にまた、適磁性金属板の上端縁には指の掛りを形成
することもできる。
フェライト系異方性ゴム磁石は磁束密度が大きくまた
保磁力も大きいから薄くでき、適磁性金属板との組合わ
せによって磁気吸引力を強めるから、紙製包装箱とその
紙製包装箱内の中味との間に形成された隙間に挿入でき
る程度の大きさであっても、確実な保持ができることに
なる。また、このゴム磁石は一平面面に２極以上に着磁
したことによって、紙製包装箱を冷蔵庫等の垂直面に磁
気吸着させたときに、紙製包装箱側の重量で滑動落下す
るのを強力に阻止できることになる。 また、適磁性金属板の表面に施こされた表示手段や、
紙製包装箱側面の矩形形状に納まる部分の上縁に突設さ
れ、該紙製包装箱外に突出する目印部分、適磁性金属板
の上端縁に形成した指の掛りによって磁気吸着力側を示
唆するから、間違えなく磁気吸着させることができる。
保磁力も大きいから薄くでき、適磁性金属板との組合わ
せによって磁気吸引力を強めるから、紙製包装箱とその
紙製包装箱内の中味との間に形成された隙間に挿入でき
る程度の大きさであっても、確実な保持ができることに
なる。また、このゴム磁石は一平面面に２極以上に着磁
したことによって、紙製包装箱を冷蔵庫等の垂直面に磁
気吸着させたときに、紙製包装箱側の重量で滑動落下す
るのを強力に阻止できることになる。 また、適磁性金属板の表面に施こされた表示手段や、
紙製包装箱側面の矩形形状に納まる部分の上縁に突設さ
れ、該紙製包装箱外に突出する目印部分、適磁性金属板
の上端縁に形成した指の掛りによって磁気吸着力側を示
唆するから、間違えなく磁気吸着させることができる。
以下に図面とともに実施例を示し、この考案を更に具
体的に説明する。 第１図に示した斜視図において、Ａはラップ類Ｂを収
納した紙製包装箱である。既述の通り紙製包装箱Ａの内
法寸法は中味のラップ類Ｂ直径よりも僅かに大きく、Ｃ
はその隙間を現している。 この考案になる磁気止着具は、薄板状をなすフェライ
ト系異方性ゴム磁石１の片面に適磁性金属板２を取付け
たものであって、その磁気止着具の大きさは、該ゴム磁
石１が呈する磁気吸引力によって保持される紙製包装箱
Ａと、その紙製包装箱Ａ内の中味Ｂとの間に形成された
隙間Ｃに挿入可能で、且つ該紙製包装箱Ａの側面である
矩形形状に納まる大きさとなっている。一例を挙げる
と、隙間Ｃが約2mmに対して、異方性ゴム磁石１の厚み
は約1mm、適磁性金属板２の厚みは約0.6mmといった程度
の薄いものである。一般にこの種の紙製包装箱Ａは断面
がほぼ正方形をなしており、この磁気止着具を底面側に
挿着してはならない理由はなにもなく、したがって上記
紙製包装箱Ａの側面とは、底面を排除するという意味で
はない。 ゴム磁石１の着磁に関して片面着磁か両面着磁か、着
磁の方向がゴム磁石１の長手方向に対して平行か垂直か
は問わないが、一平面面に２極以上に着磁されているも
のとする。ゴム磁石１に適磁性金属板２を合わせた状態
で着磁させてもよいし、着磁されたゴム磁石１に適磁性
金属板２を接着材でつけたり磁気吸引力でつけたりした
ものでもよい。 使用の際は、ゴム磁石１の面が紙製包装箱Ａの内側面
に向き、適磁性金属板２の面が内容物であるラップ類Ｂ
に向くように、上記隙間Ｃの上方から挿入して装着す
る。第２図は、そのときの磁力線の説明図である。同図
からゴム磁石１は紙製包装箱Ａの厚さに相当するギャッ
プを介して磁性材である冷蔵庫側Ｄからと適磁性金属板
２とにより磁気回路を形成されていることが明らかであ
る。若し逆に挿入すると、ゴム磁石１の他極間を連結す
る磁束は外気を通じても冷蔵庫などの鉄板に届かず磁気
回路を形成されるので、磁気吸引力は殆どなくなり、初
期の目的を達成することができなくなる。 第１図のように磁気止着具が単なる長方形の形態であ
って、しかもゴム磁石１と適磁性金属板２の色調が似か
よっている場合には、適磁性金属板２の面を紙製包装箱
Ａの内側面に向け、ゴム磁石１の面をラップ類Ｂに向け
るような間違った挿入を行うおそれがあるが、第３図に
示した例のように、適磁性金属板２の上端部の一部又は
全部を折り曲げて指の掛り３を作っておくと、掛り３の
ある側を紙製包装箱Ａの内側面に向けては挿入しずらく
なるので間違いを防げることになるし、また、紙製包装
箱Ａを逆さにして取出さなくても上に引き出せるように
できて便利である。更にまた、第４図のように、適宜の
形状に賦形したり、適磁性金属板２の表面にゴム磁石１
よりも明るい着色、文字、記号、絵柄等の表示手段、あ
るいはそれらの組合わせから成る表示手段を施すことに
よっても間違いを防げる。ゴム磁石１は必ずしも適磁性
金属板２の全面に取付ける必要はなく、磁気吸引力さえ
問題なければ、第４図のように、一部にだけ取付ける構
成としてもよい。 使用後に冷蔵庫に磁気吸着させる場合、紙製包装箱Ａ
内に収納された磁気止着具は外からは見えないから、当
てた側に磁気止着具が挿入されていないと手を離した途
端に落としてしまうことがある。第５図に示した例は、
紙製包装箱Ａ側面の矩形形状に納まる部分の上縁に、該
紙製包装箱Ａ外に突出する目印部分４、４を突設してい
る。図中、５、５は紙製包装箱Ａに穿設した目印部分
４、４用の穴である。こうすると、紙製包装箱Ａ外に突
出する目印部分４、４が磁気吸着側を示唆するので、間
違えがないようにできる。 なお、ゴム磁石１と適磁性金属板２のずれを防ぐため
に、両面粘着テープで貼り合わせるのもよい。あるい
は、図示を省略したが、適磁性金属板２の周縁の適宜位
置にいくつかの小突起を設け、それを折り曲げたり、適
磁性金属板２に浅い矩形のくぼみを設け、そこにゴム磁
石１を吸着させるのもよい。
体的に説明する。 第１図に示した斜視図において、Ａはラップ類Ｂを収
納した紙製包装箱である。既述の通り紙製包装箱Ａの内
法寸法は中味のラップ類Ｂ直径よりも僅かに大きく、Ｃ
はその隙間を現している。 この考案になる磁気止着具は、薄板状をなすフェライ
ト系異方性ゴム磁石１の片面に適磁性金属板２を取付け
たものであって、その磁気止着具の大きさは、該ゴム磁
石１が呈する磁気吸引力によって保持される紙製包装箱
Ａと、その紙製包装箱Ａ内の中味Ｂとの間に形成された
隙間Ｃに挿入可能で、且つ該紙製包装箱Ａの側面である
矩形形状に納まる大きさとなっている。一例を挙げる
と、隙間Ｃが約2mmに対して、異方性ゴム磁石１の厚み
は約1mm、適磁性金属板２の厚みは約0.6mmといった程度
の薄いものである。一般にこの種の紙製包装箱Ａは断面
がほぼ正方形をなしており、この磁気止着具を底面側に
挿着してはならない理由はなにもなく、したがって上記
紙製包装箱Ａの側面とは、底面を排除するという意味で
はない。 ゴム磁石１の着磁に関して片面着磁か両面着磁か、着
磁の方向がゴム磁石１の長手方向に対して平行か垂直か
は問わないが、一平面面に２極以上に着磁されているも
のとする。ゴム磁石１に適磁性金属板２を合わせた状態
で着磁させてもよいし、着磁されたゴム磁石１に適磁性
金属板２を接着材でつけたり磁気吸引力でつけたりした
ものでもよい。 使用の際は、ゴム磁石１の面が紙製包装箱Ａの内側面
に向き、適磁性金属板２の面が内容物であるラップ類Ｂ
に向くように、上記隙間Ｃの上方から挿入して装着す
る。第２図は、そのときの磁力線の説明図である。同図
からゴム磁石１は紙製包装箱Ａの厚さに相当するギャッ
プを介して磁性材である冷蔵庫側Ｄからと適磁性金属板
２とにより磁気回路を形成されていることが明らかであ
る。若し逆に挿入すると、ゴム磁石１の他極間を連結す
る磁束は外気を通じても冷蔵庫などの鉄板に届かず磁気
回路を形成されるので、磁気吸引力は殆どなくなり、初
期の目的を達成することができなくなる。 第１図のように磁気止着具が単なる長方形の形態であ
って、しかもゴム磁石１と適磁性金属板２の色調が似か
よっている場合には、適磁性金属板２の面を紙製包装箱
Ａの内側面に向け、ゴム磁石１の面をラップ類Ｂに向け
るような間違った挿入を行うおそれがあるが、第３図に
示した例のように、適磁性金属板２の上端部の一部又は
全部を折り曲げて指の掛り３を作っておくと、掛り３の
ある側を紙製包装箱Ａの内側面に向けては挿入しずらく
なるので間違いを防げることになるし、また、紙製包装
箱Ａを逆さにして取出さなくても上に引き出せるように
できて便利である。更にまた、第４図のように、適宜の
形状に賦形したり、適磁性金属板２の表面にゴム磁石１
よりも明るい着色、文字、記号、絵柄等の表示手段、あ
るいはそれらの組合わせから成る表示手段を施すことに
よっても間違いを防げる。ゴム磁石１は必ずしも適磁性
金属板２の全面に取付ける必要はなく、磁気吸引力さえ
問題なければ、第４図のように、一部にだけ取付ける構
成としてもよい。 使用後に冷蔵庫に磁気吸着させる場合、紙製包装箱Ａ
内に収納された磁気止着具は外からは見えないから、当
てた側に磁気止着具が挿入されていないと手を離した途
端に落としてしまうことがある。第５図に示した例は、
紙製包装箱Ａ側面の矩形形状に納まる部分の上縁に、該
紙製包装箱Ａ外に突出する目印部分４、４を突設してい
る。図中、５、５は紙製包装箱Ａに穿設した目印部分
４、４用の穴である。こうすると、紙製包装箱Ａ外に突
出する目印部分４、４が磁気吸着側を示唆するので、間
違えがないようにできる。 なお、ゴム磁石１と適磁性金属板２のずれを防ぐため
に、両面粘着テープで貼り合わせるのもよい。あるい
は、図示を省略したが、適磁性金属板２の周縁の適宜位
置にいくつかの小突起を設け、それを折り曲げたり、適
磁性金属板２に浅い矩形のくぼみを設け、そこにゴム磁
石１を吸着させるのもよい。
この考案の磁気止着具は、フェライト系異方性ゴム磁
石を使用するから、磁束密度が大きく、このため厚みを
薄くでき、適磁性金属板と組合わせても狭い隙間Ｃに挿
入できる厚さにすることが可能となる。ゴム磁石は紙製
包装箱Ａの内側面に触れるけれども、冷蔵庫等の面に触
れないから、長期間一箇所に吸着させておいてもゴム磁
石によって吸着面側を汚すといったおそれはなくなる。
ラップ類と接触する適磁性金属板は、ラップ類の繰出し
を阻害するような摩擦抵抗を与えないので円滑に繰出せ
る。更にフェライト系異方性ゴム磁石と適磁性金属板と
を組合わせたことで、磁束が集まって磁気吸引力を強め
ることになり、紙製包装箱Ａの確実な保持ができる。し
かも薄板状をなすフェライト系異方性ゴム磁石は一平面
面に２極以上に着磁してあるから、紙製包装箱を冷蔵庫
等の垂直面に磁気吸着させたとき、紙製包装箱側の重量
で滑動落下しようとするのを強力に阻止でき、ラップ類
の繰出しに際して、両手でラップ類の両端部をつまんで
引き出すという使い方ができる。そして、適磁性金属板
の表面に内容物に対する接触面の向きを間違えなくする
ための表示手段を施したことによって、手を離した途端
に落ちるといったことがないようにできる。 紙製包装箱Ａ側面の矩形形状に納まる部分の上縁に、
該紙製包装箱Ａ外に突出する目印部分４、４を突設する
ことによって、使用後に冷蔵庫に磁気吸着させる場合、
紙製包装箱Ａ内に収納された磁気止着具が外部から見え
なくても、目印部分４、４を突設する側が磁気吸着側で
あるから、当てた側に磁気止着具が挿入されていないた
め手を離した途端に落ちるといったことがなくなるとと
もに、目印部分があるために、中身のラップ類を使い終
わって紙製包装箱を捨てるとき誤って一緒に捨てるとい
ったことを防げる。 また、適磁性金属板の上端縁に指の掛りを形成してい
ると、既述のように、挿入の向きの間違いを防ぎ、出入
れに際しても便利である。
石を使用するから、磁束密度が大きく、このため厚みを
薄くでき、適磁性金属板と組合わせても狭い隙間Ｃに挿
入できる厚さにすることが可能となる。ゴム磁石は紙製
包装箱Ａの内側面に触れるけれども、冷蔵庫等の面に触
れないから、長期間一箇所に吸着させておいてもゴム磁
石によって吸着面側を汚すといったおそれはなくなる。
ラップ類と接触する適磁性金属板は、ラップ類の繰出し
を阻害するような摩擦抵抗を与えないので円滑に繰出せ
る。更にフェライト系異方性ゴム磁石と適磁性金属板と
を組合わせたことで、磁束が集まって磁気吸引力を強め
ることになり、紙製包装箱Ａの確実な保持ができる。し
かも薄板状をなすフェライト系異方性ゴム磁石は一平面
面に２極以上に着磁してあるから、紙製包装箱を冷蔵庫
等の垂直面に磁気吸着させたとき、紙製包装箱側の重量
で滑動落下しようとするのを強力に阻止でき、ラップ類
の繰出しに際して、両手でラップ類の両端部をつまんで
引き出すという使い方ができる。そして、適磁性金属板
の表面に内容物に対する接触面の向きを間違えなくする
ための表示手段を施したことによって、手を離した途端
に落ちるといったことがないようにできる。 紙製包装箱Ａ側面の矩形形状に納まる部分の上縁に、
該紙製包装箱Ａ外に突出する目印部分４、４を突設する
ことによって、使用後に冷蔵庫に磁気吸着させる場合、
紙製包装箱Ａ内に収納された磁気止着具が外部から見え
なくても、目印部分４、４を突設する側が磁気吸着側で
あるから、当てた側に磁気止着具が挿入されていないた
め手を離した途端に落ちるといったことがなくなるとと
もに、目印部分があるために、中身のラップ類を使い終
わって紙製包装箱を捨てるとき誤って一緒に捨てるとい
ったことを防げる。 また、適磁性金属板の上端縁に指の掛りを形成してい
ると、既述のように、挿入の向きの間違いを防ぎ、出入
れに際しても便利である。
第１図はこの考案に係る磁気止着具と、その磁気止着具
で保持される紙製包装箱の斜視図、第２図はこの考案に
係る磁気止着具の磁気的作動を説明する断面図、第３図
と第４図および第５図は第１図とは異なる磁気止着具の
実施例である。 １……薄板状をなすフェライト系異方性ゴム磁石、２…
…適磁性金属板、３……指の掛り、４……目印部分、Ａ
……紙製包装箱、Ｂ……紙製包装箱内の中味であるラッ
プ類等、Ｃ……紙製包装箱とラップ類等の隙間。
で保持される紙製包装箱の斜視図、第２図はこの考案に
係る磁気止着具の磁気的作動を説明する断面図、第３図
と第４図および第５図は第１図とは異なる磁気止着具の
実施例である。 １……薄板状をなすフェライト系異方性ゴム磁石、２…
…適磁性金属板、３……指の掛り、４……目印部分、Ａ
……紙製包装箱、Ｂ……紙製包装箱内の中味であるラッ
プ類等、Ｃ……紙製包装箱とラップ類等の隙間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−13999（ＪＰ，Ｕ) 実願 昭60−129647号（実開 昭62− 38192号）の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム （ＪＰ，Ｕ) 実願 昭46−118754号（実開 昭48− 73014号）の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム （ＪＰ，Ｕ)
Claims (3)
- 【請求項１】ラップ類等を納めた紙製包装箱を止めつけ
る磁気止着具であって、薄板状をなすフェライト系異方
性ゴム磁石の片面に適磁性金属板を取付けて成り、その
大きさは該ゴム磁石が呈する磁気吸引力で保持される紙
製包装箱とその紙製包装箱内の内容物との間に形成され
た隙間に挿入可能で且つ該紙製包装箱の側面である矩形
形状に納まるものとなし、該ゴム磁石は一平面面に２極
以上に着磁され、該適磁性金属板の表面に内容物に対す
る接触面の向きを間違えなくするための表示手段を施し
たことを特徴とする磁気止着具。 - 【請求項２】ラップ類等を納めた紙製包装箱を止めつけ
る磁気止着具であって、薄板状をなすフェライト系異方
性ゴム磁石の片面に適磁性金属板を取付けて成り、その
大きさは該ゴム磁石が呈する磁気吸引力で保持される紙
製包装箱とその紙製包装箱内の内容物との間に形成され
た隙間に挿入可能で且つ該紙製包装箱の側面である矩形
形状に納まる部分と、該部分の上縁に突設され該紙製包
装箱外に突出する目印部分の二つの部分を有し、該ゴム
磁石は一平面面に２極以上に着磁されていることを特徴
とする磁気止着具。 - 【請求項３】ラップ類等を納めた紙製包装箱を止めつけ
る磁気止着具であって、薄板状をなすフェライト系異方
性ゴム磁石の片面に適磁性金属板を取付けて成り、その
大きさは該ゴム磁石が呈する磁気吸引力で保持される紙
製包装箱とその紙製包装箱内の内容物との間に形成され
た隙間に挿入可能で且つ該紙製包装箱の側面である矩形
形状に納まるものとなし、該ゴム磁石は一平面面に２極
以上に着磁され、該適磁性金属板の上端縁には指の掛り
を形成していることを特徴とする磁気止着具。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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