JP2007027201A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007027201A
JP2007027201A JP2005203322A JP2005203322A JP2007027201A JP 2007027201 A JP2007027201 A JP 2007027201A JP 2005203322 A JP2005203322 A JP 2005203322A JP 2005203322 A JP2005203322 A JP 2005203322A JP 2007027201 A JP2007027201 A JP 2007027201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
film
manufacturing
soi
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005203322A
Other languages
English (en)
Inventor
Shishiyo Minami
志昌 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2005203322A priority Critical patent/JP2007027201A/ja
Publication of JP2007027201A publication Critical patent/JP2007027201A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

【課題】
完全空乏型SOIトランジスタ、特にNMOSトランジスタにおいて、閾値をチャネル形成部へ導入する不純物濃度で制御しようとした場合に、寄生チャネルを防止しつつ、かつ、閾値のSOI膜厚依存性が抑制できる完全空乏型SOIトランジスタの製造方法を提供する。
【解決手段】
完全空乏型SOIトランジスタ、特にNMOSトランジスタの製造方法におけるチャネル形成工程において、薄膜上に絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜に対し追加絶縁膜を形成する工程と半導体薄膜と絶縁膜との界面近傍に第1導電型の不純物の注入を行う工程を有するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特にSOI基板における半導体薄膜の膜厚のばらつきに起因する閾値変動を抑制する完全空乏型SOIトランジスタの製造方法に関する。
従来のSOI構造をもつ半導体装置の製造方法の模式的断面図を図5から図7に示す。図5(a)のように支持基板201上に埋め込み絶縁膜202が形成されており、埋め込み絶縁膜202上に半導体薄膜(SOI膜)203が形成されているSOI構造基板のSOI膜203にLOCOS法によりフィールド絶縁膜204として、例えば膜厚数千Åの熱酸化膜を形成した後、MOSトランジスタを形成する領域の絶縁膜を除去し、チャネル形成部106を形成する。その後、図5(b)に示すように、犠牲酸化膜213をSOI膜103上に例えば15nm成長させた後、チャネル形成部206へ閾値調整するためのイオン注入を行う。次に、図6(a)に示すように、犠牲酸化膜213をフッ酸(HF)系の溶液にてエッチングした後、ゲート絶縁膜205を例えば数十nm成長させ、ゲート絶縁膜205上に多結晶シリコンを堆積し、プリデポあるいはイオン注入により不純物を導入し、パターニングを行うことによりゲート電極となる多結晶シリコンゲート207が形成される。
続いて、図6(b)のように、多結晶シリコンゲート207の両端に、シート抵抗が低減できるように、例えばAsを用いた場合には好ましくは1×1014〜1×1016 atoms/cm2の濃度でイオン注入してドレインおよびソース高濃度領域208および209を形成する。図7において、続いて、層間絶縁膜210を200nm〜800nm程度の膜厚を堆積させ、ソース高濃度領域209およびドレイン高濃度領域208領域と配線の接続をとるためのコンタクトホール211を形成する。
次に、配線メタルをスパッタ等で形成、パターニングを行うと、メタル212とドレインおよびソース高濃度領域208、209表面がコンタクトホール211を通して接続される。
上記の製造方法において、SOI構造を用いることによって素子間同士の完全分離が容易となり、またソフトエラーやCMOSトランジスタに特有なラッチアップの抑制が可能である。またSOI膜203をさらに100nm程度にまで薄くし、チャネルの不純物濃度も比較的低い状態に制御して、ほぼSOI膜203全体が空乏化するような条件にすることによって完全空乏型SOIトランジスタとすることができ、拡散層容量の低減のみならず、サブスレショルド領域での急峻なドレイン電流の立ち上がり等のさらに優れた特性を有することを可能とした。
さらに、従来のSOI技術では、埋め込み絶縁膜202界面付近において寄生チャネルがオンするのを防止する為にSOI膜203/埋め込み絶縁膜202界面付近にチャネル形成部206に導入される不純物濃度のピークをもってきている(例えば特開平11−026769を参照)。また、さらに埋め込み酸化膜202を厚くしたりして寄生チャネルがオンし、リーク電流が増大するのを抑制している。
特開平11−026769
ところが、チャネルへ導入する不純物の濃度によって、完全空乏型SOIトランジスタの閾値を制御しようとした場合、閾値は導入された不純物の総量によって決定されることになる。その結果、次の問題が生じる。すなわち、従来の技術では、寄生チャネルがオンするのを防止する為にSOI膜/埋め込み酸化膜界面付近にチャネル形成部に導入される不純物濃度のピークをもってきている。そのため、工程ばらつきによりSOI膜厚がばらつくと、チャネル形成部に導入される不純物量と埋め込み絶縁膜に導入される不純物量の割合が大きく変化してしまい、閾値およびリーク電流に影響を及ぼす課題を有していた。これは特に完全空乏型SOINMOSトランジスタで起こり易い。
本発明は、上記の問題点に着目してなされたもので、完全空乏型SOIトランジスタ、特にNMOSトランジスタにおいて、閾値をチャネル形成部へ導入する不純物濃度で制御しようとする場合に、寄生チャネルを防止しつつ、閾値のSOI膜厚依存性を抑制することのできる完全空乏型SOIトランジスタの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は次の手段を用いた。
1.半導体支持基板上に形成された絶縁膜と絶縁膜上に形成された半導体薄膜から構成されるSOI(Silicon On Insulator)基板の半導体装置の薄膜上に形成された完全空乏型SOIトランジスタを有する半導体装置の製造方法においてチャネルを形成する工程において薄膜上に絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜に対し追加絶縁膜を形成する工程と半導体薄膜と絶縁膜との界面に第1導電型の不純物の注入を行う工程を有することを特徴とする完全空乏型SOIトランジスタの製造方法とした。
2.追加絶縁膜を形成する工程がチャネル形成する前の犠牲酸化形成後であることを特徴とする製造方法とした。
3.追加絶縁膜を形成する工程がゲート絶縁膜形成後であることを特徴とする製造方法とした。
以上述べたように本発明は、完全空乏型SOIトランジスタ、特にNMOSトランジスタの製造方法におけるチャネル形成工程において、薄膜上に絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜に対し追加絶縁膜を形成する工程と半導体薄膜と絶縁膜との界面に第1導電型の不純物注入を行う工程を有することで、以下の効果を得ることができる。
1.閾値は、SOI膜厚のばらつきがあってもほぼ一定に揃えられる。
2.寄生チャネルを防止することが可能である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。先ず、本実施形態に係る完全空乏型SOINMOSトランジスタの製造方法の概要を図1から図3に基づいて説明する。図1(a)に示すように、例えばSOI膜103の厚さ100〜400nm、埋め込み酸化膜102の厚さ100〜400nm、支持基板101の抵抗率p型20〜30Ω・cmのSOI構造基板のSOI膜103上にLOCOS法によりフィールド絶縁膜104、例えば膜厚数千Åの熱酸化膜を形成して、SOI膜103を素子間分離して、その後MOSトランジスタを形成する領域の絶縁膜を除去し、チャネル形成部106を形成する。
その後、図1(b)に示すように、犠牲酸化膜113をSOI膜103上に例えば15nm成長させた後、公知の技術によって、さらに追加酸化を行うことによって、15nmに対し例えば10倍程度まで成長させる。その後、チャネル形成部106へ閾値調整のためのイオン注入をSOI膜103/埋め込み絶縁膜102との界面に、通常例えばイオン種:ボロンイオン(B+)、加速エネルギー:30keV、注入角度:7°で行うところ、その条件よりも高い加速エネルギーである条件、例えばイオン種:ボロンイオン(B+)、加速エネルギー:通常の2〜3倍程度、注入角度:7°でイオン注入を行う。ただし、不純物の加速エネルギーを高く設定する場合、ピーク深さ自体は同じになるように不純物の加速エネルギーを設定する必要がある。
このように上記の様な条件にてイオン注入をSOI103/埋め込み絶縁膜102界面付近に行うことによって、図4に示すように不純物イオンの飛程の深さ方向の分布△Rpが従来よりも大きくなる、つまりチャネルに導入される不純物濃度の分布が広げられるので、深さ方向の変動に強くなる。よってSOI膜厚103のばらつきによるチャネル形成部106に導入される不純物総量と埋め込み絶縁膜102に導入される不純物総量の割合の変化を緩和することができる。つまりNMOSトランジスタの閾値は、SOI膜厚203のばらつきがあってもほぼ一定に揃えられることになる。
さらにチャネル形成のためのイオン注入はSOI膜103/埋め込み絶縁膜102界面付近にチャネル形成部に導入される不純物濃度のピークをもってきているため従来どおり寄生チャネルがオンするのを防止することが可能である。
次に、図2(a)に示すように、犠牲酸化膜113をフッ酸(HF)系の溶液にてエッチングした後、ゲート絶縁膜105を例えば数十nm成長させ、続いて多結晶シリコンゲート107となるPolySiを例えば150nm堆積、多結晶シリコンゲート107に不純物(Phos)を導入した後、パターニングする。
次に、図2(b)に示すように、ドレインおよびソース高濃度領域108、109となる拡散層に不純物として、例えばAsを、シート抵抗を低減するため好ましくは1×1014〜1×1016 atoms/cm2の濃度でイオン注入した後、不純物の活性化のための熱処理を例えば以下の条件にて行う。
950℃、10秒、N2雰囲気中、RTA処理
その後は、通常の半導体装置の製造工程によって、200nm〜800nm程度の層間絶縁膜110の堆積とコンタクトホール111の形成、スパッタ法によりメタル112形成を順次行い、図3に示すような完全空乏型SOINMOSトランジスタ1を構成する。
このような製造方法により、完全空乏型SOIトランジスタ1が形成され、各全空乏型SOIトランジスタ1の閾値は、SOI膜厚のばらつきがあってもほぼ一定に揃えられることになる。
本実施形態では、犠牲酸化膜113の後に追加酸化を行って、その後にピーク深さ自体は同じになるように加速エネルギーを高くしてイオン注入を行い、不純物の総量の変化を抑制しているが、犠牲酸化膜を堆積させずにゲート絶縁膜105に追加酸化を行ってからでも良い。
本発明による半導体装置の製造方法の第一の実施例を示す工程順模式的断面図 本発明による半導体装置の製造方法の第一の実施例を示す工程順模式的断面図(続き) 本発明による半導体装置の製造方法の第一の実施例を示す工程順模式的断面図(続き) 本発明と従来のチャネル形成における不純物の濃度プロファイルの比較図 従来の半導体装置の製造方法の工程順模式的断面図 従来の半導体装置の製造方法の工程順模式的断面図(続き) 従来の半導体装置の製造方法の工程順模式的断面図(続き)
符号の説明
101、201 支持基板
102、202 埋め込み絶縁膜
103、203 SOI膜(半導体薄膜)
104、204 フィールド絶縁膜
105、205 ゲート絶縁膜
106、206 チャネル形成部
107、207 多結晶シリコンゲート(ゲート電極)
108、208 ドレイン高濃度領域
109、209 ソース高濃度領域
110、210 層間絶縁膜
111、211 コンタクトホール
112、212 メタル
113、213 犠牲酸化膜
114 追加絶縁膜

Claims (4)

  1. 半導体支持基板上に形成された絶縁膜と前記絶縁膜上に形成された半導体薄膜から構成されるSOI(Silicon On Insulator)基板の前記半導体薄膜上に形成された完全空乏型SOIトランジスタを有する半導体装置の製造方法におけるチャネルを形成する工程において、前記半導体薄膜上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜に対し追加絶縁膜を形成する工程と、前記半導体薄膜と前記絶縁膜との界面近傍に第1導電型の不純物の注入を行う工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記追加絶縁膜を形成する工程がチャネル形成する前の犠牲酸化膜形成後であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記追加絶縁膜を形成する工程がゲート絶縁膜形成後であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記チャネルはN型トランジスタのチャネルであり、前記第1導電型の不純物はボロンであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
JP2005203322A 2005-07-12 2005-07-12 半導体装置の製造方法 Withdrawn JP2007027201A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005203322A JP2007027201A (ja) 2005-07-12 2005-07-12 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005203322A JP2007027201A (ja) 2005-07-12 2005-07-12 半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007027201A true JP2007027201A (ja) 2007-02-01

Family

ID=37787626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005203322A Withdrawn JP2007027201A (ja) 2005-07-12 2005-07-12 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007027201A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008192852A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体素子の製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02306665A (ja) * 1989-05-20 1990-12-20 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法
JPH04367278A (ja) * 1991-06-14 1992-12-18 Canon Inc 絶縁ゲート薄膜トランジスタ及びその製造方法
JPH08293610A (ja) * 1995-04-24 1996-11-05 Asahi Chem Ind Co Ltd 半導体装置およびその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02306665A (ja) * 1989-05-20 1990-12-20 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法
JPH04367278A (ja) * 1991-06-14 1992-12-18 Canon Inc 絶縁ゲート薄膜トランジスタ及びその製造方法
JPH08293610A (ja) * 1995-04-24 1996-11-05 Asahi Chem Ind Co Ltd 半導体装置およびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008192852A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体素子の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6768179B2 (en) CMOS of semiconductor device and method for manufacturing the same
JP5630185B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20080001183A1 (en) Silicon-on-insulator (SOI) junction field effect transistor and method of manufacture
JP5287621B2 (ja) 半導体装置
JPH08250728A (ja) 電界効果型半導体装置及びその製造方法
JP5567247B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPWO2007034553A1 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2701762B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2009181978A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2007005575A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2007251146A (ja) 半導体装置
US20090162980A1 (en) Method of manufacturing semiconductor device
JPH09190983A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2007027201A (ja) 半導体装置の製造方法
US6727149B1 (en) Method of making a hybrid SOI device that suppresses floating body effects
JP2007123519A (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JP4987259B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP4434832B2 (ja) 半導体装置、及びその製造方法
JP2007288051A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3316023B2 (ja) 半導体装置
JP4265890B2 (ja) 絶縁ゲート型電界効果トランジスタの製造方法
JP2713940B2 (ja) 半導体装置
JP4265889B2 (ja) 絶縁ゲート型電界効果トランジスタの製造方法
JP2008210901A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH11177103A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080515

RD01 Notification of change of attorney

Effective date: 20091105

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20101027

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761