JP2007023916A - 車両のアイドルストップ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】停止と発進を繰り返す一般の渋滞時での制御繰り返しによる煩わしさを防止しつつ、停止と発進を行うが制御許可が有効である特定の走行シーンでは積極的に制御を許可することで、燃料消費量の大幅な節減を図ることができる車両のアイドルストップ制御装置を提供すること。
【解決手段】車両のアイドルストップ制御装置において、アイドルストップ制御のエンジン停止や再始動による煩わしさを防止する条件を検出する煩わしさを防止条件検出手段と、アイドルストップ制御の煩わしさを覆い隠すマスク条件を検出するマスク条件検出手段と、を設け、アイドルストップ制御手段は、アイドルストップ制御の煩わしさを防止する条件が成立していなくても、前記マスク条件を検出した場合、アイドルストップを許可する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のアイドル運転状態時、予め設定されたアイドルストップ条件に基づいてエンジンの停止及び再始動信号を出力する車両のアイドルストップ制御装置の技術分野に属する。
従来の車両のアイドルストップ制御装置は、車両のエンジンの停止時間を可能な限り延長して燃料消費量の節減を図りながら、渋滞等にエンジンの停止および再始動が頻繁に行われ煩わしいと感じることを防止することを目的とし、前回の発進から車速が規定速度以上(車速履歴条件)が成立しなければアイドルストップ制御を許可しないようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−257121号公報
しかしながら、従来の車両のアイドルストップ制御装置にあっては、前回の発進から車速が規定速度以上(車速履歴条件)が成立しなければアイドルストップ制御を許可しないという構成になっていたため、一般の渋滞ではない時、例えば、ファーストフード店等のドライブスルーで発進停止を繰り返している時も一般の渋滞時と同様にみなされ、アイドルストップ制御を許可しないことになる。この結果、アイドルストップ制御を許容する走行環境にて燃料消費量の節減効果が得られない、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、停止と発進を繰り返す一般の渋滞時での制御繰り返しによる煩わしさを防止しつつ、停止と発進を行うが制御許可が有効である特定の走行シーンでは積極的に制御を許可することで、燃料消費量の大幅な節減を図ることができる車両のアイドルストップ制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、車両のアイドル運転状態時、予め設定されたアイドルストップ条件に基づいてエンジンの停止及び再始動信号を出力するアイドルストップ制御手段を備えた車両のアイドルストップ制御装置において、
アイドルストップ制御のエンジン停止や再始動による煩わしさを防止する条件を検出する煩わしさを防止条件検出手段と、
アイドルストップ制御の煩わしさを覆い隠すマスク条件を検出するマスク条件検出手段と、を設け、
前記アイドルストップ制御手段は、前記煩わしさを防止条件検出手段によりアイドルストップ制御の煩わしさを防止する条件が成立していなくても、前記マスク条件を検出した場合、アイドルストップ許可条件を成立させることを特徴とする。
よって、本発明の車両のアイドルストップ制御装置にあっては、アイドルストップ制御手段において、煩わしさを防止条件検出手段によりアイドルストップ制御の煩わしさを防止する条件が成立していなくても、マスク条件を検出した場合、アイドルストップ許可条件が成立することになる。すなわち、アイドルストップ制御の煩わしさを覆い隠すマスク条件が検出されない場合には、煩わしさを防止条件に基づき、アイドルストップ許可条件が成立しないことで、停止と発進を繰り返す一般の渋滞時でのアイドルストップ制御の繰り返しによる煩わしさは防止される。しかし、煩わしさを防止条件が非成立であっても、マスク条件が検出されると、アイドルストップ許可条件が成立し、他のアイドルストップ許可条件の成立判断に基づき直ちにアイドルストップ制御が実行され、燃料消費量の節減が図られる。この結果、停止と発進を繰り返す一般の渋滞時での制御繰り返しによる煩わしさを防止しつつ、停止と発進を行うが制御許可が有効である特定の走行シーンでは積極的に制御を許可することで、燃料消費量の大幅な節減を図ることができる。
以下、本発明の車両のアイドルストップ制御装置を実施するための最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1のアイドルストップ制御装置が適用された車両を示す全体システム図である。
実施例1のアイドルストップ制御装置が適用された車両駆動系は、図1に示すように、エンジン1と、該エンジン1のクランクシャフトに対しギヤ伝達機構2を介して連結されたスタータモータ3と、前記エンジン1のクランクシャフトに対しベルト伝達機構4を介して連結されたオルタネータ5と、該オルタネータ5に接続されたバッテリ6と、を備えている。
前記スタータモータ3は、前記バッテリ6を電源とし、エンジン1の始動時やアイドルストップ制御後の再始動時にギヤ伝達機構2を介してクランクシャフトに回転力を与えてエンジン1を始動する。
前記オルタネータ5は、エンジン1の駆動時にベルト伝達機構4を介して駆動され、エンジン回転駆動力を電気エネルギーに変換する発電機能を持ち、発電した電気エネルギーをバッテリ6に回収する。
なお、エンジン1の出力軸には、図外のオイルポンプやトルクコンバータや自動変速機やベルト式無段変速機等による変速機が連結され、変速機出力軸からはディファレンシャルやドライブシャフト等を介して左右の駆動輪に回転駆動力が伝達される。
実施例1のアイドルストップ制御装置が適用された車両制御系は、図1に示すように、統合コントロールユニット7と、自動料金収受システム8(マスク条件検出手段;「ETC(登録商標)」は、「Electronic Toll Collection System」の略称。)と、ナビゲーションシステム9(マスク条件検出手段)と、エンジンコントロールモジュール10と、CAN通信線11,12,13と、他のセンサ・スイッチ類14と、を備えている。
前記統合コントロールユニット7は、自動料金収受システム8からの料金収受情報やナビゲーションシステム9からの地図情報や他のセンサ・スイッチ類14からの必要情報を入力し、エンジン1のアイドル運転状態時、予め設定されたアイドルストップ条件に基づいてエンジン6の停止及び再始動信号をエンジンコントロールモジュール10に出力するアイドルストップ制御を行う。
この統合コントロールユニット7でのアイドルストップ制御の基本条件としての「エンジン停止要求」は、例えば、Dレンジ、車速0、ブレーキON、ドア閉じ、ボンネット閉じの状態でのエンジン運転中に、
・バッテリSOC
・ブレーキブースタ負圧
・エンジン水温
・AT・CVT油温
・AT・CVT油圧
の何れもがしきい値を超えていることを検知して出される。
また、アイドルストップ制御の基本条件としての「エンジン再始動要求」は、例えば、Dレンジ、車速0、ブレーキON、ドア閉じ、ボンネット閉じの状態でのアイドルストップ中に、
・アクセルON
・ブレーキOFF
・バッテリSOC低下
・ブレーキブースタ負圧低下
・エンジン水温低下
・AT・CVT油温低下
・AT・CVT油圧低下
の何れかを検知して出される。
これらの基本条件判断のために、他のセンサ・スイッチ類14としては、アイドルストップスイッチ、車速センサ、ブレーキスイッチ、ドアスイッチ、アクセルスイッチ、ブレーキブースタ負圧センサ、AT・CVT油温センサ、AT・CVT油圧センサ、エンジン水温センサ、バッテリSOCセンサ等が設けられている。
前記CAN通信線11,12,13は、双方向通信線であり、統合コントロールユニット7と、自動料金収受システム8と、ナビゲーションシステム9と、エンジンコントロールモジュール10と、の間での情報交換を行う。
次に、作用を説明する。
[アイドルストップ制御処理]
図2は実施例1の統合コントロールユニット7にて実行されるアイドルストップ制御処理の流れを示すフローチャートであり、以下、各ステップについて説明する(アイドルストップ制御手段)。
ステップS1では、アイドルストップ制御中でないか否かを判断し、Yesの場合はステップS2へ移行し、Noの場合はリターンへ移行する。
ステップS2では、ステップS1でのアイドルストップ制御中でないとの判断に続き、煩わしさを防止するアイドルストップ条件(車速履歴条件等)はOFFか否かを判断し、Yesの場合はステップS3へ移行し、Noの場合はステップS4へ移行する。
このステップS2では、アイドルストップ制御のエンジン停止や再始動による煩わしさを防止する条件を検出し(煩わしさを防止条件検出手段)、下記の5つの条件、
・前回の発進から車速が規定速度以上になったことを判断する条件(車速履歴条件)
・前回のアイドルストップ制御から規定時間を経過していることを判断する条件
・車庫入れが終了していることを判断する条件
・初回のエンジン始動直後でないことを判断する条件
・シフトレンジが変更(DからR、NからD、PからD等)されてから規定時間を経過していることを判断する条件
のうち、何れかの条件が成立しない間はOFFを出力し、全ての条件が成立するとOFFからONに切り替える。
ステップS3では、ステップS2での煩わしさを防止するアイドルストップ条件がOFFであるとの判断に続き、煩わしさマスクの条件(ETC、ナビ情報)はONか否かを判断し、Yesの場合はステップS4へ移行し、Noの場合はリターンへ移行する。
このステップS3では、アイドルストップ制御の煩わしさを覆い隠すマスク条件を検出し(マスク条件検出手段)、下記の5つの条件、
・自動料金収受システム8からの情報により料金所間近であることを検出
・自動料金収受システム8からの情報により料金支払い済であることを検出
・ナビゲーションシステム9からの地図情報により一般の渋滞区域とは異なる立体駐車場や地下駐車場等の内部に存在することを検出
・ナビゲーションシステム9からの地図情報により一般の渋滞区域とは異なる立体駐車場や地下駐車場等の料金所付近に存在することを検出
・ナビゲーションシステム8からの地図情報により一般の渋滞区域とは異なるファーストフード店付近に存在することを検出
のうち、何れかの条件が成立する時にONを出力し、何れの条件も成立しないときにOFFを出力する。
ステップS4では、ステップS2での煩わしさを防止するアイドルストップ条件がONであるとの判断、若しくは、ステップS3での煩わしさマスク条件がONであるとの判断に続き、他のアイドルストップ許可条件が成立しているか否かを判断し、Yesの場合はステップS5へ移行し、Noの場合はリターンへ移行する。
ここで、他のアイドルストップ許可条件とは、上記「エンジン停止要求」の条件をいう。
ステップS5では、ステップS4での他のアイドルストップ許可条件が成立との判断に続き、アイドルストップ制御を開始(突入)し、リターンへ移行する。
[アイドルストップ制御動作]
アイドルストップ制御中である場合には、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→リターンへ進み、エンジン再始動条件を監視しながらアイドルストップ制御の実行が維持される。
アイドルストップ制御中ではないが、煩わしさを防止するアイドルストップ条件がOFFであり、かつ、煩わしさのマスクの条件がOFFである場合は、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→リターンへ進み、アイドルストップ許可条件の成立を判断することなく、アイドルストップ制御停止状態が維持される。
アイドルストップ制御中ではなく、煩わしさを防止するアイドルストップ条件がOFFであるが、煩わしさのマスクの条件がONである場合は、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4へ進み、ステップS4にて他のアイドルストップ制御許可条件が成立していれば、ステップS4からステップS5へと進み、ステップS5において、アイドルストップ制御が開始される。
アイドルストップ制御中ではなく、煩わしさを防止するアイドルストップ条件がONである場合は、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS4へ進み、ステップS4にて他のアイドルストップ制御許可条件が成立していれば、ステップS4からステップS5へと進み、ステップS5において、アイドルストップ制御が開始される。
[アイドルストップ制御作用]
車両が停止して全てのアイドルストップ許可条件が成立すると、エンジン1の自動停止を行うが、前回のエンジン再始動から車両が前進して車速がある車速以上に到達しているかを判断し、条件が未達の場合は車速履歴条件を成立させないように制御して、車両はアイドリング状態を継続することになる。これは、本来は渋滞走行時等の先行車との車間を一定に保つように、ドライバーがオートマチッククリープ走行を繰り返し行っている時に、車両が頻繁に停止と発進を繰り返すのに合わせて、エンジンも停止と再始動を繰り返すとドライバーが煩わしいと感じてしまうので、それを防止するための制御である。
これに対し、実施例1では、煩わしさを防止するアイドルストップ条件(車速履歴条件等)がOFFであり、かつ、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→リターンへ進む場合には、アイドルストップ許可条件の成立を判断することなく、アイドルストップ制御停止状態が維持され、ドライバーの煩わしさが防止される。
しかしながら、上記渋滞路と同様に発進と停止を繰り返す操作に対し、エンジンも停止と再始動を繰り返すことが行われても、走行シーンによってはドライバーが煩わしいと感じないこともある。例えば、ファーストフード店等のドライブスルーで品物を注文した後や、立体駐車場や地下駐車場等の料金所付近で料金支払いのために先行車に追従・整列しているときは、発進と停止を繰り返しても一般に渋滞の場合とは異なり、停止するのは当たり前で、停止時間は渋滞時よりも明らかに長くなることが多い。したがって、このような走行シーンでは、寧ろアイドルストップ制御を積極的に行った方が有効であり、アイドルストップ制御を行わないようでは、本システムの有効性(燃費節減)を損ねてしまうおそれがある。
これに対する実施例1での改善点は、エンジン1の自動停止/再始動の煩わしさを防止する目的のアイドルストップ条件が成立していなくても、自動料金収受システム8からの料金所が間近であるとの情報、自動料金収受システム8からの料金支払い済であるとの情報、ナビゲーションシステム9からの駐車場内部であるとの地図情報、ナビゲーションシステム9からの駐車場の料金所付近であるとの地図情報、ナビゲーションシステム8からのファーストフード店付近であるとの地図情報、等の信号により、煩わしさ条件を代用してアイドルストップ条件を成立させることである。
したがって、上記のような走行シーンでは、煩わしさを防止する目的のアイドルストップ条件の不成立にかかわらず、アイドルストップ制御を積極的に実行することで、本システムの有効性(燃費節減)を十分に活かすことができる。
ただし、上記代用信号は、あくまで煩わしさの条件をマスクするだけのものであり、その他の条件、例えば、バッテリSOC(充電容量)が低くてアイドルストップ制御ができない等の条件は、そのまま残しておき、改めてアイドルストップ制御の許可条件として判断するようにしている。
次に、効果を説明する。
実施例1の車両のアイドルストップ制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 車両のアイドル運転状態時、予め設定されたアイドルストップ条件に基づいてエンジン1の停止及び再始動信号を出力するアイドルストップ制御手段を備えた車両のアイドルストップ制御装置において、アイドルストップ制御のエンジン停止や再始動による煩わしさを防止する条件を検出する煩わしさを防止条件検出手段と、アイドルストップ制御の煩わしさを覆い隠すマスク条件を検出するマスク条件検出手段と、を設け、前記アイドルストップ制御手段は、前記煩わしさを防止条件検出手段によりアイドルストップ制御の煩わしさを防止する条件が成立していなくても(ステップS2)、前記マスク条件を検出した場合(ステップS3)、アイドルストップ許可条件を成立させるため(ステップS4)、停止と発進を繰り返す一般の渋滞時での制御繰り返しによる煩わしさを防止しつつ、停止と発進を行うが制御許可が有効である特定の走行シーンでは積極的に制御を許可することで、燃料消費量の大幅な節減を図ることができる。
(2) 前記マスク条件検出手段は、自動料金収受システム8からの料金収受情報を検出する手段であり、前記アイドルストップ制御手段は、アイドルストップ制御の煩わしさを防止する条件が成立していなくても、前記自動料金収受システム8により料金所間近であることを検出した場合、アイドルストップ許可条件を成立させるため、料金所間近であるという走行シーンでは、積極的にアイドルストップ制御を許可することで、燃料消費量を節減することができる。
(3) 前記マスク条件検出手段は、自動料金収受システム8からの料金収受情報を検出する手段であり、前記アイドルストップ制御手段は、アイドルストップ制御の煩わしさを防止する条件が成立していなくても、前記自動料金収受システム8により料金支払い済であることを検出した場合、アイドルストップ許可条件を成立させるため、料金支払い済であるという走行シーンでは、積極的にアイドルストップ制御を許可することで、燃料消費量を節減することができる。
(4) 前記マスク条件検出手段は、ナビゲーションシステム9からの地図情報を検出する手段であり、前記アイドルストップ制御手段は、アイドルストップ制御の煩わしさを防止する条件が成立していなくても、前記ナビゲーションシステム9からの地図情報として一般の渋滞区域とは異なる駐車場の内部に存在することを検出した場合、アイドルストップ許可条件を成立させるため、立体駐車場や地下駐車場等の内部に存在する走行シーンでは、積極的にアイドルストップ制御を許可することで、燃料消費量を節減することができる。
(5) 前記マスク条件検出手段は、ナビゲーションシステム9からの地図情報を検出する手段であり、前記アイドルストップ制御手段は、アイドルストップ制御の煩わしさを防止する条件が成立していなくても、前記ナビゲーションシステム9からの地図情報として一般の渋滞区域とは異なる駐車場の料金所付近に存在することを検出した場合、アイドルストップ許可条件を成立させるため、立体駐車場や地下駐車場等の料金所付近に存在する走行シーンでは、積極的にアイドルストップ制御を許可することで、燃料消費量を節減することができる。
(6) 前記マスク条件検出手段は、ナビゲーションシステム9からの地図情報を検出する手段であり、前記アイドルストップ制御手段は、アイドルストップ制御の煩わしさを防止する条件が成立していなくても、前記ナビゲーションシステム9からの地図情報として一般の渋滞区域とは異なるファーストフード店付近に存在することを検出した場合、アイドルストップ許可条件を成立させるため、ファーストフード店付近に存在する走行シーンでは、積極的にアイドルストップ制御を許可することで、燃料消費量を節減することができる。
(7) 前記煩わしさを防止条件検出手段は、前回の発進から車速が規定速度以上になったことを判断する車速履歴条件を検出するため、一般の渋滞路走行時において、車両動作に合わせてエンジン1の停止及び再始動が頻繁に繰り返されることでの煩わしさを解消することができる。
(8) 前記煩わしさを防止条件検出手段は、前記車速履歴条件に加え、前回のアイドルストップ制御から規定時間を経過していることを判断する条件、車庫入れを終了していることを判断する条件、初回のエンジン始動直後でないことを判断する条件、シフトレンジが変更されてから規定時間を経過していることを判断する条件、を検出するため、一般の渋滞路走行時以外でも、車両状態を変更する動作の直後にエンジン1の停止及び再始動が実行されることでの煩わしさを解消することができる。
以上、本発明の車両のアイドルストップ制御装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、アイドルストップ制御のエンジン停止や再始動による煩わしさを防止する条件として、5つの条件例を示したが、これらの条件から選択した1条件乃至4条件のいずれでも良いし、さらに、5つの条件にさらに新たな条件を付加しても良い。
実施例1では、アイドルストップ制御の煩わしさを覆い隠すマスク条件として、5つの条件例を示したが、これらの条件から選択した1条件乃至4条件のいずれでも良いし、さらに、5つの条件にさらに新たな条件を付加しても良い。
実施例1では、煩わしさを防止する5つの条件が全て成立していなくても、5つのマスク条件のうち1つの条件を検出した場合、アイドルストップ許可条件を成立させる例を示したが、アイドルストップ制御手段は、煩わしさを防止条件検出手段によりアイドルストップ制御の煩わしさを防止する条件が成立していなくても、マスク条件を検出した場合、アイドルストップ許可条件を成立させるものであれば、実施例1には限られない。
実施例1では、アイドルストップ機能を持つエンジン車両への適用例を示したが、アイドルストップ機能を持つハイブリッド車両にも適用することができる。要するに、車両のアイドル運転状態時、予め設定されたアイドルストップ条件に基づいてエンジンの停止及び再始動信号を出力するアイドルストップ制御手段を備えた車両には適用することができる。
実施例1のアイドルストップ制御装置が適用された車両を示す全体システム図である。 実施例1のアイドルストップコントロールユニットにて実行されるアイドルストップ制御処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン
2 ギヤ伝達機構
3 スタータモータ
4 ベルト伝達機構
5 オルタネータ
6 バッテリ
7 統合コントロールユニット
8 自動料金収受システム(マスク条件検出手段)
9 ナビゲーションシステム(マスク条件検出手段)
10 エンジンコントロールモジュール
11,12,13 CAN通信線
14 他のセンサ・スイッチ類

Claims (8)

  1. 車両のアイドル運転状態時、予め設定されたアイドルストップ条件に基づいてエンジンの停止及び再始動信号を出力するアイドルストップ制御手段を備えた車両のアイドルストップ制御装置において、
    アイドルストップ制御のエンジン停止や再始動による煩わしさを防止する条件を検出する煩わしさを防止条件検出手段と、
    アイドルストップ制御の煩わしさを覆い隠すマスク条件を検出するマスク条件検出手段と、を設け、
    前記アイドルストップ制御手段は、前記煩わしさを防止条件検出手段によりアイドルストップ制御の煩わしさを防止する条件が成立していなくても、前記マスク条件を検出した場合、アイドルストップ許可条件を成立させることを特徴とする車両のアイドルストップ制御装置。
  2. 請求項1に記載された車両のアイドルストップ制御装置において、
    前記マスク条件検出手段は、自動料金収受システムからの料金収受情報を検出する手段であり、
    前記アイドルストップ制御手段は、アイドルストップ制御の煩わしさを防止する条件が成立していなくても、前記自動料金収受システムにより料金所間近であることを検出した場合、アイドルストップ許可条件を成立させることを特徴とする車両のアイドルストップ制御装置。
  3. 請求項1に記載された車両のアイドルストップ制御装置において、
    前記マスク条件検出手段は、自動料金収受システムからの料金収受情報を検出する手段であり、
    前記アイドルストップ制御手段は、アイドルストップ制御の煩わしさを防止する条件が成立していなくても、前記自動料金収受システムにより料金支払い済であることを検出した場合、アイドルストップ許可条件を成立させることを特徴とする車両のアイドルストップ制御装置。
  4. 請求項1に記載された車両のアイドルストップ制御装置において、
    前記マスク条件検出手段は、ナビゲーションシステムからの地図情報を検出する手段であり、
    前記アイドルストップ制御手段は、アイドルストップ制御の煩わしさを防止する条件が成立していなくても、前記ナビゲーションシステムからの地図情報として一般の渋滞区域とは異なる駐車場の内部に存在することを検出した場合、アイドルストップ許可条件を成立させることを特徴とする車両のアイドルストップ制御装置。
  5. 請求項1に記載された車両のアイドルストップ制御装置において、
    前記マスク条件検出手段は、ナビゲーションシステムからの地図情報を検出する手段であり、
    前記アイドルストップ制御手段は、アイドルストップ制御の煩わしさを防止する条件が成立していなくても、前記ナビゲーションシステムからの地図情報として一般の渋滞区域とは異なる駐車場の料金所付近に存在することを検出した場合、アイドルストップ許可条件を成立させることを特徴とする車両のアイドルストップ制御装置。
  6. 請求項1に記載された車両のアイドルストップ制御装置において、
    前記マスク条件検出手段は、ナビゲーションシステムからの地図情報を検出する手段であり、
    前記アイドルストップ制御手段は、アイドルストップ制御の煩わしさを防止する条件が成立していなくても、前記ナビゲーションシステムからの地図情報として一般の渋滞区域とは異なるファーストフード店付近に存在することを検出した場合、アイドルストップ許可条件を成立させることを特徴とする車両のアイドルストップ制御装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載された車両のアイドルストップ制御装置において、
    前記煩わしさを防止条件検出手段は、前回の発進から車速が規定速度以上になったことを判断する車速履歴条件を検出することを特徴とする車両のアイドルストップ制御装置。
  8. 請求項7に記載された車両のアイドルストップ制御装置において、
    前記煩わしさを防止条件検出手段は、前記車速履歴条件に加え、前回のアイドルストップ制御から規定時間を経過していることを判断する条件、車庫入れを終了していることを判断する条件、初回のエンジン始動直後でないことを判断する条件、シフトレンジが変更されてから規定時間を経過していることを判断する条件、を検出することを特徴とする車両のアイドルストップ制御装置。
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