JP2015194118A - アイドルストップ制御装置 - Google Patents

アイドルストップ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015194118A
JP2015194118A JP2014072294A JP2014072294A JP2015194118A JP 2015194118 A JP2015194118 A JP 2015194118A JP 2014072294 A JP2014072294 A JP 2014072294A JP 2014072294 A JP2014072294 A JP 2014072294A JP 2015194118 A JP2015194118 A JP 2015194118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
idle stop
control unit
condition
engine
stop control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014072294A
Other languages
English (en)
Inventor
公道 加藤
Kimimichi Kato
公道 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014072294A priority Critical patent/JP2015194118A/ja
Publication of JP2015194118A publication Critical patent/JP2015194118A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

【課題】燃費の悪化やユーザビリティの低下を抑える。
【解決手段】アイドルストップ制御装置10は、停車することを条件に内燃機関を停止させるアイドルストップ機能を備えるものであり、車両が所定範囲内に位置するか否かを判定する判定処理部41と、判定処理部41によって車両が所定範囲内に位置すると判定された場合にアイドルストップ機能を解除する解除処理部42と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、アイドルストップ制御装置に関する。
従来より、停車したことを条件に内燃機関を停止させるアイドルストップ機能を備える車両が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−356147号公報
ところで、アイドルストップ機能は、車両が例えば5秒といった一定時間以上停止することを見込んでいる。そのため、車両が一定時間以上停止せず頻繁に内燃機関のスタータがオンされる状況下では、逆に、燃費が悪化してしまうおそれがある。また、ユーザがアクセルを踏み込んでから内燃機関が再始動するまでにタイムラグがあり、従って、頻繁に内燃機関が停止されるとユーザビリティが低下するおそれがある。
そこで、本発明は、燃費の悪化やユーザビリティの低下を抑えることができるアイドルストップ制御装置を提供する。
本発明によれば、車両が所定範囲内に位置する場合には、停車したことを条件に内燃機関を停止させるアイドルストップ機能が解除される。そのため、例えば自宅周辺など車両が頻繁に停止することが想定される範囲を予め所定範囲として設定しておくことにより、アイドルストップ機能によって内燃機関が頻繁に停止してしまうことを回避することができ、燃費の悪化やユーザビリティの低下を抑えることができる。
一実施形態に係るアイドルストップ制御装置の構成を概略的に示すブロック図 エンジン制御部の状態遷移例を示す図 アイドルストップ制御部の状態遷移例を示す図 アイドルストップ制御部のメイン制御フローを示すフローチャート 待機状態中処理を示すフローチャート アイドルストップ制御状態中処理を示すフローチャート エンジン停止状態中処理を示すフローチャート エンジン再始動状態中処理を示すフローチャート エンジン制御部のメイン制御フローを示すフローチャート エンジン制御処理を示すフローチャート
以下、本発明に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に例示するアイドルストップ制御装置10は、エンジン制御部11とアイドルストップ制御部12を備える。エンジン制御部11は、内燃機関である図示しないエンジンを制御するための電子制御ユニットであり、マイコン11a、CANドライバ11bなどを備える。マイコン11aには、エンジンに備えられているクランクセンサ21、インジェクタ22などが接続されている。また、マイコン11aには、車両に搭載されている車速センサ23などが接続されている。また、マイコン11aは、CANドライバ11bを介して車両用ネットワークであるCAN(Controller Area Network)に接続されている。
アイドルストップ制御部12は、車両が停止することを条件にエンジンを停止させるアイドルストップ機能を制御するための電子制御ユニットであり、マイコン12a、CANドライバ12bなどを備える。マイコン12aには、ブレーキスイッチ31、アイドルストップスイッチ32、車速センサ23などが接続されている。また、マイコン12aは、制御プログラムを実行することにより、判定処理部41および解除処理部42をソフトウェアによって仮想的に実現している。なお、判定処理部41および解除処理部42は、ハードウェアによって実現してもよい。
判定処理部41は、判定手段の一例であり、車両が予め設定された所定範囲内に位置するか否かを判定する機能を有する。解除処理部42は、解除手段の一例であり、判定処理部41によって車両が所定範囲内に位置すると判定された場合に、アイドルストップ機能を解除する機能を有する。また、解除処理部42は、アイドルストップスイッチ32がオンされることにより、アイドルストップ機能を解除可能な有効状態に切り替えられる。また、解除処理部42は、アイドルストップスイッチ32がオフされることにより、アイドルストップ機能を解除不能な無効状態に切り替えられる。
また、マイコン12aは、CANドライバ12bを介してCANに接続されている。エンジン制御部11およびアイドルストップ制御部12は、CANを構成するゲートウェイ51を介してナビゲーション装置52に接続されている。ナビゲーション装置52は、測位システムを構築する測位用衛星から受信する電波や各種センサ類の検出値などに基づいて車両の位置を測定する機能、入力された目的地までの案内経路を探索する機能、案内経路に基づいて車両を案内する機能、図示しない外部のサーバから渋滞情報や交通情報を取得する機能、駐車場の混雑状況を示す情報を取得する機能などを備えている。そして、アイドルストップ制御装置10は、これらの情報を、CANを介してナビゲーション装置52から取得可能に構成されている。
また、アイドルストップ制御装置10には、図示しないバッテリの交換時期を入力可能に構成されている。また、アイドルストップ制御装置10には、図示しない車両用診断装置からダイアグ情報が与えられるようになっている。また、アイドルストップ制御装置10は、図示しないシフトセンサからの入力値に基づいて、車両のシフトポジションを特定するようになっている。また、エンジン制御部11およびアイドルストップ制御部12は、CANを介して相互に通信可能となっている。従って、エンジン制御部11は、アイドルストップ制御部12に入力される各種検出値を参照可能であり、アイドルストップ制御部12は、エンジン制御部11に入力される各種検出値を参照可能である。
例えば図2に示すように、エンジン制御部11は、待機状態と、アイドルストップ制御状態とに遷移するようになっている。エンジン制御部11は、電源がオンされると初期状態として待機状態となる。そして、待機状態であるエンジン制御部11は、アイドルストップ制御部12からアイドルストップ移行要求を受けるとアイドルストップ制御状態に遷移する。また、アイドルストップ制御状態であるエンジン制御部11は、アイドルストップ制御部12からアイドルストップ解除要求、アイドルストップ中止要求、アイドルストップ終了要求のうち何れかの要求を受けると待機状態に遷移する。
例えば図3に示すように、アイドルストップ制御部12は、待機状態と、アイドルストップ制御状態と、エンジン停止状態と、エンジン再始動状態とに遷移するようになっている。アイドルストップ制御部12は、電源がオンされると初期状態として待機状態となる。待機状態であるアイドルストップ制御部12は、アイドルストップ移行要求を設定するとアイドルストップ制御状態に遷移する。また、アイドルストップ制御状態であるアイドルストップ制御部12は、アイドルストップ解除要求、アイドルストップ中止要求、アイドルストップ終了要求のうち何れかの要求を設定すると待機状態に遷移し、エンジン停止要求を設定するとエンジン停止状態に遷移する。また、エンジン停止状態であるアイドルストップ制御部12は、エンジン再始動要求を設定するとエンジン再始動状態に遷移する。また、エンジン再始動状態であるアイドルストップ制御部12は、復帰要求を設定すると待機状態に遷移する。
次に、アイドルストップ制御装置10によるアイドルストップ機能の制御例について説明する。
(A)アイドルストップ制御部12による制御
≪メイン制御フロー≫
例えば図4に示す制御フローは、アイドルストップ制御部12(以下、単に「制御部12」と称する)が所定時間ごとに自動的に実行するメイン制御フローの一例である。なお、メイン制御フローを実行するサイクルは適宜変更して設定することができる。制御部12は、このメイン制御を開始すると、アイドルストップ制御の実行条件が成立しているか否かを判定する(A1)。この場合、制御部12は、次の条件のうち少なくとも何れか1つが成立している場合に、アイドルストップ制御の実行条件が成立していると判定するように設定されている。なお、条件3における所定速度は、適宜変更して設定することができる。
(アイドルストップ実行条件)
条件1:アイドルストップスイッチ32がオンされていること
条件2:ブレーキスイッチ31がオンされていること
条件3:車速が所定速度以下であること
制御部12は、アイドルストップ制御の実行条件が成立している場合(A1:YES)には、解除中フラグのクリア条件が成立しているか否かを判定する(A2)。解除中フラグは、アイドルストップ機能が解除された場合にオンされるフラグである。この場合、制御部12は、次の条件のうち少なくとも何れか1つが成立している場合に、クリア条件が成立していると判定するように設定されている。なお、条件1における所定範囲としては、自宅、駐車場、ユーザによって登録された登録地点、経路案内時に設定される目的地のうち少なくとも何れか1つの周辺領域が予め設定されている。また、条件2における所定速度は、適宜変更して設定することができる。また、条件3における「ナビゲーション装置52との連動」とは、アイドルストップ制御装置10がナビゲーション装置52と連動して動作することである。アイドルストップ制御装置10は、ナビゲーション装置52と連動して動作する場合には、当該ナビゲーション装置52から位置情報を取得することができる。なお、アイドルストップ制御装置10とナビゲーション装置52との連動の設定および解除は、例えばユーザによるナビゲーション装置52の操作に基づいて行うことができる。
(解除中フラグのクリア条件)
条件1:車両が所定範囲外に位置していること
条件2:車速が所定速度以上であること
条件3:ナビゲーション装置52との連動が解除されていること
制御部12は、クリア条件が成立している場合(A2:YES)には、解除中フラグをオフして(A3)、ステップA4に移行する。一方、制御部12は、クリア条件が成立していない場合(A2:NO)には、解除中フラグをクリアすることなく、ステップA4に移行する。制御部12は、ステップA4に移行すると、当該制御部12が待機状態であるか否かを確認する。制御部12は、待機状態である場合(A4:YES)には、待機状態中処理を実行して(A5)、ステップA16に移行する。一方、制御部12は、待機状態でない場合(A4:NO)には、当該制御部12がアイドルストップ制御状態であるか否かを確認する(A6)。
制御部12は、アイドルストップ制御状態である場合(A6:YES)には、アイドルストップ制御状態中処理を実行して(A7)、ステップA16に移行する。一方、制御部12は、アイドルストップ制御状態でない場合(A6:NO)には、当該制御部12がエンジン停止状態であるか否かを確認する(A8)。制御部12は、エンジン停止状態である場合(A8:YES)には、エンジン停止状態中処理を実行して(A9)、ステップA16に移行する。一方、制御部12は、エンジン停止状態でない場合(A8:NO)には、当該制御部12がエンジン再始動状態であるか否かを確認する(A10)。
制御部12は、エンジン再始動状態である場合(A10:YES)には、エンジン再始動状態中処理を実行して(A11)、ステップA16に移行する。一方、制御部12は、エンジン再始動状態でない場合(A10:NO)には、送信データとして「アイドルストップ中止要求」を設定して(A12)、ステップA16に移行する。また、制御部12は、アイドルストップ実行条件が成立していない場合(A1:NO)には、待機状態に遷移する(A13)。そして、制御部12は、送信データとして「アイドルストップ終了要求」を設定し(A14)、解除中フラグをオフして(A15)、ステップA16に移行する。制御部12は、ステップA16に移行すると、エンジン制御部11に送信データを送信して、この制御を終了する。
≪待機状態中処理≫
例えば図5に示すように、制御部12は、待機状態中処理を開始すると、解除中フラグがオフ(クリア)されているか否かを確認する(B1)。制御部12は、解除中フラグがオフされている場合(B1:YES)には、アイドルストップ制御状態に遷移する(B2)。そして、制御部12は、送信データとして「アイドルストップ移行要求」を設定して(B3)、この処理を終了する。一方、制御部12は、解除中フラグがオフされていない場合(B1:NO)には、送信データとして「アイドルストップ終了要求」を設定して(B4)、この処理を終了する。
≪アイドルストップ制御状態中処理≫
例えば図6に示すように、制御部12は、アイドルストップ制御状態中処理を開始すると、ナビゲーション装置52と連動するか否かを判定する(C1)。制御部12は、ナビゲーション装置52と連動する場合(C1:YES)には、アイドルストップ機能の解除条件が成立しているか否かを判定する(C2)。この場合、制御部12は、次の条件のうち少なくとも何れか1つが成立している場合に、アイドルストップ機能の解除条件が成立していると判定するように設定されている。なお、条件4における「バッテリの交換時期が近くない」とは、アイドルストップ制御装置10に登録されているバッテリの交換時期まで所定期間が残っている状態を示し、その所定期間は、適宜変更して設定することができる。また、条件1における所定ポイントは、自宅、駐車場、ユーザによって登録された登録地点、経路案内時に設定される目的地などが設定される。特に条件1が成立する場合、それは、上述の解除中フラグのクリア条件における条件1で規定されている「所定範囲」内に車両が位置していることも意味する。
(アイドルストップ機能の解除条件)
条件1:車両が所定ポイントに接近していること
条件2:駐車場が混雑状況でないこと
条件3:車両の周辺に渋滞が発生していないこと
条件4:車両のバッテリの交換時期が近くないこと
条件5:異常なダイアグ情報が入力されていないこと
制御部12は、アイドルストップ機能の解除条件が成立している場合(C2:YES)には、待機状態に遷移し(C3)、解除中フラグをオンする(C4)。そして、制御部12は、送信データとして「アイドルストップ解除要求」を設定して(C5)、この処理を終了する。一方、制御部12は、ナビゲーション装置52と連動しない場合(C1:NO)、または、アイドルストップ機能の解除条件が成立していない場合(C2:NO)には、エンジンの停止条件が成立しているか否かを確認する(C6)。この場合、制御部12は、次の条件のうち少なくとも何れか1つが成立している場合に、エンジンの停止条件が成立していると判定するように設定されている。なお、条件2における所定速度は、適宜変更して設定することができる。
(エンジンの停止条件)
条件1:車速が所定速度以下であること
条件2:ブレーキスイッチ31がオンされていること
制御部12は、停止条件が成立している場合(C6:YES)には、エンジン停止状態に遷移する(C7)。そして、制御部12は、送信データとして「エンジン停止要求」を設定して(C8)、この処理を終了する。一方、制御部12は、停止条件が成立していない場合(C6:NO)には、送信データとして「アイドルストップ移行要求」を設定して(C9)、この処理を終了する。
≪エンジン停止状態中処理≫
例えば図7に示すように、制御部12は、エンジン停止状態中処理を開始すると、ナビゲーション装置52と連動するか否かを判定する(D1)。制御部12は、ナビゲーション装置52と連動する場合(D1:YES)には、アイドルストップ機能の解除条件が成立しているか否かを判定する(D2)。なお、解除条件の内容は、上述した解除条件と同様である。制御部12は、アイドルストップ機能の解除条件が成立している場合(D2:YES)には、解除中フラグをオンして(D3)、ステップD4に移行する。一方、制御部12は、車両が所定範囲内に位置していない場合(D1:NO)、または、アイドルストップ機能の解除条件が成立していない場合(D2:NO)には、解除中フラグをオンすることなく、ステップD4に移行する。
制御部12は、ステップD4に移行すると、エンジンの再始動条件が成立しているか否かを判定する。この場合、制御部12は、次の条件のうち少なくとも何れか1つが成立している場合に、エンジンの再始動条件が成立していると判定するように設定されている。
(エンジンの再始動条件)
条件1:解除中フラグがオンであること
条件2:ブレーキスイッチ31がオフされていること
制御部12は、エンジンの再始動条件が成立している場合(D4:YES)には、エンジン再始動状態に遷移する(D5)。そして、制御部12は、送信データとして「エンジン再始動要求」を設定して(D6)、この処理を終了する。一方、制御部12は、エンジンの再始動条件が成立していない場合(D4:NO)には、送信データとして「エンジン停止要求」を設定して(D7)、この処理を終了する。
≪エンジン再始動状態中処理≫
例えば図8に示すように、制御部12は、エンジン再始動状態中処理を開始すると、エンジン制御部11から与えられる復帰判定結果が「復帰完了」であるか否かを確認する(E1)。制御部12は、復帰判定結果が「復帰完了」である場合(E1:YES)には、待機状態に遷移する(E2)。そして、制御部12は、送信データとして「アイドルストップ終了要求」を設定して(E3)、この処理を終了する。一方、制御部12は、復帰判定結果が「復帰完了」でない場合(E1:NO)には、送信データとして「エンジン再始動要求」を設定して(E4)、この処理を終了する。
(B)エンジン制御部11による制御
≪メイン制御フロー≫
例えば図9に示す制御フローは、エンジン制御部11(以下、単に「制御部11」と称する)が所定時間ごとに自動的に実行するメイン制御フローの一例である。なお、メイン制御フローを実行するサイクルは適宜変更して設定することができる。制御部11は、このメイン制御フローを開始すると、制御部12からアイドルストップ解除要求、アイドルストップ中止要求、アイドルストップ終了要求のうち何れかを受信したか否か(F1)、および、制御部12からアイドルストップ移行要求を受信したか否か(F2)を監視する。
制御部11は、アイドルストップ解除要求、中止要求、終了要求の何れかを受信すると(F1:YES)、待機状態に遷移して(F3)、この処理を終了する。一方、制御部11は、アイドルストップ移行要求を受信すると(F2:YES)、アイドルストップ制御状態に遷移して(F4)、この処理を終了する。なお、制御部11は、アイドルストップ解除要求、中止要求、終了要求およびアイドルストップ移行要求の何れの要求も受信しない場合(F1:NO、F2:NO)には、状態を遷移させることなく、この処理を終了する。
≪エンジン制御処理≫
例えば図10に示す制御フローは、制御部11がクランクセンサ21からの入力を受けるごとに自動的に実行するエンジン制御処理の一例である。制御部11は、エンジン制御処理を開始すると、当該制御部11がアイドルストップ制御状態であるか否かを判定する(G1)。制御部11は、アイドルストップ制御状態である場合(G1:YES)には、制御部12からエンジン再始動要求を受信したか否か(G2)、および、制御部12からエンジン停止要求を受信したか否か(G3)を監視する。
制御部11は、エンジン再始動要求を受信した場合(G2:YES)には、エンジンに対する燃料カット処理を解除する(G4)。燃料カット処理は、エンジンに対する燃料の供給を遮断する処理であり、制御部11は、例えばエンジンへの燃料供給路を閉じることにより燃料カット処理を実現する。そして、制御部11は、復帰判定処理を実施する(G5)。復帰判定処理では、制御部11は、次の条件のうち少なくとも何れか1つが成立している場合に、復帰判定結果として「復帰完了」を設定するように構成されている。
(復帰完了条件)
条件1:クランクセンサ21からの入力値に基づき、エンジンが所定回数以上回転したことが確認されたこと
条件2:クランクセンサ21からの入力値に基づき、エンジンの回転速度が所定速度以上となっていることが確認されたこと
制御部11は、復帰判定処理を終了すると、得られた復帰判定結果(復帰要求)を示すデータを制御部12に送信して(G6)、この処理を終了する。一方、制御部11は、エンジン停止要求を受信した場合(G3:YES)には、燃料カット処理を実施して(G7)、この処理を終了する。なお、制御部11は、当該制御部11がアイドルストップ制御状態でない場合(G1:NO)、または、エンジン再始動要求およびエンジン停止要求の何れの要求も受信しない場合(G2:NO、G3:NO)には、燃料カット処理の解除または実施、復帰判定処理などの各ステップを行うことなく、この処理を終了する。
本実施形態によれば、アイドルストップ制御装置10は、車両が予め設定された所定範囲内に位置する場合には、所定条件のもと、アイドルストップ機能を自動的に解除する。これにより、アイドルストップ機能によってエンジンが頻繁に停止してしまうことを回避することができ、燃費の悪化やユーザビリティの低下を抑えることができる。
また、本実施形態によれば、アイドルストップ制御装置10は、所定の解除条件が成立している場合にアイドルストップ機能を解除するように構成されている。これにより、アイドルストップ機能が必要以上に解除されてしまうことを防止することができる。
また、本実施形態によれば、アイドルストップ制御装置10は、解除条件として、車両の周辺に渋滞が発生していないこと、駐車場が混雑状況でないこと、車両が自宅などの所定ポイントに接近していること、車両のバッテリの交換時期が近くないこと、異常なダイアグ情報が入力されていないことなどを設定している。このように、アイドルストップ機能を解除する必要性が高い状況を予め解除条件として設定しておくことにより、アイドルストップ機能の解除処理を効果的に行うことができる。なお、アイドルストップ機能の解除条件は、ここに例示した条件に限られない。
また、本実施形態によれば、アイドルストップ制御装置10は、アイドルストップスイッチ32のオン/オフにより、アイドルストップ機能を解除可能な有効状態と解除不能な無効状態とに切り換え可能に構成されている。これにより、アイドルストップ機能を解除する機能を使用するか否かを、ユーザによるアイドルストップスイッチ32の操作に基づいて、換言すれば、ユーザの意思に基づいて決めることができる。
また、本実施形態によれば、アイドルストップ制御装置10は、ナビゲーション装置52と連動するか否かを、ユーザによるナビゲーション装置52の操作に基づいて、換言すれば、ユーザの意思に基づいて決めることができる。
また、本実施形態によれば、アイドルストップ制御装置10は、所定範囲として、自宅、駐車場、ユーザによって登録された登録地点、経路案内時に設定される目的地のうち少なくとも何れか1つの周辺領域を設定している。このように、車両が頻繁に停止することが想定される領域を予め所定範囲として設定しておくことで、アイドルストップ機能が必要以上に実行されてしまうことを回避することができ、燃費の悪化やユーザビリティの低下を一層抑えることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。例えば、アイドルストップ制御装置10に各種情報を提供する外部システムは、ナビゲーション装置52に限られるものではない。
図面中、10はアイドルストップ制御装置、41は判定処理部(判定手段)、42は解除処理部(解除手段)を示す。

Claims (5)

  1. 停車することを条件に内燃機関を停止させるアイドルストップ機能を備えるアイドルストップ制御装置(10)であって、
    車両が所定範囲内に位置するか否かを判定する判定手段(41)と、
    前記判定手段によって車両が所定範囲内に位置すると判定された場合に前記アイドルストップ機能を解除する解除手段(42)と、
    を備えるアイドルストップ制御装置。
  2. 前記解除手段は、所定の解除条件が成立している場合に前記アイドルストップ機能を解除するように構成されている請求項1に記載のアイドルストップ制御装置。
  3. 前記解除条件として、渋滞が発生していないこと、駐車場が混雑状況でないことのうち少なくとも何れか1つが設定されている請求項2に記載のアイドルストップ制御装置。
  4. 前記解除手段は、前記アイドルストップ機能を解除可能な有効状態と解除不能な無効状態とに切り換え可能に構成されている請求項1から3の何れか1項に記載のアイドルストップ制御装置。
  5. 前記所定範囲として、自宅、駐車場、ユーザによって登録された登録地点、経路案内時に設定される目的地のうち少なくとも何れか1つの周辺領域が設定されている請求項1から4の何れか1項に記載のアイドルストップ制御装置。
JP2014072294A 2014-03-31 2014-03-31 アイドルストップ制御装置 Pending JP2015194118A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014072294A JP2015194118A (ja) 2014-03-31 2014-03-31 アイドルストップ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014072294A JP2015194118A (ja) 2014-03-31 2014-03-31 アイドルストップ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015194118A true JP2015194118A (ja) 2015-11-05

Family

ID=54433359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014072294A Pending JP2015194118A (ja) 2014-03-31 2014-03-31 アイドルストップ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015194118A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101795177B1 (ko) * 2015-12-10 2017-11-07 현대자동차주식회사 Isg 기능 자동 오프 제어 장치 및 방법
KR101876034B1 (ko) * 2016-06-29 2018-07-06 현대자동차주식회사 Isg 장치, 원격 제어 서버 및 시스템

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001050076A (ja) * 1999-08-03 2001-02-23 Denso Corp エンジンの自動制御装置
JP2001055939A (ja) * 1999-08-16 2001-02-27 Nissan Motor Co Ltd 車両のエンジン自動停止再始動装置
JP2004225584A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Mazda Motor Corp 車両のエンジン制御装置
JP2007023916A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Nissan Motor Co Ltd 車両のアイドルストップ制御装置
JP2013007276A (ja) * 2011-06-22 2013-01-10 Denso Corp アイドリングストップ制御装置
JP2013044284A (ja) * 2011-08-24 2013-03-04 Suzuki Motor Corp アイドルストップ制御装置
WO2013171970A1 (ja) * 2012-05-18 2013-11-21 日産自動車株式会社 車両用走行支援装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001050076A (ja) * 1999-08-03 2001-02-23 Denso Corp エンジンの自動制御装置
JP2001055939A (ja) * 1999-08-16 2001-02-27 Nissan Motor Co Ltd 車両のエンジン自動停止再始動装置
JP2004225584A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Mazda Motor Corp 車両のエンジン制御装置
JP2007023916A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Nissan Motor Co Ltd 車両のアイドルストップ制御装置
JP2013007276A (ja) * 2011-06-22 2013-01-10 Denso Corp アイドリングストップ制御装置
JP2013044284A (ja) * 2011-08-24 2013-03-04 Suzuki Motor Corp アイドルストップ制御装置
WO2013171970A1 (ja) * 2012-05-18 2013-11-21 日産自動車株式会社 車両用走行支援装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101795177B1 (ko) * 2015-12-10 2017-11-07 현대자동차주식회사 Isg 기능 자동 오프 제어 장치 및 방법
KR101876034B1 (ko) * 2016-06-29 2018-07-06 현대자동차주식회사 Isg 장치, 원격 제어 서버 및 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107852352B (zh) 中继装置、电子控制装置以及车载系统
JP6594422B2 (ja) 車両を動作させるための方法及び装置
JP5587689B2 (ja) 車両の故障診断装置
US20070185624A1 (en) Method for remote reprogramming of vehicle flash memory
US20100191446A1 (en) Systems and methods for predictive engine re-starting and predictive neutral/idle operation of a vehicle
AU2012203033B2 (en) ISG system and control method thereof
JP2009121250A (ja) エンジン制御装置
JP2016037283A (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
CN109804603A (zh) 车载中继装置、中继方法以及程序
JP2016186305A (ja) アイドルストップ制御装置
JP2011176795A (ja) データ管理装置、データ管理プログラム、およびデータ管理システム
JP6149797B2 (ja) 車載電子制御装置
JP5626449B2 (ja) エンジンの制御装置および車両
JP2015194118A (ja) アイドルストップ制御装置
JP5545459B2 (ja) エンジン自動停止始動制御装置
JP2016139399A (ja) 制御手段及びこれを備えた車載プログラムの書き換え装置並びに車載プログラムの書き換え方法
JP2012127315A (ja) アイドルストップ車両の制御装置
JP5472084B2 (ja) 車両の制御装置
JPWO2012120632A1 (ja) エンジンの制御装置および制御方法、エンジンの始動装置、ならびに車両
JP2010137612A (ja) 車両用制御ユニットの通信システム
KR20130063160A (ko) Isg 시스템 및 이의 제어방법
US20150217752A1 (en) Method for operating a motor vehicle
JP5569474B2 (ja) アイドリングストップ制御装置
WO2014162561A1 (ja) エンジン自動停止再始動装置、及びエンジン自動停止再始動方法
JP2009108728A (ja) 車両およびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170418

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170620