JP5626449B2 - エンジンの制御装置および車両 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの制御装置および制御方法、エンジンの始動装置、ならびに車両に関し、より特定的には、ピニオンギヤをエンジンのリングギヤに係合させるための係合機構と、ピニオンギヤを回転させるためのモータとが個別に駆動可能なエンジンのスタータの制御に関する。
内燃機関などをエンジンとして有する自動車においては、燃費削減や排気エミッション低減などを目的として、車両が停止し、かつ運転者によりブレーキペダルが操作された状態においてエンジンの自動停止を行なうとともに、たとえば、ブレーキペダルの操作量が零まで減少されるなどの、運転者による再発進の動作によって自動再始動をする、いわゆるアイドリングストップまたはエコノミーランニング機能(以下、単に「エコラン」とも称する。)を搭載したものがある。
また、エンジンを始動させるためのスタータにおいては、スタータのピニオンギヤをエンジンのリングギヤに係合させるための係合機構と、ピニオンギヤを回転させるためのモータとを個別に駆動することが可能なものがある。そして、エンジンの始動の際には、ピニオンギヤとリングギヤとを係合させた後に、モータによりエンジンのクランキングをする手法が採用される場合がある。
このようなスタータを用いてエンジンを始動する際、上述のような自動再始動の場合には、制御装置によって、上記ピニオンギヤおよびモータの駆動信号が適切なタイミングで出力されるように制御される。しかしながら、車両が停止した状態から最初にエンジンを始動する場合に、たとえば、劣化や温度低下などによってバッテリの出力電圧が低下してしまうことによって、制御装置が起動できない場合が生じ得る。そうすると、適切にエンジンが始動できない状態が起こり得る。
特開2010−090874号公報(特許文献1)は、このような課題に対して、イグニッションキーによってエンジンが始動される場合には、イグニッションキーによる始動要求信号によって係合機構を駆動してピニオンギヤの係合動作を行なうとともに、この始動要求信号を遅延回路で遅延させた信号を用いてモータを駆動する構成を開示する。
特開2010−090874号公報 欧州特許公開番号EP2159410号
特開2010−090874号公報(特許文献1)に示された構成によれば、係合機構およびモータの駆動信号を、制御装置を経由せずに供給することが可能であるので、制御装置が使用不可能な場合であっても、エンジンを始動させることができる。
しかしながら、この遅延回路において、たとえば内部の端子が短絡故障を起こすなどして適切な遅延動作が行なわれず、所望の遅延時間よりも短い時間で信号が出力されてしまうような場合には、ピニオンギヤが回転しながらリングギヤに当接するおそれがある。そうすると、ピニオンギヤとリングギヤの係合が適切に行なわれないだけでなく、これらのギヤの摩耗や破損の要因になったり、ギヤ同士の接触により発生する音が大きくなってユーザに不快感を与えたりする可能性がある。
そのため、遅延回路の故障を検出することが必要とされるが、特開2010−090874号公報(特許文献1)においては、このような遅延回路の故障の検出については考慮されていなかった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ピニオンギヤとピニオンギヤを回転させるモータとが個別に制御可能なスタータを備え、キー始動時にモータ駆動指令を出力するための遅延回路を用いるエンジンにおいて、遅延回路の異常を検出することである。
本発明によるエンジンの制御装置は、クランク軸に連結された第1のギヤと係合可能な第2のギヤと、駆動状態において第2のギヤを第1のギヤと係合する位置まで移動させるアクチュエータと、第2のギヤを回転させるモータとを含むスタータが設けられたエンジンを制御する。アクチュエータおよびモータは、それぞれアクチュエータを駆動する信号およびモータを駆動する信号によって個別に制御可能である。制御装置は、手動で操作可能な始動要求を受けた場合に、始動要求により生成されるアクチュエータを駆動する信号を遅延させることによってモータを駆動する信号を生成する遅延回路を備える。制御装置は、エンジン自動停止後の再始動の際に、アクチュエータを駆動する信号およびモータを駆動する信号を生成するとともに、アクチュエータを駆動する信号およびモータを駆動する信号の出力状態に基づいて、遅延回路の故障を検出する。
好ましくは、制御装置は、エンジン自動停止後の再始動の際に、アクチュエータを駆動する信号およびモータを駆動する信号を生成する制御ユニットをさらに備える。制御ユニットは、エンジンの再始動の際に、アクチュエータを駆動する信号を出力後、制御ユニットからモータを駆動する信号を出力していない状態であるにもかかわらずモータを駆動する信号が制御装置から出力されている場合は、制御ユニットからモータを駆動する信号を出力していない状態でモータを駆動する信号が制御装置から出力されていない場合よりも、アクチュエータを駆動する信号を出力してからモータを駆動する信号を出力するまでの期間を延長する。
好ましくは、制御装置は、遅延回路の故障を検出するための検出部をさらに備える。検出部は、エンジンの再始動の際に、制御ユニットからモータを駆動する信号を出力していない状態であるにもかかわらず、モータを駆動する信号が制御装置から出力されている場合は、遅延回路に故障が発生していると判定する。
好ましくは、検出部は、遅延回路の故障が判定された状態が、予め定められた第1の期間継続した場合に遅延回路の本故障と判定する。
好ましくは、検出部は、遅延回路の故障が判定された走行行程と同じ走行行程において、本故障の判定を実行する。
好ましくは、検出部は、遅延回路の故障が判定された走行行程の次の走行行程において、本故障の判定を実行する。
好ましくは、検出部は、遅延回路の本故障と判定した場合は、ユーザに遅延回路の故障の発生を通知する。
好ましくは、制御ユニットは、遅延回路の故障が判定された後、制御ユニットからモータを駆動する信号を出力していない状態でモータを駆動する信号が制御装置から出力されていないという状態が第2の期間継続した場合は、遅延回路の故障の判定を解除する。
好ましくは、制御ユニットは、遅延回路の故障が判定された場合は、遅延回路を用いたエンジンの始動を制限する。
好ましくは、制御ユニットは、遅延回路の故障が判定された場合は、遅延回路を用いたエンジンの自動停止を制限する。
本発明による車両は、エンジンと、スタータと、スタータを制御する制御装置とを備える。スタータは、クランク軸に連結された第1のギヤと係合可能な第2のギヤと、駆動状態において第2のギヤを第1のギヤと係合する位置まで移動させるアクチュエータと、第2のギヤを回転させるモータとを含む。アクチュエータおよびモータは、それぞれアクチュエータを駆動する信号およびモータを駆動する信号によって個別に制御可能である。制御装置は、手動で操作可能な始動要求を受けた場合に、始動要求により生成されるアクチュエータを駆動する信号を遅延させることによってモータを駆動する信号を生成する遅延回路を備える。制御装置は、エンジン自動停止後の再始動の際に、アクチュエータを駆動する信号およびモータを駆動する信号を生成するとともに、アクチュエータを駆動する信号およびモータを駆動する信号の出力状態に基づいて、遅延回路の故障を検出する。
本発明によれば、ピニオンギヤとピニオンギヤを回転させるモータとが個別に制御可能なスタータを備え、キー始動時にモータ駆動指令を出力するための遅延回路を用いるエンジンにおいて、遅延回路の異常を検出することができる。これによって、スタータの静粛性および耐久性を向上させることができる。
本実施の形態に従うエンジンの制御装置を搭載する車両の全体ブロック図である。 スタータの駆動回路の詳細を説明するための図である。 本実施の形態における遅延回路の異常検出制御の概要を説明するための図である。 本実施の形態において、異常検出部で実行される遅延回路の異常検出制御処理を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態において、制御ユニットで実行されるモータ駆動制御処理を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本実施の形態に従うエンジンの制御装置を搭載する車両10の全体ブロック図である。図1を参照して、車両10は、エンジン100と、バッテリ120と、スタータ200と、制御装置(以下ECU(Electronic Control Unit)とも称する。)300と、リレーRY1,RY2とを備える。また、スタータ200は、プランジャ210と、モータ220と、ソレノイド230と、連結部240と、出力部材250と、ピニオンギヤ260とを含む。
エンジン100は、車両10を走行するための駆動力を発生する。エンジン100のクランク軸111は、クラッチや減速機などを含んで構成される動力伝達装置を介して、駆動輪に接続される。
エンジン100には、回転速度センサ115が設けられる。回転速度センサ115は、エンジン100の回転速度NEを検出し、その検出結果をECU300へ出力する。
バッテリ120は、充放電可能に構成された電力貯蔵要素である。バッテリ120は、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池または鉛蓄電などの二次電池を含んで構成される。また、バッテリ120は、電気二重層キャパシタなどの蓄電素子により構成されてもよい。
バッテリ120は、ECU300によって制御されるリレーRY1,RY2を介して、スタータ200に接続される。そして、バッテリ120は、リレーRY1,RY2が閉成されることによって、スタータ200に駆動用の電源電圧を供給する。なお、バッテリ120の負極は車両10のボディアースに接続される。
バッテリ120には、電圧センサ125が設けられる。電圧センサ125は、バッテリ120の出力電圧VBを検出し、その検出値をECU300へ出力する。
バッテリ120の電圧は、DC/DCコンバータ127を介して、ECU300、および空調装置のインバータなどの補機に供給される。
リレーRY1の一方端はバッテリ120の正極に接続され、リレーRY1の他方端はスタータ200内のソレノイド230の一方端に接続される。リレーRY1は、ECU300からの制御信号SE1により制御され、バッテリ120からソレノイド230への電源電圧の供給と遮断とを切換える。
リレーRY2の一方端はバッテリ120の正極に接続され、リレーRY2の他方端はスタータ200内のモータ220に接続される。リレーRY2は、ECU300からの制御信号SE2により制御され、バッテリ120からモータ220へ電源電圧の供給と遮断とを切換える。また、リレーRY2とモータ220とを結ぶ電力線には、電圧センサ130が設けられる。電圧センサ130は、モータ電圧VMを検出して、その検出値をECU300へ出力する。
上述のように、スタータ200内のモータ220およびソレノイド230への電源電圧の供給は、リレーRY1,RY2によってそれぞれ独立に制御することが可能である。
出力部材250は、モータ内部のロータ(図示せず)の回転軸と、たとえば直線スプラインなどで結合される。また、出力部材250のモータ220とは反対側の端部には、ピニオンギヤ260が設けられる。リレーRY2が閉成されることによって、バッテリ120から電源電圧が供給されてモータ220が回転すると、出力部材250は、ロータの回転動作をピニオンギヤ260に伝達して、ピニオンギヤ260を回転させる。
ソレノイド230の一方端は上述のようにリレーRY1に接続され、ソレノイド230の他方端はボディアースに接続される。リレーRY1が閉成されソレノイド230が励磁されると、ソレノイド230はプランジャ210を矢印の方向に吸引する。すなわち、プランジャ210とソレノイド230とで、アクチュエータ232を構成する。
プランジャ210は、連結部240を介して出力部材250と結合される。ソレノイド230が励磁されてプランジャ210が矢印の方向に吸引される。これにより、支点245が固定された連結部240によって、出力部材250が、図1に示された待機位置から、プランジャ210の動作方向とは逆の方向、すなわちピニオンギヤ260がモータ220の本体から遠ざかる方向に動かされる。また、プランジャ210は、図示しないばね機構によって、図1中の矢印とは逆向きの力が付勢されており、ソレノイド230が非励磁となると、待機位置に戻される。
このように、ソレノイド230が励磁されることによって、出力部材250が軸方向に動作すると、ピニオンギヤ260が、エンジン100のクランク軸111に取付けられたフライホイールまたはドライブプレートの外周に設けられたリングギヤ110と係合する。そして、ピニオンギヤ260とリングギヤ110とが係合した状態で、ピニオンギヤ260が回転動作することによって、エンジン100がクランキングされ、エンジン100が始動される。
このように、本実施の形態においては、エンジン100のフライホイールまたはドライブプレートの外周に設けられたリングギヤ110と係合するようにピニオンギヤ260を移動させるアクチュエータ232と、ピニオンギヤ260を回転させるモータ220とが個別に制御される。
なお、図1には図示しないが、リングギヤ110の回転動作によって、モータ220のロータが回転されないように、出力部材250とモータ220のロータ軸の間にワンウェイクラッチが設けられてもよい。
また、図1におけるアクチュエータ232は、ピニオンギヤ260の回転をリングギヤ110に伝達でき、かつピニオンギヤ260およびリングギヤ110が係合した状態と、両方が非係合の状態とを切換えることができる機構であれば、上記のような機構に限られるものではなく、たとえば、出力部材250の軸を、ピニオンギヤ260の径方向に動かすことによってピニオンギヤ260とリングギヤ110とが係合するような機構であってもよい。
ECU300は、いずれも図示しないが、CPU(Central Processing Unit)と、記憶装置と、入出力バッファとを含み、各センサの入力や各機器への制御指令の出力を行なう。なお、これらの制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、一部を専用のハードウェア(電子回路)で構築して処理することも可能である。
ECU300は、アクセルペダル140に設けられたセンサ(図示せず)からのアクセルペダル140の操作量を表わす信号ACCを受ける。ECU300は、ブレーキペダル150に設けられたセンサ(図示せず)からのブレーキペダル150の操作量を表わす信号BRKを受ける。また、ECU300は、運転者によるイグニッション操作などによる始動操作信号IG−ONを受ける。ECU300は、これらの情報に基づいて、エンジン100の始動要求信号および停止要求信号を生成し、それに従って制御信号SE1,SE2を出力してスタータ200の動作を制御する。
たとえば、車両が停止し、かつ運転者によりブレーキペダル150が操作されているという停止条件が満たされたとき、停止要求信号が生成され、ECU300は、エンジン100を停止する。すなわち、停止条件が満たされたとき、エンジン100における燃料噴射および燃焼が停止される。
その後、運転者によるブレーキペダル150の操作量が零になったという始動条件が満たされたとき、始動要求信号が生成され、ECU300は、モータ220を駆動してエンジン100を始動する。その他、アクセルペダル140、変速レンジまたはギヤを選択するためのシフトレバー、もしくは、車両の走行モード(たとえば、パワーモードまたはエコモード等)を選択するためのスイッチが操作されると、エンジン100を始動するようにしてもよい。
図2は、スタータ200の駆動回路の詳細を説明するための図である。図2を参照して、図1で説明したように、スタータ200のソレノイド230には、バッテリ120からの電源電圧が、リレーRY1を介して電力線PL2を通して供給される。リレーRY1は、ECU300からの制御信号SE1によって、内部のソレノイドSL1が励磁されることによって接点が閉成される。また、リレーRY1のソレノイドSL1には、さらに、イグニッションスイッチIGSWおよびクラッチスタートスイッチ420を介して、電力線PL1を通してバッテリ120からの電源電圧が供給される。
これは、車両10が停止している状態から最初に始動する際に、ECU300への電源電圧低下等で制御信号SE1が適切に出力されないような場合でも確実にエンジン100を始動するための回路である。駆動輪への動力伝達がされないようなクラッチ状態の際に閉成されるクラッチスタートスイッチ420が閉成され、かつユーザのイグニッションキー等の操作によりイグニッションスイッチIGSWが閉成された条件が成立することによって生成される始動要求信号によりソレノイドSL1が励磁されて、リレーRY1が駆動される。この始動要求信号は、ECU300から制御信号SE1が伝達される経路を通して、ECU300へも伝達される。
また、バッテリ120からの電源電圧は、リレーRY2を介して電力線PL3を通して、モータ220の内部スイッチのソレノイド221に供給される。ソレノイド221が励磁されると、内部スイッチの接点222が閉成され、バッテリ120から電力線PL4を通して、モータ220の駆動電力が供給される。
ECU300は、制御ユニット310と、RY1駆動回路320と、RY2駆動回路330と、遅延回路340と、異常検出部350とを含む。
制御ユニット310は、エコラン実施時に、エンジン100の自動停止後、再始動をする際に、適切なタイミングでリレーRY1,RY2を駆動するように、駆動指令SIG1,SIG2を生成する。そして、制御ユニット310は、駆動指令SIG1,SIG2を、RY1駆動回路320およびRY2駆動回路330へそれぞれ出力する。
また、制御ユニット310は、遅延回路340による遅延動作の許可および禁止を制御するための制御信号INHを生成し、遅延回路340へ出力する。
遅延回路340は、制御信号SE1,SE2が出力される端子TM11,TM12に電気的に接続される。遅延回路340は、ユーザのイグニッションキー等の操作によりエンジン100の始動を行なう際に、端子TM11へ入力される始動要求信号を遅延させてリレーRY2の制御信号SE2を生成するための回路である。
ただし、エコラン実施時の再始動の際には、制御信号SE1,SE2の出力タイミングは制御ユニット310によって制御されるので、この遅延回路340は、エコラン実施時には制御ユニット310からの制御信号INHにより遅延動作が不許可(すなわち、非導通)とされる。
異常検出部350は、遅延回路340についての異常(故障)の有無を検出するための回路である。なお、本明細書においては、故障については、当該機能が完全に喪失されることだけでなく、当該機能が本来の能力よりも低下する場合も含む物とする。
遅延回路340は、上述のように、エコラン時には常に非導通とされる。しかしながら、遅延回路340内部の接点が短絡故障を起こし、常に導通状態となったような場合には、制御ユニット310からリレーRY2(すなわち、モータ)の駆動指令SIG2が出力されていなくとも、リレーRY1の制御信号SE1が出力されると、遅延回路340によって即座に制御信号SE2が出力されてしまう。そうすると、ピニオンギヤ260が回転しながらリングギヤ110に当接してしまうので、この異常がユーザに認識されないままでいると、両方のギヤの摩耗が促進されて耐久性が低下したり、当接時のギヤの接触音が大きくなってユーザに不快感を与えてしまったりするおそれがある。
そのため、異常検出部350は、制御信号SE1,SE2およびモータ駆動指令SIG2に基づいて、遅延回路340における異常の可能性の有無を判定する。
なお、異常検出部350における遅延回路340の異常の判定においては、一時的な信号のノイズの影響によって異常が誤検出される場合がある。そのため、異常検出部350は、遅延回路340の異常の判定においては、異常の可能性があると判定された状態(仮異常状態)が所定期間継続している場合に、遅延回路340に異常が発生していることを確定する。
一方、制御ユニット310は、異常検出部350から仮異常状態が検出されたことを示す仮異常フラグFLGを受けた場合には、異常検出部350において異常の確定ができるように、異常のない正常時に比べて、モータ駆動指令SIG2の出力タイミングを遅延させる。
図3は、本実施の形態における遅延回路の異常検出制御の概要を説明するためのタイムチャートである。図3においては、上段から、(a)イグニッションキーによる正常時の始動におけるタイムチャート、(b)エコラン実施時の正常時の始動におけるタイムチャート、(c)遅延回路340の異常が発生した場合の始動におけるタイムチャート、および(d)エコラン実施時において正常であるがノイズが混入した場合の始動におけるタイムチャートが示される。なお、図3(a)〜図3(d)においては、理解を容易にするために、ピニオンギヤ260の係合動作開始のタイミング(制御信号SE1がオンするタイミング)を時刻t21で一致させている。
図2および図3(a)を参照して、正常時において、イグニッションキーの操作によって始動要求信号が時刻t21で出力された場合は、時刻t21において、リレーRY1が閉成されることによってソレノイド230が励磁され、それによってアクチュエータ232が駆動される。
その後、遅延回路340によって、係合動作が完了すべき時間に基づいて設定された所定の期間T1だけ始動要求信号が遅延され、時刻t24において制御信号SE2が出力される。これによって、リレーRY2が閉成されて、モータ220が駆動される。
図3(b)を参照して、エコラン時の再始動の際には、所定の再始動条件が成立したことに応答して、制御ユニット310から駆動指令SIG1が出力されることによって、ECU300から制御信号SE1が出力される(時刻t21)。そして、上記の所定期間T1の経過後(時刻t24)に、制御ユニット310から駆動指令SIG2が出力されることによって、ECU300から制御信号SE2が出力される。これによって、リレーRY2が閉成されて、モータ220が駆動される。
図3(c)を参照して、遅延回路340に内部接点の短絡による異常が生じていた場合には、エコラン時に制御信号SE1が出力されると、その後間もなく制御信号SE2が出力される(時刻t22)。このとき、制御ユニット310からは、モータ駆動指令SIG2は出力されていない。ここで、図3(d)で後述するように、信号のノイズによって一時的に制御信号SE2が出力されたと認識される可能性があるので、制御信号SE1がオン、かつモータ駆動指令SIG2がオフ、かつ制御信号SE2がオンとなる条件が成立したことに基づいて、異常検出部350によって仮異常状態が判定され、仮異常フラグFLGが制御ユニット310へ出力される。
制御ユニット310においては、仮異常フラグFLGの受信に応答してモータ駆動指令SIG2の出力が遅延される。
遅延回路340が異常の場合には、時刻t22で検出された仮異常状態が継続される、その仮異常状態が所定期間T2経過すると(時刻t26)、異常検出部350によって本異常が確定される。
この本異常が確定されると、警告装置(図示せず)等によってユーザに異常の発生が通知される。なお、本異常が確定された場合であっても、モータ220は制御信号SE2によって回転されるので、エンジン100の始動は可能である。ただし、エコランによるエンジン間欠停止が頻繁に行なわれると、ギヤの摩耗がさらに促進されてしまうので、本異常が確定された後には、エンジン間欠停止を禁止することが好ましい。
次に、図3(d)を参照して、エコラン時に制御信号SE1が出力された際に、信号のノイズの影響によって、時刻t22において一時的に制御信号SE2がオンとなった場合は、図3(c)の場合と同様に、異常検出部350において仮異常状態と判定されて、仮異常フラグFLGが制御ユニット310へ出力される。
しかしながら、図3(d)の場合には、一時的なノイズであるので、時刻t23において制御信号SE2は再びオフの状態となり、仮異常状態は解除される。ただし、異常検出部350における仮異常フラグFLGはまだリセットされておらず、制御ユニット310においてモータ駆動指令SIG2の出力が遅延される。
そして、仮異常状態が解除された時刻t23から、正常な状態が所定期間T3(T3<T2)だけ継続した時点(時刻t25)で、異常検出部350において正常状態であると判定される。そして、仮異常フラグFLGがリセットされることによって、制御ユニット310はモータ駆動指令SIG2を出力する。これにより、制御信号SE2が出力されて、エンジン100が始動される。
なお、図3には示されないが、遅延回路340等の異常により制御信号SE2が断続的に出力し続けた場合には、図3(d)で説明したような、仮異常状態が解除された状態(すなわち、正常状態)が所定期間T3継続する状態が発生しないので、仮異常フラグFLGが解除されない。そのため、図3(c)と同様に、所定期間T2が経過したときに本異常と判定される。
次に、図4および図5のフローチャートを用いて、ECU300で行なわれる異常検出制御処理の詳細を説明する。
図4は、本実施の形態において、異常検出部350で実行される遅延回路の異常検出制御処理を説明するためのフローチャートである。
図2および図4を参照して、異常検出部350は、ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、エコラン始動中であり、アクチュエータ232を駆動するためのリレーRY1の制御信号SE1がオンに設定されている状態で、モータ220を駆動するためのリレーRY2の駆動指令SIG2が出力されていないにもかかわらず、制御信号SE2がオンに設定されている、所定の条件1が成立しているか否かを判定する。
この所定の条件1が成立している場合(S100にてYES)は、異常検出部350は、遅延回路340の異常が発生している可能性があると判定し、S110に処理を進めて、仮異常フラグFLGをオンに設定する。その後、処理がS120に進められる。
一方、所定の条件1が成立していない場合(S100にてNO)は、処理がS140に進められて、この条件1が不成立の状態が予め定められた期間(T3)継続しているか否かを判定する。
条件1が不成立の状態がT3の間継続している場合(S140にてYES)は、異常検出部350は、遅延回路340に異常が発生していないか、または先に検出された異常はノイズ等による一時的なものである可能性が高いと判断し、処理をS150に進めて、仮異常フラグFLGをオフに設定する。なお、仮異常フラグがもともとオンになっていなければ、オフの状態が維持される。その後、処理はS120に進められる。
条件1が不成立の状態が所定期間T3の間継続していない場合(S140にてNO)は、(1)遅延回路340には異常がなく仮異常フラグFLGはオフのままであるが所定期間T3の経過を待っている状態、(2)一時的なノイズの影響で仮異常フラグFLGがオンに設定された後に所定期間T3が経過するのを待っている状態、あるいは、(3)ノイズまたは遅延回路340の異常により断続的に制御信号SE2がオン・オフを繰り返している状態が含まれる。
このような場合は、異常検出部350は、遅延回路340の異常が発生しているかどうかがまだ判断できないので、仮異常フラグFLGの状態を維持したままで、処理をS120に進める。
S120にて、異常検出部350は、仮異常状態、すなわち、仮異常フラグFLGがオンに設定されている状態が、期間T2(T2>T3)継続しているか否かを判定する。
仮異常フラグFLGがオンに設定されている状態が期間T2の間継続している場合(S120にてYES)は、異常検出部350は、遅延回路340に異常があると判断し、S130にて異常を確定して本異常フラグFLRをオンに設定して出力する。本異常フラグFLRがオンに設定されると、たとえば、図示しない警告装置により異常が発生していることがユーザに通知される。
また、図には示さないが、本異常と判定された場合は、制御ユニット310において、エコランによるエンジンの自動停止が制限されるようにしてもよい。さらに、たとえば、遅延回路340への入力あるいは出力を電気的に切り離すことができるようなリレー(図示せず)が設けられている場合には、本異常と判定されたときに、制御ユニット310によって当該リレーを開放することよって、遅延回路340を用いたエンジンの始動が制限されるようにしてもよい。
仮異常フラグFLGがオンに設定されている状態が期間T2の間継続していない場合(S120にてNO)は、仮異常フラグFLGが設定されていない状態、および仮異常フラグFLGが設定されているが期間T2の経過を待っている状態が含まれる。
このような場合には、現在の仮異常フラグFLGの状態を維持して、処理が最初に戻される。
以上のような処理に従って制御を行なうことによって、異常検出部において、遅延回路の異常を検出することができる。
次に、図5を用いて制御ユニット310によって実行されるモータ駆動制御処理について説明する。図5に示すフローチャートは、制御ユニット310に予め格納されたプログラムを所定周期で実行することによって実現される。あるいは、一部のステップについては、専用のハードウェア(電子回路)を構築して処理を実現することも可能である。
図2および図5を参照して、制御ユニット310は、S200にて、エコラン時にエンジン再始動中であるか否かを判定する。エンジン再始動中においては、制御信号SE1(あるいは、駆動指令SIG1)がオンに設定される。
エンジン再始動中でない場合(S200にてNO)は、エンジン100は始動されないので、制御ユニット310は、処理をS240に進めて、モータ駆動指令SIG2をオフに設定する。
エンジン再始動中である場合(S200にてYES)は、処理がS210に進められ、次に、制御ユニット310は、異常検出部350において仮異常フラグFLGがオンに設定されているか否かを判定する。
仮異常が検出されている場合(S210にてYES)は、制御ユニット310は、モータ220の駆動を遅延させるために、処理をS240に進めて、モータ駆動指令SIG2をオフに設定する。
仮異常が検出されていない場合(S210にてNO)は、処理がS220に進められ、制御ユニット310は、制御信号SE1がオンにされた状態が期間T1継続したか否かを判定する。
制御信号SE1がオンにされた状態が期間T1継続していない場合(S220にてNO)は、ピニオンギヤ260とリングギヤ110との係合動作の完了を待っている状態なので、制御ユニット310は、処理をS240に進めて、モータ駆動指令SIG2をオフに設定する。
制御信号SE1がオンにされた状態が期間T1継続した場合(S220にてYES)は、制御ユニット310は、係合動作が完了したと判断して、S230にて、モータ駆動指令SIG2をオンに設定する。
以上のような処理に従って制御を行なうことによって、異常検出部によって設定された仮異常フラグ用いて、遅延回路の異常の可能性がある場合には、モータの駆動が遅延される。これによって、遅延回路の異常とノイズによる影響とを区別することが可能になる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 車両、100 エンジン、110 リングギヤ、111 クランク軸、115 回転速度センサ、120 バッテリ、125,130 電圧センサ、127 DC/DCコンバータ、140 アクセルペダル、150 ブレーキペダル、200 スタータ、210 プランジャ、220 モータ、221,230、SL1,SL2 ソレノイド、222 接点、232 アクチュエータ、240 連結部、245 支点、250 出力部材、260 ピニオンギヤ、300 ECU、310 制御ユニット、320,330 駆動回路、340 遅延回路、350 異常検出部、410 IGSW、420 クラッチスタートスイッチ、PL1〜PL4 電力線、RY1,RY2 リレー、TM11,TM12 端子。

Claims (8)

  1. クランク軸に連結された第1のギヤと係合可能な第2のギヤと、駆動状態において前記第2のギヤを前記第1のギヤと係合する位置まで移動させるアクチュエータと、前記第2のギヤを回転させるモータとを含むスタータが設けられたエンジンの制御装置であって、
    前記アクチュエータおよび前記モータは、それぞれ前記アクチュエータを駆動する信号および前記モータを駆動する信号によって個別に制御可能であり、
    前記制御装置は、
    手動で操作可能な始動要求を受けた場合に、前記始動要求により生成される前記アクチュエータを駆動する信号を遅延させることによって前記モータを駆動する信号を生成する遅延回路と、
    前記エンジン自動停止後の再始動の際に、前記アクチュエータを駆動する信号および前記モータを駆動する信号を生成する制御ユニットと、
    前記遅延回路の故障を検出するための検出部とを備え、
    前記エンジン自動停止後の再始動の際に、
    前記遅延回路は、前記制御ユニットによって非導通とされ、
    前記検出部は、前記制御ユニットから前記アクチュエータを駆動する信号が出力された後であるが前記モータを駆動する信号が出力されていない状態において、前記モータを駆動する信号が前記制御装置から出力されている場合には、前記遅延回路に故障が発生していると判定する、エンジンの制御装置。
  2. 記制御ユニットは、前記エンジンの再始動の際に、前記アクチュエータを駆動する信号を出力後、前記制御ユニットから前記モータを駆動する信号を出力していない状態であるにもかかわらず前記モータを駆動する信号が前記制御装置から出力されている第1の状態である場合は、前記制御ユニットから前記モータを駆動する信号を出力していない状態で前記モータを駆動する信号が前記制御装置から出力されていない第2の状態である場合よりも、前記アクチュエータを駆動する信号を出力してから前記モータを駆動する信号を出力するまでの期間を延長し、延長された期間内に前記第1の状態から前記第2の状態となったときには前記遅延回路が一時的な異常であると判断する、請求項1に記載のエンジンの制御装置。
  3. 前記検出部は、前記遅延回路の故障が判定された状態が、予め定められた第1の期間継続した場合に前記遅延回路の本故障と判定する、請求項に記載のエンジンの制御装置。
  4. 前記検出部は、前記遅延回路の本故障と判定した場合は、ユーザに前記遅延回路の故障の発生を通知する、請求項に記載のエンジンの制御装置。
  5. 前記制御ユニットは、前記遅延回路の故障が判定された後、前記第2の状態が第2の期間継続した場合は、前記遅延回路の故障の判定を解除する、請求項2に記載のエンジンの制御装置。
  6. 前記制御装置は、前記遅延回路の故障が判定された場合は、前記遅延回路を用いたエンジンの始動を制限する、請求項1に記載のエンジンの制御装置。
  7. 前記制御装置は、前記遅延回路の故障が判定された場合は、前記遅延回路を用いたエンジンの自動停止を制限する、請求項1に記載のエンジンの制御装置。
  8. エンジンと、
    クランク軸に連結された第1のギヤと係合可能な第2のギヤと、駆動状態において前記第2のギヤを前記第1のギヤと係合する位置まで移動させるアクチュエータと、前記第2のギヤを回転させるモータとを含むスタータと、
    前記スタータを制御する制御装置とを備え、
    前記アクチュエータおよび前記モータは、それぞれ前記アクチュエータを駆動する信号および前記モータを駆動する信号によって個別に制御可能であり、
    前記制御装置は、
    手動で操作可能な始動要求を受けた場合に、前記始動要求により生成される前記アクチュエータを駆動する信号を遅延させることによって前記モータを駆動する信号を生成する遅延回路と、
    前記エンジン自動停止後の再始動の際に、前記アクチュエータを駆動する信号および前記モータを駆動する信号を生成する制御ユニットと、
    前記遅延回路の故障を検出するための検出部とを備え、
    前記エンジン自動停止後の再始動の際に、
    前記遅延回路は、前記制御ユニットによって非導通とされ、
    前記検出部は、前記制御ユニットから前記アクチュエータを駆動する信号が出力された後であるが前記モータを駆動する信号が出力されていない状態において、前記モータを駆動する信号が前記制御装置から出力されている場合には、前記遅延回路に故障が発生していると判定する、車両。
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