JP2007023904A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の始動後の吸入空気量の補正量がより適正な値に設定される内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】内燃機関の始動後のアイドリング運転時に、吸入空気量の目標値と吸入空気量の計測値に基づいて吸入空気量の補正量を算出し(ステップS3、ステップS7)、前記算出された補正量に基づいて吸入空気量を制御する内燃機関の制御装置であって、前記吸入空気量の目標値に対応するスロットル開度又はアイドルスピードコントロールバルブの開度を含むアイドルスピードコントロール制御量と、前記補正量が算出されたときの前記アイドルスピードコントロール制御量とに基づいて、前記吸入空気量を制御する(ステップS11)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
特開平11−210608号公報(特許文献1)には、内燃機関の始動後に浄化装置を早期に活性化して所要の浄化性能を確保するために内燃機関の吸入空気量を通常のアイドリング運転時よりも増量させつつ、内燃機関の回転数を目標回転数に収束させるように点火時期をフィードバック制御する場合に、内燃機関の回転数の制御性や安定性を向上させることができる内燃機関の制御装置として以下の構成が開示されている。即ち、この内燃機関の制御装置は、排気ガスを浄化装置を介して放出する内燃機関の始動後のアイドリング運転時に、内燃機関の吸入空気量を通常のアイドリング運転時の吸入空気量よりも所定の増量分、増量させる吸入空気量制御手段と、その吸入空気量の増量開始後に内燃機関の回転数を所定の目標回転数に収束させるように該内燃機関の点火時期の指令値をフィードバック制御処理により生成し、その生成した点火時期の指令値に基づき内燃機関の点火時期を制御することにより、該点火時期を遅角側に補正する点火時期制御手段とを備えた内燃機関の制御装置において、前記点火時期制御手段が前記フィードバック制御処理により生成した点火時期の指令値が、内燃機関の正常動作が可能な点火時期の所定の許容範囲内で該点火時期の遅角側に設定した所定の閾値よりも遅角側の値になったとき、前記吸入空気量の増量分を該吸入空気量の減少側に修正する手段を前記吸入空気量制御手段に具備している。
上記特許文献1の内燃機関の制御装置では、以下のことが行われている。前記点火時期制御手段が前記フィードバック制御処理により生成した点火時期の指令値が前記閾値よりも進角側に変化したとき、前記吸入空気量の増量分の減少側への修正量を現状の修正量に保持する。また、前記吸入空気量制御手段は、前記吸入空気量の増量分の非修正状態における該増量分を前記内燃機関の機関温度に応じて設定する。また、前記吸入空気量制御手段は、前記吸入空気量の増量分の非修正状態における該増量分を、内燃機関の始動直後は、徐々に増加させるように制御する。前記吸入空気量制御手段は、前記吸入空気量の増量分の非修正状態における該増量分を、該吸入空気量の増量制御を開始してから所定時間が経過した後にはあらかじめ定めた形態で時間の経過と共に徐々に減少させるように制御する。
特開平11−210608号公報 特開平9−68084号公報
内燃機関の始動後の吸入空気量の補正量(制御量)がより適正な値に設定されることが望まれる。
以下に、吸入空気量の補正量が、結果として不適正な値に設定されるケース[1],[2]について説明する。
[1]上記特許文献1の装置では、上記のように、前記吸入空気量制御手段は、前記吸入空気量の増量分の非修正状態における該増量分を、該吸入空気量の増量制御を開始してから所定時間が経過した後にはあらかじめ定めた形態で時間の経過と共に徐々に減少させるように制御するが、この場合、中間温度において、空気量の過不足が生じる可能性がある。吸入空気量の誤差要因として、ISCV又はスロットルバルブの特性(経時変化)によって吸入空気量が減ることが挙げられるが、その誤差は主に開度によって変わる。よって、時間により空気量増量分を減少させると、不整合が生じる。
[2]また、上記特許文献1の技術では、点火F/B制御により生成した点火時期の指令値に基づいて、吸入空気量を増減させている。ところが、その点火時期の指令値は、燃料性状やエンジンフリクション等の個体差によっても変わる。例えば、重質燃料が使用されているときには、A/Fがリーンとなり、出力トルクが低下し、エンジン回転数が低下するため、点火F/B制御として、点火時期は、進角側に設定される。上記特許文献1の装置では、点火時期が進角側に設定された場合には、空気量が増量される可能性があるため、空気量は過剰となる可能性がある。エンジン回転数が目標回転数と異なる値となる要因としては、吸入空気量の過不足のみではなく、燃料性状やエンジンフリクション等の個体差もあることから、点火時期の指令値に基づいて、吸入空気量を増減させると、吸入空気量を過補正させてしまう可能性がある。そこで、実際の吸入空気量を直接計測することにより、目標空気量に対して実際の空気量が足りているか否かを検出し、また、足りていない場合にはその不足量を求め、その不足量に基づいて、吸入空気量の補正量を求めることが考えられる。しかしながら、この方法では、実際の吸入空気量を直接計測する計測器に誤差(製造誤差が含まれる)があると、吸入空気量を過剰に補正してしまい、点火時期が目標値に安定しない可能性がある。
本発明の目的は、内燃機関の始動後の吸入空気量の補正量がより適正な値に設定される内燃機関の制御装置を提供することである。
本発明の内燃機関の制御装置は、内燃機関の始動後のアイドリング運転時に、吸入空気量の目標値と吸入空気量の計測値に基づいて吸入空気量の補正量を算出し、前記算出された補正量に基づいて吸入空気量を制御する内燃機関の制御装置であって、前記吸入空気量の目標値に対応するスロットル開度又はアイドルスピードコントロールバルブの開度を含むアイドルスピードコントロール制御量と、前記補正量が算出されたときの前記アイドルスピードコントロール制御量とに基づいて、前記吸入空気量を制御することを特徴としている。
本発明の内燃機関の制御装置は、内燃機関の始動後のアイドリング運転時に、吸入空気量の計測値に基づいて吸入空気量の補正量を算出し、前記算出された補正量に基づいて吸入空気量を制御する内燃機関の制御装置であって、前記内燃機関の水温に基づいて、前記吸入空気量を制御することを特徴としている。
本発明の内燃機関の制御装置において、前記内燃機関の回転数が目標回転数よりも予め設定された所定値以上大きい場合には、前記吸入空気量の制御量を減少させることを特徴としている。
本発明の内燃機関の制御装置は、内燃機関の始動後のアイドリング運転時に、吸入空気量の計測値に基づいて吸入空気量の補正量を算出し、前記算出された補正量に基づいて吸入空気量を制御する内燃機関の制御装置であって、前記内燃機関の回転数を目標値に収束させるように点火時期のフィードバック制御を行っているときに、点火時期のフィードバック補正量が遅角側の値になる場合には、前記吸入空気量を増量させる制御を禁止することを特徴としている。
以下、図1から図6を参照して、本発明の内燃機関の制御装置の一実施形態につき詳細に説明する。
図1及び図5に示すように、本実施形態の内燃機関の制御装置10は、エンジン始動後のアイドル時にエアフロメーター(AFM)12による吸入空気量の計測値に基づいて吸入空気量の補正量eqgaadjを算出し(ステップS11)、その算出した吸入空気量の補正量eqgaadjに基づいて、スロットル開度14を制御することにより(ステップS9)、吸入空気量を制御する。
内燃機関の制御装置10は、エンジンの始動後のアイドリング運転時に、吸入空気量の目標値と吸入空気量の計測値に基づいて吸入空気量の補正量(Δqga、eqgaadj)を算出し、前記算出された補正量(Δqga、eqgaadj)に基づいて吸入空気量を制御する内燃機関の制御装置であって、前記吸入空気量の目標値に対応するスロットル開度又はアイドルスピードコントロールバルブの開度を含むアイドルスピードコントロール制御量(eqcalb、ステップS1)と、前記補正量(Δqga)が算出されたときの前記アイドルスピードコントロール制御量(eqbase、ステップS4)とに基づいて、前記吸入空気量を制御するものである(ステップS11、ステップS9)。
内燃機関の制御装置10は、エンジンの始動後のアイドリング運転時に、吸入空気量の計測値に基づいて吸入空気量の補正量(Δqga、eqgaadj)を算出し、前記算出された補正量(Δqga、eqgaadj)に基づいて吸入空気量を制御する内燃機関の制御装置であって、前記内燃機関の水温ethwに基づいて、前記吸入空気量を制御するものである(ステップS11、ステップS9)。
内燃機関の制御装置10において、前記内燃機関の回転数(ene)が目標回転数(entcal)よりも予め設定された所定値以上大きい場合(ステップS12−Y)には、前記吸入空気量の制御量(eqgaadj)を減少させるものである(ステップS13)。
内燃機関の制御装置10は、エンジンの始動後のアイドリング運転時に、吸入空気量の計測値に基づいて吸入空気量の補正量(Δqga、eqgaadj)を算出し、前記算出された補正量(Δqga、eqgaadj)に基づいて吸入空気量を制御する内燃機関の制御装置であって、前記内燃機関の回転数を目標値に収束させるように点火時期のフィードバック制御を行っているときに(ステップS2−Y)、点火時期のフィードバック補正量が遅角側の値になる場合には(ステップS5−N)、前記吸入空気量を増量させる制御を禁止する(ステップS6、ステップS7)ものである。
本実施形態の内燃機関の制御装置10は、以下の(1)〜(3)の3つの制御を行う。
(1)吸入空気量の補正量eqgaadjには、ISC制御量又はエンジン水温に基づく影響を反映させる(ステップS11)。具体的には、目標空気量とエアフロメーターAFMによる吸入空気量の計測値との差Δqga(ステップS3)に基づいて設定された値(ステップS7)に対して、ISC制御量又はエンジン水温に基づいて設定される反映係数Kを乗算することにより、吸入空気量の補正量eqgaadjを算出する(ステップS11)。これにより、Δqga(ステップS3)に基づいて設定された値(ステップS7)よりも、吸入空気量の補正量eqgaadjを減少させることができる(ステップS11)。このことから、ISC又はスロットルバルブの特性(経時変化)が考慮され、吸入空気量の過不足が抑制される。
上記において、ISC制御とは、アイドルスピードコントロール制御の意味であり、電子スロットルの場合にはスロットル開度、メカ式スロットルの場合には、ISCV(アイドルスピードコントロールバルブ)により制御する。
(2)吸入空気量の補正を実施中にエンジン回転数eneが目標エンジン回転数entcalより所定値以上高い状態が継続した場合には(ステップS12−Y)、吸入空気量の補正量eqgaadjを再度算出する、又は減衰させる(ステップS13)。これにより、エンジン回転数eneが目標エンジン回転数entcalに近づき、結果として、空気量が過度に吸入される状態が抑制される。
(3)点火時期によるエンジン回転数のフィードバック制御(点火F/B制御)の補正量が遅角側に制御された(図2、点火F/B補正量eanefbが0以下)場合には(ステップS5−N)、吸入空気量の増量補正を禁止する(ステップS6、ステップS7)。吸入空気量の増量補正によってエンジン回転数が目標値よりも上がり過ぎ、点火時期の遅角側制御によって、その上がり過ぎた分を低下させるという事態にならないようにするためである。これにより、実際の吸入空気量を直接計測する計測器に誤差(製造誤差が含まれる)がある場合であっても、エンジン回転数、及び点火時期を共に目標値に安定化させることができる。
本実施形態において、点火F/B制御とは、内燃機関の始動後に浄化装置を早期に活性化して所要の浄化性能を確保するために内燃機関の吸入空気量を通常のアイドリング運転時よりも増量させつつ、内燃機関の回転数を目標回転数に収束させるように点火時期をフィードバック制御することを意味する。また、ISC制御量とは、吸入空気量の所定の要求流量(L/s)を吸入すべく設定されたスロットル開度またはISCVの開度(°)に対応している(要求流量(L/s)とスロットル開度またはISCVの開度(°)とは1対1に対応している)。
通常時(冷間時以外、即ち点火F/B制御停止時)には、エンジン回転数によるフィードバック制御により、ISC制御量が決定される。本実施形態の前提として、エンジン暖機後の吸入空気量は、アイドル回転のフィードバック制御(又は学習)により、ISC(電子スロットル)の特性が経年変化等によりずれている場合であっても補正される(図6の開度θ1、θ2参照)。
図6を参照して、従来技術の問題点について説明する。
図6は、電子スロットルの特性による誤差のイメージ図である。図6において、符号61は通常品の特性を示し、符号62は経時変化による流量低下品の特性を示している。また、Q1は暖機後に必要な吸入空気量を示し、Q2は冷間時に必要な吸入空気量を示している。制御装置は、通常品(61)において暖機後に必要な空気量Q1を吸入するために必要なスロットル開度θ1を記憶しており、また、経時変化により流量が低下した後(62)においてもその空気量Q1を吸入するために必要なスロットル開度θ2を学習し記憶している。即ち、制御装置は、経時変化により流量が低下した後(62)は、暖機後に必要な空気量Q1を吸入するためには、通常品(61)よりも開度を(θ2−θ1)の開度分だけ大きく設定することを学習し記憶している。
一方、冷間時に必要な空気量を吸入するためのスロットル開度については以下の通りである。制御装置は、通常品(61)において冷間時に必要な空気量Q2を吸入するために必要なスロットル開度θ3を記憶しているが、経時変化により流量が低下した後(62)は、上記暖機後と同様に、スロットル開度を(θ2−θ1)の開度分だけ大きく設定した場合であっても、開度はθ4(=θ3+θ2−θ1)に設定されるだけであり、その結果、空気量は(Q2−Q3)の分だけ不足することになる。
上記のように、通常時(冷間時以外、即ち点火F/B制御停止時)には、エンジン回転数によるフィードバック制御により、ISC制御量が決定される。本実施形態において、冷間時には、エンジン回転数は、点火F/B制御により制御され、ISC制御量(ISC開度)は、エアフロメータAFMにより計測された吸入空気量により補正される(後述するステップS3の空気量補正量Δqga)。
以下、図1を参照して、本実施形態の動作を詳細に説明する。図1において、符号(1)〜(3)は、上記本実施形態の制御内容として述べた上記(1)〜(3)に対応している。
[ステップS1]
図1のステップS1では、エンジン水温ethw、点火遅角量eacat、外部負荷に基づいて、ISC制御量(スロットル開度に対応)eqcalbが算出される。エンジンの冷間運転時には、エミッション(触媒暖機)やアイドル安定性の要求から、アイドル回転数が高く設定されるとともに、点火時期の遅角制御が行われることから、ISC制御量eqcalbは、通常時よりも大きな値に設定される。一方、暖機が進むに連れて、ステップS1で求められるISC制御量は、冷間時にステップS1で求められたISC制御量に比べて、小さな値となる。
[ステップS2]
ステップS2では、エアフロメータAFMを用いた吸入空気量の補正の実施条件が成立しているか否かが判定される。この場合、具体的には、点火F/B制御が実行中であるか否かが判定される。点火F/B制御は、冷間始動直後であって暖機前に行われるため、ステップS2では、結局、冷間始動直後であって暖機前の状態であるか否かが判定される。
この場合、ステップS2では、例えば、冷間始動後、所定期間内か否かが判定されることができる。ステップS2の判定の結果、エアフロメータAFMを用いた吸入空気量の補正の実施条件が成立している場合(ステップS2−Y)には、ステップS3に進み、そうでない場合(ステップS2−N、暖機過程を含む)には、ステップS10に進む。
[ステップS3]
ステップS3では、目標空気量と、エアフロメータAFMにより実測された吸入空気量の差が空気量補正量Δqgaとして求められる。ここで、目標空気量とは、上記ステップS1で求められたISC制御量eqcalbと、エンジン回転数に基づいて求められる。
後述するように、このステップS3で求められた空気量補正量Δqgaに基づいて、空気量補正量eqgaadjが求められる(ステップS7)。ここで、上記のように、上記特許文献1の技術では、点火F/B制御により生成した点火時期の指令値に基づいて、吸入空気量を増減させている。ところが、その点火時期の指令値は、燃料性状やエンジンフリクション等の個体差によっても変わる。例えば、重質燃料が使用されているときには、A/Fがリーンとなり、出力トルクが低下し、エンジン回転数が低下するため、点火F/B制御として、点火時期は、進角側に設定される。上記特許文献1の装置では、点火時期が進角側に設定された場合には、空気量が増量される可能性があるため、空気量は過剰となる可能性がある。エンジン回転数が目標回転数と異なる値となる要因としては、吸入空気量の過不足のみではなく、燃料性状やエンジンフリクション等の個体差があることから、点火時期の指令値に基づいて、吸入空気量を増減させると、吸入空気量を過補正させてしまう可能性がある。
これに対して、本実施形態では、吸入空気量をエアフロメータAFMにより直接計測
することにより、目標空気量に対して実際の空気量が足りているか否かを検出することができ、また、足りていない場合にはその不足量を上記空気量補正量Δqgaとして求めることができ(ステップS3)、その空気量補正量Δqgaに基づいて、吸入空気量の補正量eqgaadjを求めることができる(ステップS7)。このため、燃料性状やエンジンフリクション等の個体差によって、点火F/B制御による点火時期の指令値が変動する場合であっても、吸入空気量を過補正させてしまうことが抑制される。ステップS3の次には、ステップS4に進む。
[ステップS4]
ステップS4では、上記ステップS3において空気量補正量Δqgaが求められた時のISC制御量eqcalbがデータeqbaseとして記憶される。ステップS4の次にステップS5が行われる。
[ステップS5]、[ステップS6]及び[ステップS7]
ステップS5では、点火F/B補正量eanefb(図2)が0よりも大きい値であるか否か、即ち、点火F/B制御により点火時期が進角制御されているか否かが判定される。その判定の結果、点火F/B補正量eanefbが0よりも大きい値である場合(ステップS5−Y)には、ステップS7に進み、前回の吸入空気量の空気量補正値eqgaadjの値に上記ステップS3にて求められた空気量補正量Δqgaが加算されることにより、吸入空気量の空気量補正値eqgaadjの更新(吸入空気量の増量補正)が行われる。一方、ステップS5にて否定的に判定された場合には、ステップS6に進み、空気量補正量Δqgaが0以下の値に抑えられ、吸入空気量の増量補正が禁止される(ステップS7)。以下、ステップS5〜ステップS7の上記動作について説明する。
ステップS7にて行われる吸入空気量の空気量補正値eqgaadjの更新は、点火F/B制御を実施していることが前提となる(ステップS7は、ステップS2で肯定的に判定された後の流れにある)。目標空気量と実測した空気量の相関をとるときに、エンジン回転数(アイドル回転数)がその都度変わっていると、同一条件での制御ができなくなる。そのため、ステップS7は、点火F/B制御によって、エンジン回転数が目標値に制御されている必要がある。ステップS5〜ステップS7は、エンジン回転数が一定の条件で、空気量と点火時期の関係だけを制御しようとするものである。
上記のように、吸入空気量の増量補正(ステップS7)は、点火F/B補正量eanefbが0よりも大きい値であるとき(点火F/B制御により点火時期が進角制御されているとき)のみ行われ(ステップS5−Y)、点火F/B補正量eanefbが0以下の値であるとき(点火時期の補正量が0であるとき又は点火時期が遅角制御されているとき)には、吸入空気量の増量補正は行われない(ステップS5−N、ステップS6)。
図2に示すように、符号t0の時点では、エンジン回転数が目標値になるように点火F/B制御によって、点火時期が進角されている(点火F/B補正量eanefbが正の値になっている)。このことは、t0の時点で仮に点火時期が進角されていないとすると、エンジン回転数が目標値よりも低くなることを意味している。このt0の時点で、エアフロメータAFMにより計測された空気量が目標空気量に比べて少ない場合には、仮に点火時期が進角されていないとした場合にエンジン回転数が目標値よりも低くなる理由は、吸入空気量が少ないことにあることが分かる。このことから、吸入空気量を増やすとともに、それに対応して、点火時期の進角量(点火F/B補正量eanefb)を小さくすることとする。即ち、符号t1の時点から吸入空気量の増量補正が行われ(ステップS5−Y、ステップS7)、これにより、出力トルクが増加し、エンジン回転数が上昇傾向となるため、点火F/B制御は相対的に遅角側に制御される(点火F/B補正量eanefbが減少する)。
このように、吸入空気量の増量補正がなされるとともに、点火F/B制御が相対的に遅角側に制御され、符号t2の時点において点火F/B補正量eanefbが0となると(ステップS5−N)、それ以上の吸入空気量の増量が禁止される(ステップS6)。即ち、エアフロメータAFMにより計測された空気量が目標空気量に比べて少ない場合であっても、点火F/B補正量eanefbが0となると(ステップS5−N)、それ以上の吸入空気量の増量が禁止される(ステップS6)。その理由は以下の通りである。
エアフロメータAFMには、例えば±5%程度の製品誤差が含まれていることがある。本実施形態では、そのエアフロメータAFMによる実測値に基づいて吸入空気量の増量補正(ステップS7)が行われるので、実際には、エアフロメータAFMの製品誤差の分だけ目標空気量よりも多く空気量が吸入されてしまう可能性がある。この場合には、エンジン回転数が目標値よりも上昇するか、そのエンジン回転数の上昇を抑制するために点火時期を目標値よりも遅角側に制御することのいずれかが行われてしまう。そこで、本実施形態では、点火時期が目標値(点火F/B制御量eqnefbが0)となった時点で、それ以上の吸入空気量の増量を禁止することとしている(ステップS6)。
即ち、点火F/B補正量eanefbを負の値(点火時期を遅角制御、最終点火時期が目標値よりも遅角側に設定)にしてまでも、吸入空気量の増量補正を行うことは、過剰補正となるため行わない。点火F/B制御を行うことにより、エンジン回転数を目標値に安定させることができ、更に、その点火F/B補正量eanefbが0となった時点で(ステップS5−N)、それ以上の吸入空気量の増量を禁止すること(ステップS6)により点火時期を目標値に安定させることができる。これにより、エンジン回転数、及び点火時期の両方を共に目標値に安定化させることができる。エアフロメータAFMによる実測値が目標空気量よりも少なくても、エンジン回転数、及び点火時期の両方が共に目標値に安定化していれば、問題は無い。ステップS7の次には、ステップS8に進む。
[ステップS8]及び[ステップS9]
ステップS8において、吸入空気量の補正量eqgaadjの値が0以上の値に制限された後、ステップS9において、ISC制御量eqcalbに吸入空気量の補正量eqgaadjが加算され、その加算結果がISC制御量(eqcal)として求められる。スロットル開度(ISC制御量)は、ステップS9にて求められたISC制御量(eqcal)だけ制御される。これにより、スロットル開度は、吸入空気量の補正量eqgaadjの分だけ開度が調整されるため、実際に吸入される空気量が目標空気量に近づくように補正される。ステップS9が行われた後には、ステップS1に戻る。
[ステップS10]及び[ステップS14]
ステップS10では、空気量補正値eqgaadj(ステップS7)の算出量があるか否かが判定される。上記ステップS2において否定的に判定される場合には、点火F/B制御が終了した場合と、エンジン始動時に触媒暖機を行う必要が無い程度に温度が高く点火F/B制御が行われなかった場合の2パターンがある。この2パターンのうち後者の場合は、一度もステップS2において肯定的に判定されず、空気量補正値eqgaadjが算出されたことがない場合であるため、ステップS10では否定的に判定され、ステップS14に進み、空気量補正値eqgaadjが0に設定される。一方、前者の場合には、空気量補正値eqgaadjが算出されているため、ステップS10にて肯定的に判定され、上記ステップS11に進む。
[ステップS11]
ステップS11では、反映係数Kが算出され、その算出された反映係数Kに基づいて、吸入空気量の補正量eqgaadjが決定される。上述のように、吸入空気量の誤差要因として、ISC又はスロットルバルブの特性(経時変化を含む)が挙げられ、その誤差は主に開度によって変わる。このことから、吸入空気量の補正量eqgaadjは、スロットル特性の影響を考慮して決定すべく、スロットル特性の影響を反映させた反映係数Kが算出され、その算出された反映係数Kに基づいて、吸入空気量の補正量eqgaadjが決定される。
反映係数Kは、ISC制御量に基づいて、算出される。即ち、反映係数Kは、ステップS4において上記データeqbaseとして記憶された、空気量補正量Δqgaが算出されたときのISC制御量(eqcalb)に基づいて決定される。反映係数Kの算出において、その上記データeqbaseは、具体的には、現在の(ステップS11が行われている時点での)ISC制御量(eqcalb)と上記データeqbaseの比率(eqcalb/eqbase)として反映され、そのISC開度の比率(eqcalb/eqbase)を反映係数Kとして求めることができる。
即ち、反映係数K=(eqcalb/eqbase)である。反映係数Kは、1以下の値となり、吸入空気量の補正量eqgaadjを減らす働きをする。
以下、具体的数値を用いて説明する。なお、ここで用いる具体的数値は、説明を簡略化するための数値であり、具体的な物理量の意味はない。例えば、冷間始動時のある制御サイクルのステップS1でISC制御量がeqcalbが10として求められ、点火F/B制御の実行中であるため(ステップS2−Y)、ステップS3において、目標空気量(数値:10)と、エアフロメーターAFMによる実測値(例えば8)の差(例えば2)がΔqgaとして求められる。ステップS4では、このときのeqcalb(本例では10)がeqbaseとして、記憶される。その後、ステップS5〜S8を経て、ISC開度eqcalが制御される(ステップS9)。その次の制御サイクルにおいて、暖機過程に入り(これにより点火F/B制御も終了)、エンジン水温ethwが上昇すると、ステップS1では、ISC制御量がeqcalbが例えば5として求められ、点火F/B制御の実行中ではないと判定され(ステップS2−N)、ステップS10において肯定的に判定されると、ステップS11において、K=(eqcalb/eqbase)=(5/10)=1/2と求められる。反映係数Kが乗算されることにより、吸入空気量の補正量eqgaadjを減らす働きをする。例えば、前回の制御サイクルの、吸入空気量の補正量eqgaadjが2であった場合(上記Δqgaと同じ値であるケースの場合)には、その吸入空気量の補正量eqgaadjに、反映係数Kである1/2が乗算されることにより、吸入空気量の補正量eqgaadjが1となる。以上のように、反映係数Kにより、点火F/B制御の終了後(ステップS2−N)に、吸入空気量を減らす制御を行うとき(ステップS10−Y)に、吸入空気量の補正量eqgaadjに、スロットル特性の影響を反映させることができる。
図3は、エンジン水温とISC開度の関係を示した図である。図3において、反映係数Kは、上記ISC開度の比率(eqcalb/eqbase)であり、最大で1.0という値となっている。上記比率の分子である上記eqcalbは、図3に示すように、エンジン水温ethwとほぼ相関があるため(図中、Nレンジ、Dレンジ参照)、上記ISC開度の比率(eqcalb/eqbase)に代えて、エンジン水温ethwに基づいて、反映係数Kを求めることができる(図3及び図4参照)。上記ISC開度の比率(eqcalb/eqbase)に代えて、エンジン水温ethwに基づいて、反映係数Kを求める方が計算する必要が無い分だけ、容易に反映係数Kを求めることができる。
図3及び図4に示すように、点火F/B制御が終了する程度に(ステップS2−N、ステップS10−Y)、暖機が進んでエンジン水温が上昇したときには、反映係数Kは小さな値となり、これにより、吸入空気量の補正量eqgaadjも小さな値となる。ステップS11の次には、ステップS12が行われる。
[ステップS12]及び[ステップS13]
ステップS12では、現在のエンジン回転数eneと目標エンジン回転数entcalとの差が予め設定された所定値よりも大きいか否かが判定される。その判定の結果、上記の差が上記所定値よりも大きい場合には、ステップS13に進み、上記ステップS11にて決定された吸入空気量の補正量eqgaadjから予め設定された所定の減衰量(DEC)だけ減算した値が吸入空気量の補正量eqgaadjとされる。ここで、所定の減衰量(DEC)は、パラメータによって変化しない任意の固定値である。なお、図1のステップS12に関して、図示されないが、現在のエンジン回転数eneと目標エンジン回転数entcalとの差が予め設定された所定値よりも大きい状態が所定時間継続した場合に初めて、ステップS13が行われる。ステップS13の次、又は、ステップS12において否定的に判定された場合には、ステップS8が行われる。
なお、このステップS8において、空気量補正制御は、増量側へ制限されている(減量側の補正は行わない)が、これは、上記図6を参照して説明したように、スロットルバルブが経時変化した場合には、デポジットの付着等により、通常品に比べて、吸入空気量が不足することに対応させて、増量側補正のみを実行するものである。
点火F/B制御の実行中(ステップS2−Y)は、エンジン回転数が目標値になるように点火時期がフィードバック制御されるため、エンジン回転数が目標値よりも上昇することはない。また、上記ステップS5及びステップS6により、点火時期が目標値よりも遅角側にいこうとするときには吸入空気量の増量補正が禁止されるため、吸入空気量の増大によりエンジン回転数が目標値よりも上昇することはない。
一方、点火F/B制御の終了後(ステップS2−N)には、ステップS11において反映係数Kにより吸入空気量の補正量eqgaadjを小さくした上で、空気量補正(ステップS9)を行うが、その場合に、例えば外乱等の影響や、デポジットの付着によりスロットル特性がある開度を境に急変しており反映係数Kでは対応しきれなかった場合や、エンジン水温ethwが中間域であって反映係数K自身が急変する領域などで、吸入空気量が過多な状態となると、エンジン回転数eneが目標エンジン回転数entcalより大きく上昇し、不都合な状態(エンジン振動やオーバーランなど)となる。ステップS12及びステップS13は、このような場合に備えた動作である。
即ち、ステップS13では、上記の場合の処理として、吸入空気量の補正量eqgaadjから所定量DECだけ減算し、その減算後の値が新たな吸入空気量の補正量eqgaadjとなるようにしている。即ち、吸入空気量の補正量eqgaadjを所定量DECだけ減衰させ、又は、再度補正量eqgaadjを算出させる(反省処理)。このように、吸入空気量の補正量eqgaadjを所定量DECずつ減らすことにより、エンジン回転数eneが目標エンジン回転数entcalに近づくようにしている。
なお、点火F/B制御の終了後(ステップS2−N)には、上記のように、エンジン回転数が目標値となるようにISC量(吸入空気量)がフィードバック制御されており、エンジン回転数と目標値との偏差が小さい場合には、このISC量のフィードバック制御により、エンジン回転数を目標値に安定化させることができる。しかしながら、上記外乱等の影響により吸入空気量が過多な状態となり、エンジン回転数が目標値よりも大きく上昇することは不都合であることから、吸入空気量の補正量eqgaadjがある場合(ステップS10−Y)には、その吸入空気量の補正量eqgaadjから所定量DECだけ減算し、その減算後の値が新たな吸入空気量の補正量eqgaadjとなるようにしている(ステップS13)。
以上述べた本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
内燃機関の制御装置10は、エンジンの始動後のアイドリング運転時に、吸入空気量の目標値と吸入空気量の計測値に基づいて吸入空気量の補正量(Δqga、eqgaadj)を算出し、前記算出された補正量(Δqga、eqgaadj)に基づいて吸入空気量を制御する内燃機関の制御装置であって、前記吸入空気量の目標値に対応するスロットル開度又はアイドルスピードコントロールバルブの開度を含むアイドルスピードコントロール制御量(eqcalb、ステップS1)と、前記補正量(Δqga)が算出されたときの前記アイドルスピードコントロール制御量(eqbase、ステップS4)とに基づいて、前記吸入空気量を制御するものである(ステップS11、ステップS9)ため、ISCV又はスロットルバルブの特性(経時変化)により吸入空気量が減る場合であって、しかも、その誤差が開度によって異なる場合であっても、吸入空気量の補正量をより適正な値に設定することができる。
内燃機関の制御装置10は、エンジンの始動後のアイドリング運転時に、吸入空気量の計測値に基づいて吸入空気量の補正量(Δqga、eqgaadj)を算出し、前記算出された補正量(Δqga、eqgaadj)に基づいて吸入空気量を制御する内燃機関の制御装置であって、前記内燃機関の水温ethwに基づいて、前記吸入空気量を制御するものである(ステップS11、ステップS9)ため、上記の効果に加えて、より簡易な方法で、吸入空気量の補正量をより適正な値に設定することができるという効果が得られる
内燃機関の制御装置10において、前記内燃機関の回転数(ene)が目標回転数(entcal)よりも予め設定された所定値以上大きい場合(ステップS12−Y)には、前記吸入空気量の制御量(eqgaadj)を減少させるものであるため(ステップS13)、例えば外乱等の影響により、吸入空気量が過多な状態となり、エンジン回転数が目標値よりも大きく上昇しようとする場合であっても、吸入空気量を減少させることができ、これにより、エンジン回転数を目標値に近づけることができる。
内燃機関の制御装置10は、エンジンの始動後のアイドリング運転時に、吸入空気量の計測値に基づいて吸入空気量の補正量(Δqga、eqgaadj)を算出し、前記算出された補正量(Δqga、eqgaadj)に基づいて吸入空気量を制御する内燃機関の制御装置であって、前記内燃機関の回転数を目標値に収束させるように点火時期のフィードバック制御を行っているときに(ステップS2−Y)、点火時期のフィードバック補正量が遅角側の値になる場合には(ステップS5−N)、前記吸入空気量を増量させる制御を禁止する(ステップS6、ステップS7)ものであるため、実際の吸入空気量を直接計測する計測器に誤差(製造誤差が含まれる)がある場合であっても、吸入空気量の過剰な補正が抑制され、点火時期を目標値に安定化させることができる。
本発明の内燃機関の制御装置の第1実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の内燃機関の制御装置の第1実施形態の動作を示すグラフである。 本発明の内燃機関の制御装置の第1実施形態のエンジン水温とISC開度との関係を示すグラフである。 本発明の内燃機関の制御装置の第1実施形態のエンジン水温と反映係数との関係を示すグラフである。 本発明の内燃機関の制御装置の第1実施形態が適用された概略構成を示すブロック図である。 一般の通常品と流量低下品のスロットル開度特性との関係を示すグラフである。
符号の説明
10 内燃機関の制御装置
12 エアフロメーター
14 スロットル開度

Claims (4)

  1. 内燃機関の始動後のアイドリング運転時に、吸入空気量の目標値と吸入空気量の計測値に基づいて吸入空気量の補正量を算出し、前記算出された補正量に基づいて吸入空気量を制御する内燃機関の制御装置であって、
    前記吸入空気量の目標値に対応するスロットル開度又はアイドルスピードコントロールバルブの開度を含むアイドルスピードコントロール制御量と、前記補正量が算出されたときの前記アイドルスピードコントロール制御量とに基づいて、前記吸入空気量を制御する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 内燃機関の始動後のアイドリング運転時に、吸入空気量の計測値に基づいて吸入空気量の補正量を算出し、前記算出された補正量に基づいて吸入空気量を制御する内燃機関の制御装置であって、
    前記内燃機関の水温に基づいて、前記吸入空気量を制御する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置において、
    前記内燃機関の回転数が目標回転数よりも予め設定された所定値以上大きい場合には、前記吸入空気量の制御量を減少させる
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  4. 内燃機関の始動後のアイドリング運転時に、吸入空気量の計測値に基づいて吸入空気量の補正量を算出し、前記算出された補正量に基づいて吸入空気量を制御する内燃機関の制御装置であって、
    前記内燃機関の回転数を目標値に収束させるように点火時期のフィードバック制御を行っているときに、点火時期のフィードバック補正量が遅角側の値になる場合には、前記吸入空気量を増量させる制御を禁止する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
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