JP4276619B2 - 内燃機関のバルブ特性制御装置 - Google Patents
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Description
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、吸気バルブのバルブ特性の変更を通じて吸入空気量の調量を行う際、そのバルブ特性の目標値を適切に設定することにより、実際の吸入空気量を要求吸入空気量に収束させることのできる内燃機関のバルブ特性制御装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、吸気バルブが開弁してから閉弁するまでのバルブリフト量の時間積分値であるリフト時間面積に関与する該吸気バルブのバルブ特性を可変とする可変バルブ機構を備え、前記バルブ特性の変更を通じて機関への吸入空気量の調量を行う内燃機関のバルブ特性制御装置において、要求吸入空気量に基づいて前記バルブ特性の目標値を設定する目標値設定手段と、前記バルブ特性の変化量に対する吸入空気量の変化割合を示すパラメータである空気感度を前記リフト時間面積の現状値に基づいて算出し、該算出された空気感度に応じて前記目標値を補正する補正手段とを備えることをその要旨とする。
図1は、本実施形態におけるエンジン11の構成を示している。
上記吸気ポート13aと燃焼室12との連通及び遮断は、吸気バルブ(吸気弁)19の開閉動作によって行われ、排気ポート18aと燃焼室12との連通及び遮断は、排気バルブ20の開閉動作によって行われる。これら吸気バルブ19及び排気バルブ20は、クランクシャフト17の回転が伝達される吸気カムシャフト21及び排気カムシャフト22の回転に伴い開閉動作される。
このアイドル制御では、機関の外部負荷(例えばエアコン負荷、電気負荷、ラジエターファン負荷、パワーステアリング負荷、オートマチックトランスミッションのレンジ負荷等)の変化によってアイドル回転速度が変化すると、その変化分を補償するべく吸入空気量の調量が行われ、これによりアイドル回転速度は目標の回転速度に維持される。
ここで、空気感度は機関回転速度に依らず、吸気バルブ19のリフト時間面積TSに基づいて一義的に求められる、より具体的にはリフト時間面積TSが小さくなるほど空気感度は大きくなることを本発明者は見出した。
次に、回転速度変化量ΔNEに基づいて目標空気変化量GAPが算出される(S120)。この目標空気変化量GAPは、現在のアイドル回転速度を目標回転速度にするために必要な吸入空気量の変化量であり、アイドル制御における要求吸入空気量の変化量に相当するものである。そして、回転速度変化量ΔNEが大きいときほど、目標空気変化量GAPも大きくなるようにその値は設定される。
VP=VR+(ΔVRp×K) …(1)
VP:目標バルブ作用角
VR:実バルブ作用角
ΔVRp:バルブ作用角の目標変更量
K:作用角補正係数
上記作用角補正係数Kは、現在の空気感度ASに応じて目標変更量ΔVRpを補正するための係数であり、その設定態様については後述する(図4を参照)。そして同作用角補正係数Kによって目標変更量ΔVRpを補正することにより、目標空気変化量GAPの分だけ吸入空気量を変化させるために必要なバルブ作用角の変更量が適切に設定される。
本処理が開始されると、まず、現在の機関回転速度NE及び実バルブ作用角VRが読み込まれる(S200)。
空気感度AS=(ΔGA/GA)/ΔTS …(2)
ΔGA:リフト時間面積TSの変化に伴う吸入空気量の変化量
GA:リフト時間面積TSが変化する前の吸入空気量
ΔTS:リフト時間面積TSの変化量
次に、電子制御装置51のROM内に記憶された作用角補正係数設定マップを参照して、空気感度ASに応じた作用角補正係数Kが算出され(S230)、本処理は一旦終了される。この作用角補正係数Kは、上述したように、現在の空気感度ASに応じて上記目標変更量ΔVRpを補正するための係数である。より具体的には、バルブ作用角の変更量に対する吸入空気量の変化割合について、目標空気変化量GAPに基づき目標変更量ΔVRpを求める際に設定した空気感度ASの基準値と、現在の空気感度ASとの違いを補償するための係数である。
(1)上記空気感度ASは、機関回転速度NEに依らず、吸気バルブ19のリフト時間面積TSに基づいて一義的に求められることを本発明者は見出した。そこで、リフト時間面積TSの現状値における空気感度ASを算出し、目標空気変化量GAPに基づいて設定されるバルブ作用角の目標変更量ΔVRpを、その算出された空気感度ASに応じて補正するようにしている。そのため、吸気バルブ19のバルブ作用角の変更を通じて吸入空気量の調量を行う際、該バルブ作用角の目標値が適切に設定され、目標空気変化量GAPと実際に変化する吸入空気量とのずれを抑えることができ、アイドル回転速度を一定の速度に維持するために必要な要求吸入空気量に実際の吸入空気量を収束させることができるようになる。
・上述したように、バルブ作用角と上記最大リフト量とは同期して変化する。そこで、上記実施形態ではバルブ作用角に基づいて可変バルブ機構の駆動を制御するようにしたが、最大リフト量に基づいて可変バルブ機構の駆動を制御するようにしてよい。すなわち、最大リフト量に基づいて吸入空気量の調量を行うようにしてもよい。
・上記実施形態ではマップを参照して、リフト期間面積CS、空気感度AS、及び作用角補正係数Kを求めるようにしたが、関数式等を用いてそれらを求めるようにしてもよい。
Claims (6)
- 吸気バルブが開弁してから閉弁するまでのバルブリフト量の時間積分値であるリフト時間面積に関与する該吸気バルブのバルブ特性を可変とする可変バルブ機構を備え、前記バルブ特性の変更を通じて機関への吸入空気量の調量を行う内燃機関のバルブ特性制御装置において、
要求吸入空気量に基づいて前記バルブ特性の目標値を設定する目標値設定手段と、
前記バルブ特性の変化量に対する吸入空気量の変化割合を示すパラメータである空気感度を前記リフト時間面積の現状値に基づいて算出し、該算出された空気感度に応じて前記目標値を補正する補正手段とを備える
ことを特徴とする内燃機関のバルブ特性制御装置。 - 前記補正手段は、前記空気感度が小さいときほど、前記バルブ特性の目標値が大きくなるように該目標値を補正する
請求項1に記載の内燃機関のバルブ特性制御装置。 - 前記補正手段は、前記空気感度に対して前記目標値が反比例するように該目標値を補正する
請求項1に記載の内燃機関のバルブ特性制御装置。 - 吸気バルブが開弁してから閉弁するまでのバルブリフト量の時間積分値であるリフト時間面積に関与する該吸気バルブのバルブ特性を可変とする可変バルブ機構を備え、前記バルブ特性の変更を通じて機関への吸入空気量の調量を行う内燃機関のバルブ特性制御装置において、
要求吸入空気量に基づいて前記バルブ特性の目標値を設定する目標値設定手段と、
前記リフト時間面積の現状値が小さいときほど、前記バルブ特性の目標値が小さくなるように、前記リフト時間面積の現状値に応じて前記目標値を補正する補正手段を備える
ことを特徴とする内燃機関のバルブ特性制御装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の内燃機関のバルブ特性制御装置において、
前記リフト時間面積の現状値は、前記バルブ特性の現状値に基づいて設定される
ことを特徴とする内燃機関のバルブ特性制御装置。 - 前記目標値設定手段は、機関アイドル時の機関回転速度を一定の速度に維持するための要求吸入空気量に基づいて前記目標値を設定する
請求項1〜5のいずれかに1項に記載の内燃機関のバルブ特性制御装置。
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