JP2007021566A - 水平型自動溶接装置 - Google Patents

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【課題】 ワークの両端をマンドレルの軸心方向へずれることなく、マンドレルのバックバー上で正確に突き合せることができるようにした水平型自動溶接装置の提供。
【解決手段】 フレーム本体1に支持された水平姿勢のマンドレル2に金属板材製のワークを支持させ、ワークWの両端を突き合せた状態でクランプ機構6によりマンドレル2の上面側に設けたバックバー3上へ押圧固定し、その突合せ部を溶接装置7により突合せ溶接するようにした水平型自動溶接装置7に於いて、マンドレル2に、ワークの両端がマンドレル2の軸心方向へずれることなく、バックバー3上で突き合されるようにワークWの両側端の位置決めを行うワーク両側端位置決め機構5を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主に円筒状、テーパ状又は角筒状に曲げ加工されたステンレスや鉄、電気亜鉛メッキ鋼板等の金属板材から成るワークを水平姿勢のマンドレルで支持し、ワークの両端をマンドレルの上面側に設けたバックバー上で突合せ溶接してドラムや丸パイプ、テーパ管、角パイプ等の各種製品を作製する水平型自動溶接装置の改良に係り、特に、ワークの両端をマンドレルの軸心方向へずれることなく、マンドレルのバックバー上で正確に突き合せることができるようにした水平型自動溶接装置に関するものである。
従来、この種の水平型自動溶接装置としては、例えば本件出願人が先に開発した金属薄板材の自動溶接装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
即ち、前記自動溶接装置は、図示していないが、フレーム本体に片持ち状態で支持され、円筒状、テーパ状又は角筒状に曲げ加工されたワークを支持する水平姿勢の長尺状のマンドレルと、マンドレルの上面側に着脱自在に取り付けた長尺状のバックバーと、マンドレルに設けられ、ワークの両端がバックバー上で突合されるようにワークの端面の位置決めを行うセンター位置決め機構と、マンドレルの上方位置に配設され、ワークの両端を突き合せた状態でバックバー上へ押圧固定するクランプ機構と、マンドレルの上方位置に配設され、ワークの突合せ部を突合せ溶接するTIG溶接装置とから構成されており、マンドレルに支持されたワークの両端をクランプ機構によりバックバー上で突き合せ固定し、この突合せ部をTIG溶接装置により突合せ溶接して接合するようにしたものである。
この自動溶接装置は、ワークの両端を突き合せた状態でマンドレルのバックバー上に押圧固定するときに、ワークの一方の端面をセンサー位置決め機構により位置決めしてからワークの一方の端面にワークの他方の端面を突合せるようにしているため、ワークの突合せ部がマンドレルの軸心と平行になり、ワークの突合せ溶接を正確に行えることになる。
しかし、前記自動溶接装置に於いては、ワークの両端を突き合せるときに、ワークの両側端がマンドレルの軸心方向へずれてワークの両側端が不揃いになることがあり、この状態で突合せ溶接した場合には、ワーク(製品)の品質が著しく低下することになる。又、ワークの両端を突合せるときには、ワークの両側端がマンドレルの軸心方向へずれないように、作業員が手作業により揃えるようにしているため、熟練と時間を要すると云う問題もあった。
ところで、金属薄板材製のワークの突合せ溶接に於いては、溶接開始時にアークが不安定になり易く、ワークの接合部の始端部に溶け落ちが発生したり、或いはタングステン電極棒の消耗が激しくなる等の問題が発生している。又、溶接終了時にも、出力制御が不安定になり、ワークの接合部の終端部にも溶け落ちが発生し易いと云う問題がある。
この問題を解決するため、金属薄板材製のワークの突合せ溶接に於いては、ワークの突合せ部の両端にタブ材を夫々配設し、一方のタブ材に溶接用トーチを臨ませてこのタブ材とタングステン電極棒との間にアークを発生させ、この初期アークが安定した状態になってから溶接用トーチをワークの突合せ部に沿って移動させた後、他方のタブ材の上で通電を停止することが行われている。このようにすれば、ワークの突合せ部を安定したアーク状態で突合せ溶接することができ、溶け落ち等の欠陥のない突合せ溶接を行えることになる。
従って、上述した従来の自動溶接装置に於いても、マンドレルのバックバーの両端部近傍位置にバックバーの上面よりも上方へ突出するタブ材を夫々設け、一方のタブ材とタングステン電極棒との間で初期アークを発生させ、他方のタブ材の上で通電を停止することが行われている。
この自動溶接装置(マンドレルにタブ材を設けた自動溶接装置)に於いては、ワークの端部側端をバックバーの上面よりも上方へ突出するタブ材に押し当てることによって、ワークの両端がマンドレルの軸心方向へずれるのを防止することができる。
しかし、前記自動溶接装置に於いては、ワークの両端を突き合せた状態でクランプ機構によりマンドレルのバックバー上へ押圧固定するときに、クランプ機構がワークの突合せ部近傍位置とタブ材とを同時にマンドレル側へ押圧固定するようにしているため、マンドレルに設けるタブ材の高さをワークの厚みと同じに設定しなければならない。その結果、ワークが極めて薄板の場合には、タブ材の高さも可なり低くなるため、ワークの端部側端をタブ材に押し当て難くなり、ワークをセットし難いと云う問題が発生している。
又、タブ材をバックバーの片方にしか配設していない場合には、ワークの両端を突合せるときに、ワークの両側端がマンドレルの軸心方向へずれてワークの両側端が不揃いになる虞もあった。
特開2003−205369号公報
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、ワークの両端をマンドレルの軸心方向へずれることなく、マンドレルのバックバー上で正確に突き合せることができるようにした水平型自動溶接装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の発明は、フレーム本体に支持された水平姿勢のマンドレルに金属板材製のワークを支持させ、ワークの両端を突き合せた状態でクランプ機構によりマンドレルの上面側に設けたバックバー上へ押圧固定し、その突合せ部を溶接装置により突合せ溶接するようにした水平型自動溶接装置に於いて、前記マンドレルに、ワークの両端がマンドレルの軸心方向へずれることなく、バックバー上で突き合されるようにワークの両側端の位置決めを行うワーク両側端位置決め機構を設けたことに特徴がある。
本発明の請求項2の発明は、ワーク両側端位置決め機構が、バックバーの一方の端部近傍位置でマンドレルの上面側に上下動自在に配設され、バックバー上のワークの上面よりも上方へ突出してワークの一方の側端が当接するストッパータブと、バックバーの他方の端部近傍位置でマンドレルの上面側に上下動自在且つマンドレルの軸心方向へ移動自在に配設され、バックバー上のワークの上面よりも上方へ突出してワークの他方の側端が当接するスライドタブと、ストッパータブ及びスライドタブをバックバー上のワークの上面よりも上方へ突出すべくフ附勢する弾性体と、スライドタブをストッパータブ側へ附勢する弾性体とを備えており、ワークの端部をクランプ機構によりバックバー上へ押圧固定したときに、ストッパータブ及びスライドタブがクランプ機構によりマンドレル内に押し込まれ、ストッパータブ及びスライドタブの上面がワークの上面と面一になるようにしたことに特徴がある。
本発明の請求項1の水平型自動溶接装置は、マンドレルにワークの端部両側端の位置決めを行うワーク両側端位置決め機構を設けているため、ワークの両端をマンドレルの軸心方向へずれることなく、常に正確にバックバー上で突き合せることができる。その結果、ワンプの突合せ溶接を良好且つ確実に行えると共に、突合せ溶接されたワーク自身の品質の向上を図れる。又、作業員がワークの端部両側端を揃えるのに熟練を不要とし、ワークの両端の突き合せを短時間で行え、大幅なスピードアップを図れる。
本発明の請求項2の水平型自動溶接装置は、マンドレルのバックバーの両端部近傍位置にバックバー上のワークの上面よりも上方へ突出するストッパータブ及びスライドタブを上下動自在に配設し、ワークの端部をクランプ機構によりバックバー上へ押圧固定したときに、ストッパータブ及びスライドタブがクランプ機構によりマンドレル内に押し込まれ、ストッパータブ及びスライドタブの上面がワークの上面と面一になるようにしているため、従来の自動溶接装置のようにタブ材の高さをワークの厚みと同じにする必要もなく、ストッパータブ及びスライドタブの高さをワークの厚みよりも可なり高くすることができる。その結果、薄肉のワークであっても、その側端をスライドタブやストッパータブに押し当て易くなり、ワークのセットを極めて行い易くなる。
又、この自動溶接装置は、スライドタブをマンドレルの軸心方向へ移動自在に配設し、このスライドタブを弾性体によりストッパータブ側へ附勢しているため、ストッパータブとスライドタブとの間にワークの端部をセットしたときに、ワークの端部がストッパータブ及びスライドタブにより挾持された格好になり、ワークの両側端の位置決めをより一層確実に行える。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は本発明の実施の形態に係る水平型自動溶接装置を示し、当該水平型自動溶接装置は、円筒状、テーパ状又は角筒状に曲げ加工されたステンレスや鉄、電気亜鉛メッキ鋼板、亜鉛メッキ鋼板等の金属板材から成るワークWの両端を突合せ溶接により接合してドラムや丸パイプ、テーパ管、角パイプ等の各種製品を作製するものであり、ワークWの両端を幅方向にずれることなく、正確に突合せ溶接できるようにしたものである。
即ち、前記水平型自動溶接装置は、図1及び図2に示す如く、ボックス状のフレーム本体1と、フレーム本体1に片持ち状態で支持され、ワークWを支持する水平姿勢の長尺状のマンドレル2と、マンドレル2の上面側に着脱自在に設けた長尺状のバックバー3と、マンドレル2に設けられ、ワークWの両端がバックバー3上で突き合されるようにワークWの端面の位置決めを行うセンター位置決め機構4と、マンドレル2に設けられ、ワークWの両端がマンドレル2の軸心方向へずれることなく、バックバー3上で突き合されるようにワークWの両側端の位置決めを行うワーク両側端位置決め機構5と、マンドレル2の上方位置に配設され、ワークWの両端を突き合せ状態でバックバー3上に押圧固定するエアークランプ方式のクランプ機構6と、マンドレル2の上方位置に配設され、ワークWの突合せ部を突合せ溶接するTIG溶接装置7とから構成されており、マンドレル2に支持されたワークWの両端をセンター位置決め機構4及びワーク両側端位置決め機構5により位置決めして突き合せると共に、その突合せ部をクランプ機構6によりバックバー3上に押圧固定し、この状態でワークWの突合せ部をTIG溶接装置7により突合せ溶接するようにしたものである。
前記フレーム本体1は、図1及び図2に示す如く、上部に前方へ水平姿勢で突出する長尺状の上部フレーム1aを有すると共に、下部に前方へ水平姿勢で突出して床面へ設置されるベース1bを備えており、フレーム本体1の内部には、溶接用電源装置、アルゴンガス等の溶接用ガスボンベ、コンプレッサー等の圧縮空気源(何れも図示省略)等が夫々収容されている。
又、上部フレーム1aの上面には、先端部に溶接条件や電極位置等を設定する操作盤8
を取り付けた旋回アーム9が旋回自在に配設されていると共に、上部フレーム1aの先端部側面には、クランプ機構6のエアースイッチ10が設けられている。
更に、ベース1bのフレーム本体1から前方へ突出する部分には、大きい直径のワークWの両端を突合せ溶接する際にワークWの下面側を支持する支持ローラ等から成る支持装置(図示省略)が高さ調整自在に配設されている。
前記マンドレル2は、図1、図2及び図9に示す如く、アルミ合金等の金属材により断面形状が略長方形状の角柱状に形成されたマンドレル本体2′と、マンドレル本体2′の基端部に取り付けた保持軸2″とから成り、保持軸2″をフレーム本体1に取り付けたマンドレルガイド11に挿着することによって、フレーム本体1に片持ち状態で且つ水平姿勢で支持されている。
前記マンドレル本体2′の上面には、長尺状のバックバー3が着脱自在に嵌め込まれるバックバー取付け溝2aと、バックバー取付け溝2aの両端に位置してワーク両側端位置決め機構5を構成するストッパータブ19及びスライドタブ20等が夫々上下動自在に嵌め込まれるタブ収納溝2bとが連通する状態でマンドレル2の長手方向に沿って一直線状に形成されている。
又、マンドレル本体2′のバックバー取付け溝2aの底面には、アルゴンガス等のシールドガスが流れる細幅のガス溝2cがマンドレル2の長手方向に沿って形成されていると共に、センター位置決め機構4のセンタープレート17を支持するピストン18b付きの支持台18aが上下動自在に嵌め込まれる凹部2dが一定間隔毎に形成されている。
更に、マンドレル本体2′の両側面には、バックバー取付け溝2aに嵌め込んだバックバー3をマンドレル2側へ固定するためのボルト12が挿通されるボルト穴2eがマンドレル2の長手方向に一定間隔毎に形成されていると共に、マンドレル2の一方の側面には、アルゴンガス等のシールドガスを供給するためのガス供給口2fが各凹部2dに夫々連通するように一定間隔毎に形成されている。
そして、マンドレル本体2′の先端部には、図1及び図2に示す如く、上部フレーム1aの先端部に設けたマンドレル受け13に抜き差し自在に挿入される支持軸14が取り付けられている。
前記マンドレル受け13は、ロータリーアクチュエータ15により水平位置から鉛直位置に亘って90度正逆回転するように構成されており、マンドレル受け13を水平位置から鉛直位置に回動させ、マンドレル受け13に形成した支持穴にマンドレル本体2′の先端部に設けた支持軸14を挿入することによって、マンドレル本体2′の先端部を支持することができるようになっている。
又、マンドレル本体2′の先端部上面には、マンドレル2にワークWを容易に挿着できるように上面を下り傾斜面に形成した硬質ナイロン製の入口ガイド16がボルト12により取り付けられている。
前記バックバー3は、図4、図7及び図10に示す如く、銅材により断面形状が長方形の長尺な角柱状に形成されており、マンドレル本体2′のバックバー取付け溝2aに着脱自在に嵌め込まれている。このバックバー3は、ワークWの端面同士を突合せ溶接する際に余分な熱を吸収してビードの溶け落ちや穴あき、ワークWの熱歪等を防止すると共に、ワークWの突合せ部の裏面側にシールドガスを流して溶接部の酸化を防止するものである。
具体的には、バックバー3は、長手方向に沿って左右に二分割されており、分割された左右のバックバー3′,3′間にセンタープレート17が遊嵌状態で挿入され且つアルゴンガス等のシールドガスが流れるスリット状の溝3aが形成されるようになっている。
又、分割された左右のバックバー3′,3′には、マンドレル本体2′のボルト穴2eに合致する雌ネジ穴3bが長手方向に沿って一定間隔毎に形成されている。
而して、バックバー3は、図4及び図7に示す如く、分割された左右のバックバー3′,3′を対向させた状態でマンドレル本体2′のバックバー取付け溝2aに夫々嵌め込み、左右のバックバー3′,3′を複数本のボルト12でマンドレル2側へ締め付け固定することによって、マンドレル2にその軸心方向に沿う姿勢で取り付けられる。このとき、左右のバックバー3′,3′間には、スリット状の溝3aが形成される。
尚、左右のバックバー3′,3′の厚みは、バックバー3をマンドレル本体2′のバックバー取付け溝2aに取り付けたときに、左右のバックバー3′,3′間に幅が1mmのスリット状の溝3aが形成されるように設定されている。又、左右のバックバー3′,3′の高さは、バックバー3をマンドレル本体2′のバックバー取付け溝2aに取り付けたときに、バックバー3の平面状の上面がマンドレル本体2′の上面より1mm上方へ突出するように設定されている。
前記センター位置決め機構4は、ワークWの両端がバックバー3のスリット状の溝3a上で突合されるようにワークWの端面の位置決めを行うものであり、図6、図7及び図10に示す如く、バックバー3のスリット状の溝3a内に上下動自在に挿入された薄鋼板製の長尺状のセンタープレート17と、マンドレル2に設けられ、センタープレート17を上下動させるピストン構造の駆動部18とから構成されている。
即ち、センタープレート17は、バックバー3のスリット状の溝3aに遊嵌状態で上下動自在に挿入されており、その上端部がバックバー3の上面から上方へ突出可能になっていると共に、バックバー3の上面から突出した上端部の側面にワークWの端面が当接するようになっている。このセンタープレート17は、その厚みが0.5mmに設定されている。そのため、センタープレート17をバックバー3の溝3aに挿入したときには、センタープレート17の側面とバックバー3′との間にアルゴンガス等のシールドガスが流れるスリット状の間隙が形成されることになる。
一方、駆動部18は、マンドレル2の各凹部2dに上下方向へ移動自在に嵌め込まれ、センタープレート17がボルト12により支持固定される複数の支持台18aと、各支持台18aの下面に設けられ、マンドレル2の凹部2dの底面に形成したピストン穴2gにOリング18cを介して上下方向へ摺動自在に挿入されたピストン18bと、バックバー3と支持台18aとの間に介設され、支持台18a及びピストン18bを下方へ附勢してセンタープレート17の上端部をバックバー3の溝3c内に位置させる復帰用の圧縮スプリング18dとから構成されており、圧縮空気供給源からの圧縮空気をマンドレル2に形成したエアー供給口2hからピストン穴2gへ供給すると、ピストン18b、支持台18a及びセンタープレート17が圧縮スプリング18dの弾性力に抗して上昇し、センタープレート17の上端部がバックバー3の上面から上方へ突出し、又、圧縮空気の供給を停止すると、圧縮スプリング18dの弾性力により支持台18a、ピストン18b及びセンタープレート17が下降し、センタープレート17の上端部がバックバー3のスリット状の溝3a内に収納されるようになっている。
前記ワーク両側端位置決め機構5は、マンドレル2のバックバー3の両端部近傍位置に設けられており、ワークWの両端がマンドレル2の軸心方向へずれることなく、バックバー3のスリット状の溝3a上で突合されるようにワークWの両側端の位置決めを行うものである。
即ち、ワーク両側端位置決め機構5は、図3乃至図6に示す如く、バックバー3の一方の端部近傍位置でマンドレル2の上面側に上下動自在に配設され、ワークWの一方の側端が当接するストッパータブ19と、バックバー3の他方の端部近傍位置でマンドレル2の上面側に上下動自在且つマンドレル2の軸心方向へ移動自在に配設され、ワークWの他方の側端が当接するスライドタブ20と、ストッパータブ19及びスライドタブ20をバックバー3上のワークWの上面よりも上方へ突出すべく附勢する弾性体21と、スライドタブ20をストッパータブ19側へ附勢する弾性体22とを備えており、ワークWの端部をクランプ機構6によりバックバー3上へ押圧固定したときに、ストッパータブ19及びスライドタブ20がクランプ機構6により弾性体21の附勢力に抗してマンドレル2内に押し込まれ、ストッパータブ19及びスライドタブ20の上面がワークWの上面と面一になるように構成されている。
具体的には、ワーク両側端位置決め機構5は、図6に示す如く、マンドレル本体2′の先端部側及び基端部側のタブ収納溝2bに夫々上下方向へ摺動自在に嵌合されたアルミ合金製の先端側ブロック材23及び基端側ブロック材24と、両ブロック材23,24の底面に鉛直姿勢で取り付けられ、各タブ収納溝2bの底面に形成した貫通穴2iにブシュ25を介して上下方向へ摺動自在に挿通支持されて両ブロック材23,24がタブ収納溝2bから抜けるのを阻止すると共に、両ブロック材23,24の上限位置を規制する軸状のストッパー部材26と、先端側ブロック材23の上面に形成した切欠部23aにボルト12により固定され、ワークWの両端部の一方の側端が当接する銅材製の厚肉板状のストッパータブ19と、基端側ブロック材24の上面に形成した切欠部24aにガイドレール27を介してマンドレル2の軸心方向へ移動自在に支持され、ワークWの両端部の他方の側端が当接する銅材製の厚肉板状のスライドタブ20と、両ブロック材23,24とタブ収納溝2bの底面との間に介設され、両ブロック材23,24を上方へ附勢してストッパータブ19及びスライドタブ20をバックバー3上のワークWの上面よりも上方へ突出させる圧縮スプリングから成る弾性体21と、基端側ブロック材24とスライドタブ20との間に介設され、スライドタブ20をマンドレル2の先端部側に設けたストッパータブ19側へ附勢する圧縮スプリングから成る弾性体22とを備えており、ストッパータブ19とスライドタブ20との間でワークWの両端部を両側方から挾持すると共に、ワークWの端部をクランプ機構6によりバックバー3上へ押圧固定したときに、ストッパータブ19、スライドタブ20及び両ブロック材23,24がクランプ機構6により弾性体21の附勢力に抗してマンドレル2のタブ収納溝2b内に押し込まれ、ストッパータブ19及びスライドタブ20の上面がワークWの上面と面一になるように構成されている。
尚、ストッパータブ19及びスライドタブ20の上方への突出量は、バックバー3の上面から上方へ5mm程度突出するように設定されている。又、スライドタブ20のマンドレル2の軸心方向への移動量は、5mm程度に設定されている。
前記クランプ機構6は、マンドレル2に支持されたワークWの両端を突き合せた状態でバックバー3上へ押圧固定するものであり、図8に示す如く、フレーム本体1の上部フレーム1aにヒンジ28を介して上下方向へ揺動自在に支持され、マンドレル2の上方位置に対向状に配置された左右の支持板29と、両支持板29の先端部に取り付けられ、マンドレル2に支持されたワークWの両端部上面とストッパータブ19及びスライドタブ20の上面に夫々当接する銅材製の左右のクランプ30と、上部フレーム1aと左右の支持板29との間に介設され、圧縮空気の供給により膨張して左右の支持板29及び左右のクランプ30を下方へ押し下げるエアーチューブ31と、左右の支持板29及び左右のクランプ30を夫々上方へ附勢する引張りスプリング32と、左右の支持板29及び左右のクランプ30を水平移動させて左右のクランプ30間の間隙を調整する調整ネジ33等から構成されている。
尚、左右のクランプ30の長さは、マンドレル2に支持されたワークWの端部を幅方向全域に亘ってバックバー3上へ押圧固定することができると共に、ストッパータブ19及びスライドタブ20を両ブロック材23,24と一緒にタブ収納溝2bに押し込めるように設定されている。このクランプ30は、主にアークの拡がりを遮断してワークWの突合せ部にアークエネルギーを集中的に与えるためのものである。
而して、このクランプ機構6によれば、圧縮空気源からエアーチューブ31に圧縮空気を供給してエアーチューブ31を膨張させると、左右の支持板29及び左右のクランプ30が引張りスプリング32の弾性力に抗して下方へ揺動し、左右のクランプ30がマンドレル2に支持されたワークWの両端部に当接してワークWの両端部をバックバー3上に押圧固定すると共に、左右のクランプ30がストッパータブ19、スライドタブ20及び両ブロック材23,24を弾性体21の弾性力に抗してマンドレル2のタブ収納溝2b内へ押し込み、ストッパータブ19及びスライドタブ20の上面をワークWの上面と面一になるようにする。又、圧縮空気の供給を停止すると、左右の支持板29及び左右のクランプ30が引張りスプリング32の弾性力により上方へ揺動し、ワークWの押圧状態が解除されると共に、ストッパータブ19、スライドタブ20及び両ブロック材23,24が弾性体21の弾性力により上昇して元の位置に復帰する。
前記TIG溶接装置7は、図1に示す如く、上部フレーム1aの上面にガイドレール34を介してマンドレル2の長手方向へ往復移動自在に配設された走行台35と、走行台35に昇降自在に支持され、先端部からアルゴンガス等のシールドガスを流すと共に、タングステン電極棒を挿着した溶接用トーチ36と、溶接用トーチ36を昇降動させるサーボモータ等から成るトーチ上下動駆動装置(図示省略)と、溶接状況(タングステン電極棒の消耗やアークの状態等)やワークWの端部の突き合せ状況を確認する監視カメラ(図示省略)と、溶接開始前に於けるタングステン電極棒とワークWの間隙設定を容易にし、溶接中に於けるタングステン電極棒とワークWの接触事故を直ちに検知する電極接触検知装置(図示省略)と、走行台35をマンドレル2の長手方向へ往復走行させるモータ及びボールネジ機構から成る駆動装置(図示省略)等から構成されており、ワークWの突合せ部を溶接する際に溶接用トーチ36の先端が自動的に高さ調整され且つ走行台35及びこれに支持された溶接用トーチ36が所定の速度でワークWの突合せ部に沿って直線移動するようになっている。
次に、上述した水平型自動溶接装置を用いて円筒状、テーパ状又は各筒状に曲げ加工されたワークWの端面同士を突合せ溶接する場合について説明する。
尚、ワークWには、厚みが0.2mm〜1.2mm程度のステンレス、鉄、電気亜鉛メッキ鋼板、亜鉛メッキ鋼板等の金属板材から成る円筒状、テーパ状又は各筒状に曲げ加工されたワークWが使用されている。又、溶接電流、アーク長、シールドガスの供給量、溶接用トーチ36の走行速度、タングステン電極棒の先端形状等の溶接条件は、ワークWの材質、板厚、幅等に応じて最適の条件下に設定されていることは勿論である。
先ず、マンドレル2の先端部をマンドレル受け13により支持して長尺状のマンドレル2の撓みを防止すると共に、マンドレル2に設けたセンター位置決め機構4のセンタープレート17を駆動部18により上昇させてセンタープレート17の上端部をバックバー3の上面から上方へ突出させた後(図11参照)、曲げ加工されたワークWの開口部を手で広げてマンドレル2に挿着する。
尚、この例では、マンドレル2の先端部をマンドレル受け13で支持してからマンドレル2にワークWを挿着するようにしたが、ワークWをマンドレル2の先端部からマンドレル2に挿着し、その後マンドレル2の先端部をマンドレル受け13で支持するようにしても良い。
ワークWをマンドレル2に挿着したら、ワークWの一方の端部をストッパータブ19とスライドタブ20との間に位置させてバックバー3の上面に当接させると共に、バックバー3の上面に当接させたワークWの端部の端面(先端)をセンタープレート17の上端部側面に当接させる。
即ち、ワークWの一方の端部の側端をスライドタブ20の端面に押し当て、スライドタブ20をワークWにより弾性体22の附勢力に抗してマンドレル2の基端部側へスライド移動させてワークWの一方の端部をストッパータブ19とスライドタブ20との間に位置させ、この状態でワークWの一方の端部をバックバー3の上面に当接させると共に、バックバー3の上面に当接させたワークWの端部の端面(先端)をセンタープレート17の上端部側面に当接させた後、スライドタブ20を移動させるのを停止する(図12参照)。そうすると、スライドタブ20が弾性体22の弾性力によりストッパータブ19側へ移動し、ワークWの一方の端部がバックバー3上面に当接し且つその端面(先端)がセンタープレート17の上端部側面に当接する状態でストッパータブ19とスライドタブ20との間で挾持されることになる(図13参照)。
このとき、スライドタブ20及びストッパータブ19は、バックバー3の上面から上方へ高く突出し、バックバー3上にセットされたワークWの上面よりも上方へ突出しているため、薄肉のワークWであっても、ワークWのバックバー3上へのセットを極めて行い易い。
ワークWの一方の端部をマンドレル2のバックバー3上にセットしたら、クランプ機構6の一方のクランプ30(センタープレート17の側面に当接しているワークWの端部の上方に位置するクランプ30)を下降させ、当該クランプ30によりワークWの一方の端部をバックバー3上に押圧固定する(図14及び図15参照)。このとき、クランプ30は、ストッパータブ19、スライドタブ20及び両ブロック材23,24を弾性体21の弾性力に抗してタブ収納溝2b内に押し込み、ストッパータブ19の上面とスライドタブ20の上面をワークWの上面と面一にする。
ワークWの一方の端部をクランプ機構6によりバックバー3上に押圧固定したら、センター位置決め機構4の駆動部18に供給されている圧縮空気の供給を停止し、復帰用の圧縮スプリング18dの弾性力により支持台18a及びセンタープレート17を下降させ、センタープレート17の上端部をバックバー3の溝3a内に収納する(図14及び図15参照)。このとき、センタープレート17は、鉛直姿勢で真っ直ぐに下降するため、センタープレート17の側面に当接しているワークWの一端部が下降するセンタープレート17に引っ掛かると云うことがない。その結果、ワークWの厚みが薄い場合やワークWの材質が軟らかい材質の金属材で形成されている場合であっても、ワークWの端部の変形を防止することができる。
その後、ワークWの他方の端部の端面を目視によって先にバックバー3上に押圧固定しているワークWの一方の端部の端面に突き合せ、クランプ機構6の他方のクランプ30を下降させて当該クランプ30によりワークWの他方の端部をバックバー3上に押圧固定する(図16及び図17参照)。このとき、ワークWの一方の端部が予めワーク両側端位置決め機構5のストッパータブ19及びスライドタブ20によりマンドレル2の軸心方向の位置が位置決めされているため、ワークWの他方の端部を先にバックバー3に押圧固定しているワークWの端部にマンドレル2の軸心方向へずれることなく、常に正確に突き合せることができる。
そして、ワークWの両端がバックバー3上で突き合せ固定されたら、ガス供給口2fからバックバー3のスリット状の溝3aにアルゴンガス等のシールドガスを供給しつつ、TIG溶接装置7によりワークWの突合せ部を突合せ溶接する(図17参照)。
即ち、溶接用トーチ36が下降してタングステン電極棒の先端をスライドタブ20の表面近傍位置に位置させ、タングステン電極棒の先端とスライドタブ20との間にアークを発生させ、このアークが安定した状態になってから走行台35が駆動装置により前進して溶接用トーチ36をワークWの突合せ部に沿って所定の速度で走行させた後、溶接用トーチ36がストッパータブ19の上へ来た時点で通電を停止してアークをストップする。このように、スライドタブ20を溶接始点、ストッパータブ19を溶接終点とすれば、ワークWの突合せ部を安定したアーク状態で溶接し、溶け落ち等の欠陥のない突合せ溶接を行える。
ワークWの突合せ溶接が終了すると、バックバー3へのシールドガスの供給を停止すると共に、TIG溶接装置7の溶接用トーチ36が元の位置へ復帰する。その後、クランプ機構6によるワークWの押圧固定状態を解除し、マンドレル受け13を鉛直位置から水平位置へ回動させてマンドレル2の先端部を開放し、ワークWをマンドレル2から引き抜く。このようにして、円筒状、テーパ状又は各筒状に曲げ加工されたワークWからドラム、丸パイプ、テーパ管又は角パイプが作製されることになる。
上述した水平型自動溶接装置は、マンドレル2にワークWの端部両側端の位置決めを行うワーク両側端位置決め機構5を設けているため、ワークWの両端をマンドレル2の軸心方向へずれることなく、常に正確にバックバー3上で突き合せることができる。その結果、ワークWの突合せ溶接を良好且つ確実に行えると共に、突合せ溶接されたワークW自身の品質の向上を図れ、然も、作業員がワークWの端部両側端を揃えるのに熟練を不要とし、ワークWの両端の突き合せを短時間で行え、大幅なスピードアップを図れる。
又、この水平型自動溶接装置は、マンドレル2のバックバー3の両端部近傍位置にバックバー3上のワークWの上面よりも上方へ突出するストッパータブ19及びスライドタブ20を上下動自在に配設し、ワークWの両端を突き合せた状態でクランプ機構6によりバックバー3上へ押圧固定したときに、ストッパータブ19及びスライドタブ20がクランプ機構6によりマンドレル2内に押し込まれ、ストッパータブ19及びスライドタブ20の上面がワークWの上面と面一になるようにしているため、従来の自動溶接装置のようにタブ材の高さをワークWの厚みと同じにする必要もなく、ストッパータブ19及びスライドタブ20の高さをワークWの厚みよりも可なり高くすることができる。その結果、薄肉のワークWであっても、その側端をスライドタブ20やストッパータブ19に押し当て易くなり、ワークWのセットを極めて行い易くなる。
更に、この自動溶接装置7は、スライドタブ20をマンドレル2の軸心方向へ移動自在に配設し、このスライドタブ20を弾性体22によりストッパータブ19側へ附勢しているため、ストッパータブ19とスライドタブ20との間にワークWの端部をセットしたときに、ワークWの端部がストッパータブ19及びスライドタブ20により挾持された格好になり、ワークWの両側端の位置決めをより一層確実に行える。
尚、上記の実施の形態に於いては、マンドレル2を角柱状に形成するようにしたが、他の実施の形態に於いては、マンドレル2を円柱状に形成するようにしても良い。
上記の実施の形態に於いては、バックバー3の上面を平面状に形成するようにしたが、他の実施の形態に於いては、バックバー3の上面を円弧状に形成するようにしても良い。
上記の実施の形態に於いては、バックバー3を長手方向に沿って左右に二分割し、分割した左右のバックバー3′,3′間にスリット状の溝3aを形成するようにしたが、他の実施の形態に於いては、バックバー3を左右に二分割せずに一体的に形成し、バックバー3の中心線上に長手方向に沿うスリット状の溝3aを形成し、この溝3aにセンタープレート17を遊嵌状態で上下動自在に挿入すると共に、アルゴンガス等のシールドガスを供給するようにしても良い。
上記の実施の形態に於いては、マンドレル2の先端部側にストッパータブ19を、又、マンドレル2の基端部側にスライドタブ20を夫々設ける構成としたが、他の実施の形態に於いては、マンドレル2の基端部側にストッパータブ19を設け、マンドレル2の先端部側にスライドタブ20を設けるようにしても良い。
上記の実施の形態に於いては、円筒状、テーパ状又は角筒状に曲げ加工したワークWの突合せ溶接を行うようにしたが、他の実施の形態に於いては、平板状のワークWの突合せ溶接を行うようにしても良い。
本発明の実施の形態に係る水平型自動溶接装置の側面図である。 水平型自動溶接装置の正面図である。 バックバー及びワーク両側端位置決め機構を設けたマンドレルの一部省略側面図である。 バックバー及びワーク両側端位置決め機構を設けたマンドレルの一部省略平面図である。 センター位置決め機構及びワーク両側端位置決め機構を設けたマンドレルの一部省略平面図である。 バックバー、センター位置決め機構及びワーク両側端位置決め機構を設けたマンドレルの一部省略縦断側面図である。 バックバー及びセンター位置決め機構を設けたマンドレルの拡大縦断正面図である。 クランプ機構の縦断正面図である。 マンドレルを示し、(A)はマンドレルの一部切欠側面図、(B)はマンドレルの平面図である。 バックバー、センター位置決め機構及びワーク両側端位置決め機構の分解斜視図である。 マンドレル内のセンタープレートが上昇した状態の一部省略縦断側面図である。 ワークの一方の端部をマンドレルのバックバー上にセットする状態の一部省略拡大平面図である。 ワークの一方の端部をマンドレルのバックバー上にセットした状態の一部省略拡大平面図である。 ワークの一方の端部を位置決めしてクランプした状態の拡大縦断正面図である。 ワークの一方の端部を位置決めしてクランプした状態の縦断側面図である。 ワークの両端部を位置決めしてクランプした状態の一部省略拡大平面図である。 ワークの両端部をクランプして溶接している状態の拡大縦断正面図である。
符号の説明
1はフレーム本体、2はマンドレル、3はバックバー、5はワーク両側端位置決め機構、6はクランプ機構、7は溶接装置、19はストッパータブ、20はスライドタブ、Wはワーク。

Claims (2)

  1. フレーム本体(1)に支持された水平姿勢のマンドレル(2)に金属板材製のワーク(W)を支持させ、ワーク(W)の両端を突き合せた状態でクランプ機構(6)によりマンドレル(2)の上面側に設けたバックバー(3)上へ押圧固定し、その突合せ部を溶接装置(6)により突合せ溶接するようにした水平型自動溶接装置に於いて、前記マンドレル(2)に、ワーク(W)の両端がマンドレル(2)の軸心方向へずれることなく、バックバー(3)上で突き合されるようにワーク(W)の両側端の位置決めを行うワーク両側端位置決め機構(5)を設けたことを特徴とする水平型自動溶接装置。
  2. ワーク両側端位置決め機構(5)は、バックバー(3)の一方の端部近傍位置でマンドレル(2)の上面側に上下動自在に配設され、バックバー(3)上のワーク(W)の上面よりも上方へ突出してワーク(W)の一方の側端が当接するストッパータブ(19)と、バックバー(3)の他方の端部近傍位置でマンドレル(2)の上面側に上下動自在且つマンドレル(2)の軸心方向へ移動自在に配設され、バックバー(3)上のワーク(W)の上面よりも上方へ突出してワーク(W)の他方の側端が当接するスライドタブ(20)と、ストッパータブ(19)及びスライドタブ(20)をバックバー(3)上のワーク(W)の上面よりも上方へ突出すべくフ附勢する弾性体(21)と、スライドタブ(20)をストッパータブ(19)側へ附勢する弾性体(22)とを備えており、ワーク(W)の端部をクランプ機構(6)によりバックバー(3)上へ押圧固定したときに、ストッパータブ(19)及びスライドタブ(20)がクランプ機構(6)によりマンドレル(2)内に押し込まれ、ストッパータブ(19)及びスライドタブ(20)の上面がワーク(W)の上面と面一になるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の水平型自動溶接装置。
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