JP2007018780A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 熱伝導が発生し難いようにしつつも、搭載レイアウト性の低下を抑制し、且つ、断熱材による不都合を生じ難くすることが可能な燃料電池システムを提供する。
【解決手段】 燃料電池システム1は、低温にすべき凝縮部41と、結露の発生するためある程度高い温度を保つべき水素排出弁32及び循環装置43とがユニット70を構成して一体的に設けられている。また、凝縮部41と水素排出弁32及び循環装置43との間には、断熱隔壁81aが設けられ、断熱隔壁81aはアキュームレータ82から熱媒体83が注入されることで断熱効果が低下し、注入された熱媒体83が排出されることで断熱効果が増加する。このため、状況に応じて、凝縮部41と水素排出弁32及び循環装置43と断熱効果を高めたり、低めたりすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
近年、固体高分子電解質膜を使用し、100度以下の温度で発電を行う小型の燃料電池システムが開発されている。この小型の燃料電池システムは主として自動車用や都市ガスを利用した住宅用の発電システムとして応用されている。
上記燃料電池システムの燃料電池は、固体高分子電解質を酸化剤極側セパレータと燃料極側セパレータで挟み込んで構成されるセルを複数積層した構造となっている。また、燃料電池は、燃料極に燃料として水素ガスの供給を受け、酸化剤極に酸化剤ガスとして空気の供給を受ける。燃料極では触媒作用により水素イオンが発生し、発生した水素イオンが固体高分子電解質膜を移動して酸化剤極に至り、酸化剤極で酸素と電気化学反応を起こす。これにより、燃料電池は発電を行うようになっている。
また、燃料電池システムでは、燃料極側全体の反応を安定させるべく、反応に必要な量よりも余裕を持った量の水素ガスを燃料極に供給する構成となっている。このため、燃料極では一部の水素ガスが反応に寄与することなく余剰水素ガスとなり残ってしまう。近年の燃料電池システムでは、この余剰水素ガスを利用するために、燃料極から排出されたガスを圧送ポンプやエジェクタ等の昇圧循環手段により昇圧し、新たに供給される水素ガスと混合させたうえで、再度燃料電池に送り込むようになっている。すなわち、近年の燃料電池システムは、水素ガスの無駄を少なくするために燃料極の排出ガスを循環させるリサイクル構造となっている。
また、燃料電池システムでは、酸化剤極側に供給された空気中の窒素が微量ながら固体電解質膜を透過して燃料極に至り、水素ガスに混入する。このため、近年の燃料電池システムのようにリサイクル構造を採用していると、次第に燃料極側の窒素濃度が上昇して前記昇圧循環手段による余剰水素ガスの循環が難しくなり、発電が不安定になる場合がある。これを防止すべく、燃料電池システムは、燃料極側のガスの窒素濃度が高くなると、燃料極側のガスを外部に排出する構成となっている。これにより、水素ガスに混入した窒素を排出して水素ガス純度を回復させ、燃料電池の発電を安定的に継続させることができる。なお、ガス排出には一般的に遮断弁や流量制御弁などの水素ガス排出弁が用いられて、水素ガス排出弁によりガスの排出タイミングや排出流量が制御される。
また、燃料電池システムでの発電反応により水が生成されることが知られている。このため、燃料電池内の燃料極から排出されるガスは生成水によって高湿度状態となる。排出ガスが高湿度であると、再度排出ガスを燃料電池の燃料極に循環させるまえに排出ガスが冷やされて結露を発生させる可能性がある。結露水は上記昇圧循環手段や水素ガス排出弁などに付着したり、燃料電池内の燃料ガスの流路を塞いだりしてしまう。このため、次回起動時に経路に溜まった結露水をパージするのに時間が掛かり燃料電池システムの起動性が悪くなってしまう。
そこで、燃料電池システムは、余剰水素ガス中の水蒸気を凝縮除湿する除去手段を備えている。除去手段は、燃料電池の燃料極出口付近に設けられ、前後の水素ガス経路よりも内径が拡大されている。この拡大部において余剰水素ガスは流速が低減させられることとなる。また、除去手段は、外気等により冷却されるようになっている。このため、除去手段は、流速が低減した余剰水素ガスの温度を下げることとなり、効果的にガス中の水蒸気を凝縮・除湿するようになっている。また、燃料電池システムは、除去手段下部に排水弁を備え、凝縮・除湿した液水を定期的に外部へ排出する構成となっている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−93438号公報
このような従来の燃料電池システムにおいて、除去手段は、結露を発生させないために、水素ガス排出弁や昇圧循環手段よりも温度が低くなるべきであり、水素ガス排出弁や昇圧循環手段と除去手段とは互いに熱伝導が発生し難いように個別に離して設置しなければならない。
しかしながら、燃料電池システムでは、水素ガス排出弁や昇圧循環手段と除去手段とのレイアウトに制約を受け、特に自動車用途の燃料電池システムでは、搭載レイアウト性が優先されるため、水素ガス排出弁や昇圧循環手段と除去手段とを一体化することがあり、個別に離して設置することが困難である。
一方、水素ガス排出弁や昇圧循環手段と除去手段とを一体化し、両者間に断熱材などを設けると、熱伝導が発生し難いようにしつつも、搭載レイアウト性の低下を抑制することができるが、以下の問題が生じる。
すなわち、冬季などにおいて長期にシステムを停止すると、除去手段と水素ガス排出弁や昇圧循環手段とが凍結することがある。このため、凍結時にはヒータによって加熱して両者を解凍することとしている。ヒータは、例えば除去手段の内部のヒータと、水素ガス排出弁や昇圧循環手段の近傍に配置されたヒータが存在する。また、ヒータは1つであっても複数であってもよい。ここで、除去手段と水素ガス排出弁や昇圧循環手段との両者を効率的に解凍するためには、両ヒータ(又は1つのヒータ)によって両者を一体的に暖めることが望ましく、両者間に断熱材が存在するとヒータによって両者を一体的に暖めることができず、燃料電池システムの起動までの時間が長くなってしまう。このように、単に断熱材を設けることは不都合を招く可能性がある。なお、断熱材を設けることの不都合はこれに限られるものでなく、様々である。例えば除去手段の全周囲を断熱材により覆った場合には、除去手段を外気によって冷やすことができないなどの不都合が生じる。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、熱伝導が発生し難いようにしつつも、搭載レイアウト性の低下を抑制し、且つ、断熱材による不都合を生じ難くすることが可能な燃料電池システムを提供することにある。
本発明の燃料電池システムは、燃料電池と、除去手段と、循環流路と、循環手段と、断熱隔壁と、断熱効果制御手段とを備えている。燃料電池は、燃料ガスの供給を受ける燃料極及び酸化剤ガスの供給を受ける酸化剤極を有し、燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電するものである。除去手段は、燃料電池の燃料極から排出されるガス中の水分を除去するものであり、循環流路は、除去手段により水分が除去されたガスを燃料電池の燃料極に戻すための流路である。循環手段は、循環流路に設けられて除去手段により水分が除去されたガスを燃料電池の燃料極に戻して循環させるための循環動力源となるものであって、除去手段と一体的に設けられたものである。断熱隔壁は、除去手段と循環手段との間に配置されたものであり、断熱効果制御手段は、断熱隔壁に熱媒体を注入して断熱隔壁の断熱効果を低減させ、且つ、断熱隔壁に注入した熱媒体を排出して断熱隔壁の断熱効果を増加させるものである。
本発明によれば、除去手段と循環手段との間に配置された断熱隔壁に熱媒体を注入して断熱隔壁の断熱効果を低減させ、且つ、断熱隔壁に注入した熱媒体を排出して断熱隔壁の断熱効果を増加させる断熱効果制御手段を備えるので、状況に応じて除去手段と循環手段との熱伝導率を変化させることができる。このため、除去手段と循環手段とを一体的に設けても、断熱隔壁から熱媒体を排出することにより、熱伝導し難くすることができ、熱伝導が発生し難いようにしつつも、搭載レイアウト性の低下を抑制することができる。
また、状況に応じて除去手段と循環手段との熱伝導率を変化させることができるため、例えば除去手段と循環手段との双方が凍結し、ヒータ加熱により解凍する場合には、断熱隔壁に熱媒体を注入することにより、熱伝導し易くして、断熱材による不都合を生じ難くすることができる。
従って、熱伝導が発生し難いようにしつつも、搭載レイアウト性の低下を抑制し、且つ、断熱材による不都合を生じ難くすることができる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一又は同様の要素には同一の符号を付し、説明を省略するものとする。
図1は、本発明の第1実施形態に係る燃料電池システムの構成図である。同図に示すように、燃料電池システム1は、燃料電池10と、燃料ガス供給系20と、燃料ガス排出系30と、燃料ガス循環系40とを備えている。
燃料電池10は、燃料ガスの供給を受ける燃料極11と、酸化剤ガスの供給を受ける酸化剤極12とを有し、燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電するものである。また、燃料電池10は電解質膜13を備えている。電解質膜13は燃料極11と酸化剤極12とを隔てるように設けられている。ここで、本実施形態では燃料ガスとして水素ガスが用いられ、酸化剤ガスとして酸素(空気)が用いられる。このため、燃料電池10は、燃料極11に導入された水素ガスが燃料電池10内部の電解質膜13を水素イオンとなって酸化剤極12側へ移動し、酸化剤極12において酸素と反応することで、発電する構成となっている。
燃料ガス供給系20は、燃料電池10に燃料ガスである水素ガスを供給するものであって、図示しない水素タンクに接続され、水素タンクからの水素ガスを燃料電池10の燃料極11に供給するものである。この燃料ガス供給系20は、水素ガス供給配管21と、水素調圧弁22とを備えている。水素ガス供給配管21は、水素タンクと燃料電池10の燃料極11とを接続し、水素タンクからの水素ガスを燃料電池10の燃料極11まで導くための流路となるものである。水素調圧弁22は、水素ガス供給配管21に設けられ、水素タンクから燃料電池10の燃料極11に供給される水素の供給量を制御できるようになっている。また、水素調圧弁22は、燃料極11に供給する水素ガス量を制御することで、燃料極11内の圧力についても制御できるようになっている。
燃料ガス排出系30は、水素排出配管31と、水素排出弁32とを備えている。水素排出配管31は、燃料電池10の燃料極11と外部とを接続し、燃料極オフガスを外部に導くための流路となるものである。水素排出弁32は、水素排出配管31に設けられ、開閉動作することにより流路を遮断したり開放したりして燃料極オフガスの排出を制御するものである。
燃料ガス循環系40は、凝縮部(除去手段)41と、循環配管(循環流路)42と循環装置(循環手段)43とを備えている。凝縮部41は、燃料電池10の燃料極11から排出されるガス中の水分を凝縮して除去するものであり、望ましくは燃料ガス循環系40において最上流部に設けられている。詳しく説明すると、凝縮部41は、拡径部41aと配水管41bと排水制御弁41cとを備えている。拡径部41aは、他の配管31などよりも拡径された部分であって、進入してくる燃料極オフガスの流速を落とし、冷却することによりガス中の水分を取り出すためのものである。配水管41bは、凝縮した水分を外部へ排出するための流路となるものであり、一端が拡径部41aにつながっており、他端が水素排出配管31に接続されている。排水制御弁41cは、配水管41bに設けられ、開閉動作することにより排水を制御するようになっており、例えば定期的に開動作することにより水素排出配管31を流れるガスと共に凝縮水を該ガスで混合希釈したうえで排出するようになっている。
なお、凝縮部41は、放熱フィンを備え、効果的に燃料極オフガスを冷却するように構成されていてもよい。より詳しくは凝縮部41は、内部に放熱フィンを備え、燃料極オフガスが拡径部41aの壁面に沿って流れるようにすることで、効率的にオフガスを冷却するようにされていてもよく、外部に放熱フィンを備えて効率的にオフガスを冷却するようにされていてもよい。また、凝縮部41は放熱性能向上のため、金属にて構成することが望ましい。
これにより、凝縮部41は、オフガスに水分が混入した状態で、循環させないようにしている。すなわち、水素ガスは燃料極11内で加温及び加湿されて相対湿度100%RHで排出されるため、このままの状態で循環させると、循環装置43等において結露が発生してしまう可能性が高まる。これを防止するため、凝縮部41はガス中から水分を取りだすようにしている。
循環配管42は、一端が凝縮部41に接続され、他端が水素ガス供給配管21に接続され、凝縮部41により水分が除去されたガスを燃料極11の上流に戻すための流路となるものである。循環装置43は、循環配管42に設けられて凝縮部41により水分が除去されたガスを燃料極11の上流に戻して循環させるための循環動力源となるものであって、例えばガスを昇圧して循環させるポンプやエジェクタなどが該当する。
また、上記燃料電池システム1は、酸化剤ガス供給配管50と、酸化剤ガス排出配管60とを備えている。酸化剤ガス供給配管50は、一端が図示しないコンプレッサに接続され、他端が燃料電池10の酸化剤極12に接続され、コンプレッサから圧送される空気を燃料電池10の酸化剤極12まで導くための流路となるものである。酸化剤ガス排出配管60は、燃料電池10の酸化剤極12と外部とを接続し、燃料電池10の酸化剤極12から排出されるガスを外部に導くための流路となるものである。また、酸化剤ガス排出配管60には水素排出配管31が接続されている。このため、酸化剤ガス排出配管60は、燃料極11からのオフガス及び凝縮部41により凝縮された水分の排出路にもなっている。
ここで、上記した構成のうち、凝縮部41、循環配管42、循環装置43、水素排出弁32及び水素排出配管31の一部は、同一筐体内に収められるなど、一体的に構成されてユニット70を形成している。なお、上記各部が一体的に構成されているため、燃料電池システム1が車両用として用いられる場合には、凝縮部41等の搭載性を向上させることができる。
図2は、図1に示したユニット70の詳細構成図である。図1にも示したようにユニット70は、凝縮部41、循環配管42、循環装置43、水素排出弁32及び水素排出配管31の一部を備えている。より詳細に説明すると、ユニット70は、凝縮部41を備える第1ユニット71と、循環配管42、循環装置43、水素排出弁32及び水素排出配管31の一部を備える第2ユニット72とからなっている。
具体的に説明すると、第1ユニット71は、凝縮部41に加えて、断熱隔壁81aと、第2断熱隔壁81bと、アキュームレータ(断熱効果制御手段)82と、第1接続管84aと、第2接続管84bと、第1遮断弁85aと、第2遮断弁85bとを備えている。また、第1ユニット71は、第1通気管86a、及び第2通気管86bを備えている。
断熱隔壁81aは、凝縮部41と、水素排出弁32及び循環装置43との間に設けられた空間部である。第2断熱隔壁81bは、凝縮部41と外気とを隔てる壁部内(第1ユニット71の壁部内)に設けられた空間部である。アキュームレータ82は、内部に熱媒体83を有し、ピストン82aの動作によって内部の熱媒体83を断熱隔壁81a及び第2断熱隔壁81bに注入したり、注入した熱媒体83を排出したりするものである。ここで、断熱隔壁81a及び第2断熱隔壁81bは、熱媒体83の注入及び排出によって、断熱効果が増減させられるようになっている。すなわち、アキュームレータ82は、断熱隔壁81a,81bに熱媒体83を注入して断熱隔壁81a,81bの断熱効果を低減させ、且つ、断熱隔壁81a,81bに注入した熱媒体83を排出して断熱隔壁81a,81bの断熱効果を増加させるものとして機能することとなる。
なお、断熱隔壁81a及び第2断熱隔壁81bは、例えば熱媒体83の熱伝導率と空気の熱伝導率との関係から、それほど大きくなくとも断熱効果の増減を効果的に実現することができる。このため、断熱隔壁81a及び第2断熱隔壁81bの幅(図2中に示す幅)は、熱媒体83の注入及び排出を妨げない程度で製造が容易となるようにすることが望ましく、具体的には約2〜20mm程度であることが望ましい。
また、熱媒体83は、断熱隔壁81a及び第2断熱隔壁81bを腐食せず燃料電池システム1の作動温度で液体となっていることが望ましく、例えば潤滑油、シリコンオイル、又は自動車用クーラント剤入り水溶液であることが入手性の面からも望ましい。
第1接続管84aは、アキュームレータ82と断熱隔壁81aとを接続するものであり、熱媒体83を断熱隔壁81aに注入及び排出するための流路となるものである。第2接続管84bは、アキュームレータ82と第2断熱隔壁81bとを接続するものであり、熱媒体83を第2断熱隔壁81bに注入及び排出するための流路となるものである。
第1遮断弁85aは、第1接続管84aに設けられ、開閉動作することにより熱媒体83の注入及び排出を制御するようになっている。また、第2遮断弁85bは、第1遮断弁85aと同様の構成であって、第2接続管84bに設けられ、開閉動作することにより熱媒体83の注入及び排出を制御するようになっている。第1通気管86aは、断熱隔壁81aの内部空間とユニット70の外部との通気を確保するものであり、熱媒体83が注入されたとき及び排出されたときに空気の通り道となるものである。第2通気管86bは、第1通気管86aと同様の構成であって、第2断熱隔壁81bの内部空間とユニット70の外部との通気を確保するものであり、熱媒体83が注入されたとき及び排出されたときに空気の通り道となるものである。
さらに、第1ユニット71は、第1ヒータ87と、第1温度センサ88とを備えている。第1ヒータ87は、凝縮部41が凍結等したときに、凝縮部41を内部から加熱するためのものである。第1温度センサ88は、凝縮部41により凝縮された凝縮水の温度を測定するためのものである。
また、第2ユニット72は、循環配管42、循環装置43、水素排出弁32及び水素排出配管31の一部に加えて、第2ヒータ91及び第2温度センサ92を備えている。第2ヒータ91は、循環装置43などが凍結したときに、循環装置43などを加熱するためのものである。第2温度センサ92は、第2ユニット72、特には循環装置43及び水素排出弁32の温度を測定するためのものである。
ここで、上記した各種弁22,32,41c,85a,85b、循環装置43、アキュームレータ82、第1及び第2ヒータ87,91、並びに第1及び第2温度センサ88,92は、図示しないコントロールユニットに接続され、コントロールユニットにより制御されるようになっている。
なお、上記第1ユニット71は、放熱性を高めるため、必要に応じて外部に放熱フィンなどが設けられていることが望ましい。また、第2ユニット72は、断熱材で外壁が被覆され放熱し難くなっていることが望ましい。
次に、図3を参照して燃料電池システム1の動作の概略を説明する。図3は、燃料電池システム1の動作の概略を示す説明図であり、(a)は燃料電池システム1の起動時におけるユニット70の様子を示し、(b)は循環装置43などの凍結時におけるユニット70の様子を示している。
図3(a)に示すように、燃料電池システム1の起動時には、第2ユニット72、燃料極11に存在するガス及び第1ユニット71のそれぞれの温度が均一になっている可能性がある。このため、このままの状態で運転を継続すると、この場合には、第2ユニット72において結露が発生してしまうこともある。
そこで、アキュームレータ82は、断熱隔壁81aを熱媒体排出状態とし、第2断熱隔壁81bに熱媒体注入状態とする。これにより、断熱隔壁81aの断熱効果を高め、第2断熱隔壁81bの断熱効果を低めることとなり、凝縮部41の放熱性能を高めつつ凝縮部41と水素排出弁32及び循環装置43との熱伝導を抑制することができる。すなわち、第2断熱隔壁81bの断熱効果を低めることにより、凝縮部41の放熱が容易に行われるようにして温度が低くなり易いようにすることができる。また、断熱隔壁81aの断熱効果を高めることにより、水素排出弁32及び循環装置43の温度が凝縮部41の温度に近づいて燃料極11から排出されるガスよりも低くなり、第2ユニット72において結露が発生してしまうことを防止することができる。
なお、断熱隔壁81aを熱媒体排出状態とし、第2断熱隔壁81bに熱媒体注入状態とした後に、燃料電池システム1は通常運転を行う。燃料電池システム1は、この通常運転中、断熱隔壁81aの熱媒体排出状態、及び第2断熱隔壁81bの熱媒体注入状態を維持する。さらには、システム停止時においても同様に上記状態を維持する。これにより、常時、結露の発生を軽減している。
一方、図3(b)に示すように、循環装置43などの凍結時には、解凍を行う必要性がある。この際、水素排出弁32、凝縮部41及び循環装置43を一体的に解凍することが望ましい。また、ヒータ熱が逃げないように凝縮部41の放熱性能を低めておくことが望ましい。
そこで、アキュームレータ82は、断熱隔壁81aを熱媒体注入状態とし、第2断熱隔壁81bに熱媒体排出状態とする。これにより、断熱隔壁81aの断熱効果を低め、第2断熱隔壁81bの断熱効果を高めることとなり、凝縮部41の放熱性能を低めつつ凝縮部41と水素排出弁32及び循環装置43との熱伝導を高めることができる。すなわち、第2断熱隔壁81bの断熱効果を高めることにより、第1ヒータ87の熱が放熱され難いようにすることができる。また、断熱隔壁81aの断熱効果を低めることにより、水素排出弁32及び循環装置43と凝縮部41とを一体的に暖めることができる。
次に、本実施形態に係る燃料電池システム1の詳細動作を説明する。図4は、本実施形態に係る燃料電池システム1の詳細動作を示すフローチャートである。まず、燃料電池システム1が起動すると、コントロールユニットは第1温度センサ88の検出温度が第1温度T1未満か否かを判断する(ST1)。これにより、コントロールユニットは凝縮水が凍結状態にあるか否かを判断することとなる。ここで、第1温度T1は、凝縮部41の凍結の可能性がある温度であって、厳密には0°Cでよいが、水と氷との混在状態についても適切に判断するため、0°Cより大きく10°C未満であることが望ましい。
第1温度センサ88の検出温度が第1温度T1未満であると判断した場合(ST1:YES)、凝縮水が凍結していることから、ユニット70自体が凍結している可能性がある。そこで、アキュームレータ82は、断熱隔壁81aを熱媒体注入状態とし、第2断熱隔壁81bを熱媒体排出状態とする(ST2)。そして、コントロールユニットは、第1ヒータ87及び第2ヒータ91をオンする(ST3)。このようにステップST2及びST3の処理によって、ヒータ熱が逃げにくくなり且つユニット70が一体的に暖められることとなって、効率がよい解凍が行われることとなる。
次に、コントロールユニットは、第1温度センサ88の検出温度が第1温度T1以上か否かを再度判断する(ST4)。ここで、第1温度センサ88の検出温度が第1温度T1以上でないと判断した場合(ST4:NO)、凝縮水が凍結しており、ユニット70についても凍結していると考えられるため、処理は進められることなく、検出温度が第1温度T1以上となったと判断するまで、繰り返されることとなる。一方、検出温度が第1温度T1以上になったと判断した場合(ST4:YES)、ユニット70の凍結は解消したと考えられる。このため、コントロールユニットは、排水制御弁41cの作動を開始させる(ST5)。これにより、例えば定期的に凝縮水が配水管41bを通じて外部に排出されることとなる。
次いで、コントロールユニットは、図示しないセンサからの信号を読み込んで、燃料電池10を冷却するための冷却液の温度が0°Cを超えるか否かを判断する(ST6)。ここで、冷却液の温度が0°C以下である場合、燃料極オフガスも0℃以下である懸念があり、ユニット70を解凍しても燃料極からユニット70に排出される0℃以下の低温ガスによってユニット70が再度凍結してしまう可能性がある。そこで、冷却液の温度が0°Cを超えないと判断した場合(ST6:NO)、超えると判断されるまで、この処理は繰り返される。
一方、冷却液の温度が0°Cを超えたと判断した場合(ST6:YES)、再凍結の可能性が無いことから、アキュームレータ82は、断熱隔壁81aを熱媒体排出状態とし、第2断熱隔壁81bを熱媒体注入状態とする(ST7)。そして、コントロールユニットは、第1ヒータ87をオフする(ST8)。これにより、第2ヒータ91のみがオン状態となっていることから、水素排出弁32及び循環装置43を含む第2ユニット72が暖められ、断熱隔壁81aが熱媒体排出状態となっていることから、第1ユニット71については暖めにくくなる。むしろ、第2断熱隔壁81bが熱媒体注入状態となっていることから、第1ユニット71は効果的に放熱されることとなる。
この結果、第1ユニット71の温度、第2ユニット72の温度及び燃料極11から排出されるガスの温度のうち、第2ユニット72の温度が最も高く、次いで燃料極11から排出されるガスの温度が高く、第1ユニット71の温度が最も低くなる。故に、燃料極11から排出されるガスは、第1ユニット71の凝縮部41において冷却されて水分が除去されるが、第2ユニット72に流入すると冷却されることなく、むしろ暖められることとなる。このため、第2ユニット72では結露が生じなくなる。
次いで、コントロールユニットは、第2温度センサ92の検出温度が定常運転温度に達したか否かを判断する(ST9)。ここで、第2温度センサ92の検出温度が定常運転温度に達してないと判断した場合(ST9:NO)、第2温度センサ92の検出温度が定常運転温度に達したと判断するまで、繰り返されることとなる。一方、第2温度センサ92の検出温度が定常運転温度に達したと判断した場合(ST9:YES)、コントロールユニットは、第2ヒータ91をオフし(ST10)、その後、燃料電池システム1は定常運転に移行することとなる。
ところで、第1温度センサ88の検出温度が第1温度T1未満でないと判断した場合(ST1:NO)、凝縮水は凍結していないと言える。このため、コントロールユニットは、排水制御弁41cの作動を開始させる(ST11)。次いで、コントロールユニットは、第1ヒータ87をオフ状態とし、第2ヒータ91をオン状態とする(ST12)。すなわち、上記したステップST8の処理の終了後と同じ状態にする。その後、ステップST9,ST10を経て、燃料電池システム1は定常運転に移行することとなる。
なお、燃料電池システム1の停止時には、このままの状態で停止させられる。すなわち、燃料電池システム1は、断熱隔壁81aが熱媒体排出状態とされ、第2断熱隔壁81bが熱媒体注入状態されたまま、停止させられる。
このようにして、第1実施形態に係る燃料電池システム1によれば、凝縮部41と水素排出弁32及び循環装置43との間に配置された断熱隔壁81aに熱媒体83を注入して断熱隔壁の断熱効果を低減させ、且つ、断熱隔壁81aに注入した熱媒体83を排出して断熱隔壁の断熱効果を増加させるアキュームレータ82を備えるので、状況に応じて凝縮部41と水素排出弁32及び循環装置43との熱伝導率を変化させることができる。このため、凝縮部41と水素排出弁32及び循環装置43とを一体的に設けても、断熱隔壁81aから熱媒体83を排出することにより、熱伝導し難くすることができ、熱伝導が発生し難いようにしつつも、搭載レイアウト性の低下を抑制することができる。
また、状況に応じて凝縮部41と水素排出弁32及び循環装置43との熱伝導率を変化させることができるため、例えば凝縮部41と水素排出弁32及び循環装置43との双方が凍結し、ヒータ加熱により解凍する場合には、断熱隔壁81aに熱媒体83を注入することにより、熱伝導し易くして、断熱材による不都合を生じ難くすることができる。
従って、熱伝導が発生し難いようにしつつも、搭載レイアウト性の低下を抑制し、且つ、断熱材による不都合を生じ難くすることができる。
また、アキュームレータ82は、凝縮部41と外気とを隔て設けられた第2断熱隔壁81bに熱媒体83を注入して第2断熱隔壁81bの断熱効果を低減させ、且つ、第2断熱隔壁81bに注入した熱媒体83を排出して第2断熱隔壁81bの断熱効果を増加させる構成となっている。このため、状況に応じて凝縮部41の放熱性能を高めたり低めたりすることができる。これにより、燃料極11から排出されるガス中の水分を除去するときには、凝縮部41の放熱性能を高めて外気等により凝縮部41を容易に冷やすようにすることができる。また、凍結時にヒータ加熱を行うときには、放熱性能を低めてヒータ熱が凝縮部41内から逃げないようにすることができる。
また、システム停止時に断熱隔壁81aを熱媒体排出状態とし、第2断熱隔壁81bを熱媒体注入状態とすることとしている。このため、システム停止後には凝縮部41が放熱されて温度が低下し易くなる。一方で、循環装置43及び水素排出弁32は、凝縮部41と断熱されて温度低下しにくくなる。この結果、温度は循環装置43及び水素排出弁32、燃料極11からのガス及び凝縮部41の順に高くなり、循環装置43及び水素排出弁32において結露が生じにくくなる。従って、循環装置43及び水素排出弁32での結露の発生を軽減させることができる。
また、システム起動時に、凝縮部41の温度が凍結の可能性がある第1第1温度T1未満である場合、断熱隔壁81aを熱媒体注入状態とし、第2断熱隔壁81bを熱媒体排出状態とすることとしている。ここで、システム起動時に凝縮部41の温度が凍結の可能性がある第1温度T1未満である場合とは、凝縮部41と循環装置43及び水素排出弁32とが凍結している可能性がある場合であって、両者を解凍するために凝縮部41内部などのヒータによって解凍を行う場合といえる。このため、断熱隔壁を熱媒体注入状態とし、第2断熱隔壁81bを熱媒体排出状態とすることで、ヒータ熱を外部に逃がさず、且つ、凝縮部41と循環装置43及び水素排出弁32とを一体的に解凍することができる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態に係る燃料電池システム2は、第1実施形態のものと同様であるが、構成及び処理内容が異なっている。以下、第1実施形態との相違点を説明する。
図5は、第2実施形態に係る燃料電池システムの構成図である。同図に示すように、第2実施形態に係る燃料電池システム2は、燃料電池10を冷却するために冷却液を循環させる冷却液循環系100を更に備え、アキュームレータ82は、冷却液循環系100を循環する冷却液を熱媒体83として注入及び排出を行うようになっている。
また、冷却液は、熱媒体83と同様に、断熱隔壁81a及び第2断熱隔壁81bを腐食せず燃料電池システム1の作動温度で液体となっていることが望ましく、例えば潤滑油、シリコンオイル、又は自動車用クーラント剤入り水溶液であることが入手性の面からも望ましい。
具体的に説明すると、冷却液循環系100は、ラジエータ(冷却手段)101と、冷却液循環経路102と、三方バルブ103と、ポンプ104とを備えている。ラジエータ101は、冷却液を冷却するためのものであり、図示しないラジエータファンからの送風により熱交換が促進されるようになっている。冷却液循環経路102は、冷却液循環系100において冷却液を循環させる流路となるものであり、冷却側流路102aとバイパス流路102bとを有している。冷却側流路102aは、ラジエータ101に冷却液を送り込むと共にラジエータ101により冷却された冷却液を燃料電池10に戻すため流路であり、バイパス流路102bは、ラジエータ101を介することなく冷却液を燃料電池10に戻すため流路である。三方バルブ103は、冷却側流路102aとバイパス流路102bとの一方に冷却液を流すように切り替えるものである。ポンプ104は、冷却液循環系100において冷却液を循環させる循環動力源となるものである。
また、第2実施形態において燃料電池システム2は、熱媒体導入配管110、及び熱媒体導入制御弁111を備えている。熱媒体導入配管110は、冷却液循環系100において循環する冷却液をアキュームレータ82内に送り込むための配管であって、一端がバイパス流路102bに接続され、他端がアキュームレータ82に接続されている。熱媒体導入制御弁111は、熱媒体導入配管110に設けられ、開閉動作することにより流路を遮断したり開放したりして冷却液の導入を制御するものである。
さらに、第2実施形態に係る燃料電池システム2は、第1実施形態と形状が異なる第2通気管86bを有すると共に、第3遮断弁112と、第4遮断弁113とを有している。第2実施形態に係る第2通気管86bは、一端が第2断熱隔壁81bの内部空間につながっており、第1実施形態と同じであるが、他端側は第1実施形態と異なり途中で分岐されて2本になっている。分岐された一方側の配管は冷却液循環経路102に接続され、他方側の配管は外部につながっている。第3遮断弁112は、分岐された第2通気管86bの一方側に設けられ、開閉動作することで流路を開放したり遮断したりして熱媒体83の排出を制御するようになっている。第4遮断弁113は、分岐された第2通気管86bの他方側に設けられ、開閉動作することで流路を開放したり遮断したりして第2断熱隔壁81b内と外部との通気を確保するものである。
次に、第2実施形態に係る燃料電池システム2の動作の概略を説明する。まず、第2実施形態に係る燃料電池システム2では、システム起動時に第1温度センサ88の検出温度が第1温度T1未満か否かを判断し、第1温度T1未満である場合、図示しないセンサからの信号を読み込んで(システム起動により、ポンプ104により燃料電池を循環している)冷却液の温度が0°Cを超えるか否かを判断する。
冷却液の温度が0°Cを超えない場合、冷却液の温度は燃料電池の温度を代表していると考えられるので、燃料電池10が凍結していると判断し、コントロールユニットは、燃料電池10を加熱するための燃料電池加熱手段(図示せず)によって、燃料電池10を解凍する。そして、解凍後にコントロールユニットは、燃料電池10の運転を行って燃料電池10をさらに暖める。また、燃料電池10の解凍後には、燃料電池を循環している冷却液も0℃以上に上昇しているため、アキュームレータ82は、熱媒体83である冷却液を冷却液循環系100から取り込んで冷却液の注入及び排出を行う。ここで、燃料電池10の解凍直後においては燃料電池10を冷却する必要性が少ない。このため、冷却液は冷却側流路102aを流れずバイパス流路102bを流れる。故に、アキュームレータ82は、冷却液をバイパス流路102bから取り込んで、熱媒体83である冷却液の注入及び排出を行うこととなる。
また、アキュームレータ82は、解凍直後に燃料電池10が運転されている場合、冷却液を第2断熱隔壁81bに注入する。すなわち、燃料電池10の解凍直後では凝縮部41が凍結している可能性があるため、アキュームレータ82は、バイパス流路102bから冷却液を取り込んで第2断熱隔壁81bに注入する。これにより、燃料電池10の運転によって暖められた冷却液が第2断熱隔壁81bに供給されて凝縮部41を暖めることとなる。
なお、アキュームレータ82は、冷却液の注入及び排出を連続的に行うことが望ましい。すなわち、アキュームレータ82は、熱媒体導入配管110から冷却液を連続的に取り込んで、第2断熱隔壁81bに冷却液を連続的に注入する。また、アキュームレータ82は、第2通気管86bを通じて冷却液を連続的に排出し、冷却液循環経路102に送り込む。このように、アキュームレータ82は、冷却液の注入及び排出を連続的に行って冷却液を循環させることで、燃料電池10の発熱により暖められた冷却液を第2断熱隔壁81bに供給し続けることができる。
次に、第2実施形態に係る燃料電池システム2の詳細動作を説明する。図6は、本実施形態に係る燃料電池システム2の詳細動作を示すフローチャートである。まず、燃料電池システム1が起動すると、コントロールユニットは第1温度センサ88の検出温度が第1温度T1未満か否かを判断する(ST20)。これにより、コントロールユニットは凝縮水が凍結状態にあるか否かを判断することとなる。
第1温度センサ88の検出温度が第1温度T1未満でないと判断した場合(ST20:NO)、凝縮水は凍結しておらず、処理はステップST27に進む。一方、第1温度センサ88の検出温度が第1温度T1未満であると判断した場合(ST20:YES)、凝縮水が凍結しているため、ユニット70自体が凍結している可能性があると言える。次いで、コントロールユニットは、図示しないセンサからの信号を読み込んで、冷却液の温度が第2温度T2以上であるか否かを判断する(ST21)。ここで、第2温度T2は、燃料電池10が凍結するとして予め設定された温度であって、例えば0°Cが該当するが、これに限るものではない。このステップST21の判断により、コントロールユニットは、燃料電池10が凍結しているか否かを判断する。すなわち、コントロールユニットは、冷却液の温度が第2温度T2を下回る場合には燃料電池10が凍結していると判断し、冷却液の温度が第2温度T2以上である場合には燃料電池10が凍結していると判断する。
ここで、冷却液の温度が第2温度T2以上であると判断した場合(ST21:YES)、燃料電池10は凍結しておらず、冷却液も凍結していないと考えられることから、アキュームレータ82は、断熱隔壁81aを熱媒体注入状態とし、第2断熱隔壁81bを熱媒体排出状態とする(ST22)。そして、コントロールユニットは、第1ヒータ87及び第2ヒータ91をオンする(ST23)。これにより、ヒータ熱が逃げにくくなり且つユニット70が一体的に暖められることとなって、効率がよい解凍が行われることとなる。
次いで、コントロールユニットは燃料電池10の運転を開始させる(ST24)。これにより、燃料電池10は自らの発熱によって一層暖められることとなる。また、燃料電池10の発熱によって冷却液の温度も上昇していくこととなる。その後、コントロールユニットは、熱媒体導入制御弁111、第3遮断弁112及び第2遮断弁85bを開け、第2断熱隔壁81bを通して冷却液を循環させる(ST25)。これにより、暖められた冷却液によってユニット70の解凍(特に凝縮部41の解凍)を促進することとなる。
次に、コントロールユニットは、再度第1温度センサ88の検出温度が第1温度T1以上か否かを判断する(ST26)。ここで、第1温度センサ88の検出温度が第1温度T1以上でないと判断した場合(ST26:NO)、凝縮水が凍結しており、ユニット70についても凍結していると考えられるため、処理は進められることなく、検出温度が第1温度T1以上となったと判断するまで、繰り返されることとなる。一方、検出温度が第1温度T1以上になったと判断した場合(ST26:YES)、ユニット70が解凍されたと考えられる。このため、コントロールユニットは、排水制御弁41cの作動を開始させる(ST27)。これにより、例えば定期的に凝縮水が配水管41bを通じて外部に排出されることとなる。
そして、コントロールユニットは、第3遮断弁112及び第2遮断弁85bを閉じ、断熱隔壁81aを熱媒体排出状態とし、第2断熱隔壁81bを通した冷却液の循環を停止させる(ST28)。その後、コントロールユニットは、第1ヒータ87をオフする(ST29)。これにより、第2ヒータ91のみがオン状態となっていることから、水素排出弁32及び循環装置43を含む第2ユニット72が暖められ、断熱隔壁81aが熱媒体排出状態となっていることから、第1ユニット71については暖めにくくなる。さらに、第2断熱隔壁81bが熱媒体注入状態となっていることから、第1ユニット71は効果的に放熱されることとなる。
この結果、第1ユニット71の温度、第2ユニット72の温度及び燃料極11から排出されるガスの温度のうち、第2ユニット72の温度が最も高く、次いで燃料極11から排出されるガスの温度が高く、第1ユニット71の温度が最も低くなる。故に、燃料極11から排出されるガスは、第1ユニット71の凝縮部41において冷却されて水分が除去されるが、第2ユニット72に流入すると冷却されることなく、むしろ暖められることとなる。このため、第2ユニット72では結露が生じなくなる。
次いで、コントロールユニットは、第2温度センサ92の検出温度が定常運転温度に達したか否かを判断する(ST30)。ここで、第2温度センサ92の検出温度が定常運転温度に達してないと判断した場合(ST30:NO)、第2温度センサ92の検出温度が定常運転温度に達したと判断するまで、繰り返されることとなる。一方、第2温度センサ92の検出温度が定常運転温度に達したと判断した場合(ST30:YES)、コントロールユニットは、第2ヒータ91をオフし(ST31)、その後、燃料電池システム1は定常運転に移行することとなる。
ところで、冷却液の温度が第2温度T2以上でないと判断した場合(ST21:NO)、燃料電池10は凍結状態にある可能性が高い。このため、燃料電池加熱手段は、冷却液を加温することにより燃料電池10を加熱して、燃料電池10及び冷却液の解凍を行う(ST32)。次に、コントロールユニットは、冷却液の温度上昇の様子から、冷却液温度が第2温度T2に達するまでの時間TSを求めると共に、第1ヒータ87及び第2ヒータ91のヒータ事前加熱の必要時間THを求める(ST33)。ここで、第1ヒータ87及び第2ヒータ91は、オンしても直ちに所望の温度まで上昇せず、所望の温度に到達させるまでには事前加熱が必要となる。コントロールユニットは、この事前加熱に要する時間を必要時間THとして求める。
そして、コントロールユニットは、時間THが時間TSよりも大きいか否かを判断する(ST34)。時間THが時間TSよりも大きくないと判断した場合(ST34:NO)、処理はステップST33に戻る。一方、時間THが時間TSよりも大きいと判断した場合(ST34:YES)、アキュームレータ82は、断熱隔壁81aを熱媒体注入状態とし、第2断熱隔壁81bを熱媒体排出状態とする(ST35)。第1ヒータ87及び第2ヒータ91をオンする(ST36)。このように、ステップST33,ST34,ST36の処理により、第1ヒータ87及び第2ヒータ91をオンするタイミングを適切とし、消費電力を可能な限り少なくなるようにしている。
次いで、コントロールユニットは、冷却液の温度が第2温度T2以上であるか否かを判断する(ST37)。冷却液の温度が第2温度T2以上でないと判断した場合(ST37:NO)、冷却液の温度が第2温度T2以上であると判断されるまで、この処理が繰り返される。冷却液の温度が第2温度T2以上であると判断した場合(ST37:YES)、コントロールユニットは燃料電池10の運転を開始させる(ST38)。次に、コントロールユニットは、熱媒体導入制御弁111、第3遮断弁112及び第2遮断弁85bを開け、第2断熱隔壁81bを通して冷却液を循環させる(ST39)。その後、処理はステップST29〜ST31を経て、燃料電池システム1は定常運転に移行することとなる。
なお、第2実施形態に係る燃料電池システム2では、熱媒体導入制御弁111及び第3遮断弁112を閉じ、第4遮断弁113を開けることにより、第1実施形態と同様の構成とすることができるため、第1実施形態と同様の処理を行うこともできる。
このようにして、第2実施形態に係る燃料電池システム2によれば、第1実施形態と同様に、熱伝導が発生し難いようにしつつも、搭載レイアウト性の低下を抑制し、且つ、断熱材による不都合を生じ難くすることができる。凝縮部41の放熱性能を高めて外気等により凝縮部41を容易に冷やすようにすることができ、凍結時にヒータ加熱を行うときには、放熱性能を低めてヒータ熱が凝縮部41内から逃げないようにすることができる。
また、循環装置43及び水素排出弁32での結露の発生を軽減させることができ、ヒータ熱を外部に逃がさず、且つ、凝縮部41と循環装置43及び水素排出弁32とを一体的に解凍することができる。
さらに、第2実施形態によれば、冷却液循環系100を循環する冷却液を熱媒体83として注入及び排出を行うこととしている。このため、冷却液循環系100を介して熱媒体83を補充・交換することができ、熱交換器等のアクセスしやすい場所から容易に保守メンテナンスを実施することができる。
また、燃料電池10により発電が行われている場合、冷却液循環系100を循環する冷却液の注入及び排出を連続的に行うこととしている。ここで、冬季などのシステム起動時において冷却液はバイパス流路102bを流れ早期に暖められる。このため、仮に凝縮部41などが凍結している場合、冷却液を熱媒体83として用い連続的に注入及び排出を行うことにより、暖められた冷却液により凝縮部41などの解凍を補助することとなる。従って、解凍を促進することができる。
また、システム起動時に、凝縮部41の温度が第1温度T1を下回り、冷却液循環系100の冷却液の温度が第2温度T2以上である場合、ステップST25に示すように、第2断熱隔壁81bを熱媒体注入状態とすることとしている。このため、冷却液が凍結していないことを確認したうえで、第2断熱隔壁81bを熱媒体注入状態とすることとなり、凍結している凝縮部41などよりも暖かい温度を有する冷却液により、凝縮部41などの解凍を補助することとなる。従って、解凍を促進することができる。
また、システム起動時に、凝縮部41の温度が第1温度T1を下回り、冷却液循環系100の冷却液の温度が第2温度T2を下回る場合、断熱隔壁81aを熱媒体注入状態とし、第2断熱隔壁81bを熱媒体排出状態としている。さらに燃料電池加熱手段により燃料電池10を加熱している。ここで、凝縮部41の温度が第1温度T1を下回り、冷却液循環系100の冷却液の温度が第2温度T2を下回る場合、凝縮部41を含むユニット70及び燃料電池10が凍結している可能性が高い。このため、断熱隔壁81aを熱媒体注入状態とし、第2断熱隔壁81bを熱媒体排出状態とすることで、ヒータ熱を外部に逃がさず、且つ、凝縮部41と循環装置43及び水素排出弁32と一体的に解凍することができる。また、燃料電池10を加熱するので、燃料電池10を解凍することができる。
そして、冷却液循環系100の冷却液の温度が第2温度T2以上となった場合、第2断熱隔壁81bを熱媒体注入状態とする。これにより、冷却液が凍結していないことを確認したうえで、第2断熱隔壁81bを熱媒体注入状態とすることとなり、暖められた冷却液により凝縮部41などの解凍を補助することとなる。
従って、各部の解凍を一層早期に行うことができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
本発明の第1実施形態に係る燃料電池システムの構成図である。 図1に示したユニットの詳細構成図である。 燃料電池システム1の動作の概略を示す説明図であり、(a)は燃料電池システムの起動時におけるユニットの様子を示し、(b)は循環装置などの凍結時におけるユニットの様子を示している。 本実施形態に係る燃料電池システムの詳細動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る燃料電池システムの構成図である。 本実施形態に係る燃料電池システムの詳細動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1,2…燃料電池システム
10…燃料電池
11…燃料極
12…酸化剤極
32…水素排出弁(排出手段)
40…燃料ガス循環系
41…凝縮部(除去手段)
42…循環流路
43…循環装置(循環手段)
70…ユニット
81a…断熱隔壁
81b…第2断熱隔壁
82…アキュームレータ(断熱効果制御手段)
83…熱媒体
100…冷却液循環系
101…ラジエータ(冷却手段)
102a…冷却側流路
102b…バイパス流路

Claims (10)

  1. 燃料ガスの供給を受ける燃料極及び酸化剤ガスの供給を受ける酸化剤極を有し、燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電する燃料電池と、
    前記燃料電池の燃料極から排出されるガス中の水分を除去する除去手段と、
    前記除去手段により水分が除去されたガスを前記燃料電池の燃料極に戻すための循環流路と、
    前記循環流路に設けられて前記除去手段により水分が除去されたガスを前記燃料電池の燃料極に戻して循環させるための循環動力源となるものであって、前記除去手段と一体的に設けられた循環手段と、
    前記除去手段と前記循環手段との間に配置された断熱隔壁と、
    前記断熱隔壁に熱媒体を注入して前記断熱隔壁の断熱効果を低減させ、且つ、前記断熱隔壁に注入した熱媒体を排出して前記断熱隔壁の断熱効果を増加させる断熱効果制御手段と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 燃料ガスの供給を受ける燃料極及び酸化剤ガスの供給を受ける酸化剤極を有し、燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電する燃料電池と、
    前記燃料電池の燃料極から排出されるガス中の水分を除去する除去手段と、
    前記燃料電池の燃料極内ガスの外部への排出を制御し、前記除去手段と一体的に設けられた排出手段と、
    前記除去手段と前記排出手段との間に配置された断熱隔壁と、
    前記断熱隔壁に熱媒体を注入して前記断熱隔壁の断熱効果を低減させ、且つ、前記断熱隔壁に注入した熱媒体を排出して前記断熱隔壁の断熱効果を増加させる断熱効果制御手段と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  3. 前記除去手段と外気とを隔て設けられた第2断熱隔壁をさらに備え、
    前記断熱効果制御手段は、前記第2断熱隔壁に熱媒体を注入して前記第2断熱隔壁の断熱効果を低減させ、且つ、前記第2断熱隔壁に注入した熱媒体を排出して前記第2断熱隔壁の断熱効果を増加させる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の燃料電池システム。
  4. 前記断熱効果制御手段は、システム停止時に、前記断熱隔壁を熱媒体排出状態とし、前記第2断熱隔壁を熱媒体注入状態とすることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記断熱効果制御手段は、システム起動時に、前記除去手段が凍結する温度として予め設定された第1温度を、前記除去手段の温度が下回る場合、前記断熱隔壁を熱媒体注入状態とし、前記第2断熱隔壁を熱媒体排出状態とすることを特徴とする請求項3又は請求項4のいずれかに記載の燃料電池システム。
  6. 前記燃料電池を冷却するために冷却液を循環させる冷却液循環系を更に備え、
    前記断熱効果制御手段は、前記冷却液循環系を循環する冷却液を熱媒体として注入及び排出を行う
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  7. 前記冷却液循環系は、冷却液を冷却するための冷却手段と、前記冷却手段に冷却液を送り込むと共に前記冷却手段により冷却された冷却液を前記燃料電池に戻すため流路となる冷却側流路と、前記冷却手段を介することなく冷却液を前記燃料電池に戻すため流路となるバイパス流路と、を有し、
    前記断熱効果制御手段は、システム起動時に、前記バイパス流路に流れる冷却液を熱媒体として注入及び排出を行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の燃料電池システム。
  8. 前記断熱効果制御手段は、前記燃料電池により発電が行われている場合、前記バイパス流路に流れる冷却液の注入及び排出を連続的に行うことを特徴とする請求項7に記載の燃料電池システム。
  9. 前記断熱効果制御手段は、システム起動時に、前記除去手段の温度が前記第1温度を下回り、前記燃料電池が凍結するとして予め設定された第2温度以上の温度を、前記冷却液循環系の冷却液の温度が示す場合、前記第2断熱隔壁を熱媒体注入状態とすることを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  10. 前記燃料電池を加熱する燃料電池加熱手段をさらに備え、
    システム起動時に、前記除去手段の温度が前記第1温度を下回り、前記燃料電池が凍結するとして予め設定された第2温度を、前記冷却液循環系の冷却液の温度が下回る場合、前記断熱効果制御手段は、前記断熱隔壁を熱媒体注入状態とし、前記第2断熱隔壁を熱媒体排出状態とし、前記燃料電池加熱手段は前記燃料電池を加熱し、
    その後前記冷却液循環系の冷却液の温度が前記第2温度以上となった場合、前記断熱効果制御手段は、前記第2断熱隔壁を熱媒体注入状態とする
    ことを特徴とする請求項6〜請求項9のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
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