JP2009016282A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、氷点下起動直後の発電の安定性を確保し得る燃料電池システムを提供することにある。
【解決手段】本発明に関わる燃料電池システムは、アノードガスとカソードガスが供給されて発電する燃料電池2のスタック2Sと、カソードガスの湿度を検出するカソードガス湿度検出手段C、St1、St2と、スタック2S内の温度を検出する燃料電池スタック温度検出手段St1、Cと、スタック2Sの発電起動を氷点下起動にするか否か判定する氷点下起動判定手段Cとを有する燃料電池システム1であって、氷点下発電起動を行うと判定された場合にカソードガスの湿度とスタック2S内の温度に基づいてスタック2Sの発電電圧が低下することを予測する電圧低下予測手段Cと、発電電圧が低下すると予測された場合に発電電圧低下を防止する制御を行う電圧低下防止制御手段C、WP、R、B3、U1、B1、7、B2、Tとを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、氷点下における発電起動直後の発電の安定性が向上する燃料電池システムに関する。
氷点下の環境下で燃料電池を起動させる際、発電性能が著しく低下する場合がある。これは、先の発電時の燃料ガスの水素と酸素との化学反応の結果生じた生成水が燃料電池の内部で凍結すること等が起因していると考えられる。これに対して、従来の特許文献1には、燃料電池の氷点下起動時の冷媒流量抑制技術が開示されており、特許文献1によれば、低温時の発電性能を確保するため、冷媒の流量および加湿量を低減または停止させて、燃料電池の単セルが積層されたスタックの放熱を抑制することで起動性を確保している。
特開2005−116257号公報(段落0043、0045、0047、0052、図8、図9、図10、図13等)
ところで、従来技術では、氷点下起動直後に発電が安定するまで、特に、高電流域での発電を行なったときに燃料電池の発電を担う単セルを積層したスタックの温度上昇が著しく、イオン導電性を有する固体高分子電解質膜の一方の片面をアノード電極と他方の片面をカソード電極とで挟んだ膜電極構造体に供給されるカソードガスの湿度が適正領域未満に大きく低下してしまい、それにより燃料電池の電圧低下を招来している。
図9は、氷点下で燃料電池を起動した場合の経過時間Tに対する燃料電池の出力電流(以下、FC電流と称す)、燃料電池の出力電圧(以下、FC電圧と称す)、燃料電池を構成するセルの温度t1、燃料電池のカソード電極入り口の酸化剤ガスのカソードガス温度t2との関係を表した図であり、横軸に経過時間をとり、縦軸にFC電圧、FC電流、セルの温度t1、およびカソード電極入り口のカソードガス、すなわち空気温度t2をとっている。
図9に示すように、時刻T2においてFC電圧がV1まで上昇した後、時刻T3近傍において、FC電圧がV2まで下降する現象が観察される。
本発明は上記実状に鑑み、氷点下起動直後の発電の安定性を確保し得る燃料電池システムの提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の請求項1に関わる燃料電池システムは、アノードガスとカソードガスが供給されて発電する燃料電池のスタックと、カソードガスの湿度を検出するカソードガス湿度検出手段と、燃料電池のスタック内の温度を検出する燃料電池スタック温度検出手段と、燃料電池のスタックの発電起動を氷点下起動にするか否か判定する氷点下起動判定手段とを有する燃料電池システムであって、氷点下起動判定手段により氷点下発電起動を行うと判定された場合に、カソードガスの湿度とスタック内の温度に基づいてスタックの発電電圧が低下することを予測する電圧低下予測手段と、発電電圧が低下すると予測された場合に発電電圧低下を防止する制御を行う電圧低下防止制御手段とを有している。
本発明の請求項2に関わる燃料電池システムは、請求項1に記載の燃料電池システムにおいて、スタックの発電が安定したか否かを判定する発電安定性判定手段をさらに有し、
発電安定性判断手段により燃料電池の発電が安定したと判定された場合は、電圧低下防止制御手段による発電電圧低下を防止する制御を終了している。
本発明の請求項3に関わる燃料電池システムは、請求項1または請求項2に記載の燃料電池システムにおいて、カソードガスを加湿する主加湿装置と、該主加湿装置による加湿を補助する副加湿装置とをさらに有し、電圧低下防止制御手段は、電圧低下予測手段によってスタックの発電電圧が低下すると予測される場合、副加湿装置によりカソードガスの湿度を上昇させている。
本発明の請求項4に関わる燃料電池システムは、請求項1から請求項3の何れか一項に記載の燃料電池システムにおいて、スタック内の温度とカソードガスの温度との温度差を低減させる温度差低減制御手段をさらに有し、電圧低下防止制御手段は、電圧低下予測手段によってスタックの電圧が低下すると予測される場合、温度差低減制御手段によりスタック内の温度とカソードガスの温度との温度差を低減させている。
本発明の請求項1に関わる燃料電池システムは、カソードガスの湿度と燃料電池のスタック内の温度に基づいて燃料電池の電圧が低下することを予測するため、カソードガスの湿度不足や燃料電池のスタックの冷却不足による発電電圧低下が発生する前に電圧低下防止制御を行うことが可能であり、発電電圧の低下を防止して発電性能の向上を図れる。
本発明の請求項2に関わる燃料電池システムは、発電性能が安定するとカソードガスの温度とスタック内の温度の差が縮まるため、スタック内の湿度不足が収まることから、発電性能が安定するまで発電電圧低下を防止する制御を継続する。従って、電圧低下を起こすことなく通常運転に移行することが可能となる。
本発明の請求項3に関わる燃料電池システムは、副加湿装置によって主加湿装置による加湿を補助することにより、カソードガスの温度とスタック内の温度の差による加湿不足を防ぐことができ、電圧低下を防止することが可能となる。また、副加湿装置を有することにより、主加湿装置の大型化を招来することなく、燃料電池システムの小型化が可能である。
本発明の請求項4に関わる燃料電池システムは、カソードガスの温度とスタック内の温度との差を低減させるため、該温度差による発電時の加湿不足を防ぎ、電圧低下を防止できる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
<<実施形態の燃料電池システム1の構成>>
図1は、本発明を適用した燃料電池システム1の燃料電池2と燃料電池2に接続される配管内の水素、空気、および燃料電池2への冷媒の流れを矢印で表した概念的構成図である。
図1に示すように、燃料電池システム1は、車両(図示せず)に搭載されたものであり、燃料電池2のアノード電極2bに燃料ガスの水素が供給されるとともにカソード電極2cに酸化剤ガスの空気中の酸素が供給され、水素と酸素との電気化学反応が進行し走行モータ等の負荷(図示せず)へと電流が取り出されている。なお、供給された水素及び酸素は、燃料電池2から電流が取り出されることに用いられない場合、消費されることなく、そのまま燃料電池2から排水素、排空気として排出される。
なお、燃費を改善するため等の理由により、燃料電池2から排出された水素を、該水素内の水蒸気を凝縮し貯留するキャッチタンクCT等を有する循環流路J1を通して燃料電池2直前の水素供給路の配管H1に送った後、エゼクタ3を介して循環させ再使用している。
この燃料電池2は、イオン導電性を有する固体高分子電解質膜2aの一方の片面を触媒を含んでなるアノード電極2bと他方の片面を触媒を含んでなるカソード電極2cとで挟んだ膜電極構造体(MEA:Membrane Electrode Assembly、以下、MEAと称す)の両面を導電性のセパレータ(図示せず)で挟んだセルが、多数、例えば、200枚直列に積層されたスタック2Sの構造に形成されている。前記セパレータには水素の通路、空気の通路、冷却水の通路が形成されており、供給される空気、水素、および冷却水循環装置(図示せず)から供給される水が、それぞれ混合しないように通流されている。
前記カソード電極2cに供給される空気は、エアーポンプ4を供給源として、空気供給路の空気供給用配管O1、O2を通して、エアーポンプ4で加圧され高温になった空気を冷却するインタークーラ5、供給される空気を発電に適した湿度に加湿する加湿器6、必要に応じ霧状の水を噴霧して補助的な加湿を行う加湿インジェクター7を介し、カソード電極2cに供給されている。このカソード電極2cに供給された空気のうち発電に使用されなかった空気は、配管O3を通して排出され、加湿器6で水分交換により水分を除去された後、燃料電池2内の空気圧を所定圧に保つ背圧弁8等を介して、車外へ排出されている。
また、インタークーラ5に接続される配管O1には、インタークーラ5を迂回する迂回用配管U1が配設され、この迂回用配管U1には、遮断弁B1が設けられている。
また、空気供給用配管O2に配設される加湿インジェクター7には遮断弁B2を介して水分の供給源となるタンクTが接続されており、このタンクT内には燃料電池2の発電に伴う生成水等が貯留されている。なお、タンクは、断熱構造等でタンクT内の水が凍結しないように構成されており、発電に伴う生成水以外の水を用いることも可能である。また、遮断弁B2は、無通電状態で閉弁しており、加湿インジェクター7で加湿する場合に通電され開弁し、加湿インジェクター7に加湿用の水を供給する。
空気供給用配管O1、O2に接続される加湿器6は、中空糸を用いて構成される主加湿装置であり、加湿インジェクター7は、必要に応じて使用する副加湿装置とされている。
加湿インジェクター7は、燃料電池2のカソード電極2cに供給される空気の湿度が足りない場合に、適宜、使用されるものであり、加湿時には遮断弁B2が開弁され、タンクTに貯留され圧力を加えられた水を、ガス状に噴霧し該空気を加湿する。
前記の如く、主加湿装置である加湿器6を、中空糸膜加湿装置としたことにより、通常運転中は、主加湿装置の加湿器6を用いることで複雑な加湿制御を必要とせず、また加湿不足が起きている場合には副加湿装置である加湿器6に比べ小型の加湿インジェクター7によりアシストできるため、燃料電池システム1全体の小型化が図られている。
また、発電によって高温になった燃料電池2を冷却するために、燃料電池2内に冷媒を通流するための冷却流路の配管Rが配設されており、この配管Rには、冷媒を送るための駆動源のウォータポンプWPと、燃料電池2内を通流して加熱された冷媒を冷却するためのラジエター9が配設されている。そして、ラジエター9に接続される配管R1には、冷媒の温度が所定温度になると開弁し燃料電池2で加熱された冷媒をラジエター9に流すサーモ弁B3が配設されている。なお、サーモ弁B3は、冷媒の温度が上昇するにつれ、ラジエター9へ流す冷媒の量を増加させる一般的なサーモスタット弁であるが、電子制御された弁でもよい。
さらに、燃料電池2のカソード電極2cに供給される空気の温度を測定するため、温度センサSt2が空気供給路の空気供給用配管O2に配設されるとともに、燃料電池2内のセルの温度t1を測定する温度センサSt1が、燃料電池2内に設けられている。
前記構成の燃料電池システム1は、制御装置Cによって統括的に制御されており、制御装置C内のROM(READ ONLY MEMORY)等の記憶装置に記憶した制御プログラムを実行することにより、燃料電池システム1の制御が行われている。
この制御装置Cには、温度センサSt1、St2の温度測定値等を入力データとする温度、湿度監視部と、タンクTと加湿インジェクター7間の遮断弁B2、加湿インジェクター7を稼動制御する加湿アシストデバイス制御部と、ウォータポンプWPを駆動制御する冷媒流量制御部と、燃料電池2の発電電圧、発電電流等を検出する発電性能検出部等が、アナログ−デジタル変換回路等の各種回路、および制御プログラムなどにより構成されている。
<<燃料電池システム1の氷点下起動発電安定制御>>
次に、燃料電池システム1の氷点下起動発電安定制御について、該制御フローを図示した図2、および図1を用いて説明する。なお、この制御は、制御装置Cの記憶装置に格納される制御プログラムを実行し、燃料電池システム1の構成機器から制御装置Cに信号が入力されるとともに、制御装置Cから該機器に制御信号等を出力することにより行われる。
まず、図2のS1において、イグニッションオンしたことが検知されると、図2のS2において、氷点下起動を行うか否か判断される。例えば、カソード電極2c近傍の温度センサSt2の測定温度が0℃以下か否か判断される。
なお、氷点下起動を行うか否かの判断は、種々の条件を勘案して任意に設定することが可能である。
氷点下起動を行わない場合、例えば、カソード電極2c近傍の温度センサSt2の測定温度が0℃より高い場合 (図2のS2でNo)、図2のS3において、図1に示すウォータポンプWPを駆動制御して燃料電池2内に冷媒を、冷却流路の配管Rを通して多く流すなどの通常起動制御が行われ、その後、後記の図2のS12に移行する。
一方、図2のS2において、氷点下起動を行うと判断された場合、例えば、カソード電極2c近傍の温度センサSt2の測定温度が0℃以下の場合(図2のS2でYes)、図2のS4において、暖機を促進するために、燃料電池2のアノード電極2bに水素を多く供給するとともに、エアーポンプ4の回転速度を速くするように制御し燃料電池2のカソード電極2cへ空気中の酸素を多く供給する氷点下独自の氷点下起動制御が行われる。
続いて、図2のS5において、燃料電池2のセルの温度t1を温度センサSt1により取得する。続いて、図2のS6において、燃料電池2のカソード電極2cに供給されるカソードガスの酸素を含む空気の湿度を、カソード電極2c近傍の配管に設置した湿度センサ(図示せず)によって取得する。
或いは、予め、実験的にカソード電極2c近傍のガス温度等に対するカソードガスの湿度のマップを作成し、該マップを制御装置C内のROM等の記憶装置に記憶しておき、温度センサSt2で取得したカソードガス温度、温度センサSt1の測定値等から該マップを参照して、カソード電極2cに供給されるカソードガス(酸素を含む空気)の湿度を検出する。
続いて、図2のS7において、図2のS5で得た燃料電池2のセルの温度t1と、図2のS6で得たカソード電極2cに供給される酸素を含む空気のカソードガス湿度から、燃料電池2の発電電圧低下を予測する。この発電電圧低下の予測は、下記のように行われる。
例えば、予め、実験的に燃料電池2のセルの温度とカソード電極2cに供給される空気のカソードガス湿度とに対する燃料電池2の発電電圧低下の予測データを取得し、該予測データのマップを制御装置C内のROM等の記憶装置に記憶しておく。そして、図2のS5で得た燃料電池2の温度と、図2のS6で得たカソード電極2cに供給される空気のカソードガス湿度から、該マップを参照して燃料電池2の発電電圧低下を予測する。なお、マップはテーブルや関数などでもよい。
続いて、図2のS8において、燃料電池2の発電電圧低下が予測されたか否かが判断される。
燃料電池2の発電電圧低下が予測されない場合(図2のS8でNo)、図2のS10において、ウォータポンプWPを低回転制御し燃料電池2への冷媒量を絞る等の氷点下の通常の起動制御が行われる。その後、後記の図2のS11に移行する。
一方、図2のS8において、燃料電池2の発電電圧低下が予測される場合(図2のS8でYes)、図2のS9において、電圧低下防止制御が行われる。
<<電圧低下防止制御>>
図3は、燃料電池2のセル温度t1に対する燃料電池2の発電に適したカソード電極2cに供給されるカソードガス(空気)の湿度との関係を表した図であり、横軸に燃料電池2のセル温度t1をとり、縦軸にカソードガス(空気)の湿度をとっている。
図3に示す線hより下方の領域が湿度不足のために、電圧低下が予測される領域である。
燃料電池2の氷点下発電起動における電圧低下を考慮するに、氷点下環境において燃料電池2が氷点下に冷却された状態から起動し発電を行った場合、発電に伴う自己発熱で燃料電池2のMEAの温度上昇に比べて、燃料電池2のカソード電極2cヘ供給する空気の温度t1が低く、該空気の湿度が発電に適した湿度より低い場合に電圧低下が起こると考えられる。
そこで、電圧低下防止制御としては、カソード電極2cに供給する空気を加湿し発電に適した湿度にする制御がある。或いは、図9に示すように、時刻T0〜時刻T3間において、カソード電極2c入り口のカソードガス、すなわち空気温度t2が燃料電池2の発電に伴う燃料電池2の自己発熱によるセルの温度t1の上昇に乖離して低いことが明かである。この両者の温度の乖離現象が、燃料電池2の氷点下起動の電圧低下に影響していると推測されるため、燃料電池2のスタック2S自体を冷却して燃料電池2のセルの温度t1を低下させ、カソード電極入り口のカソードガス(空気)温度t2に近づけるなど、後記の第1から第4の電圧低下防止制御A、B、C、Dがある。
図4(a)は、電圧低下防止制御Aの制御フローを示す図である。
図4(a)に示す第1の電圧低下防止制御Aは、カソード電極2cに供給される空気に加湿インジェクター7によってタンクT内の水を噴霧し加湿量を増量し、該空気を発電に適した湿度にする制御である。図4(a)のS9a1において、カソード電極2c入り口のカソードガス、すなわち空気の湿度不足量を算出する。例えば、予め、氷点下発電時の種々の条件における最適湿度を実験的に求め、マップとして制御装置Cの記憶装置に格納しておく。
そして、カソード電極2c入り口の空気供給用の配管O2(図1参照)に配設した湿度センサ(図示せず)により氷点下発電時の湿度データを取得するとともに、温度センサSt1によって燃料電池2内の温度t1を取得し、記憶装置に格納されたマップを参照して、測定した条件下におけるカソード電極2cに供給する空気の湿度不足量を算出する。或いは、湿度センサを用いることなく、温度センサSt1によって燃料電池2内の温度t1を取得するとともに、温度センサSt2によってカソード電極2cに供給する空気の温度を取得して、記憶装置に格納されたマップを参照して、測定した温度条件におけるカソード電極2cに供給する空気の湿度不足量を算出する。
続いて、図4(a)のS9a2において、図1に示すように、空気供給用配管O2を通して燃料電池2のカソード電極2cに供給される空気に、S9a1にて求めた湿度不足量の水分を加湿インジェクター7を用いてタンクT内の水を噴霧し加える。以上が、電圧低下防止制御Aである。
図5は、氷点下で低温起動した際に第1の電圧低下防止制御Aを行った場合の経過時間Tに対する燃料電池2の出力電流(以下、FC電流と称す)、燃料電池2の出力電圧(以下、FC電圧と称す)、燃料電池2を構成するセルの温度t1、および燃料電池2の酸化剤ガスの酸素が供給されるカソード電極2c入り口のガス(空気)温度t2の関係を表した図である。なお、横軸に経過時間をとり、縦軸にFC電圧、FC電流、セルの温度t1、およびカソード電極2c入り口のカソードガス、すなわち空気温度t2をとっている。
図5によれば、第1の電圧低下防止制御Aを行わない場合には、FC電圧が、時刻T3近傍で二点鎖線で表されるように大きく電圧低下するが(図9中の従来のFC電圧を示す実線)、第1の電圧低下防止制御Aを行うことにより、時刻T1から時刻T4間でFC電圧が実線で表されるように安定化する。
前記電圧低下防止制御Aを、図2のS9で行った後、図2のS11に移行する。
次に、第2の電圧低下防止制御Bについて説明する。
図4(b)は、電圧低下防止制御Bの制御フローを示す図である。また、図6は、氷点下で低温起動した際に第2の電圧低下防止制御Bを行った場合の経過時間Tに対する燃料電池2の出力電流(以下、FC電流と称す)、燃料電池2の出力電圧(以下、FC電圧と称す)、燃料電池2を構成するセルの温度t1、および燃料電池2の酸化剤ガスの酸素が供給されるカソード電極入り口のガス(空気)温度t2の関係を表した図である。なお、横軸に経過時間をとり、縦軸にFC電圧、FC電流、セルの温度t1、およびカソード電極2c入り口のカソードガス、すなわち空気温度t2をとっている。
図4(b)に示す第2の電圧低下防止制御Bは、図6に示すように、氷点下の発電起動において、時刻T0〜T3間で燃料電池2のMEAを冷却し、セルの温度t1を実線t11で示す温度にして、カソード電極入り口のカソードガス(空気)の温度t2に近づける制御である。なお、二点鎖線t10は、電圧低下防止制御Bを行わない場合のセルの温度t1を示している。
図4(b)のS9b1において、温度センサSt1によって燃料電池2内のセルの温度t1を取得する。或いは、温度センサSt2によって燃料電池2のカソード電極2cに供給される空気の温度t2を測定し、燃料電池2内のセルの温度t1を推測する。そして、燃料電池2内のセルの温度t1を図6に示す実線のように、カソードガスの空気の温度t2に近づける冷却量(この冷却量を冷却不足量とする)、すなわち、時刻T0からT3間において図6に示す燃料電池2内のセルの温度t1を二点鎖線t10から実線t11に低下させる冷却不足量を算出する。
続いて、図4(b)のS9b2において、図1に示すウォータポンプWPの回転速度を上昇させ冷媒量を増加させ冷却流路の配管Rを通して燃料電池2のMEAに送り、S9b1で求めた冷却不足量を燃料電池2に与えて冷却し、図6に示すセルの温度t1を二点鎖線t10から実線t11に低下させる。以上が、電圧低下防止制御Bである。
図6によれば、電圧低下防止制御Bを行い燃料電池2のMEAを冷却し燃料電池2のセルの温度t1を二点鎖線t10から実線t11に低下させ、燃料電池2のセルの温度t1とカソードガス温度t2との温度差を低減させることにより、FC電圧が時刻T1から時刻T4間で実線で表されるように安定化する。
前記電圧低下防止制御Bを、図2のS9で行った後、図2のS11に移行する。
次に、第3の電圧低下防止制御Cについて説明する。
図4(c)は、電圧低下防止制御Cの制御フローを示す図である。
図4(c)に示す第3の電圧低下防止制御Cは、前記の電圧低下防止制御Aと電圧低下防止制御Bとを組み合わせて行う電圧低下防止制御である。
図4(c)のS9c1において、カソード電極2c入り口のカソードガス、すなわち空気の湿度不足量の算出が行われる。この算出は、前記の図4(a)のS9a1と同様であるため説明は省略するが、本制御においては、電圧低下防止制御B(図4(b)参照)を組み合わせた制御であるため、電圧低下防止制御Bとの兼ね合いで、湿度不足量を算出する。例えば、求める湿度不足量の電圧低下防止制御Cにおける寄与率を1/2とする、或いは、1/3とする場合等がある。
続いて、図4(c)のS9c2において、燃料電池2内のセルの温度t1を低下させる冷却不足量算出が行われる。この算出は、前記の図4(b)のS9b1と同様であるため説明は省略するが、本制御においては、電圧低下防止制御A(図4(a)参照)を組み合わせた制御であるため、電圧低下防止制御Aとの兼ね合いで、冷却不足量を算出する。例えば、求める冷却不足量の電圧低下防止制御Cにおける寄与率を1/2とする、或いは、2/3とする場合等がある。なお、電圧低下防止制御Cにおける電圧低下防止制御Aと電圧低下防止制御Bとのそれぞれの寄与率は、例えば、エネルギー消費が最小、すなわち、燃費が最小になるように決定することができる。
続いて、図4(c)のS9c3において、S9c1で求めた湿度不足量に基づいて、図4(a)のS9a2と同様な加湿アシスト実行が行われる。この加湿アシスト実行は、前記の図4(a)のS9a2と同様であるので、詳細な説明は省略する。
また、加湿アシストと同時に、S9c2で求めた冷却不足量に基づいて、図4(b)のS9b2と同様なウォータポンプWPの回転数の上昇制御が行われる。このウォータポンプWPの回転数の上昇実行制御は、前記の図4(a)のS9b2と同様であるので、詳細な説明は省略する。以上が、電圧低下防止制御Cである。
図7は、氷点下で低温起動した際に第3の電圧低下防止制御C、すなわち、電圧低下防止制御Aと電圧低下防止制御Bとを組み合わせて行う電圧低下防止制御を行った場合の経過時間Tに対する燃料電池2の出力電流(以下、FC電流と称す)、燃料電池2の出力電圧(以下、FC電圧と称す)、燃料電池2を構成するセルの温度t1、および燃料電池の酸化剤ガスの酸素が供給されるカソード電極2c入り口のガス(空気)温度t2の関係を表した図である。なお、同図は、横軸に経過時間をとり、縦軸にFC電圧、FC電流、セルの温度t1、およびカソード電極2c入り口のカソードガス(空気)温度t2をとっている。
図7によれば、図4(c)のS9c3において、カソード電極2c入り口に供給されるカソードガス、すなわち空気に加湿インジェクター7によってタンク内の水を噴霧し加湿量を増量するとともに、ウォータポンプWPの回転速度を上昇させ冷媒量を増加させ燃料電池2を冷却するので、図7の時刻T0と時刻T3間で燃料電池のセルの温度t1が、前記加湿量を増量する制御との兼ね合いで若干、低下している。そして、時刻T1〜時刻T4間でFC電圧が低下することなく、安定化している。
前記電圧低下防止制御Cを、図2のS9で行った後、図2のS11に移行する。
次に、第4の電圧低下防止制御Dについて説明する。
図8は、氷点下で低温発電起動した際に電圧低下防止制御Dを行った場合の経過時間Tに対する燃料電池2の出力電流(以下、FC電流と称す)、燃料電池2の出力電圧(以下、FC電圧と称す)、燃料電池2を構成するセルの温度t1、および燃料電池2の酸化剤ガスの酸素を含む空気が供給されるカソード電極2c入り口温度t2の関係を表した図である。なお、横軸に経過時間をとり、縦軸にFC電圧、FC電流、セルの温度t1、およびカソード電極2c入り口のカソードガス(空気)温度t2をとっている。
第4の電圧低下防止制御Dは、図8に示すように、時刻T0〜時刻T3間でカソード電極2cに供給されるカソードガス、すなわち空気の温度t2を上昇させて、燃料電池2内のセルの温度t1に近づけ電圧低下を防止するものである。
第4の電圧低下防止制御Dは、図1に示すように、インタークーラ5を迂回する迂回用配管U1の遮断弁B1を開弁して、エアーポンプ4から送られる空気を、空気供給用配管O1から熱交換器のインタークーラ5を迂回させて燃料電池のカソード電極2cに供給し、酸化剤ガスの酸素を含む空気をインタークーラ5で冷却することなくカソード電極2cに供給し、カソードガス温度t2の上昇を図る制御である。この電圧低下防止制御Dは、電圧低下防止制御Cと組み合わせる構成とすることも可能である。
カソード電極2cに供給する空気を、インタークーラ5で冷却することなく供給するので、図8に示すように、時刻T0〜時刻T3間で、カソード電極2cに供給する空気の温度t2が、実線t21で表わすように、高くなり、その結果、FC電圧は、時刻T3で低下することなく、安定化されている。なお、図8中の二点鎖線t20は、迂回用配管U1の遮断弁B1を閉弁してインタークーラ5を通して空気を供給した場合のカソード電極2cの空気の温度t2を示している。
前記電圧低下防止制御Dを、図2のS9で行った後、図2のS11に移行する。以上が、電圧低下防止制御A〜Dである。<<電圧低下防止制御の終了>>
前記した図2のS9における電圧低下防止制御の後、図2のS11において、燃料電池2の発電電圧が安定したか否か判断される。燃料電池2の発電電圧が安定しない場合(図2のS11でNo)、図2のS5に移行する。
一方、燃料電池2の発電電圧が安定した場合(図2のS11でYes)、図2のS12に移行して、通常発電が行われる。
続いて、図2のS13において、イグニッションオフされたか否か、判断される。イグニッションオフされない場合(図2のS13でNo)、図2のS12に移行する。一方、イグニッションオフされた場合(図2のS13でYes)、制御を終了する。
以上が、図2に示す氷点下起動発電安定制御である。
前記構成によれば、燃料電池2を氷点下で発電するに際して、燃料電池2のカソード電極2cに供給されるカソードガスの湿度、すなわち空気の湿度と燃料電池2内の温度等に基づいて燃料電池2の電圧が低下することを予測するため、カソードガス(空気)の湿度不足や燃料電池2の冷却不足による電圧低下が発生する前に電圧低下防止制御を行うことが可能であり、発電電圧の低下による発電性能の低下を防止できる。
なお、前記実施例においては、車両に搭載した燃料電池システム1を例示して説明したが、本発明は、車両等の移動機械以外に家庭用機器、事業用機器等に用いられる燃料電池システム、および定置式の燃料電池システム等に広汎に適用可能である。
本発明に関わる実施例の燃料電池システムにおける燃料電池と燃料電池に接続される配管内の水素、空気、および燃料電池への冷媒の流れを矢印で表した概念的構成図である。 実施例の燃料電池システムの氷点下起動発電安定制御フローを示す図である。 実施例の燃料電池のセル温度に対する燃料電池の発電に適したカソード電極に供給されるカソードガス(空気)の湿度との関係を表した図である。 (a)図は電圧低下防止制御Aの制御フローを示す図であり、(b)図は電圧低下防止制御Bの制御フローを示す図であり、および(c)図は電圧低下防止制御Cの制御フローを示す図である。 氷点下で燃料電池を低温起動した際に第1の電圧低下防止制御Aを行った場合の経過時間に対する燃料電池の出力電流、燃料電池の出力電圧、燃料電池を構成するセルの温度、および燃料電池の酸化剤ガスの酸素が供給されるカソード電極入り口の温度の関係を表した図である。 氷点下で燃料電池を低温起動した際に第2の電圧低下防止制御Bを行った場合の経過時間に対する燃料電池の出力電流、燃料電池の出力電圧、燃料電池を構成するセルの温度、および燃料電池の酸化剤ガスの酸素が供給されるカソード電極入り口のガス温度の関係を表した図である。 氷点下で燃料電池を低温起動した際に第3の電圧低下防止制御Cを行った場合の経過時間に対する燃料電池の出力電流、燃料電池の出力電圧、燃料電池を構成するセルの温度、および燃料電池の酸化剤ガスの酸素が供給されるカソード電極入り口のガス温度の関係を表した図である。 氷点下で燃料電池を低温起動した際に第4の電圧低下防止制御Dを行った場合の経過時間に対する燃料電池の出力電流、燃料電池の出力電圧、燃料電池を構成するセルの温度、および燃料電池の酸化剤ガスの酸素が供給されるカソード電極入り口のガス温度の関係を表した図である。 従来の氷点下で燃料電池を低温起動した場合の経過時間に対する燃料電池の出力電流、燃料電池の出力電圧、燃料電池を構成するセルの温度、燃料電池のカソード電極入り口のガス温度との関係を表した図である。
符号の説明
1…燃料電池システム
2…燃料電池
2S…スタック
6…加湿器(主加湿装置)
7…加湿インジェクター(電圧低下防止制御手段、副加湿装置)
B1…遮断弁(電圧低下防止制御手段、温度差低減制御手段)
B2…遮断弁(電圧低下防止制御手段、副加湿装置)
B3…サーモ弁(電圧低下防止制御手段、温度差低減制御手段)
C…制御装置(カソードガス湿度検出手段、燃料電池スタック温度検出手段、氷点下起動判定手段、電圧低下予測手段、電圧低下防止制御手段、発電安定性判定手段、温度差低減制御手段)
R…配管(電圧低下防止制御手段、温度差低減制御手段)
St1…温度センサ(カソードガス湿度検出手段、燃料電池スタック温度検出手段)
St2…温度センサ(カソードガス湿度検出手段)
T…タンク(電圧低下防止制御手段、副加湿装置)
U1…迂回用配管(電圧低下防止制御手段、温度差低減制御手段)
WP…ウォータポンプ(電圧低下防止制御手段、温度差低減制御手段)

Claims (4)

  1. アノードガスとカソードガスが供給されて発電する燃料電池のスタックと、前記カソードガスの湿度を検出するカソードガス湿度検出手段と、前記燃料電池のスタック内の温度を検出する燃料電池スタック温度検出手段と、前記燃料電池のスタックの発電起動を氷点下起動にするか否か判定する氷点下起動判定手段とを有する燃料電池システムであって、
    前記氷点下起動判定手段により氷点下発電起動を行うと判定された場合に、前記カソードガスの湿度と前記スタック内の温度に基づいて前記スタックの発電電圧が低下することを予測する電圧低下予測手段と、
    前記発電電圧が低下すると予測された場合に発電電圧低下を防止する制御を行う電圧低下防止制御手段とを
    有することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記スタックの発電が安定したか否かを判定する発電安定性判定手段をさらに有し、
    前記発電安定性判断手段により前記燃料電池の発電が安定したと判定された場合は、前記電圧低下防止制御手段による発電電圧低下を防止する制御を終了する
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記カソードガスを加湿する主加湿装置と、該主加湿装置による加湿を補助する副加湿装置とをさらに有し、
    前記電圧低下防止制御手段は、前記電圧低下予測手段によって前記スタックの発電電圧が低下すると予測される場合、前記副加湿装置により前記カソードガスの湿度を上昇させる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記スタック内の温度と前記カソードガスの温度との温度差を低減させる温度差低減制御手段をさらに有し、
    前記電圧低下防止制御手段は、前記電圧低下予測手段によって前記スタックの電圧が低下すると予測される場合、前記温度差低減制御手段により前記スタック内の温度と前記カソードガスの温度との温度差を低減させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちの何れか一項に記載の燃料電池システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10340541B2 (en) 2015-03-30 2019-07-02 Hyundai Motor Company Operation control method and system of fuel cell

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