JP2007018170A - 一部に折れがある紙幣の取扱 - Google Patents

一部に折れがある紙幣の取扱 Download PDF

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Abstract

【課題】 紙幣の一部が折れた折れ紙幣を投入した際の利用者の手間を軽減することを目的とする技術を提供する。
【解決手段】 センサ部530aにより読み取った情報に基づいて、入金紙幣が、搬送方向に対して前の角が折れている折れ紙幣である場合は、再送エリア522に紙幣を搬送する。再送エリア522内では、折れている箇所は上になる。そして、再送エリア522内の折れ紙幣を再送する。搬送ローラ551,552の作用や再送エリア522内で紙幣の折れが修正される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、一部に折れがある紙幣の取扱に関する。
紙幣の角の部分が折れている耳折れ紙幣は、ATM(Automated Teller Machines)内で、折れた部分が搬送路の継ぎ目に入りジャムを発生させたり、折れている部分が厚いため紙幣の搬送を不安定にしたりするなど、ATMの安定稼動の妨げとなることが多い。よって、耳折れ紙幣は利用者に返却することが一般的である。耳折れ紙幣を返却された利用者は、折れを伸ばす修正をしてから紙幣をATMに再投入することが多い。
特開平7−14048号公報 特開2003−288628号公報
しかしながら、利用者が紙幣を再投入した方向が悪ければ、搬送の方向が悪いために紙幣は搬送用のローラなどの作用により再度耳折れを生じるので、紙幣は耳折れ紙幣として再度返却される。この場合には、利用者は何度も折れを修正して紙幣の投入を繰りかえさなければならず、利用者の大きな手間となり問題であった。
このような問題は、紙幣の角の部分が折れている耳折れ紙幣に限らず、紙幣の一部が破れ、破れた部位が捲れて折れている紙幣を含む折れ紙幣に共通の問題であった。更に、ATMに限らず、現金自動支払機(cash dispenser)や発券装置など、紙幣を取り扱う機能を有する自動取引装置や紙幣取扱装置に共通の問題であった。
本発明は、上記した問題点を解決するためになされたものであり、折れ紙幣を投入した際の利用者の手間を軽減することを目的とする技術を提供することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するため、本発明による装置は、紙幣を用いた入金取引または振込取引を実行するための装置であって、入金された紙幣の特徴を読み取り、入金紙幣の特徴を示す入金紙幣特徴データを取得するセンサ部と、前記入金紙幣特徴データに基づいて、前記入金紙幣は一部に折れがある可能性がある折れ紙幣であるか否かを、前記入金紙幣に一部欠損した欠損領域が存在するか否かにより判定する折れ紙幣判定部と、前記入金紙幣が折れ紙幣である場合は、該入金紙幣の折れを修正するための折れ修正処理を実行する折れ修正処理部とを備えることを特徴とする。
本発明の装置は、折れ紙幣を投入した際の利用者の手間を軽減することを目的として、折れ紙幣の折れを修正するための折れ修正処理を実行することができる。
更に、紙幣を搬送する搬送装置を備え、前記折れ修正処理は、前記搬送装置を制御することによって、前記入金紙幣の搬送の向きを逆向きに変更する処理であるものとしても良い。
入金紙幣の搬送の向きを逆向きにすることにより、入金紙幣の折れを修正する可能性がある。
前記折れ修正処理は、利用者に前記入金紙幣を返却し、前記入金紙幣の再投入方向を指示するガイダンスを表示する処理であって、前記再投入方向は、前記入金紙幣の搬送時に折れが修正される可能性のある方向であるものとしても良い。
これによれば、入金紙幣を返却することで、利用者が折れを修正する可能性がある。利用者が折れを修正しない場合であっても、入金紙幣の折れが搬送時に修正される可能性のある方向で紙幣を再投入するよう指示するガイダンスを表示することにより、入金紙幣の折れが搬送時に修正される可能性がある。入金紙幣の折れが搬送時に修正される可能性のある方向に紙幣が投入された場合は、紙幣が搬送時に再度折れる可能性も低い。
前記入金紙幣特徴データは、前記装置内の前記入金紙幣の画像データを含み、前記折れ修正処理部は、前記ガイダンスに、前記画像データに基づく前記入金紙幣の画像を表示するものとしても良い。
これによれば、利用者に装置内での入金紙幣の画像を見せることができる。
前記折れ修正処理部は、更に、前記入金紙幣が折れ紙幣である場合、該折れが修正される可能性のあるものであるか否かを前記入金特徴データに基づいて判定する判定部を備え、前記判定部が、修正される可能性があると判定した場合にのみ、前記折れ修正処理を実行するものとしても良い。
これによれば、折れが修正可能なものであると判定した場合に折れ修正処理を実行するので、不要な折れ修正処理を実行することが少なくなる。
更に、紙幣を搬送する搬送装置を備え、前記判定部は、前記入金紙幣の折り目の山に相当する部位が、前記入金紙幣が搬送される状態で搬送方向に向いているか否かを判定することにより、前記入金紙幣の折れが修正可能なものであるか否かを判定するものとしても良い。
前記判定部は、前記欠損領域の大きさが、予め定められた閾値以内であるか否かを判定することにより、前記入金紙幣の折れが修正可能なものであるか否かを判定するものとしても良い。
前記折れ修正処理部は、更に、前記判定部が、前記入金紙幣の折れが修正される可能性がないものであると判定した場合に、前記入金紙幣を返却する返却部を備えるものとしても良い。
これによれば、折れが修正不可能なものであると判定した場合には入金紙幣を返却するので、入金紙幣が装置の安定稼動の妨げとなることを防止することができる。
前記折れ修正処理部は、更に、真正の紙幣である正券の特徴を示す正券特徴データを記憶する記憶部と、前記入金紙幣特徴データと前記正券特徴データに基づいて、前記入金紙幣が折れのある正券であるか否かを判定する正券判定部とを備え、前記入金紙幣が折れのある正券である場合にのみ、前記折れ修正処理を実行するものとしても良い。
これによれば、入金紙幣が正券である場合にのみ折れ修正処理を実行するので、不要な折れ修正処理を実行することが少なくなる。
前記正券判定部は、前記正券特徴データに基づいて、正券が前記欠損領域を生じるように折れた場合の特徴データを生成し、該特徴データと前記入金紙幣特徴データを比較し、入金紙幣が折れのある正券であるか否かを判定するものとしても良い。
前記特徴は、紙幣のデザインと、紙幣に付加された磁気と、紙幣の厚みとのうち少なくともいずれか1つであるものとしても良い。
前記折れ紙幣は、紙幣の角が折れている耳折れ紙幣、または、紙幣の一部が破れ、破れた部位が捲れて折れている捲れ紙幣であるものとしても良い。
あるいは、上記課題の少なくとも一部を解決するため、本発明による装置は、紙幣を用いた入金取引または振込取引を実行するための装置であって、紙幣を搬送する搬送装置と、入金された紙幣の一部に折れがあるか否かに関わらず、入金紙幣の折れを修正する目的で、紙幣の搬送の向きを逆向きに変更する折れ修正処理を実行する折れ修正処理部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、入金された紙幣の一部に折れがあるか否かに関わらず、折れ修正処理を実行するので、入金紙幣に折れがあるか否かの判定を省略しつつ、折れがあれば折れ修正処理により折れを修正することも可能である。これにより、折れ紙幣を投入した際の利用者の手間を軽減することができる。
なお、本発明は種々の形態で実現可能であり、例えば、方法,紙幣鑑別装置および方法,これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現可能である。
図1は、本発明の装置の1種であるATM(Automated Teller Machines)1000を示すブロック図である。ATM1000は、一部に折れがある折れ紙幣の折れを修正する(折れを伸ばす)ことを目的とする折れ修正処理を実行する機能を有する。ATM1000は、表示・操作部100と、通帳取扱部200と、カード取扱部300と、明細票発行部400と、紙幣取扱装置500と、記憶部600と、制御部700を備える。
表示・操作部100は、操作内容などのガイダンスを表示し、利用者から取引内容の入力を受け付けるタッチパネルである。通帳取扱部200は、利用者から挿入された通帳の口座番号を読み取ったり、通帳に残高などを印字したりする機能を有する。カード取扱部300は、利用者から挿入されたキャッシュカードから口座番号を読み取る機能を有する。明細票発行部400は、取引内容を示す明細票を印字し、発行する機能を有する。紙幣取扱装置500は、利用者から取引のために入金された入金紙幣を取り扱う。なお、入金紙幣は、入金取引のために入金された紙幣に限らず、現金による振込取引のために入金された紙幣も含む。
図2は、紙幣取扱装置500を示す説明図である。上部には、紙幣取扱装置制御部570と、紙幣取扱装置記憶部580のブロック図を示した。詳しくは後述する。紙幣取扱装置500は、入出金口510と、入出金紙幣収納部520と、紙幣鑑別部530と、一時保管庫540と、搬送装置550と、紙幣格納庫560を備える。入出金口510は、開閉可能なシャッターであり、利用者が入金を行なう際に開く。
入出金紙幣収納部520は、仕切板524〜526を備え、仕切板524と仕切板525により、投入エリア521と、再送エリア522と、返却エリア523に分けられている。仕切板524〜526は、図示しない移動制御装置の機能により入出金紙幣収納部520内で矢印A1が示す両方向に移動可能である。
紙幣鑑別部530は、センサ部530aを備える。図3は、センサ部530aを示す説明図である。図3(a)は、センサ部530aの垂直断面の概略図であり、図3(b)は、センサ部530aの水平断面の概略図である。図3(b)では、斜線を施した部分がそれぞれ1つのセンサに相当する。各センサ531〜535は、紙幣の幅よりも長い距離にわたって複数のセンサが横並びに配置されている。各センサ531〜535は、各々独立して矢印A2の方向に搬送されてきた入金紙幣Pmの特徴を読み取ることができる。なお、図示した各センサ531〜535の数は例示であり、実際には図より多数のセンサが横並びに配置されている。
センサ部530aは、2つの反射型カラーセンサ531,532と、透過型センサ533と、磁気センサ534と、厚みセンサ535を備える。
反射型カラーセンサ531の発光部531aと受光部531bは、紙幣から見て同じ側に配置されている。他の反射型カラーセンサ532の発光部532aと受光部532bも同様である。反射型カラーセンサ531,532は、入金紙幣両面の画像を読み取り、入金紙幣画像データとして図2の入金紙幣特徴データ記憶領域581に記憶させる。画像は、本発明のデザインに相当する。図4(b)は、入金紙幣Pmが図4(a)である場合の入金紙幣画像データに基づく入金紙幣の画像を示す説明図である。図4(a)の入金紙幣Pmには一部折れがあり、図4(b)の入金紙幣Pmの画像においても折れが確認できる。
図3の透過型センサ533の発光部533aと受光部533bは、紙幣を挟んで反対側に配置されている。透過型センサ533は、紙幣の外形を読み取り、入金紙幣外形データとして入金紙幣特徴データ記憶領域581に記憶させる。図4(c)は、入金紙幣Pmの入金紙幣外形データに基づく入金紙幣の外形を示す説明図である。図4(c)の入金紙幣Pmの外形においては、紙幣の一部の欠損が確認できる。
図3の磁気センサ534は、入金紙幣Pmの印刷に使用された磁性を帯びたインクによる磁気特性を読み取り、入金紙幣磁気データとして入金紙幣特徴データ記憶領域581に記憶させる。図4(d)は、入金紙幣磁気データに基づく入金紙幣の磁気パターンを示す説明図である。図4(d)の磁気パターンは、例示である。図4(d)の入金紙幣Pmの磁気パターンにおいては、点線で示す折れ領域Aa内で磁気が重なる。
図3の厚みセンサ535は、2つのロール535a,535bの間を紙幣が通る際のロール535a,535bの軸の移動量から紙幣の厚みを測定する。そして、該厚みを入金紙幣厚みデータとして入金紙幣特徴データ記憶領域581に記憶させる。図4(d)は、入金紙幣厚みデータに基づく入金紙幣Pmの厚みを示す説明図である。th11〜thmnは、入金紙幣の各部位の厚みを示している。図4(d)の入金紙幣の厚みにおいては、点線で示す折れ領域Aa内で厚みが増している。
入金紙幣画像データと、入金紙幣外形データと、入金紙幣磁気データと、入金紙幣厚みデータを併せて入金紙幣特徴データと呼ぶ。なお、入金紙幣画像データからは、入金紙幣Pmの外形も判別可能である。
図2の一時保管庫540は、入金紙幣Pmが正券(真正の紙幣)である場合、入金紙幣Pmを紙幣格納庫560に格納する前に一時紙幣を保管するための装置である。搬送装置550は、搬送ローラ551〜553と、切替ゲート554,555と、搬送路556を備え、入金紙幣Pmを搬送する。搬送ローラ551〜553は、それぞれ一対のローラで回転作動し、入金紙幣Pmを搬送路556に沿って搬送する。搬送ローラ551〜553は図示した以外にも多数存在する。切替ゲート554,555は、入金紙幣Pmの搬送方向を切り替える。詳しくは後述する。紙幣格納庫560は、正券を格納する。正券以外に、使用不可能なリジェクト紙幣を格納する場合もある。
紙幣取扱装置制御部570は、紙幣状態判定部571と、折れ修正処理部572と、返却部573を備える。紙幣取扱装置制御部570は、入金紙幣Pmの一部に折れがある可能性があるか否かを、入金紙幣Pmに一部欠損した欠損領域が存在するか否かにより判定する。紙幣取扱装置制御部570は、本発明の折れ紙幣判定部に相当する。紙幣状態判定部571は、入金紙幣Pmに欠損領域が存在する場合に、入金紙幣Pmの紙幣状態を判定し、紙幣状態記憶領域582に記憶させる。
図5は、紙幣状態を示すための説明図である。紙幣状態には、偽/破れ状態と、折大状態と、順折小状態と、逆折小状態が存在する。図5(a),(b)には偽/破れ状態の入金紙幣Pmの例を示した。図5(a)は紙幣の一部が破れた入金紙幣Pmである。図5(b)は、紙幣の一部が破損し、更にカラーコピーなどで作成された偽の紙幣Pm1が貼り付けられている入金紙幣Pmである。図5(a),(b)のように、入金紙幣Pmが、斜線で示す欠損領域Laが存在するにも関わらず、正券が折れた紙幣(以下、正券折れ紙幣と呼ぶ)ではない場合は、紙幣状態判定部571は、その紙幣が偽/破れ状態であることを紙幣状態記憶領域582に記憶させる。他にも、欠損した偽の紙幣など、偽/破れ状態の入金紙幣Pmは種々存在する。
図5(c)には、折大状態の入金紙幣Pmの外形の例を示した。入金紙幣Pmが正券折れ紙幣であり、かつ図5(c)のように斜線で示す欠損領域Laの縦L1,横W1の長さの一方が点線で示す閾値Bl(例えば縦20mm,横20mm)以上である場合は、紙幣状態判定部571は、その紙幣が折大状態であることを紙幣状態記憶領域582に記憶させる。
図5(d)には、順折小状態の入金紙幣Pmの外形の例を示した。入金紙幣Pmが正券折れ紙幣であり、かつ図5(d)のように欠損領域Laの縦L1,横W1の長さが共に閾値Blより小さい状態は、折小状態として認識される。また、折小状態であって、かつ、図5(d)に太線で示す折り目Llの山に相当する部位が紙幣の搬送方向の順方向に向いている場合は、紙幣状態判定部571は、その紙幣が順折小状態であることを紙幣状態記憶領域582に記憶させる。
図5(e)には、逆折小状態の入金紙幣Pmの外形の例を示した。逆折小状態とは、折小状態であって、かつ、折り目Llの山に相当する部位が紙幣の搬送方向と逆方向に向いている場合を意味する。このとき、紙幣状態判定部571は、その紙幣が逆折小状態であることを紙幣状態記憶領域582に記憶させる。紙幣状態判定部571は、本発明の判定部と正券判定部に相当する。
図2の折れ修正処理部572は、順折小状態の入金紙幣Pmの折れを修正する目的で、折れ修正処理を実行する。返却部573は、偽/破れ状態と、折大状態と、逆折小状態の入金紙幣Pmを返却エリア523へ返却する。
紙幣取扱装置記憶部580は、入金紙幣特徴データ記憶領域581と、紙幣状態記憶領域582と、正券特徴データベース(DB)583とを備える。入金紙幣特徴データ記憶領域581は、先述したように入金紙幣特徴データを記憶するための領域である。
紙幣状態記憶領域582は、先述した入金紙幣Pmの紙幣状態を記憶するための領域である。図6は、入金紙幣PmがATM1000に一度に複数枚投入された場合の紙幣状態記憶領域582を示す説明図である。紙幣状態記憶領域582には、入金紙幣Pmの紙幣状態が入金紙幣Pmの搬送順に記憶される。
図7は、正券特徴DB583を示す説明図である。正券特徴DB583は、図示したように、金種と表裏毎に、正券の画像データと、外形データと、磁気データと、厚みデータ(以下、各々を「正券画像データ」、「正券外形データ」、「正券磁気データ」、「正券厚みデータ」と呼ぶ)を予め記憶している。正券画像データと、正券外形データと、正券磁気データと、正券厚みデータを併せて正券特徴データと呼ぶ。日本紙幣に限らず、外国の紙幣の正券特徴データも記憶しているものとしても良い。
図1の記憶部600は、各種データやプログラムを記憶する。制御部700はATM1000の各部と各装置を統括制御する。
図8は、ATM1000が実行する入金時の処理について示すフローチャートである。ATM1000の紙幣取扱装置制御部570は、まず、紙幣状態記憶領域582を初期化し、紙幣搬送処理を実行する(ステップS1)。
図9は、紙幣搬送処理を示すフローチャートである。利用者は、入金時、図2の投入エリア521に紙幣を投入する。紙幣取扱装置制御部570は、仕切板524を矢印A1の右矢印方向に移動させつつ、投入エリア521内の紙幣のうち1枚を矢印B1に沿って搬送させ、センサ部530aに到達させる。センサ部530aは、入金紙幣Pmの入金紙幣特徴データを読み取り、入金紙幣特徴データ記憶領域581に記憶させる。
紙幣取扱装置制御部570は、入金紙幣特徴データが入金紙幣特徴データ記憶領域581に保存されると、この入金紙幣特徴データを用いて図7の正券特徴DB583を検索し、入金紙幣Pmの金種と、表裏と、向きを調べる(ステップS10)。この処理は、図9に示す入金紙幣Pmにおける狭領域Na内の入金紙幣特徴データと狭領域Na内の正券特徴データを比較することにより行なわれる。この理由は、小さな折れの有無に関わらずに、金種と表裏と向きとを決定するためである。
次に、紙幣取扱装置制御部570は、入金紙幣Pmの入金紙幣外形データと、正券外形データを比較し、入金紙幣Pmに欠損領域Laが存在するか否か判断する(ステップS20)。存在しなければ、入金紙幣Pmの正偽判定をする(ステップS30)。このとき、図9に示す入金紙幣Pmにおける紙幣領域Pa内の入金紙幣特徴データと紙幣領域Pa内の正券特徴データを比較することにより、判定する。
入金紙幣Pmが正券であれば(ステップS40:YES)、紙幣取扱装置制御部570は、図2の切替ゲート554を点線の状態554bにし、矢印B3と矢印B4に沿って入金紙幣Pmを一時保管庫540に搬送する。入金紙幣Pmが正券でなければ(ステップS40:NO)、紙幣取扱装置制御部570は、偽/破れ状態と紙幣状態記憶領域582に記憶させる(ステップS60)。そして、図2の切替ゲート554を状態554aにし、切替ゲート555を点線の状態555bにし、矢印B3と矢印B5に沿って入金紙幣Pmを返却エリア523に搬送する(ステップS70)。
一方、入金紙幣Pmに欠損領域Laが存在する場合(ステップS20:YES)、紙幣状態判定部571は、紙幣状態判定処理を行なう(ステップS100)。図10は、紙幣状態判定処理を示すフローチャートである。紙幣状態判定部571は、入金紙幣Pmが、正券折れ紙幣であるか否か調べるため、まず、正券特徴データから正券折れ紙幣の特徴データを生成する(ステップS101)。
図11は、正券折れ紙幣の画像データを生成する処理を示す説明図である。紙幣状態判定部571は、まず、図9のステップS10で該当した正券画像データから欠損領域La内の画像データを削除し、切断画像データCdを生成する(処理1)。そして、正券画像データが表ならば裏、裏ならば表の正券画像データを正券特徴DB583から検索し、検索された正券画像データの欠損領域La内の画像データを取得する(処理2)。取得した画像データを折れ部画像データBdと呼ぶ。そして、折れ部画像データBdと切断画像データCdの折り目Llが重なるように、両者を重ね合わせる(処理3)。画像データでは、重ね併せ部分は折れ部画像データBdのみになるよう重ね合わせる。処理1〜処理3により、正券折れ紙幣の画像データが生成される。ところで、入金デザインデータは、図4(b)で示したように両面分存在するが、欠損領域Laからは、折れが表裏のどちらに生じているのか不明であるため、正券折れ紙幣の画像データは折れが表側に折れている場合と、裏側に折れている場合と、両方を生成する。
正券折れ紙幣の磁気データと厚みデータも画像データと同様にして生成する。但し、磁気データと厚みデータでは、重ね併せ部分は、折れ部画像データBdと切断画像データCdのデータを足し合わせることにより重ね合わせる。
次に、紙幣状態判定部571は、入金特徴データと正券折れ紙幣の特徴データを、画像データと磁気データと厚みデータのそれぞれに関して比較する(ステップS102)。個々の特徴データ全てが、予め設定されている許容値以上一致しなければ、正券折れ紙幣ではないので、偽/破れ状態であることを紙幣状態記憶領域582に記憶させる(ステップS103)。但し、画像データについては、両面分のうち一方が許容値以上一致するときに正券折れ紙幣であると判定しても良い。紙幣が偽/破れ状態の場合には、返却部573は、入金紙幣Pmを図2の返却エリア523に搬送する(ステップS108)。
許容値以上一致した場合は、欠損領域Laの縦L1,横W1の長さが各々閾値Bl以上であるか否かを入金外形データにより調べる(ステップS104)。縦L1または横W1の長さが閾値Bl以上である場合は、折大状態であることを紙幣状態記憶領域582に記憶させ(ステップS105)、入金紙幣Pmを返却エリア523に搬送する(ステップS108)。
縦L1または横W1の長さが共に閾値Blより小さい場合は、折り目Llの山が紙幣の搬送方向の順方向に向いているか否かを入金外形データにより調べる(ステップS106)。順方向に向いていない場合は、逆折小状態であることを紙幣状態記憶領域582に記憶させ(ステップS107)、入金紙幣Pmを返却エリア523に搬送する(ステップS108)。
順方向に向いている場合は(ステップS106:YES)、順折小状態であることを紙幣状態記憶領域582に記憶させる(ステップS109)。そして、折れ修正処理部572は、図2の切替ゲート554を状態554aに切り替えると共に、切替ゲート555を状態555aに切り替え、矢印B3と矢印B5に沿って入金紙幣Pmを再送エリア522に搬送する(ステップS110)。センサ部530aにおいて順折小状態であった紙幣(図5(d))は、再送エリア522に搬送されたときに折り目Llの山が上向きになる。よって、この入金紙幣Pmを矢印B1に沿って再送した場合、入金紙幣Pmの搬送方向は、先程と逆向きになる。つまり、入金紙幣Pmを再送エリア522に搬送する処理は、入金紙幣Pmの搬送の向きを逆向きに変更する処置に相当する。
投入エリア521に投入された全ての紙幣について以上の紙幣搬送処理がなされたら(図8のステップS2:YES)、折れ修正処理部572は、図6の紙幣状態記憶領域582を参照し、紙幣状態の中に順折小状態が存在するか否か調べる(ステップS3)。存在する場合は、折れ修正処理部572は、紙幣状態記憶領域582から順折小状態を全て削除し、再送準備処理を行なう(ステップS4)。再送準備処理では、具体的には、図2の仕切板524と仕切板525を矢印A1の右矢印方向に移動させ、投入エリア521をなくし、再送エリア522を投入エリア521の位置にする。
次に、折れ修正処理部572は、再送エリア522内の入金紙幣Pmの紙幣搬送処理を実行する(ステップS1)。以下、折れ修正処理部572が再送エリア522内の入金紙幣Pmをセンサ部530aまで搬送する処理を再送処理と呼ぶ。再送処理では、折れ修正処理部572は、仕切板525を矢印A1の右矢印方向に移動させつつ再送エリア522内の紙幣のうち1枚を矢印B1に沿って搬送し、センサ部530aに到達させる。上述したように、再送エリア522内の入金紙幣Pmの折り目Llの山は上向きであるから、入金紙幣Pmが矢印B1にそって搬送される間に、入金紙幣Pmの折れが搬送ローラ551,552で押し伸ばされて真っ直ぐに修正されることが期待できる。あるいは、再送エリア522内で折れが修正される場合もある。そこで、折れ修正処理部572が再送エリア522に入金紙幣Pmを搬送する処理(ステップS110)及び再送処理を、併せて折れ修正処理と呼ぶ。折れ修正処理により折れが修正されれば、紙幣搬送処理における図9のステップS20で欠損領域Laが存在しないと判定され、入金紙幣Pmは一時保管庫540に搬送される。万が一、折れが修正されなければ、紙幣搬送処理により入金紙幣Pmの紙幣状態は逆折小状態と判定され、入金紙幣Pmは返却エリア523に搬送される(図10のステップS108)。
逆折小状態の紙幣に対して折れ修正処理をしない理由は、折れ修正処理をすると、逆折小状態(図5(e))から順折小状態(図5(d))に変わってしまい、搬送中に折れが解消される可能性が低いからである。
ここでは、一度の折れ修正処理により折れが修正されなければ、折れ修正処理を終了させているが、複数回にわたり、折れ修正処理を繰り返すものとしても良い。折れが修正されるまで繰り返すものとしても良い。また、搬送装置550に搬送ローラ551,552を用いたが、これに限らず、折れを修正する作用を期待でき、紙幣を搬送可能なものであれば、他のものであっても良い。
再送エリア522内の全ての紙幣について紙幣搬送処理がなされた場合(図8のステップS2:YES)、順折小状態は先のステップS4の処理で削除されて紙幣状態記憶領域582内に存在しない(ステップS3:NO)ので、次のステップS5に進む。紙幣状態記憶領域582に偽/破れ状態または折大状態または逆折小状態が存在する場合(ステップS5:YES)、返却部573は、返却処理を実行する(ステップS6)。返却処理では、具体的には、図2の仕切板524〜526を矢印A1の右矢印方向に移動させ、投入エリア521と再送エリア522をなくし、返却エリア523を投入エリア521の位置にする。そして、入出金口510を開くことにより、紙幣を利用者に返却する。
ところで、一時保管庫540に搬送された入金紙幣Pmは、正券であるから、矢印B4,B3とは逆向きに搬送し、矢印B2に沿って紙幣格納庫560に搬送されて収納される。
上記実施例のATM1000によれば、入金紙幣Pmの折れを修正する折れ修正処理を実行することができる。折れが自動的に修正されることで、折れを修正する利用者の手間が軽減されるので、利用者1人の取引時間も短縮可能であり、他の利用者の待ち時間を減らすことも可能である。
上記実施例のATM1000では、紙幣状態判定部571により、入金紙幣Pmが修正可能な順折小状態であると判定した場合に折れ修正処理を実行するので、無駄な折れ修正処理を実行することも少ない。また、折れの修正が困難なもの(逆折小状態または折大状態)であると判定した場合には入金紙幣Pmを返却しているので、折れのある入金紙幣PmがATM1000の安定稼動の妨げとなることを防止することができる。
ところで、従来、紙幣の外形と紙幣の角の厚みが標準か否かにより折れ紙幣を検出し、折れ紙幣の狭領域Naで紙幣が真正な紙幣であると判定されれば正券扱いする装置が存在した(特許文献1)。しかし、このような判定では、変造券のように紙幣以外のものを角に貼り付けた紙幣も正券として取り扱う場合がある。また、海外の紙幣など、紙幣によってはデザイン上厚みが均一ではないものも存在するので、このような判定方法では判定結果が正確ではないことが多い。本実施例のATM1000は、センサを多数多種類備えているので、より細かい特徴データを取得することができ、より正確に真偽判別可能である。偽・破れ状態の紙幣は返却しているので、偽券や変造券がATM1000の安定稼動の妨げとなることを防止することもできる。
その他の実施例:
(1)上記実施例では、偽/破れ状態または折大状態または逆折小状態であれば一様に利用者に返却するものとしているが、それぞれ別個の処理を行なうものとしても良い。例えば、逆折小状態であれば、折れ修正処理を一度以上繰り返すものとしても良い。折れが修正されるまで繰り返すものとしても良い。あるいは紙幣を返却して、例えば「折れを真っ直ぐにして、再度投入してください。」というメッセージを表示・操作部100に表示するものとしても良い。また、折大状態であれば、例えば「紙幣の折れが大きいため、お取扱できません。お手数ですが、窓口へご用命ください。」と表示するものとしても良い。偽/破れ状態であれば、例えば「お取扱できません。お手数ですが、窓口へご用命ください。」と表示するものとしても良い。
(2)上記実施例では、紙幣状態を偽/破れ状態または折大状態または逆折小状態または順折小状態に分類しているが、分類の方法はこれに限らず、他の分類を加えても良いし、一部を省略するものとしても良い。例えば、偽/破れ状態または折大状態または逆折小状態を一様にリジェクト状態と分類し、リジェクト状態であれば入金紙幣Pmを返却するものとしても良い。図12は、一様にリジェクトと分類する場合の紙幣状態判定処理を示すフローチャートである。ここでは、図10の紙幣状態判定処理とは異なり、入金紙幣Pmが正券折れ紙幣であるか否かの判定を、欠損領域Laが閾値Bl以上であるか否かの判定と、折り目Llの山が順方向であるか否かの判定の後で行なっている(ステップS103A,104A)。また、順折小状態に該当しない紙幣は、全てリジェクト状態と判定している(ステップS101A,S102A,S105A)。このようにすれば、リジェクト状態の紙幣が投入された場合は、正券折れ紙幣であるか否かの判定を行なわないので、処理時間を短縮することができる。このように、紙幣状態判定処理における処理は、一部を省略することも、順番を変更することも可能である。
(3)上記実施例では、ステップS102において、入金特徴データと正券折れ紙幣の特徴データの個々のデータ全てが、予め設定されている許容値以上一致しなければ、正券折れ紙幣ではないものと判定しているが、画像データと、磁気データと、厚みデータのうち、少なくとも1つに基づいて判定するものとしても良い。その場合、センサ部の各種センサも一部を備えなくても良い。
(4)上記実施例では、入金紙幣Pmを再送エリア522に搬送することにより、紙幣の搬送方向を逆向きにしているが、搬送方向を逆にする方法はこれに限らず、様々に考えられる。搬送装置550での搬送途中で機械的に搬送方向を逆転させるものとしても良い。
(5)折れ修正処理は、上記実施例で示したものに限らず、種々存在する。例えば、折れ修正処理部572が、順折小状態の入金紙幣Pmを利用者に返却し、表示・操作部100が、図13に示すようなガイダンスGdを表示するようにしても良い。ガイダンスGdでは、利用者に、入金紙幣Pmの折れが再度生じにくく、折れを修正する投入方向を指示する。そして、折れ修正処理部572が、投入された紙幣を再送する。この折れ修正処理により、折れを修正するものとしても良い。この場合、表示・操作部100は、本発明の折れ修正処理部に相当する。これによれば、入金紙幣Pmを返却することで、利用者が折れを修正する可能性がある。利用者が折れを修正しない場合であっても、ガイダンスGdで示す方向で紙幣が再投入されれば、入金紙幣Pmの折れを修正することが可能となる。
図13のガイダンスGdに表示される紙幣の画像は、入金紙幣特徴データ、特に入金紙幣画像データに基づいて表示するものとしても良い。入金紙幣Pmの画像データを取得する画像データ取得部をセンサ部530aと別個に備える場合は、画像データ取得部が取得した画像データに基づいて、入金紙幣Pmの画像を表示するものとしても良い。入金紙幣Pmの画像を表示する場合、利用者に、自らが投入した紙幣がATM1000内部でどのような状態になっているのか知らせることができ、より説得力のあるガイダンスGdを表示することができる。図13のように、紙幣の投入方向を指示する画像にも、入金紙幣Pmの画像を用いるものとしても良い。
(6)上記実施例では、折れ修正処理により折れが修正されたか否かの判定は、センサ部530aが読み取った入金特徴データに基づいて行なっているが、センサ部530aとは別個にセンサを設け、そのセンサの出力により判定を行なうものとしても良い。
(7)上記実施例では、正券以外の入金紙幣Pmは再送エリア522または返却エリア523に直接搬送されているが、正券以外の入金紙幣Pmも一旦保管庫に収納してから、再送エリア522または返却エリア523に搬送するものとしても良い。
(8)上記実施例では、再送エリア522と返却エリア523は仕切板525により分割され、別個に備えられているが、仕切板525を備えず、再送エリア522と返却エリア523が一体となっているものとしても良い。一体となっているエリアを以下では再送・返却エリアと呼ぶ。図14は、再送・返却エリアが備えられている場合のATM1000の処理を示すフローチャートである。ステップS1A,S2Aは、図8のステップS1,S2と同じである。ステップS3Aでは、紙幣状態記憶領域582の紙幣状態が全て順折小状態ならば、再送準備処理を実行し(ステップS4A)、再送・返却エリア内の全ての紙幣を再送処理する。紙幣状態が全て順折小状態でなくとも(ステップS3A:NO)、順折小状態の紙幣が存在するならば(ステップS5A:YES)、図13のガイダンスを表示し(ステップS6A)、再送・返却エリア内の全ての紙幣を利用者に返却する(ステップS7A)。この場合、図13のガイダンスには、紙幣状態記憶領域582の記憶内容に基づいて、再送・返却エリア内の何枚目の紙幣の向きを変更するのか表示するものとしても良い。順折小状態の紙幣が存在せず(ステップS5A:NO)、偽/破れ状態または折大状態または逆折小状態の紙幣が存在するならば(ステップS7A:YES)、再送・返却エリア内の紙幣を利用者に返却する(ステップS8a)。
(9)上記実施例では記載を省略したが、紙幣取扱装置制御部570は、図9のステップS10において、入金紙幣特徴データで図7の正券特徴DB583を検索し、入金紙幣特徴データに該当する正券特徴データが存在しなければ、偽/破れ状態として入金紙幣Pmを返却エリア523に搬送するものとしても良い。
(10)上記実施例では、折れ紙幣として主に紙幣の角が折れている耳折れ紙幣について説明したが、折れ紙幣は、図15(a),(b)のように、一部が破れ、破れた部位Arが折れて捲れている捲れ紙幣も含む。この場合、紙幣が破れたことにより生じた穴H1の大きさにより、折れが大きいか否か判定する。穴H1の大きさが閾値より小さいときには、図13(a)の紙幣状態が順折小状態と判定され、図13(b)の紙幣状態が逆折小状態と判定される。
(11)上記実施例では、紙幣取扱装置制御部570や紙幣取扱装置記憶部580は、紙幣取扱装置500内に備えるものとしたが、少なくとも一部は紙幣鑑別部530内に備えるものとしても良い。例えば、紙幣状態判定部571と、正券特徴DB583は、紙幣鑑別部530内に備え、紙幣鑑別部530を紙幣鑑別装置として構成するものとしても良い。あるいは、紙幣取扱装置制御部570や紙幣取扱装置記憶部580の少なくとも一部は、ATM1000の制御部700や記憶部600内に備えるものとしても良い。様々な構成にすることが可能である。
(12)上記実施例では、入金紙幣Pmが正券折れ紙幣であるか否かを、正券折れ紙幣の特徴データを生成することにより判定したが、正券折れ紙幣であるか否かの判定方法は、これに限らず、様々な方法を用いるものとしても良い。
(13)上記実施例では、偽/破れ状態または折大状態または逆折小状態の紙幣を利用者に返却しているが、リジェクトボックスを設け、リジェクトボックスに収納するものとしても良い。その場合、折大状態または逆折小状態の紙幣の代わりに、折れのない正券を利用者に返却するものとしても良い。
(14)上記実施例では、順折小状態の入金紙幣Pmにのみ折れ修正処理を実行していたが、紙幣状態に関わらず、折れ修正処理を実行するものとしても良い。更に、欠損領域Laが存在するか否かに関わらず、折れ修正処理を実行するものとしても良い。一度以上折れ修正処理を実行した後に、欠損領域Laが存在するか否か判定し、欠損領域Laが存在する場合は紙幣を利用者に返却し、欠損領域Laが存在しないと判定した場合は、ステップS30〜S70の処理を実行するものとしても良い。これによれば、入金された紙幣に欠損領域Laが存在するか否か、または紙幣状態に関わらず、折れ修正処理を実行するので、入金紙幣Pmに欠損領域Laが存在するか否か、または紙幣状態の判定を省略しつつ、折れがあれば折れ修正処理により折れを修正することも可能である。これにより、折れ紙幣を投入した際の利用者の手間を軽減することができる。
(15)上記実施例では、装置としてATM1000について説明したが、装置はATM1000に限らず、現金自動支払機(cash dispenser)や発券装置などの自動取引装置や、紙幣取扱装置500など、紙幣を取り扱う機能を有する装置であれば良い。
以上、実施例に基づき本発明に係る装置、方法、紙幣鑑別装置、およびこれらの機能を実現させるためのプログラムを説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
本発明の装置の1種であるATM(Automated Teller Machines)1000を示すブロック図である。 紙幣取扱装置500を示す説明図である。 センサ部530aを示す説明図である。 入金紙幣特徴データを示すための説明図である。 紙幣状態を示すための説明図である。 入金紙幣PmがATM1000に一度に複数枚投入された場合の紙幣状態記憶領域582を示す説明図である。 正券特徴DB583を示す説明図である。 ATM1000が実行する入金時の処理について示すフローチャートである。 紙幣搬送処理を示すフローチャートである。 紙幣状態判定処理を示すフローチャートである。 正券折れ紙幣の画像データを生成する処理を示す説明図である。 一様にリジェクトと分類する場合の紙幣状態判定処理を示すフローチャートである。 ガイダンスGdを示す説明図である。 再送・返却エリアが備えられている場合のATM1000の処理を示すフローチャートである。 捲れ紙幣を示す説明図である。
符号の説明
100...表示・操作部
200...通帳取扱部
300...カード取扱部
400...明細票発行部
500...紙幣取扱装置
510...入出金口
520...入出金紙幣収納部
521...投入エリア
522...再送エリア
523...返却エリア
524〜526...仕切板
530...紙幣鑑別部
530a...センサ部
531,532...反射型カラーセンサ
531a,532a...発光部
532a,532b...受光部
533...透過型センサ
533a...発光部
533b...受光部
534...磁気センサ
535
535a,535b...ロール
540...一時保管庫
550...搬送装置
551〜553...搬送ローラ
554,555...切替ゲート
554a,554b...状態
555a,555b...状態
556...搬送路
560...紙幣格納庫
570...紙幣取扱装置制御部
571...紙幣状態判定部
572...折れ修正処理部
573...返却部
580...紙幣取扱装置記憶部
581...入金紙幣特徴データ記憶領域
582...紙幣状態記憶領域
583...正券特徴データベース
600...記憶部
700...制御部
Aa...折れ領域
Ar...破れた部位
Bd...折れ部画像データ
Bl...閾値
Cd...切断画像データ
Gd...ガイダンス
H1...穴
L1...縦
W1...横
La...欠損領域
Ll...折り目
Na...狭領域
Pa...紙幣領域
Pm...入金紙幣
Pm1...偽の紙幣

Claims (15)

  1. 紙幣を用いた処理を実行するための装置であって、
    入金された紙幣の特徴を読み取り、入金紙幣の特徴を示す入金紙幣特徴データを取得するセンサ部と、
    前記入金紙幣特徴データに基づいて、前記入金紙幣は一部に折れがある可能性がある折れ紙幣であるか否かを、前記入金紙幣に一部欠損した欠損領域が存在するか否かにより判定する折れ紙幣判定部と、
    前記入金紙幣が折れ紙幣である場合は、該入金紙幣の折れを修正するための折れ修正処理を実行する折れ修正処理部と、
    を備えた装置。
  2. 請求項1記載の装置であって、
    紙幣を搬送する搬送装置を備え、
    前記折れ修正処理は、前記搬送装置を制御することによって、前記入金紙幣の搬送の向きを逆向きに変更する処理である、
    装置。
  3. 請求項1記載の装置であって、
    前記折れ修正処理は、利用者に前記入金紙幣を返却し、前記入金紙幣の再投入方向を指示するガイダンスを表示する処理であって、前記再投入方向は、前記入金紙幣の搬送時に折れが修正される可能性のある方向である、
    装置。
  4. 請求項3記載の装置であって、
    前記入金紙幣特徴データは、前記装置内の前記入金紙幣の画像データを含み、
    前記折れ修正処理部は、前記ガイダンスに、前記画像データに基づく前記入金紙幣の画像を表示する、
    装置。
  5. 請求項1記載の装置であって、
    前記折れ修正処理部は、更に、
    前記入金紙幣が折れ紙幣である場合、該折れが修正される可能性のあるものであるか否かを前記入金特徴データに基づいて判定する判定部を備え、
    前記判定部が、修正される可能性があると判定した場合にのみ、前記折れ修正処理を実行する、
    装置。
  6. 請求項5記載の装置であって、更に、
    紙幣を搬送する搬送装置を備え、
    前記判定部は、前記入金紙幣の折り目の山に相当する部位が、前記入金紙幣が搬送される状態で搬送方向に向いているか否かを判定することにより、前記入金紙幣の折れが修正可能なものであるか否か判定する、
    装置。
  7. 請求項5記載の装置であって、
    前記判定部は、前記欠損領域の大きさが、予め定められた閾値以内であるか否かを判定することにより、前記入金紙幣の折れが修正可能なものであるか否かを判定する、
    装置。
  8. 請求項5記載の装置であって、
    前記折れ修正処理部は、更に、
    前記判定部が、前記入金紙幣の折れが修正される可能性がないものであると判定した場合に、前記入金紙幣を返却する返却部
    を備えた装置。
  9. 請求項1記載の装置であって、
    前記折れ修正処理部は、更に、
    真正の紙幣である正券の特徴を示す正券特徴データを記憶する記憶部と、
    前記入金紙幣特徴データと前記正券特徴データに基づいて、前記入金紙幣が折れのある正券であるか否かを判定する正券判定部と、
    を備え、
    前記入金紙幣が折れのある正券である場合にのみ、前記折れ修正処理を実行する、
    装置。
  10. 請求項9記載の装置であって、
    前記正券判定部は、前記正券特徴データに基づいて、正券が前記欠損領域を生じるように折れた場合の特徴データを生成し、該特徴データと前記入金紙幣特徴データを比較し、入金紙幣が折れのある正券であるか否かを判定する、
    装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の装置であって、
    前記特徴は、
    紙幣のデザインと、
    紙幣に付加された磁気と、
    紙幣の厚みと、
    のうち少なくともいずれか1つである装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の装置であって、
    前記折れ紙幣は、紙幣の角が折れている耳折れ紙幣、または、紙幣の一部が破れ、破れた部位が捲れて折れている捲れ紙幣である、
    装置。
  13. 紙幣を用いた入金取引または振込取引を実行するための装置であって、
    紙幣を搬送する搬送装置と、
    入金された紙幣の一部に折れがあるか否かに関わらず、入金紙幣の折れを修正する目的で、紙幣の搬送の向きを逆向きに変更する折れ修正処理を実行する折れ修正処理部と、
    を備えた装置。
  14. 紙幣を鑑別するための紙幣鑑別装置であって、
    真正の紙幣である正券の特徴を示す正券特徴データを記憶する記憶部と、
    入金された紙幣の特徴を読み取り、入金紙幣の特徴を示す入金紙幣特徴データを取得するセンサ部と、
    前記入金紙幣特徴データに基づいて、前記入金紙幣は一部に折れがある可能性がある折れ紙幣であるか否かを、前記入金紙幣に一部欠損した欠損領域が存在するか否かにより判定する折れ紙幣判定部と、
    前記入金紙幣が前記折れ紙幣である場合に、前記正券特徴データに基づいて、正券が前記欠損領域を生じるように折れた場合の特徴データを生成し、該特徴データと前記入金紙幣特徴データを比較し、入金紙幣が折れのある正券であるか否かを判定する正券判定部と、
    を備えた紙幣鑑別装置。
  15. 紙幣を用いた処理を実行するための方法であって、
    センサが、入金された紙幣の特徴を読み取り、入金紙幣の特徴を示す入金紙幣特徴データを取得する工程と、
    コンピュータが、前記入金紙幣特徴データに基づいて、前記入金紙幣は一部に折れがある可能性がある折れ紙幣であるか否かを、前記入金紙幣に一部欠損した欠損領域が存在するか否かにより判定する工程と、
    コンピュータが、前記入金紙幣が折れ紙幣である場合は、該入金紙幣の折れを修正するための折れ修正処理を実行する工程と、
    を備えた方法。
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