JP5635968B2 - 紙幣取扱装置及び現金自動取引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、紙幣の判別結果に基づき、紙幣の収納及び紙幣の返却を行う処理機能を備えた紙幣取扱装置及び現金自動取引装置に関する。
EU(欧州)などでは、入金された紙幣を真券でない又は疑わしい紙幣であると紙幣取扱装置が判別した場合、紙幣の鑑別や認証に関する規則(ECB article6)により、その紙幣を利用者に渡すことができない。この規則を遵守するためには、入金取引処理での紙幣の判別結果に応じて、正しく搬送先に紙幣を搬送することが重要となる。
損券においても、規定の状態を満足しないと判別された紙幣については、リサイクルさせずに回収しなければならない。例えば、紙幣の耳折れに関しても規定があり、規定値以上の耳折れを検出した場合には、リサイクルさせずに回収しなければならない。
従来の装置としては、例えば、特許文献1には、入金計数時に、紙幣の判別結果と一時保管庫内の位置情報とを記憶しておき、入金収納時には、入金計数時に記憶した紙幣の判別結果と一時保管庫内の位置情報を用いて、その紙幣の搬送先を決定する紙幣取扱装置が開示されている。
特開2009−217657号公報
上記従来例によれば、例えば、耳折れした状態の紙幣(耳折れ紙幣)のように、流通すべき紙幣として取り扱えない場合には入金口までその紙幣を搬送してリジェクトさせるか、または流通すべき紙幣として取り扱えた場合には一時保管庫へ搬送する必要があるが、このような判別を入金計数時に行っている。その理由は、EUなどでは入金計数時と入金収納時の判定は一致しなくてはならないため、入金収納時にその時点での紙幣画像をチェックするのではなく、入金計数時の判別結果を用いて搬送先を決定しているためである。
このような手法を用いても、入金計数時に紙幣の耳折れを検出することができれば、入金収納時には、入金計数時の検出結果を用いてリジェクト庫に搬送することができる。しかし、入金収納時には紙幣の状態をチェックしないため、入金収納時点で規定値以上の耳折れがあってもリサイクル庫に搬送され、本来流通させるべきではない紙幣が流通してしまうという問題が生ずる。この点、入金計数時と入金収納時とで搬送される紙幣の順序が変わらないのであれば、各処理時に記番号を記憶しておくことにより、適切な搬送先に搬送させることも可能な場合もあるが、その場合には記番号の読取装置を備える必要があるという問題がある。
さらに、耳折れ紙幣は上述した従来技術で検知できるが、過去に耳折れがあったであろう形跡(耳折れ跡)がある紙幣のように、本来流通させるべきか疑わしい紙幣については検知することができず、耳折れ紙幣と同様に正しく搬送先に紙幣を搬送することができない場合が生ずる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、装置内部の紙幣を正しく管理し、適切に紙幣を流通させることが可能な紙幣取扱装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる紙幣取扱装置は、紙幣を取り扱う紙幣取扱装置であって、搬送される紙幣の耳折れを検知するための第1のセンサと、搬送される紙幣の耳折れ跡を検知するための第2のセンサと、前記第1のセンサによる前記紙幣の耳折れの検知結果と、前記第2のセンサによる前記紙幣の耳折れ跡の検知結果とに基づいて、それぞれの検知結果に応じた搬送先に前記紙幣を搬送させる紙幣処理部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記紙幣取扱装置を備えた現金自動取引装置である。
本発明によれば、装置内部の紙幣を正しく管理し、適切に紙幣を流通させることが可能な紙幣取扱装置を提供することができる。
本実施の形態におけるATMの主要部の構成を示すブロック図である。 紙幣識別部が紙幣を耳折れしている紙幣(耳折れ紙幣)と識別する様子を示す図である。 紙幣識別部が紙幣を耳折れ跡がある紙幣(すなわち、耳折れの疑いがある紙幣)と識別する様子を示す図である。 識別記憶部が記憶する折れ情報の例を示す図である。 ATMの本体内部に形成されている紙幣搬送路を示す図である。 入金計数時耳折れチェック処理の処理手順を示すフローチャートである。 入金収納時耳折れチェック処理の処理手順を示すフローチャートである。 入金計数時、あるいは入金収納時に、紙幣処理部を通過する紙幣の状態の例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる紙幣取扱装置及び現金自動取引装置の実施の形態を詳細に説明する。以下では、本発明にかかる紙幣取扱装置及び現金自動取引装置を、現金自動預け払い機(以下、ATM:Automated Teller Machineと呼ぶ)について適用した場合について説明しているが、銀行券である紙幣以外の紙葉類(例えば、小切手、証券、その他遊技機用の紙幣等)を取り扱う装置にも適用することができる。
図1は、本実施の形態におけるATM1の主要部の構成を示すブロック図である。ATM1は、一般的なATMと同様に、金融機関に開設されている口座に対する入金取引、出金取引、振込取引等の各種取引を、利用者が入力した取引情報に応じて処理するものである。図1に示すように、ATM1は、主制御部2と、表示・操作部3と、紙幣処理部4と、硬貨処理部5と、カード・帳票処理部6と、通帳処理部7と、音声案内部8と、記憶部9と、通信部10とを有して構成されている。主制御部2は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置から構成され、上述したATM1本体各部の動作を制御する。
表示・操作部3は、ATM1の本体正面に設けた表示器、およびこの表示器の画面上に貼付したタッチパネルを有している。表示・操作部3は、利用者に対する操作案内画面を表示器に表示する。表示・操作部3は、タッチパネルの押下位置を検知することにより、暗証番号や取引内容(取引種別、入出金金額等)にかかる利用者の入力操作を受け付ける。
紙幣処理部4は、後述する紙幣搬送路13に沿って搬送している紙幣毎に、金種および真偽を識別するものである。図1に示すように、紙幣処理部4は、搬送されてきた紙幣が耳折れしているか、あるいは耳折れ跡があるか否かを検出する紙幣識別部40を有している。紙幣識別部40は、紙幣の画像を読取る読取りセンサ401と、紙幣に付されている磁気インクのパターン(磁気パターン)を読取る磁気センサ402と、紙幣に対する透過光のパターン(透過光パターン)を読取る透過センサ403と、紙幣の耳折れや耳折れ跡を判定するための閾値や実際の測定値を含む情報(折れ情報)を記憶する識別記憶部404とを有し、紙幣処理部4は、紙幣識別部40が紙幣から読み取った紙幣の画像、磁気パターン、透過光パターンに基づいて、その真偽および金種を識別する。例えば、紙幣処理部4は、識別記憶部404があらかじめ記憶する紙幣の画像、磁気パターン、透過光パターンと、紙幣識別部40が紙幣から読み取った紙幣の画像、磁気パターン、透過光パターンとの一致度合いを判定し、その真偽および金種を識別する。
例えば、図2Aに示すように、紙幣識別部40は、透過センサ403と同様の主走査方向に並べられたセンサL1〜L3が、搬送方向Dに搬送されてくる紙幣B100を検知する際の時間差がある(図2Aに示す例では、L1は、L2およびL3に比べて紙幣B100をΔtだけ遅く検知している)場合、その紙幣を耳折れしている紙幣(耳折れ紙幣)と識別し、その耳折れ量A(耳折れしている範囲)を特定する。また、紙幣識別部40は、図2Bに示すように、センサL1〜L3が、搬送方向Dに搬送されてくる紙幣B100を略同時に検知しているものの、透過センサ403が検知する透過光パターンのうち、紙幣B100の一部分(図2Bに示す例では左上部分A’)の透過光が弱い(センサの出力強度が他のセンサと異なっている)部分がある等、透過光パターンと異なる部分がある場合、その紙幣を耳折れ跡がある紙幣(すなわち、耳折れの疑いがある紙幣)と識別し、その耳折れ跡の量A’(耳折れ跡のある範囲)を特定する。
識別記憶部404は、メモリ等の記憶媒体から構成され、上述した折れ情報や、本来の紙幣(真紙幣)の画像、磁気パターン、透過光パターンを記憶する。図3は、識別記憶部404が記憶する折れ情報の例を示す図である。図3に示すように、識別記憶部404が記憶する折れ情報は、耳折れ関連情報と、紙幣固有情報とを含んで構成されている。
耳折れ関連情報は、搬送されてくる紙幣の耳折れ跡や紙幣の取扱いについての情報であり、入金計数時耳折れ跡チェックフラグ20と、入金計数時閾値21と、入金収納時閾値22とを含んでいる。
入金計数時耳折れ跡チェックフラグ20は、紙幣自体が耳折れはしていないが、透過センサ403による検知の結果、紙幣識別部40がその紙幣に耳折れ跡があると識別した場合、入金計数時に、紙幣が耳折れしている場合と同様のチェックを行うか否かを指定するものである。入金計数時閾値21は、入金計数時に、搬送されてきた紙幣を入金口に戻すか否かを判断するための閾値である。入金収納時閾値22は、入金収納時に、搬送されてきた紙幣をリジェクト庫に格納するか否かを判断するための閾値である。
なお、これらの耳折れ関連情報は、管理者やセンタにあるホストコンピュータ等の上位装置によってあらかじめ設定されている。例えば、入金計数時耳折れ跡チェックフラグ20は、後述するリジェクト庫が満杯に近い状態となっている場合には、それ以上リジェクト紙幣を増やさないようにするために、上位装置はそのようなATM1側の状態を検知して、入金計数時耳折れ跡チェックフラグ20をOFF状態に設定する。入金計数時閾値21や入金収納時閾値22は、例えば、管理者によって定められた規定値が設定される。なお、通常、入金計数時においては、実際に紙幣が耳折れしている場合のみチェックを行う場合、入金時耳折れ形跡チェックをOFF状態に設定することも可能である。
紙幣固有情報は、取り扱われた紙幣の4隅の耳折れまたは耳折れ跡のうちの最大値(例えば、20mm)を示す情報である。紙幣固有情報は、1取引ごとおよび枚数ごとに、取り扱われた紙幣の枚数分だけ(例えば、n枚)、紙幣固有情報が格納される。図3に示すように、紙幣固有情報には、紙幣の入金計数時における耳折れの範囲を示す値である入金計数時耳折れ値23と、紙幣の収納計数時における耳折れの範囲を示す値である収納計数時耳折れ値24と、紙幣の入金計数時における耳折れ跡の範囲を示す値である入金計数時耳折れ形跡値25と、紙幣の収納計数時における耳折れ跡の範囲を示す値である入金計数時耳折れ形跡値26とが含まれている。続いて、図1に戻って、硬貨処理部5について説明する。
硬貨処理部5は、ATM1の本体正面に設けた硬貨入出金口と、ATM1の本体内部に収納されている硬貨カートリッジとの間に形成された硬貨搬送路に沿って硬貨を搬送する。また、硬貨処理部5は、硬貨識別部(不図示)を有し、硬貨搬送路に沿って搬送している硬貨毎に、金種、および真偽を識別する。
カード・帳票処理部6は、本体正面に設けたカード挿入口に挿入されたキャッシュカード(以下、単にカードと言う。)を取り込み、このカードの磁気ストライプに記録されているカード情報(金融機関番号、店舗番号、口座番号等)の読み取りや、カード情報の書き換え等を行う。また、挿入されたカードがICカードである場合には、必要に応じて、そのカードのICチップに記録されているデータの読み取りや書き換えも行う。ICチップには、このカードの所有者である利用者の生体情報(登録情報)等が記録されている。さらに、カード・帳票処理部6は、取引内容を帳票に印字する印字部(不図示)を有する。カード・帳票処理部6は、取引内容を印字した帳票を本体正面に設けた帳票放出口に放出する。
なお、ATM1が指静脈パターン等の生体情報で利用者を認証する場合には、認証に用いる生体情報を読み取る生体情報読取センサが設けられる。そして、主制御部2は、この生体情報読取センサが読み取った利用者の生体情報(読取情報)と、カードのICチップに記録されている生体情報(登録情報)とを照合し、その類似度から利用者とカードの所有者とが同一人物であるかどうかを認証する。
通帳処理部7は、印字部(不図示)を有し、本体正面に設けた通帳挿入口に挿入された通帳を取り込み、この通帳に対して取引履歴を印字する。また、通帳処理部7は、取り込んだ通帳のページを捲るページ捲り機構、通帳に印刷されているページ番号を示すバーコードを読み取るバーコードリーダ、通帳に貼付されている磁気ストライプに記録されている通帳情報(金融機関番号、店舗番号、口座番号等)を読み取る磁気ヘッドを有し、通帳に関する種々の処理を行う。
音声案内部8は、利用者に対して音声によるガイダンスを行う。記憶部9は、処理した取引毎に、その取引にかかるジャーナルデータを記憶する。ATM1の主制御部2は、取引を処理する毎に、操作区分、障害情報有無、取引通番、操作種別、取引金額、金融機関番号、支店番号、口座番号等の項目の内容を示すジャーナルデータを作成し、これを記憶部9に記憶する。
操作区分は、処理した取引の区分を示す情報であり、カード取引、通帳取引、現金取引等を示す情報である。障害情報有無は、取引時に障害が発生したかどうかを示す情報である。取引通番は、処理した取引に付与した通し番号である。操作種別は、処理した取引の種別、すなわち、入金取引、出金取引、振込取引等を示す情報である。取引金額は、処理した取引における入金金額、出金金額、振込金額等である。金融機関番号は、取引対象の口座が開設されている金融機関を示す番号であり、支店番号は、その口座が開設されている店舗を示す番号であり、口座番号は取引対象の口座を示す番号である。
通信部10は、ホストコンピュータ等の上位装置(不図示)との間におけるデータ通信を制御する。
図4は、ATM1の本体内部に形成されている紙幣搬送路を示す図である。図4に示すように、ATM1の本体内部には、金種別紙幣リサイクル庫17、18と、リジェクト紙幣収納庫19と、一時保管庫15と、を有している。上述した紙幣処理部4は、ATM1の本体正面に設けた紙幣入出金口11と、金種別紙幣リサイクル庫17、18と、リジェクト紙幣収納庫19と、一時保管庫15とを結ぶ紙幣搬送路13を備え、この紙幣搬送路13に沿って紙幣を搬送する。また、紙幣搬送路13に沿って搬送されている紙幣を検知するセンサや、紙幣搬送路13の分岐点に設けたフラッパを設けている。
金種別紙幣リサイクル庫17は、1万円紙幣を収納するカートリッジであり、金種別紙幣リサイクル庫18は、千円紙幣を収納するカートリッジである。リジェクト紙幣収納庫19は、入金収納時に入金収納時閾値22を超える耳折れ紙幣などの損券を収納する。続いて、ATM1で行われる耳折れチェック処理(入金計数時耳折れチェック処理、入金収納時耳折れチェック処理)について説明する。
図5は、上述した入金計数時耳折れチェック処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、以下では、入金計数時閾値21は、入金収納時閾値22以上の値であるものとする。その理由は、利用者からATM1に投入される紙幣は世界各国多種多様であり、紙幣の材質や発行時期によっては、紙幣が耳折れした状態であることが珍しくないケースも存在するためである。
図5に示すように、ATM1の表示・操作部3が利用者からの取引開始および入金操作を受け付けると(ステップS501)、紙幣識別部40は、紙幣の入金枚数をカウントする(ステップS502)そして、紙幣識別部40は、図2Aに示したように、1枚ごとに紙幣端の紙無し部分より耳折れ量を確認し(ステップS503)、4隅のうちの最大値となっている耳折れ量(耳折れしている範囲)を、入金計数時耳折れ値23に格納する(ステップS504)。
そして、紙幣識別部40は、格納した入金計数時耳折れ値23と入金計数時閾値21とを比較し、入金計数時耳折れ値23が入金計数時閾値21以上であるか否かを判定し(ステップS505)、入金計数時耳折れ値23が入金計数時閾値21以上であると判定した場合(ステップS505;Yes)、紙幣処理部4は、搬送路を通してその紙幣を入金口まで戻してリジェクトし(ステップS512)、入金計数時耳折れチェック処理を終了させる。
一方、紙幣識別部40は、入金計数時耳折れ値23が入金計数時閾値21以上でないと判定した場合(ステップS505;No)、さらに、図2Bに示したように、透過センサ403により紙幣の耳折れ跡を確認し(ステップS506)、紙幣の耳折れ跡があるか否かを判定する(ステップS506)。
そして、紙幣識別部40が紙幣の耳折れ跡がないと判定した場合(ステップS506;No)、紙幣処理部4は、搬送路を通してその紙幣を一時保管庫15まで搬送し(ステップS511)、入金計数時耳折れチェック処理を終了させる。
一方、紙幣識別部40は、紙幣の耳折れ跡があると判定した場合(ステップS506;Yes)、その耳折れ跡を耳折れ値として算出し、算出した耳折れ値を入金計数時耳折れ形跡値25に格納し(ステップS508)、さらに、入金計数時耳折れ形跡チェックフラグ20がON状態にあるか否かを判定する(ステップS509)。このように紙幣識別部40が入金計数時耳折れ形跡チェックフラグ20を判定する理由は、入金計数時においては、耳折れの形跡があったことだけをもって紙幣をリジェクトすると、利用者に対して煩わしさを与えてしまうため現実的には不都合であり、このようなフラグにより必要とされた場合のみON状態とすることによって、そのような不都合を回避するためである。さらには、リジェクト紙幣収納庫19に収納されている紙幣が満杯となっている状態ではさらに紙幣を収納させることはできないため、そのような場合には、上述したフラグを臨時にOFF状態とする。
紙幣識別部40は、入金計数時耳折れ形跡チェックフラグ20がON状態にないと判定した場合(ステップS509;No)、ステップS511に進み、紙幣処理部4は、搬送路を通してその紙幣を一時保管庫15まで搬送する。
一方、紙幣識別部40は、入金計数時耳折れ形跡チェックフラグ20がON状態にあると判定した場合(ステップS509;Yes)、さらに、ステップS508において格納した入金計数時耳折れ形跡値25と入金計数時閾値21とを比較し、入金計数時耳折れ形跡値25が入金計数時閾値21以上であるか否かを判定する(ステップS510)。
そして、紙幣識別部40は、入金計数時耳折れ形跡値25が入金計数時閾値21以上でないと判定した場合(ステップS510;No)、ステップS509の場合と同様、ステップS511に進み、紙幣処理部4は、搬送路を通してその紙幣を一時保管庫15まで搬送する。
一方、紙幣識別部40は、入金計数時耳折れ形跡値25が入金計数時閾値21以上であると判定した場合(ステップS510;Yes)、耳折れと同様を取扱いをするため、ステップS512に進み、紙幣処理部4は、搬送路を通してその紙幣を入金口まで戻してリジェクトさせる。このように、ステップS511またはS512の処理が終了すると、図5に示した入金計数時耳折れチェック処理が終了する。続いて、上述した入金収納時耳折れチェック処理について説明する。
図6は、上述した入金収納時耳折れチェック処理の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、紙幣入出金口11に戻った紙幣が取り除かれた後、一時保管庫15からATM1の金種別リサイクル庫17、18またはリジェクト紙幣収納庫19まで搬送する過程において、紙幣識別部40が入金収納時に耳折れチェックする部分の処理である。
図6に示すように、ATM1の表示・操作部3が利用者から入金取引を確定する入力操作を受け付けると(ステップS601)、紙幣識別部40は、紙幣の収納枚数をカウントする(ステップS602)そして、紙幣識別部40は、図2Aに示したように、1枚ごとに紙幣端の紙無し部分より耳折れ量を確認し(ステップS603)、4隅のうちの最大値となっている耳折れ量(耳折れしている範囲)を、入金収納時耳折れ値24に格納する(ステップS604)。
そして、紙幣識別部40は、格納した入金収納時耳折れ値24と入金収納時閾値22とを比較し、入金収納時耳折れ値24が入金収納時閾値22以上であるか否かを判定し(ステップS605)、入金収納時耳折れ値24が入金収納時閾値22以上であると判定した場合(ステップS605;Yes)、紙幣処理部4は、搬送路を通してその紙幣をリジェクト紙幣収納庫19まで搬送し(ステップS611)、入金収納時耳折れチェック処理を終了させる。
一方、紙幣識別部40は、入金収納時耳折れ値24が入金収納時閾値22以上でないと判定した場合(ステップS605;No)、さらに、図2Bに示したように、透過センサ403により紙幣の耳折れ跡を確認し(ステップS606)、紙幣の耳折れ跡があるか否かを判定する(ステップS606)。
そして、紙幣識別部40が紙幣の耳折れ跡がないと判定した場合(ステップS606;No)、紙幣処理部4は、搬送路を通してその紙幣を金種別紙幣リサイクル庫17、18まで搬送し(ステップS610)、入金収納時耳折れチェック処理を終了させる。
一方、紙幣識別部40は、紙幣の耳折れ跡があると判定した場合(ステップS606;Yes)、その耳折れ跡を耳折れ値として算出し、算出した耳折れ値を入金収納時耳折れ形跡値26に格納し(ステップS608)、格納した入金収納時耳折れ形跡値26と入金収納時閾値22とを比較し、入金収納時耳折れ形跡値26が入金収納時閾値22以上であるか否かを判定する(ステップS609)。
そして、紙幣識別部40は、入金収納時耳折れ形跡値26が入金収納時閾値22以上でないと判定した場合(ステップS609;No)、ステップS610に進み、紙幣処理部4は、搬送路を通してその紙幣を金種別紙幣リサイクル庫17、18まで搬送する。
一方、紙幣識別部40は、入金収納時耳折れ形跡値26が入金収納時閾値22以上であると判定した場合(ステップS609;Yes)、耳折れと同様の取扱いをするため、ステップS611に進み、紙幣処理部4は、搬送路を通してその紙幣をリジェクト紙幣収納庫19まで搬送する。このように、ステップS610またはS611の処理が終了すると、図6に示した入金収納時耳折れチェック処理が終了する。このように、本実施の形態においては、紙幣処理部4が耳折れチェック処理(入金計数時耳折れチェック処理、入金収納時耳折れチェック処理)を行うので、例えば、ユーロ紙幣のECB article6による認証試験などの損券テストにおいて、紙幣が搬送途中で耳折れが直ってしまっても、その紙幣を耳折れ紙幣として判定することが可能となる。
図7は、入金計数時、あるいは入金収納時に、紙幣処理部4を通過する紙幣の状態の例を示す図である。以下では、具体例として、入金計数時閾値21を20mmとして、紙幣処理部4は、入金計数時に20mm以上の耳折れがある紙幣はリジェクトし(紙幣入出金口11(顧客)に返却し)、20mm未満の耳折れがある紙幣は取込む(一時保管庫15に移動)。さらに、入金収納時閾値22を10mmとして、紙幣処理部4は、入金収納時に10mm以上の耳折れがある紙幣はリサイクルさせず(リジェクト紙幣収納庫19に収納)、10mm未満の耳折れがある紙幣はリサイクルさせる(金種別紙幣リサイクル庫17、18に収納)ことを期待する場合について説明する。この場合、紙幣処理部4は、入金計数処理および入金収納処理のそれぞれの場合において、以下の判定を行う。ここでは、aまたはa’を単にa、bまたはb’を単にb、dまたはd’を単にd、eまたはe’を単にeとしている。従来の方法では、単に入金収納時は入金計数時の結果を反映するだけで耳折れの形跡を検出しない方法であるが、本実施の形態においては、紙幣処理部4は、以下のように耳折れや耳折れ跡を判定し、その判定結果に応じて、その後、上述した各処理を行っている。
まず、第1のパターンとして、入金計数時の紙幣が図7(A)の様に耳折れした状態であり、紙幣処理部4は、その端の一辺の長さa=20mm以上と判定した場合、その紙幣を紙幣入出金口11(顧客)に返却する。
また、第2のパターンとして、入金計数時の紙幣が、図7(A)の様に耳折れした状態であり、紙幣処理部4は、その端の一辺の長さa=20mm未満と判定した場合、または図7(C)の様に耳折れした形跡がないと判定した場合、その紙幣を一時保管庫15まで搬送する。また、入金収納時の紙幣が、図7(D)の様に耳折れした状態であり、紙幣処理部4がその端の一辺の長さd=10mm未満と判定した場合、または図7(F)の様に耳折れした形跡がないと判定した場合、その紙幣を金種別紙幣リサイクル庫17、18まで搬送して収納する。従来の方法では、例えば、入金計数時に図7(A)の様に紙幣が耳折れし、入金収納時の基準にあわせてその端の一辺の長さa=10mm未満と判定された場合には、金種別紙幣リサイクル庫17、18まで搬送されて収納される一方、入金計数時にその紙幣の端の一辺の長さが10mm以上と判定された場合には、一律にリジェクト紙幣収納庫19に搬送され、収納されてしまう。
さらに、第3のパターンとして、入金計数時の紙幣が、図7(A)の様に耳折れした状態であり、紙幣処理部4は、その端の一辺の長さa=20mm未満と判定した場合、または図7(C)の様に耳折れした形跡がないと判定した場合、その紙幣を一時保管庫15まで搬送する。また、入金収納時の紙幣が、図7(D)の様に耳折れした状態であり、紙幣処理部4は、その端の一辺の長さd=10mm以上と判定した場合、その紙幣をリジェクト紙幣収納庫19に搬送して収納する。従来の方法では、例えば、入金計数時に図7(A)の様に耳折れし、入金収納時の基準にあわせてその端の一辺の長さa=10mm以上と判定された場合には、リジェクト紙幣収納庫19に搬送されて収納される一方、入金計数時にその紙幣の端の一辺の長さが10mm未満と判定されていれば、金種別紙幣リサイクル庫17、18まで搬送されて収納される。期待する処理はリジェクト紙幣収納庫19に搬送して収納すべきところであるが収納先を誤ってしまう。
また、第4のパターンとして、入金計数時の紙幣が、図7(A)の様に耳折れした状態であり、紙幣処理部4は、その端の一辺の長さa=20mm未満と判定した場合、または図7(C)の様に耳折れした形跡がないと判定した場合、その紙幣を一時保管庫15まで搬送する。また、入金収納時の紙幣が、図7(E)の様に耳折れした形跡がある状態であり、紙幣処理部4は、その端の一辺の長さe=10mm未満と判定した場合、金種別紙幣リサイクル庫17、18まで搬送されて収納される。従来の方法では、入金計数時に図7(A)の様に耳折れした状態であり、その端の一辺の長さa=10mm未満と判定された場合には金種別紙幣リサイクル庫17、18まで搬送されて収納される一方、その長さが10mm以上と判定されていれば、実際の収納時の状態に関わらず、リジェクト紙幣収納庫19に搬送して収納されてしまう。
さらに、第5のパターンとして、入金計数時の紙幣が、図7(A)の様に耳折れした状態であり、紙幣処理部4は、その端の一辺の長さa=20mm未満と判定した場合、または図7(C)の様に耳折れした形跡がないと判定した場合、その紙幣を一時保管庫15まで搬送する。また、入金収納時の紙幣が、図7(E)の様に耳折れした形跡がある状態であり、紙幣処理部4は、その端の一辺の長さe=10mm以上と判定した場合、リジェクト紙幣収納庫19に搬送して収納する。従来の方法では、入金計数時の紙幣が、図7(A)の様に耳折れした状態であり、その端の一辺の長さa=10mm以上と判定された場合にはリジェクト紙幣収納庫19に搬送して収納される一方、図7(A)の様に耳折れした状態であり、その端の一辺の長さa=10mm未満と判定された場合には、入金収納時に金種別紙幣リサイクル庫17、18まで搬送されて収納されてしまう。
また、第6のパターンとして、入金計数時の紙幣が、図7(B)の様に耳折れした形跡がある状態であり、紙幣処理部4は、その端の一辺の長さb=20mm以上と判定した場合、従来の方法では、無条件に一時保管庫15まで搬送してしまう。しかし、本実施の形態では、本ケースの場合、紙幣処理部4は、通常は耳折れの形跡は検出した場合であってもその紙幣をリジェクトさせる必要はないため、入金計数時には一時保管庫15まで搬送する。さらに、必要に応じて図3に示した入金計数時耳折れ形跡チェックフラグ20をON状態にした場合には、その紙幣をリジェクトさせることも可能である。従来の方法では、入金計数時には紙幣を一律に一時保管庫15まで搬送し、紙幣が耳折れしていないため、入金収納時には金種別紙幣リサイクル庫17、18に搬送されて収納されてしまう。
さらに、第7のパターンとして、入金計数時の紙幣が、図7(B)の様に耳折れした形跡がある状態であり、紙幣処理部4は、その端の一辺の長さb=20mm未満と判定した場合、その紙幣を一時保管庫15まで搬送する。また、入金収納時の紙幣が、図7(D)の様に耳折れした状態であり、紙幣処理部4は、その端の一辺の長さd=10mm未満であると判定した場合、または図7(F)の様に耳折れした形跡がないと判定した場合、金種別紙幣リサイクル庫17、18に搬送されて収納する。従来の方法では、無条件に金種別紙幣リサイクル庫17、18に搬送されて収納されてしまう。
また、第8のパターンとして、入金計数時の紙幣が、図7(B)の様に耳折れした形跡がある状態であり、紙幣処理部4は、その端の一辺の長さb=20mm未満と判定した場合、その紙幣を一時保管庫15まで搬送する。また、入金収納時の紙幣が、図7(D)の様に耳折れした状態であり、紙幣処理部4は、その端の一辺の長さd=10mm以上と判定した場合、リジェクト紙幣収納庫19に搬送して収納する。従来の方法では、無条件に金種別紙幣リサイクル庫17、18に搬送されて収納されてしまう。
さらに、第9のパターンとして、入金計数時の紙幣が、図7(B)の様に耳折れした形跡がある状態であり、紙幣処理部4は、その端の一辺の長さb=20mm未満と判定した場合、その紙幣を一時保管庫15まで搬送する。また、入金収納時の紙幣が、図7(E)の様に耳折れした形跡がある状態であり、紙幣処理部4は、その端の一辺の長さe=10mm未満と判定した場合、金種別紙幣リサイクル庫17、18に搬送されて収納する。従来の方法では、無条件に金種別紙幣リサイクル庫17、18に搬送されて収納されてしまう。
そして、第10のパターンとして、入金計数時の紙幣が、図7(B)の様に耳折れした形跡がある状態であり、紙幣処理部4は、その端の一辺の長さb=20mm未満と判定した場合、その紙幣を一時保管庫15まで搬送する。また、入金収納時の紙幣が、図7(E)の様に耳折れした形跡がある状態であり、紙幣処理部4は、その端の一辺の長さe=10mm以上と判定した場合、リジェクト紙幣収納庫19に搬送して収納する。従来の方法では、無条件に金種別紙幣リサイクル庫17、18に搬送されて収納されてしまう。これは、ECB article6に基づくユーロ認証試験において、リサイクルさせない耳折れ紙幣が入金計数識別前で、搬送途中に耳折れが直ってしまった場合にはリジェクト紙幣収納庫19まで搬送して収納させることを期待しているところ、従来では無条件に金種別紙幣リサイクル庫17、18に搬送されて収納されてしまう場合の例である。
この様に、従来の方法と本実施の形態における方法では紙幣の搬送先が異なってくる場合があるが、本実施の形態では、要求仕様に合った、より正確な搬送先を選択して紙幣を搬送し、収納することが可能となる。従来では、実際に耳折れがあればその判定が可能であるが、耳折れがあったであろう形跡までをも考慮していないが、本実施の形態では、例えば、紙幣の記番号が読取れない従来の装置であっても、入金計数・入金収納のいずれかで耳折れが検出された場合には、当該紙幣をリサイクルさせず、リジェクト紙幣収納庫19まで搬送して収納することができる。
また、上述した各処理を行うことにより、例えば、実際に耳折れになっているか否かを紙幣の端の画像が欠損していることにより判定をするほか、耳折れがあった形跡があったか否かの判定をすることにより、入金計数または入金収納のいずれかで規定値以上の耳折れとなっていれば、その紙幣をリサイクルさせずリジェクト紙幣収納庫19に搬送して収納することができ、利用者が耳折れした紙幣を投入した場合でも、紙幣の計数において、入金計数時と入金収納時の紙幣を一致させることができ、装置内部の紙幣の現金を正確に管理する紙幣取扱装置を提供することが出来る。また、その結果、適切な紙幣のみを流通させることが可能となる。
1…ATM
2…主制御部
4…紙幣処理部
10…通信部
11…紙幣識別部
12…入出金口
13…紙幣搬送路
15…一時保管庫
16…返却口
17、18…金種別紙幣リサイクル庫
19…リジェクト紙幣収納庫
40…紙幣識別部
401…読取りセンサ
402…磁気センサ
403…透過センサ
404…識別記憶部。

Claims (10)

  1. 紙幣を取り扱う紙幣取扱装置であって、
    搬送される紙幣の耳折れを検知するための第1のセンサと、
    搬送される紙幣の耳折れ跡を検知するための第2のセンサと、
    入金される紙幣を計数する入金計数処理と、前記入金計数処理された紙幣を収納する入金収納処理とを行い、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサは、前記入金計数処理および前記入金収納処理のそれぞれにおいて前記紙幣の耳折れおよび前記紙幣の耳折れ跡を検知し、前記第1のセンサによる前記紙幣の耳折れの検知結果と、前記第2のセンサによる前記紙幣の耳折れ跡の検知結果とに基づいて、それぞれの検知結果に応じた搬送先に前記紙幣を搬送させる紙幣処理部と、
    を備えることを特徴とする紙幣取扱装置。
  2. 前記紙幣取扱装置は、利用者から前記紙幣についての取引を実行する操作を受け付ける操作部をさらに備え、
    前記紙幣処理部は、前記入金計数処理が実行され、前記操作部が前記利用者から前記取引を確定する操作を受け付けた場合に、前記入金収納処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項に記載の紙幣取扱装置。
  3. 前記第1のセンサによる前記紙幣の耳折れの検知、および前記第2のセンサによる前記紙幣の耳折れ跡の検知は、搬送される前記紙幣の端の少なくとも一部について行われる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の紙幣取扱装置。
  4. 搬送される前記紙幣の端の少なくとも一部とは、前記紙幣の四隅の中で最も大きく耳折れまたは耳折れ跡がある場合である、
    ことを特徴とする請求項に記載の紙幣取扱装置。
  5. 前記紙幣処理部は、前記入金計数処理時に、少なくとも前記紙幣の耳折れが入金計数時での基準である計数耳折れ基準以下であって、前記紙幣の耳折れ跡が入金計数時での基準である計数耳折れ形跡基準以下であると判定した場合において、前記入金収納処理時に、前記紙幣の耳折れが入金収納時での基準である収納耳折れ基準以上であるか、または前記紙幣の耳折れ跡が入金収納時での基準である収納耳折れ形跡基準以上であると判定した場合、前記紙幣をリジェクト庫まで搬送させる、
    ことを特徴とする請求項2〜のいずれか1項に記載の紙幣取扱装置。
  6. 前記紙幣処理部は、前記入金計数処理時に、少なくとも前記紙幣の耳折れが入金計数時での基準である計数耳折れ基準以下であって、前記紙幣の耳折れ跡が入金計数時での基準である計数耳折れ形跡基準以下であると判定した場合において、前記入金収納処理時に、前記紙幣の耳折れが入金収納時での基準である収納耳折れ基準未満であって、かつ少なくとも前記紙幣の耳折れ跡が入金収納時での基準である収納耳折れ形跡基準未満であると判定した場合にのみ、前記紙幣をリサイクル庫まで搬送させる、
    ことを特徴とする請求項2〜のいずれか1項に記載の紙幣取扱装置。
  7. 前記計数耳折れ基準は前記収納耳折れ基準以上であり、前記計数耳折れ形跡基準は前記収納耳折れ形跡基準以上である、
    ことを特徴とする請求項に記載の紙幣取扱装置。
  8. 前記紙幣処理部は、前記紙幣取扱装置に接続された上位装置からの指示に応じて、前記第2のセンサによる前記紙幣の耳折れ跡の検知を行うか否かを定める、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の紙幣取扱装置。
  9. 前記第1のセンサおよび前記第2のセンサは透過センサであり、
    前記紙幣取扱装置は、前記紙幣の画像を読取る読取りセンサと、前記紙幣の磁気パターンを読取る磁気センサと、をさらに備え、
    前記紙幣処理部は、前記紙幣の画像と前記磁気パターンと前記透過光パターンとに基づいて、その真偽および金種を識別する、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の紙幣取扱装置。
  10. 請求項1〜のいずれか1項に記載の紙幣取扱装置を備えることを特徴とする現金自動取引装置。
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