JP2007015114A - 小径木を利用した木質パネル及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 間伐材の有効利用だけではなく、間伐の促進も図ることのできる木質パネルの製造方法及び木質パネルの提供を目的とする。
【解決手段】 複数本の小径木を準備し、この小径木の各々から、一辺が前記小径木の半径に最も近い寸法の六角材又は、一辺が前記小径木の半径に最も近い寸法の六角形を二等分して形成される台形材を切り出し、複数の前記六角材又は前記台形材を組み合わせて加圧し、接着材を介して隣接する前記六角材どうし又は前記台形材どうしを接着して積層体を形成し、この積層体を木口面と平行に所定の間隔で切断して集成材を得る。そして、この集成材から木質パネルを得る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建築物や家具その他の木製品の材料として使用される木製パネル及びその製造方法にかかり、特に、間伐材等の小径木を有効に利用することができ、かつ、デザイン性にも優れた木質パネル及びその製造方法に関する。
我が国の人工林は1000万haにも及んでいる(林野庁HP参照)。しかし、このような人工林において、健全な森林を育成するためには、植林後30年程度を目安に間伐を行う必要がある。しかし、間引きされた間伐材は、断面直径が20cm以下で、通常の建築用材料としては利用が困難で、廃棄されているのが現状である。そのため、国内産木材の消費低迷と相俟って、多くの人工林でコストのかかる間伐が行われず、森林が荒廃するという事態に至っている。
このような森林荒廃は、財産的価値の低下という経済的な問題には止まらず、山林の保水能力を低下させ、大雨時において下流域に洪水災害を引き起こすなど、近年では環境問題の一つとして重視されている。
そのため、間伐の際に発生した小径木の有効利用を図るべく、種々の提案がなされている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2003−213690公報 特開2005−9187号公報 特開2003−154506号公報
しかし、上記提案のものは、間引きされた間伐材の有効利用という点では優れるものの、間伐そのものを促進するというところまでは至っていないのが現状である。
すなわち、上記した従来の提案は、本来商品価値のない間伐材等の小径木を利用して、通常の木材から得られるような製品を現実的なコストで製造することができる、というものに止まり、間伐材そのものに経済的価値を持たせて、積極的に間伐を促進しようというところまでは至っていない。
なお、特許文献3は、年輪模様厚板の製造方法に関するもので、間伐材等の小径木から小角材や平角材を切り出し、これら小角材や平角材を積層して集積材を形成した後に縦方向に切断して、木口面を露出させた床材の製造方法が提案されている。しかし、この文献に記載の方法では、経時的な割れ発生を防止するために、小角材や平角材の切り出し寸法が制限され(例えば、段落0007参照)、間伐材の有効利用や経済的価値を高めるという点では不十分である。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、間伐材の有効利用を図るだけでなく、割れの発生をほぼ完全に抑制して間伐材を建築物や家具その他の木製品の材料として広範に利用できるようにし、かつ、間伐材のような小径木でなければ実現できない付加価値を持たせることで間伐材の経済的価値を高めて間伐を促進させることができ、しかも、通常の木材から製造された木質パネルと同等のコストで製造が可能な木質パネルの製造方法及び木質パネルの提供を目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の発明者は、間伐材等の小径木ならではの利点を製品に反映することで、間伐材そのものに経済的価値を旦持させることに着目して鋭意研究を行い、本発明に想到した。
具体的に、請求項1に記載の木質パネルは、間伐材等の小径木から形成した木質パネルにおいて、一辺が前記小径木の半径に最も近い寸法の六角形又は、この六角形を二等分して形成される台形の集合からなり、表裏面に前記小径木の木口が出現している構成としてある。
この構成によれば、小径木の木口面の木目のほぼ半分又は全部が、木質パネルの表面に繰り返し模様として出現するため、これまでに無い新たなデザインの木質パネルを提供することができる。
また、木質繊維が木質パネルの表裏面に対して垂直であるため、圧縮荷重や打撃、摩耗に強い木質パネルを提供することができる。
さらに、六角形又は台形の集合とすることで、接着面積を大きくとることができ、高い接着強度を得ることができる。
請求項2に記載の木質パネルは、前記台形の下底面どうし及び上底面どうしを密着し、かつ、上下を互いに逆にした台形材の斜面どうしが密着している構成としてある。
本発明の木質パネルのように、木口面を全面的に活かした木質パネルにおいては、乾燥により経時的に割れが生じる問題がある。本発明の発明者は、小径木から切り出す角材の断面形状を台形とし、さらに、この台形材を上記のように組み合わせて積層体を形成することで、割れの発生を抑制できることを見出した。
上記したように、木質繊維を木質パネルの表裏面に対して垂直にすることで、圧縮荷重や打撃、摩耗に対して強度を高めることができる。その一方で、このような木質パネルは、曲げ剛性が小さく、床材のように曲げ剛性も要求されるところでは補強が必要となる。
補強材としては、通常の木材から形成された角材や木質パネルを用いてもよいが、請求項3に記載するように、表裏面に木口が出現している第一の集成材とは繊維方向の異なる集成材を用いるようにすることで、補強材としても間伐材を利用することができる。
また、請求項4に記載するように、木口面が出現した前記台形と台形の間又は前記六角形と六角形との間に、繊維方向の異なる角材の木目を介在させてもよい。
この場合も、繊維方向の異なる前記角材として、間伐材を利用することができる。請求項4に記載の木質パネルでは、台形材又は六角材の間に介在させた角材によって曲げ剛性を高めることができるだけでなく、台形材又は六角材の木口面の模様の間に、前記角材の長手方向に沿った木目が交互に現れる新たなデザインを得ることができる。
本発明の木質パネルは、以下の方法で製造することができる。
すなわち、請求項5に記載の方法は、間伐材等の小径木から木質パネルを製造する木質パネルの製造方法において、複数本の小径木を準備する工程と、この小径木の各々から、一辺が前記小径木の半径に最も近い寸法の六角材又は、一辺が前記小径木の半径に最も近い寸法の六角形を二等分して形成される台形材を切り出す工程と、複数の前記六角材又は前記台形材を組み合わせて加圧し、接着材を介して隣接する前記六角材どうし又は前記台形材どうしを接着して、積層体を形成する工程と、木口面と平行に所定の間隔で前記積層体を切断する工程とを有する方法である。
特に、経時的な割れを防止するために、請求項6に記載の方法では、前記台形材から前記積層体を形成するにあたり、前記台形材の下底面どうし及び上底面どうしを密着させるとともに、上下を互いに逆にした台形材の斜面どうしを密着させるようにしている。
また、木質パネルの曲げ剛性を高めるために、請求項7に記載の方法では、前記積層体を切断して得られた板状の集成材の裏面に、前記集成材の繊維方向と直交する繊維方向を有する木製の補強材を接着するようにしている。
木製補強材としては、通常の木材から得られた角材やパネルであってもよいが、間伐材等の小径木から形成された集成材を利用するとよい。
また、請求項8に記載の方法では、前記積層体を形成するにあたり、前記六角材又は前記台形材の層と層との間に、前記六角材又は前記台形材とは繊維方向の異なる木材層を設けた方法としてある。
この方法により、台形材又は六角材の木口面の模様の間に、前記角材の長手方向に沿った木目が交互に現れる新たなデザインの木質パネルを提供することができる。この場合も、請求項9に記載するように、前記木材層を形成する木材として前記六角材又は前記台形材を用いることができる。
本発明によれば、間伐材のような小径木でなければ実現できないデザインの木質パネルを得ることができる。しかも、本発明の方法により、間伐材から無駄なく低廉なコストで木質パネルを製造することができるから、間伐材の経済的価値を大きく高めることができ、間伐促進を図ることが期待できる。
さらに、本発明の木質パネルでは、六角形又は台形の集合とすることで接着面積を大きくとることができ、高い接着強度を得ることができるほか、乾燥等による割れの発生をほぼ完全に抑制することができ、建築物や家具その他の木製品の材料として広範に利用することができる。
以下、本発明の好適な一実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態にかかり、木質パネルを形成するための最初のステップを説明する図である。ここで、図1は木口面に台形の形どりをした小径木の横断面図を、図2は、この小径木から切り出した台形材の斜視図を示している。
図1及び図2に示すように、この実施形態では、一本の小径木1からは二つの台形材2,2を切り出す。小径木1としては、30年生相当の直径(直径20cm程度)を有する間伐材を用いる。間伐材としては、日本国内の人工林の大部分を占める杉や檜を利用することができる。
まず、図1に示すように、小径木1の平均半径Rmを求め、一辺の寸法がRmよりも若干小さい寸法rの正六角形を木口面Fに形どりする。平均半径Rmから一辺の寸法rを求めるのは、この小径木1から最も効率良く台形材2,2(図2参照)を切り出すためである。
次いで、この六角形の対向する二つの頂点を直線で結ぶ。これにより、小径木1の中心を通る前記直線を共通の底辺とする対称形の二つの台形1a,1bが木口面Fに形どりされる。この後、図2に示すように、小径木1から二つの台形材2,2を切り出す。
なお、前記六角形を二つに分断することなく、一つの小径木1から一本の六角材を一つ切り出すようにしてもよいが、このような六角材は乾燥後に割れが生じやすいという欠点がある。このような乾燥による割れの一つは、木材の中心部分から径方向に向かう割れである。そこで、六角形を中心で分断して二つの台形材を切り出すようにすることで、中心部分が開放され、中心部分からの割れの発生を抑制することができる。
図3及び図4は、木質パネルを形成するための次のステップを説明する図で、図3は積層体を形成するにあたっての台形材の配置を、図4は、一部を省略した積層体の斜視図を示している。
小径木1は、予め径が近似するものを多数本用意しておき、同じ長さ寸法に裁断しておく。そして、同一形状,同一大きさの台形1a,1bを各小径木1の木口面Fに形どりし、各小径木1から同じ長さの台形材2,2・・・を二本ずつ切り出す。
このようにして形成した多数本の台形材2,2・・・を、図3に示すように、隣合う台形材2,2の上底面どうし,下底面どうし及び上下を逆転させた斜面どうしが当接するように積層し、接着剤を介して加圧・圧縮する。これにより、図4に示すような積層体3が形成される。この積層体3の上面3aと底面(図に現れない)には同心円状の木口模様が現れる。また、図示はしないが、積層体3の周囲面3bには、小径木1の長手方向に向かう木目模様が現れる。
この積層体3を、木口面(上面3a)と平行に予め決定された間隔Sで切断することで、板状体(以下、台形集成材と記載する)を得ることができる。
図5は、積層体3を切断することで形成された台形集成材4の部分拡大平面図である。台形集成材4の表裏面には、その全面にわたって同心円状の木口模様が繰り返し現れている。
このような台形集成材4は、木材繊維が表裏面に対して垂直方向、つまり、台形集成材2に作用する荷重と同方向に走っているため、圧縮荷重や打撃荷重、摩擦に強いという利点がある。そのため、この台形集成材4を利用した木質パネルは、体育館やホテル,旅館その他の公共施設等の床などに好適である。
また、この台形集成材4では、隣接する台形材2,2・・・を上下逆向きに配置して接着しているので、接着面積を大きくとることができ、高い接着強度を得ることができるほか、台形材2,2・・・の上底面と下底面との膨張量の違いに起因する乾燥後の割れを効果的に抑制することができるという利点がある。
上記の手順で得られた台形集成材4は、例えば、チタン塗装やUV塗装等の表面仕上げが施されて、木質パネルに形成される。なお、この台形集成材4は、前述したように木材繊維が表裏面に対して垂直方向に走っているため、樹脂を木材繊維に含浸させるWPC(木材−プラスチック複合体)仕上げも比較的容易かつ低コストで行えるという利点がある。
ところで、上記したような台形集成材4は、圧縮荷重や打撃荷重、摩擦には強いものの、曲げ荷重には弱く、撓みやすいという欠点がある。もちろん、積層体3から台形集成材4を切り出す際の寸法Sを大きくすれば、曲げ剛性もそれに応じて高くなるが、木質パネルの肉厚が増大することは好ましいことではない。
そこで、図6に示す実施形態では、上記の手順で得られた台形集成材4の裏面に、間伐材から切り出した角材を利用した集成材からなる補強用のパネル5を張り付けている。パネル5の木質繊維の方向は、台形集成材4の繊維と直交する方向であるので、このようなパネル5を台形集成材4と組み合わせて木質パネルを形成することで、前記木質パネルの曲げ剛性を高めることができる。
なお、台形集成材4の裏面に張り付ける補強材は、図6に示すように一つのパネル5からなるものであってもよいし、複数のパネル5を積層させたものであってもよい。複数のパネル5を積層して台形集成材4の裏面に張り付ける場合は、各パネル5の繊維方向を直交させて配置するとよい。このようにすることで、曲げ強度をさらに高めることができる。
また、台形集成材4とパネル5の板厚の比は、台形集成材4及びパネル5の材質や求める木質パネルの曲げ強度、木質パネルの製造コスト等に依存する。例えば、パネル4を檜の間伐材から形成し、パネル5を杉の間伐材から形成する場合は、日本国内における檜と杉の植生の比率(おおよそ1:4)に応じて、前記板厚の比をおおよそ1:4とするとよい。
上記手順で形成された木質パネルは、側面の周囲に溝やほぞを形成して多数枚を組み合わせることができるようにするとよい。このようにすることで、体育館や倉庫などの大面積にも対応が可能になる。また、木質パネルに反りが生じにくいようにするために、裏面に溝を形成してもよい。
また、図7に示すように、通信ケーブルや電源ケーブル等のケーブルを埋設するための二重床6においては、図6に示す手順で得られた木質パネルを適宜のサイズに裁断して床パネル7とし、この床パネル7を二重床6の孔6aに嵌め込んで利用することができる。
上記の実施形態では、木質パネルの表裏面の全面に木口模様が現れるものとして説明した。
図8及び図9に示す実施形態では、木口模様と角材の長手方向に向かう木目とが交互に現れる木質パネルについて説明する。
この実施形態においては、台形材2,2・・・を交互に繊維方向を直交させて組み合わせ、図8に示すような積層体3′を形成している。この積層体3′では、上面3a′及び下面(図に現れず)だけでなく、側面3b′の一部にも木口模様が出現している。
図9は、この積層体3′を木口面に平行に切断した集成材4′の部分拡大平面図である。
図示するように、このようにして形成された集成材4′は、同心円状の木口模様と台形材2の長手方向に向かう木目模様とが交互に現れる新たなデザインとなる。
また、この集成材4′は、補強材(先の実施形態のパネル5)を設けなくても、高い曲げ剛性を確保することができ、木質パネルの板厚を薄くすることができるという利点がある。
本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、図8及び図9を参照しながら説明した木質パネルでは、台形集成材2を交互に繊維方向を違わさせて積み重ね、積層体3′を形成するものとして説明したが、台形集成材2と通常の角材又は間伐材から形成された角材の集成材とを交互に積み重ねて、積層体3′を形成するものとしてもよい。
本発明の木質パネルは、小径木、特に植林後30年程度を経たあらゆる種類の間伐材から製造が可能で、かつ、本発明の木質パネルは、床材,壁材等の建材、タンス,机,椅子等の家具その他の木製品に広く適用が可能である。
本発明の一実施形態にかかり、木口面に台形材を切り出すための形どりをした小径木の横断面図である。 図1の小径木から切り出した台形材の斜視図である。 積層体を形成するにあたっての台形材の配置を示す平面図である。 積層体の部分斜視図である。 図4の積層体を切断して形成された台形集成材4の部分拡大平面図である。 図5の台形修正材の裏面に補強材として集成材のパネルを張り付ける様子を示す斜視図である。 図6で得た木質パネルを切断して二重床の床パネルとした一例を示す斜視図である。 本発明の木質パネルの他の実施形態にかかり、積層体の部分斜視図である。 図8の積層体から切り出した集成材の部分拡大平面図である。
符号の説明
1 小径木
1a,1b 台形
2 台形材
3,3′ 積層体
3a 上面
3b 周囲面
4 台形集成材
5 パネル
6 二重床
7 床パネル

Claims (9)

  1. 間伐材等の小径木から形成した木質パネルにおいて、
    一辺が前記小径木の半径に最も近い寸法の六角形又は、この六角形を二等分して形成される台形の集合からなり、表裏面に前記小径木の木口が出現していることを特徴とする小径木を利用した木質パネル。
  2. 前記台形の下底面どうし及び上底面どうしを密着し、かつ、上下を互いに逆にした台形材の斜面どうしが密着していることを特徴とする請求項1に記載の小径木を利用した木質パネル。
  3. 表裏面に木口が出現している第一の集成材と、この第一の集成材の裏面に設けられ、前記第一の集成材と繊維方向の異なる第二の集成材とから形成されていることを特徴とする請求項2に記載の小径木を利用した木質パネル。
  4. 木口面が出現した前記台形と台形の間又は前記六角形と六角形との間に、繊維方向の異なる角材の木目を介在させたことを特徴とする請求項2又は3に記載の小径木を利用した木質パネル。
  5. 間伐材等の小径木から木質パネルを製造する木質パネルの製造方法において、
    複数本の小径木を準備する工程と、
    この小径木の各々から、一辺が前記小径木の半径に最も近い寸法の六角材又は、一辺が前記小径木の半径に最も近い寸法の六角形を二等分して形成される台形材を切り出す工程と、
    複数の前記六角材又は前記台形材を組み合わせて加圧し、接着材を介して隣接する前記六角材どうし又は前記台形材どうしを接着して、積層体を形成する工程と、
    木口面と平行に所定の間隔で前記積層体を切断する工程と、
    を有することを特徴とする小径木を利用した木質パネルの製造方法。
  6. 前記台形材から前記積層体を形成するにあたり、前記台形材の下底面どうし及び上底面どうしを密着させるとともに、上下を互いに逆にした台形材の斜面どうしを密着させることを特徴とする請求項5に記載の木質パネルの製造方法。
  7. 前記積層体を切断して得られた板状の集成材の裏面に、前記集成材の繊維方向と直交する繊維方向を有する木製の補強材を接着することを特徴とする請求項5又は6に記載の木質パネルの製造方法。
  8. 前記積層体を形成するにあたり、前記六角材又は前記台形材の層と層との間に、前記六角材又は前記台形材とは繊維方向の異なる木材層を設けたことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の木質パネルの製造方法。
  9. 前記木材層を形成する木材が、前記六角材又は前記台形材であることを特徴とする請求項8に記載の木質パネルの製造方法。
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