JP3175606U - 建築資材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 正六角形製材同士を簡単に結合できる建築資材を提供すること。
【解決手段】 縦方向で所望寸法に切断した断面正六角形単位体の稜線に曲面底を有する周方向の溝を形成し、この溝に円板状の連結体を嵌合し、この連結体を隣接する他の断面正六角形単位体の溝に嵌合して所望面積の建築資材を得るように構成したもの。
【選択図】図2

Description

本考案は、建築・建設分野における、断面を正六角形に加工製材した材木を用いた建築資材に関し、特に、この建築資材で構成する壁面材や空間の創出に好適なものに関するものである。
建築・建設分野において、材木は通常、原木を四角形断面に製材してつくられるが、この方法にはロスが多い。
ロスを低減し、原木を有効活用する方法のひとつに、丸太を積み上げて空間を構成するログハウスという手法が存在する。
別な方向性では、製材形状を通常の四角形断面ではなく、六角形断面とすることでロスを低減する動きも見られる。
特開2005−342949号公報 特開2007−15114号公報 特開2001−40759号公報
一般的に「中目材」と呼ばれる小径木において、原木を四角形にカットし製材する通常の製材方法では、寸足らず、もしくはロスが多くなり、商品として成立しない現実がある。
本考案では、正六角形断面の製材規格を新しく開発することで製材ロスを抑え、「中目材」を始めとする小径木の価値を高め、一般的に使いやすい寸法規格で大量流通させることを指向している。
前記特許文献1に開示された発明は、「編成材」に関するものであり、六角形断面の複数木材を束ねる事でより大きな断面のパネル材を得る方法である。六角形断面としてロスを抑える思想は本考案と共通するが、正六角形製材の規格の提案ではなく、その加工品の提案である。
前記特許文献2に開示された発明は、「小径木を利用した木質パネルおよびその製造方法」に関するものである。六角形断面としてロスを抑える思想は本考案と共通するが、正六角形製材の規格の提案ではなく、その加工品として木質パネルを製造する提案である。
前記特許文献3に開示された発明は、「断面正六角柱を用いる建築材の構造」に関するもので、集積された壁・床・屋根材など建築材の開発である。六角形断面とすることでロスを抑える思想は本考案と共通するが、正六角形製材自体の規格の提案ではなく、その集積によって得られる建築材の構造の提案である。
前記特許文献に記載された発明は、正六角形製材を組み合わせて壁材や床材などを構成することであるが、いずれも正六角形製材同士を樹脂などの接着剤で組み合わせ結合することが記載されている。
正六角形製材同士を接着剤で接着すると、特に長尺ものについては、製材の寸法、特に平坦度の狂いなどで、接着が不均一になり、接着不良を起こすことがある。
又、一度接着すると分解は難しく、正六角形製材同士の結合パターンの変更などは困難になるものである。
本考案は前記課題に着目し、正六角形製材同士を簡単に結合できる建築資材を提供することを目的としてなされたものである。
前記目的を達成するために本考案は、縦方向で所望寸法に切断した断面正六角形単位体の稜線に曲面底を有する周方向の溝を形成し、この溝に円板状の連結体を嵌合し、この連結体を隣接する他の断面正六角形単位体の溝に嵌合して所望面積の建築資材を得るように構成したものである。
尚、この断面正六角形単位体を、以下の説明では便宜的に「はにかむツミキ」と別称する場合がある。
若干補足すると、本考案では、ロスなく正六角形断面に製材された材木が、大量に流通できるよう、第一に、人が容易に持ち上げられる正六角形断面製材の寸法規格を開発すること。第二に、正六角形断面製材を一般に使い易く細切れにした「はにかむツミキ」を開発すること。第三に、「はにかむツミキ」を積み上げる構法とその仕口を開発すること。
第四に、正六角形製材と「はにかむツミキ」について、個人が必要な分を購入し身近なものとして親しみ使う事ができる流通ルートを開発することである。
本考案は、前記手段のように構成したので、正六角形製材同士を簡単に結合できる建築資材を提供することができたものである。
更に、補足的な効果を述べると次のとおりである。すなわち、第一に、正六角形断面の製材規格を新しく開発することで製材の無駄を減らすことができる。これにより、樹木に固定された炭素を二酸化炭素として空気中に放出する量を低減でき、地球温暖化抑制の一助を担える。
第二に、中目材など利用価値の低い小径木に新しい価値を付与できる。これまで伐採現場にて廃棄処分されてきた小径木を有効活用でき、付加価値のついた価格で取引することができる。
第三に、軽くて取り回し易く、一般の人々でも容易に積み上げられる「はにかむツミキ」によって、人々が正六角形断面製材に親しみ、日常的に接することで、自分自身で気軽に「はにかむツミキ」を積み上げ、「はにかむツミキのカベ」や「はにかむツミキのイエ」もしくはそれらの応用品を生み出す事が出来る。
第四に、正六角形断面製材や「はにかむツミキ」が一般に広く認知される事で、その流通と消費をいっそう促進することができる。
本考案の一実施例を示す断面正六角形単位体断面図。 同じく断面正六角形単位体の斜視図。 同じく断面正六角形単位体で構成した壁の斜視図。 同じく断面正六角形単位体で構成した壁をコの字状に連結した斜視図。 「はにかむツミキ」の、基本ユニット3種と約物ユニット2種の斜面図。 「はにかむツミキ」各ユニット同士の接合状態を示す模式図。 「はにかむツミキ」を積み上げて構成した「はにかむツミキのカベ」の模式図。 同じく「はにかむツミキのカベ」の他の模式図。 同じく「はにかむツミキのカベ」の他の模式図。 同じく「はにかむツミキのカベ」の他の模式図。
本考案の実施の形態を要約すると、先ず、できるだけ丸い木から切り取る面積を増やすという観点で、表面の円に対し、六角形製材を切り取ることを基本とする。又、断面正六角形単位体は、移動することを考慮して、できる限り短くすることが望まれる。
この形態を満足するための一実施例構成を次に説明する。
以下、図に従って、本考案の一実施例を説明する。
図1は、本考案の一実施例を示す断面図であり、1は、小径の原木丸太から正六角形断面に切り取られた断面正六角形単位体で、2は、この単位体1の稜線3に形成した溝である。この単位体1の寸法は図1に示すように並行する面間が180ミリメートルであり、他の形状、寸法も図示のとおりである。単位体1の円は原木を示す。
単位体1の縦寸法長さは180ミリメートルで溝2の幅は40ミリメートルである。
前記溝2は、後述する図6に記載された円板状の連結体4を受容し、嵌合するものである。従って、この連結体4の厚さは40ミリメートルか僅かにこれを超える寸法としている。
この六角形の断面積は0.028mで、これは四寸x八寸(120x240)の梁材と同等である。気乾状態(含水率15%程度)における杉の比重は0.39なので、正六角形断面製材の単位長さあたりの重量は、10.92kg/mになる。つまり、2m程度の長さまでなら一人で、最も大きな4m材でも二人で、容易に取り回すことが出来る。
前記断面正六角形単位体は、一般に取り回しやすい寸法に細切れして得るものであるが、標準的なユニットの厚みとして、ここでは180ミリメートルを提案しているが、ニーズに合わせて厚さを変更し、多くのラインナップ用意することも考えられる。
図3は、図2に示す複数の単位体1と、この単位体1を対角線上に切断した断面台形状の第2単位体5と、単位体1の対面の中央を通る線で切断した断面5角形の第3単位体6とを連結体4で連結して構成した所望面積の壁7である。
この壁7の周辺は図示のように第2単位体5、第3単位体6が位置しており、単位体1と共に直線部を形成している。
この壁7と長尺の単位体1を結合して構成した壁8を、図4のようにコの字状に組み合わせれば、家としての機能を持つことになる。
角部の結合も前記と同様に溝2と連結体4を利用すれば簡単に組み立てることができる。
前記の説明したのは、一個の単位体1を組み合わせて壁を構成するものであるが、面積が広くなった場合、その作業時間は多大になってしまう。
この場合、複数のユニットを予め用意しておけば、組み立ての時間を大幅に短縮することができる。
図5にユニットの構成方法を示している。
ユニットAは単位体1、ユニットαは第2単位体、ユニットβは第3単位体である。
ここで特徴的なのは、ユニットAを二個結合したユニットB、ユニットAを三個結合したユニットCを構成することである。
これらの、特にユニットB、Cを使用することにより図6に示すような組み合わせを短時間で得ることができ、壁などを構成する時間を大幅に短縮することができる。
このときも、ユニットの形状に拘わらず、円板状の連結体4を他の単位体やユニットの結合として使用するものである。図1、図2の寸法の単位体1を基本としたものを連結する連結体4は直径が80ミリメートルで厚さは前述のとおり40ミリメートルである。
尚、連結体4で嵌合連結することを基本とするが、嵌合力が不十分の場合は当然のことではあるが、接着剤を併用することを排除するものではない。
図7は、前記単位体やユニットを組み合わせて構成する壁の例で、上に現れる面が水平である例を示している。
図8は、上に現れる面が斜面である例を示している。
図9は、ユニットCを主として使用した例、図10は単位体1に相当する部分を抜いた例を示している。
このように本考案によれば、単位体やこれを組み合わせたユニットの組み合わせにより種々の形態の壁を得ることができたものであり、広範囲の用途に適用できる建設資材を得ることができたものである。
尚、この建築資材は、建築資材に留まるものではなく、例えば法面の崩落防止、ガーデング、その他の土木工事などにも使用できるもので、これらも本考案の権利範囲に包含されることは当然である。
1 断面正六角形単位体、2 溝、3 稜線、4 連結体、5 第二単位体、
6 第三単位体、7、8 壁、11 ユニットB、12 ユニットC

Claims (1)

  1. 縦方向で所望寸法に切断した断面正六角形単位体の稜線に曲面底を有する周方向の溝を形成し、この溝に円板状の連結体を嵌合し、この連結体を隣接する他の断面正六角形単位体の溝に嵌合して所望面積の建築資材を得るように構成した建設資材。
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