JP2007014227A - 肥料供給装置 - Google Patents

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洋 山▲崎▼
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Abstract

【課題】 走行体に装着した肥料散布機のタンクへの肥料投入作業を軽減する。
【解決手段】 袋入り肥料Aを受持可能な載置台36と、この載置台36を、タンク24の肥料投入口33よりも低い位置であって袋入り肥料Aを該載置台36に載せる位置である肥料載せ位置Bからタンク24の肥料投入口33と略同高さ又は該肥料投入口33よりも高い位置であってタンク24に肥料を投入する位置である肥料投入位置Cへと位置変更自在に支持する支持装置37とを備えた肥料投入アシスト装置5を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、走行体に支持されるタンク内の肥料を圃場に供給するようにした肥料供給装置であって、前記タンクに対する肥料の投入をアシストする肥料投入アシスト装置を備えた肥料供給装置に関するものである。
従来、トラクタの後部に、ブロードキャスタ、コンポキャスタ、ライムソワー等の肥料散布機を装着し、走行しながら肥料散布機のホッパ内の肥料を圃場に散布(供給)するようにした肥料供給装置がある(特許文献1、2参照)。
前記肥料散布機のホッパに肥料を補給等する場合、該ホッパの上端の肥料投入口から該ホッパ内に袋入りの肥料を投入するに際して該肥料投入を作業者が手作業で行っている。
特開2001−320923号公報 特開平9−238524号公報
肥料散布機のホッパは、大容量のために肥料投入口が高いもの、又は自然落下方式のためにホッパの高さを高くせざるを得ないものが多く、ホッパの肥料投入口は肥料を投入する作業者の腰の位置よりも高く、高いものでは肥料投入作業者の略目線の位置に位置する。
また、市場に流通している袋入り肥料は、例えば、20kgという重さのものが流通しており、この重量物をホッパの肥料投入口の高さまで持ち上げて、ホッパに肥料を投入する作業は重労働であるという問題がある。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑みて、肥料を貯留するタンクへの肥料投入作業を軽減することができる肥料供給装置を提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、走行体に支持されるタンクを備え、走行しながら前記タンク内の肥料を圃場に供給するようにした肥料供給装置において、
袋入り肥料を受持可能な載置台と、この載置台を、タンクの肥料投入口よりも低い位置であって袋入り肥料を該載置台に載せる位置である肥料載せ位置からタンクの肥料投入口と略同高さ又は該肥料投入口よりも高い位置であってタンクに肥料を投入する位置である肥料投入位置へと位置変更自在に支持する支持装置とを備えていることを特徴とする。
また、支持装置は支持体に一端側が枢支連結され他端側に載置台が設けられた支持脚を備え、この支持脚の回動により、載置台は該支持脚の回動支点回りに移動して位置変更自在とされていると共に、肥料載せ位置で袋入り肥料を受持する第1載置部と、肥料投入位置で袋入り肥料を受持する第2載置部とからL字形に形成されていてもよい。
また、肥料載せ位置から肥料投入位置へと載置台を位置変更させる方向に該載置台を付勢する付勢手段を備えているのがよい。
また、支持装置は、載置台が肥料載せ位置から肥料投入位置へと平行移動するように該載置台を支持する平行リンク機構を備えていてもよい。
また、肥料投入位置において、載置台の肥料載置部分が肥料投入口よりも上方に位置し且つ該肥料載置部分の少なくとも一部が上下方向に関して肥料投入口とオーバーラップするように構成されているのがよい。
本発明によれば、タンクへの肥料投入作業を軽減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1及び2において、1は走行しながら圃場に肥料を供給する肥料供給装置であり、走行体としてのトラクタ2と、圃場を耕耘するロータリ耕耘機3と、圃場に肥料を散布(供給)する肥料散布機(肥料供給機)4と、この肥料散布機4への肥料投入作業をアシストする肥料投入アシスト装置5とを有しており、本実施の形態では、該肥料供給装置1は耕耘しながら圃場に元肥を供給する装置であり、肥料散布機4としてグランドソワーが採用されている。
なお、肥料供給装置1としては、トラクタ2等にブロードキャスタ、コンポキャスタ、ライムソワー等の肥料散布機4を装着したものであってもよく、また、トラクタ2等に肥料散布機4を単独で装着したものや他の作業機(例えばマルチフィルム敷設機)を付加したものであってもよく、また、基肥(元肥)するものではなく、施肥(追肥)等するものであっても勿論よい。
トラクタ2は2軸4輪型のトラクタ2が採用され、前部のエンジンと、該エンジンにフライホイールハウジングを介して連結されるクラッチハウジングと、該クラッチハウジングに連結されるミッションケース等によって車体6が構成されている。
トラクタ車体6の後部の側面下部には左右一対のロワーリンク7の前端側が枢支連結されていると共に、トラクタ車体6の後部には三点リンク機構等を介してトラクタ2に装着される作業機の昇降用の油圧装置8が設けられている。
油圧装置8は油圧によって上下揺動される左右一対のリフトアーム9を有し、左右のリフトアーム9は左右方向で同じ側にあるロワーリンク7の中途部にリフトロッド10を介して連結されている。
左右一方のリフトロッド10の上部には、リンク連結具11が取り付けられ、このリンク連結具11にターンバックル(トップリンク)12の一端側(前端側)が枢支連結されている。
前記ロータリ耕耘機3は、本実施の形態ではサイドドライブ式のロータリ耕耘機3が採用され、中央のギヤケースから左右両側に延出された左右一対のサポートアームと、左右一方のサポートアームの外端側に下方突出状に連結された伝動ケース13と、左右他方のサポートアームの外端側に下方突出状に連結されたサイドフレームとから主構成されたロータリ機枠14を有する。
このロータリ機枠14の、伝動ケース13とサイドフレームとの下部間には、これら伝動ケース13,サイドフレームにわたって左右軸回りに回転自在に支架された爪軸15に多数の耕耘爪16を取り付けてなるロータリ耕耘部17が設けられている。
また、ロータリ機枠14には、前記ロータリ耕耘部17の上方側及び左右の側方を覆うロータリカバー18が設けられている。
ロータリ耕耘機3は、さらに、ゲージ輪等を取り付けるための支持フレーム19を備えている。
この支持フレーム19は、前後方向に沿って配置された左右一対のメインフレーム20と、左右方向に沿って配置されていてこのメインフレーム20の後端部に固定されたツールバー21とを有する。
メインフレーム20は、長さ方向(前後方向)に伸縮自在とされると共に、前端側がロータリ機枠14に左右軸回りに回動自在に枢支連結されている。
この支持フレーム19とロータリ機枠14とにわたって高さ調整装置22が介装され、この高さ調整装置22によって支持フレーム19が上下に揺動されて高さ調整される。
肥料散布機4は、散布機枠23と、肥料を貯留するホッパ(タンク)24と、このホッパ24の下端側に配置されていて該ホッパ24内の肥料を排出する排出装置25と、この排出装置25から排出された肥料をロータリ耕耘部17の前側に散布する拡散板26と、肥料排出装置25から拡散板26に肥料を案内する肥料案内ホース27とを有する。
散布機枠23は、ロータリ機枠14の左右各サポートアームに取付固定された左右の支柱受け28と、この左右各支柱受け28に下端側が支持された左右の支柱29と、この左右支柱29の上端間にわたって架設されていて該支柱29に取付固定された横梁部材30と、この横梁部材30に固定されたホッパ取付フレーム31とを有する。
支柱29は長さ調整自在であると共に、下端側が支柱受け28に左右軸回りに回動自在に支持されており、ターンバックル12の他端側(後端側)が横梁部材30に設けたリンク連結部に枢支連結されることにより、支柱29の倒れが規制されているとともに、ターンバックル12の長さを調整することによりホッパ24の水平度が調整可能とされている。
ホッパ24は前記ホッパ取付フレーム31に取り付けられており、該ホッパ24の上端側は上方開放状とされていて肥料を投入するための肥料投入口33とされており、この肥料投入口33は蓋体34によって開閉自在に閉塞されている。
肥料投入アシスト装置5は、図1〜図3に示すように、袋入り肥料Aを受持する載置台36と、この載置台36をホッパ24の肥料投入口33よりも低い位置であって袋入り肥料Aを該載置台36に載せる位置である肥料載せ位置(図1の仮想線参照)Bからホッパ24の肥料投入口33よりも高い位置であってホッパ24に肥料を投入する位置である肥料投入位置(図1の実線参照)Cへと位置変更自在に支持する支持する支持装置37と、肥料載せ位置Bから肥料投入位置Cへと載置台36を位置変更させる方向に該載置台36を付勢する付勢手段38と、載置台36を肥料投入位置Cに保持する保持手段39とを備えている。
載置台36は、肥料載せ位置Bで袋入り肥料Aを受持する第1載置部40と、肥料投入位置Cで袋入り肥料Aを受持する第2載置部41とからL字形に形成されている。
また、第1載置部40に把手42が設けられている。
支持装置37は、ホッパ24の後方側に配置されており、前記支持フレーム19(支持体)のツールバー21に着脱自在に取付固定された左右一対の取付具43と、この左右各取付具43の背面側に設けられた軸支部44にわたって挿通されて支持されていて左右方向の軸心を有する支軸45と、この支軸45の左右両端側に回動自在に支持された左右一対の支持脚46とを有する。
本実施の形態では、左右の支持脚46の一端側にはボス47が固定され、このボス47を支軸45の端部側に軸心回りに回動自在に外嵌することにより、左右の支持脚46が支持フレーム19に左右軸回りに回動自在に支持されている。
この支持脚46の他端側は、載置台36の第2載置部41の肥料載置部分とは反対側の面に固定されていて、該支持脚46を支軸45を中心として回動させることにより、載置台36は支持脚46の回動支点回りに移動して肥料載せ位置Bと肥料投入位置Cとに位置変更自在とされている。
なお、支持脚46を支持する支持体としては、前記支持フレーム19に限定されることはなく、ロータリ機枠14に取付固定された他のフレーム、散布機枠23に設けられたフレーム、トラクタ2側に取り付けられるフレーム等であってもよい。
また、載置台36は複数台設けられていてもよく、支持脚46は1本又は3本以上であってもよい。
前記取付具43には、載置台36が肥料載せ位置Bにあるときに支持脚46に接当して該支持脚46を下支えし、該支持脚46の下方への回動を規制するストッパ48が設けられている。
付勢手段38は、本実施の形態では引っ張りコイルバネから構成され、このコイルバネ38の一端側が支持フレーム19のメインフレーム20に固定されたブラケット49に掛止され、該コイルバネ38の他端側が支持脚46の中途部に設けられたブラケット50に掛止されることにより、肥料載せ位置Bから肥料投入位置Cへと載置台36を位置変更させる方向に該載置台36を付勢している。
保持手段39は、本実施の形態ではロッドによって構成され、該ロッド39の一端側は、該ロッド39が左右軸回りに上下揺動するように且つロッド39が左右に揺動可能となるように前記ブラケット49に係止され、該ロッド39の他端側は支持脚46の中途部に設けた係止片51に、載置台36が肥料投入位置Cにある状態で係脱自在に係止可能とされていて、載置台36が肥料投入位置Cにある状態でロッド39によって支持脚46の回動を規制し、載置台36を肥料投入位置Cに保持する。
本実施の形態の構成における肥料投入アシスト装置5にあっては、肥料載せ位置Bでは支持脚46は前後方向に沿う姿勢とされ、載置台36の第1載置部40が水平姿勢(水平方向に沿う姿勢)とされ、載置台36の第2載置部41が垂直姿勢(垂直方向に沿う姿勢)とされている。
この肥料載せ位置Bでは、載置台36の第1載置部40が作業者の腰の位置よりも低い位置に位置する。
この状態で載置台36の第1載置部40に袋入り肥料Aを載せると共に把手42を持ち、その後、付勢手段38の付勢力をかりて支持脚46を支軸45回りに前上方に回動させて、載置台36を肥料投入位置Cに位置変更させる。
すると、該肥料投入位置Cでは支持脚46は上下方向に沿う姿勢とされ、載置台36の第2載置部41が水平姿勢とされ、載置台36の第1載置部40が垂直姿勢とされる。
このとき、前記付勢手段38は、載置台36が低い位置にあり且つ支持脚46が倒れた状態にあって大きな持ち上げ力が必要な状態では付勢力が強く、支持脚46を起立させるにつれて付勢力が弱くなり、袋入り肥料Aの持ち上げを良好にアシストする。
そして、載置台36を肥料投入位置Cに位置変更させた状態で保持手段39によって支持脚46の回動を規制する。
この肥料投入位置Cでは、載置台36は、第2載置部41がホッパ24の肥料投入口33よりも高い位置で且つ第2載置部41の前部側(肥料投入位置Cにおける肥料載置部分の前部側)が上下方向に関して肥料投入口3とオーバーラップする位置に位置し、この位置において、肥料袋の口を開いて中の肥料を肥料投入口33からホッパ24内に投入する。
なお、本実施の形態では、肥料投入位置Cでは載置台36はホッパ24の肥料投入口33よりも高い位置であって第2載置部41の前部側が上下方向に関して肥料投入口33とオーバーラップする位置に設定されているが、これに限定されることはなく、肥料投入位置Cでは、載置台36(第2載置部41)はホッパ24の肥料投入口33と略同高さ(ホッパ24の肥料投入口33の近傍)に設定されていてもよく、また、第2載置部41の肥料投入位置Cにおける前部側が上下方向に関して肥料投入口33とオーバーラップしていなくてもよい。
また、前記把手42は必ずしも設ける必要はないが、把手42を設けることにより、支持脚46の回動支点から袋入り肥料Aの荷重がかかる部分(作用点)までの距離よりも、支持脚46の回動支点から把持部分(力点)までの距離の方が長くなり、袋入り肥料Aの持ち上げ力を低減することができる。
また、前記付勢手段38として、引っ張りコイルバネに代えて捩りコイルバネ等の他のバネ部材又はバネに代えてエアダンパ、ガススプリング等を採用してもよい。
また、付勢手段38に代えて、単動又は複動型の油圧シリンダ、エアーシリンダ等の流体圧シリンダやその他のアクチュエータ等の動力によって支持脚46を上下に揺動させるようにしてもよい。
また、肥料載せ位置Bにおいて付勢手段38としての引っ張りコイルバネが支持脚46を下方側に付勢するように該肥料載せ位置Bの手前で付勢手段38の付勢力が切り換わるように構成してもよい。
図4は保持手段39の他の例を示しており、この図4に示す保持手段39は、支持脚46に設けた係合部材52と、取付具43側に設けられていて前記係合部材52と係脱自在に係合する被係合部材53とから構成されている。
係合部材52は、棒材を折曲することにより形成されていて一端部が支持脚46に固定されており、該係合部材52は、一端部から前方に延出されると共に前上方に向けて延出された支持部52aと、この支持部52aの先端から左右方向に延出された係合部52bとから構成されている。
被係合部材53は、前端側が取付具43に設けたブラケット54に枢軸55を介して左右軸回りに回動自在に支持され、バネ等によって下方に付勢されていると共にストッパ56に接当してその下方回動が規制されている。
また、この被係合部材53の後部側には、支持脚46が肥料投入位置Cにあるときに前記係合部52bに上方から係脱自在に係合して載置台36を肥料投入位置Cに保持する被係合溝57が形成されている。
この保持手段39では、支持脚46が肥料載せ位置Bから肥料投入位置Cへと回動してきて、係合部52bが被係合部材53の後面側に接当してこれを押圧すると被係合部材53がバネの付勢力に抗して上方に上がり、係合部52bが被係合溝57に対応する位置にくるとバネの付勢力で被係合部が下がり、自動的に係合部材52が被係合部材53に係合するように構成されている。
なお、係合部52bと被係合溝57との係合状態を解除するときには、被係合部材53を手で上に上げればよい。
また、被係合部材53はバネの付勢力ではなく自重で下がるようにしてもよく、また、被係合部材53を手動で上げ下げするようにしてもよい。
また、肥料投入位置Cにおける支持脚46の前方への回動規制を支持脚46自体を被係合部材53に接当させることで行ってもよい。
図5は支持装置37の変形例を示しており、一端側が散布機枠23に左右軸回りに回動自在に枢支連結され他端側が載置台36に左右軸回りに回動自在に枢支連結された左右一対の支持脚46を前後一対備えてなる平行リンク機構を有するものであり、載置台36を肥料載せ位置Bと肥料投入位置Cとに平行移動で位置変更させるようにしたものである。
その他の部材は、同符号を付して説明を省略する。
なお、この図5において、肥料散布機4のホッパ24及び散布機枠23以外の構成は省略している。また、この支持装置37にあっても、図1及び図3、又は図4に示す保持手段39、ストッパ48等が設けられている。
ところで、肥料散布機4のタンクとしては、樹脂製のホッパ、カラー鋼板やステンレス鋼板等から成る箱状のものが採用されており、ホッパが樹脂製である場合、射出成形やブロー成形等によって形成され、材料費、加工費とも肥料散布機のコストがかかるという問題があり、鋼板製のものは、板金、製缶でやはりコストがかかるという問題がある。
また、袋詰めされている肥料をタンクに移し替える必要があり、この手間をなくしたいという要望がある。
また、肥料を散布し終わった後、該肥料はタンク内に放置しておくことはできないので、取り出すか、捨てることとなり、この手間がかかる。
図6は、前記問題を解決するために考えられた肥料散布機60である。
この肥料散布機60は、肥料を圃場に散布する散布装置61をトラクタ62の後部に三点リンク機構63を介して装着し、この散布装置61の上面側に肥料を散布装置61に導入する肥料投入口64を設けると共に、散布装置61に袋入り肥料Aを吊り下げるためのハンガー65を設けてなる。
肥料投入口64は上端開口状とされている。
ハンガー65は、散布装置61の左右一側に立設された支柱部66と、この支柱部66の上端から左右方向に延出されていて前記肥料投入口64の上方に位置する吊下げ部67とから構成され、吊下げ部67には袋入り肥料Aを吊すためのフック68が設けられている。
なお、化成肥料や他の肥料も工業製品なので、袋入りものが多い。肥料袋は樹脂フィルムや紙製で丈夫な材質のものが使用されている。
この肥料散布機4にあっては、袋入り肥料Aの一端側をフック68を介してハンガー65に吊り下げ、袋入り肥料Aの他端側を開口して、該他端側を肥料投入口64に入れることにより、肥料袋内の肥料を圃場に散布できるように構成されている。
この肥料散布機60にあっては、肥料を貯留するタンクを必要としないので、該肥料散布機60を安価に製造することができると共に、肥料の詰め替えの手間も省け、また、散布が終わると、残った肥料は袋入りの姿で保管もできる。
また、図7(a)、(b)に示すように、肥料袋に接着される接着部69aと、この接着部69aに設けた排出筒69bとを備えた肥料排出部材69を作り、肥料袋の他端側の左右方向中央部に穴70を開け、この穴70から排出筒69bを介して肥料が排出されるように肥料排出部材69を肥料袋に接着するようにしてもよく、これにより散布装置61を小型化できるという効果を奏する。
また、図7(c)に示すように、前記肥料排出部材69に排出筒69bの径を絞る絞り71を設けることにより、排出筒69bから排出される肥料の流量調整や、使い終わったときの密封管理をすることができる。
また、図7(d)に示すように、ハンガー65に吊下げ部67を一対(又は3つ以上)設け、2袋(複数個)の袋入り肥料Aを吊り下げうるようにすることにより、異なる種類の肥料を混合して散布することができる。
また、図7(e)に示すように、ハンガー65の吊下げ部67に吊り下げるための被吊下げ部72aと肥料を排出するための排出筒72bとを備えた、肥料を入れる専用の肥料袋72を開発し、肥料メーカーとタイアップするようにしてもよい。
また、図7(f)に示すように、ハンガー65の吊下げ部67に吊り下げるための被吊下げ部73aと肥料を排出するための排出筒73bとを備えた、市販の袋入り肥料Aを挿入できるようにした補助袋73をつくってもよい。これにより、袋強度の弱い肥料袋でも吊すことができる。
なお、図7(e)、(f)に示す袋72,73の排出筒72b,73bの下端には、口開きがしやすいようにミシン目74などを設けておく。
また、図8(a)に示すように、ハンガー65に、袋入り肥料Aの袋の端部を夾んで保持するクリップ75を設けてもよい。
また、図8(b)に示すように、ハンガー65に、例えば曲げモーメントを検出することにより、吊り下げられた袋入り肥料Aの重量を検出する重量検出センサ76を設けて、肥料の残量表示等の管理をするようにしてもよい。
また、タッピングやバイブレーション機能を有する振動発生装置77を設けて、肥料袋内の肥料の落ちをよくしたりすることもできる。
また、図8(c)に示すように、あらかじめ袋入り肥料Aに、ハンガー65に設けたフック68又は吊下げ部67に引っ掛けられるフック78を付けておくこともでき、これにより、作業性が向上する。
また、図8(d)に示すように、ハンガー65の支柱部66を上下方向の軸心回りに回転自在に支持すると共に、回転させるための把手79を設けるようにしてもよい。
また、図8(e)に示すように、ハンガー65を前後方向移動自在とする支持装置を設けると共に、前後方向に複数の吊下げ部67を設けて複数の袋入り肥料Aを吊り下げうるようにし、1つの袋入り肥料Aが空になると、ハンガー65をスライドさせて他の袋入り肥料Aを肥料投入口64に移動できるように構成することもできる。
また、図8(f)に示すように、袋入り肥料Aをストックするための棚80を設けてもよい。
肥料供給装置の側面図である。 肥料供給装置の全体側面図である。 肥料投入アシスト装置の斜視図である。 肥料投入アシスト装置の保持手段の他の例を示す側面図である。 肥料供給装置の他の例を示す図である。 開示例に係る肥料散布機の斜視図である。 開示例に係る肥料散布機の変形例に係る斜視図である。 開示例に係る肥料散布機の変形例に係る斜視図である。
符号の説明
2 走行体
19 支持体
24 ホッパ(タンク)
33 肥料投入口
36 載置台
37 支持装置
38 付勢手段
40 第1載置部
41 第2載置部
46 支持脚
A 袋入り肥料
B 肥料載せ位置
C 肥料投入位置

Claims (5)

  1. 走行体(2)に支持されるタンク(24)を備え、走行しながら前記タンク(24)内の肥料を圃場に供給するようにした肥料供給装置において、
    袋入り肥料(A)を受持可能な載置台(36)と、この載置台(36)を、タンク(24)の肥料投入口(33)よりも低い位置であって袋入り肥料(A)を該載置台(36)に載せる位置である肥料載せ位置(B)からタンク(24)の肥料投入口(33)と略同高さ又は該肥料投入口(33)よりも高い位置であってタンク(24)に肥料を投入する位置である肥料投入位置(C)へと位置変更自在に支持する支持装置(37)とを備えていることを特徴とする肥料供給装置。
  2. 支持装置(37)は支持体(19)に一端側が枢支連結され他端側に載置台(36)が設けられた支持脚(46)を備え、この支持脚(46)の回動により載置台(36)は該支持脚(46)の回動支点回りに移動して位置変更自在とされていると共に、肥料載せ位置(B)で袋入り肥料(A)を受持する第1載置部(40)と、肥料投入位置(C)で袋入り肥料(A)を受持する第2載置部(41)とからL字形に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の肥料供給装置。
  3. 肥料載せ位置(B)から肥料投入位置(C)へと載置台(36)を位置変更させる方向に該載置台(36)を付勢する付勢手段(38)を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の肥料供給装置。
  4. 支持装置(37)は、載置台(36)が肥料載せ位置(B)から肥料投入位置(C)へと平行移動するように該載置台(36)を支持する平行リンク機構を備えていることを特徴とする請求項1又は3に記載の肥料供給装置。
  5. 肥料投入位置(C)において、載置台(36)の肥料載置部分が肥料投入口(33)よりも上方に位置し且つ該肥料載置部分の少なくとも一部が上下方向に関して肥料投入口(33)とオーバーラップするように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の肥料供給装置。
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JP2014183790A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Yanmar Co Ltd 施肥機
JP2015226502A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 井関農機株式会社 苗移植機
CN114798708A (zh) * 2022-05-11 2022-07-29 黄芳 用于土壤修复的改良剂立体化撒施装置

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