JP2007013809A - 高周波用のバラン - Google Patents

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Fumio Asamura
文雄 浅村
Kenji Kawabata
健児 川幡
Katsuaki Sakamoto
克明 坂元
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/08Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices
    • H01P5/10Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices for coupling balanced with unbalanced lines or devices

Abstract

【目的】平衡線路から不平衡線路への相互変換時に伝送周波数の帯域が損なわれることなく、広帯域化(直線性、平坦化)を維持した高周波バランを提供する。
【構成】 不平衡型の入出力とする不平衡線路と平衡型の入出力とする平衡線路とを相互変換し、前記不平衡線路と前記平衡線路とは基板の一主面に設けた信号線と他主面に設けた接地導体とからなるマイクロストリップラインである高周波バランにおいて、前記基板の他主面には前記接地導体に設けられた開口線路によるスロットラインを有し、前記不平衡線路としてのマイクロストリップラインは一端側を入出力端として、他端側が前記スロットラインを横断して電磁結合するとともに電気的短絡端とし、前記平衡線路としてのマイクロストリップラインは中央部が前記スロットラインを横断して電磁結合し、両端側を入出力端とした構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は不平衡線路と平衡線路とを相互変換する例えばマイクロ波帯の高周波用のバラン(以下、高周波バランとする)を技術分野とし、特に変換時の狭帯域化を防止した(換言すれば広帯域化を維持した)高周波バランに関する。
(発明の背景)
高周波バランは伝送線路を不平衡型から平衡型にあるいはその逆に変換する変成器として知られ、例えば通信システム系における中継器の入出力端側に使用される。このようなものの一つに、不平衡型の高周波伝送線路として知られるマイクロストリップライン(MSL)結合線路を用いた高周波バランがある。近年では、光通信等によるUWB(Ultra Wide Band)とした周波数領域例えば3.1〜10.6GHzの情報伝送に伴い、高周波バランにおいても広帯域化を維持することが求められている。
(従来技術の一例)
第9図は一従来例を説明する高周波バランの図で、同図(a)は平面図、同図(b)はA−A断面図である。高周波バランは前述のようにMSL結合線路からなり、不平衡型の入出力とする不平衡MSL1と、平衡型の入出力とする一対の平衡MSL2、3とを有する。各MSL1〜3は、基板4の一主面に設けられた信号線1a、2a、3aと他主面の接地導体5との間で生ずる電磁界によって高周波が進行(伝播)する。
不平衡MSL1は、基板4の例えば左端から信号線1aを水平方向に延出してなる。平衡MSL2、3は例えば下端から一対の信号線2a、3aが接近して平行に延出する。そして、互いに反対方向に折曲し、不平衡MSL1(信号線1a)に沿って平行に延出する。平衡MSL2、3(信号線2a、3a)における各折曲部2x、3xの先端側は、ビアホールやスルーホール等の電極貫通孔6よって他主面の接地導体5に接続する。そして、各折曲部2x、3xは、高周波である伝送周波数(中心周波数)foの波長λに対してλ/4分の電気長とし、各折曲点から見た先端側を電気的開放端とする。
このようなものでは、例えばアース電位を基準として互いに逆相とした増幅器6の平衡出力が、高周波バランの平衡MSL2、3(信号線2a、3a)に印加される。そして、互いに逆相の平衡出力は接地導体5を基準電位として平衡MSL2、3を進行する。この場合、平衡MSL2、3の各折曲点から見た折曲部2x、3xの先端側はλ/4分の電気長として電気的開放端とする。したがって、各折曲点から見た両先端側には、折曲点を電圧変位最大点として互いに逆相の電気長がλ/4となる定在波W1、W2を生じる。
そして、平衡MSL2、3の折曲部2x、3xと不平衡MSL1とは互いに接近するので、両者は電磁気的に結合する。したがって、不平衡MSL1には、平衡MSL2、3の折曲点間の中心Pを概ね基準(0電位点)として、両端側を互いに逆相の電圧変位最大点とした電気長がλ/2となる定在波Wが誘起される。これにより、不平衡MSL1の開放端側(図の右端、電圧変位最大点)を起点として、接地導体5との間による不平衡モードの高周波が左端側に進行する。そして、例えば不平衡MSL1に同軸ケーブル8が接続して不平衡モードの高周波で伝送される。
特開2002−232215号公報(バラン) 特開2003−115717号公報(多素子平面アンテナ)
(従来技術の問題点)
しかしながら、上記構成の高周波バランでは、平衡MSL2、3の折曲部2x、3xを伝送周波数foに対してそれぞれλ/4の長さとし、結果的にλ/2の定在波を生じさせる。すなわち、λ/2の定在波に応じた伝送周波数foで共振させる。そして、不平衡MSL1と電磁結合して、不平衡モードの伝送周波数foを得る。
要するに、MSL結合線路を用いた高周波バランでは、共振現象を用いて平衡モードを不平衡モードにあるいはその逆に相互変換して、伝送周波数foを得る。このため、例えば第10図に示したように、変換前の直線性を有する伝送周波数特性(曲線イ)に対して、変換後では単峰特性(曲線ロ)となって、伝送周波数foの帯域幅を狭くする問題があった。
なお、第11図に示したように、MSL15を単に並列分岐して、一方のMSL15aの長さを他方MSL15bよりも伝送周波数foに対してλ/2だけ長く(又は短く)すれば、互いに逆相とした平衡モードの高周波を得られる。しかし、この場合には、波長λに応答した伝送周波数foのみが逆相となるので、狭帯域特性となる。
(発明の目的)
本発明は平衡線路から不平衡線路への相互変換時に伝送周波数の帯域が損なわれることなく、広帯域化(直線性、平坦化)を維持した高周波バランを提供することを目的とする。
(着目技術)
本発明の請求項1に係る発明では、例えば特許文献2に示されるように、MSLとスロットライン(以下、SLとする)とを交差させての電磁結合に着目した。すなわち、特に、SLの先端側にMSLの中点を交差させて電磁結合すれば、高周波はMSLの中点から両端側に逆相で分岐される点に着目した。また、同請求項9に係る発明ではMSLと一対の平衡線路に着目した。
(解決手段)
本発明は、特許請求の範囲(請求項1、実施形態1〜3に相当)に示したように、不平衡型の入出力とする不平衡線路と平衡型の入出力とする平衡線路とを相互変換し、前記不平衡線路と前記平衡線路とは基板の一主面に設けた信号線と他主面に設けた接地導体とからなるMSLである高周波バランにおいて、前記基板の他主面には前記接地導体に設けられた開口線路によるSLを有し、前記不平衡線路としてのMSLは一端側を入出力端として、他端側が前記SLを横断して電磁結合するとともに電気的短絡端とし、前記平衡線路としてのMSLは中央部が前記SLを横断して電磁結合し、両端側を入出力端とした構成とする。
また、同請求項9(実施形態4)では、不平衡型の入出力とする不平衡線路と平衡型の入出力とする平衡線路とを相互変換する高周波バランにおいて、基板の一主面に設けられて近接した平行な第1及び第2信号線と、前記第1及び第2信号線の一端側で重畳する前記基板の他主面に設けられた接地導体と、前記第2信号線の一端側に設けられて前記接地導体と接続する電極貫通孔とからなり、前記第1信号線の一端側は前記接地導体とともにMSLを形成して前記不平衡線路とし、前記第1及び前記第2信号線の他端側を前記平衡線路とした構成とする。
(請求項1の効果)
このような構成(請求項1、実施形態1〜3)であれば、先ず、不平衡線路としてのMSLはSLと電磁結合して高周波がSLを進行する。次に、SLは平衡線路としてのMSLに中央部で電磁結合する。したがって、高周波は平行線路としてのMSLの中点から逆相で分岐して両端側に進行する。このことから、不平衡線路を平衡線路に変換できる。勿論、平行線路を不平衡線路にも変換もできる。これらの場合、SLを使用するので、基本的に伝送周波数の帯域幅を平坦にする(広帯域化する)。
(請求項1の実施態様、請求項2〜8)
本発明の請求項2(実施形態1)では、請求項1において、前記不平衡線路としてのMSLは他端側が前記SLの一端側で横断し、前記平衡線路としてのMSLは中央部が前記SLの他端側で横断する。これにより、不平衡線路としてのMSLからの高周波はSLに電磁結合して、平衡線路としてのMSLの中点から両端側に高周波が逆相で分岐する。したがって、不平衡線路と平衡線路とを相互に変換できる。
同請求項3(実施形態2)では、請求項1において、前記不平衡線路としてのMSLは前記SLの中央部で横断し、前記平衡線路は第1と第2のMSLからなり、前記第1と第2のMSLは互いに反対方向の各一端側を前記入出力端として各他端側が前記SLの両端側で横断して電気的短絡端とする。
これにより、不平衡線路としてのMSLからの高周波はSLの中央部から同相で分岐した両端側の平衡線路としての第1及び第2のMSLに電磁結合する。そして、平衡線路としての第1及び第2のMSLには高周波が逆相で分岐される。要するに、第1と第2のMSLの中点から高周波が逆相で分岐される。
同請求項4(実施形態1)では、請求項1又は3において、前記マイクロストリップラインの電気的短絡端は、前記スロットラインの横断点から伝送周波数の波長λに対してλ/4分の電気長が突出してなる。これにより、MSLからSLへの伝送周波数でのエネルギー変換効率が高まる。
同請求項5(実施形態3)では、請求項1又は3において、前記スロットラインの電気的短絡端は、前記マイクロストリップラインの接地導体と電極貫通孔によって接続してなる。これにより、全周波数に対して短絡端となって周波数選択性を排除するので、伝送周波数の帯域を広くする。
同請求項6(実施形態1〜3)では、請求項1、2又は3において、前記MSLを横断する前記SLの両端側は電気的開放端とする。これにより、MSLからSLへのエネルギー変換効率が高まる。
同請求項7(実施形態1、2)では、請求項6おいて、前記MSLを横断する前記SLの両端側は、前記横断点から伝送周波数の波長λに対してλ/4分の電気長が突出してなる。これにより、伝送周波数でのエネルギー変換効率が高まる。
同請求項8(実施形態3)では、請求項6において、前記MSLを横断する前記SLの両端側は、少なくとも前記SL幅よりも広い空洞とする。これにより、全周波数に対して電気的開放端として周波数選択性を排除するので、伝送周波数の帯域を広くする。
(請求項9の効果)
上記構成(請求項9、実施形態4)であれば、第1信号線と第2信号線との接地導体を共通として、例えば第1信号線の一端側に入力される不平衡モードの高周波が第2信号線との間に言わば高周波電源として介在する。そして、第1信号線と第2信号線との間の電磁結合によって、互いに逆相の高周波が発生する。したがって、不平衡線路を平行線路に相互変換できる。
(請求項9の実施態様、請求項10)
同請求項10(実施形態4)では、請求項9において、前記第1及び第2信号線の他端側は近接して平行に延出した後互いに離間する方向に延出し、前記互いに離間する方向に延出した第1及び第2信号線と重畳する接地導体を前記基板の他主面に設けてMSLとする。これにより、MSLとして互いに逆相とした平衡線路を得られる。
(第1実施形態)
(請求項1、2、4、6、7に相当)
第1図及び第2図は本発明の第1実施形態を説明する高周波バランの図で、第1図(a)は平面図、同図(b)はA−A断面図、第2図(a)はB−B断面図での、同図(b)はB−C断面図での電界方向を示す図である。なお、前従来例と同一部分の説明は簡略又は省略する。
第1〜第3実施形態では、基本的に、変換用のSL(以下、変換用SL9とする)を用いて高周波バランを構成する。ここでの高周波バランは基板4の他主面に変換用SL9を形成し、不平衡モードの入出力とする不平衡MSL10と平衡モードの入出力とする平衡MSL11を一主面に形成する。変換用SL9は両端を閉塞した水平方向(図の左右)の開口線路9aを他主面の接地導体5に設けてなる。なお、変換用SL9は開口線路9aの両側の接地導体5間での電界及びこれによる磁界によって高周波が開口線路9aに沿って進行する。
不平衡MSL10は高周波(不平衡モード)の入出力端とする一端側(例えば基板4の下端)から延出し、変換用SL9の一端側(図の左端側)を横断する。不平衡MSL10の他端側(同上端側)は、伝送周波数foに対して概ねλ/4分の電気長が横断点から突出して電気的短絡端とする。平衡MSL11は平衡モードの入出力端とする両端側(同上下端)にわたって延出し、中央部(中点)が変換用SL9の他端側(同右端側)を横断する。この場合、変換用SL9の両端側(同左右点側)は不平衡MSL10及び平衡MSL11からλ/4分突出し、電気的開放端とする。
このようなものでは、例えば同軸ケーブルによる不平衡モードの高周波(伝送周波数fo)Pを不平衡MSL10の下端(入力端)に印加すると動作は次になる。すなわち、不平衡モードの高周波Pは不平衡MSL10をそのまま進行し、変換用SL9との交差点に到達する。ここで、例えば高周波Pを進行させる電界Eが接地導体5から不平衡MSL10の信号線10aに対して他主面から一主面方向への上向きの場合を考えると、不平衡MSL10の特に右側では変換用SL9の下側から上側方向に横断する電界E及びこれに直交する図示しない磁界を生じる「第1図(a)の出入記号及び第2図の矢印参照」。
したがって、これらの電磁界によって、不平衡MSL10からの高周波は変換用SL9の平衡モードに変換される。そして、不平衡MSL10との交差点(横断点)から右側に向かって、SLによる平衡モードの高周が変換用SL9を進行する。この場合、不平衡MSL10の先端側が伝送周波数foに対して電気的短絡端なので、変換用SL9の交差点は伝送周波数foに対して電圧変位最小点(零点)となる。また、変換用SL9の両端は第2及び第3MSLからλ/4分突出して電気的開放端なので、MSLからSLへのエネルギー変換効率が高まる。
そして、変換用SL9を進行する平衡モードの高周波は、右端側で交差する平衡MSL11との電磁結合によって不平衡モードに変換される。この場合、変換用SL9を横断する電界Eが下側から上側方向とすると、変換用SL9との交差点から下側に延出する平衡MSL11xには他主面から一主面への電界Eが生ずる。また、変換用SL9との交差点から上側に延出する平衡MSL11yには、平衡MSL11xとは逆向きとなる一主面から他主面への電界Eが生ずる。
これにより、高周波Pは変換用SL9との交差点から逆相で分岐して(所謂直列逆相分岐)、平衡MSL11(xy)を不平衡モードで進行する。したがって、平衡MSL11(xy)の上下端(出力端)ではアース電位を基準として互いに逆相とした平衡モードの高周波が得られる。但し、平衡MSL11(xy)自体での高周波は信号線と接地導体5との間の電磁界による不平衡モードである。
そして、例えば平衡MSL11の出力端に同軸ケーブルをそれぞれ接続すれば、それぞれは不平衡モードとして互いに逆相とした平衡モードでの高周波を伝送できる。また、第3図に示したように、平衡MSL11(xy)を基板4上に延出して、アース端子を有して2入力型の例えば増幅器7に接続すれば平衡入力を容易にできる。但し、平衡MSL11(xy)の線路長は同一長さとして逆相を維持する。そして、増幅器7を例えば不平衡モードの出力とすれば、これをMSL15で導出して同軸ケーブルによって伝送できる。
このような構成であれば、不平衡MSL10、変換用SL9及び平衡MSL11を用いて、特に変換用SL9から平衡MSL11での逆相直列分岐によって、伝播自体は不平衡モード(MSL)で互いに逆相とした平衡モードに変換する。これらの場合、変換用SL9は、伝送周波数foに対して交差点からλ/4分突出するので周波数選択性は有するものの、SLは共振特性のQがMSLに比較して小さい。したがって、伝送周波数foを中心として単峰特性とはならず、これに比較して平坦な特性となる(前第10図参照)。
(第2実施形態)
(請求項1、3、4、6、7に相当)
第4図は本発明の第2実施形態を説明する高周波バランの図で、同図(a)は平面図、同図(b)はA−A断面図、同図(c)はB−B断面図の電界方向を示す図である。なお、これ以降の実施形態では前実施形態と同一部分には同番号を付与してその説明は簡略又は省略する。
第2実施形態では、水平方向の変換用SL9の中央部(中点)を不平衡MSL10の他端側が横断して、横断点からλ/4分の電気長が突出する。そして、平衡MSL11(xy)が変換用SL9の両端側を上下方向から横断して、それぞれの他端側がλ/4分突出する。但し、不平衡MSL11(xy)の上下端からの電気的な線路長は同一とする。そして、変換用SL9の両端側は平衡MSL11(xy)からそれぞれλ/4分突出する。
このようなものでは、不平衡MSL10に印加された高周波は、変換用SL9との交差点から両端側に同相で分岐される(所謂逆相並列分岐)。すなわち、接地導体5から不平衡MSL10の信号線10aに対して電界Eが例えば上向きとすると、不平衡MSL10の左右両側ではいずれも変換用SL9の下側から上側方向に横断する電界E及びこれに直交する図示しない磁界を生じる。したがって、これらの電磁界によって、変換用SL9の中点(交差点)から両端側に平衡モードでの高周波が同相で進行する。
そして、変換用SL9の中点から両端側に進行する平衡モードの同相での高周波は、両端側で交差する平衡MSL11(xy)との電磁結合によって不平衡モードに変換される。例えば右側の平衡MSL11xでは変換用SL9を横断する電界分布によって、他主面から一主面への上向きの電界Eを生じる。また、右側の平衡MSL11yでは一主面から他主面への下向きの電界Eを生じる。
したがって、互いに逆向きの電界E及びこれによる磁界によって、高周波は平衡MSL11(xy)を互いに逆相の平衡モード(但し、伝播モードはMSLによる不平衡モード)で進行する。これにより、平衡MSL11(xy)の出力端では、アース電位を基準として互いに逆相とした平衡モードの高周波が得られる。
(第3実施形態)
(請求項1、2、3、5、6、8に相当)
第5図は本発明の第3実施形態を説明する高周波バランの平面図である。第3実施形態では、第1実施形態で説明した不平衡MSL10及び平衡MSL11との交差点から突出した変換用SL9の両端側を、少なくとも変換用SL9(開口線路9a)の幅よりも広い空洞9zとする。この例では円状にする。そして、変換用SL9との交差点から突出した不平衡MSL10の先端側はビアホール6によって接地導体5に接続する。
このような構成であれば、変換用SL9の両端側は円状9zとするので、両端側では例えば開口線路長(λ/4)に基づく周波数のみならず、ほぼ全周波数に対して電気的開放端となる。また、不平衡MSL10の先端側は電極貫通孔6とするので、線路長(λ/4)に基づく周波数のみならず、全周波数に対して電気的短絡端となる。但し、第1及び第2実施形態では電極貫通孔6を使用しないので、製造を容易にする。
これらのことから、第1実施形態のように交差点から突出した変換用SL9の開口線路長及び不平衡MSL10の線路長に基づく周波数選択性(共振特性)を排除する。したがって、伝送周波数特性をさらに平坦にして広帯域にできる。なお、第1実施形態に対応して説明したが、第2実施形態の場合でも同様である。
(第4実施形態)
(請求項9、10に相当)
第6図は本発明の第4実施形態を説明する高周波バランの図で、同図(a)は平面図、同図(b)はA−A断面図、同図(c)はB−B断面図である。
高周波バランは第1及び第2信号線12、13を基板4の一主面に有し、中央領域を開口部14とした接地導体5を他主面に有する。第1及び第2信号線12、13は一端側から他端側(基板4の水平方向)に延出する。そして、いずれも他主面の開口部14を横断し、両端部領域で接地導体4と重畳する。但し、第1信号線12は基板4の左端から右端に、第2信号線13は基板4の左端から離間した開口部14の手前から他端に延出する。
第1及び第2信号線12、13は開口部14上では互いに接近して平行に、他端部領域では互いに離反しながら延出する。これにより、第1信号線12は接地導体5と重畳する両端部領域で、第2信号線13は特に他端部領域でMSLを形成する。第2信号線13の一端部(左端部)はビアホール6によって、他主面の接地導体5と電気的に接続する。
このようなものでは、例えば基板4の左端側で、第1信号線12に同軸ケーブルの芯線を、接地導体5に網線を接続して、不平衡モードの高周波(伝送周波数fo)を印加すると次になる。すなわち、不平衡モードの高周波は第1信号線12と接地導体5によるMSLによって、不平衡モードのまま開口部14の左端側に進行する。そして、MSLによる不平衡モードの高周波は、開口部14内には接地導体5がないのでそれ以上は進行しない。
ここで、第2信号線13は左端部のビアホール6によって接地導体5に接続し、開口部14上を第1信号線12と平行に延出する。したがって、第7図に電気的な等価回路を示したように、開口部14の左端側では、第1及び第2信号線12、13は接地導体5を共通とする。そして、MSLとしての第1信号線12を進行した高周波Pは、第2信号線13と電磁気的に結合して両者間にいわば高周波電源eとして接続されたことになる。
この場合、第2信号線13はビアホール6によって左端側が接地導体5に接続するものの、ストリップ線(細線)であることから高周波的に特にインダクタ成分Lを有する。また、第1信号線12と第2信号線とは近接して平行に配置されるので、線間容量Cを生ずる。したがって、第1信号線12と第2信号線13とによる伝送路は、第7図に(b)に示したように分布定数回路となる。
これらのことから、第2信号線13は高周波的には接地導体5のアース電位にはならず、高周波Pが伝送される。但し、直流的には基本的に抵抗が0なのでアース電位となる。また、第1信号線12と第2信号線13との間には、静電結合(容量結合)によって電気的には互いに異符号の電荷が、電磁的には互いに逆向きの電磁界が生ずる。したがって、第1信号線12と第2信号線13とでは、高周波電源eから互いに逆相の高周波が進行する。
そして、第1信号線12と第2信号線13とは開口部14の右端側以降では互いに離間する方向に延出し、他主面の接地導体5と重畳する。したがって、第1信号線12と第2信号線13とは電磁気的な結合が徐々に解除されるとともに、他主面の接地導体5との間でそれぞれMSLを形成する。したがって、第1及び第2信号線2、13との間を互いに逆相として伝送した高周波は、互いに逆相関係を維持した平衡モードとして、第1及び第2信号線12、13と接地導体5による各MSLを伝送する。但し、各MSLを伝送する高周波自体は不平衡モードである。
このような構成であれば、第1信号線12と第2信号線13との開口部14上での電磁気的結合によって、第1信号線12によるMSLの不平衡モードが平衡モードに変換される。したがって、この場合でも、従来例のように共振現象を利用した変換ではないので、単峰特性に対して平坦な特性となる(前第10図参照)。したがって、伝送周波数特性を広帯域とした高周波バランを得られる。
また、この実施形態では、第1信号線12と第2信号線13は開口部14の右端側からは他主面の接地導体と5とともにMSLを形成する。したがって、第1実施形態と同様にして例えば第8図に示したように、基板4上に配置されて2入力型とした例えば増幅器7への平衡入力を容易にする。すなわち、増幅器7の電源との間のアース端子をビアホール等によって接地導体5に接続できるので、平衡入力を容易にする。これに対し、基板4の他端側に接地導体5がない場合には、増幅器7のアース端子の接続が困難となる。
なお、基板4の他端側を排除して接地導体5がなく第1及び第2信号線12、13のみであったとしても、不平衡モードから平衡モード及びその逆となる相互変換の機能は有する。したがって、基板4の左端側の第1信号線12によるMSLには同軸ケーブルを、他端側の第1及び第2信号線12、13には平衡ケーブルを接続すれば、双方向性の高周波バランとして機能する。
本発明の第1実施形態を説明する高周波バランの図で、同図(a)は平面図、同図(b)はA−A断面図である。 本発明の第1実施形態の電界方向を示す図で、同図(a)は第1図のB−B断面図、同図(b)は同B−C断面図である。 本発明の第1実施形態の適用例を説明する高周波バランの平面図である。 本発明の第2実施形態を説明する高周波バランの図で、同図(a)は平面図、同図(b)はA−A断面図、同図(c)はB−B断面図の電界方向を示す図である。 本発明の第3実施形態を説明する高周波バランの平面図である。 本発明の第4実施形態を説明する高周波バランの図で、同図(a)は平面図、同図(b)はA−A断面図、同図(c)はB−B断面図である。 同図(ab)とともに、本発明の第4実施形態の動作を説明する電気的な等価回路図である。 本発明の第4実施形態の適用例を説明する高周波バランの図である。 従来例を説明する高周波バランの図で、同図(a)は平面図、同図(b)はA−A断面図である。 従来例を説明する高周波バランの伝送周波数特性図である。 従来例の他例を説明する高周波バランの平面図である。
符号の説明
1 不平衡MSL、2、3、9 平衡MSL、4 基板、5 接地導体、6 ビアホール、7 増幅器、8 同軸ケーブル、9

Claims (10)

  1. 不平衡型の入出力とする不平衡線路と平衡型の入出力とする平衡線路とを相互変換し、前記不平衡線路と前記平衡線路とは基板の一主面に設けた信号線と他主面に設けた接地導体とからなるマイクロストリップラインである高周波バランにおいて、
    前記基板の他主面には前記接地導体に設けられた開口線路によるスロットラインを有し、前記不平衡線路としてのマイクロストリップラインは一端側を入出力端として他端側が前記スロットラインを横断して電磁結合するとともに電気的短絡端とし、
    前記平衡線路としてのマイクロストリップラインは中央部が前記スロットラインを横断して電磁結合するとともに両端側を入出力端としたことを特徴とする高周波バラン。
  2. 請求項1において、前記不平衡線路としてのマイクロストリップラインは他端側が前記スロットラインの一端側で横断し、前記平衡線路としてのマイクロストリップラインは中央部が前記スロットラインの他端側で横断した高周波バラン。
  3. 請求項1において、前記不平衡線路としてのマイクロストリップラインは前記スロットラインの中央部で横断し、前記平衡線路は第1と第2のマイクロストリップラインからなり、前記第1と第2のマイクロストリップラインは互いに反対方向の各一端側を前記入出力端として各他端側が前記スロットラインの両端側で横断して電気的短絡端とした高周波バラン。
  4. 請求項1又は3において、前記マイクロストリップラインの電気的短絡端は、前記スロットラインの横断点から伝送周波数の波長λに対してλ/4分の電気長が突出してなる高周波バラン。
  5. 請求項1又は3において、前記マイクロストリップラインの電気的短絡端は、前記マイクロストリップラインの接地導体と電極貫通孔によって接続してなる高周波バラン。
  6. 請求項1、2又は3において、前記マイクロストリップラインを横断する前記スロットラインの両端側は電気的開放端とした高周波バラン。
  7. 請求項6おいて、前記マイクロストリップラインを横断する前記スロットラインの両端側は、前記横断点から伝送周波数の波長λに対してλ/4分の電気長が突出してなる高周波バラン。
  8. 請求項6において、前記マイクロストリップラインを横断する前記スロットラインの両端側は、少なくとも前記スロットラインの幅よりも広い空洞とした高周波バラン。
  9. 不平衡型の入出力とする不平衡線路と平衡型の入出力とする平衡線路とを相互変換する高周波バランにおいて、基板の一主面に設けられて近接した平行な第1及び第2信号線と、前記第1及び第2信号線の一端側で重畳する前記基板の他主面に設けられた接地導体と、前記第2信号線の一端側に設けられて前記接地導体と接続する電極貫通孔とからなり、前記第1信号線の一端側は前記接地導体とともにマイクロストリップラインを形成して前記不平衡線路とし、前記第1及び前記第2信号線の他端側を前記平衡線路としたことを特徴とする高周波バラン。
  10. 請求項9において、前記第1及び第2信号線の他端側は近接して平行に延出した後互いに離間する方向に延出し、前記互いに離間する方向に延出した第1及び第2信号線と重畳する接地導体を前記基板の他主面に設けてマイクロストリップラインとした高周波バラン。
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