JP2007013168A - リソグラフィ装置の基板整列 - Google Patents

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Abstract

【課題】リソグラフィ装置で基板を正確に処理するために必要な、基板の正確な位置決めを迅速に且つ、阻害要因が多くても、高精度に行う方法を提供する。
【解決手段】基板W上に、幾何学的基準から整列マークが入りそうなウインドウの位置を定めa、このウインドウの中で整列マークの位置を測定しb、整列マークの実測位置とウインドウの位置の間の関係を決めc、この関係をデータベースに記憶しd、基板Wを整列マークの実測位置を使って整列するe。後の基板の整列のためにこれらを繰返すが、マーク位置測定の前に、ウインドウの位置を一つ以上の先行整列について記憶した上記関係を使って修正する。先行整列の結果を記憶し、それに多様なデータ処理が行えるので、高精度、高信頼性の整列が得られ、異なる処理装置間に相互運用の可能性が拡がる。
【選択図】図7

Description

本発明は、リソグラフィ装置で基板を整列するための方法、製造装置を診断するための方法、これらの方法を行うためのコンピュータプログラムおよびデータ処理装置に関する。
リソグラフィ装置は、基板上に、通常は基板の目標部分上に、所望のパターンを付ける機械である。リソグラフィ装置は、例えば、集積回路(IC)の製造に使うことができる。その場合、マスクまたはレチクルとも呼ぶ、パターニング装置を使ってこのICの個々の層上に作るべき回路パターンを創成してもよい。このパターンを基板(例えば、シリコンウエハ)上の目標部分(例えば、一つまたは幾つかのダイの一部を含む)に転写することができる。このパターンの転写は、典型的には基板上に設けた放射線感応材料(レジスト)の層への結像による。一般的に、単一基板が、順次パターン化する隣接目標部分のネットワークを含む。既知のリソグラフィ装置には、全パターンをこの目標部分上に一度に露光することによって各目標部分を照射する、所謂ステッパと、このパターンを放射線ビームによって、与えられた方向(“走査”方向)に走査することによって各目標部分を照射し、一方、この基板をこの方向と平行または逆平行に同期して走査する、所謂スキャナがある。このパターンを基板上に印写することによってこのパターンをパターニング装置から基板へ転写することも可能である。
基板をリソグラフィ装置によって処理するとき、このリソグラフィ装置による正確な処理(例えば、この基板上にパターンを付けること)を可能にするためにこの基板の正確な位置決めが望ましい。普通、そのような整列は、段階的に行う。第1ステップで、基板の幾何学的基準を検出し、それは、例えば、基板のエッジの標識、基板のエッジそれ自体、基板のエッジの幾つかの点等を含むかも知れない。これらの点から出発して、中に基板の整列マークを予想する領域(または複数の領域)を決める。そのような領域をこの明細書ではウインドウと称する。それで、このウインドウという用語は、この明細書では、中に整列マークを予想する、基板上の領域と理解すべきである。また、このウインドウという用語は、この明細書では、整列マークを検出するためのセンサの捕捉範囲と理解してもよい。好適設計のシステムでは、この整列マークを検出するためのセンサの捕捉範囲が、中に整列マークを予想する領域またはウインドウに少なくとも等しいかも知れない。誤解を避けるために、このウインドウは、普通基板それ自体には記しても略記してもなく、それで仮想ウインドウと考えてもよいと言っておく。一旦この領域またはウインドウを決めると、このウインドウの中の整列マークの位置を測定する。この様に、最初にこのウインドウの位置を決めることによって、整列マークの位置の粗い近似値を決め、次にこのウインドウの中でより正確な位置測定を行う。
この様に、整列するとき、段階的アプローチに従い、最初に、ウエハエッジを使って、予備整列を行う。この予備整列は、中に整列マークを予想してもよい領域、言換えれば基板上のウインドウの位置を提供する。次に、第2ステップで、このウインドウの中の整列マークの位置を検出し、その工程は、この整列の一部と考える。普通、基板を正確に整列できるために、複数の整列マークを、例えば、1次元測定用に四つの整列マーク、または2次元測定用に二つの整列マークを適用する。精度を更に改善するために、追加の整列マークの位置を考慮に入れることが出来る。
この整列方法の言外の意味は、このウインドウで整列マークの位置を測定するための高仕様を満たす測定システムを持つことが望ましいことである。一方で、整列マークの予想する位置が、このウインドウの位置の決定の不正確さ、およびこのウインドウの決定のために使った幾何学的基準の不正確さ等のために、変動を示すかも知れないので、ウインドウのサイズが大きいことが望ましい。他方で、リソグラフィ装置についての精度要件が高く、特にリソグラフィ装置の位置決め精度または整列精度が、例えば、先の層に直ぐ続く後続層の正確な位置決めを可能にするために、一般的に高い。基板の整列に対する精度要件が高ければ高いほど、一般的に整列マークの位置測定の精度を高くすべきである。従って、ウインドウで整列マークの位置を測定するための測定システムについての要件が増し、一方で、変動する原点の公差に対処するために大きいサイズのウインドウが必要であり、他方で、照合マークの高精度位置測定が必要である。
更なる側面は、リソグラフィ装置を使うかも知れない製造環境(例えば、電子半導体回路の製造)では、様々な売主からのリソグラフィ装置とその他の装置を使うことが珍しくないことである。そのような環境では、特定の基板を最初にリソグラフィ装置で処理し、次に(例えば、次の層を付けるため)別のリソグラフィ装置で処理することが想像できなくはない。異なる型式または異なる製造業者のリソグラフィ装置は、異なる整列法を使うかも知れない。従って、整列マークの位置の公差は、高いかも知れず、例として、基板を最初のリソグラフィ装置によって処理し、この最初のリソグラフィ装置による処理が、例えば、この基板上へ一つ以上の整列マークを付けることを含むかも知れない。次に、適当な現像工程後、この基板を第2リソグラフィ装置で処理し、この処理がこの基板の第2リソグラフィ装置への整列を含むかも知れない。これらの照合マークは、最初のリソグラフィ装置によって付けてあるので、例えば、基板上のウインドウの位置を決める方法が異なり、基板上のウインドウの位置を決めるために異なる幾何学的基準を付け、各リソグラフィ装置の精度および誤差が異なる等による、リソグラフィ装置間の差に基づき追加の公差が現れるかも知れない。これら全ての誤差源のために、照合マークを探すべき領域が増え、それでウインドウのサイズを大きくする要求を持出す。
その上更なる側面は、リソグラフィ装置の高スループットが要求され、それは、照合マークの位置の迅速な検出に言換えられ、それは、ウインドウの中の照合マークの単純な位置測定に言換えられることである。しかし、現在の測定手法は、ダイナミックレンジが限られ、即ち、達成すべき精度と測定を行える最大範囲の間のレンジが限られる。それで、ある要求精度が与えられると、ウインドウのサイズをこの測定システムが対処できる限界以上に増すことは出来ない。
この発明の実施の形態によると、リソグラフィ装置で基板を整列するための方法であって、a)この基板の幾何学的基準からこの基板上のウインドウの位置を決め、このウインドウが中にこの基板の整列マークを予想できる領域を示す工程、b)このウインドウの中のこの整列マークの位置を測定する工程、c)この整列マークの実測位置とこのウインドウの位置の間の関係を決める工程、d)この基板についてこの整列マークの実測位置とこのウインドウの位置の間の関係をデータベースに記憶する工程、e)この整列マークの実測位置を使ってこの基板を整列する工程、およびf)この基板の後の整列のためにa)ないしe)を繰返す工程を含み、b)の前にこのウインドウの位置を、少なくとも一つの先行整列についてこのデータベースに記憶したこの整列マークの実測位置とこのウインドウの位置の間の関係を使って修正する方法が提供される。
この発明の別の実施の形態では、リソグラフィ装置で基板を整列するための方法であって、a)この基板の幾何学的基準からこの基板上の少なくとも二つのウインドウのそれぞれの位置を決め、このウインドウが中にこの基板の整列マークを予想できる領域を示す工程、b)このウインドウの各々の中のこのそれぞれの整列マークの位置を測定する工程、c)これらの整列マークの各々について、このそれぞれの整列マークの実測位置とこのそれぞれのウインドウの予想する整列マーク位置の間の差を決める工程、d)これらの差の合計が減るであろう、この基板の位置を決める工程、および、e)この基板をこの決めた位置へ運ぶ工程を含む方法が提供される。
この発明の更に別の実施の形態によれば、リソグラフィ装置のドリフト誤差を決めるための方法であって、a)少なくとも二つの基板の幾何学的基準からこれらの基板の各々上のウインドウの位置を決め、このウインドウが中にこの基板の整列マークを予想できる領域を示す工程、b)これらの基板の各々についてこのウインドウの中のこの整列マークの位置を測定する工程、c)これらの基板の各々についてこの整列マークの実測位置とこのウインドウの位置の間の関係を決める工程、d)これらの基板の各々についてこの整列マークの実測位置とこのウインドウの位置の間の関係をデータベースに記憶する工程、e)a)ないしd)を少なくとも一度繰返す工程、f)これらの基板の各々についてd)で記憶した関係を平均化する工程、g)少なくとも二つの基板の各々について、記憶した関係と平均化した関係の間の差を決める工程、および、h)g)で決めた差の平均値を決めることによってこのリソグラフィ装置のドリフト誤差を決める工程を含む方法が提供される。
この発明のその上別の実施の形態によれば、複数の物体を処理するための製造装置を診断するための方法であって、
− この製造装置によって処理すべき物体のパラメータを検出する工程、
− この物体の検出したパラメータをデータベースに記憶する工程、および
− この記憶したパラメータから診断情報を誘導する工程を含む方法が提供される。
この発明の更なる実施の形態によれば、コンピュータで実行すると、この発明による方法を実施するためのプログラム命令を備えるコンピュータプログラムが提供される。
この発明のその上更なる実施の形態によれば、この発明による方法を実施するためのプログラム命令を含み、それぞれ、少なくとも一つのリソグラフィ装置または製造装置に、およびデータベースに機能するように接続してあるデータ処理装置が提供される。
次に、この発明の実施の形態を、例としてだけ、添付の概略図を参照して説明し、それらの図面で対応する参照記号は対応する部品を指す。
図1は、この発明の一実施例によるリソグラフィ装置を概略的に描く。この装置は、放射線ビームB(例えば、UV放射線または何か他の適当な放射線)を調整するように構成した照明システム(照明器)IL、パターニング装置(例えば、マスク)MAを支持するように構築し、且つこのパターニング装置をあるパラメータに従って正確に位置決めするように構成した第1位置決め装置PMに結合したマスク支持構造体(例えば、マスクテーブル)MTを含む。この装置は、基板(例えば、レジストを塗被したウエハ)Wを保持するように構築し、且つこの基板をあるパラメータに従って正確に位置決めするように構成した第2位置決め装置PWに結合した基板テーブル(例えば、ウエハテーブル)WTまたは“基板支持体”も含む。この装置は、更に、パターニング装置MAによって放射線ビームBに与えたパターンを基板Wの目標部分C(例えば、一つ以上のダイを含む)上に投影するように構成した投影システム(例えば、屈折性投影レンズシステム)PSを含む。
この照明システムは、放射線を指向し、成形し、または制御するための、屈折式、反射式、磁気式、電磁式、静電式若しくはその他の種類の光学部品、またはその任意の組合せのような、種々の型式の光学部品も包含してよい。
このマスク支持構造体は、パターニング装置を支持し、即ち、その重量を坦持する。それは、パターニング装置を、その向き、リソグラフィ装置の設計、および、例えば、パターニング装置が真空環境に保持されているかどうかのような、その他の条件に依る方法で保持する。このマスク支持構造体は、機械、真空、静電またはその他のクランプ手法を使ってパターニング装置を保持することができる。このマスク支持構造体は、例えば、フレームまたはテーブルでもよく、それらは必要に応じて固定または可動でもよい。このマスク支持構造体は、パターニング装置が、例えば投影システムに関して、所望の位置にあることを保証してもよい。ここで使う“レチクル”または“マスク”という用語のどれも、より一般的な用語“パターニング装置”と同義と考えてもよい。
ここで使う“パターニング装置”という用語は、放射線ビームの断面に、この基板の目標部分に創るようなパターンを与えるために使うことができる手段を指すと広く解釈すべきである。この放射線ビームに与えたパターンは、例えば、もしこのパターンが位相シフト形態または所謂補助形態を含むならば、基板の目標部分の所望のパターンと厳密には対応しないかも知れないことに注目すべきである。一般的に、放射線ビームに与えたパターンは、集積回路のような、この目標部分に創るデバイスの特別の機能層に対応するだろう。
このパターニング装置は、透過性でも反射性でもよい。パターニング装置の例には、マスク、プログラム可能ミラーアレイ、およびプログラム可能LCDパネルがある。マスクは、リソグラフィでよく知られ、二値、交互位相シフト、および減衰位相シフトのようなマスク型、並びに種々のハイブリッドマスク型がある。プログラム可能ミラーアレイの一例は、小型ミラーのマトリックス配置を使用し、入射放射線ビームを異なる方向に反射するようにその各々を個々に傾斜することができる。これらの傾斜したミラーが、このミラーマトリックスによって反射した放射線ビームにパターンを与える。
ここで使う“投影システム”という用語は、使用する露光放射線に対して、または浸漬液の使用または真空の使用のような他の要因に対して適宜、屈折式、反射式、反射屈折式、磁気式、電磁式および静電式光学システム、またはその任意の組合せを含む、あらゆる型式の投影システムを包含するように広く解釈すべきである。ここで使う“投影レンズ”という用語のどれも、より一般的な用語“投影システム”と同義と考えてもよい。
ここに描くように、この装置は、透過型(例えば、透過性のマスクを使用する)である。その代りに、この装置は、反射型(例えば、上に言及したような種類のプログラム可能ミラーアレイを使用する、または反射性マスクを使用する)でもよい。
このリソグラフィ装置は、二つ(二段)以上の基板テーブルまたは“基板支持体”(および/または二つ以上のマスクテーブルまたは“マスク支持体”)を有する型式でもよい。そのような“多段”機械では、追加のテーブルまたは支持体を並列に使ってもよく、または準備工程を一つ以上のテーブルで行い、一方他の一つ以上のテーブルを露光用に使ってもよい。
このリソグラフィ装置は、投影システムと基板の間のスペースを埋めるように、この基板の少なくとも一部を比較的屈折率の高い液体、例えば水によって覆える型式でもよい。浸漬液をこのリソグラフィ装置の他のスペース、例えば、マスクと投影システムの間にも加えてよい。浸漬法は、投影システムの開口数を増すために使うことができる。ここで使う“浸漬”という用語は、基板のような、構造体を液体の中に沈めなければならないことを意味するのではなく、それどころか露光中に投影システムと基板の間に液体があることを意味するだけである。
図1を参照して、照明器ILは、放射線源SOから放射線ビームを受ける。この線源とリソグラフィ装置は、例えば、線源がエキシマレーザであるとき、別々の存在であってもよい。そのような場合、この線源がリソグラフィ装置の一部を形成するとは考えられず、放射線は、線源SOから、例えば適当な指向ミラーおよび/またはビーム拡大器を含むビーム送出システムBDを使って、照明器ILへ送られる。他の場合、例えば、線源が水銀灯であるとき、線源がこの装置の一部分であってもよい。この線源SOと照明器ILは、もし必要ならビーム送出システムBDと共に、放射線システムと呼んでもよい。
照明器ILは、放射線ビームの角強度分布を調整するための調整装置ADを含んでもよい。一般的に、この照明器の瞳面での強度分布の少なくとも外側および/または内側半径方向範囲(普通、それぞれ、σ外側およびσ内側と呼ぶ)を調整できる。その上、照明器ILは、インテグレータINおよびコンデンサCOのような、種々の他の部品を含んでもよい。この照明器は、その断面に所望の均一性および強度分布を有するように、この放射線ビームを調節するために使ってもよい。
放射線ビームBは、マスク支持構造体(例えば、マスクテーブルMT)上に保持されたパターニング装置(例えば、マスクMA)に入射し、このパターニング装置によってパターン化される。マスクMAを横断してから、放射線ビームBは、投影システムPSを通過し、それがこのビームを基板Wの目標部分C上に集束する。第2位置決め装置PWおよび位置センサIF(例えば、干渉計測装置、線形エンコーダまたは容量式センサ)を使って、基板テーブルWTを、例えば、異なる目標部分Cを放射線ビームBの経路に配置するように、正確に動かすことができる。同様に、例えば、マスクライブラリから機械的に検索してから、または走査中に、第1位置決め装置PMおよびもう一つの位置センサIF(図1にはっきりとは示さず)を使ってマスクMAを放射線ビームBの経路に関して正確に配置することができる。一般的に、マスクテーブルMTの移動は、第1位置決め装置PMの一部を形成する、長ストロークモジュール(粗位置決め)および短ストロークモジュール(微細位置決め)を使って実現してもよい。同様に、基板テーブルWTまたは“基板支持体”の移動は、第2位置決め装置PWの一部を形成する、長ストロークモジュールおよび短ストロークモジュールを使って実現してもよい。ステッパの場合は(スキャナと違って)、マスクテーブルMTを短ストロークアクチュエータに結合するだけでもよく、または固定してもよい。マスクMAおよび基板Wは、マスク整列マークM1、M2および基板整列マークP1、P2を使って整列してもよい。図示する基板整列マークは、専用の目標部分を占めるが、それらは目標部分の間のスペースにあってもよい(それらは、スクライブレーン整列マークとして知られる)。同様に、マスクMA上に二つ以上のダイが設けてある場合は、マスク整列マークがダイ間にあってもよい。
図示する装置は、以下のモードの少なくとも一つで使うことができる。
1.ステップモードでは、放射線ビームに与えた全パターンを目標部分C上に一度に(即ち、単一静的露光で)投影する間、マスクテーブルMTまたは“マスク支持体”および基板テーブルWTまたは“基板支持体”を本質的に固定して保持する。次に基板テーブルWTまたは“基板支持体”をXおよび/またはY方向に移動して異なる目標部分Cを露光できるようにする。ステップモードでは、露光領域の最大サイズが単一静的露光で結像する目標部分Cのサイズを制限する。
2.走査モードでは、放射線ビームの与えたパターンを目標部分C上に投影(即ち、単一動的露光)しながら、マスクテーブルMTまたは“マスク支持体”および基板テーブルWTまたは“基板支持体”を同期して走査する。マスクテーブルMTまたは“マスク支持体”に対する基板テーブルWTまたは“基板支持体”の速度および方向は、投影システムPSの(縮)倍率および像反転特性によって決るかも知れない。走査モードでは、露光領域の最大サイズが単一動的露光での目標部分の幅(非走査方向の)を制限し、一方走査運動の長さが目標部分の高さ(走査方向の)を決める。
3.もう一つのモードでは、プログラム可能パターニング装置を保持するマスクテーブルMTまたは“マスク支持体”を本質的に固定し、放射線ビームに与えたパターンを目標部分C上に投影しながら、基板テーブルWTまたは“基板支持体”を動かしまたは走査する。このモードでは、一般的にパルス化した放射線源を使用し、プログラム可能パターニング装置を基板テーブルWTまたは“基板支持体”の各運動後または走査中の連続する放射線パルスの間に必要に応じて更新する。この作動モードは、上に言及した型式のプログラム可能ミラーアレイのような、プログラム可能パターニング装置を利用するマスクレス・リソグラフィに容易に適用できる。
上に説明した使用モードの組合せおよび/または変形または全く異なった使用モードも使ってよい。
図2は、整列マークAMを含む基板の平面図を示す。更に、図2は、中に整列マークを予想できるウインドウWIN(それは、どんな形、例えば、円、長方形、正方形等でもよい)を示す。この整列マークは、例えば、グリッド、十字、ドット、複数の平行線等を含む、どんな形またはパターンでもよい。整列するとき、基板W上のウインドウWINの位置を、エッジEのような、基板の幾何学的基準から、例えば、基板Wの反対側OSのエッジを検出し、この基板のエッジのセグメントSEG内の複数の位置のエッジESEGを検出することによって決める。この幾何学的基準から出発して、このリソグラフィ装置は、図7、ステップaにも表すように、ウインドウWINの位置を決める(例えば、計算、投影、外挿する等)かも知れない。図2に示す例では、整列マークAMが実際にウインドウWINに入る。このウインドウWINの位置を決めてしまったとき、整列マークAMの位置を、やはり図7、ステップbに表すように、このウインドウWINの中で測定する。このウインドウWINの中に於ける整列マークAMの位置の測定は、このウインドウの中の整列マークAMの局在化に続く整列マークAMの位置測定を含むかも知れないが、しかし、何か他の適当な位置測定は勿論、ウインドウWINの中の直接位置測定のような、他の測定原理も可能である。整列マークの検出後、基板Wの整列が起るかも知れず、この整列は、例えば、整列マークAMが別の基準、例えば、このリソグラフィ装置の基準、このリソグラフィ装置に投影すべきマスクの基準等と一致するように、この基板の変位を含むかも知れない。この整列は、このマスクのパターンをこのリソグラフィ装置の投影システムによって基板上に投影するとき、それが、例えば、この基板上の既存のパターンと一致するように、この投影システムの設定も含むかも知れない。
図3aは、基板の表面上のウインドウWINおよび整列マークAMを描く。この例では、整列マークAMがこのウインドウ内に位置する。図2を参照して説明したように、このウインドウの位置は、この基板の幾何学的基準から決められたかも知れず、このウインドウは、中に基板の整列マークAMを予想できる領域を示す。図2を参照して説明したように、このウインドウの中の整列マークAMの位置を測定する。このウインドウWIN内の整列マークAMの位置測定は、ウインドウWINの中心CENに関するこの整列マークAMの位置の測定を含むかも知れないが、しかし、多数の他の可能性、例えば、ウインドウWINの側面SI1、SI2または何か他の適当な位置関係、例えば、この整列マークとこのウインドウの何か他の部分、基準または要素との間に関する整列マークAMの位置の測定が想像できる。
この発明の実施例によれば、やはり図7、ステップcに表すように、整列マークAMの実測位置とウインドウWINの位置の間の関係を次に決める。この関係の決定は、上に説明したように、例えば、整列マークAMの実測位置とウインドウWINの中心CENの位置の間のオフセットの決定を含むかも知れない。例えば、整列マークAMの位置とウインドウWINのSI1、SI2、‥‥のような一つ以上の側面の間の関係を含む、他の代替関係も想像できる。次に、やはり図7、ステップdに表すように、整列マークAMの実測位置とウインドウWINの位置の間の関係を、図4の描くデータベースDBのような、データベースに記憶する。次に、この基板を整列マークAMの実測位置を使って整列してもよい、図7、ステップeも参照。
基板Wの次の整列に、この基板上のウインドウWINの位置を決めるために幾何学的基準を使い、このウインドウは、中にこの整列マークが予想できる領域を示す。この基板の後続整列の間に、この基板は、他の装置によって処理されるためにこのリソグラフィ装置を離れるかも知れないが、必ずしも離れてしまう必要はない。
例えば、次の層をこの基板上に創るべきとき、この基板の次の整列は、例えば、この基板の処理中の更なる処理工程で、起るかも知れない。再び、上に説明したように、基板上のウインドウの位置を決めるために、この幾何学的基準を使うかも知れない。しかし、このウインドウの中の照合マークの位置を測定する前に、ウインドウの位置を、この発明の実施例によれば、やはり図7、ステップfに表すように、この照合マークの実測位置と先行整列のために(または複数の先行整列のために)データベースに記憶した情報の間の関係を利用して、修正するかも知れない。その例を図3bに描く。図3aを参照して説明したように、この整列マークの位置の先行測定で、この整列マークが図3aのウインドウWINの中心CENに位置しないことが分った(または更に一般的表現では、整列マークの実測位置とウインドウの位置の間の関係が最適関係を示さなかった)。整列マークの実測位置(先行整列のために測定した)とウインドウの位置の間の関係がデータベースに記憶してあるので、この情報を使って今度のウインドウのための修正位置を決めてもよい。この例では、整列マークAMが先行測定でウインドウWINの中心CENから左にあったこと(図3a参照)が明らかだった。この関係が、この例ではデータベースに記憶してあった(例えば、整列マークAMとウインドウWINの中心CENの間のオフセットに関して)。例として、このウインドウの位置の修正は、ウインドウWINの中心CENが図3aを参照して説明したような先行測定でこの整列マークが見付かった位置と一致するようなウインドウWINの位置決めを生じるような、ウインドウの変位から成るかも知れない。さて、ウインドウWINの位置をこの整列マークの一つ以上の先行測定のデータに基づいて修正してあるので、整列マークAMがこのウインドウWIN内に見付かる確率は増す。リソグラフィ装置の公差のような、公差のために、本整列での整列マークAMの位置は、先行整列で見付かったこの整列マークの位置(図3a参照)から逸脱するかも知れない。
しかし、このウインドウが図3bでは一つ以上の先行整列でのこの整列マークの測定と整合する適当な位置に配置してあるので、整列マークAMをこのウインドウWIN内に見出す可能性は、増しているかも知れない。説明したように、この整列マークの実測位置とこのウインドウの位置の間の関係がこの整列マークの実測位置とこのウインドウの中心の間のオフセットを含むことが可能である。その例で、このオフセットをデータベースに記憶してもよい。それによって、単純な関係が生み出され、それは、単純なパラメータ、即ち、1次元または2次元のオフセットを提供し、それをデータベースに容易に記憶することが出来る。整列を行うとき、普通幾つか、例えば、2または4以上の整列マークを測定することに注目する。それから、ウインドウの位置と整列マークの測定位置の間の多次元関係、例えば、基板の表面と平行な平面内の位置とこの基板のこの表面に垂直な軸周りの回転を含む関係を決めることが可能かも知れない。更に、整列マークの位置を決めてしまったとき、座標変換を行ってもよく:ウインドウの位置を幾何学的基準から得た座標系に基づいて決定してもよいことに注目する。整列マークの位置を検出してしまったので、この座標系は、ウインドウ(例えば、その中心)を照合マークの位置と一致させるために変換を受けてもよい。ウインドウの修正した位置が、図3bに描くように、決っているので、このウインドウ内の整列マークの位置を測定する。この実測位置とウインドウの位置の関係を、例えば、ウインドウの中心CENと整列マークAMの間のオフセットを決めることによって、決めてもよい。次に、この結果、またはこの例ではオフセットをデータベースに記憶してもよい。
このウインドウの位置の決定、ウインドウの位置の修正、このウインドウ内の整列マークの位置の測定、この関係の決定、この関係のデータベースへの記憶および基板の整列のプロセスを基板の各整列のために繰返してもよい。ウインドウの位置の修正は、この関係の単一先行測定(例えば、データベースに記憶したオフセット)に基づいて、または複数の先行測定で決めた複数の関係に基づいて行ってもよく、それによって誤差を平均し、それで整列マークの位置のより信頼性の高い製作に備える。少なくとも二つの先行整列で記憶したデータを考慮に入れるとき、例えば、オフセット、データベースに記憶したままのオフセットを含むデータを平均してもよく、それによって統計的変動を平均して整列マークの位置のより信頼性の高い予測を提供する。この平均化で、データベースに記憶したままのオフセットをそのまま考慮に入れてもよいが、しかし、この平均化プロセスの安定性を増すために、データベースに記憶したままのオフセットを平均化する前に重み係数を掛けることも可能である。この重み係数が定数値であってもよいが、この重み係数が後の整列に向って、例えば、複数の整列後の最終値の方へ増加することも想像できる。最初にこの重み係数を低く保つことによって、より多くの測定データを利用できるようにしながら、この平均化による不安定性またはその他の逸脱を避けることができ、重み係数を数多く増せば増すほど、この平均化から得られる利益は多い。本発明者は、この重み係数に対する適当な最終値は、一方でこの平均化の安定性と他方で精度の間の均衡を図りながら、0.5ないし0.7の範囲内だろうと考えている。
図4は、複数のリソグラフィ装置LA1、LA2、LA3を示し、それらは、図1を参照して説明した型式および構成のものでもよいが、その代りにどんな他の形式のリソグラフィ装置でもよい。これらのリソグラフィ装置LA1、LA2およびLA3は、同じ形式および製造のものでもよいが、やはり異なる形式のリソグラフィ装置または異なる製造業者に由来するリソグラフィ装置を含んでもよい。リソグラフィ装置LA1、LA2およびLA3は、コンピュータ、マイクロプロセッサ、計算機システム、複数のコンピュータ等のような、処理ユニットPROCに接続してある。この接続は、例えば、アナログまたはディジタル電気接続、ガラスファイバのような光学的接続、無線接続、ネットワーク接続を含む、どんな種類のデータ接続から成ってもよい。また、複数の処理ユニットPROCを、例えば、各リソグラフィ装置LA1、LA2、LA3に対して別々のものを設けることが可能である。この処理ユニットPROCは、データをデータベースDBに記憶し、このデータベースを、リソグラフィ装置LA1、LA2、LA3と処理ユニットPROCの間の接続に関して説明したような、あらゆる型式のまたは適当な接続によって、処理ユニットPROCに接続してもよい。各整列処理中、リソグラフィ装置LA1、LA2、LA3は、例えば、ウインドウの決定した位置、このウインドウの中の整列マークの実測位置等を含むデータを処理ユニットPROCへ提供してもよい。処理ユニットPROCは、それから整列マークの実測位置とウインドウの位置の間の関係を計算し、この関係をデータベースDBに記憶するかも知れない。このデータベースDBの中のデータから、この処理ユニットは、このデータベースに記憶したままの整列マークの実測位置とウインドウの位置の間の関係を使って、このウインドウの位置の修正を計算してもよい。
図5は、データベースDBの内容の例としての表を示す。基板W1、W2、W3に対して、データエントリをこの表の横列に沿って表し、それでこの関係に対応するオフセットデータのような整列データをウエハW1、W2、W3等に対して表す。特定の基板W1、W2、W3に対するデータを単一リソグラフィ装置で決めてしまうことが可能であるが、しかし、これらのデータを、例えば、基板上の幾つかの処理工程をリソグラフィ装置LA1によって行い、一方他をリソグラフィ装置LA2またはLA3によって行ったときのように、リソグラフィ装置の異なるものでの測定から生じることも可能である。一般に、整列マークの位置誤差、即ち、整列マークの実際の位置と幾何学的基準から基板上のウインドウの位置の決定にも続いて予想されていたであろう位置との間の差は、この誤差を、例えば、この幾何学的基準から決めたウインドウの中心とこのウインドウの実測位置の間の差として表し、この誤差への複数の貢献からなるかも知れない。更に詳しくは、この誤差は、三つの誤差源からなるかも知れず、第1の誤差源は、基板それ自体のオフセットを含むかも知れない。最初の処理工程で、この基板は、整列マークを付けられるかも知れず、およびこれらの整列マークを基板上に創る公差は、基板依存オフセットで表す。第2の誤差源は、機械変動、即ち、この基板を処理するリソグラフィ装置の公差を含むかも知れない。第3の誤差源は、この基板を処理するリソグラフィ装置のドリフトを含むかも知れない。第2の誤差源と第3の誤差源の間の差は、第2の誤差源、即ち、この機械変動が各測定に対して非相関であり、一方ドリフトは、同じリソグラフィ装置での連続測定に対してある量の相関を示すことである。整列誤差、従って、例えば、整列マークの実測位置とウインドウの中心の位置の間のオフセットを平均することによって、非相関誤差源がゼロの方へ平均化され、従って減少するだろう。
それ故、測定を複数のリソグラフィ装置で行うならば、機械変動と機械ドリフトの両方、即ち、第2および第3の誤差源が平均化され、それで、平均した誤差が特定の基板のオフセット、従って、例えば、幾何学的基準からウインドウの位置を決めると予想されたであろう、整列マークの実際の位置とウインドウの中心の位置の間の差の表示をもたらす。そのような平均化は、図5による表の水平列に沿う平均化と理解してもよい。その場合、そのような平均化で、単一リソグラフィ装置から得たデータを考慮に入れ、この平均化の結果は、ウエハ依存誤差(即ち、第1誤差源)と機械ドリフト、即ち、第3の誤差源の和を提供するだろう。データベースの中のデータに基づいて、この処理ユニットPROCは、幾何学的基準から決めたウインドウの位置の補正を用意するかも知れない。この平均した整列誤差は、それで存在するであろう誤差の予測として、従ってウインドウの位置を修正するために使ってもよい。それで、多くの整列を行えば行う程、従って一般的に多くの層を基板上に創れば作る程、この平均化がより正確になり、先行整列の測定データを多くデータベースに記憶するので、誤差の予測が益々よくなる。多くの処理を特定の基板に行えば行う程、従って一般的に多くの層を基板上に創れば作る程、整列不良が先の層と整列しない層を創り、それが基板若しくは水の廃棄かまたはその再加工の試みを必要とするだろうから、基板の価値が益々高くなる。それで、基板の価値が連続する処理工程中に高くなればなる程、誤差の予測の精度が益々高くなり、それで特定に基板が、整列不良の層によって損傷されるかも知れない整列不良位置へ達するリスクが益々低くなる。例として、基板W1に対して第1整列を行うとき、データをD11としてデータベースDBに入れてもよく、このデータD11は、例えば、整列マークの位置とウインドウの中心の間のオフセットを含む。このデータエントリD11をこの表の平均を表す縦列AVのAV1のための第1エントリとして使ってもよい。次に、第2整列をすると、データエントリD12を設けてもよい。今度は平均をD11およびD12から決め、AV1に記憶してもよい等。このAV1に記憶した平均を今度は、上に説明したように、以後の整列のためにウインドウの位置を補正するために使ってもよい。この平均は、加重平均、移動平均、または何か他の平均を含んでもよい。例として、この平均化は、総和への整列誤差(または整列オフセット)の一部の反復加算を含んでもよく、この平均化は、記憶した整列誤差の一種のローパスフィルタリングを提供する。加重平均の場合、先の測定結果に異なる重みを与える等のために、複数の重み係数を使ってもよい。一例は、最後の4測定値だけを使うことで、それらの各々は、種々の重み係数の同じものを備える。
このデータベースは、どんな形のデータベースを含んでもよく、必ずしもここに説明し且つ図示したような表の形の構造体を含まない。このデータベースは、例としてリレーショナルデータベースを含んでもよく、且つ、例えば、半導体メモリ、磁気若しくは光ディスク若しくはテープ等を含む任意の記憶装置、または任意の型式のコンピュータファイルに記憶してもよい。また、このデータベースは、複数のデータベース、例えば、単一リソグラフィ装置用の複数のデータベースまたは図4を参照して説明し且つ図示したような構成の、各リソグラフィ装置用の別々のデータベースから成ってもよい。
図5に描くような表の横列のデータについて行う平均化またはその他の適当な演算とは別に、このデータについての他の演算も可能である。例として、ドリフト、即ち、第3誤差源を決めることが可能である。上に説明したのと同様に、a、b、cおよびdを含む幾つか、−例えば、3、4、5またはそれ以上−のサイクル後、基板オフセットの表示、従って第1誤差源の表示に、各サイクルで見付けたオフセットへの平均化演算によって十分な精度を与えてもよい。この平均値をこのデータベースに、例えば、ここの説明した例では縦列AVに記憶し、および該当する追加のデータが利用できるようになる度毎に更新することができる。今度はこの平均値をこのデータベースに記憶した各測定のための総誤差から引き且つこの基板の結果を平均化することによって、第3の誤差源についての表示が得られるかも知れない。また、各基板の結果とこの平均化で得たドリフトの間の偏差が機械変動についての表示をもたらす。その過剰値が生じる場合、処理ユニットPROCが例えば、特定のリソグラフィ装置の有り得る問題を示すための合図を提供するかも知れない。ドリフト決定の例は、図5の縦列C5に沿って平均化することかも知れない。この平均化の前に、この測定誤差と基板依存オフセット(即ち、各基板の第1誤差源)の間の差を決める。このウエハ依存誤差は、各基板毎に違うかも知れない。それで、これらの基板の結果を平均化し、それによってこの機械変動(即ち、第2誤差源)を、この第2誤差源が非相関になるので、除外する。この平均化は、この様にドリフト、即ち、第3誤差源の表示をもたらす。単一リソグラフィ装置を多層用に使い、従って同じ基板について複数の整列を行うとき、この第1および第3の誤差源の間の差は、決めなくてもよい。そのような場合、状態の監視を、この基板の平均オフセットを使って行うことができる。上に説明したオフセットの代りに、ウインドウと整列マークの間の何か他の関係を適用してもよい。
図2、3、4および5を参照して説明したこの発明の実施例は、この様に、先行整列の結果として改良した整列を提供し、および特に整列マークの実測位置とウインドウの決めた位置の間の関係をデータベースに記憶し、それに多種多様なデータ処理操作を行えるようにし、それが、例えば、特に基板のオフセットの推定の決定を可能にする。得られる利益には、整列マークを検出するために実際に測定を行う前にこの整列マークの位置についてのより良い推定値が得られるかも知れないので、より信頼性の高い整列、データベースの中のデータに行う操作等のために誤差割当てが減るかも知れないので、異なる型式、製造業者等の種々のリソグラフィ装置間のより良い相互運用性がある。
この発明の実施例では、基板上の少なくとも二つのウインドウの位置を幾何学的基準から決める、図8、ステップ8aも参照。図6に示す例では、三つのウインドウの位置を決める。次に、各ウインドウの中のそれぞれの照合マークの位置を測定する、図8、ステップ8bも参照。照合マークの各々に対して、それぞれの整列マークの実測位置AM1、AM2、AM3とウインドウWIN1、WIN2、WIN3の位置またはそれぞれのウインドウWIN1、WIN2、WIN3の中の予想照合マーク位置の間の差を、やはり図8、ステップ8cに示してあるように、決める。次に、基板Wの位置を、実測位置と予想照合マーク位置の間の差の合計が減るように決める(図8、ステップ8d)。この位置は、例えば、これらの差の合計が最小になる位置かも知れない。この基板は、今や、決めた位置へ運んでもよい(図8、ステップ8e)(例えば、この基板をリソグラフィ装置に置く前にハンドラによって)。利益は、基板をそのような位置へ運ぶことが、この基板Wの載っている基板テーブルの並進または回転が少ししか必要ないことで、それは、基板の位置を普通複数の干渉計またはその他の光学センサで測定し、その特性は、それらが最適位置からずれるとき、性能が低下しがちであるので、基板のより正確な位置測定ができる結果となる。今度は基板を基板テーブル上に最適位置に近いように配置することによって、基板を整列した位置に達するために基板テーブルWTそれ自体を操作する必要は殆どなく、それで基板テーブルは、最適位置から少しだけしかずれない。
上記の例は、リソグラフィ装置に関係するが、この発明は、多くの他の用途にも適用してよく、それで一般的言葉で、複数の物体を処理するための製造装置を診断するための方法と要約することもでき、この方法は:この製造装置によって処理すべき物体のパラメータを検出する工程;この物体の検出したパラメータをデータベースに記憶する工程;およびこの記憶したパラメータから診断情報を誘導する工程を含む。この記憶したパラメータから診断情報を誘導する工程は、複数の物体のために記憶したパラメータから診断情報を誘導する工程(例えば、物体関連項目を診断するために)、少なくとも二つの製造装置のために記憶したパラメータから診断情報を誘導する工程(例えば、製造装置関連項目または差を診断するために)、および/または同じ物体の複数の処理のために記憶したパラメータから診断情報を誘導する工程を含むかも知れない。この製造装置は、物体を処理するためのどんな装置を含んでもよいが、しかし、上に説明したように、この方法は、リソグラフィ装置、基板ハンドラ、および基板エッチング機械に非常に適するが、それに限定する必要はない。このパラメータは、物体および/またはその処理に関連するあらゆるパラメータを含んでもよく、それで上に説明したような整列データに関する例に限定されない。ここに説明するようにこの方法によって、あらゆる種類の診断情報を、検出したパラメータ、例えば、このデータベースに記憶してある一つの物体のため、または複数の物体のための測定結果に適当な操作(上に説明したような操作)をすることによって誘導してもよい。
この方法は、特にリソグラフィ装置に適する。それは、そのような非常に高価な機械のダウンタイムは、できるだけ阻止すべきであるからである。ここで説明するような診断によって、診断情報をデータベースに記憶したデータから誘導するかも知れないので、ダウンタイムが減るかも知れない。更に、リソグラフィ装置に課す精度要件は、極端に高い。ここで説明するような方法によって、精度に悪影響するかも知れない、リソグラフィ装置のドリフトまたはその他の誤差をこのデータベースに記憶データから導き出すかも知れない。それによって、例えば、このリソグラフィ装置による誤った操作を防ぐために、時宜を得た介入が許されるかも知れず、それで基板の処理中の誤差を防ぐ。更に、リソグラフィ装置は、普通、同じ基板を処理する複数の装置がある生産環境で使われるかも知れない。複数の装置のために、誤差または限界状態の原因は、探索困難かも知れず、且つ原因を見付けるために各々の装置のテストまたは診断を別々に要するかも知れない。ここに説明するように、データベースに記憶したデータに適当な操作をすることによって、データ間の相関がこの誤差または限界状態の原因を提供し、それで複数の装置を生産中止する必要なく是正処置を始められるようにするかも知れない。その上、異なる生産装置が、例えば、ウインドウの位置を決めるための異なる幾何学的アルゴリズムのような、異なるアルゴリズムを利用するかも知れない。それによって、異なるアルゴリズムは、ウインドウの異なった位置を生じるかも知れないので、追加の誤差源を持込むかも知れない。ここで説明するような方法によって、先の結果がデータベースに記憶してあり且つ後の処理を行うとき、考慮に入れられるので、これらの追加の誤差源を、上に説明したように、より容易に扱えるかも知れない。
上に説明した実施例に加えて、ここに説明する発明は、コンピュータで実行すると、ここに説明した方法を実施するコンピュータ命令を含むコンピュータプログラムの形に具体化してもよい。また、この発明は、そのようなプログラム命令を含むデータ処理装置の形に具体化してもよい。このデータ処理装置は、リソグラフィ装置およびデータベースに機能するように接続してもよい。
この明細書で言及するウインドウは、上記の他にまたは代りに見込みウインドウを含んでもよく、即ち、中に整列マークが或る確度、例えば、所定の最小確度で見付かるかも知れない、基板上の領域を示してもよい。そのような場合、このウインドウは、例えば、尤度関数によって定義し、例えば、ウインドウの中心近くにマークが見付かる可能性を高く、基板から離れると可能性を低くしてもよい。この種のウインドウの例は、ガウスの尤度ウインドウだろう。この文脈で、ウインドウのエッジまたは側面という用語は、物理的意味が限られるかも知れない。
この本文では、ICの製造でリソグラフィ装置を使用することを具体的に参照するかも知れないが、ここで説明するリソグラフィ装置は、集積光学システム、磁区メモリ用誘導検出パターン、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッド等の製造のような、他の用途があることを理解すべきである。当業者は、そのような代替用途の関係で、ここで使う“ウエハ”または“ダイ”という用語のどれも、それぞれ、より一般的な用語“基板”または“目標部分”と同義と考えてもよいことが分るだろう。ここで言及する基板は、露光の前または後に、例えば、トラック(典型的には基板にレジストの層を付け且つ露光したレジストを現像する器具)、計測器具および/または検査器具で処理してもよい。該当すれば、この開示をそのようなおよび他の基板処理器具に適用してもよい。更に、この基板を、例えば、多層ICを創るために、一度を超えて処理してもよく、それでここで使う基板という用語は既に多重処理した層を含む基板も指すかも知れない。
上では光リソグラフィの文脈で本発明の実施例を使用することを特に参照できたが、この発明は、他の用途、例えば、印写リソグラフィで使うことができ、その場合事情が許せば、光リソグラフィに限定されないことが分るだろう。印写リソグラフィでは、パターニング装置の表面微細構造が基板上に創るパターンを決める。このパターニング装置の表面微細構造を基板に加えたレジストの層に押付けることができ、その場合このレジストを電磁放射線、熱、圧力またはその組合せを加えて硬化する。このパターニング装置をレジストが硬化してからこのレジストから移動し、パターンを残す。
ここで使用する“放射線”および“ビーム”という用語は、紫外(UV)放射線(例えば、365、248、193、157または126nmの波長を有する)および超紫外(EUV)放射線(例えば、5〜20nmの範囲の波長を有する)、並びにイオンビームまたは電子ビームのような、粒子ビームを含むあらゆる種類の電磁放射線を包含する。
“レンズ”という用語は、事情が許せば、屈折式、反射式、磁気式、電磁式および静電式光学部品を含む、種々の型式の光学5部品の何れか一つまたは組合せを指してもよい。
この発明の特定の実施例を上に説明したが、この発明を説明したのと別の方法で実施してもよいことが分るだろう。例えば、この発明は、上に開示した方法を記述する機械可読命令の一つ以上のシーケンスを含むコンピュータプログラム、またはそのようなコンピュータプログラムを記憶したデータ記憶媒体(例えば、半導体メモリ、磁気若しくは光ディスク)の形を採ってもよい。
上記の説明は、例示を意図し、限定を意図しない。従って、当業者は、説明したこの発明に以下に示す請求項の範囲から逸脱することなく修正を施すことができることが明白だろう。
この発明の実施例によるリソグラフィ装置を示す。 整列マークを有する基板を示す。 整列マークおよび中にこの整列マークを予想できるウインドウを示す。 整列マークおよび中にこの整列マークを予想できるウインドウを示す。 複数のリソグラフィ装置を含む製造環境を非常に概略的に示す。 複数の基板の整列データを表す表を示す。 複数の整列マークを含む基板を示す。 整列方法を記述する流れ図を示す。 別の整列方法を記述する別の流れ図を示す。
符号の説明
AM 整列マーク
AM1 整列マーク
AM2 整列マーク
CEN 中心
DB データベース
E 幾何学的基準、エッジ
W 基板、物体
WIN ウインドウ
WIN1 ウインドウ
WIN2 ウインドウ

Claims (31)

  1. リソグラフィ装置で基板を整列するための方法であって、
    a)この基板の幾何学的基準から基板上のウインドウの位置を決め、該ウインドウが中にこの基板の整列マークを予想できる領域を示す工程、
    b)このウインドウの中のこの整列マークの位置を測定する工程、
    c)この整列マークの実測位置とこのウインドウの位置の間の関係を決める工程、
    d)この基板についてこの整列マークの実測位置とこのウインドウの位置の間の関係をデータベースに記憶する工程、
    e)この整列マークの実測位置を使ってこの基板を整列する工程、および
    f)この基板の後の整列のためにa)ないしe)を繰返す工程を含み、b)の前にこのウインドウの位置を、少なくとも一つの先行整列についてこのデータベースに記憶したこの整列マークの実測位置とこのウインドウの位置の間の関係を使って修正する方法。
  2. 請求項1に記載の方法に於いて、a)が上記基板のエッジを検出する工程および幾何学的アルゴリズムでこのエッジに関する上記ウインドウの位置を決める工程を含む方法。
  3. 請求項1に記載の方法に於いて、c)が上記整列マークの実測位置と上記ウインドウの中心の位置の間のオフセットを決める工程を含む方法。
  4. 請求項3に記載の方法に於いて、d)が上記オフセットを上記データベースに記憶する工程を含む方法。
  5. 請求項1に記載の方法に於いて、c)を繰返すとき、c)での上記ウインドウの位置がa)で決めた上記ウインドウの位置を含む方法。
  6. 請求項1に記載の方法に於いて、c)を繰返すとき、c)での上記ウインドウの位置がb)の前に修正した修正位置を含む方法。
  7. 請求項1に記載の方法に於いて、d)が更に上記データベースで上記関係を、上記基板を識別するための基板標識に関係付ける工程を含む方法。
  8. 請求項1による方法に於いて、上記整列マークの実測位置と上記ウインドウの位置の間の関係が上記整列マークの実測位置と上記ウインドウの位置の間のオフセットを含み、およびf)が上記基板の少なくとも二つの先行整列について上記データベースに記憶したオフセットを平均化する工程を含む方法。
  9. 請求項8に記載の方法に於いて、平均化する前に、上記基板の少なくとも二つの先行整列について上記データベースに記憶したオフセットに重み係数を掛け、この平均化をこの重み係数を掛けたオフセットについて行う方法。
  10. 請求項9に記載の方法に於いて、上記重み係数が複数の整列後に最終値の方へ増加する方法。
  11. 請求項10に記載の方法に於いて、上記最終値が0.5と0.7の間にある方法。
  12. 請求項8に記載の方法であって、更に、
    少なくとも二つの基板について、この少なくとも二つの基板の各々について上記記憶したオフセットと上記平均したオフセットとの間の差を決める工程、および
    この少なくとも二つの基板の各々について上記記憶したオフセットと上記平均したオフセットとの間の差の平均を決めることによって上記リソグラフィ装置のドリフト誤差を決める工程
    によって上記リソグラフィ装置のドリフト誤差を決める工程を含む方法。
  13. リソグラフィ装置のドリフト誤差を決めるための方法であって、
    a)少なくとも二つの基板の幾何学的基準からこれらの基板の各々上のウインドウの位置を決め、このウインドウが中にこの基板の整列マークを予想できるできる領域を示す工程、
    b)これらの基板の各々についてこのウインドウの中のこの整列マークの位置を測定する工程、
    c)これらの基板の各々についてこの整列マークの実測位置とこのウインドウの位置の間の関係を決める工程、
    d)これらの基板の各々についてこの整列マークの実測位置とこのウインドウの位置の間の関係をデータベースに記憶する工程、
    e)a)ないしd)を少なくとも一度繰返す工程、
    f)これらの基板(W)の各々についてd)で記憶した関係を平均化する工程、
    g)少なくとも二つの基板(W)の各々について、記憶した関係と平均化した関係の間の差を決める工程、および
    h)g)で決めた差の平均値を決めることによってこのリソグラフィのドリフト誤差を決める工程を含む方法。
  14. 請求項13に記載の方法に於いて、a)ないしd)を繰返すとき、b)の繰返しを別のリソグラフィ装置に行って、次に先のb)を行う方法。
  15. リソグラフィ装置で基板を整列するための方法であって、
    a)この基板の幾何学的基準からこの基板上の少なくとも二つのウインドウのそれぞれの位置を決め、これらのウインドウが中にこの基板の整列マークを予想できる領域を示す工程、
    b)これらのウインドウの各々の中のこのそれぞれの整列マークの位置を測定する工程、
    c)これらの整列マークの各々について、このそれぞれの整列マークの実測位置とこのそれぞれのウインドウの予想する整列マーク位置の間の差を決める工程、
    d)これらの差の合計が減るであろう、この基板の位置を決める工程、および
    e)この基板をこの決めた位置へ運ぶ工程を含む方法。
  16. 複数の物体を処理するための製造装置を診断するための方法であって、
    この製造装置によって処理すべき物体のパラメータを検出する工程、
    この物体の検出したパラメータをデータベースに記憶する工程、および
    この記憶したパラメータから診断情報を誘導する工程を含む方法。
  17. 請求項16に記載の方法に於いて、上記記憶したパラメータから診断情報を誘導する工程が、複数の物体について記憶したパラメータから診断情報を誘導する工程を含む方法。
  18. 請求項16に記載の方法に於いて、上記記憶したパラメータから診断情報を誘導する工程が、少なくとも二つの製造装置について記憶したパラメータから診断情報を誘導する工程を含む方法。
  19. 請求項16に記載の方法に於いて、上記記憶したパラメータから診断情報を誘導する工程が、同じ物体の複数の処理について記憶したパラメータから診断情報を誘導する工程を含む方法。
  20. 請求項16に記載の方法に於いて、上記製造装置が、リソグラフィ装置、基板ハンドラ、および基板エッチング機械の少なくとも一つを含む方法。
  21. 請求項16に記載の方法に於いて、上記物体が基板を含む方法。
  22. 請求項21に記載の方法に於いて、上記パラメータが上記基板の整列データを含む方法。
  23. 請求項22に記載の方法に於いて、上記整列データが、中に整列マークを予想できるウインドウの位置に対するこの整列マークの位置を含む方法。
  24. コンピュータで実行すると、請求項1に記載の方法を実施するためのプログラム命令を含むコンピュータプログラム。
  25. コンピュータで実行すると、請求項13に記載の方法を実施するためのプログラム命令を含むコンピュータプログラム。
  26. コンピュータで実行すると、請求項15に記載の方法を実施するためのプログラム命令を含むコンピュータプログラム。
  27. コンピュータで実行すると、請求項16に記載の方法を実施するためのプログラム命令を含むコンピュータプログラム。
  28. 請求項1に記載の方法を実施するためのプログラム命令を含み、少なくとも一つのリソグラフィ装置におよび上記データベースに機能するように接続してあるデータ処理装置。
  29. 請求項13に記載の方法を実施するためのプログラム命令を含み、少なくとも一つのリソグラフィ装置におよび上記データベースに機能するように接続してあるデータ処理装置。
  30. 請求項15に記載の方法を実施するためのプログラム命令を含み、少なくとも一つのリソグラフィ装置におよびデータベースに機能するように接続してあるデータ処理装置。
  31. 請求項16に記載の方法を実施するためのプログラム命令を含み、少なくとも一つのリソグラフィ装置におよび前記データベースに機能するように接続してあるデータ処理装置。
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