JP2011060858A - 露光装置、露光装置の制御方法、及びデバイス製造方法 - Google Patents
露光装置、露光装置の制御方法、及びデバイス製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】露光装置1が、基板の搭載位置の置きずれ量を計測し、計測された基板の搭載位置の置きずれ量に基づいて、置きずれ量の予測パターンを学習する。そして、露光装置1が、予測パターンの学習結果に基づいて、次基板の搭載位置を決定し、決定された搭載位置に次基板を搭載する。
【選択図】図1
Description
また、特許文献1は、以下のような露光装置を提案している。この露光装置は、基板の特徴部分の第1基準に対する第1ずれ量を求めるとともに、基板上のマークの第2基準に対する第2ずれ量を求める。そして、第2ずれ量が許容範囲内にない場合に、第1基準を変更することによって、基板を位置決めする。これにより、基板上のマークが基板の外形的特徴との関係でずれている場合であっても、エラーを生じさせることなくマーク計測が実施可能となる。
本発明は、基板の置きずれが均一に発生しない場合に、精密計測前の基板ステージ及び基板チャックの補正駆動回数を抑えて、装置スループットを向上させる露光装置、露光装置の制御方法、及びデバイス製造方法の提供を目的とする。
基板ステージPSは、基板PをX,Y,Z方向に搬送する基板搬送手段である。基板ステージPSは、レーザー干渉計PSXIa、PSYIbと基板ステージPS上に搭載されたミラーPSXBM、PSYBMでXYθ方向に精密に計測され、制御される。レーザー干渉計PSXIa、PSYIbは、干渉計制御装置ICMによって制御される。センサ制御装置SCMは、センサCCDa、CCDbを制御する。基板チャックPCは、θ方向にのみ駆動可能であり、内部に備えられたモータによって制御される。基板Pは、表面上にレジスト(感光剤)が塗布された、シリコンウエハ等の被処理体である。基板Pの露光時においては、投影光学系UMは、照明光学系からの露光光で照明された原盤M上のパターンを所定倍率(例えば、1/4、若しくは1/5)で、基板ステージPSによって搬送された基板上に投影露光する。投影光学系UMとしては、複数の光学要素のみから構成される光学系や、複数の光学要素と少なくとも一枚の凹面鏡とから構成される光学系(カタディオプトリック光学系)が採用可能である。若しくは、投影光学系4として、複数の光学要素と少なくとも一枚のキノフォーム等の回折光学要素とから構成される光学系や、全ミラー型の光学系等も採用可能である。
本実施形態においては、演算制御装置ACMは、計測された基板の搭載位置の置きずれ量に基づいて、置きずれ量の予測パターンを学習する。予測パターンは、所定の基板枚数の周期で出現する置きずれ量の特徴のパターンであって、置きずれ量の推移の傾向を示す。予測パターンは、置きずれ量の予測値を複数含む。
本実施形態の露光装置の制御方法、デバイスの製造方法は、図1に示す露光装置1が備える各処理部の機能によって実現される。
本実施形態の露光装置1は、置きずれ量の予測パターンの学習結果に基づいて基板Pの置き位置補正量を算出する(図3(B)のステップS23を参照)。従って、基板の置きずれ量が均一に発生しない場合においても、置きずれ量が解消された適切な目標停止位置を設定することができる。その結果、精密計測処理(ステップS3)の前に行う基板ステージPS及び基板チャックPCの補正駆動回数を減らすことが可能となり、装置スループットを向上させることができる。
上記ステップS33において、演算制御装置ACMが、予測パターンがあると判断した場合、演算制御装置ACMは、ステップS1において取得された置きずれ量が予測パターンに適合するかを判断する(ステップS36)。具体的には、演算制御装置ACMは、取得された基板の置きずれ量と予測パターンが示す該基板の置きずれ量との差が所定の許容範囲内であるかを判断し、該判断結果に基づいて、置きずれ量が予測パターンに適合するかを判断する。演算制御装置ACMが、置きずれ量が予測パターンに適合しないと判断した場合、演算制御装置ACMは、新規に予測パターンを作成する(ステップS35)。演算制御装置ACMが、置きずれ量が予測パターンに適合すると判断した場合、演算制御装置ACMは、次基板の作業単位での特徴パターン(第2の予測置きずれ量)を更新する(ステップS37)。
つぎに、本発明の一実施形態のデバイス(半導体デバイス、液晶表示デバイス等)の製造方法について説明する。半導体デバイスは、ウエハに集積回路を作る前工程と、前工程で作られたウエハ上の集積回路チップを製品として完成させる後工程を経ることにより製造される。前工程は、前述の露光装置を使用して感光剤が塗布されたウエハを露光する工程と、ウエハを現像する工程を含む。後工程は、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)と、パッケージング工程(封入)を含む。液晶表示デバイスは、透明電極を形成する工程を経ることにより製造される。透明電極を形成する工程は、透明導電膜が蒸着されたガラス基板に感光剤を塗布する工程と、前述の露光装置を使用して感光剤が塗布されたガラス基板を露光する工程と、ガラス基板を現像する工程を含む。本実施形態のデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
ACM 演算制御装置
MCM 装置制御装置
SCM センサ制御装置
Claims (6)
- 基板の搭載位置の置きずれ量を計測する置きずれ量計測手段と、
前記計測された前記基板の搭載位置の置きずれ量に基づいて、置きずれ量の予測パターンを学習する制御手段とを備え、
前記制御手段が、前記予測パターンの学習結果に基づいて、次基板の搭載位置を決定し、決定された搭載位置に該次基板を搭載することを特徴とする露光装置。 - 前記制御手段が、計測済みの基板の搭載位置の置きずれ量に基づいて、前記次基板の第1の予測置きずれ量を算出し、算出された第1の予測置きずれ量に基づいて、該次基板を搭載する時の置き位置補正量を算出し、算出された置き位置補正量に基づいて、前記次基板の搭載位置を決定することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
- 所定の枚数の基板を一管理単位とし、
前記制御手段が、更に、前記次基板に対応する管理単位に含まれる基板について計測された搭載位置の置きずれ量に基づいて、該次基板の第2の予測置きずれ量を算出し、前記第1の予測置きずれ量と前記第2の予測置きずれ量とに基づいて、前記置き位置補正量を算出することを特徴とする請求項2に記載の露光装置。 - 前記置きずれ量計測手段が、更に、前記制御手段が前記決定された搭載位置に基板を搬送中に、該基板の置きずれ量を計測し、
前記制御手段が、前記基板を搬送中に計測された置きずれ量と前記算出された置き位置補正量とを比較し、該比較結果に基づいて、前記決定された基板の搭載位置を再設定することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の露光装置。 - 基板の搭載位置の置きずれ量を計測する工程と、
前記計測された前記基板の搭載位置の置きずれ量に基づいて、置きずれ量の予測パターンを学習する工程と、
前記予測パターンの学習結果に基づいて、次基板の搭載位置を決定し、決定された搭載位置に該次基板を搭載する工程とを有する
ことを特徴とする露光装置の制御方法。 - 請求項1に記載の露光装置を用いて基板を露光する工程と、
前記基板を現像する工程とを有する
ことを特徴とするデバイスの製造方法。
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