JP2007008513A - 容器及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを抑えながら、贈答品や記念品の収容に適した新規な容器及びその製造方法を提供する。
【解決手段】シートを複数枚重ねて積層することで構成させる積層本体部を備える。そして、前記積層本体部に深さ方向に広がる立体空間を形成するとともに、製本化し、前記空間内に物品を収容する構造を採用する。
【選択図】図4

Description

本発明は、贈答品や記念品を収容するための新規な容器及びその製造方法に関する。
自己の使用のための商品(贈答品でない商品)を収容する容器においては、携帯性、経済性、組み立て容易性、リサイクル性等が重視される。これに対して、贈答品や記念品を収容する容器においては、収容する物品もさることながら、容器自体の醸し出す雰囲気、気品、演出性、インパクト性等が重視される傾向にある。このような要求を満たす容器としては、桐材などの木製のもの、金属メッキを施したもの、伝統的な漆塗り等の素材にこだわった容器がある。
しかしながら、上記のような従来の高級素材を用いた容器では、製造コストが著しく高くなるとともに、収容する物品の種類や顧客の嗜好に応じて容易に設計変更することができないという不都合ある。
本発明は、製造コストを抑えながら、贈答品や記念品の収容に適した新規な容器及びその製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、贈答品や記念品の収容に適し且つ、マイナーチェンジやオーダーメード(準オーダーメードを含む)に比較的容易に対応できる容器及びその製造方法を提供することにある。
本発明の第1の態様に係る容器は、シートを複数枚重ねて積層することで構成させる積層本体部を備える。そして、前記積層本体部に深さ方向に広がる立体空間を形成するとともに、製本化し、前記空間内に物品を収容する構造を採用する。
好ましくは、前記積層本体部は紙製のシートで構成し、前記立体空間の少なくとも一部には、深さ方向のみならず、水平方向(シートの面内)において複数に区画した3次元的な形状を創り出す。更に、前記シートの、少なくとも一部には物語などの文字及び/又絵柄を描く(印刷する)ことにより、容器に物語性(ストーリー性)を付与することができ、容器としての価値を向上させることが可能となる。
本発明において、「シート」は、紙に限らず、ビニール、不織布、織布等を採用することができる。「紙」としては、一般的なパルプ100%素材の他、和紙等の特殊な素材を使用することも可能である。「複数枚の積層」は、枚数は特に限らず、本としての体裁(容器としての深さ)を得ることが可能な範囲(積層枚数)を示す。「製本化」は、例えば、4角形のシートを用いた場合には、積層されたシートの一辺を接着、固定することを意味する。これにより、積層されたシートを1枚又は複数枚ずつめくることで、徐々に変化する容器の内部デザイン及び収容物品を観察することができる。
「立体空間」は、重ね合わされたシートの積層(深さ)方向にくり抜かれたような格好となり、あたかも、彫刻刀でくり抜いたような形態を得ることができる。立体空間の形状は、顧客の要求に応じて適宜変更可能であり、例えば、家の外から窓越しに家の中を見るような感じであったり、鳥かごの中の小鳥を見るような感じとすることができる。空間内に収容される物品は、空間の一部に収容されることを想定しているが、空間全体を埋めるような格好で収容することも可能である。また、「収容」の形態としては、例えば、比較的下の方に重ねられたシートの一部に小さな切り込み(スリット)を入れておき、その切り込みに指輪のリング部分を差し込み、宝石の部分が空間内に露出するような形態を採ることができる。
本発明の容器に収容される物品としては、贈答品・記念品が好適であり、例えば、指輪、ブローチ、ネックレス、腕時計、ブレスレット、イヤリング、ピアス、ペンダントヘッド、記念バッジなどがある。特に、婚約指輪や結婚指輪を入れて贈答する又は保管するのに適している。この際、積層されるシートの一部に、例えば、柔らかなフェルト紙等を挿入し、当該フェルト部分に切り込みを入れ、そこに指輪などを収容するようにすれば、指輪を傷つけることがない。本発明に係る容器の別の用途としては、例えば、ある賞を受賞した時に贈られる勲章や記念バッジなどを入れる容器として使用することができる。
本型をした積層シートの一部に詩及び/又絵柄(挿絵)を描くことにより、容器に物語性(ストーリー性)を付与することができる。婚約指輪や結婚指輪等を収容する容器として使用する場合には、新郎新婦の出会いから結婚又は婚約までのストーリーを複数のシートに渡って表現することができる。これにより、贈る人及び贈られる人にとって世界で唯一の容器となり、収容される指輪をドラマチックに演出することができる。
本発明においては、前記立体空間の少なくとも一部に、シートの面内において複数に区画された領域を形成することができる。ここで、「複数に区画された領域」とは、例えば、洋館風の窓をモチーフとした場合には、当該窓の窓枠によって区画された領域(ガラス部分)が対応する。「シートの面内」とは、積層方向(深さ方向)に形成された空間に対する表現であり、容器を水平に置いた状態では水平方向ということもできる。
本発明の第2の態様に係る製造方法は、紙製のシートを複数枚重ねて積層することで構成させる積層本体部を備え、当該積層本体部に深さ方向に広がる立体空間を形成し、前記空間内に物品を収容する容器の製造方法であり、切り抜きのない素材紙を複数枚準備し;前記素材紙を打ち抜くための複数の異なる抜き型を用意し;前記抜き型によって、前記素材紙を一枚又は複数枚ずつ打ち抜き;前記打ち抜かれた、同一切り抜き形状の紙を複数枚重ねて構成されるシートユニットを複数準備し;これら複数のシートユニットを所定の順序で積層することによって、前記立体空間を形成し;製本することを特徴とする。
このように、異なる切り抜き形状を有するシートを積層する方法を採用しているため、その一部を差し替えることにより、所謂オーダーメードに容易に対応することができる。例えば、多数の積層シートの中の一部に個人の生い立ち、出会いなどのストーリーを掲載したページを挿入した構成とし、それらのページのみを差し替えることができる。この場合には、差し替えるページを切り抜きがないシート構成とすれば、さらに変更が容易となる。また、収容する物品の大きさを微妙に変更するような場合には、物品を保持するために使用されるシート部分のみを差し替えることで、容易に対応することができる。なお、シートの打ち抜き方法は、周知の方法及び装置を用いて行うことができる。例えば、金属製の抜き型にシートを1枚ずつ押し当てて、切れ目を作り、その切れ目に沿って切り抜く(剥がす)方法を採用することができる。
図1は、本発明に係る容器の構成を示す斜視図である。本発明に係る積層型容器10は、表表紙12、裏表紙14及び、積層本体部16とから構成されている。容器10は、辞書又は聖書のように平面四角形状の厚めの本型に成形されており、2つの婚約指輪を収容するために用いられる。表紙12及び14は、厚紙によって成形することができる。表表紙12は、容器10の蓋の役割を果たす。積層本体部16は、例えば、0.2mm厚の紙を500枚程度積層することによって成形することができる。積層本体部16の内部には、後述するように、フェルト紙や、薄手の紙(スピカボンド紙)が部分的に挿入することができる。
図2及び図3は、容器10の最初の数ページを開いた状態を示す。なお、構造を容易に説明する便宜上、切り抜きデザインや印刷などは簡略化している。最初の数ページは、切り込み又は型抜き部(22)が形成されない薄手のフラットなシートを用い、必要に応じてメッセージ、ポエム、挿絵などを入れることができる。図2及び図3の状態においては、積層本体部16の上部から立体空間内部が観察できる。本実施例においては、家の窓格子をイメージした切抜きを形成し、家の中に男女が椅子に座った状態を設定(イメージ)している。
図4及び図5は、図2及び図3の状態から更に数ページめくった状態を示している。図4及び図5の状態においては、容器10の立体空間部18が完全に露出し、立体空間部18の底の部分に形成された小さな切り抜き18aに指輪を収容する構成となっている。この例においては、婚約者を想定した男女の手の上に指輪が載り、両者が指輪を交換し合うストーリー性を持たせている。
図6は、容器10の積層本体部16の組み立て図であり、この例においては、7つのシートユニットを重ね合わせて、1つの積層本体部16を構成するようになっている。各シートユニットは、1枚又は複数枚の同一形状(同一切り抜き形状)のシートを積層して構成される。
次に、本発明の要部である積層本体部(16)について、第1及び第2の実施例を用いて、更に詳細且つ具体的に説明する。図7〜図10は、本発明の第1実施例に係る容器の積層本体部(16)を構成する各シートユニットを示す平面図である。本実施例においては、積層本体部(16)は、少なくとも15種類のシートユニットを使用して構成される。図7〜図10において、連続番号(1)〜(15)は、重ね合わせる順序を示している。すなわち、シートユニット(1)の上にシートユニット(2)が載り、その上にシートユニット(3)が載るといった感じである。
本実施例においては、薄手(厚み約0.05mm程度)のスピカボンド紙、厚手(厚み約0.2mm)のアラベール紙、フェルト紙の3種類のシートを用いて積層本体部(16)を構成するようになっている。各シートユニットを構成するシートは、全て同一形状(切り抜き形状)である。すなわち、同一切り抜き形状のシートを重ね合わせることによって1つのシートユニットが構成される。ここで、「アラベール紙」は、非塗工の白色高級印刷用紙であり、無塩素漂白パルプ100%で作られる。
図7において、シートユニット(1)は、例えば、スピカボンド紙1枚であり、例えば、容器のデザイナー(著作者)の名前や制作会社名を記載する。シートユニット(2)は、例えば、アラベール紙1枚であり、小鳥の絵柄20が印刷されている。シートユニット(3)は、例えば、アラベール紙37枚であり、鳥籠及び指輪保持部に相当する型抜き(切り抜き部)22が形成されている。シートユニット(4)は、例えば、フェルト紙1枚であり、鳥籠に相当する型抜き部22と、指輪保持部に相当する切り込み(上向き)22が形成されている。
図8において、シートユニット(5)は、例えば、フェルト紙1枚であり、ユニット(4)と同様に、鳥籠に相当する型抜き部22と、指輪保持部に相当する切り込み(下向き)22が形成されている。シートユニット(6)は、例えば、アラベール紙3枚であり、ユニット(3)と同様に、鳥籠及び指輪保持部に相当する型抜き(切り抜き部)22が形成されている。シートユニット(7)は、例えば、フェルト紙1枚であり、鳥籠に相当する型抜き部22と、指輪保持部に相当する水平な1本の切り込み22が形成されている。
図9において、シートユニット(8)は、例えば、アラベール紙5枚で構成され、鳥籠の柵部分及び指輪保持部に相当する型抜き(切り抜き部)22が形成されている。シートユニット(9)は、例えば、アラベール紙1枚で構成され、鳥籠の柵部分及び指輪保持部に相当する型抜き(切り抜き部)22が形成されるとともに、椅子に腰掛けて向かい合う男女の絵柄が印刷されている。なお、シートユニット(3)〜(9)の下側の二つの型抜き部22又は切り込みは、後に指輪のリング部分を収容(保持)する箇所(図5の18a)となる。
シートユニット(10)は、例えば、アラベール紙133枚で構成され、中央の大きな四角形の型抜き部22と縁部の半円状の型抜き部22が形成されている。縁部の半円状の型抜き部22は、ページをめくり易くするためのものである。シートユニット(11)は、例えば、アラベール紙1枚で構成され、ユニット(10)と同様に、中央の大きな四角形の型抜き部22と縁部の半円状の型抜き部22が形成されるとともに、上部にメッセージや物語(ポエム)などが印刷されている。
図10において、シートユニット(12)は、例えば、アラベール紙15枚で構成され、窓枠をモチーフにした型抜き部22が形成されている。シートユニット(13)は、例えば、アラベール紙24枚で構成され、窓の外側を表現する型抜き部22が形成されている。シートユニット(14)は、例えば、アラベール紙1枚で構成され、ユニット(13)と同様に、窓の外側を表現する型抜き部22が形成されるとともに、窓の上部に絵柄20が印刷されている。シートユニット(15)は、例えば、アラベール紙10枚で構成され、窓の内枠及び、その上部に小さな円形の型抜き部22が形成されている。図示しないが、シートユニット(15)の上には、スピカボンド紙を複数枚重ねられ、結婚の誓約文、メッセージ、ストーリー等が印刷されている。誓約文には、婚約者二人のサインを記入できるようになっている。
本実施例に係る積層容器10の製造に際しては、予め切り抜きのない3種類の素材紙(0.2mm厚のアラベール紙、0.05mm厚のスピカボンド紙、フェルト紙)を準備する。一方、素材紙を打ち抜くための複数の異なる型を用意する。抜き型は、各シートユニットに対応した形状をなす。そして、前記抜き型によって、前記素材紙を一枚又は複数枚ずつ打ち抜く。打ち抜かれた、同一形状の紙を複数枚重ねてシートユニット(1)〜(15)を準備する。そして、これら複数のユニット(1)〜(15)を順番に積層し、表紙12,14と一緒に製本化する。なお、本実施例においては、予め型抜きされた紙(シートユニット)を積層することによって立体空間を形成しているが、多数枚のシート(素材紙)を積層した後、これを一度に切り抜くことによって立体空間を形成することも可能である。
完成した容器10に指輪を収容する際には、図4に示すような感じで、シートユニット(10)〜(15)をめくり、印刷された男女の手の上に位置する切り抜き部分22に指輪をはめ込む。この際、シートユニット(4),(5),(7)を構成するフェルトによって指輪が保護されるとともに、動かないように保持されるこことなる。本を閉じるようにシートユニット及び表紙12を被せることで、容器として封止される。その後、図2に示すような感じで、シートユニット(15)より上のスピカボンド紙をめくると、家の中で椅子に腰掛けて向かい合う男女の手の上に結婚指輪が載った状態を、家の外から窓越しに見ているような情景が浮かび上がる。
図11〜図15は、本発明の第2実施例に係る容器の積層本体部(16)を構成する各シートユニットを示す平面図である。本実施例においては、積層本体部(16)は、例えば、少なくとも20種類のシートユニットを使用して構成される。図11〜図15において、連続番号(1)〜(20)は、第1実施例の場合と同様に、重ね合わせる順序を示している。
本実施例においも、第1実施例と同様に、薄手(厚み約0.05mm程度)のスピカボンド紙、厚手(厚み約0.2mm)のアラベール紙、フェルト紙の3種類のシートを用いて積層本体部(16)を構成するようになっている。各シートユニットを構成するシートは、全て同一形状である。すなわち、同一形状のシートを重ね合わせることによって1つのシートユニットが構成される。
図11において、シートユニット(1)は、例えば、スピカボンド紙1枚であり、例えば、容器のデザイナー(著作者)の名前や制作会社名を記載する。シートユニット(2)は、例えば、アラベール紙1枚であり、小さな絵柄20が印刷されている。シートユニット(3)は、例えば、アラベール紙30枚であり、小窓及び指輪保持部に相当する型抜き(切り抜き部)22が形成されている。シートユニット(4)は、例えば、フェルト紙1枚であり、小窓に相当する型抜き部22と、指輪保持部に相当する切り込み(上向き)22が形成されている。
図12において、シートユニット(5)は、例えば、フェルト紙1枚であり、ユニット(4)と同様に、小窓に相当する型抜き部22と、指輪保持部に相当する切り込み(下向き)22が形成されている。シートユニット(6)は、例えば、アラベール紙10枚であり、ユニット(3)と同様に、小窓及び指輪保持部に相当する型抜き(切り抜き部)22が形成されている。シートユニット(7)は、例えば、フェルト紙1枚であり、小窓に相当する型抜き部22と、指輪保持部に相当する水平な1本の切り込み22が形成されている。シートユニット(8)は、例えば、アラベール紙5枚で構成され、ユニット(6)と同様に、小窓及び指輪保持部に相当する型抜き(切り抜き部)22が形成されている。
図13において、シートユニット(9)は、例えば、アラベール紙1枚で構成され、小窓部分及び指輪保持部に相当する型抜き(切り抜き部)22が形成されるとともに、男性から女性にプレゼントを渡す状況の絵柄が印刷されている。なお、シートユニット(3)〜(9)の下側の型抜き部22又は切り込みは、後に指輪のリング部分を収容(保持)する箇所となる。
シートユニット(10)は、例えば、アラベール紙88枚で構成され、中央の大きな四角形の型抜き部22と縁部の半円状の型抜き部22が形成されている。縁部の半円状の型抜き部22は、ページをめくり易くするためのものである。シートユニット(11)は、例えば、アラベール紙1枚で構成され、ユニット(10)と同様に、中央の大きな四角形の型抜き部22と縁部の半円状の型抜き部22が形成されるとともに、上部にメッセージや物語(ポエム)などが印刷されている。シートユニット(12)は、例えば、アラベール紙15枚で構成され、窓の外枠をモチーフにした型抜き部22が形成されている。
図14において、シートユニット(13)は、例えば、アラベール紙10枚で構成され、窓の外側を表現する型抜き部22が形成されている。シートユニット(14)は、例えば、アラベール紙15枚で構成され、窓の外側を表現する型抜き部22が形成されているが、その形状はユニット(12)、(13)とは異なる。シートユニット(15)は、例えば、アラベール紙10枚で構成され、略中央に四角形状の型抜き部22が形成されている。シートユニット(16)は、例えば、アラベール紙15枚で構成され、装飾窓を表現する型抜き部22が形成されている。
図15において、シートユニット(17)は、例えば、アラベール紙11枚で構成され、ユニット(15)と同様に、略中央に四角形状の型抜き部22が形成されている。シートユニット(18)は、例えば、アラベール紙1枚で構成され、略中央に四角形状の型抜き部22が形成されるとともに、左右両側にバラ及び葉の絵柄が印刷されている。シートユニット(19)は、例えば、アラベール紙18枚で構成され、窓の左右の装飾を表現する型抜き部22が形成されている。シートユニット(20)は、例えば、複数枚のスピカボンド紙から構成され、メッセージ等が印刷されている。
本実施例に係る積層容器10の製造に際しては、上述した第1の実施例と同様に、予め切り抜きのない3種類の素材紙(0.2mm厚のアラベール紙、0.05mm厚のスピカボンド紙、フェルト紙)を準備する。一方、素材紙を打ち抜くための複数の異なる型を用意する。そして、前記型によって、前記素材紙を一枚又は複数枚ずつ打ち抜く。打ち抜かれた、同一形状の紙を複数枚重ねてシートユニット(1)〜(20)を準備する。そして、これら複数のユニット(1)〜(20)を順番に積層し、表紙12,14と一緒に製本化する。なお、本実施例においては、予め型抜きされた紙(シートユニット)を積層することによって立体空間を形成しているが、多数枚のシート(素材紙)を積層した後、これを一度に切り抜くことによって立体空間を形成することも可能である。
完成した容器10に指輪を収容する際には、図4に示すような感じで、シートユニット(10)〜(20)をめくり、印刷された男性の手の上に位置する切り抜き部分22(18a)に指輪をはめ込む。この際、シートユニット(4),(5),(7)を構成するフェルトによって指輪が保護されるとともに、動かないように保持されるこことなる。本を閉じるようにシートユニット及び表紙12を被せることで、容器として封止される。その後、図2に示すような感じで、シートユニット(20)及びその上の紙をめくると、家の中で男性から女性に婚約指輪を手渡す様子を、家の外から窓越しに見ているような情景が浮かび上がる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではなく、請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内で種々の設計変更が可能なものである。特に、各シートユニットの枚数、シートの素材、切り抜き形状等は、使用する条件、顧客の要求等に応じて適宜変更することができる。
図1は、本発明に係る容器の構成を示す斜視図である。 図2は、本発明に係る容器の構成を示す斜視図であり、最初の数ページを開いた状態を示す。 図3は、本発明に係る容器の構成を示す平面図(上面図)であり、図2を上方から見た状態を示す。 図4は、本発明に係る容器の構成を示す斜視図であり、図2よりも更に多くのページを開いた状態を示す。 図5は、本発明に係る容器の構成を示す平面図(上面図)であり、図4を上方から見た状態を示す。 図6は、本発明に係る容器の構造を簡略的に示す組み立て図である。 図7は、本発明の第1実施例に係る容器を構成するシートユニットを示す平面図である。 図8は、本発明の第1実施例に係る容器を構成するシートユニットを示す平面図である。 図9は、本発明の第1実施例に係る容器を構成するシートユニットを示す平面図である。 図10は、本発明の第1実施例に係る容器を構成するシートユニットを示す平面図である。 図11は、本発明の第2実施例に係る容器を構成するシートユニットを示す平面図である。 図12は、本発明の第2実施例に係る容器を構成するシートユニットを示す平面図である。 図13は、本発明の第2実施例に係る容器を構成するシートユニットを示す平面図である。 図14は、本発明の第2実施例に係る容器を構成するシートユニットを示す平面図である。 図15は、本発明の第2実施例に係る容器を構成するシートユニットを示す平面図である。

Claims (12)

  1. シートを複数枚重ねて積層することで構成させる積層本体部を備え、
    前記積層本体部に深さ方向に広がる立体空間を形成するとともに、製本化し、
    前記空間内に物品を収容する構造とすることを特徴とする容器。
  2. 前記シートは紙であることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 前記立体空間の少なくとも一部は、前記シートの面内において複数に区画されていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  4. 前記シートは、異なる素材によって成形される複数種類のシートを含むことを特徴とする請求項1に記載の容器。
  5. 前記物品は、贈答品又は記念品であることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  6. 前記物品は、指輪であることを特徴とする請求項5に記載の容器。
  7. 前記シートの、少なくとも一部には物語などの文字及び/又は絵柄が描かれていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  8. 同一切り抜き形状のシートを複数枚重ねて構成される束を一つのユニットとし、このユニットを複数準備し、これら複数のユニットを積層することによって、前記立体空間を形成する構造であることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  9. 紙製のシートを複数枚重ねて積層することで構成させる積層本体部を備え、
    前記積層本体部に深さ方向に広がる立体空間を形成するとともに、製本化し、
    前記空間内に贈答品又は記念品を収容する容器であり、
    前記立体空間の少なくとも一部は、前記シートの面内において複数に区画されており、
    前記シートの、少なくとも一部には物語などの文字及び/又絵柄が描かれていることを特徴とする容器。
  10. 同一切り抜き形状のシートを複数枚重ねて構成される束を一つのユニットとし、このユニットを複数準備し、これら複数のユニットを所定の順序で積層することによって、前記立体空間を形成する構造であることを特徴とする請求項9に記載の容器。
  11. 紙製のシートを複数枚重ねて積層することで構成させる積層本体部を備え、当該積層本体部に深さ方向に広がる立体空間を形成し、前記空間内に物品を収容する容器の製造方法において、
    切り抜きのない素材紙を複数枚準備し;
    前記素材紙を打ち抜くための複数の異なる型を用意し、
    前記型によって、前記素材紙を一枚又は複数枚ずつ打ち抜き;
    前記打ち抜かれた、同一形状の紙を複数枚重ねて構成されるユニットを複数準備し;
    これら複数のユニットを所定の順序で積層することによって、前記立体空間を形成し;
    製本することを特徴とする容器の製造方法。
  12. 前記立体空間の少なくとも一部は、前記シートの面内において複数に区画されていることを特徴とする請求項11記載の製造方法。
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