JP4824454B2 - 折箱の製造方法及び衛生用繊維集合体製品 - Google Patents

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Description

本発明は、紙や樹脂シート等の平板状素材を折り曲げて形成される折箱の技術に関し、特に凹凸で形成された外面表示を有する折箱の技術に関するものである。
ティッシュペーパーや、キッチンペーパー、ペーパータオル、あるいは化粧もしくは医療に用いられる衛生用コットン(カットコットン、コットンパフ、またはパフともいわれる)等の衛生用繊維集合体は、一般に、直方体状の紙箱に多数積層収納されて市販されている。使用に際しては、紙箱の一部に予め形成したミシン目を切り離すことで取出口を形成し、この取出口を介して内部のティシュペーパー等を取り出す仕組みとなっている(特許文献1〜4参照)。
この種の製品では、高級感に富む外観により商品の差別化を図るために、エンボス加工により箱の外面に凹凸デザイン(文字、図形、模様)を付与することが行われている。製品の製造に際しては、製造ラインにおいて、図5(b)に示すように、印刷工程11で原紙に印刷を施した後、必要に応じて表面加工工程12で艶出し等の表面加工を行い、型押工程13でエンボス加工装置に供給して凹凸デザインを付与し、型抜き工程14で所定の展開形状に型抜きするとともに折り曲げ罫線を形成し、この際、必要に応じて取出口のミシン目も形成し、次いで必要に応じて窓貼り工程15で取出口を塞ぐフィルムを貼り付けた後、胴貼り工程16で胴周り部分の端部相互を糊付けする。さらに、かくして得られた半製品を、収容物の製造工程17に供給して箱状に折り曲げるとともに、内部にティシュペーパー等を収容して封緘することにより、最終的な製品となる(罫線加工については例えば特許文献5参照)。
しかしながら、従来は、凹凸デザインを付与するためにはエンボス加工装置が必要であり、製造コストが嵩む、既存設備への適用が困難である、製造効率がエンボス加工によって制限されるといった問題点があった。
特開平11−130167号公報 特開2002−249183号公報 特開2005−162256号公報 特開平6−99970号公報 特開2004−50675号公報
そこで、本発明の主たる課題は、折箱の製造に際して、製造コストの増加を抑えつつ凹凸デザインを付与する技術を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
複数の衛生用繊維集合体を収容するための上面に前記衛生用繊維の取出口を有する折箱を製造するための方法であって、
平板状素材に対して折り曲げ罫線とこの折り曲げ罫線と重ならず5mm以上離間した位置に所定の平面デザインを表す複数の直線状の罫線で構成されるデザイン罫線とを罫線加工工程で形成し、
その後に前記デザイン罫線では折り曲げずに、折り曲げ罫線に沿って折り曲げて、
折り曲げ部以外の部分の外面に、前記デザイン罫線による凹凸デザインが設けられた、
折箱を製造する、ことを特徴とする折箱の製造方法。
<請求項2記載の発明>
前記デザイン罫線は、複数平行に配された直線状の罫線である、請求項1記載の折箱の製造方法。
<請求項3記載の発明>
折り曲げ罫線で折り曲げられた折り曲げ部を介して左右側面、上下面、正面、背面が連接された六面体の折箱に、複数の衛生用繊維集合体を収容した衛生用繊維集合体製品であって、
前記折箱の折り曲げ部以外の部分であってかつ折り曲げ部から5mm以上離間した位置に罫線加工により形成された凹凸デザインが設けられていることを特徴とする衛生用繊維集合体製品。
<請求項4記載の発明>
前記凹凸デザインは、複数平行に配された直線状の罫線により表される所定の平面デザインである、請求項3記載の衛生用繊維集合体製品。
本発明の特徴は、従来罫線加工とは別にエンボス加工で形成していた凹凸デザインを、罫線加工を利用して形成するところにある。これにより、エンボス加工工程が不要となり、低コストで凹凸デザインを取り入れた折箱を製造できる。凹凸デザインは適宜定めることができるが、複数平行に配された直線状の罫線により表される所定の平面図形であると、罫線加工で形成し易いため好ましい。
本発明は、折箱の内容物に限られるものではないが、凹凸デザインにより高級感を醸し出すものである点で、特にティッシュペーパーや、キッチンペーパー、ペーパータオル、あるいは化粧もしくは医療に用いられる衛生用コットン(カットコットン、コットンパフ、またはパフともいわれる)等の衛生用繊維集合体に好適なものである。
以下、ティシュペーパーの場合を例にとり説明する。なお、ティシュペーパーには2枚重ね(2プライ)や3枚重ね(3プライ)の場合と、枚葉(1プライ)のものがあるがいずれも本発明の収納箱で利用可能である。2枚重ねの場合、重ね枚数としては200組、合計400枚のものが好適である。
図1は、本発明に係る箱詰型ティシュペーパー製品1の外観を示しており、図2は展開図を示している。この製品は、折り曲げ罫線3,3…に沿って折り曲げ形成した六面体状の紙製折箱2内に、図示しないティシュペーパーを積層収容してなるものであり、上面に2Uはミシン目などの切りこみ目4が予め形成され、その切りこみ目4で囲まれる部分を剥いで折り返す若しくは剥ぎ取ることにより、取出口が形成されるようになっている。取出口は、長手方向に沿うスリットを形成したフィルムで覆いスリットを通してティシュペーパーを取り出すように構成しても良く、またフィルムを貼らないフィルムレスタイプとしても良い。
折箱2の素材は、平板状で、折り曲げ加工により箱状に形成できるものであれば特に限定されず、紙の他、樹脂シート等を用いることができる。また、折箱2の形状は適宜定めることができ、六面体に限られず、任意の立体形状とすることができる。
そして、特徴的には、折箱2の外面に、デザイン罫線5により形成された凹凸デザインDが付されている。凹凸デザインDの形成位置は、折り曲げ罫線3部分以外であればどこでも良く、例えば図示形態のような六面体の場合、正面2S、背面、左右側面、上下面のいずれか一つまたは複数に設けることができる。ただし、デザイン罫線5の位置が折り曲げ罫線3に近いと、折り曲げ時にデザイン罫線5で折れてしまうおそれがあるため、デザイン罫線5は折り曲げ罫線3から5mm以上離して配置するのが好ましい。
凹凸デザインDとしては、文字、図形、模様等のあらゆるデザインを採用でき、一つ又は複数のデザイン罫線5により形成することができる。個々のデザイン罫線5の形状は適宜定めることができ、点状、曲線状、直線状等、あらゆる幾何学的、非幾何学的形状を採用することができる。なお、図1に示す例では星形の凹凸デザインDが、また図3に示す例ではハート形の凹凸デザインDが採用されており、これらはいずれも正面2Sに単独配置されている。これに対して、図4に示す例では鏃形の凹凸デザインDが複数並設されている。
凹凸デザインDは、罫線加工の容易性の観点からは、図示形態のように、複数平行に配された直線状のデザイン罫線5の集合により表されるように構成するのが好ましい。
製造に際しては、適宜の段階で素材にデザイン罫線5を付与する。例えば図5(a)に示すように、製造ラインにおいて、印刷工程11で素材に印刷を施し、次いで必要に応じて表面加工工程12で艶出し等の表面加工を行った後、型抜き工程14で型抜き装置により所定の展開形状に型抜きするとともに折り曲げ罫線及びデザイン罫線を形成し、この際、必要に応じて取出口のミシン目も形成し、次いで必要に応じて窓貼り工程15で取出口を塞ぐフィルムを貼り付けた後、胴貼り工程16で胴周り部分の端部相互を糊付けし、さらにこの半製品を、収容物の製造工程17に供給して箱状に折り曲げるとともに、内部にティシュペーパー等を収容して封緘することにより、最終的な製品を得る。
罫線加工は、型抜きと同じ抜き型で行う他、別の装置・工程で行うこともでき、さらに折り曲げ罫線及びデザイン罫線は同じ装置・工程で行う他、別の装置・工程で行うこともできる。
罫線加工の装置としては、罫線を入れる(罫入れ、筋つけ)ための押罫(凸条)を有する罫線ロールと、これに対向するサポートロールとの間に素材を挟んで加圧するロータリー型装置を用いることができる。また、平坦な板上に、所要の形状に打ち抜きを行うための切れ刃と、罫線を入れるための押罫を備えた雄型と、必要時応じて押罫の当たる面に凹部を形成した雌型との間に素材を挟んで加圧する平盤型装置も用いることができる。
本発明は、折り曲げ罫線を用いて折箱を形成するものであれば、ティッシュペーパーや、キッチンペーパー、ペーパータオル、あるいは化粧もしくは医療に用いられる衛生用コットン(カットコットン、コットンパフ、またはパフともいわれる)等の衛生用繊維集合体の折箱に限らず、他の製品を収容するための折箱にも適用できるものである。
箱詰型ティシュペーパー製品の斜視図である。 折箱の展開図である。 他の箱詰型ティシュペーパー製品の斜視図である。 別の箱詰型ティシュペーパー製品の斜視図である。 製品の製造フローを示すブロック図である。
1…箱詰型ティシュペーパー製品、2…折箱、3…折り曲げ罫線、4…切り込み目、5…デザイン罫線、D…凹凸デザイン。

Claims (4)

  1. 複数の衛生用繊維集合体を収容するための上面に前記衛生用繊維の取出口を有する折箱を製造するための方法であって、
    平板状素材に対して折り曲げ罫線とこの折り曲げ罫線と重ならず5mm以上離間した位置に所定の平面デザインを表す複数の直線状の罫線で構成されるデザイン罫線とを罫線加工工程で形成し、
    その後に前記デザイン罫線では折り曲げずに、折り曲げ罫線に沿って折り曲げて、
    折り曲げ部以外の部分の外面に、前記デザイン罫線による凹凸デザインが設けられた、
    折箱を製造する、ことを特徴とする折箱の製造方法。
  2. 前記デザイン罫線は、複数平行に配された直線状の罫線である、請求項1記載の折箱の製造方法。
  3. 折り曲げ罫線で折り曲げられた折り曲げ部を介して左右側面、上下面、正面、背面が連接された六面体の折箱に、複数の衛生用繊維集合体を収容した衛生用繊維集合体製品であって、
    前記折箱の折り曲げ部以外の部分であってかつ折り曲げ部から5mm以上離間した位置に罫線加工により形成された凹凸デザインが設けられていることを特徴とする衛生用繊維集合体製品。
  4. 前記凹凸デザインは、複数平行に配された直線状の罫線により表される所定の平面デザインである、請求項3記載の衛生用繊維集合体製品。
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