JP5181670B2 - 装飾品製作用キットおよび装飾品の製造方法 - Google Patents

装飾品製作用キットおよび装飾品の製造方法 Download PDF

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本発明は、一般の人が装飾品を製作するために用いる、外周が多角形状をなす被装飾品本体を有する被装飾品又はこれを組み立てるための台紙等の構成部材や、装飾シートを被装飾品に貼り付けるための両面接着シートが一揃いしている装飾品製作用キット及びそれを用いた装飾品の製造方法に関するものである。
従来から、小物を入れるための3段タンス、リモコン立て、テッシュボックスケース、や写真立てなどの装飾品を製作するための基体である被装飾品又はこの被装飾品を組み立てるための複数枚の台紙などの構成部材と、この被装飾品に貼り付けられる和紙等の装飾シートと、必要に応じて、この装飾シートを切り取るための型紙とを具備した装飾品製作用キットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような装飾品製作用キットは、一般の人が、構成部材から被装飾品を組み立てる過程、この被装飾品に対応する形状の装飾シートを型紙を利用して切り取るための切り取り過程や、この装飾シートを被装飾品に貼り付ける過程を楽しみつつ装飾品を作製するのに利用される。
なお、上記切り取り過程は、装飾シートが被装飾品に応じた形状に切り取られて装飾品製作用キットに組み込まれている場合には、不要である。
ところで、この被装飾品は、例えば、3段タンスである場合に、矩形筒状の装飾品本体の一端が背面板によって閉塞されたケース本体と、このケース本体内の空間を上下に分けて、3本の引出しを載置するための仕切り板や引出し等の付属品とによって構成されている。
そして、装飾シートを貼り付ける過程においては、いずれの被装飾品も多角形筒状の装飾品本体を有しているため、この装飾品本体の各外周平面にそれぞれ糊が塗布された装飾シートを押し付けるようにして貼り付ける際に、各装飾シートの外周縁が糊によって装飾品本体から浮いてしまう問題や、糊が隣接する外周平面にはみ出して美観を損ねる欠点もある。
このため、一般的には、この装飾品本体の外周面全長に糊を塗布した一枚の装飾シートを、特に装飾品本体の各角部において浮かせないように、また、空気が入らないように貼り付ける。
さらに、例えば、この装飾品本体がタンスである場合には、必要に応じて、背面板や付属品にも装飾シートを貼り付ける。その際、付属品が例えば引出しなどのように矩形筒体を有する場合には、同様に、この矩形筒体の外周面全長に一枚の装飾シートを空気が入らないように貼り付ける。
このようにして製作されて完成した装飾品は、用途に応じて使用に供されるものである。
しかしながら、上述のように一枚の装飾シートを装飾品本体の外周面全長に貼り付ける際に、一度空気が入ってしまうと装飾シートが歪んでしまうために一枚の装飾シートが全て無駄になってしまうだけでなく、このようなリスクがあるために必要以上に製作者の集中力を要してしまうという欠点がある。
これに対して、この装飾品製作用キットは、一般の人が製作過程を楽しむ娯楽品としての意味を有し、かつ完成品が永年使用可能であることから、一度の空気混入によって装飾品本体の外周面全長に貼り付ける装飾シートが全て無駄になってしまうというリスクを軽減して、美観性に優れた装飾品を製作可能なものとする必要がある。
特開2004−099135公報
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、一度の空気混入によって装飾品本体の外周面全体に貼り付ける装飾シートが全て無駄になることなく、必要以上に集中力を必要とせずに楽しみながら美観性に優れた装飾品を製作することができる装飾品製作用キットや、この装飾品製作用キットを利用して、効率的に装飾品を製作することができる装飾品の製造方法を提供することを課題とするものである。
すなわち、請求項1に記載の本発明は、外周が多角形状をなす被装飾品本体を有する被装飾品又はこれを組み立てるための構成部材と、上記被装飾品本体の各外周平面にそれぞれ装飾シートを貼り付けるための両面接着シートとを具備する装飾品製作用キットであって、上記両面接着シートは、上記装飾シートを上記被装飾品本体の各外周平面に対応する形状に切り取るための複数枚の型紙又はこれら複数枚の型紙を切り取るための切り取り線を有する原紙であることを特徴とするものである。
ここで、被装飾品とは、例えば、多段タンス、リモコン立て、テッシュボックスケース、や写真立てなど、多角形筒体の一端が閉塞されたケース本体を具備する日用品やティッシュなどの小物を入れるためのケースであって、和紙等の装飾シートを貼付可能なものを含むものである。この場合、上記多角形筒体が被装飾品本体となるが、この装飾品本体以外の、例えば、上記閉塞面にも装飾シートを貼り付けるものであってもよい。
さらに、切り取り線を有する原紙とは、複数枚の型紙を切り取るための、ミシン目が入った或いは切り取り線や点線が描かれた原紙を含む意味である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の装飾品製作用キットにおいて、上記両面接着シートは、上記被装飾品本体の一の外周平面に上記装飾シートを貼り付ける第1両面接着シートと、上記被装飾品本体の上記一の外周平面に隣接する他の外周平面に上記装飾シートを貼り付ける第2両面接着シートとを有し、かつ上記第1両面接着シートは、上記貼り付けた際に周方向の両端部が上記他の外周平面に貼り付けられるように上記周方向が上記一の外周平面よりも大きく形成されるとともに、上記第2両面接着シートは、上記貼り付けた際に周方向の端部が上記他の外周平面内にて上記第1両面接着シートの上記端部と重なるように上記周方向が上記他の外周平面よりも小さく形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の装飾品製作用キットを用いて、上記被装飾品に上記装飾シートを貼り付けることにより、装飾品を製作する装飾品の製造方法であって、上記両面接着シートを上記装飾シートに貼り付けた後に、上記装飾シートを上記両面接着シートの外縁に沿って切断し、次いで、この両面接着シートが貼り付けられた装飾シートを装飾シールとして、上記被装飾品本体に貼付することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の装飾品製作用キットを用いて、上記被装飾品に上記装飾シートを貼り付けることにより、装飾品を製作する装飾品の製造方法であって、上記第1両面接着シートおよび第2両面接着シートを上記装飾シートに貼り付けた後に、上記装飾シートを上記第1両面接着シートおよび第2両面接着シートの外縁に沿ってそれぞれ切断し、次いで、この第1両面接着シートが貼り付けられた装飾シートを第1装飾シールとして上記被装飾品本体の一の外周平面に貼付するとともに、この第1装飾シールの周方向の両端部を、上記隣接する他の外周平面に貼付した後に、上記第2両面接着シートが貼り付けられた装飾シートを第2装飾シールとして、上記被装飾品本体の上記他の外周平面に、上記第2装飾シールの周方向の端部を上記第1装飾シールの端部の上に重ねるように貼付することを特徴とするものである。
請求項1および2に記載の装飾品製作用キットならびに請求項3および4に記載の装飾品の製造方法によれば、型紙としての両面接着シートを装飾シートに貼り付けた後に、この両面接着シートの外縁に沿って装飾シートを切断することにより、両面接着シートが貼り付けられた装飾シートである装飾シールが得られる。
この装飾シールは、糊による膨潤に伴って変形して空気が入り込む恐れもないことから、軽く上から押さえることによって空気の混入を防止して装飾品本体の各外周平面にそれぞれ貼付することができる。
また、万が一、装飾シールを貼り付ける過程において装飾品本体との間に空気が入ってしまった場合にも、一枚の装飾シールを貼り替えることによって容易に装飾品を製作し直すことができる。
このため、上述の製作作業に慣れていない一般の人であっても、空気の混入に対して神経質になる必要もなく、楽しみながら装飾品を製作することができるとともに、美観性に優れた完成品得ることによって満足度を高めることができ、装飾品製作用キットの娯楽品としての価値を高めることができる。
特に、請求項2および4に記載の発明のように、第1両面接着シートを人の目に付きやすい装飾品本体の外周平面に貼付することによって、この外周平面に隣接する他の外周平面に第1両面接着シートの周方向の両端部が貼付されるため、この他の外周平面に第2両面接着シートを貼付することによって、第1両面接着シートの端部や第2両面接着シートの端部が人の目に付きやすい装飾品本体の外周平面に露出されないため、美観性に優れた装飾品を得ることができる。
加えて、請求項4に記載の発明によれば、第1両面接着シートの装飾品本体の角部にて折り曲げられて他の外周平面に貼付された周方向の端部が、第2両面接着シートの端部に比べて、使用によって剥がれやすいものの、第2両面接着シートの下に隠れるため、永年の使用によっても美観を損ねることを防止することができる。
次に、本発明に係るティッシュケース製作用キット(装飾品製作用キット)を第1実施形態として説明した後に、このティッシュケース製作用キットを用いた本発明に係るティッシュケースの製作方法について説明する。
まず、本実施形態におけるティッシュケース製作用キットは、図1に示すように、ティッシュペーパを収容可能なティッシュケースの基体(被装飾品)1と、この基体1に装飾紙(装飾シート)Dを貼り付ける両面接着シート20〜24とを有している。
このティッシュケースの基体1は、図2に示すように、市販のティッシュボックスからティッシュペーパWを取り出して、2つ折りにして収容可能な内箱11と、この内箱11を内部に出し入れ自在な矩形筒体(被装飾品本体)の上端が天板12aによって閉塞された外箱12とを有している。この内箱11の天井面と天板12aとには、それぞれティッシュペーパWを取り出す取り出し口110,120が形成されている。
また、両面接着シート20〜24は、外箱12の外周4側面用と天板12a用の5枚が用意されており、天板12a用の両面接着シート20は、外周縁部が外周4側面に貼り付けられるように天板12aよりも大きい矩形状に形成されている。
さらに、外周4側面用の4枚の両面接着シート20〜24は、いずれも外箱12の外周側面13、14、15、16に貼り付けた際に、それらの下端縁部が外箱12の外縁から外周側面13、14、15、16の裏面に貼り付けられるように、軸線方向に外周側面13、14、15、16よりも大きく形成されている。
また、これらの両面接着シート20〜24のうちの半数の2枚は、一方の対向する外周側面13、14に貼り付けた際に、周方向の両端縁部が隣接する外周2側面15、16に貼付されるように、周方向が外周側面13、14よりも大きい矩形状に形成された第1両面接着シート21、22である。残りの半数の2枚は、他方の対向する外周側面15、16に貼り付けた際に、外周側面15、16にて周方向の両端縁部が第1両面接着シート21、22の縁部に重なるように、周方向が外周側面15、16よりも小さい矩形状に形成された第2両面接着シート23、24である。
これらの両面接着シート20〜24は、装飾紙Dを、天板12a、各外周4側面13、14、15、16に対応する形状に切り取るための型紙でもあり、その両面にそれぞれ剥離紙が剥離可能に設けられて、この剥離紙を剥がすことによって接着面が表れるようになっている。
次ぎに、上述のティッシュケース製作用キットを用いたティッシュケースの製作方法について、図3〜図6を用いて説明する。
まず、両面接着シート20および2枚の第1両面接着シート21、22を、順次、片方の剥離紙を剥がして、図3に示すように、外周縁を装飾紙Dの縁d1に合わせて貼り付ける。
その際、両面の剥離紙の厚さが異なる場合には、薄い方の剥離紙を剥がす。そして、両面接着シート20を、装飾紙Dの縁d1の一端に位置する角部d11に貼り付けた後に、第一接着シート21を、その外周縁211を両面接着シート20の外周縁201に当接させた状態で貼り付け、次いで、第一接着シート22を、その外周縁221を第一接着シート21の外周縁211に当接させた状態で貼り付ける。
次ぎに、第2両面接着シート23、24を、順次、薄い方の剥離紙を剥がして、図4に示すように、外周縁を装飾紙Dの縁d1に対向する縁d2に合わせて貼り付ける。
その際、第2両面接着シート23を、装飾紙Dの縁d2の一端に位置する角部d12に貼り付けた後に、第2両面接着シート24を、その外周縁242を接着シート23の外周縁232に当接させた状態で貼り付ける。
次ぎに、これらの両面接着シート20〜24が貼られた装飾紙Dを、図5に示すように、両面接着シート20〜24の外周縁にて切断して、両面接着シート20〜24が貼られた装飾紙Dである5枚の装飾シールM1〜M5を得る。
次いで、装飾シールM1の中央部に、取り出し口120より一回り小さい開口222を形成した後に、装飾シールM1の残りの剥離紙J1を剥がすことにより、装飾シールM1を、図6(a)に示すように外周縁部を残して、外箱12の天板12aに貼り付ける。その後、図6(b)に示すように、この装飾シールM1の外周縁部を、天板12aの各縁に押し当てながら外周側面13、14、15、16に貼り付ける。これにより、装飾シールM1の角部による突起M10が四箇所にそれぞれ形成される。
次いで、装飾シールM1に、開口222から外箱12に形成された取り出し口120までに鋏で多数の切り込みを入れることによって切り込み部M11を形成した後に、この切り込み部M11を取り出し口120の外周縁に沿って天板12aの裏面に向けて折り込むことにより、天板12aの裏面に貼り付ける。
その後、図6(c)に示すように、突起M10を、上から鋏を入れることにより除去する。
次いで、図6(d)に示すように、装飾シール(第1装飾シール)M2を、剥離紙J2を剥がして、その上縁部が外箱12の側面13にて装飾シールM1の外周縁部の上に重なるように、かつ周方向の両端縁部を残すように、側面13に向けて軽く押し当てながら側面13に貼付する。次いで、図6(e)に示すように、装飾シールM2の周方向の両端縁部を、それぞれ側面13の縁に押し当てながら折り曲げて側面15、16に貼り付ける。その後、装飾シールM2の下縁部を側面13の縁に押し当てながら折り曲げて側面13の裏面に貼り付けるとともに、装飾シールM2の角部を側面15、16の縁に押し当てながら折り曲げて側面15、16の裏面に貼り付けることにより、装飾シールM2による突起M20が形成される。
同様に、装飾シール(第1装飾シール)M3を、剥離紙J3を剥がして、側面13に対向する側面14に貼付した後に、装飾シールM3の周方向の両端縁部をそれぞれ側面14の縁に押し当てながら側面15、16に貼り付けるとともに、装飾シールM3の下縁部を側面14、15、16の裏面に貼り付けることにより、装飾シールM3による突起M30が形成される。
次いで、図6(f)に示すように、これらの突起M20、M30に、鋏を入れることにより突起M20、M30を切除する。
次いで、図6(g)に示すように、装飾シール(第2装飾シール)M4を、剥離紙J4を剥がすことにより、その上縁部が外箱12の側面15にて装飾シールM1の外周縁部の上に重なるように、かつその周方向の両端縁部が側面15にて装飾シールM2、M3の両端縁部の上に重なるように、側面15に向けて軽く押し当てながら貼付する。その後、図6(h)に示すように、装飾シールM4の下縁部を、側面15の縁に押し当てながら折り曲げて側面15の裏面に貼り付ける。
同様に、装飾シール(第2装飾シール)M5を、剥離紙J5を剥がすことにより、その上縁部が側面16にて装飾シールM1の外周縁部の上に重なるように、かつその周方向の両端縁部が側面16にて装飾シールM2、M3の両端縁部の上に重なるように、側面16に向けて軽く押し当てながら貼付した後、装飾シールM5の下縁部を側面16の裏面に貼り付ける。
これにより、装飾シールM1〜M5を貼り付けた外箱12の内部に内箱11を入れることにより、ティッシュケースが製作される。
次ぎに、第2実施形態として、本発明に係る三段タンス製作用キット(装飾品製作用キット)について説明した後に、この三段タンス製作用キットを用いた本発明に係る三段タンス(装飾品)の製作方法について説明する。
本実施形態における三段タンス製作用キットは、図7および図8に示すように、三段タンスの基体(被装飾品)4と、この基体4に装飾紙(装飾シート)Eを貼り付ける両面接着シート60〜64、65a〜69a、65b〜69b、65c〜69c、71、72とを有している。
この基体4は、図7に示すように、天板41、側板42、43および底板44によって形成された矩形筒体(被装飾品本体)の一端が背面板45によって閉塞されたケース本体と、このケース本体内の空間を上下に分ける2枚の仕切り板46、47と、これらの仕切り板46、47および底板44上に引き出し自在に載置される3本の引出し51、52、53とを有している。
各引出し51〜53は、それぞれ前面板、2枚の側面板および背面板による矩形筒体の一端が底板によって閉塞されて構成されている。
また、両面接着シート60〜64、65a〜69a、65b〜69b、65c〜69c、71、72は、天板41、側板42、43、底板44および背面板45用の5枚の他に、仕切り板46、47用の2枚と、各引出し51〜53の前面板用3枚と、両側面板用6枚と、背面板用3枚と、底板用3枚の計22枚が用意されている。
そのうち、側板42、43用の両面接着シート60、61は、外周縁部が側板42、43外方にはみ出して、天板41、底板44および背面板45に貼り付けられるように側板42、43より大きい矩形状に形成された2枚の第1両面接着シートである。
他方、天板41用および底板44用の両面接着シート62、63は、貼り付けた際に、側板42側と側板43側との間の幅方向の両端縁部が天板41内や底板44内にてそれぞれ第1両面接着シート60、61と重なるように、幅方向が天板41や底板44よりも小さく形成された矩形状の第2両面接着シートである。また、両面接着シート62、63は、背面板45側とケース本体の開口側との間の奥行き方向が天板41や底板44よりも大きく形成されている。
さらに、背面板45用の両面接着シート64は、外周縁部が背面板45にて各両面接着シート60〜63の縁部と重なるように背面板45よりも小さく形成されていおり、仕切り板46、47用の2枚の両面接着シート71、72は、帯状に形成されている。
加えて、各引出し51〜53の前面板用の両面接着シート65a、65b、65cは、それぞれ外周縁部が前面板外方にはみ出して、前面板の裏面、両側面板や底板に貼り付けられるように前面板より大きい矩形状に形成された第1両面接着シートである。同様に、各引出し51〜53の背面板用の両面接着シート66a、66b、66cも、それぞれ背面板の裏面、両側面板や底板に貼り付けられるように背面板より大きい矩形状に形成された第1両面接着シートである。
他方、各引出し51〜53の側面板用の6枚の両面接着シート67a、67b、67c、68a、68b、68cは、それぞれ上下縁部が側面板の裏面および底板に貼り付けられるように側面板より大きく形成され、かつ側面板にて両面接着シート65a〜65c、66a〜66cの外縁部と重なるように奥行き方向が側面板よりも小さく形成されている第2両面接着シートである。
さらに、各引出し51〜53の底板用の3枚の両面接着シート69a、69b、69cは、外周縁部が底板にて、両面接着シート65a〜68a、65b〜68b、65c〜68cの縁部と重なるように底板よりも小さく形成されている。
これらの両面接着シート60〜64、65a〜69a、65b〜69b、65c〜69c、71および72は、装飾紙Eを、天板41、側板42、43、底板44、背面板45および仕切り板46、47ならびに各引出し51〜53の前面板、両側面板、背面板および底板に対応する形状に切り取るための型紙でもある。そして、これらの両面接着シート60〜64、65a〜69a、65b〜69b、65c〜69c、71および72は、その両面に剥離紙(図示を略す)が剥離可能に設けられて、この剥離紙を剥がすことによって接着面が表れるようになっている。
次ぎに、上述の三段タンス製作用キットを用いた三段タンスの製作方法について説明する。
まず、第1両面接着シート60、61、第2両面接着シート62、63および両面接着シート64、71、72ならびに各引出しの第1両面接着シート65a〜65c、66a〜66c、第2両面接着シート67a〜67c、68a〜68cおよび両面接着シート69a〜69cを、順次、片方の剥離紙を剥がして、互いの外周縁同士を当接させるように隣接させて装飾紙Eに貼り付ける。
その際、両面の剥離紙の厚さが異なる場合には、薄い方の剥離紙を剥がす。
次ぎに、これらの両面接着シート60〜64、65a〜69a、65b〜69b、65c〜69c、71、72が貼られた装飾紙Eを、両面接着シート60〜64、65a〜69a、65b〜69b、65c〜69c、71、72の外周縁にて切断して、各両面接着シート60〜64、65a〜69a、65b〜69b、65c〜69c、71、72が貼られた装飾紙Eである22枚の装飾シールN1〜N22を得る。
次いで、装飾シール(第1装飾シール)N1を、残りの剥離紙k1を剥がすことにより、外周縁部を残して、側板42に貼り付ける。その後、この装飾シールN1の外周縁部を、順次、側板42の各縁に押し当てながら折り曲げて、天板41、底板44および背面板45に貼り付けるとともに、仕切り板46、47に臨む位置に切り込みを入れることにより、ケース本体の開口側から側板42の裏面に貼り付ける。その際、第1実施形態と同様に、装飾シールN1の四角部にそれぞれ装飾シールN1による突起が形成されるため、この突起を鋏により切除する。
同様に、装飾シール(第1装飾シール)N2を、剥離紙k2を剥がすことにより、側板43に貼り付けた後に、この装飾シールN2の外周縁部を、天板41、底板44および背面板45に貼り付けるとともに、側板42の裏面に貼り付ける。その際、装飾シールN2の四角部にそれぞれ装飾シールN2による突起が形成されるため、突起を切除する。
次いで、装飾シール(第2装飾シール)N3を、剥離紙を剥がすことにより、装飾シールN1、N2の外周縁部の上に重ねるように天板41に貼り付ける。その後、装飾シールN3の背面板45側の縁部を、天板41の縁に押し当てながら折り曲げて背面板45に貼り付けるとともに、装飾シールN3の手前側縁部を、天板41の縁に押し当てながら折り曲げてケース本体の開口側から天板41の内側裏面に貼り付ける。
同様に、装飾シール(第2装飾シール)N4を、剥離紙k4を剥がすことにより、装飾シールN1、N2の外周縁部の上に重ねるように底板44に貼り付ける。その後、装飾シールN4の背面板45側の縁部を、底板44の縁に押し当てながら折り曲げて背面板45に貼り付けるとともに、装飾シールN4の手前側縁部を、縁に押し当てながらケース本体の開口側から底板44の内側裏面に貼り付ける。
次いで、装飾シールN5を、装飾シールN1〜N4の縁部の上に重ねるように背面板45に貼り付けるとともに、装飾シールN6、N7を、それぞれ仕切り板46、47に貼り付ける。
次ぎに、各引出し51〜53に、両面接着シート65a〜65c、66a〜66c、67a〜67c、68a〜68c、69a〜69cが貼られた装飾シールN8〜N22を貼り付ける作業について説明する。
まず、装飾シール(第1装飾シール)N8を、剥離紙を剥がすことにより、外周縁部を残して、引出し51の前面板に貼り付ける。その後、装飾シールN8の外周縁部を、順次、前面板の各縁に押し当てることにより、折り曲げて、両側面板にそれぞれ貼り付けるとともに、前面板の内側裏面や底板に貼り付ける。その際、装飾シールN8の四角部にそれぞれ装飾シールN8による突起が形成されるため、この突起を鋏により切除した後に、前面板に把手hを取り付ける。
同様に、装飾シール(第1装飾シール)N9を、引出し51の背面板に貼り付けた後に、装飾シールN9の外周縁部を、順次、両側面板にそれぞれ貼り付けるとともに、背面板の内側裏面や底板に貼り付ける。その際、装飾シールN9の四角部に突起が形成されるため、この突起を鋏により切除する。
次いで、装飾シール(第2装飾シール)N10を、側面板にて装飾シールN8、N9の縁部の上に重ねるように貼り付けるとともに、側面板の内側裏面や底板に貼り付ける。同様に、装飾シール(第2装飾シール)N11を、側面板にて装飾シールN8、N9の縁部の上に重ねるように貼り付けるとともに、側面板の内側裏面や底板に貼り付ける。
次いで、装飾シールN12を、装飾シールN8〜N11の縁部の上に重ねるように底板に貼り付ける。
同様に、装飾シール(第1装飾シール)N13を引出し52の前面板に、装飾シール(第1装飾シール)N14を背面板に、装飾シール(第2装飾シール)N15、N16を側面板に、装飾シールN17を底板に、それぞれ貼り付けるとともに、把手hを取り付ける。
さらに、装飾シール(第1装飾シール)N18を引出し53の前面板に、装飾シール(第1装飾シール)N19を背面板に、装飾シール(第2装飾シール)N20、N21を側面板に、装飾シールN22を底板に、それぞれ貼り付けるとともに、把手hを取り付ける。
これにより、装飾シールN1〜N22を貼り付けた三段タンスが得られる。
上述のティッシュケース製作用キットおよびこれを用いたティッシュケースの製造方法ならびに三段タンス製作用キットおよびこれを用いた三段タンスの製造方法によれば、第1両面接着シートおよび第2両面接着シートの外周縁部が、矩形筒状の被装飾品本体を具備する外箱12、ケース本体や引出し51〜53の第2両面接着シートを貼付する外周平面に貼り付けられる。
このため、第1の両面接着シートが装飾紙D、Eに貼られた第1装飾シールを、人の目に付きに付きやすい外周平面に貼付することによって、美観性に優れた完成品を得ることができる。
また、上述のティッシュケースの製造方法および三段タンスの製造方法によれば、両面接着シートの薄い方の剥離紙を剥がして、装飾紙D、Eに貼り付けることによって、装飾シールM1〜M5、N1〜N12を外箱12、三段タンスのケース本体や引出し51〜53に貼り付ける際に、安定的に厚い方の剥離紙を剥がすことができ、終盤の作業において剥離紙とともに装飾シールM1〜M5、N1〜N12を破くなどの失敗を防止することができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に何ら限定されるものでなく、被装飾品がティッシュケースや三段タンスの基体に限られるものでなく、装飾紙D、Eを貼り付け可能である外周が多角形状の被装飾品本体を有するものであればよく、具体的には、矩形筒体の一端が閉塞された小物を収容するケース本体を具備した被装飾ケースなどであってもよい。また、装飾品製作用キットが装飾紙D、Eを含んでいても、装飾紙D、Eに代えて、例えば、布等のシート状のものを用いてもよい。
第1実施形態におけるティッシュケース製作用キットの構成部品一式を説明するための説明図である。 図1のティッシュケースの構成を説明する斜視図である。 ティッシュケース製作用キットを用いて、ティッシュケースを製作する際に、両面接着シート20および2枚の第1両面接着シート21、22を装飾紙Dに貼り付けた状態を説明する斜視図である。 ティッシュケース製作用キットを用いて、ティッシュケースを製作する際に、第2両面接着シート23、24を装飾紙Dに貼り付けた状態を説明する斜視図である。 ティッシュケース製作用キットを用いて、ティッシュケースを製作する際に、装飾シールM1〜M5を得る過程を説明する斜視図である。 装飾シールM1〜M5を外箱12に貼り付ける過程の説明図である。 第2実施形態における三段タンスおよび三段タンス製作用キットの構成部品を説明するための斜視図である。 第2実施形態における三段タンスの基体を除いた三段タンス製作用キットの構成部品を説明するための斜視図である。
符号の説明
1、4・・・基体(被装飾品)
13、14、15、16・・外周側面(外周平面)
20・・・・両面接着シート
21、22・第1両面接着シート
23、24・第2両面接着シート
41・・・・天板(外周平面)
42・・・・側板(外周平面)
43・・・・側板(外周平面)
44・・・・底板(外周平面)
60、61・第1両面接着シート
62、63・第2両面接着シート
64・・・・両面接着シート
65a〜65c、66a〜66c・・第1両面接着シート
67a〜67c、68a〜68c・・第2両面接着シート
69a〜69c・・・・・・・・・・両面接着シート
71、72・両面接着シート

Claims (4)

  1. 外周が多角形状をなす被装飾品本体を有する被装飾品又はこれを組み立てるための構成部材と、上記被装飾品本体の各外周平面にそれぞれ装飾シートを貼り付けるための両面接着シートとを具備する装飾品製作用キットであって、
    上記両面接着シートは、上記装飾シートを上記被装飾品本体の各外周平面に対応する形状に切り取るための複数枚の型紙又はこれら複数枚の型紙を切り取るための切り取り線を有する原紙であることを特徴とする装飾品製作用キット。
  2. 上記両面接着シートは、上記被装飾品本体の一の外周平面に上記装飾シートを貼り付ける第1両面接着シートと、上記被装飾品本体の上記一の外周平面に隣接する他の外周平面に上記装飾シートを貼り付ける第2両面接着シートとを有し、かつ
    上記第1両面接着シートは、上記貼り付けた際に周方向の両端部が上記他の外周平面に貼り付けられるように上記周方向が上記一の外周平面よりも大きく形成されるとともに、
    上記第2両面接着シートは、上記貼り付けた際に周方向の端部が上記他の外周平面内にて上記第1両面接着シートの上記端部と重なるように上記周方向が上記他の外周平面よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の装飾品製作用キット。
  3. 請求項1又は2に記載の装飾品製作用キットを用いて、上記被装飾品に上記装飾シートを貼り付けることにより、装飾品を製作する装飾品の製造方法であって、
    上記両面接着シートを上記装飾シートに貼り付けた後に、上記装飾シートを上記両面接着シートの外縁に沿って切断し、次いで、この両面接着シートが貼り付けられた装飾シートを装飾シールとして、上記被装飾品本体に貼付することを特徴とする装飾品の製造方法。
  4. 請求項2に記載の装飾品製作用キットを用いて、上記被装飾品に上記装飾シートを貼り付けることにより、装飾品を製作する装飾品の製造方法であって、
    上記第1両面接着シートおよび第2両面接着シートを上記装飾シートに貼り付けた後に、上記装飾シートを上記第1両面接着シートおよび第2両面接着シートの外縁に沿ってそれぞれ切断し、
    次いで、この第1両面接着シートが貼り付けられた装飾シートを第1装飾シールとして上記被装飾品本体の一の外周平面に貼付するとともに、この第1装飾シールの周方向の両端部を、上記隣接する他の外周平面に貼付した後に、
    上記第2両面接着シートが貼り付けられた装飾シートを第2装飾シールとして、上記被装飾品本体の上記他の外周平面に、上記第2装飾シールの周方向の端部を上記第1装飾シールの端部の上に重ねるように貼付することを特徴とする装飾品の製造方法。
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