JP3118744U - 壁掛け - Google Patents

Abstract

【課題】使用する写真等を取替え容易で、全体が柔軟性を有する部材で形成されているため丸めて持ち運び出来、保管もし易い壁掛けを提供する。
【解決手段】紙・布等の柔軟性を有する平面的な基材１１と、基材１１の表面に接着され、ポスター・写真等を挿入可能な柔軟性を有する透明又は半透明部材で形成された袋部１２と、基材１１を壁面に吊り下げる為の吊り下げ部１４と、基材１１に係止された帯部１５と、から構成される。
【選択図】図６

Description

本考案は、写真や書画やポスター等（以下、「写真等」という。）を袋部に挿入し、壁などに掛けて利用する壁掛けに関するものである。

従来より、写真等を壁に飾る壁掛けが存在する。例えば、透明板の表面に孔を穿設し、この孔に紐を挿通し色紙、絵画、写真などの展示物を固定するように形成した壁掛けが存在する（特許文献１）。また、例えば写真や書画やポスター等を貼り付けるためのボード、或いはダーツ、吹き矢等の標的、鏡やその他のボードやパネル等を飾り付けて壁から吊るすようにした壁掛け用装飾具が存在する（特許文献２）。
実開昭６１−１７７０６６号公報 実用新案登録３０６７１６７号公報

しかしながら、これらの壁掛けであっても、使用する写真等を取替えたりする場合、取替え方法が煩雑である。また、これらは板・ボードを使用しているため、丸めたりすることが出来ず持ち運び・保管に不便であった。

本考案の目的は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、使用する写真等を取替え容易で、全体が柔軟性を有する部材で形成されているため丸めて持ち運びができ、保管もし易い壁掛けを提供することにある。

本考案に係る壁掛けは、紙・布等の柔軟性を有する平面的な基材と、当該基材の表面に接着され、写真等を挿入可能な柔軟性を有する透明又は半透明部材で形成された袋部と、当該基材を壁面に吊り下げる為の吊り下げ部と、前記基材の上部に形成された帯部と、から構成されてなることを特徴とする。

本考案に係る壁掛けの前記帯部は、上下方向に移動自在であり、且つ着脱自在であることを特徴とする。

本考案に係る壁掛けの前記袋部は、左右の端側が基材に接着され、該袋部の基材に向かう内側面に該袋部よりも小さな内袋が形成されていることを特徴とする。

本考案に係る壁掛けの前記基材の裏面には、写真・書画・ポスター等を挿入可能な透明又は半透明部材で形成された袋部が設けられていることを特徴とする。

本考案に係る壁掛けの前記基材の前記袋部の裏面側には、窓部を形成可能なミシン目が設けられていることを特徴とする。

本考案に係る壁掛けの前記基材の袋部が設けられていない部分に、書込み又は写真・書画・ポスター等を貼付け可能なメモ部が設けられていることを特徴とする。

本考案に係る壁掛けは、紙・布等の柔軟性を有する平面的な基材と、当該基材の表面に接着され、写真等を挿入可能な柔軟性を有する透明又は半透明部材で形成された袋部と、当該基材を壁面に吊り下げる為の吊り下げ部と、前記基材に係止された帯部と、から構成されてなる。従って、写真等を前記袋部に容易に挿入したり、抜いたりすることが可能となるため、使用する写真等の取替えが容易となる。また、基材と袋部が柔軟性を有する部材で形成されているため、全体を丸めて持ち運び出来、保管もし易くなる。また、帯部が形成されるため、この帯部に花や装飾品等を係止することもでき、利用の幅が広がる。また、吊り下げ部により、この吊り下げ部が係止出来る場所であれば、どこにでも吊るして置くことが可能となる。

本考案に係る壁掛けの前記帯部を、上下方向に移動自在であり、且つ着脱自在としたため、使用者の所望の位置に帯部を移動させ花や装飾品等を係止したり、また必要がない場合には取外すことが可能となる。

本考案に係る壁掛けの前記袋部には、左右の端側が基材に接着され、該袋部の基材に向かう内側面に該袋部よりも小さな内袋が形成されている。従って、袋部に挿入する写真等の内袋にあたる部分を切り抜き、孔や切欠け部を形成し、内袋に挿入した写真等を覗かせるように構成することも可能となる。これにより、使用者の使用方法の幅を広げ、本考案に係る壁掛けを魅力あるものとすることが出来る。

本考案に係る壁掛けの前記基材の裏面に、写真等を挿入可能な透明半透明部材で形成された袋部が設けられたため、基材の表面及び裏面が利用可能となる。

本考案に係る壁掛けの前記基材の前記袋部の裏面側には、窓部を形成可能なミシン目が設けられたため、この場合にこのミシン目を破り窓を形成することが可能となる。使用者は、この窓部（即ち、裏面側）から袋部に挿入された写真等を見ることが可能となるため、壁掛けの表裏面が共に使用できる。

本考案に係る壁掛けの前記基材の袋部が設けられていない部分に、書込み又は写真等を貼付け可能なメモ部を設けたため、このメモ部に自由に書き込み又は写真等を貼り付けることができ、使用者の利用の幅が広がる。即ち、メモ部と袋部が設けられたことから、メモ部に記載した文字・図形又は写真等と袋部に挿入する写真等とを関連させて使用することが可能となるので、使用者の想像を膨らませた壁掛けの使用ができるようになる。

本考案に係る壁掛けを実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
図１は、第１の実施例に係る壁掛けを表した図であり、（１）は壁掛けの表面側を、（２）は壁掛けの裏面側を表した図である。図２は、第１の実施例に係る壁掛けのＡ−Ａ断面図を表す図である。図３は、第２の実施例に係る壁掛けの裏面側を表したものであり、同図（１）は窓部を形成可能なミシン目が設けられた壁掛けの裏面側を表す図であり、同図（２）はミシン目が破られ窓部が形成された壁掛けの裏面側を示す図である。図４は、第１又は第２の実施例に係る壁掛けの帯部を移動した状態を表す図である。図５（１）（２）は、第１又は第２の実施例に係る壁掛けの袋部に写真等を挿入する状態を表すと共に、帯部の使用方法の一例を示した図である。図６（１）（２）は、内袋の使用方法の一例を示した図であり、内袋にあたる部分が一部切り抜かれた写真等を袋部に挿入した後、内袋に写真等を挿入する状態を示した図である。図１乃至図６中、１０は壁掛け、１１は基材、１１ａは表面側、１１ｂは裏面側、１２，１２１は袋部、１２ａは内側面、１３は内袋、１４は吊り下げ部、１５は帯部、１６はメモ部、１７はミシン目、１８は窓部、２０は花、３０，３１，３２は写真等、３１ａは切り抜き部である。

第１の実施例に係る壁掛け１０は、基材１１と、基材１１の表面側１１ａに設けられた袋部１２と、基材１１の裏面側１１ｂに設けられた袋部１２１と、内袋１３と、吊り下げ部１４と、帯部１５と、メモ部１６とから構成されてなる。この基材１１は、紙・布等の柔軟性を有する平面的な部材であれば良く、特に限定されるものではない。袋部１２は、柔軟性を有するプラスチック等の透明又は半透明部材で、写真等を挿入可能に袋状に形成されており、図２に示す如く、袋部１２のその両端側が基材１１に接着されている。袋部１２１は、図示されていないが、袋部１２と同様にその両端側が基材１１に接着されている。内袋１３は、袋部１２の基材１１に向かう内側面１２ａに形成されており、袋部と同方向（図１中、上方）から写真等を挿入することができる。また、内袋１３は、袋部１２に接着され、写真等を挿入できれば良いものである。従って、内袋１３が袋部１２に接する面を全て袋部１２に接着されていても良く、また上部のみを袋部１２に接着されていても良いものである。

吊り下げ部１４は、壁掛け１０を吊り下げることができれば良いため、図中のような若干幅を持たせた状態に形成しても、単に紐で形成しても良いものである。また、本実施例に係る壁掛け１０においては、図示しないが、２枚以上の基材１１を張り合わせて構成しており、吊り下げ部１４の両端がその間にに挟み込まれるようにして接着されている。但し、吊り下げ部１４が形成されていればその他の方法で形成されても良いことは勿論である。帯部１５は、若干の幅を持たせた帯状に形成され、基材１１の表面側１１ａ及び裏面側１１ｂを周回するように形成されている。この帯部１５と基材１１の間に、花を差し込んだり、紐を通して装飾品を吊り下げるように係止したりして使用される。メモ部１６は、メモができる紙等で形成されると良い。基材１１に、メモ部を形成する紙等を貼付け等して形成するものである。

第２の実施例は、基材１１０の裏面側１１０ｂに袋部を設けておらず、ミシン目１７が設けられている点で第１の実施例と異なる。このようにミシン目１７を入れておくことにより、当該部分を破って、窓部１８を形成することが可能となる。当該ミシン目及び窓部は、図中正方形状となっているが、この形状に限定されるものでなく、長方形状、円形状、楕円形状、星形状、多角形状等いずれの形状でも良く、またミシン目をエ字状等に形成し開き窓風に窓部を形成出来るようにしても良いものである。

また、第１又は第２の実施例に係る壁掛け１０又は１００及び袋部１２又は袋部１２１は、略長方形状をしているが、この形状に限定されるものではなく、長方形状、円形状、楕円形状、星形状、多角形状等いずれの形状でも良いことは勿論である。また、袋部１２，１２１を基材１１に設ける位置は、自由に決めることが出来ることも勿論である。また、本実施例に係る壁掛け１０における帯部１５は、壁掛け１０に係止できればよいため、基材１１にクリップ等で係止したり、基材１１のいずれかの端側で帯の端を係止することにより基材１１に係止する等その方法は問わないものである。

第１又は第２の実施例に係る壁掛け１０又は１００は、図５及び図６に示す如く使用される。先ず、図５（１）のように、袋部１２に写真等３０を挿入すると、図５（２）のように挿入が完了する。そして、帯部１５に花２０の茎部分を差し込んで係止して飾ったりすることが出来る。この帯部１５は、その他装飾用品を係止して使用することが出来るものである。

図６（１）及び（２）は、内袋１３を利用する場合を示す図である。図６（１）のように、先ず袋部１２に挿入する写真等３１の内袋１３にあたる部分を切抜きなどして窓部３１ａを形成した後に袋部に挿入する。そして、内袋１３に写真等３２を挿入し、挿入を完了すると、図６（２）に示した状態となり、当該窓部３１ａから内袋１３に挿入した写真等３２が覗くこととなる。

第１又は第２の実施例に係る壁掛け１０又は１００は、紙・布等の柔軟性を有する平面的な基材１１又は１１０と、当該基材１１又は１１０の表面に接着され、写真等を挿入可能な柔軟性を有する透明又は半透明部材で形成された袋部１２と、当該基材１１を壁面に吊り下げる為の吊り下げ部１４と、前記基材１１又は１１０に係止された帯部１５と、から構成されてなる。従って、写真等を前記袋部１２に容易に挿入したり、抜いたりすることが可能となるため、使用する写真等の取替えが容易となる。また、基材１１又は１１０と袋部１２が柔軟性を有する部材で形成されているため、全体を丸めて持ち運びができ、保管もし易くなる。また、帯部１５が形成されるため、この帯部１５に花や装飾品等を係止することもでき、利用の幅が広がる。また、吊り下げ部１４により、この吊り下げ部１４が係止出来る場所であれば、どこにでも吊るして置くことが可能となる。

第１又は第２の実施例に係る壁掛け１０又は１００の前記帯部１５を、上下方向に移動自在であり、且つ着脱自在としたため、使用者の所望の位置に帯部１５を移動させ花や装飾品等を係止したり、また必要がない場合には取外すことが可能となる。

第１又は第２の実施例に係る壁掛け１０又は１００の前記袋部１２には、左右の端側が基材１１に接着され、該袋部１２の基材１１又は１１０に向かう内側面１２ａに該袋部１２よりも小さな内袋１３が形成されている。従って、内袋１３にあたる部分を切り抜き、孔や切欠け部を形成し、内袋１３に挿入した写真等を覗かせるように構成することも可能となる。これにより、使用者の使用方法の幅を広げ、本考案に係る壁掛けを魅力あるものとすることが出来る。

第１の実施例に係る壁掛け１０の前記基材１１の裏面１１ｂに、写真等を挿入可能な透明半透明部材で形成された袋部１２１が設けられたため、基材の表面及び裏面が利用可能となる。

第２の実施例に係る壁掛け１００の前記基材１１０の裏面側１１０ｂには、窓部１８を形成可能なミシン目１７が設けられたため、この場合にこのミシン目１７を破り窓を形成することが可能となる。使用者は、この窓部１８（即ち、裏面側１１０ｂ）から袋部１２に挿入された写真等を見ることが可能となるため、壁掛け１０の表裏面が共に使用することが可能となる。

第１又は第２の実施例に係る壁掛け１０又は１００の前記基材１１又は１１０の袋部１２が設けられていない部分に、書込み又は写真等を貼付け可能なメモ部１６を設けたため、このメモ部１６に自由に書き込み又は写真等を貼り付けることができ、使用者の利用の幅が広がる。即ち、メモ部１６と袋部１２が設けられたことから、メモ部１６に記載した文字・図形又は写真等と袋部１２に挿入する写真等とを関連させて使用することが可能となるので、使用者の想像を膨らませた壁掛けの使用ができるようになる。

第１の実施例に係る壁掛けを表した図であり、（１）は壁掛けの表面側を、（２）は壁掛けの裏面側を表した図である。 第１の実施例に係る壁掛けのＡ−Ａ断面図を表す図である。 第２の実施例に係る壁掛けの裏面側を表したものであり、（１）は窓部を形成可能なミシン目が設けられた壁掛けの裏面側を表す図であり、（２）はミシン目が破られ窓部が形成された壁掛けの裏面側を示す図である。 第１又は第２の実施例に係る壁掛けの帯部を移動した状態を表す図である。 第１又は第２の実施例に係る壁掛けの袋部に写真等を挿入する状態を表すと共に、帯部の使用方法の一例を示した図である。 第１又は第２の実施例に係る壁掛けにおいて、内袋の使用方法の一例を示した図であり、内袋にあたる部分が一部切り抜かれた写真等を袋部に挿入した後、内袋に写真等を挿入する状態を示した図である。

符号の説明

１０，１００ 壁掛け
１１，１１０ 基材
１１ａ 表面側
１１ｂ，１１０ｂ 裏面側
１２，１２１ 袋部
１２ａ 内側面
１３ 内袋
１４ 吊り下げ部
１５ 帯部
１６ メモ部
１７ ミシン目
１８ 窓部
２０ 花
３０，３１，３２ 写真等
３１ａ 切り抜き部

Claims (6)

1. 紙・布等の柔軟性を有する平面的な基材と、当該基材の表面に接着され、写真・書画・ポスター等を挿入可能な柔軟性を有する透明又は半透明部材で形成された袋部と、当該基材を壁面に吊り下げる為の吊り下げ部と、前記基材に係止された帯部と、から構成されてなることを特徴とする壁掛け。
2. 前記帯部は、上下方向に移動自在であり、且つ着脱自在であることを特徴とする請求項１に記載の壁掛け。
3. 前記袋部は、左右の端側が基材に接着され、該袋部の基材に向かう側面に該袋部よりも小さな内袋が形成されていることを特徴とする請求項１又は２のいずれかに記載の壁掛け。
4. 前記基材の裏面には、写真・書画・ポスター等を挿入可能な透明又は半透明部材で形成された袋部が設けられていることを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の壁掛け。
5. 前記基材の前記袋部の裏面側には、窓部を形成可能なミシン目が設けられていることを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の壁掛け。
6. 前記基材の袋部が設けられていない部分に、書込み又は写真・書画・ポスター等を貼付け可能なメモ部が設けられていることを特徴とする請求項１乃至５のいずれかに記載の壁掛け。
   
   

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