JP2007007711A - リバース圧延機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リバース圧延機において、最終圧延通過後の被圧延材の板平坦度又は断面形状の目標値からのずれをできるだけ抑制することにある。
【解決手段】該圧延材1を挟持して圧延する上下のワークロール2と、該上下のワークロール2を支持する支持ロール7と、該上下のワークロール2に作用して被圧延材1の断面形状を制御する板形状調節手段3,4,5と、目標平坦度及び目標断面形状の少なくとも一方からなる目標板形状に基づいて予め定められた各圧延時の板形状制御量に従って、各圧延時に前記板形状調節手段3,4,5を制御する制御部8と、後半以降の最終圧延前の前記被圧延材1の板形状に基づいて、前記目標板形状が得られるように前記予め定められた最終圧延時の板形状制御量の修正値を算出して制御部に出力する演算部9と、を備え、前記制御部8は、前記演算部9が算出した前記修正値に基づいて、最終圧延時に前記板形状調節手段3,4,5を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被圧延材を上下のワークロールに複数回通して圧延を行うリバース圧延機に関し、より詳しくは、被圧延材の断面形状に悪影響を与えないで上下のワークロールの摩耗分散を行え、かつ、目標平坦度を達成できるリバース圧延機に関する。
本願発明に関連する技術として特許文献1〜3がある。各特許文献について順に説明する。
特許文献1には、リバース圧延機において、被圧延材の断面形状を制御する方法が記載されている。特許文献1によると、被圧延材をワークロールに複数回通過させて複数回圧延するリバース圧延機において、例えば、目標出側板厚、目標出側板クラウン、目標平坦度及び目標圧延荷重を条件として与え、被圧延材の各圧延について圧下率及びクラウン操作量を求め、求めた圧下率及びクラウン操作量に基づいて圧延を実行して良好な被圧延材平坦度を得るようにしている。
特許文献2には、中幅及び狭幅の被圧延材でも板クラウン制御効果を大きくできるとともに広幅板でも幅方向の板厚分布のなだらかな板を生産できる圧延機が記載されている。この圧延機では、新規な形状を持つワークロールを用いて、ロールシフトとロールベンドを併用することで、大きなクラウン制御を達成している。
また、上下のワークロールを軸方向にシフトさせる機能は、本来、被圧延材の断面形状を制御するためのものであるが、ワークロールの摩耗を分散させるためにこのシフト機能を使用すると被圧延材の形状制御ができなくなる。この問題を解決するために、特許文献3では、上流側の圧延機のワークロールを軸方向に一定量シフトさせてロール表面の摩耗分散を行い、かつ同時に上流側と対になった下流側の圧延機のワークロールを反対方向に同一距離だけシフトさせ、これにより、摩耗分散のためのシフトによる板断面形状の変化を打ち消している。
特開平5−200418号公報 「厚板圧延方法」 特開平8−24919号公報 「ロールシフトとロールベンドを併用した圧延方法と圧延機」 特開平10−328707号公報 「熱間タンデム圧延機」
しかし、特許文献1のように予め圧延スケジュールを立てても、通常は、様々な要因によって、目標通りに被圧延材の断面形状及び板平坦度が得られない。特に最終製品の板平坦度が重要となるので、目標値とのずれを無くす必要がある。
また、特許文献2では、ロールシフトとロールベンドを併用して被圧延材の断面形状の制御効果を大きくしているが、ワークロールの摩耗を分散させるための対策が取られていない。
特許文献3では、被圧延材の断面形状に影響を与えないようにワークロールの摩耗分散を行っているが、この摩耗分散方法はタンデム式の圧延機にしか適用できない。
そこで、本発明の第1の目的は、リバース圧延機において、最終圧延後の被圧延材の板平坦度又は断面形状の目標値からのずれをできるだけ抑制することにある。
本発明の第2の目的は、タンデム形式ではないリバース圧延機において、摩耗分散のためにロールシフトを継続的に行っても、最終圧延後の板形状に影響を与えないようにすることにある。
本発明によると、上記第1の目的を達成するため、被圧延材を複数回にわたって往復して通過させて複数回圧延を行うリバース圧延機であって、該圧延材を挟持して圧延する上下のワークロールと、該上下のワークロールをその外周面に接触して支持する支持ロールと、該上下のワークロールに作用して被圧延材の断面形状を制御する板形状調節手段と、目標平坦度及び目標断面形状の少なくとも一方からなる目標板形状に基づいて予め定められた各圧延時の板形状制御量に従って、各圧延時に前記板形状調節手段を制御する制御部と、複数回圧延の後半以降の最終圧延前における前記被圧延材の板形状に基づいて、前記目標板形状が得られるように前記予め定められた最終圧延時の板形状制御量の修正値を算出して制御部に出力する演算部と、を備え、前記制御部は、前記演算部が算出した前記修正値に基づいて、最終圧延時に前記板形状調節手段を制御することを特徴とするリバース圧延機が提供される(請求項1)。
このリバース圧延機では、目標平坦度及び目標断面形状の少なくとも一方からなる目標板形状に基づいて各圧延時の板形状制御量を予め定めて、定められた板形状制御量に従って各圧延時に圧延制御する。特に、複数回圧延の後半以降の最終圧延前における実際の板形状を得て、演算部が、この板形状に基づいて、最終圧延時の板形状制御量の修正値を算出し、制御部は、この修正値に基づいて、最終圧延時に前記板形状調節手段を制御する。これにより、最終圧延後の被圧延材の板平坦度又は断面形状の目標値からのずれを抑制できる。
本発明の好ましい実施形態によると、前記板形状調節手段は、前記上下のワークロールを互いに反対の軸方向にシフトさせるロールシフト装置、前記ワークロールに曲げ力を付与するロールベンド装置、及び、被圧延材への圧下力を前記支持ロールを介して付与する圧下装置の少なくとも1つを含み、前記板形状制御量は、前記ロールシフト装置のロールシフト操作量、前記ロールベンド装置のロールベンド操作量、及び、前記圧下装置の圧下操作量の少なくとも1つを含み、前記制御部は、圧延開始から前記被圧延材の板幅を板厚で除算した値が所定値に達するまでの初期段階では、被圧延材の圧延毎に前記上下のワークロールのシフト位置を異ならせるように前記ロールシフト装置を制御することで上下のワークロールの摩耗を分散させ、前記初期段階後は、前記被圧延材の断面形状を調節するように前記板形状調節手段を制御し、前記所定値は、前記初期段階におけるワークロールのシフトが最終圧延後の前記被圧延材の板形状に与える影響を抑制できる範囲内に定められている(請求項2)。
これにより、摩耗分散ロールシフトを初期段階で継続的に行っても、最終的に得られる板形状に悪影響を与えないですむ。
前記演算部が、前記修正値を算出する時に考慮する前記板形状は、最終圧延直前の前記被圧延材の板形状である(請求項3)。
これにより、最終圧延後の被圧延材の板平坦度又は断面形状の目標値からのずれをさらに抑制できる。
前記板形状は平坦度であり、被圧延材の平坦度を複数のレベルに分けて作業者により入力可能な入力装置をさらに備え、該入力装置は、作業者により平坦度のレベルが入力されたら該レベルを前記演算部に出力し、前記演算部は、該レベルに基づいて前記修正値を算出する(請求項4)。
複数のレベルに分けて入力可能な入力装置を設けることにより、作業者によって簡単に平坦度を入力できる。
複数回圧延の後半以降の最終圧延前における前記被圧延材の前記板形状を計測して前記演算部に出力する計測器を備え、前記演算部は、前記計測された板形状に基づいて前記修正値を算出する(請求項5)。
前記板形状を計測して前記演算部に出力する計測器を設けることで、自動的に板形状を演算部に入力できる。
また、本発明によると、上記第2の目的を達成するため、被圧延材を複数回にわたって往復して通過させて複数回圧延を行うリバース圧延機であって、該圧延材を挟持して圧延する上下のワークロールと、該上下のワークロールをその外周面に接触して支持する支持ロールと、該上下のワークロールに作用して被圧延材の断面形状を制御する板形状調節手段と、目標平坦度及び目標断面形状の少なくとも一方からなる目標板形状に基づいて予め定められた各圧延時の板形状制御量に従って、各圧延時に前記板形状調節手段を制御する制御部と、を備え、前記板形状調節手段は、前記上下のワークロールを互いに反対の軸方向にシフトさせるロールシフト装置、前記ワークロールに曲げ力を付与するロールベンド装置、及び、被圧延材への圧下力を前記支持ロールを介して付与する圧下装置の少なくとも1つを含み、前記板形状制御量は、前記ロールシフト装置のロールシフト操作量、前記ロールベンド装置のロールベンド操作量、及び、前記圧下装置の圧下操作量の少なくとも1つを含み、前記制御部は、圧延開始から前記被圧延材の板幅を板厚で除算した値が所定値に達するまでの初期段階では、被圧延材の圧延毎に前記上下のワークロールのシフト位置を異ならせるように前記ロールシフト装置を制御することで上下のワークロールの摩耗を分散させ、前記初期段階後は、前記被圧延材の断面形状を調節するように前記板形状調節手段を制御し、前記所定値は、前記初期段階におけるワークロールのシフトが最終圧延後の前記被圧延材の板形状に与える影響を抑制できる範囲内に定められていることを特徴とするリバース圧延機が提供される(請求項6)。
これにより、摩耗分散ロールシフトを初期段階で継続的に行っても、最終的に得られる板形状に悪影響を与えないですむ。
上述のように、本発明では、圧延後半以降の最終圧延前に実際の板形状を得て、演算部が、この板形状に基づいて、最終圧延時の板形状制御量の修正値を算出し、制御部は、この修正値に基づいて、最終圧延時に板形状調節手段を制御する。これにより、最終圧延後の被圧延材の板平坦度又は断面形状の目標値からのずれを抑制できる。また、最終圧延後に得られる板形状に悪影響を与えない初期段階で、ワークロールの摩耗を分散させるためにロールシフトを行うので、最終的に得られる板形状に悪影響を与えないで摩耗分散を行うことができる。
本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態によるリバース圧延機の構成図である。図1に示すように、リバース圧延機は、一対の上下のワークロール2と、上下のワークロール2を互いに反対の軸方向にシフトさせるロールシフト装置3と、上下のワークロール2に曲げ力を付与するロールベンド装置4と、を備えている。なお、各ワークロール2は、図2に示すように、被圧延材1の断面形状制御効果を大きく発揮できるように一回以上の繰り返し凹凸輪郭を有することが好ましい。また、図2に示すように、ロールシフト装置3は、矢印A方向にワークロール2をシフトさせ、ロールベンド装置4は矢印B方向に曲げ力をワークロール2に付与する。なお、図1では、バックアップロール7によりワークロール2が支持されているが、バックアップロール7とワークロール2の間に中間ロールを設けてもよい。上下のワークロール2の外周面に接触してワークロール2を支持するバックアップロール7又は中間ロールは支持ロールを構成する。
本発明の実施形態によると、図3に示されたフローチャートに従って圧延を行う。以下、図3も参照してリバース圧延機の動作を説明する。
まず、図3のステップS1について説明する。リバース圧延機では、被圧延材1を上下のワークロール2に複数回にわたって往復して通過させて複数回圧延しているが、本発明の実施形態によると、図3のステップS1において、最終的に得られる被圧延材1の目標板平坦度に基づいて、これら複数回圧延の各圧延についてロールシフト操作量、ロールベンド操作量及び圧下操作量を予め定めておく。ステップ2以降で、これらの操作量に従って、リバース圧延機に設けられた制御部8が、被圧延材1の各圧延時において、ロールシフト装置3、ロールベンド装置4、及び、バックアップロール7に設けられた油圧シリンダ等の圧下装置5を制御する。
ステップS2について説明する。被圧延材1の板幅を板厚で除算した値(板幅W/板厚H)は、被圧延材1のワークロール2への圧延回数が増すに伴い増加するが、板幅W/板厚Hの値が小さい初期段階でのロールシフトが最終圧延後に得られる被圧延材1の断面形状及び平坦度に与える影響は小さい。そこで、本発明の実施形態によると、ステップS2において、制御部8は、板幅W/板厚Hの値が所定値に達するまでの初期段階において、各圧延毎にワークロール2のシフト位置を変更するようにロールシフト装置3を制御する。これにより、ワークロール2の磨耗が分散され、かつ最終圧延後に得られる断面形状や平坦度に悪影響を与えることが防止される。板幅W/板厚Hの値が所定値に達したらロールシフトによる摩耗分散を終える(ステップS3でYES)。このステップS2の摩耗分散制御は、ステップS1で各圧延について予め定められたロールシフト操作量に基づいて、制御部8がロールシフト装置3を制御することにより行う。
ステップS2のロールシフト摩耗分散を終える代わりのタイミングについて説明する。
まず、被圧延材1の平坦度について簡単に説明する。図4に示されるように、一般的に圧延時に被圧延材1はその搬送方向に、所定のピッチlごとに振幅lで上下に波打つように形状が変化しており、平坦度λは、λ=l/lで定義される。
また、板クラウンについて簡単に述べると、板クラウンは、被圧延材1の幅方向の端部の厚みと中央部の厚みとの差であり、板クラウン変化は、被圧延材1がワークロール2を一回通過して圧延されることで板クラウンが変化する量である。
板平坦度λと板クラウン変化ΔCrとの間には、次の〔数1〕の関係がある。
Figure 2007007711

ここで、Hは、被圧延材の板厚であり、a,bは、板幅を板厚で除算した値(板幅W/板厚H)の変化に伴い変化する値である。
この〔数1〕において、ΔCr/H<bの範囲内では、板クラウンCrを変化させても板平坦度λは変化しないので、ΔCr/H<bを満たす範囲内で、摩耗分散のためのロールシフトを行う。これにより、板平坦度に影響を与えることなくロールシフトによる摩耗分散を行える。
例えば、被圧延材1がワークロール2を圧延する回数が増す度にbの値が減少する場合には、ΔCr/Hの値が圧延回数により変動してもその値が2%付近の変動であれば、bの値が2%以下になったら、ロールシフトによる摩耗分散を終えればよい。このΔCr/H<bを満たさなくなる圧延回数は、実操業データから推測することができる。なお、bの値が圧延回数が増す度に増加又は減少するかは、被圧延材1の種類や温度などの条件によって定まるので、bの値が圧延回数が増す度に減少する条件下で、この方法が適用できる。
上述ではbの値を基準としたが、代わりに板幅W/板厚Hの値を基準することもできる。即ち、圧延回数が増すに伴い値bが減少する場合には、圧延回数が増すに伴い板幅W/板厚Hの値は増加するので、ΔCr/H<bを満さなくなる時の板幅W/板厚Hの値を実操業データから推定し、板幅W/板厚Hがこの推定値に達した時にロールシフトによる摩耗分散を終えればよい。
ロールシフトによる摩耗分散を終えたら(ステップS3でYES)、図3のステップS4へ移行して被圧延材1の断面形状制御を行う。この断面形状制御は、ステップS1で各圧延について予め定められたロールシフト操作量、ロールベンド操作量及び圧下操作量に基づいて、制御部8がロールシフト装置3、ロールベンド装置4及び圧下装置5の少なくとも一つを制御することにより行う。好ましくは、形状制御効果を高めるために、この断面形状制御をロールシフト装置3とロールベンド装置4を併用して行う。
このように、予め定められたロールシフト操作量、ロールベンド操作量及び圧下操作量に従って制御されることで、最終的に被圧延材1の目標平坦度を得るようにしている。しかし、予め定められた操作量に従って圧延を行っても、実際には種々の要因により最終的に得られる平坦度は目標平坦度からずれたものになってしまう。
そこで、本発明の実施形態によると、図3のステップS5において、後半以降の最終圧延前に、被圧延材1の実際の平坦度を得る。この得られた平坦度が演算部9に入力される。続いて、演算部9はこの入力された平坦度に基づいて、目標平坦度を実際に得られるように、最終圧延時のロールシフト操作量、ロールベンド操作量及び圧下操作量の少なくとも一つについて修正値を算出して制御部8に出力する。制御部8は、この修正値に従って、被圧延材1の最終圧延時にロールベンド装置4、ロールシフト装置3及び圧下装置5の少なくとも一つを制御する。これにより、最終圧延で実際に得られる平坦度の目標平坦度からのずれを抑制できる。
この平坦度の入力について説明すると、例えば、平坦度が0〜1%、1〜2%、2〜3%、3〜4%、4〜5%の5レベルに分けておき、作業者が目測でどのレベルかを判断して、作業者が入力装置を用いて平坦度レベルを入力することができる。なお、最終圧延前では、あるレベルの平坦度不良を故意に出す場合もあるので、この場合、入力する平坦度レベルは、実際の平坦度と圧延中間時の目標平坦度との差となる。この入力装置は入力された平坦度レベルを演算部9へ出力する。作業者の目測の代わりに、平坦度を計測する計測器を設けておき、計測器が平坦度の計測結果を演算部9に出力するようにしてもよい。なお、平坦度の計測器は光学計測器などの適切なものを用いることができる。
演算部9は、図3のステップS6において、入力された平坦度レベル又は計測平坦度に基づいて上述の修正値を算出する。この入力される平坦度は、最終圧延に近い時の被圧延材1の平坦度であることが好ましく、より好ましくは、最終圧延直前の被圧延材1の平坦度である。これにより、直前の平坦度が考慮されるので、目標平坦度からの実際のずれをさらに抑制できる。
次に、この修正値の算出方法の一例を説明する。最終圧延時のロールベンド操作量のみを修正する場合には、最終圧延がN回目の圧延として、この修正値を次の〔数2〕におけるΔFとすることができる。
Figure 2007007711
ここで、αはワークロールベンディング力影響係数であり、hN−1はN−1回目の圧延で得られる被圧延材1の板厚であり、λN−1はN−1回目の圧延で得られる平坦度であり、ΔCrmλは、λN−1に対応するメカニカルクラウン変化を表し、βN−1はN−1回目の圧延時の転写率である。
図3のステップS1で予め定められた最終圧延時のロールベンド操作量をFとして、F+ΔFがロールベンディングの許容範囲内になければ、ベンディング量Fを修正する代わりに、ステップS1で定められた最終圧延時のロールシフト操作量Sを修正することができる。このロールシフト操作量の修正量はΔSは、次の〔数3〕で表すことができる。
Figure 2007007711

ここで、αはロールシフト影響係数である。
なお、本発明によると、ステップS6で、演算部9が修正値を算出する方法はこの例に限定されず他の適切な方法で修正値を算出することができる。
ステップS6の修正値の算出が終わるとステップS7へ移行して、制御部8が、最終圧延時に、この修正値に基づいてロールシフト装置3、ロールベンド装置4及び圧下装置5の少なくとも1つを制御して圧延が実行される。
上述のように、本発明の実施形態によると、目標平坦度に基づいて、各圧延時におけるロールシフト操作量、ロールベンド操作量及び圧下操作量を圧延スケジュールとして予め定めておき、制御部8は、この定められた操作量に従って、各圧延時においてロールシフト装置3、ロールベンド装置4及び圧下装置5を制御する。圧延スケジュールは、上述の実施形態では、1回目の圧延から板幅を板厚で除算した値が所定値になるまでは摩耗分散ロールシフトを行い、その後、被圧延材1の断面形制御を行うように立てられる。各圧延時におけるロールシフト操作量、ロールベンド操作量及び圧下操作量の定め方は、公知の適切な方法を用いて算出することができる。例えば、特許文献1に記載されているように、最終圧延後の目標平坦度や目標板厚みなどを条件として、最終圧延時から最初の圧延時の順に各圧延時におけるロールシフト操作量、ロールベンド操作量及び圧下操作量を算出してよい。
このように、本発明の実施形態によると、予め定めた各圧延時のロールシフト操作量、ロールベンド操作量及び圧下操作量に従って圧延が行われるが、ロールシフト操作が最終的に得られる被圧延材1の断面形状及び平坦度に悪影響を与えない初期段階において、ロールシフト摩耗分散を行い、その後、被圧延材1の断面形状制御を行う。従って、最終的に得られる被圧延材1の断面形状及び平坦度に悪影響を与えないで、ワークロール2の摩耗を分散することができる。
さらに、本発明の実施形態によると、最終圧延直前における被圧延材1の実際の平坦度に基づいて、目標平坦度が得られるように操作量の修正値を算出し、この修正値に基づいて、最終圧延が制御される。これにより、実際に得られる平坦度の目標平坦度からのずれを十分に抑制することができ、精度の高い平坦度が実現できる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上述の実施形態では、最終圧延時のみのロールシフト操作量、ロールベンド操作量及び圧下操作量の少なくとも1つの修正値を算出して、最終圧延時にこの修正値に基づいて圧延制御を行ったが、N回目の圧延である最終圧延時から遡った2回以上の圧延時、例えば、N−2回目、N−3回目及びN回目の各圧延時についてロールシフト操作量、ロールベンド操作量及び圧下操作量の少なくとも1つの修正値を算出して、N−2回目、N−3回目及びN回目の各圧延時に、修正値に基づいて圧延制御を行ってもよい。なお、この場合には、N−4回目の圧延直後に被圧延材1の平坦度を演算部9に入力することが好ましい。
また、上述のロールシフト装置3、ロールベンド装置4及び圧下装置5の少なくとも1つにより板形状調節手段を構成するが、板形状調節手段はこれに限定されず他の適切なものにより構成してもよい。
上述の実施形態では、目標平坦度に基づいて、各圧延についてロールシフト操作量、ロールベンド操作量及び圧下操作量を予め定めたが、本発明はこれに限定されず、目標平坦度の代わりに被圧延材1の目標断面形状に基づいて図3のステップS1でロールシフト操作量、ロールベンド操作量及び圧下操作量を予め定めてもよい。この場合には、ステップS5で計測器又は作業者の目測により断面形状を得て、ステップS6でこの断面形状に基づいてこれら操作量の修正値を算出する。他の処理・動作は上述の実施形態と同様である。これにより、最終圧延後に得られる被圧延材1の断面形状と目標断面形状とのずれを抑制できる。
さらに、目標平坦度と目標断面形状の両方に基づいて、ステップS1の処理を行ってもよい。この場合には、ステップS5で計測器又は作業者の目測により、被圧延材1の平坦度及び断面形状を得て、ステップS6でこの平坦度及び断面形状に基づいてロールシフト操作量、ロールベンド操作量及び圧下操作量の少なくとも一つの修正値を算出する。他の処理・動作は上述の実施形態と同様である。これにより、最終圧延後に得られる被圧延材1の平坦度及び断面形状と目標平坦度及び目標断面形状とのずれを抑制できる。なお、この場合には、ステップS6で作業者の目測により平坦度及び断面形状データを演算部9に入力してもよい。
また、ワークロール2は、板クラウン制御効果を高めることができる特許文献2の形状を適用することが好ましい。特許文献2によると、図5に示すように、ワークロール2の母線のカーブ形状が、ロールの軸方向中心部においてロール径が軸方向の一方から他方に向かって変化していく第1の領域21と、第1領域21の外側にあってロール径の変化が逆転する第2の領域22と、第2領域22の外側にあってロール径が第1領域21のロール径の変化方向と反対方向に変化し且つそのロール径変化の勾配が前記第1の領域21のロール径変化の勾配より急な部分を持つ第3の領域23と、第3領域23の外側にあってロール径の変化が第3領域23の変化方向と同じであり、かつその変化勾配が第3領域23に比べて緩い第4の領域24と、第4領域24の外側にあってロール径の変化がほとんど無くロール形状がほぼ円筒状であるか、或いはロール径の変化が再び逆転して第1領域21と同じ変化方向を有する第5の領域25と、からなる。また、特許文献2によると、ロールシフトによる中幅板での板クラウン制御効果を高めるようにワークロール2の変曲点の位置が中央に寄っており、更に、制御部8は、広幅板の圧延であってもワークロール2の輪郭形状と、ロールベンドによるロール撓み変位とが重畳されて、ワークロール2の外表面が被圧延材と接する側のロールの幅方向変位はなだらかな変化形状となるように、被圧延材の板幅に応じてロールシフト量とロールベンド力の組合せを演算指令することができる(詳細については、特許文献2を参照)。
本発明の実施形態によるリバース圧延機の構成図である。 図1のロールシフト装置及びロールベンド装置によるロールシフト及びロールベンドの説明図である。 図1のリバース圧延機による動作を示すフローチャートである。 被圧延材の平坦度の説明図である。 特許文献2のワークロール形状を示す図である。
符号の説明
1 被圧延材
2 上下のワークロール
3 ロールシフト装置
4 ロールベンド装置
5 圧下装置
7 バックアップロール
8 制御部
9 演算部
21 第1領域
22 第2領域
23 第3領域
24 第4領域
25 第5領域




Claims (6)

  1. 被圧延材を複数回にわたって往復して通過させて複数回圧延を行うリバース圧延機であって、
    該圧延材を挟持して圧延する上下のワークロールと、
    該上下のワークロールをその外周面に接触して支持する支持ロールと、
    該上下のワークロールに作用して被圧延材の断面形状を制御する板形状調節手段と、
    目標平坦度及び目標断面形状の少なくとも一方からなる目標板形状に基づいて予め定められた各圧延時の板形状制御量に従って、各圧延時に前記板形状調節手段を制御する制御部と、
    複数回圧延の後半以降の最終圧延前における前記被圧延材の板形状に基づいて、前記目標板形状が得られるように前記予め定められた最終圧延時の板形状制御量の修正値を算出して制御部に出力する演算部と、を備え、
    前記制御部は、前記演算部が算出した前記修正値に基づいて、最終圧延時に前記板形状調節手段を制御することを特徴とするリバース圧延機。
  2. 前記板形状調節手段は、前記上下のワークロールを互いに反対の軸方向にシフトさせるロールシフト装置、前記ワークロールに曲げ力を付与するロールベンド装置、及び、被圧延材への圧下力を前記支持ロールを介して付与する圧下装置の少なくとも1つを含み、
    前記板形状制御量は、前記ロールシフト装置のロールシフト操作量、前記ロールベンド装置のロールベンド操作量、及び、前記圧下装置の圧下操作量の少なくとも1つを含み、
    前記制御部は、圧延開始から前記被圧延材の板幅を板厚で除算した値が所定値に達するまでの初期段階では、被圧延材の圧延毎に前記上下のワークロールのシフト位置を異ならせるように前記ロールシフト装置を制御することで上下のワークロールの摩耗を分散させ、前記初期段階後は、前記被圧延材の断面形状を調節するように前記板形状調節手段を制御し、
    前記所定値は、前記初期段階におけるワークロールのシフトが最終圧延後の前記被圧延材の板形状に与える影響を抑制できる範囲内に定められていることを特徴とする請求項1に記載のリバース圧延機。
  3. 前記演算部が、前記修正値を算出する時に考慮する前記板形状は、最終圧延直前の前記被圧延材の板形状であることを特徴とする請求項1に記載のリバース圧延機。
  4. 前記板形状は平坦度であり、
    被圧延材の平坦度を複数のレベルに分けて作業者により入力可能な入力装置をさらに備え、該入力装置は、作業者により平坦度のレベルが入力されたら該レベルを前記演算部に出力し、前記演算部は、該レベルに基づいて前記修正値を算出することを特徴とする請求項1に記載のリバース圧延機。
  5. 複数回圧延の後半以降の最終圧延前における前記被圧延材の前記板形状を計測して前記演算部に出力する計測器を備え、前記演算部は、前記計測された板形状に基づいて前記修正値を算出することを特徴とする請求項1に記載のリバース圧延機。
  6. 被圧延材を複数回にわたって往復して通過させて複数回圧延を行うリバース圧延機であって、
    該圧延材を挟持して圧延する上下のワークロールと、
    該上下のワークロールをその外周面に接触して支持する支持ロールと、
    該上下のワークロールに作用して被圧延材の断面形状を制御する板形状調節手段と、
    目標平坦度及び目標断面形状の少なくとも一方からなる目標板形状に基づいて予め定められた各圧延時の板形状制御量に従って、各圧延時に前記板形状調節手段を制御する制御部と、を備え、
    前記板形状調節手段は、前記上下のワークロールを互いに反対の軸方向にシフトさせるロールシフト装置、前記ワークロールに曲げ力を付与するロールベンド装置、及び、被圧延材への圧下力を前記支持ロールを介して付与する圧下装置の少なくとも1つを含み、
    前記板形状制御量は、前記ロールシフト装置のロールシフト操作量、前記ロールベンド装置のロールベンド操作量、及び、前記圧下装置の圧下操作量の少なくとも1つを含み、
    前記制御部は、圧延開始から前記被圧延材の板幅を板厚で除算した値が所定値に達するまでの初期段階では、被圧延材の圧延毎に前記上下のワークロールのシフト位置を異ならせるように前記ロールシフト装置を制御することで上下のワークロールの摩耗を分散させ、前記初期段階後は、前記被圧延材の断面形状を調節するように前記板形状調節手段を制御し、
    前記所定値は、前記初期段階におけるワークロールのシフトが最終圧延後の前記被圧延材の板形状に与える影響を抑制できる範囲内に定められていることを特徴とするリバース圧延機。





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