JPH049205A - 板形状の非対称修正方法及び装置 - Google Patents

板形状の非対称修正方法及び装置

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JPH049205A
JPH049205A JP2112539A JP11253990A JPH049205A JP H049205 A JPH049205 A JP H049205A JP 2112539 A JP2112539 A JP 2112539A JP 11253990 A JP11253990 A JP 11253990A JP H049205 A JPH049205 A JP H049205A
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健次郎 成田
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幸夫 平間
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宏司 佐藤
Mitsuo Nihei
充雄 二瓶
Bunji Sakai
坂井 文司
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    • B21B37/28Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates
    • B21B37/40Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates using axial shifting of the rolls
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    • B21B13/00Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
    • B21B13/02Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with axes of rolls arranged horizontally
    • B21B2013/025Quarto, four-high stands
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
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    • B21B13/00Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
    • B21B13/02Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with axes of rolls arranged horizontally
    • B21B2013/028Sixto, six-high stands

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は軸方向に移動可能な1対の作業ロールを有する
圧延機における板形状の非対称修正方法及び装置に係わ
り、特に、上下作業ロールに生ずる摩耗により板材に与
えられる板形状の非対称性を修正する方法及び装置に関
する。
〔従来の技術〕
従来、軸方向に移動可能なロールを有する圧延機におい
て、ロールに生ずる摩耗により板材に与えられる板形状
の形状不良を修正するものとして、例えば特開平1−1
78306号公報、特開平1−166804号公報、特
開昭58−163516号公報に記載の方法がある。
特開平1−1.78306号公報に記載の方法は、上下
中間ロールを軸方向に移動可能とした圧延機において、
その上下中間ロールの摩耗量を検出し、上下中間ロール
の摩耗量の差により生じる中間ロールの移動位置のずれ
を補正し、ロール摩耗により板材に与えられる板形状の
非対称性を修正するものであり、これにより正確なロー
ル移動位置が得られ、安定した形状制御が可能となり、
また生産性の向上や製品の歩留り向上が図れる。
特開平1−166804号公報に記載の方法は、片側端
部に円錐部を有する作業ロールを軸方向に移動可能とし
た圧延機において、作業ロールの摩耗に応じて変化する
円錐部のテーパ開始点に追従して作業ロールの移動位置
を補正し、常に作業ロールの円錐部に板材の両側縁部が
位置しつつ圧延するようにしたものであり、これにより
常に有効なりラウン値調整幅(有効テーパ量)を確保し
て圧延することを可能にし、エツジドロップ、ハイスポ
ットの発生を防止しかつクラウン値を低減しようとして
いる。
特開昭58−163516号公報に記載の方法は、上下
の作業ロールを軸方向に移動可能とした圧延機において
、作業ロールの移動量に対応して左右の圧下装置のレベ
リング設定量を修正し、左右圧下レベリング操作を自動
的に行うようにしたものであり、これにより作業ロール
の移動位置の変更を容易にかつ自由に行えるようにしよ
うとしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の技術は、いずれも上下作業ロ
ールの摩耗量の差と作業ロールの移動との組み合わせに
より生じる上下作業ロール間ギャップの圧延機中心に関
する非対称性については配慮がされておらず、上下作業
ロール摩耗量に差が生じた場合、作業ロールの移動量の
増大に応じて上下作業ロール間ギャップの非対称性が拡
大し、圧延が不安定となりかつ良好な板形状が得られな
いという問題があった。
本発明の目的は、上下作業ロールの摩耗量の差と作業ロ
ールの移動との組合せにより生じる作業ロール間ギャッ
プの非対称性を修正し、安定した圧延と良好な板形状の
確保を可能とする板形状の非対称修正方法及び装置を提
供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明によれば、軸方向に移
動可能な1対の作業ロールと、前記作業ロールにより圧
延される板材の板形状を制御する板形状制御手段とを有
する圧延機における板形状の非対称修正方法において、
前記1対の作業ロールの移動量と摩耗量とにより定まる
作業ロール間ギャップの圧延機中心に関する非対称成分
を算出し、この算出した非対称成分よりその非対称成分
を修正するのに必要な前記板形状制御手段の非対称設定
量を算出し、この算出した非対称設定量により板形状制
御手段を制御することを特徴とする板形状の非対称修正
方法が提供される。
好ましくは、前記作業ロール間ギャップの非対称成分の
算出は、圧延機の中心から板材幅方向にほぼ等距離離れ
た2つの点を評価位置として、その2つの評価位置での
非対称成分として算8することにより行う。
また好ましくは、前記作業ロール間ギャップの非対称成
分の算出は、圧延機の中心から板材幅方向にほぼ等距離
離れた2つの点を評価位置として、前記1対の作業ロー
ルの移動量と前記1対の作業ロールのそれぞれの摩耗量
とから前記2つの評価位置間でのギャップ差を算出する
ことにより行う。
そして、この2つの評価位置間でのギャップ差の算出は
、例えば、前記2つの評価位置のそれぞれにおける2つ
の作業ロールの摩耗量の和を求め、これら2つの作業ロ
ールの摩耗量の和について前記2つの評価位置の間で差
を算出することにより行う。
また、本発明によれば、軸方向に移動可能な1対の作業
ロールと、前記作業ロールにより圧延される板材の板形
状を制御する少なくとも2つの板形状制御手段とを有す
る圧延機における板形状の非対称修正方法において、前
記1対の作業ロールの移動量と摩耗量とにより定まる作
業ロール間ギャップの圧延機中心に関する少なくとも2
つの非対称成分を算出し、この算出した2つの非対称成
分よりこれら非対称成分を修正するのに必要な前記2つ
の板形状制御手段の非対称設定量をそれぞれ算出し、こ
の算出した非対称設定量により前記2つの板形状制御手
段をそれぞれ制御することを特徴とする板形状の非対称
修正方法が提供される。
好ましくは、前記作業ロール間ギャップの2つの非対称
成分の算出は、圧延機の中心から板材幅方向にほぼ等距
離離れた2つの点を1組の評価位置として、圧延機中心
からの距離が異なる2組の評価位置それぞれのでの2つ
の評価位置での非対称成分として算出することにより行
う。
また本発明によれば、軸方向に移動可能な1対の作業ロ
ールと、前記作業ロールにより圧延される板材の板形状
を制御する板形状制御手段とを有する圧延機における板
形状の非対称修正装置において、前記1対の作業ロール
の移動量と摩耗量とにより定まる作業ロール間ギャップ
の圧延機中心に関する非対称成分を算出する第1の手段
と、前記算出した非対称成分よりその非対称成分を修正
するのに必要な前記板形状制御手段の非対称設定量を算
8する第2の手段と、前記算8した非対称設定量により
板形状制御手段を制御する第3の手段とを有することを
特徴とする板形状の非対称修正装置が提供される。
さらに本発明によれば、軸方向に移動可能な1対の作業
ロールと、前記作業ロールにより圧延される板材の板形
状を制御する少なくとも2つの板形状制御手段とを有す
る圧延機における板形状の非対称修正装置において、前
記1対の作業ロールの移動量と摩耗量とにより定まる作
業ロール間ギャップの圧延機中心に関する少なくとも2
つの非対称成分を算出する第1の手段と、前記算出した
2つの非対称成分よりこれら非対称成分を修正するのに
必要な前記2つの板形状制御手段の非対称設定量をそれ
ぞれ算出する第2の手段と、前記算出した非対称設定量
により前記2つの板形状制御手段をそれぞれ制御する第
3の手段とを有することを特徴とする板形状の非対称修
正装置が提供される。
なお、本明細書中で「板形状」とは、板材の幅方向の断
面形状、即ち、板クラウンと、板材の圧延方向の板形状
の両方を含む概念で使用するものとする。
〔作用〕
作業ロールを軸方向に移動する圧延機では、第3図(a
)〜(C)に示すように、作業ロールの移動位置の履歴
に応じて摩耗プロフィルが形成される。この摩耗プロフ
ィルにより上下作業ロール間に生じるギャップを考える
と、摩耗量が上下の作業ロールで等しい場合は第4図(
a)に示すように、作業ロール間ギャップの非対称性は
発生しない。しかしながら、板材の上下面での温度むら
や潤滑むらにより、上下作業ロールの摩耗量に差が生じ
ることがあり、このような場合は、各作業ロールでの摩
耗量が左右対称であっても、上下作業ロールの移動位置
を変えると、第4図(b)に示すように、作業ロール間
ギャップは圧延機中心に対し左右非対称となる。この非
対称性は、作業ロールの移動量が大きくなるとそれに伴
って拡大する。
即ち、第5図において、上下作業ロールで異なる摩耗量
が生じており、それに対応した作業ロール間ギャップが
形成されている。図示の位置では上下作業ロールの移動
量は0であり、上下作業ロールの軸方向中心と圧延機中
心とは一致している。
作業ロール間ギャップの左右対称性を評価する位置とし
て板材の両板端から30mm内側に入った位置をとり、
第6図に示すように、図示右側を操作側、左側を駆動側
とし、操作側のギャップ距離Gpと駆動側のギャップ距
離Gmとの差Gp −Gmをギャップ差ΔGとすると、
図示の位置では操作側のギャップ距離Gpと駆動側のギ
ャップ距離Gmとは等しく、ギャップ差ΔGは0である
。ここで、上下作業ロールの軸方向中心と圧延機中心と
の距離を作業ロールの移動量Sとし、上側作業ロールが
圧延機中心に対して駆動側へ移動したときの移動量Sを
正、操作側へ移動したときの移動量Sを負とすると、移
動量Sに対するギャップ差ΔGの関係は第7図に示すよ
うになる。
第7図より、上下作業ロールで摩耗量が異なっても作業
ロールの移動量Sが小さいときはギャップ差ΔGは小さ
く、従って作業ロール間ギャップの非対称性は小さく、
移動量Sが大きくなるとギャップ差ΔGは大きくなり、
従って非対称性も顕著になる。即ち、作業ロール間ギャ
ップの非対称性は作業ロールの移動量Sに大きく依存す
る。
以上の検討結果より次の結論が得られる。上下作業ロー
ルに異なる摩耗量が発生した場合、そのロール摩耗によ
る形状不良を修正する方法としてまず考えることは、一
般的には上下作業ロール摩耗量を検出して、摩耗量の差
に相当する補正を行うことである。この場合、摩耗量の
値が同じであれば、常に同じ補正が加えられることにな
る。しかしながら、上述した如く、作業ロールに発生す
る非対称性は作業ロールの移動量Sの値に大きく依存す
るため、摩耗量相当の補正では非対称が残り、このため
板の形状も左右非対称となり、形状不良が修正できない
本発明は以上の知見に基づくものであって、1対の作業
ロールの移動量と摩耗量とにより定まる作業ロール間ギ
ャップの圧延機中心に関する非対称成分、例えば上述し
た第7図に示すギャップ差ΔGを算出し、この算出した
非対称成分より板形状制御手段の非対称設定量を算出し
、板形状制御手段を制御することにより、作業ロールの
移動量の増加に応じて作業ロール間ギャップの非対称性
が増大すれば、それに応じて算8された非対称成分も大
きくなるので、板形状制御手段の非対称設定量も大きく
なり、作業ロール間ギャップの非対称性が修正される。
これにより、上下作業ロールの摩耗量の差と作業ロール
の移動との組み合わせにより生じる作業ロール間ギャッ
プの非対称性が修正され、安定した圧延と良好な板形状
の確保が可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
まず、本実施例における作業ロール間ギャップの非対称
成分を算出方法及び板形状制御手段の非対称設定量の算
出方法を説明する。
作業ロールの摩耗量はギャップセンサやその他のセンサ
により直接計測することもできるが、作業ロール摩耗量
は圧延条件から計算できることが知られており、本実施
例では作業ロール摩耗量を計算で求めるものとする。こ
の場合、上下作業ロールの移動量と摩耗量とにより定ま
る作業ロール間ギャップ、即ち、圧延機中心から距離X
の点における上下作業ロールの摩耗量の和は以下の式で
与えられる。
+ CLΣ(P、 L</L )l二(L b、 、 
S、 、 S、 )の; ・・・(1) ここで、CLl、CLは前もって実験により求められた
定数、Plはi本口の平均圧延荷重、R1は上作業ロー
ルの半径、RLは下作業ロールの半径、L、はi本口の
圧延長さ、f、は摩耗プロフィル関数、Xは圧延機中心
を原点としたロール軸方向の距離、S、、Sゎはそれぞ
れi本口及びn木目の作業ロールの移動量、blはi本
口の板幅である。
そして、プロフィル関数f、は例えば次のように求めら
れる。
非対称性を評価する位置としてx=X、、x=X□の2
点を定めれば、非対称成分ΔGは次式より求まる。
ΔG=W (X、)−W (X。)    ・・・ (
4)圧延された板材の板形状の非対称量をCA%板形状
制御手段の非対称設定量をΔAとすると、非対称西部Δ
Gと板形状の非対称量CA及び板形状制御手段の非対称
設定量ΔAとの間には以下の関数関係がある。
CA=F (ΔA1.ΔA2.・・・ΔAl、ΔG)・
・・(5) 例えば、板形状の評価位置が(X、、X、)の1組の場
合は次式となる。
CA=α6・ΔA十α6・ΔG   ・・・(6)ここ
で、α8.α0はそれぞれΔA、ΔGのCAに対する影
響係数であり、前もって計算若しくは実験により求める
ことができる。(6)式でcAをゼロとおくことにより
、非対称設定量ΔAは次式により求めることができる。
ΔA=−(αG/αA)ΔG   ・・・(7)次に、
上記計算方法を用いた本発明の一実施例による板形状の
非対称修正装置を第1図及び第2図により説明する。
第1図において、本実施例の対象となる圧延機は軸方向
に移動可能な上下作業ロール1,2を有し、これら作業
ロール1,2間で板材3が圧延される。上下作業ロール
1,2の上下には上下補強ロール4,5が位置し、これ
ら補強ロール4.5を介して図示しない圧下装置により
圧延荷重P、。
Pdが付与される。上下作業ロール1,2の各端部には
、板材3の板形状を制御する板形状制御手段として、油
圧シリンダからなる上下操作側ロールベンダー6.7及
び上下駆動側ロールベンダー8.9が配置され、これら
ロールベンダー6〜9はそれぞれ上下操作側ベンディン
グ力設定装置10.11及び上下駆動側ベンディング力
設定装置12.13により制御される。
以上の圧延機構成に対して、本実施例の非対称修正装置
は、作業ロール1.2により圧延されている板材3の板
幅すを検出する板幅検出器20、板材3の圧延長さしを
検出する圧延長検出器21、左右の圧延荷重P、、P、
の和荷重Pを検出する荷重検a器22、上作業ロール1
の移動量Sを検出する位置検出器23と、上位計算機2
4と、検出器20〜23及び上位検出器24からの信号
を入力し、ベンディング力設定装置10〜13に対する
指令信号を演算する制御部25とからなっている。制御
部25は記憶装fi26、評価位置演算器27、摩耗量
演算器28、非対称摩耗量差演算器29及び非対称制御
量設定装置30を備えている。
次に、以上のように構成した本実施例の動作及び上位計
算機24と制御部25の各要素の機能を、第2図を合わ
せて参照しながら説明する。
作業ロール1.2により圧延されている板材3の板幅す
が板幅検出器20により検出され、圧延長さしが圧延長
検出器21により検出され、左右圧延荷重の和荷重Pが
荷重検出器22により検出され、上作業ロール1の移動
量Sが位置検出器23により検出される。これら検出値
P、L、b。
Sは現在の圧延本数iと共に1組のデータとして記憶装
置26に保持される。作業ロール1.2の摩耗は過去の
履歴の影響を受けるため、1本目の圧延から順次これら
データは記憶される。
なお、P、L、b、Sの値は圧延スケジュールにより前
もって設定される場合が普通であり、これらの値は直接
計測しなくても、上位計算機24からの予測信号として
得ることが可能であり、この場合はこれらを予測データ
(i、p、L、b。
S)として上位計算機24から与え、記憶装置[26に
保持される。
従って、n木目の圧延設定を行う場合、既に、1本目か
らn−1本目までのデータが記憶装置126に保持され
ていることになる。
次に、n木目の板幅すの値を上部計算機24から評価位
置演算器27に取り込み、評価位置を算出する。評価位
置として板材3の板端から一定距離eだけ入った点(第
5図参照)を求めることとすると、評価位置は次式によ
り与えられる。
X、= (W/2)−e       ・・・(8)X
、=−X、           ・・・(9)次に、
評価位置(X、、Xff1)の値とn木目の作業ロール
移動量Sの値Sn及び1〜n−1本までのデータ(P、
  L、  b、  S)をそれぞれ評価位置演算器2
7、上位計算機24および記憶装置26から摩耗量演算
器28へ取り込む。摩耗演算器26では前述した(1)
〜(3)式により、評価位置X、、X、における上下作
業ロール1,2の摩耗の和W (X、)、W (X= 
)を演算する。
次に、評価位置における摩耗量の和(X、)。
W(X。)を摩耗量演算器28から非対称摩耗差演算器
29へ取り込む。非対称摩耗差演算器29では前述した
(4)式により作業ロール間ギャップの非対称成分ΔG
を求める。
これら非対称成分ΔGを求める一連の動作を示したのが
第2図である。
第1図に戻り、次に、非対称成分ΔGの値を非対称制御
量設定装置30に送る。非対称制御量設定装置30では
次式により、板形状制御手段であるロールベンダー6〜
9がその非対称成分ΔGを修正するのに必要なベンディ
ング力の非対称設定量ΔFを求める。
ΔF=  (αa /aF)ΔG    −(10)こ
こでα6.α、は前述した(6)式のα6.α8と同様
、それぞれΔF、ΔGの非対称量cAに対する影響係数
であり、前もって計算若しくは実験により求めておく。
そして、非対称制御量設定装置30はΔF/2の信号を
駆動側ベンディング力設定装置12,1.3に出力し、
−ΔF/2の信号を操作側ベンディング力設定装置10
.11へ出力する。
駆動側ベンディング力設定装置1112.13は非対称
制御量設定装置30からのその信号を受け、駆動側ベン
ディング力をΔF/2だけ増加させるよう駆動側ロール
ベンダー8,9を制御し、操作側ベンディング設定装置
10.11は操作側ベンディング力をΔF/2だけ減少
させるよう操作側ロールベンダ−6,7を制御する。こ
こで、ベンディング力の非対称設定量は上述のΔFであ
るため、n本圧延時の非対称量CAは次式に示すように
、前述した(6)式の関係からゼロとなる。
CA=α、ΔF十α。ΔG =α、(−α6/αF)ΔG+α6ΔG−〇     
        ・・・(II)なお、上側ロールベン
ダー6.8と下側ロールベンダー7.9が各々独立に設
けられ、それぞれのベンディング力を設定できる本実施
例の場合、非対称設定量として上下のベンディング力を
ΔFとして用いてもよく、これによっても上述した説明
と全く同様に非対称性を修正することができる。
本発明の他の実施例を第8図により説明する。
本実施例は板形状制御手段として圧下装置を用いるもの
である。
第8図において、上側補強ロール4の両端部に圧延荷重
を付与し、左右の圧下量r d +  r wを調整す
る駆動側圧下装置40及び操作側圧下装置41が設けら
れ、これら圧下装置40.41は駆動側圧下設定装置4
2及び操作側圧下設定装置43により制御される。駆動
側及び操作側の圧下設定装置42.43には制御部25
Aの非対称制御量設定装置30Aで演算された指令信号
が入力される。
作業ロール1.2により圧延されている板材3の板幅す
が板幅検出器20により検出され、圧延長さしが圧延長
検出器21により検出され、左右圧延荷重の和荷重Pが
荷重検出器22により検出され、上作業ロール1の移動
量Sが位置検出器23により検出される。
制御部25Aでは第1図の実施例と同様に、第2図に示
す手順に従ってn木目の圧延の非対称成分ΔGを求め、
この非対称成分ΔGの値を非対称制御量設定装置30A
に送る。
非対称制御量設定装置30Aでは次式により板形状制御
手段である圧下装置40.41がその非対称成分ΔGを
修正するのに必要な圧下量の非対称設定量Δrを求める
Δr=−(α0/α、)ΔG   ・・・(12)ここ
でα6.α、はそれぞれΔr、ΔGの非対称量CAに対
する影響係数であり、前もって計算若しくは実験により
求めておく。そして、非対称制御量設定装置30AはΔ
r / 2の信号を駆動側圧下設定装置42へ出力し、
−Δr / 2の信号を操作側圧下設定装置43へ出力
する。
駆動側圧下設定装置42は非対称制御量設定装置30A
からのその信号を受け、駆動側圧下量r、をΔr / 
2だけ増加させるよう駆動側圧下装置40を制御し、操
作側圧下設定装置43は操作側圧下量r、をΔr / 
2だけ減少させるよう操作側圧下装置41を制御する。
ここで、圧下量の非対称設定量は上述のΔrであるため
、n本圧延時の非対称量CAは次式に示すように、前述
した(6)式の関係からゼロとなる。
CA=a、Δr 十(t cΔG =α、(−α6/α、)ΔG+α6ΔG=0     
        ・・・(13)本発明のさらに他の実
施例を第9図により説明する。本実施例は板形状制御手
段として中間ロールベンダーを用いたものである。
第9図において、本実施例は、上下作業ロール1.2と
上下補強ロール4,5との間に上下中間ロール45.4
6が位置する6段圧延機を対象としている。上下中間ロ
ール45.46の各端部には、板材3の板形状を制御す
る板形状制御手段として、油圧シリンダからなる上下操
作側ロールベンダー47.48及び上下駆動側ロールベ
ンダー49.50が配置され、これらロールベンダー4
7〜50はそれぞれ上下操作側ベンディング力設定装置
51.52及び上下駆動側ベンディング力設定装置15
3.54により制御される。これらベンディング力設定
装置51〜54には制御部25Bの非対称制御量設定装
置30Bで演算された指令信号が入力される。
作業ロール1,2により圧延されている板材3の板幅す
が板幅検出器20により検出され、圧延長さしが圧延長
検出器21により検出され、左右圧延荷重の和荷重Pが
荷重検出器22により検出され、上作業ロール1の移動
量Sが位置検出器23により検出される。
制御部25Bでは第1図の実施例と同様に、第2図に示
す手順に従ってn木目の圧延の非対称成分ΔGを求め、
この非対称成分ΔGの値を非対称制御量設定装置30B
に送る。
非対称設定量設定装ff130Bでは次式により板形状
制御手段である中間ロールベンダー47〜50がその非
対称成分ΔGを修正するのに必要なベンディング力の非
対称設定量ΔF1を求める。
ΔF、=−(α6/α□)ΔG   ・・・(14)こ
こでα6.α1.はそれぞれΔF1.ΔGの非対称量C
Aに対する影響係数であり、前もって計算若しくは実験
により求めておく。そして、非対称制御量設定装置30
BはΔF、/2の信号を駆動側ベンディング力設定装置
53.54へ出力し、−ΔF1/2の信号を操作側ベン
ディング力設定装置51.52へ出力する。
駆動側ベンディング力設定装置53.54は非対称制御
量設定装置30Bからのその信号を受け、駆動側ベンデ
ィング力をΔF、/2だけ増加させるよう駆動側ロール
ベンダー49.50を制御し、操作側ベンディング力設
定装置51.52は操作側ベンディング力をΔF+/2
だけ減少させるよう操作側ロールベンダー47.48を
制御する。
ここで、ベンディング力の非対称設定量は上述のΔF、
であるため、n本圧延時の非対称量CAは次式に示すよ
うに、前述した(6)式の関係からゼロとなる。
CA=αFlΔF+ +α、ΔG =αF+(−α。/α、1)ΔG+α6ΔG−〇   
           ・・・(15)なお、本実施例
においても、第1図の実施例と同様に、上側ロールベン
ダー47.49と下側ロールベンダー48.50が各々
独立に設けられ、それぞれのベンディング力を設定でき
る構成となっているので、非対称設定量として上下のベ
ンディング力をΔF1として用いてもよく、これによっ
ても上述した説明と全く同様に非対称性を修正すること
ができる。
本発明のさらに他の実施例を第10図により説明する。
本実施例は板形状制御手段として中間ロールの軸方向位
置を制御する手段を用いたものである。
第10図において、本実施例も、上下作業ロール1.2
と上下補強ロール4,5との間に上下中間ロール45.
46が位置する6段圧延機を対象としている。上下中間
ロール45.46の操作側の端部には、板材3の板形状
を制御する板形状制御手段として、上下中間ロール45
.46の軸方向位置を制御する油圧シリンダからなる位
置制御装置60.61が配置され、これら位置制御装置
60.61はそれぞれ上中間ロール位置設定装置62及
び上中間ロール位置設定装置63により制御される。こ
れら中間ロール位置設定装置62゜63には制御部25
Cの非対称制御量設定装置30Cで演算された指令信号
が入力される。
作業ロール1,2により圧延されている板材3の板幅す
が板幅検出器20により検出され、圧延長さLが圧延長
検出器21により検出され、左右圧延荷重の和荷重Pが
荷重検出器22により検8され、上作業ロール1の移動
量Sが位置検出器23により検出される。
制御部25Cでは第1図の実施例と同様に、第2図に示
す手順に従ってn本口の圧延の非対称成分ΔGを求め、
この非対称成分ΔGの値を非対称制御量設定装置30C
に送る。
非対称制御量設定装置30Cでは次式により板形状制御
手段である位置制御手段60.61がその非対称成分Δ
Gを修正するのに必要な上下中間ロール移動位置の非対
称設定量Δδ、を求める。
Δδ、=−(α6/α5.)ΔG   ・・・(16)
ここでα。、α61はそれぞれΔδ1.ΔGの非対称量
CAに対する影響係数であり、前もって計算若しくは実
験により求めておく。そして、非対称制御量設定装置3
0CはΔδ1/2の信号を上中間ロール位置設定装置6
2へ出力し、−Δδ、/2の信号を下中間ロール位置設
定装置63へ出力する。
上中間ロール位置設定装置62は非対称制御量設定装置
30Cからのその信号を受け、上中間ロール位置をΔδ
、/2だけ増加させるよう位置制御装置60を制御し、
下中間ロール位置設定装置63は下中間ロール位置をΔ
δ、/2だけ減少させるよう位置制御装置61を制御す
る。ここで、中間ロール移動位置の非対称設定量は上述
のΔδであるため、n本圧延時の非対称量CAは次式に
示すように、前述した(6)式の関係からゼロとなる。
CA=α5.Δδ1+α0ΔG =αl++(−α。/α61)ΔG+α6 ΔG=0 
                  ・・・(17)
本発明のさらに他の実施例を第11図及び第12図によ
り説明する。本実施例は板形状制御手段として上下作業
ロールの冷却手段を用いたものである。
第11図において、上下作業ロール1.2に対面して、
板材3の板形状を制御する板形状制御手段として、上下
作業ロール1.2の操作側半分にクーラントを噴射して
冷却する上下操作側ノズル装置70.71及び上下作業
ロール1,2の駆動側半分にクーラントを噴射して冷却
する上下駆動側ノズル装置72.73が配置され、これ
らノズル装置70〜73から放出されるクーラント流量
パターンはそれぞれ上下操作側クーラント流量調節装置
74.75及び上下駆動側クーラント流量調節装置76
.77により制御される。これらクーラント流量調節装
置76.77には制御部25Dの非対称制御量設定装置
30Dで演算された指令信号が入力される。
作業ロール1,2により圧延されている板材3の板幅す
が板幅検出器20により検出され、圧延長さしが圧延長
検出器21により検出され、左右圧延荷重の和荷重Pが
荷重検出器22により検出され、上作業ロール1の移動
量Sが位置検出器23により検出される。
制御部25Dでは第1図の実施例と同様に、第2図に示
す手順に従ってn木目の圧延の非対称成分ΔGを求め、
この非対称成分ΔGの値を非対称制御量設定装置30D
に送る。
非対称制御量設定装置30Dては次式により板形状制御
手段であるノズル装置70〜73がその非対称成分ΔG
を修正するのに必要なり−ラント流量パターンの非対称
設定量Δqを求める。
Δq=−(α。/α、)ΔG   ・・・(18)ここ
でα6.α、はそれぞれΔq、ΔGの非対称量CAに対
する影響係数であり、前もって計算若しくは実験により
求めておく。そして、非対称制御量設定装置30DはΔ
q / 2の信号を駆動側クーラント流量調節装置76
.77へ出力し、−ΔF1/2の信号を操作側クーラン
ト流量調節装置74.75へ出力する。
駆動側クーラント流量調節装置f76.77は非対称制
御量設定装置30Dからのその信号を受け、駆動側クー
ラント流量をΔq/2だけ増加させるよう駆動側ノズル
装置72.73を制御し、操作側クーラント流量調節装
置74.75は操作側クーラント流量をΔq / 2だ
け減少させるよう操作側ノズル装置70.71を制御す
る。このときクーラント流量パターンは、第12図に示
すように駆動側及び操作側それぞれの外側半分のクーラ
ント流量が増減するパターンとすることが好ましく、こ
れにより作業ロール1,2の駆動側の部分が操作側の部
分より余分に冷却され、非対称性が修正されることにな
る。
なお、本実施例においても、第1図の実施例と同様に、
上側ノズル装置70.72と下側ノズル装置71.73
が各々独立に設けられ、それぞれのクーラント流量を制
御できる構成となっているので、非対称設定量として上
下のクーラント流量の差Δqを用いてもよく、これによ
っても上述した説明と全く同様に非対称性を修正するこ
とができる。
次に、本発明の非対称修正方法の他の実施例を説明する
以上の実施例は板形状の制御手段を1つだけ用いた場合
のものであり、またその板形状制御手段として異なる種
類の板形状制御手段を用いた場合について説明したが、
複数の板形状制御手段を併用した場合にも本発明を適用
できる。以下、この点に関する実施例として、2つの板
形状制御手段を用いた場合につき説明する。
2つの板形状制御手段を併用する場合、作業ロール間ギ
ャップの非対称性の評価位置として(X12.X□+)
、  (X−2,xヵ2)の2組を用いるのが好ましく
、この場合これら2組の評価位置は2つの手段の板形状
制御機能に適した位置が選択される。そして、これら2
組の評価位置から前述した(1)〜(3)式より次の2
つの非対称成分が得られる。
これに対し、非対称量OAと非対称設定量ΔA1.ΔA
2の関係は次式で表される。
cA’ =o、  c、’ =oとおくと、次式が得ら
れる。
(20)式はΔA1.ΔA2に関する線型連立方程式で
、Cズ =0.Cλ=0となるΔAir  ΔA2の非
対称操作量は容易に求まる。
n個の板形状制御手段を併用する場合もn組の評価位置
を用いれば、n個の非対称成分、即ち、ギャップ差とn
原連立方程式が得られ、全く同様にしてn個の非対称設
定量が求まる。また、さらに作業ロールのクーラントの
冷却部をn分割し、n組の評価位置と対応させた場合も
、全く同様のことが言える。
以上の実施例では、(1)〜(3)式により作業ロール
の移動量と摩耗量とにより定まる作業ロール間ギャップ
(上下作業ロールの摩耗量の和)を演算し、(4)式に
より非対称成分(ギャップ差)ΔGを求めたが、別の方
法により作業ロール間ギャップを算出し、非対称成分を
求めることも可能である。以下、この点に関する実施例
を説明する。
例えば、第13図に示すように、上下作業ロールをm分
割し、−分割領域における摩耗量と記憶装置内のメモリ
とを対応させる。即ち、上下作業ロールをm分割し、上
作業ロールのそれぞれの分割要素に1〜mの番号を付け
、下作業ロールの分割要素にはm+1〜2mの番号を付
け、1〜2m番のメモリと対応させる。メモリに格納さ
れる値は分割要素の摩耗量であり、これは(1)式と類
似の次式により求まる。
ΔWu=CoCP−L)/Ru   −(23)ΔWL
=C,,(P−L)/RL  ・・・(24)ここで、
ΔWUは一圧延毎の上作業ロールの摩耗量、ΔWLは一
圧延毎の下作業ロールの摩耗量である。
板材と接触したときのみ作業ロールは摩耗するが、接触
の判定は次式にて行える。上下作業ロールの埋込み座標
をZU、ZLとし、それぞれのバレル中心を零とする。
i番目の要素の間の中心の座標を用い、それぞれ2:J
、  2.:  とする。このとき接触判定条件は次式
より求まる。
S−(b/2)≦ZJ ≦(b/2)+S・・・接触 −3−(b/2)≦zj  ≦(b/2)−S・・・接
触 その他             ・・・非接触この(
25)式を用いて一圧延毎の摩耗量ΔWU、ΔW、が求
まり、記憶装置のメモリ上に摩耗量が保持され、これを
圧延毎に積算することにより、任意本数iにおける摩耗
プロフィルがメモリ上に形成される。
次に、前述した(8)及び(9)式により2つの評価位
置X、、X、を求め、この評価位置X、、X1を用いて
次のように評価位置でのギャップ差W(X、’)、W 
(X、)を求める。まず、評価位置X、、X、を次式に
よりロール埋込み座標に変換する。
(26)式より求めたZ、u、Z、u、Z、L、Z−t
と最も近いzLI 、  zじl 、  z+Ll 、
  za2の番号を求め、il。
jl、i2.j2とすると、11と12番のメモリに保
持された摩耗量の和がW (X、)となり、jlと12
番のメモリに保持された摩耗量の和がS(X、)となる
。これにより(4)式を用いて非対称成分ΔGが求まる
以上の一連の手順を第2図と同様なフローで示せば、第
14図のようである。第14図と第2図の差は摩耗量の
計算手法が異なるだけであり、作業ロールの移動量と上
下摩耗量の差から非対称成分を求めるという点では同じ
であり、発明の本質は同じである。また、本実施例の方
法を用い、第2図の方法と同様に第1図、第8図〜第1
1図に示す実施例に対応するものを構成することができ
る。
以上説明したように、本発明の本質は板形状制御手段の
数や作業ロール間ギャップの算出方法の違いに影響され
るものでない。また、作業ロールの摩耗は計算によらず
ギャップセンサ、その他のセンサにより直接計測して求
めてもよい。さらに、作業ロール間ギャップの算出に際
しては、摩耗以外のロールカーブ、例えばサーマルクラ
ウンによる影響も考慮してもよく、これにより一層精度
の高い非対称修正ができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、上下作業ロールの摩耗量の差と移動量
との組み合わせにより生じる作業ロール間ギャップの非
対称性を修正でき、このため安定した圧延と良好な板形
状の確保が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による板形状の非対称修正装
置の概略図であり、第2図は制御部の動作内容をフロー
で示す図であり、第3図(a)〜(C)はそれぞれ作業
ロールに発生する摩耗の形状を示す図であり、第4図(
a)及び(b)はそれぞれ上下作業ロールの摩耗の差と
作業ロールの移動との組み合わせにより生じるギャップ
の形状を示す図であり、第5図は作業ロール間ギャップ
の非対称性の評価方法を説明する図であり、第6図は作
業ロール間ギャップの非対称性に係わる作業ロールの移
動量を説明する図であり、第7図は作業ロール間ギャッ
プにおける作業ロールの移動量と左右のギャップ差との
関係を示す図であり、第8図〜第11図はそれぞれ本発
明の他の実施例による板形状の非対称修正装置の概略図
であり、第12図は第11図に示す実施例における非対
称修正のためのクーラント流量パターンを示す図であり
、第13図は作業ロールの摩耗量を算出する他の方法を
説明する図であり、第14図はその摩耗量の算出方法を
用いた非対称修正方法の全体をフローで示す図である。 符号の説明 1.2・・・上下作業ロール 3・・・板材 6〜9・・・作業ロールベンダー 10〜13・・・ベンディング力設定装置(第3の手段
) 26・・・記憶装置(第1の手段) 27・・・評価位置演算器(第1の手段)28・・・摩
耗量演算器(第1の手段)29・・・非対称摩耗差演算
器(第1の手段)30・・・非対称制御量設定装置(第
2の手段)40.41・・・圧下装置 47〜50・・・中間ロールベンダー 60.61・・・中間ロール位置制御装置70〜73・
・・ノズル装置 第2図 出願人  株式会社 日立製作所 代理人  弁理士 春 日  譲 第 図 口==丁=!]−3 ] 第 図 (a) (上・下ロール摩擦が等しい場合) 上 下ロール間のギャップ (上 (b) 下ロールク擦が異なる場合) 上・下ロール間のギャップ 第 図 第 図 第7図 m+1 第13図 −Z t。 m 第14図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)軸方向に移動可能な1対の作業ロールと、前記作
    業ロールにより圧延される板材の板形状を制御する板形
    状制御手段とを有する圧延機における板形状の非対称修
    正方法において、 前記1対の作業ロールの移動量と摩耗量とにより定まる
    作業ロール間ギャップの圧延機中心に関する非対称成分
    を算出し、この算出した非対称成分よりその非対称成分
    を修正するのに必要な前記板形状制御手段の非対称設定
    量を算出し、この算出した非対称設定量により板形状制
    御手段を制御することを特徴とする板形状の非対称修正
    方法。 (2)請求項1記載の板形状の非対称修正方法において
    、前記作業ロール間ギャップの非対称成分の算出は、圧
    延機の中心から板材幅方向にほぼ等距離離れた2つの点
    を評価位置として、その2つの評価位置での非対称成分
    として算出することを特徴とする板形状の非対称修正方
    法。 (3)請求項1記載の板形状の非対称修正方法において
    、前記作業ロール間ギャップの非対称成分の算出は、圧
    延機の中心から板材幅方向にほぼ等距離離れた2つの点
    を評価位置として、前記1対の作業ロールの移動量と前
    記1対の作業ロールのそれぞれの摩耗量とから前記2つ
    の評価位置間でのギャップ差を算出することを特徴とす
    る板形状の非対称修正方法。 (4)請求項3記載の板形状の非対称修正方法において
    、前記2つの評価位置間でのギャップ差の算出は、前記
    2つの評価位置のそれぞれにおける2つの作業ロールの
    摩耗量の和を求め、これら2つの作業ロールの摩耗量の
    和について前記2つの評価位置の間で差を算出すること
    を特徴とする板形状の非対称修正方法。 (5)請求項1記載の板形状の非対称修正方法において
    、前記板形状制御手段は前記1対の作業ロールにベンデ
    ィング力を付与するベンダー手段であり、前記非対称設
    定量はこのベンディング力を変更する値として算出する
    ことを特徴とする板形状の非対称修正方法。(6)請求
    項1記載の板形状の非対称修正方法において、前記板形
    状制御手段は前記1対の作業ロールの圧下量を調整する
    圧下装置であり、前記非対称設定量はこの圧下量を変更
    する値として算出することを特徴とする板形状の非対称
    修正方法。 (7)請求項1記載の板形状の非対称修正方法において
    、前記板形状制御手段は前記1対の作業ロールに接する
    ロールにベンディング力を付与するベンダー手段であり
    、前記非対称設定量はこのベンディング力を変更する値
    として算出することを特徴とする板形状の非対称修正方
    法。 (8)請求項1記載の板形状の非対称修正方法において
    、前記板形状制御手段は前記1対の作業ロールに接する
    ロールの軸方向位置を制御する位置制御手段であり、前
    記非対称設定量はこの軸方向位置を変更する値として算
    出することを特徴とする板形状の非対称修正方法。 (9)請求項1記載の板形状の非対称修正方法において
    、前記板形状制御手段は前記1対の作業ロールにクーラ
    ントを散布するロール冷却手段であり、前記非対称設定
    量は1対の作業ロールの軸方向のクーラント流量パター
    ンを変更する値として算出することを特徴とする板形状
    の非対称修正方法。 (10)軸方向に移動可能な1対の作業ロールと、前記
    作業ロールにより圧延される板材の板形状を制御する少
    なくとも2つの板形状制御手段とを有する圧延機におけ
    る板形状の非対称修正方法において、 前記1対の作業ロールの移動量と摩耗量とにより定まる
    作業ロール間ギャップの圧延機中心に関する少なくとも
    2つの非対称成分を算出し、この算出した2つの非対称
    成分よりこれら非対称成分を修正するのに必要な前記2
    つの板形状制御手段の非対称設定量をそれぞれ算出し、
    この算出した非対称設定量により前記2つの板形状制御
    手段をそれぞれ制御することを特徴とする板形状の非対
    称修正方法。 (11)請求項1記載の板形状の非対称修正方法におい
    て、前記作業ロール間ギャップの2つの非対称成分の算
    出は、圧延機の中心から板材幅方向にほぼ等距離離れた
    2つの点を1組の評価位置として、圧延機中心からの距
    離が異なる2組の評価位置それぞれのでの2つの評価位
    置での非対称成分として算出することを特徴とする板形
    状の非対称修正方法。(12)軸方向に移動可能な1対
    の作業ロールと、前記作業ロールにより圧延される板材
    の板形状を制御する板形状制御手段とを有する圧延機に
    おける板形状の非対称修正装置において、 前記1対の作業ロールの移動量と摩耗量とにより定まる
    作業ロール間ギャップの圧延機中心に関する非対称成分
    を算出する第1の手段と、 前記算出した非対称成分よりその非対称成分を修正する
    のに必要な前記板形状制御手段の非対称設定量を算出す
    る第2の手段と、 前記算出した非対称設定量により板形状制御手段を制御
    する第3の手段と を有することを特徴とする板形状の非対称修正装置。 (13)請求項12記載の板形状の非対称修正装置にお
    いて、前記板形状制御手段は前記1対の作業ロールにベ
    ンディング力を付与するベンダー手段であり、前記第2
    の手段は、前記非対称設定量を前記ベンディング力を変
    更する値として算出することを特徴とする板形状の非対
    称修正方法。 (14)請求項12記載の板形状の非対称修正装置にお
    いて、前記板形状制御手段は前記1対の作業ロールの圧
    下量を調整する圧下装置であり、前記第2の手段は、前
    記非対称設定量を前記圧下量を変更する値として算出す
    ることを特徴とする板形状の非対称修正方法。 (15)請求項12記載の板形状の非対称修正装置にお
    いて、前記板形状制御手段は前記1対の作業ロールに接
    するロールにベンディング力を付与するベンダー手段で
    あり、前記第2の手段は、前記非対称設定量を前記ベン
    ディング力を変更する値として算出することを特徴とす
    る板形状の非対称修正方法。 (16)請求項12記載の板形状の非対称修正装置にお
    いて、前記板形状制御手段は前記1対の作業ロールに接
    するロールの軸方向位置を制御する位置制御手段であり
    、前記第2の手段は、前記非対称設定量を前記軸方向位
    置を変更する値として算出することを特徴とする板形状
    の非対称修正方法。 (17)請求項12記載の板形状の非対称修正装置にお
    いて、前記板形状制御手段は前記1対の作業ロールにク
    ーラントを散布するロール冷却手段であり、前記第2の
    手段は、前記非対称設定量を1対の作業ロールの軸方向
    のクーラント流量パターンを変更する値として算出する
    ことを特徴とする板形状の非対称修正方法。 (18)軸方向に移動可能な1対の作業ロールと、前記
    作業ロールにより圧延される板材の板形状を制御する少
    なくとも2つの板形状制御手段とを有する圧延機におけ
    る板形状の非対称修正装置において、 前記1対の作業ロールの移動量と摩耗量とにより定まる
    作業ロール間ギャップの圧延機中心に関する少なくとも
    2つの非対称成分を算出する第1の手段と、 前記算出した2つの非対称成分よりこれら非対称成分を
    修正するのに必要な前記2つの板形状制御手段の非対称
    設定量をそれぞれ算出する第2の手段と、 前記算出した非対称設定量により前記2つの板形状制御
    手段をそれぞれ制御する第3の手段とを有することを特
    徴とする板形状の非対称修正装置。
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