JP2007007113A - 便座 - Google Patents
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Abstract
【課題】 PBT樹脂製便座本体と、低表面エネルギー層を設けた樹脂フィルムを一体成形した底板とを熱溶着可能にして、便座本体の耐傷性を高めると共に底板に付着した汚れを長期間放置しておいても簡単に汚れを拭き取ることが可能な便座を提供することにある。
【解決手段】 座面を有する便座本体8に底板7を熱溶着させて構成した便座4であって、便座本体8をPBT樹脂またはPBT樹脂とPET樹脂との混合樹脂による樹脂成形品とし、底板7を、PBT樹脂とPET樹脂とを混合した混合樹脂の表面に、表面に低表面エネルギー層を備えたPET樹脂製フィルム6を設けた樹脂成形品として、底板7の混合樹脂と便座本体8とを熱溶着した。
【選択図】 図3
【解決手段】 座面を有する便座本体8に底板7を熱溶着させて構成した便座4であって、便座本体8をPBT樹脂またはPBT樹脂とPET樹脂との混合樹脂による樹脂成形品とし、底板7を、PBT樹脂とPET樹脂とを混合した混合樹脂の表面に、表面に低表面エネルギー層を備えたPET樹脂製フィルム6を設けた樹脂成形品として、底板7の混合樹脂と便座本体8とを熱溶着した。
【選択図】 図3
Description
本発明は、合成樹脂製便座、特に用便後温水で人体を洗浄するノズルや乾燥装置などを備えた衛生洗浄装置用の便座に関する。
腰掛け式便器には、便器上面に衛生洗浄装置が備えられている。この衛生洗浄装置用の便座は、通常、ポリプロピレン(PP)樹脂やアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂などの熱可塑性合成樹脂製であって、人が着座する便座本体と、便器のリム面に対向する底板とをバイブレーション溶着、超音波溶着等の方法で両者の接触部分に熱を発生させ、接触部分の樹脂同志を熱溶着して形成している。
衛生洗浄装置用の便座は通常、内部にヒータを備えた暖房便座であって、用便後洗浄ノズルで人体を洗浄する関係上、その飛散水が便座本体表面や底板に付着して乾燥し、汚れが付いてしまうことがある。
便座本体表面は汚れが目立つので、使用者が付着した汚れを除去しようとして固めのトイレットペーパや乾いた布などで便座本体表面を拭くと、便座本体がPP樹脂やABS樹脂製である場合、見栄えを良くし且つ汚れを拭き取り易くするために折角鏡面仕上げした便座本体表面に細かな傷がついてしまう。そして、一旦傷が付いてしまうと、この傷内に汚れが浸入した場合、汚れを拭き取るのが困難になる。
又、底板は、飛散水以外に便器ボール面で反射された尿が付着するが、底板の底面は通常の使用状態では見えにくく、汚れが付着していることに気が付かないことが多いので、飛散水や尿に起因する汚れを長期間拭き取らなければ、これらの汚れがこびり付き、拭き取るのが困難になる。
そこで、前者の不都合を無くすため、便座の材質をポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂にして表面硬度を高くして耐傷性を向上させたものが知られている(例えば特許文献1参照。)。また、後者の不都合を無くし清掃性を良くするために、底板にシリコーン層などの低表面エネルギー層を設けた防汚性のPP樹脂フィルムを底板に一体成形したものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−063531号公報
特開2001−128891号公報
両者の利点を活かすために、便座本体をPBT樹脂製とし、底板を、その露出する外表面にシリコーン層を設けた防汚性PP樹脂フィルムを一体成形したPP樹脂製として両者を熱溶着することが考えられるが、PBT樹脂とPP樹脂とはその成分が異なるので便座本体と底板とが溶着できず、便座を製造することができない。そこで、底板と便座本体とを熱溶着可能にするために、底板をPBT樹脂製として、シリコーン層を設けた防汚性PP樹脂フィルムとを一体成形することも考えられるが、PBT樹脂とPP樹脂とはその成分が異なるのでこれも底板と防汚性の樹脂フィルムとを一体的に成形できず、製造することができない。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、PBT樹脂製便座本体と、低表面エネルギー層を設けた樹脂フィルムを一体成形した底板とを熱溶着可能にして、便座本体の耐傷性を高めると共に底板に付着した汚れを放置しておいても簡単に汚れを拭き取ることが可能な便座を提供することにある。
上記課題を解決するために、第一の発明の便座は、座面を有する便座本体に底板を熱溶着させて構成した便座であって、前記便座本体をPBT樹脂またはPBT樹脂とPET樹脂との混合樹脂による樹脂成形品とし、前記底板を、PBT樹脂とPET樹脂とを混合した混合樹脂の表面に、表面に低表面エネルギー層を備えたPET樹脂製フィルムを設けた樹脂成形品として、前記底板の混合樹脂と便座本体とを熱溶着したことを特徴としている。
このように構成することで、便座本体と底板とは少なくともPBT樹脂成分同志が熱溶着し、底板と低表面エネルギー層を設けた樹脂フィルムとはPET樹脂成分同志が溶着するので、便座本体表面はPBT樹脂を主成分とする便座本体が露出し、底板表面は低表面エネルギー層が露出する。
また、第二の発明の便座は、座面を有する便座本体に底板を熱溶着させて構成した便座であって、前記便座本体をPBT樹脂とPET樹脂との混合樹脂による樹脂成形品とし、前記底板を、PBT樹脂とPET樹脂とを混合した混合樹脂の表面に、表面に低表面エネルギー層を備えたPET樹脂製フィルムを設けた樹脂成形品として、前記便座本体の混合樹脂に対するPBT樹脂の比率を前記底板より高くし、前記底板の混合樹脂と便座本体とを熱溶着したことを特徴としている。
このようにすることで、このように構成することで、便座本体と底板とはPBT樹脂成分同志が熱溶着し、底板と低表面エネルギー層を設けた樹脂フィルムとはPET樹脂成分同志が溶着するので、便座本体表面はPBT樹脂を含んだ便座本体が露出し、底板表面は低表面エネルギー層が露出する。よって、便座本体はより耐傷性に優れ、底板は低表面エネルギー層を設けたPET樹脂製樹脂フィルムとの接着性がより優れたものにすることができる。
このようにすることで、このように構成することで、便座本体と底板とはPBT樹脂成分同志が熱溶着し、底板と低表面エネルギー層を設けた樹脂フィルムとはPET樹脂成分同志が溶着するので、便座本体表面はPBT樹脂を含んだ便座本体が露出し、底板表面は低表面エネルギー層が露出する。よって、便座本体はより耐傷性に優れ、底板は低表面エネルギー層を設けたPET樹脂製樹脂フィルムとの接着性がより優れたものにすることができる。
従って、第一の発明、第二の発明の便座は、便座本体表面が耐傷性に優れ、底板表面は汚れに気付かずに長期間汚れが付着したとしても簡単に汚れを拭き取ることが可能な便座を製造できる。
本発明によれば、便座本体の耐傷性を高めると共に底板に付着した汚れを放置しておいても簡単に汚れを拭き取ることが可能な便座を提供することが可能になる。
以下、図面に基き本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の便座を装備した衛生洗浄装置の外観斜視図、図2は同便座の裏面図、図3は図2におけるA部の拡大断面図、図4は同A部の溶着加工前の拡大断面図、図5は図2におけるB−B断面図、図6は本発明で使用する樹脂フィルムの拡大断面図、図7は同樹脂フィルムを便座底板形状に真空成形する模式図、図8は図7で形成した樹脂フィルムをトリミング加工する模式図、図9はトリミング加工した樹脂フィルムと底板とを一体成形する模式図、図10は加工工程を示すフロー図である。
図1は本発明の便座を装備した衛生洗浄装置の外観斜視図、図2は同便座の裏面図、図3は図2におけるA部の拡大断面図、図4は同A部の溶着加工前の拡大断面図、図5は図2におけるB−B断面図、図6は本発明で使用する樹脂フィルムの拡大断面図、図7は同樹脂フィルムを便座底板形状に真空成形する模式図、図8は図7で形成した樹脂フィルムをトリミング加工する模式図、図9はトリミング加工した樹脂フィルムと底板とを一体成形する模式図、図10は加工工程を示すフロー図である。
図1において、便器1上面に設置され、内部に洗浄ノズルや乾燥装置(図示せず)を内蔵した衛生洗浄装置2の本体3に、便座4や便蓋5が回動自在に装着され、便座4が便器1のリム面31に載置されている。
便座4は本発明では内部にヒータ(図示せず)を備えた暖房便座であり、図2〜4に示すように、防汚性の樹脂フィルム6で被覆されてPBT樹脂とPET樹脂とを混合した樹脂製の底板7と、PBT樹脂製又はPBT樹脂とPET樹脂とを混合した樹脂製の便座本体8とで構成されている。そして、底板7と便座本体8との境界部9が底板7の底面10より上方の側周面11に位置するように底板7と便座本体8の端部とを合わせて、底板7の側周面11の内側に設けた突起12と便座本体8の段部13とをバイブレーション溶着などの方法で熱溶着して、一体化している。
防汚性の樹脂フィルム6は図6に示すように、透明性が有り、PET樹脂を主成分とした厚さ約200μmの基材層14と、その上面にドライラミネート剤などの接着層15を介して積層された約10μm厚さのシリコーン層(表面エネルギーが25N/m以下の低表面エネルギー層)16を備えている。
基材層14は、PET樹脂に必要に応じて極少量の可塑剤、内部離型剤、加水分解防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、難燃剤、無機顔料、有機顔料、無機抗菌剤、有機抗菌剤等を適宜配合している。尚、PET樹脂として、環境に配慮して廃ペットボトルを洗浄後細分化したフレークを押出機により溶融後ペレット化した無着色のペットボトル再生材等を用いても良い。
低表面エネルギー層は、本実施例では水との接触角が100度以上の撥水性、オレイン酸との接触角が50度以上の撥油性を備えたシリコーン層16であって、このシリコーン層16は白金触媒を用いた熱硬化型シリコーン、紫外線励起型カチオン発生剤を触媒とした紫外線硬化型シリコーンなどをそのまま用いるか溶剤に希釈し、接着層15の表面に塗布、硬化させて形成している。撥水性を備えていると小便などの水を主成分とした汚水をはじき汚れが付着しにくく、撥油性を備えていると、人体を洗浄した汚水が人体によって反射され、この汚水には便に含まれる油成分を含有しているが、この油成分もはじいて汚れが付着しにくい。尚、低表面エネルギー層として、PTFE、PFEPなどのフッ素系樹脂を用いても良い。
基材層14の厚さは50μm〜500μm、好ましくは100μm〜200μmで、500μm以上だと、樹脂フィルム6の「こし」が強すぎて、後述するPET樹脂フイルム6を底板7の底面形状にうまく真空成形できず、又、50μm以下だと樹脂フィルム6の「こし」が弱く、後述する底板7との一体成形時に樹脂フィルム6に「しわ」が発生してしまう。
そして、図7に示すように、底板7の底面形状に倣ったキャビティーを設けた真空成形金型18に、キャビティー表面側にシリコーン層16が位置するように平板状の樹脂フィルム6を対向して配置し、空気を吸引して真空成形する。尚、真空成形法以外に、真空・プレス成形法や真空・圧空成形法などで底板7の略露出面形状に形成しても良い。
次いで成形した樹脂フィルム6を、トムソン刃19を用いて樹脂フィルム6周縁部20の余分な立ち上がり部分をカット(トリミング加工)する。このような加工工程で樹脂フイルム6を底板7の露出面形状に形成している。
その後、このように底板7の露出面形状に形成した樹脂フィルム6を射出成形金型21のキャビティー22内にそのシリコーン層16がキャビティー22表面側に位置するようにセットして、溶融したPBT樹脂とPET樹脂との混合樹脂23を射出成形する。
底板7を成形するPBT樹脂とPET樹脂との混合樹脂23は、この実施例ではPBT樹脂100重量部に対し、PET樹脂30重量部を混合しており、更に必要に応じて、可塑剤、内部離型剤、加水分解防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、難燃剤、無機顔料、有機顔料、無機抗菌剤、有機抗菌剤等を適宜配合している。
このように、底板7と樹脂フィルム6を一体成形すると、底板7に含まれるPET樹脂と樹脂フィルム6の基材層14のPET樹脂成分が溶融し、底板7と樹脂フィルム6とは固く固着する。
便座本体8は、予めPBT樹脂又はPBT樹脂とPET樹脂との混合樹脂で成形され、内面に暖房用のヒーターなどを装着している。この実施例ではPBT樹脂100重量部に対し、PET樹脂5重量部を混合しており、更に必要に応じて、可塑剤、内部離型剤、加水分解防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、難燃剤、無機顔料、有機顔料、無機抗菌剤、有機抗菌剤等を適宜少量配合している。
そして、予め樹脂フィルム6が一体成形された底板7と、予め成形された便座本体8とをバイブレーション溶着、超音波溶着などの方法で両者を熱溶着して固着、一体化して便座4を形成する。この際、底板7と便座本体8とは、主に底板7と便座本体8に含まれるPBT樹脂同志が、便座本体8にPET樹脂を含む場合にはPET樹脂までもが溶融し、両者は固く固着する。加工工程を図10に示す。
尚、便座本体8成形用の樹脂において、便座本体8の表面硬度を高くして耐傷性を向上させるためにPBT樹脂に混合するPET樹脂の量は少なくし、底板7を成形するPBT樹脂とPET樹脂との混合樹脂23は、防汚樹脂フィルム6底板7との一体成形時の密着性を高めるためにPBT樹脂に混合するPET樹脂の量は比較的多めにするのが好ましい。
例えば、便座本体8成形用の樹脂は、PBT樹脂100重量部に対し、PET樹脂0〜50重量部、好ましくは0〜20重量部であり、底板7成形用の樹脂は、PBT樹脂100重量部に対し、PET樹脂5〜50重量部、好ましくは10〜40重量部である。
而して、防汚性の樹脂フィルム6によって、底板7の底面10全面が覆われると共に、樹脂フィルム6の周縁部20が底板7の側周面11に沿って上方に延びて便座本体8との境界部9より下方の所定寸法位置まで覆い、その周縁部20先端は、露出する底板7の混合樹脂部分表面と同一面か又は0.3mm以下の段差となった略面一となっている。即ち、底板7は樹脂フィルム6によって底面10及び境界部9から所定幅24を除いた側周面11まで被覆され、被覆された表面はシリコーン層16が露出し、底板7の所定幅24、境界部9及び便座本体8表面はPBT樹脂或いはPBT樹脂とPET樹脂との混合樹脂が露出している。
尚、樹脂フィルム6の周縁部20先端を、略面一にしているのは、段差が0.3mm以上有るとそのエッジに雑巾が引っ掛かかったりエッジでけがをする危険がある。更に段差部分に汚れが溜まったり、段差部分が目立って外観状見苦しくなるからである。
この所定幅24の幅寸法は0.3mm〜5mm程度、好ましくは0.5mm〜2mmとしている。0.3mm以下であれば、境界部9に余りにも接近しすぎており、防汚性樹脂フイルム6に付着した汚水がはじかれて境界部9の隙間に浸入し易い上、底板6の加工が困難である。尚、所定幅24の幅寸法が無く、少しでも防汚性樹脂フィルム6の周縁部20が上方に突出していると、底板7と便座本体8とを固着した際に便座本体8の端面が防汚性フィルム6に当たって防汚性樹脂フィルム6が外方にはみ出てしまい見栄えが悪いばかりでなく、はみ出た樹脂フィルム6と便座本体8との間に汚水が浸入したりするうえ、樹脂フィルム6の端面でけがをするなどの不都合が生じてしまう。これを避けるため、はみ出た部分の樹脂フィルム6をカットするのはコストアップに繋がる。又、所定幅24の幅寸法が5mm以上だと、その分汚水が付着する面積が広くなって汚れが目立ち好ましくない。
尚、図5に示すように、底板7の底面10には合成ゴム製便座クッション25取付け用の突起26が膨出状に設けられ、樹脂フィルム6はこの突起26の周面27、頂部平面28及び便座クッション25の脚部29の挿入孔30入口迄覆っており、樹脂フィルム6の端部は挿入孔30内周面と略面一となっている。そして便座クッション25のタケノコ状脚部29を挿入孔30に挿入嵌着して便座クッション25を便座4に取付けており、この便座クッション25が便器1のリム面31に当接した状態で便器1上面に載置される。
便座クッション25を防汚性の樹脂フィルム6で覆わず便座クッションを露出させているのは、便座クッション25を樹脂フィルム6で覆ってしまうと便座4と便器1のリム面31との摩擦抵抗が小さくなりすぎて衛生洗浄装置2の便器1への取付が少しでも甘くなると人が着座したとき便座4がリム面31上を滑ってしまい、危険だからである。又、挿入孔30内周壁全面を防汚性の樹脂フィルム6で覆っていないのは、挿入孔30内周壁全面を防汚性の樹脂フィルム6で覆うと、挿入孔30内周壁の摩擦抵抗が小さくなって便座クッション25の脚部29が簡単に抜けてしまうからである。更に、樹脂フィルム6の端部を挿入孔30内周面と略面一としているのは、タケノコ状脚部29を取外そうとしたとき、脚部29が樹脂フィルム6の端部に引っ掛かって抜けなくなってしまうからである。
尚、突起26の周面27、頂部平面28及び便座クッション25の脚部29の挿入孔30入口迄樹脂フィルム6で覆っているので、汚水が突起26や便座クッション25の側周面32にかかった際、突起26の周面27の汚れは簡単に拭き取れる。しかもこの実施例では、突起26の周面27がなだらかな曲面で形成しているので雑巾などで拭き易く清掃性が極めて良い。一方、便座クッション25の側周面32が汚れたり便座クッション25と頂部平面28間の隙間に汚水が浸入して汚れることがある。しかしながら、便座クッション25の汚れが拭き掃除で簡単に落ちない場合は便座クッション25を外して洗剤液に浸漬して汚れを落とすことができ、また頂部平面28の汚れは樹脂フィルム6で覆われているので簡単に拭き取ることができる。便座クッション25の汚れが落ちない場合は、便座クッション25を交換すれば良い。
尚、便座本体8表面が汚れた場合、トイレットペーパーや乾いた雑巾などで表面を拭けば、汚れは簡単に落ち、しかもその表面に傷が極めて付きにくい。
本発明は、一般家庭用はもとより駅や商業施設、ホテル等の公共トイレ用衛生洗浄装置の暖房便座以外に、単なる暖房便座やヒーターを内蔵しない通常の便座にも利用できる。
1:便器
2:衛生洗浄装置
3:本体
4:便座
5:便蓋
6:防汚性樹脂フィルム
7:底板
8:便座本体
9:境界部
10:底面
11:側周面
12:突起
13:段部
14:基材層
15:接着層
16:シリコーン層(低表面エネルギー層)
18:真空成形金型
19:トムソン刃
20:周縁部
21:射出成形金型
22:キャビティー
23:溶融混合樹脂
24:所定幅
25:便座クッション
26:突起
27:周面
28:頂部平面
29:脚部
30:挿入孔
31:リム面
32:側周面
2:衛生洗浄装置
3:本体
4:便座
5:便蓋
6:防汚性樹脂フィルム
7:底板
8:便座本体
9:境界部
10:底面
11:側周面
12:突起
13:段部
14:基材層
15:接着層
16:シリコーン層(低表面エネルギー層)
18:真空成形金型
19:トムソン刃
20:周縁部
21:射出成形金型
22:キャビティー
23:溶融混合樹脂
24:所定幅
25:便座クッション
26:突起
27:周面
28:頂部平面
29:脚部
30:挿入孔
31:リム面
32:側周面
Claims (2)
- 座面を有する便座本体に底板を熱溶着させて構成した便座であって、前記便座本体をPBT樹脂またはPBT樹脂とPET樹脂との混合樹脂による樹脂成形品とし、前記底板を、PBT樹脂とPET樹脂とを混合した混合樹脂の表面に、表面に低表面エネルギー層を備えたPET樹脂製フィルムを設けた樹脂成形品として、前記底板の混合樹脂と便座本体とを熱溶着したことを特徴とする便座。
- 座面を有する便座本体に底板を熱溶着させて構成した便座であって、前記便座本体をPBT樹脂とPET樹脂との混合樹脂による樹脂成形品とし、前記底板を、PBT樹脂とPET樹脂とを混合した混合樹脂の表面に、表面に低表面エネルギー層を備えたPET樹脂製フィルムを設けた樹脂成形品として、前記便座本体の混合樹脂に対するPBT樹脂の比率を前記底板より高くし、前記底板の混合樹脂と便座本体とを熱溶着したことを特徴とする便座。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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---|---|---|---|
JP2005190883A Withdrawn JP2007007113A (ja) | 2005-06-30 | 2005-06-30 | 便座 |
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JP (1) | JP2007007113A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011194127A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Toto Ltd | 便座装置および便座装置の製造方法 |
JP2015205987A (ja) * | 2014-04-21 | 2015-11-19 | 東レ株式会社 | 水周り部材 |
JP2018187350A (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-29 | Toto株式会社 | 便座 |
-
2005
- 2005-06-30 JP JP2005190883A patent/JP2007007113A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015205987A (ja) * | 2014-04-21 | 2015-11-19 | 東レ株式会社 | 水周り部材 |
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Legal Events
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