JP2015205987A - 水周り部材 - Google Patents

水周り部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2015205987A
JP2015205987A JP2014086972A JP2014086972A JP2015205987A JP 2015205987 A JP2015205987 A JP 2015205987A JP 2014086972 A JP2014086972 A JP 2014086972A JP 2014086972 A JP2014086972 A JP 2014086972A JP 2015205987 A JP2015205987 A JP 2015205987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
weight
metal salt
parts
resin composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014086972A
Other languages
English (en)
Inventor
隆行 山川
Takayuki Yamakawa
隆行 山川
上城 剛
Takeshi Kamishiro
剛 上城
横井川 琢未
Takumi Yokoikawa
琢未 横井川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2014086972A priority Critical patent/JP2015205987A/ja
Publication of JP2015205987A publication Critical patent/JP2015205987A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】耐傷性、難燃性、耐候性に優れ、且つ、良外観性を有する水回り部材を提供すること。【解決手段】(a−1)ポリブチレンテレフタレート樹脂60〜80重量%と、(a−2)ポリエチレンテレフタレート樹脂20〜40重量%との合計100重量部に対して、(b)ホスフィン酸金属塩、ジホスフィン酸金属塩およびこれらの重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種のホスフィン酸金属塩類10〜25重量部を配合してなるポリエステル樹脂組成物を成形してなる水回り部材。【選択図】なし

Description

本発明は、水回り部材に関する。より詳しくは、高い耐傷性と難燃性を有し、耐候性および表面外観に優れる樹脂組成物を成形してなる水回り部材に関する。
ポリブチレンテレフタレート(以下、「PBT」と略すこともある。)樹脂は、優れた耐熱性、成形性、耐薬品性および電気絶縁性など、エンジニアリングプラスチックとして好適な性質を有することから、射出成形用を中心に、各種自動車部品、電気電子部品、機械部品、日用品、水回り部品および建設部品などの用途に使用されている。
中でも水回り部品については、従来、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(以下、「ABS」と略すこともある)樹脂やポリプロピレン(以下、「PP」と略すこともある)樹脂等の熱可塑性樹脂が用いられてきた。ここでいう水回り部品とは、便座、便蓋、温水洗浄便座部品(洗浄ノズル、本体ケース、便座、便蓋等)、浴室コントロールパネル、ハンドドライヤー、冷蔵庫部品、キッチン部品等をいう。このような水回り部品は、電気電子部品であるため難燃性が必要であり、また日常的に使用されるものであるため良外観であることが要求される。それに加えて昨今では、脱臭や除菌のために紫外線照射される場合もあるため、耐候性が要求されるようになってきた。しかしながらABS樹脂やPP樹脂製の水回り部品では、布などで表面を擦った際に、細かい傷ができるという課題がある。このような細かい傷は、汚れ・雑菌などが入りやすく、衛生上好ましくない。また、ABS樹脂を成形してなる成形品は耐薬品性に劣り、清掃時に使用される家庭用洗剤に含まれる界面活性剤に繰り返し晒されるとソルベントクラックが発生する場合がある。そのためABS樹脂やPP樹脂の成形品の周りをフィルムコーティングし、耐傷性・耐薬品性を向上させるといった工夫もされているが、フィルムコーティングは加工工数が増え、コストも増加するといった問題がある。そのような背景の中で、耐傷性・耐薬品性の高いPBT樹脂が水回り用成形体として提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、PBT樹脂とポリエチレンテレフタレート(以下、「PET」と略すこともある)樹脂との混合樹脂の成形品表面に、PET樹脂製フィルムを設けた便座が提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、いずれの実施例においても難燃剤は配合されておらず、難燃性が評価されていない。また、水回り部品として評価されるべきである表面外観性についても触れられていない。
特開2000−63531号公報 特開2007−7113号公報
上述のとおり水回り部材には、耐傷性、難燃性、耐候性、良表面外観が求められるが、従来公知の技術ではなお十分ではない。また、難燃機能を付加した組成物としては、難燃剤を配合したPBT樹脂組成物が用いられるが、芳香環を有する難燃剤を用いた組成物を成形してなる成形品の多くは耐候性が低くなるため、水回り部品に要求される耐候性を満たさない。本願発明は、上述の課題を解決し、高い耐傷性、難燃性、耐候性を有し、及び外観に優れたポリエステル樹脂組成物からなる水回り部材を提供することを課題とする。
本発明者らは、かかる課題を解決するために、鋭意研究、検討を重ねた結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、
(1)(a−1)ポリブチレンテレフタレート樹脂60〜80重量%と(a−2)ポリエチレンテレフタレート樹脂20〜40重量%との合計100重量部に対して、(b)ホスフィン酸金属塩、ジホスフィン酸金属塩およびこれらの重合体からなる群より選択される少なくとも1種のホスフィン酸金属塩類10〜25重量部を配合してなるポリエステル樹脂組成物を成形してなる水回り部材、
(2)さらに前記(b)ホスフィン酸金属塩類が、下記一般式(1)で表されるホスフィン酸金属塩、下記一般式(2)で表されるジホスフィン酸金属塩、およびこれらの重合体からなる群より選択される少なくとも1種である(1)記載の水回り部材、
Figure 2015205987
上記一般式(1)中、RおよびRは同一でも異なってもよく、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基またはアラルキル基を示す。RおよびRは互いに結合して隣接するリン原子とともに環を形成してもよい。Mm+は価数mの金属を示し、mは2〜4の整数を示す。上記一般式(2)中、RおよびRは同一でも異なってもよく、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基またはアラルキル基を示す。Rはアルキレン基、2価の脂環式炭化水素基またはアリーレン基を示す。Mn+は価数nの金属を示し、nは2〜4の整数を示す。
(3)さらに、前記(b)ホスフィン酸金属塩類の体積平均粒子径が5〜40μmである(1)または(2)記載の水回り部材、
(4)前記ポリエステル樹脂組成物が、さらに(a−1)ポリブチレンテレフタレート樹脂と(a−2)ポリエチレンテレフタレート樹脂の合計100重量部に対して、(c)白色顔料0.1〜6重量部を配合してなる樹脂組成物である(1)〜(3)のいずれかに記載の水回り部材、
(5)前記ポリエステル樹脂組成物が、さらに(a−1)ポリブチレンテレフタレート樹脂と(a−2)ポリエチレンテレフタレート樹脂の合計100重量部に対して、(d)耐衝撃性改良剤0.1〜10重量部を配合してなる樹脂組成物である(1)〜(4)のいずれかに記載の水回り部材
を提供するものである。
本発明のポリエステル樹脂組成物を成形してなる成形品によれば、高い耐傷性、難燃性、耐候性を有し且つ、外観に優れた水周り部材を得ることができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
(a−1)ポリブチレンテレフタレート
本発明のポリエステル樹脂に用いられる(a−1)ポリブチレンテレフタレート樹脂は、テレフタル酸あるいはそのエステル形成性誘導体と、1,4−ブタンジオールあるいはそのエステル形成性誘導体とを主成分とし、通常の重合方法によって重合することにより得られる重合体である。特性を損なわない範囲、例えば全重合成分の20重量%以下、他の成分を共重合してもよい。他の共重合成分として用いられるジカルボン酸またはその誘導体としては、例えば、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、4,4’−ジフェノキシエタンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸やこれらのアルキルエステル等が挙げられる。他の共重合成分として用いられるジオールとしては、例えば、エチレングリコール、トリメチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物に好ましく用いられる(a−1)ポリブチレンテレフタレート樹脂としては、例えば、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレン(テレフタレート/イソフタレート)、ポリブチレン(テレフタレート/アジペート)、ポリブチレン(テレフタレート/セバケート)、ポリブチレン(テレフタレート/デカンジカルボキシレート)、ポリブチレン(テレフタレート/ナフタレート)、ポリ(ブチレン/エチレン)テレフタレート等が挙げられる。これらを2種以上配合してもよい。ここで、「/」は共重合体を表す。
本発明において、(a−1)ポリブチレンテレフタレート樹脂としては、o−クロロフェノール溶液を25℃で測定したときの固有温度が0.70〜1.30dl/gの範囲にあるものが好適である。固有粘度が0.70dl/g以上あれば、樹脂組成物から得られる成形品の衝撃強さなどの機械特性を向上させることができる。一方、固有粘度が1.30dl/g以下であれば、樹脂組成物の成形性を向上させることができる。
本発明のポリエステル樹脂組成物に用いられる(a−1)ポリブチレンテレフタレート樹脂の製造方法は、特に限定されるものではなく、公知の重縮合法や開環重合法などを用いることができる。バッチ重合法および連続重合法のいずれでもよく、また、エステル交換反応および直接重合による重縮合反応のいずれも適用することができる。カルボキシ末端基量を少なくすることができ、かつ、流動性向上効果が大きくなるという点で、連続重合法が好ましく、コストの点で、直接重合法が好ましい。なお、エステル交換反応および重縮合反応を効果的に進めるために、これらの反応時に触媒を添加することが好ましい。触媒の具体例としては、有機チタン化合物、スズ化合物、ジルコニア化合物、アンチモン化合物などが挙げられる。これらを2種以上用いてもよい。これらの中でも有機チタン化合物が好ましく、例えば、チタン酸のテトラ−n−プロピルエステル、テトラ−n−ブチルエステルおよびテトライソプロピルエステルなどを挙げることができる。チタン酸のテトラ−n−ブチルエステルが特に好ましい。触媒の添加量は、機械特性、成形性および色調の点で、ポリブチレンテレフタレート樹脂100重量部に対して、0.01〜0.2重量部の範囲が好ましい。
本発明の樹脂組成物における(a−1)ポリブチレンテレフタレート樹脂の配合量は、後述する(a−2)ポリエチレンテレフタレート樹脂との合計100重量部に対して、60〜80重量%の範囲であり、65〜75重量%の範囲が好ましい。ポリブチレンテレフタレート樹脂の配合量が60重量%未満では、樹脂組成物の成形性が低下する。また、ポリブチレンテレフタレート樹脂の配合量が80重量%を超えると、樹脂組成物から得られる成形品の表面外観が損なわれる。
(a−2)ポリエチレンテレフタレート
本発明に用いられる(a−2)ポリエチレンテレフタレート樹脂は、テレフタル酸あるいはそのエステル形成性誘導体と、エチレングリコールあるいはそのエステル形成性誘導体とを主成分とし、通常の重合方法によって重合することにより得られる重合体である。特性を損なわない範囲、例えば全重合成分の20重量%以下、他の成分を共重合してもよい。他の共重合成分として用いられるジカルボン酸またはその誘導体としては、例えば、イソフタル酸、アジピン酸、シュウ酸やこれらのアルキルエステル等が挙げられる。他の共重合成分として用いられるグリコール成分としては、例えば、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、デカメチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、シクロヘキサンジオール等が挙げられる。
本発明の(a−2)ポリエチレンテレフタレート樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン(テレフタレート/イソフタレート)、ポリエチレン(テレフタレート/アジペート)、ポリエチレン(テレフタレート/セバケート)、ポリエチレン(テレフタレート/デカンジカルボキシレート)、ポリエチレン(テレフタレート/ナフタレート)、ポリ(エチレン/ブチレン)テレフタレート等が挙げられる。これらを2種以上配合してもよい。ここで、「/」は共重合体を表す。
本発明において、(a−2)ポリエチレンテレフタレート樹脂としては、o−クロロフェノール溶液を25℃で測定したときの固有温度が0.36〜1.60dl/g、特に0.45〜1.15dl/gの範囲にあるものが、得られる組成物の衝撃強度、成形性の点から好適である。
本発明の樹脂組成物における(a−2)ポリエチレンテレフタレート樹脂の配合量は、(a−1)ポリブチレンテレフタレート樹脂との合計100重量部に対して、20〜40重量%の範囲であり、25〜35重量%の範囲が好ましい。ポリエチレンテレフタレート樹脂の配合量が40重量%を超えると、樹脂組成物の成形性が低下する。また、ポリエチレンテレフタレート樹脂の配合量が20重量%未満では、樹脂組成物から得られる成形品の表面外観が損なわれる。
(b)ホスフィン酸金属塩類
本発明における(b)ホスフィン酸金属塩類とは、ホスフィン酸金属塩、ジホスフィン酸金属塩およびこれらの重合体からなる群より選択される少なくとも1種であり、樹脂組成物に難燃性を付与する。下記一般式(1)で表されるホスフィン酸金属塩、下記一般式(2)で表されるジホスフィン酸金属塩およびこれらの重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種が好ましい。これらを2種以上含有してもよい。
Figure 2015205987
上記一般式(1)中、RおよびRは同一でも異なってもよく、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基またはアラルキル基を示す。RおよびRは互いに結合して隣接するリン原子とともに環を形成してもよい。Mm+は価数mの金属を示し、mは2〜4の整数を示す。上記一般式(2)中、RおよびRは同一でも異なってもよく、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基またはアラルキル基を示す。Rはアルキレン基、2価の脂環式炭化水素基またはアリーレン基を示す。Mn+は価数nの金属を示し、nは2〜4の整数を示す。
〜Rを構成するアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基などの直鎖状または分岐鎖状の基が挙げられ、炭素数は1〜6が好ましい。シクロアルキル基としては、例えば、シクロヘキシル基などが挙げられ、炭素数は5〜8が好ましい。アリール基としては、例えば、フェニル基などが挙げられ、炭素数は6〜10が好ましい。アラルキル基としては、例えば、ベンジル基などの炭素数6〜10のアリール基と炭素数1〜4のアルキル基が結合した基などが挙げられる。これらの基のうち、炭素数1〜4のアルキル基が好ましい。
およびRが互いに結合して隣接するリン原子とともに環を形成する場合、形成されるリン原子含有ヘテロ環は、通常、4〜20員ヘテロ環であり、5〜16員ヘテロ環が好ましい。リン原子含有ヘテロ環はビシクロ環であってよい。
を構成するアルキレン基としては、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、トリメチレン基、1,4−ブタンジイル基、1,3−ブタンジイル基などの直鎖状または分岐鎖状の基が挙げられ、炭素数は1〜10が好ましい。アルキレン基は、フェニル基などの炭素数6〜10のアリール基で置換されていてもよい。2価の脂環式炭化水素基としては、例えば、シクロへキシレン基、シクロヘキサジメチレン基などが挙げられ、炭素数は5〜8が好ましい。アリーレン基としては、例えば、フェニレン基などが挙げられ、炭素数は6〜10が好ましい。アリーレン基は、炭素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよく、トリレン基、キシリレン基、ビフェニレン基、メタジフェニレン基などが挙げられる。
m+とMn+を構成する金属としては、例えば、Mg,Ca,Al,Sn,Ge,Ti,Zn,Fe,Mnなどが挙げられる。これらの金属のうち、Al,Ca,Zn,Tiが好ましく、Alがより好ましい。
前記一般式(1)で表されるホスフィン酸金属塩としては、例えば、ジメチルホスフィン酸Al、メチルエチルホスフィン酸Al、ジエチルホスフィン酸Alなどのジアルキルホスフィン酸Al塩、フェニルホスフィン酸Al、ジフェニルホスフィン酸Alなどのアリールホスフィン酸Al塩、メチルフェニルホスフィン酸Alなどのアルキルアリールホスフィン酸Al塩、これらのAl塩に対応するCa塩、Zn塩、Ti塩、他の金属塩などが挙げられる。
前記一般式(2)で表されるジホスフィン酸金属塩としては、例えば、エタン−1,2−ビス(ホスフィン酸)Al塩などのアルカンビス(ホスフィン酸)Al塩、エタン−1,2−ビス(メチルホスフィン酸)Al塩などのアルカンビス(アルキルホスフィン酸)Al塩、これらのAl塩に対応するCa塩、Zn塩、Ti塩、他の金属塩などが挙げられる。ホスフィン酸金属塩類には、これらのホスフィン酸および/またはジホスフィン酸の重合体(又は縮合物、例えばポリホスフィン酸)などの金属塩も含まれる。
本発明に用いられる(b)ホスフィン酸金属塩類の体積平均粒子径は、マイクロトラック(レーザー回折・散乱法)にて測定した体積基準平均粒子径(D50)が、5〜40μmが好ましく、10〜35μmが特に好ましい。ホスフィン酸金属塩類の体積平均粒子径が40μm以下の場合、ホスフィン酸金属塩類の分散性が向上し、成形品の表面外観を損なうことなく、機械強度の低下も抑制する。一方、ホスフィン酸金属塩類の体積平均粒子径が5μm以上だとホスフィン酸金属塩類粒子が凝集しにくくなると思われ、成形品表面にブツが生じ衝撃強度が低下することを抑制する。これらホスフィン酸金属塩類の市販品としては、例えば、ジエチルホスフィン酸アルミニウムとしてクラリアントジャパン(株)社製「クラリアントジャパン(株)社製“Exolit”OP1240」などが挙げられる。
本発明のポリエステル樹脂組成物において、(b)ホスフィン酸金属塩類の含有量は、(a)ポリエステル樹脂100重量部に対し、10重量部以上である。10重量部未満の場合は、得られる樹脂組成物の難燃性が劣る。一方、上限は25重量部である。25重量部を超えると、得られる成形品の耐衝撃性および外観性が劣る。難燃性、耐衝撃性、外観性の観点から、15〜20重量部の範囲が好ましい。
(c)白色顔料
本発明に用いられる樹脂組成物は、(c)白色顔料を含有することにより、樹脂組成物から得られる成形品の耐候性を向上させることができる。白色顔料としては、酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、カオリン、二酸化ケイ素などが挙げられ、中でも耐候性の観点から、酸化チタンが好ましい。
本発明においては公知の酸化チタンを使用することが可能であり、表面処理などが施されている酸化チタンも使用できる。なお、酸化チタン粒子は主としてルチル型またはアナターゼ型から成り、ルチル型酸化チタンはアナターゼ型酸化チタンより隠蔽度が高いためルチル型が主成分であるのが好ましく、ルチル型が95重量%以上であることが望ましい。これらルチル型酸化チタンの市販品としては、例えば、石原産業(株)社製「CR−60」などが挙げられる。
本発明に用いられる樹脂組成物において、(c)白色顔料の含有量は、(a−1)ポリブチレンテレフタレート樹脂と(a−2)ポリエチレンテレフタレート樹脂の合計100重量部に対して、0.1〜6重量部である。白色顔料の含有量が0.1重量部以上の場合、耐候性をより向上させることができる。一方、白色顔料の含有量が6重量部以下の場合、成形品の機械強度の低下を抑制できる。好ましくは5重量部以下である。
(d)耐衝撃性改良剤
耐衝撃性改良剤としては、衝撃強度などの靭性を改良する目的でエチレン(共)重合体やコアシェルゴムを配合することができ、かかるエチレン(共)重合体としては、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレンなどのエチレン重合体および/またはエチレン共重合体が挙げられ、上記のエチレン共重合体とは、エチレンおよびそれと共重合可能なモノマーを共重合して得られるものであり、共重合可能なモノマーとしてはプロピレン、1−ブテン、酢酸ビニル、イソプレン、ブタジエンあるいはアクリル酸、メタクリル酸等のモノカルボン酸あるいはこれらのエステル酸類、マレイン酸、フマル酸あるいはイタコン酸等のジカルボン酸類等が挙げられる。エチレン共重合体は通常公知の方法で製造することが可能である。エチレン共重合体の具体例としては、エチレン/プロピレン、エチレン/1−ブテン、エチレン/酢酸ビニル、エチレン/エチルアクリレート、エチレン/メチルアクリレートおよびエチレン/エチルメタクリレートなどが挙げられる。また、上記のエチレン(共)重合体に酸無水物あるいはグリシジルメタクリレートをグラフトもしくは共重合された共重合体も好ましく用いられる。これらは1種または2種以上で使用され、上記のエチレン(共)重合体の1種以上と混合して用いても良い。また、エチレン(共)重合体のなかでもポリエチレンに酸無水物あるいはグリシジルメタクリレートがグラフトもしくは共重合された共重合体がPBTとの相溶性が良く好ましく用いられる。エチレン/グリシジルメタクリレート共重合体を耐衝撃性改良剤として用いる場合は、例えば、住友化学(株)社製「ETX−6」が挙げられる。
本発明に用いられる樹脂組成物において、(d)耐衝撃性改良剤の含有量は、(a−1)ポリブチレンテレフタレート樹脂と(a−2)ポリエチレンテレフタレート樹脂の合計100重量部に対して、0.1〜10重量部である。耐衝撃性改良剤の含有量が0.1重量以上の場合、耐衝撃性をより向上させることができる。一方、耐衝撃性改良剤の含有量が10重量部以下の場合、成形品の難燃性の低下を抑制する。
本発明の樹脂組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、他の樹脂成分、無機充填材、離型剤、安定剤、着色剤、滑剤などの通常の添加剤を配合することができる。これらを2種以上配合してもよい。なお、上記添加剤には、白色顔料および耐衝撃性改良剤は含まない。
他の樹脂成分としては、溶融成形可能な樹脂であればいずれでもよく、例えば、AS樹脂(アクリロニトリル/スチレン共重合体)、水添または未水添SBS樹脂(スチレン/ブタジエン/スチレントリブロック共重合体)、水添または未水添SIS樹脂(スチレン/イソプレン/スチレントリブロック共重合体)、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、環状オレフィン系樹脂、酢酸セルロースなどのセルロース系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂などが挙げられる。これらを2種以上配合してもよい。
無機充填材としては、繊維状、板状、粉末状、粒状などのいずれの充填材も使用することができる。具体的には、ガラス繊維、ステンレス繊維、アルミニウム繊維や黄銅繊維などの金属繊維、石膏繊維、セラミック繊維、アスベスト繊維、ジルコニア繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、酸化チタン繊維、ロックウール、チタン酸カリウムウィスカー、チタン酸バリウムウィスカー、ホウ酸アルミニウムウィスカー、窒化ケイ素ウィスカーなどの繊維状またはウィスカー状充填材、マイカ、タルク、ガラスビーズ、ガラスフレーク、ガラスマイクロバルーン、クレー、二硫化モリブデン、ワラステナイト、モンモリロナイト、グラファイト、などの粉状、粒状または板状充填材などが挙げられる。これらを2種以上配合してもよい。
離型剤としては、ポリエステル樹脂組成物の離型剤に用いられるものをいずれも使用することができる。例えば、カルナウバワックス、ライスワックス等の植物系ワックス、蜜ろう、ラノリン等の動物系ワックス、モンタンワックス等の鉱物系ワックス、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス等の石油系ワックス、ひまし油およびその誘導体、脂肪酸およびその誘導体等の油脂系ワックスなどが挙げられる。これらを2種以上配合してもよい。
安定剤としては、ポリエステル樹脂組成物の安定剤に用いられるものをいずれも使用することができる。例えば、酸化防止剤、光安定剤、触媒失活剤などを挙げることができる。これらを2種以上配合してもよい。
着色剤としては、例えば、有機染料、有機顔料、無機顔料などが挙げられる。これらを2種以上配合してもよい。
本発明のポリエステル樹脂組成物は、前記(a)〜(d)および必要によりその他成分が均一に分散されていることが好ましい。本発明のポリエステル樹脂組成物の製造方法としては、例えば、単軸あるいは2軸の押出機、バンバリーミキサー、ニーダーあるいはミキシングロールなどの公知の溶融混練機を用いて、各成分を溶融混練する方法を挙げることができる。各成分は、予め一括混合しておき、それから溶融混練してもよい。なお、各成分に含まれる水分は少ない方がよく、必要により予め乾燥しておくことが望ましい。
また、溶融混練機に各成分を投入する方法としては、(a−1)ポリブチレンテレフタレート樹脂、(a−2)ポリエチレンテレフタレート、(b)ホスフィン酸金属塩類、必要に応じてその他成分を予備混合して溶融混練機に供給する方法、あるいは、重量フィーダーなどの定量フィーダーを用いて各成分を所定量溶融混練機などに供給する方法が挙げられる。
溶融混練温度は、流動性および機械特性に優れるという点で、110℃以上が好ましく、210℃以上がより好ましく、240℃以上がさらに好ましい。また、360℃以下が好ましく、320℃以下がより好ましく、280℃以下がさらに好ましい。ここで、溶融混練温度とは、溶融混練機の設定温度を指し、例えば2軸押出機の場合、シリンダー温度を指す。
本発明のポリエステル樹脂組成物は、公知の射出成形、押出成形、ブロー成形、プレス成形などの任意の方法で成形することにより、各種成形品に加工し利用することができる。射出成形時の温度は、流動性をより向上させる観点から240℃以上が好ましく、機械特性を向上させる観点から280℃以下が好ましい。
本発明の水回り部材は、上述したポリエステル樹脂組成物を成形してなる成形品であり、成形品としては、例えば、射出成形品、押出成形品、ブロー成形品、フィルム、シートなどが挙げられる。本発明のポリエステル樹脂組成物は滞留安定性に優れることから、大型成形品にも好ましく用いられる。
本発明において、成形品を製造する際の加工温度は、樹脂が溶融可能であり、かつ、劣化を抑制できる温度範囲として、110〜300℃が好ましく、210〜280℃がより好ましく、240〜270℃がさらに好ましい。また、成形方法が射出成形法である場合は、外観性および流動性の点で、金型温度が30〜150℃であることが好ましく、50〜120℃であることがより好ましく、55〜100℃であることがさらに好ましく、60〜90℃が特に好ましい。
本発明の成形品とは、水回り部材であり、住宅関連部材、園芸関連部材、自動車関連部材、電気・電子部品関連部材など各種産業で使用されている部材において、水回りで使用されている部材全てを含む。特に、本発明のポリエステル樹脂組成物は、耐傷性、難燃性、耐候性および外観性に優れた成形品を得ることができるため、洗面所構成部材、浴室構成部材、トイレ構成部材、台所構成部材として好適に使用できる。
以下、実施例により本発明の効果をさらに詳細に説明する。本発明の骨子は以下の実施例のみに限定されるものではない。各特性の測定方法は以下の通りである。
(1)難燃性
各実施例および比較例で得られた樹脂組成物のペレットを130℃の熱風乾燥機で3時間以上乾燥した後、日本製鋼所製射出成形機“J55AD”を用いて、成形温度260℃、金型温度80℃の条件で難燃性評価試験片の射出成形を行った。試験片の厚みは1.5mmとした。得られた試験片について、UL94垂直試験に定められている評価基準に従い、難燃性を評価した。難燃性はV−0>V−1>V−2の順に難燃性が低下しランク付けされ、V−0判定であれば、難燃性は良好であると判断できる。
(2)衝撃強さ
各実施例および比較例で得られた樹脂組成物のペレットを130℃の熱風乾燥機で3時間以上乾燥した後、日本製鋼所製射出成形機“J55AD”を用いて、ISO179−1:2000に従って射出成形することにより、試験片(80mm×10mm×4.0mm厚)を得た。得られた試験片に、8mm残るようにノッチをいれ、衝撃強度をISO179に準拠して測定した。
(3)成形性
各実施例および比較例で得られた樹脂組成物のペレットを130℃の熱風乾燥機で3時間以上乾燥した後、日本製鋼所製射出成形機“J55AD”を用いて、ISO294−1に従って射出成形することにより、多目的試験片を得た。成形の際に、成形品突き出し時に試験片が変形したり、突き出し箇所が大きく挫屈するようなものを成形不良とした。成形品を10個成形し、変形した成形品が無かった場合を成形性良好として「○」、一つでも成形不良が見られた場合に成形性不良として「×」と判断した。
(4)耐候性
各実施例および比較例で得られた樹脂組成物のペレットを130℃の熱風乾燥機で3時間以上乾燥した後、日本製鋼所製射出成形機“J55AD”を用いて射出成形することにより、80mm×80mm×3.0mm厚の角板状試験片を得た。成形条件は、シリンダー温度260℃、金型温度80℃とした。得られた角板状試験片について、サンシャインウェザーメーターにてJIS A1415(1999年)WV−Aの暴露方法に従い、相対湿度63%×雨あり×100時間の処理を行い、暴露前後での色差を測定した。色差は、スガ試験機(株)社製カラーコンピューターSM−5−IS−2Bにて、D65光源、観測角度10度の条件で測定した。色の変化はΔEで示した。この試験はASTMのD2244に従って行った。
(5)光沢度
各実施例および比較例で得られた熱可塑性樹脂組成物のペレットを130℃の熱風乾燥機で3時間以上乾燥した後、日本製鋼所製射出成形機“J55AD”を用いて、射出成形することにより、80mm×80mm×3mm厚の角板状試験片を得た。成形条件は、シリンダー温度260℃、金型温度80℃とした。射出成形した角板について、スガ試験機(株)社製デジタル変角光沢計UGV−5Dにて光沢度を測定した。
各実施例、比較例に用いた材料を以下に示す。
<a>ポリエステル樹脂
a−1:ポリブチレンテレフタレート(固有粘度:0.97dl/g、融点223℃)
a−2:ポリエチレンテレフタレート(固有粘度:0.66dl/g、融点256℃)
<b>ホスフィン酸金属塩類
b−1:ジエチルホスフィン酸アルミニウム(クラリアントジャパン(株)社製“Exolit”OP1240)
なお、当該微粒子をレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(HORIBA(株)製、装置名LA920)を用いて測定した結果、体積平均粒子径は28μmであった。
b−2:ジエチルホスフィン酸アルミニウム(体積平均粒子径:50μm)
上記(b−1)の体積平均粒子径28μmであるジエチルホスフィン酸アルミニウムを325メッシュの篩にかけ、篩を通過せずに残った粒子だけを収集することにより、体積平均粒子径50μmのジエチルホスフィン酸アルミニウムを得た。なお、体積平均粒子径は(b−1)と同様の方法で測定した。
b−3:ジエチルホスフィン酸アルミニウム(体積平均粒子径:37μm)
上記(b−1)の体積平均粒子径28μmであるジエチルホスフィン酸アルミニウムを500メッシュの篩にかけ、篩を通過せずに残った粒子だけを収集することにより、体積平均粒子径37μmのジエチルホスフィン酸アルミニウムを得た。なお、体積平均粒子径は(b−1)と同様の方法で測定した。
b−4:ジエチルホスフィン酸アルミニウム(体積平均粒子径:10μm)
上記(b−1)の体積平均粒子径28μmであるジエチルホスフィン酸アルミニウムをジェットミルで乾式粉砕することで体積平均粒子径10μmのジエチルホスフィン酸アルミニウムを得た。なお、体積平均粒子径は(b−1)と同様の方法で測定した。
b−5:ジエチルホスフィン酸アルミニウム(体積平均粒子径:4μm)
上記(b−4)の体積平均粒子径10μmであるジエチルホスフィン酸アルミニウムを2000メッシュの篩にかけ、篩を通過せずに残った粒子だけを収集することにより、体積平均粒子径4μmのジエチルホスフィン酸アルミニウムを得た。なお、体積平均粒子径は(b−1)と同様の方法で測定した。
<c>白色顔料
c−1:酸化チタン(石原産業(株)CR−60)
<d>耐衝撃性改良剤
d−1:エチレン/グリシジルメタクリレート共重合体(住友化学(株)製ETX−6)
[実施例1〜15、比較例1〜4]
表1、2に示したように樹脂組成物の組成を変更し、表1、2に示す成分全てを2軸押出機の元込め部から供給して、シリンダー温度260℃に設定したスクリュー径57mmΦの2軸押出機(WERNER&Pfeiderer社製ZSK57)で溶融混練を行った。ダイスから吐出されたストランドを冷却バス内で冷却した後、ストランドカッターにてペレット化した。得られた各ペレットは、130℃の熱風乾燥機で3時間以上乾燥した後、前記評価方法記載の方法を用いて成形し、各種評価を行った。上記方法で評価した結果を表1、2にまとめた。実施例1〜15の記載からも明らかなように得られたポリエステル樹脂組成物からなる成形品は、何れも耐傷性、難燃性、耐候性および外観性に優れたものであった。
Figure 2015205987
Figure 2015205987

Claims (5)

  1. (a−1)ポリブチレンテレフタレート樹脂60〜80重量%と(a−2)ポリエチレンテレフタレート樹脂20〜40重量%との合計100重量部に対して、(b)ホスフィン酸金属塩、ジホスフィン酸金属塩およびこれらの重合体からなる群より選択される少なくとも1種のホスフィン酸金属塩類10〜25重量部を配合してなるポリエステル樹脂組成物を成形してなる水回り部材。
  2. ホスフィン酸金属塩類が、下記一般式(1)で表されるホスフィン酸金属塩、下記一般式(2)で表されるジホスフィン酸金属塩、およびこれらの重合体からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1記載の水回り部材。
    Figure 2015205987
    上記一般式(1)中、RおよびRは同一でも異なってもよく、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基またはアラルキル基を示す。RおよびRは互いに結合して隣接するリン原子とともに環を形成してもよい。Mm+は価数mの金属を示し、mは2〜4の整数を示す。上記一般式(2)中、RおよびRは同一でも異なってもよく、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基またはアラルキル基を示す。Rはアルキレン基、2価の脂環式炭化水素基またはアリーレン基を示す。Mn+は価数nの金属を示し、nは2〜4の整数を示す。
  3. 前記ホスフィン酸金属塩類(b)の体積平均粒子径が5〜40μmである請求項1または2記載の水回り部材。
  4. ポリエステル樹脂組成物が、さらに(a−1)ポリブチレンテレフタレート樹脂と(a−2)ポリエチレンテレフタレート樹脂の合計100重量部に対して、白色顔料(c)0.1〜6重量部を配合してなる樹脂組成物である請求項1〜3のいずれかに記載の水回り部材。
  5. ポリエステル樹脂組成物が、さらに(a−1)ポリブチレンテレフタレート樹脂と(a−2)ポリエチレンテレフタレート樹脂の合計100重量部に対して、衝撃性改良材(d)0.1〜10重量部を配合してなる樹脂組成物である請求項1〜4のいずれかに記載の水回り部材。
JP2014086972A 2014-04-21 2014-04-21 水周り部材 Pending JP2015205987A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014086972A JP2015205987A (ja) 2014-04-21 2014-04-21 水周り部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014086972A JP2015205987A (ja) 2014-04-21 2014-04-21 水周り部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015205987A true JP2015205987A (ja) 2015-11-19

Family

ID=54603069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014086972A Pending JP2015205987A (ja) 2014-04-21 2014-04-21 水周り部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015205987A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111263832A (zh) * 2018-09-27 2020-06-09 Toto株式会社 卫生设备构件
JP2021535268A (ja) * 2018-08-30 2021-12-16 ビーエイエスエフ・ソシエタス・エウロパエアBasf Se 部分的に結晶性のテレフタレートポリエステル、非晶質テレフタレートポリエステル及びホスフィン酸塩を含有する焼結粉末(sp)

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10152607A (ja) * 1996-10-23 1998-06-09 Hoechst Celanese Corp ポリエステル樹脂を強靭にするための方法及び組成物
JP2000063531A (ja) * 1998-06-11 2000-02-29 Toto Ltd 熱可塑性樹脂成形体
JP2004075924A (ja) * 2002-08-21 2004-03-11 Riken Technos Corp 化粧フィルム及び積層化粧シート
JP2004204194A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Polyplastics Co 難燃性樹脂組成物
JP2007007113A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Toto Ltd 便座
JP2008150598A (ja) * 2006-11-24 2008-07-03 Toray Ind Inc 樹脂成形品
JP2010037375A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Toray Ind Inc 難燃性熱可塑性ポリエステル樹脂組成物および成形品
US20100240814A1 (en) * 2007-12-24 2010-09-23 Cheil Industries Inc. Flame-Retardant Polyester Resin Composition Having Excellent Heat Resistance
JP2013224346A (ja) * 2012-04-19 2013-10-31 Polyplastics Co 真空成形体、真空成形体の製造方法及び一体成形体の製造方法
JP2013249456A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Techno Polymer Co Ltd 樹脂組成物および成形品
JP2014500391A (ja) * 2010-12-22 2014-01-09 アイシーエル−アイピー アメリカ インコーポレイテッド 三酸化アンチモンフリーの難燃性熱可塑性組成物
JP2014028937A (ja) * 2012-06-26 2014-02-13 Techno Polymer Co Ltd マスターバッチ及びこれを用いた樹脂組成物の製造方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10152607A (ja) * 1996-10-23 1998-06-09 Hoechst Celanese Corp ポリエステル樹脂を強靭にするための方法及び組成物
JP2000063531A (ja) * 1998-06-11 2000-02-29 Toto Ltd 熱可塑性樹脂成形体
JP2004075924A (ja) * 2002-08-21 2004-03-11 Riken Technos Corp 化粧フィルム及び積層化粧シート
JP2004204194A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Polyplastics Co 難燃性樹脂組成物
JP2007007113A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Toto Ltd 便座
JP2008150598A (ja) * 2006-11-24 2008-07-03 Toray Ind Inc 樹脂成形品
US20100240814A1 (en) * 2007-12-24 2010-09-23 Cheil Industries Inc. Flame-Retardant Polyester Resin Composition Having Excellent Heat Resistance
JP2010037375A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Toray Ind Inc 難燃性熱可塑性ポリエステル樹脂組成物および成形品
JP2014500391A (ja) * 2010-12-22 2014-01-09 アイシーエル−アイピー アメリカ インコーポレイテッド 三酸化アンチモンフリーの難燃性熱可塑性組成物
JP2013224346A (ja) * 2012-04-19 2013-10-31 Polyplastics Co 真空成形体、真空成形体の製造方法及び一体成形体の製造方法
JP2013249456A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Techno Polymer Co Ltd 樹脂組成物および成形品
JP2014028937A (ja) * 2012-06-26 2014-02-13 Techno Polymer Co Ltd マスターバッチ及びこれを用いた樹脂組成物の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021535268A (ja) * 2018-08-30 2021-12-16 ビーエイエスエフ・ソシエタス・エウロパエアBasf Se 部分的に結晶性のテレフタレートポリエステル、非晶質テレフタレートポリエステル及びホスフィン酸塩を含有する焼結粉末(sp)
CN111263832A (zh) * 2018-09-27 2020-06-09 Toto株式会社 卫生设备构件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4962662B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物およびそれからなる成形品
EP2873684B1 (en) Method for producing thermoplastic resin composition
WO2014109352A1 (ja) ポリブチレンテレフタレート系樹脂組成物及び成形体
JP5326232B2 (ja) 樹脂組成物ならびにそれからなる成形品
JP2010222553A (ja) 熱可塑性樹脂組成物ならびにそれらからなる成形品
JP2010077349A (ja) 樹脂組成物ならびにそれからなる成形品
JP2007106843A (ja) 乳酸系樹脂組成物
JP6694977B2 (ja) ポリブチレンテレフタレート系樹脂組成物及び成形品
JP2010001363A (ja) 熱可塑性エラストマ樹脂組成物および成形体
JP2010024312A (ja) 難燃性熱可塑性ポリエステル樹脂組成物
JP5508009B2 (ja) 射出形成用ポリエステル樹脂組成物、光反射体基体および光反射体
JP2013035980A (ja) 難燃性熱可塑性ポリエステル樹脂組成物および成形品
JP2015205987A (ja) 水周り部材
JP5385539B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPWO2011132655A1 (ja) ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物及びポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の製造方法
JP2011006530A (ja) セルロース繊維強化ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物
JP2008115209A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JP7139768B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物およびそれからなる成形品
JP2007254611A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JP2006233066A (ja) 表面硬度に優れた熱可塑性樹脂組成物
JP2011133523A (ja) 樹脂製光反射体用基体
JP2009126906A (ja) ポリエステルエラストマー樹脂組成物
JP2006182798A (ja) 樹脂組成物
JP3669480B2 (ja) 易成形性高光沢ポリエステル樹脂組成物
JP7130939B2 (ja) フィルム用ポリブチレンテレフタレート樹脂マスターバッチ及びフィルム用ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180724