JP2018187350A - 便座 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、清掃性を向上できる便座を提供することを目的とする。
図1に表したように、トイレ装置2は、便座装置4と、洋式腰掛便器(以下、単に「便器」という)6と、を備える。
図3は、実施形態に係る便座の一部を表す斜視断面図である。
図4(a)は、内周支持部110の一部および内周側壁部210の一部を表している。図4(b)は、外周支持部120の一部および外周側壁部220の一部を表している。
図4(a)に表したように、内周支持部110は、内側リブ111および外側リブ112を有する。内周側壁部210は、側壁基部211、差込部212、垂下部213、および凹部214を有する。
または、露出面310aおよび露出面320aに、撥水性を有する材料が塗布され、撥水領域R1および撥水領域R2が形成されても良い。この場合、露出面310aおよび露出面320aに加えて、底板100の底面100bの他の少なくとも一部に撥水性を有する材料が塗布されても良い。あるいは、底面100bの全面に撥水性を有する材料が塗布されても良い。塗布される材料は、例えば、シリコーン系樹脂およびフッ素系樹脂の少なくともいずれかを含む。
すなわち、撥水領域R1および撥水領域R2は、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーングラフトポリプロピレン、シリコーンゴム、およびシリコーンオイルの少なくともいずれかを含むことが望ましい。これにより撥水領域R1および撥水領域R2の撥水性をより高めることができる。
また、第1表面S1の表面に、シリコーン系樹脂およびフッ素系樹脂の少なくともいずれかが含まれていても良い。この場合、撥水領域R1および撥水領域R2を形成するために塗布するこれらの材料の割合を、第1表面S1における材料の割合よりも高くすることで、第2表面S2の少なくとも一部に撥水領域R1および撥水領域R2を形成することができる。
図5は、実施形態に係る便座の撥水領域の表面構造を表す断面図である。
上述した通り、外周支持部120および外周側壁部220の接合部材320近傍の構造は、例えば、内周支持部110および内周側壁部210の接合部材310近傍の構造と、それぞれ実質的に同様である。このため、ここでは内周支持部110の一部および内周側壁部210の一部を例に挙げて、便座10の製造工程を説明する。
ここでは、第1表面S1の壁面WSaおよび壁面WSbを、まとめて壁面WSとし、傾斜面ISaおよび傾斜面ISbを、まとめて傾斜面ISと称して説明する。
図7(a)および図8(a)は、内周支持部110の一部および内周側壁部210の一部を表している。図7(b)および図8(b)は、外周支持部120の一部および外周側壁部220の一部を表している。
換言すると、距離D1は、厚みT1の0.5倍以下であり、距離D2は、厚みT2の0.5倍以下であることが望ましい。この構成によれば、底面100bにおいて水滴が広がる範囲をより狭くでき、便座10の清掃性をさらに向上させることができる。
または、材料の特性によって撥水性が付与される場合、時間の経過や周囲の環境によって材質が変化し、撥水性が低下する可能性があるが、凹凸構造によって撥水性が付与されることで、このような撥水性の低下を抑制することができる。
あるいは、撥水領域R1および撥水領域R2は、撥水性を有する材料を含み、かつ表面に凹凸構造を有していても良い。こうすることで、撥水領域R1および撥水領域R2における撥水性をさらに高めることが可能となる。
図9は、実施形態の第1変形例に係る便座の一部を表す断面図である。
図9では、内周支持部110の一部および内周側壁部210の一部を表している。
ただし、撥水領域R1および撥水領域R2が第2表面S2の他の領域に対して上方に窪んでいると、第2表面S2に回り込んだ水滴が、撥水領域R1および撥水領域R2を越えて第2表面S2に広がる可能性がある。また、撥水領域R1および撥水領域R2が第2表面S2の他の領域に対して下方に窪んでいると、第2表面S2に回り込んだ水滴が、撥水領域R1および撥水領域R2によって弾かれず、これらの撥水領域の近傍に留まり易くなる。第2表面S2において、撥水領域R1および撥水領域R2と他の領域との間に段差があると、第2表面S2を清掃する際に、これらの撥水領域近傍の水滴や汚れが拭き取り難くなり、汚れが溜まり易くなってしまう。
これに対して、図4に表したように、撥水領域R1および撥水領域R2と、便座10表面のこれら撥水領域以外の領域と、が滑らかに連なることで、水滴が第2表面S2に広がることを効果的に抑制するとともに、滴下しなかった場合でも水滴や汚れを拭き取り易くなる。従って、このような構成によれば、第2表面S2に汚れが残りにくく且つ第2表面S2の汚れを拭き取り易くなり、便座10の清掃性をさらに高めることが可能となる。なお、複数の領域が滑らかに連なるとは、例えば、複数の領域の間に段差が形成されておらず、これらの領域の間で角や窪みが形成されていない状態を言う。
図10および図11は、実施形態の第2変形例に係る便座の一部を表す断面図である。
図10(a)および図11(a)は、内周支持部110の一部および内周側壁部210の一部を表している。図10(b)および図11(b)は、外周支持部120の一部および外周側壁部220の一部を表している。
ただし、上述したように、便座10の清掃性向上のためには、撥水領域R1および撥水領域R2と、第1表面S1のこれら撥水領域以外の領域と、が滑らかに連なっていることが望ましい。
撥水領域R1を鉛直上方に向けて便座10を載置し、撥水領域R1に複数の水滴を落とす。撥水領域R1に落とされた水滴の、水平面に対する接触角を測定する。例えば、10の水滴に対して、それらの接触角を測定し、その平均を算出する。
続いて、第1表面S1の壁面WSaを鉛直上方に向けて便座10を載置し、壁面WSaに複数の水滴を落とす。壁面WSaに落とされた水滴の、水平面に対する接触角を測定する。撥水領域R1の接触角を測定したときと同様の数の水滴に対して、それらの接触角を測定し、その平均を算出する。
撥水領域R1における接触角の平均値と、第1表面S1における接触角の平均値と、を比較し、より接触角が大きい方が、撥水性が高い。
また、撥水領域R2の撥水性と第1表面S1の撥水性との比較も、この方法により行うことができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (9)
- 鉛直方向に沿う壁面を有する側壁部と、
前記側壁部と接合され、下方に向いた底面を有する底板と、
を備え、
前記壁面よりも撥水性が高い撥水領域が、前記側壁部の直下の表面に設けられた便座。 - 前記撥水領域の少なくとも一部は、前記側壁部の中心面よりも外側に位置する請求項1記載の便座。
- 前記撥水領域と、前記表面の前記撥水領域以外の領域と、は滑らかに連なる請求項1または2に記載の便座。
- 前記側壁部と前記底板とを接合し、外部に露出した露出面を有する接合部材をさらに備え、
前記露出面が前記撥水領域として機能する請求項1〜3のいずれか1つに記載の便座。 - 鉛直方向に沿う壁面と、前記壁面の下端に連なり前記壁面よりも下方に向いた傾斜面と、を有する第1表面と、
前記傾斜面に連なり、下方に向いた第2表面と、
を備え、
前記傾斜面には、前記壁面よりも撥水性が高い撥水領域が設けられた便座。 - 前記撥水領域と、前記第1表面の前記撥水領域以外の領域と、は滑らかに連なる請求項5記載の便座。
- 前記第1表面を有する第1部材と、
前記第2表面の少なくとも一部を有する第2部材と、
前記第1部材と前記第2部材とを接合し、外部に露出した露出面を有する接合部材と、
を備え、
前記露出面が前記撥水領域として機能する請求項5または6に記載の便座。 - 前記撥水領域は、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーングラフトポリプロピレン、シリコーンゴム、およびシリコーンオイルの少なくともいずれかを含む請求項1〜7のいずれか1つに記載の便座。
- 前記撥水領域は、表面に凹凸構造を有する請求項1〜8のいずれか1つに記載の便座。
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