JP6551815B1 - 便座 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で高い剛性と高い清掃性とを得ることができる便座を提供する。【解決手段】第1開口部102aを有する第1本体部102と、第1本体部の第1後端部の両側端に設けられた一対の第1ヒンジ部104と、を有する底板100と、底板の上に設けられる上板200であって、第1開口部と対向する第2開口部202aを有する第2本体部202と、第2本体部の第2後端部の両側端に設けられた一対の第2ヒンジ部204と、を有する上板と、底板及び上板の外周側を接合する第1接合部材と、底板及び上板の内周側を接合する第2接合部材と、を備え、第1本体部は、第1開口部の外側に位置する第1外縁部102cを有し、第2本体部は、第2開口部の外側に位置する第2外縁部202cを有し、第1接合部材は、第1外縁部と第2外縁部とを接合し、第1後端部と第2後端部とを接合し、一対の第1ヒンジ部と一対の第2ヒンジ部とを接合する。【選択図】図2

Description

本発明の態様は、一般的に、便座に関する。
便座は、例えば、臀部が接触する上板と、便器側に設けられる底板と、を接合することで構成される。特許文献1では、樹脂製部品同士の間に形成された通路に、接合用樹脂を充填することで、これらの樹脂製部品を接合する技術が開示されている。
便座では、清掃性を向上させるために、上板と底板との接合部に継目、段差、及び隙間などが生じることを抑制することが求められている。樹脂を充填する製造方法では、他の製造方法と比べて、研削や研磨などの後工程を少なくし、清掃性の高い便座を比較的容易に製造することができる。
便座には、使用シーンに応じて様々な負荷が掛かる。例えば、着座時や便座を全開にする際に、便座に対して局所的に大きな力が掛かることが分かっている。特に、便座を全開にした状態で、さらに開く方向(後方側)に押し付けるような力が加わった場合には、ヒンジ部分に大きな力が掛かり、ヒンジ部分に割れなどが生じてしまう可能性がある。
このため、便座のヒンジの部分では、高強度の別部品を設けたり、ヒンジ部分の体積(ヒンジ部分の周囲の厚さ)を大きくしたりすることにより、ヒンジ部分の剛性を高くすることが行われている。
しかしながら、別部品を設けたりヒンジ部分の体積を大きくしたりして剛性を高める構成では、便座の製造コストを増加させてしまう可能性がある。また、ヒンジ部分を補強するためにヒンジ部分に継目や段差などが生じた場合には、上記のように清掃性の低下を招いてしまう。このため、便座では、簡単な構成で高い剛性と高い清掃性とを得られるようにすることが望まれる。
特許第3733778号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、簡単な構成で高い剛性と高い清掃性とを得ることができる便座を提供することを目的とする。
第1の発明は、第1開口部を有する第1本体部と、前記第1本体部の第1後端部の両側端に設けられた一対の第1ヒンジ部と、を有する底板と、前記底板の上に設けられる上板であって、前記第1開口部と対向する第2開口部を有する第2本体部と、前記第2本体部の第2後端部の両側端に設けられた一対の第2ヒンジ部と、を有する上板と、前記底板及び前記上板の外周側を接合する第1接合部材と、前記底板及び前記上板の内周側を接合する第2接合部材と、を備え、前記第1本体部は、前記第1後端部及び前記一対の第1ヒンジ部の前方において前記第1開口部の外側に位置する第1外縁部を有し、前記第2本体部は、前記第2後端部及び前記一対の第2ヒンジ部の前方において前記第2開口部の外側に位置する第2外縁部を有し、前記上板は、前記第2外縁部を前記第1外縁部の上に当接させ、前記第2後端部を前記第1後端部の上に当接させ、前記一対の第2ヒンジ部を前記一対の第1ヒンジ部の上に当接させ、前記第2開口部の開口端を前記第1開口部の開口端の上に当接させ、前記第2接合部材は、前記第1開口部の開口端と前記第2開口部の開口端とを接合し、前記第1接合部材は、前記第1外縁部と前記第2外縁部とを接合し、前記第1後端部と前記第2後端部とを接合し、前記一対の第1ヒンジ部と前記一対の第2ヒンジ部とを接合し、前記第1本体部は、第1部分と、前記第1部分から後方に向かうに従って前記上板側に傾斜する第2部分と、前記第2部分と前記第1後端部との間の第3部分と、を有し、前記第3部分の底面と前記第1部分の底面との成す角度は、前記第3部分の底面と前記第2部分の底面との成す角度よりも小さいことを特徴とする便座である。
この便座によれば、第1接合部材が、第1外縁部と第2外縁部とを接合し、第1後端部と第2後端部とを接合し、一対の第1ヒンジ部と一対の第2ヒンジ部とを接合する。さらに、第2接合部材が、第1開口部の開口端と第2開口部の開口端とを接合する。この便座では、一対の第1ヒンジ部及び一対の第2ヒンジ部を接合することによって、便座の一対のヒンジ部が形成される。これにより、この便座では、高強度の別部品を設けたり体積を大きくしたりすることなく、便座の一対のヒンジ部において高い剛性を得ることができる。例えば、便座を全開にした状態で、さらに開く方向に押し付けるような力が加わった場合にも、一対のヒンジ部に割れなどが生じてしまうことを抑制することができる。さらに、第1接合部材及び第2接合部材によって底板及び上板の内外周を接合することにより、底板と上板との間に継目や段差などが生じることを抑制し、清掃性の低下や意匠性の低下を抑制することができる。従って、簡単な構成で高い剛性と高い清掃性とを得ることができる便座を提供することができる。また、例えば、底板が第1部分及び第2部分のみを有し、第3部分を有していない場合には、第1接合部材及び第2接合部材によって底板と上板とを接合する際に、第2部分の傾斜に沿って底板が動き、第2部分に変形が生じてしまう可能性がある。これに対して、この便座では、第3部分を設けることにより、第2部分の傾斜に沿う底板の動きを抑制し、第2部分に変形が生じてしまうことを抑制することができる。これにより、傾斜する第2部分を設けた場合にも、第1接合部材及び第2接合部材によって底板と上板とをより適切に接合することができ、より高い剛性を得ることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記第1接合部材は、前記底板及び前記上板の外周側を全周に亘って接合し、前記第2接合部材は、前記底板及び前記上板の内周側を全周に亘って接合することを特徴とする便座である。
この便座によれば、底板及び上板の外周側及び内周側を全周に亘って接合することで、より高い剛性を得ることができる。さらに、底板及び上板の外周側及び内周側の全周に亘って継目や段差などが生じることを抑制し、清掃性の低下や意匠性の低下をより抑制することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記底板は、前記第1本体部及び前記一対の第1ヒンジ部の外周縁に沿って設けられた凹状の外周嵌合部と、前記第1本体部の内周縁に沿って設けられた凹状の内周嵌合部と、を有し、前記上板は、前記第2本体部及び前記一対の第2ヒンジ部の外周縁から下方に延びる外周側壁部と、前記外周側壁部の下端から下方に延び、前記底板の上に重なり、前記外周嵌合部に嵌合する第1垂下部と、前記外周側壁部の下端に前記第1垂下部と離間して前記第1垂下部よりも外周側に設けられ、前記第1垂下部との間に上方に向かって凹む第1凹部を設ける第2垂下部と、前記第2本体部の内周縁から下方に延びる内周側壁部と、前記内周側壁部の下端から下方に延び、前記底板の上に重なり、前記内周嵌合部に嵌合する第3垂下部と、前記内周側壁部の下端に前記第3垂下部と離間して前記第3垂下部よりも内周側に設けられ、前記第3垂下部との間に上方に向かって凹む第2凹部を設ける第4垂下部と、を有し、前記第1接合部材は、前記第1凹部内に設けられ、前記第2接合部材は、前記第2凹部内に設けられることを特徴とする便座である。
この便座によれば、外周嵌合部に嵌合する第1垂下部と、内周嵌合部に嵌合する第3垂下部と、を設けることにより、第1接合部材及び第2接合部材によって底板と上板とを接合する際に、底板と上板との位置ズレを抑制することができる。例えば、上板の位置ズレによって第1接合部材及び第2接合部材の幅が変化し、接合強度に偏りが生じてしまうことなどを抑制することができる。
第4の発明は、第3の発明において、前記一対の第1ヒンジ部の外周縁に設けられた前記外周嵌合部の幅に対する前記一対の第2ヒンジ部の外周縁に設けられた前記第1垂下部の幅の比率は、前記第1外縁部の外周縁に設けられた前記外周嵌合部の幅に対する前記第2外縁部の外周縁に設けられた前記第1垂下部の幅の比率、前記第1後端部の外周縁に設けられた前記外周嵌合部の幅に対する前記第2後端部の外周縁に設けられた前記第1垂下部の幅の比率、及び前記内周嵌合部の幅に対する前記第3垂下部の幅の比率よりも小さいことを特徴とする便座である。
一対の第1ヒンジ部及び一対の第2ヒンジ部の部分は、第1本体部や第2本体部などと比べて形状が複雑であり、第1接合部材及び第2接合部材による接合の際などに、応力が集中し易い。この便座では、一対の第1ヒンジ部及び一対の第2ヒンジ部の部分において、外周嵌合部の幅に対する第1垂下部の幅の比率を他の部分よりも小さくする。これにより、一対の第1ヒンジ部及び一対の第2ヒンジ部の部分において、外周嵌合部と第1垂下部との嵌合に、他の部分よりも遊びを設けることができる。そして、この外周嵌合部と第1垂下部との嵌合の遊びにより、一対の第1ヒンジ部及び一対の第2ヒンジ部の部分への応力の集中を緩和することができる。例えば、一対の第1ヒンジ部及び一対の第2ヒンジ部の部分に残留応力が発生した状態で便座が製造されてしまうことを抑制することできる。便座を全開にした状態で、さらに開く方向に押し付けるような力が加わった場合に、残留応力によって一対のヒンジ部に割れなどが生じ易くなってしまうことを抑制することができる。従って、便座の剛性をより高めることができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記一対の第2ヒンジ部の外周縁に設けられた前記第1垂下部の外側面は、前記外周嵌合部と離間して配置され、前記第1接合部材の一部は、前記一対の第2ヒンジ部の外周縁に設けられた前記第1垂下部の前記外側面と前記外周嵌合部との間に入り込んでいることを特徴とする便座である。
この便座によれば、第1接合部材の一部が、一対の第2ヒンジ部の外周縁に設けられた第1垂下部の外側面と外周嵌合部との間に入り込んでいることにより、第1垂下部と外周嵌合部との間に空隙が生じることを抑制することができる。これにより、外周嵌合部と第1垂下部との嵌合の遊びを他の部分よりも大きくした場合にも、この遊びによって剛性が低下してしまうことを抑制することができる。一対の第1ヒンジ部及び一対の第2ヒンジ部の部分に残留応力が発生することを抑制しつつ、一対のヒンジ部の剛性をより高めることができる。
第6の発明は、第3〜第5のいずれか1つの発明において、前記第2垂下部及び前記第4垂下部は、前記底板と上下方向において重ならない位置に配置され、前記第1接合部材は、外部に露出する第1露出面を前記第2垂下部と前記底板との間に有し、前記第2接合部材は、外部に露出する第2露出面を前記第4垂下部と前記底板との間に有し、前記第1露出面は、前記外周側壁部の下端の幅方向の中央よりも外周側に配置され、前記第2露出面は、前記内周側壁部の下端の幅方向の中央よりも内周側に配置されていることを特徴とする便座である。
この便座によれば、第1露出面を外周側壁部の下端の幅方向の中央よりも外周側に配置し、第2露出面を内周側壁部の下端の幅方向の中央よりも内周側に配置することにより、第1接合部材及び第2接合部材による接合強度をより高めることができる。従って、便座の剛性をより高めることができる。
本発明の態様によれば、簡単な構成で高い剛性と高い清掃性とを得ることができる便座を提供することができる。
実施形態に係る便座を備えたトイレ装置を模式的に表す斜視図である。 実施形態に係る便座を模式的に表す分解斜視図である。 実施形態に係る便座の一部を模式的に表す斜視断面図である。 実施形態に係る便座を模式的に表す平面図である。 図3の断面の一部を拡大した断面図である。 図3の断面の一部を拡大した断面図である。 実施形態に係る便座を模式的に表す側面図である。 実施形態に係る便座の一部を模式的に表す部分断面図である。 実施形態に係る便座の一部を模式的に表す部分断面図である。 実施形態に係る便座の一部を模式的に表す部分断面図である。 実施形態に係る便座の一部を模式的に表す部分断面図である。 実施形態に係る便座の製造工程を表す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る便座を備えたトイレ装置を模式的に表す斜視図である。
図1に表したように、トイレ装置2は、便座装置4と、洋式腰掛便器(以下、単に「便器」という)6と、を備える。
便座装置4は、便器6の上に取り付けられる。便座装置4は、便器6に対して一体的に取り付けてもよいし、便器6に対して着脱可能に取り付けてもよい。便座装置4は、便座10と、便蓋12と、本体部14と、を有する。
ここで、本願明細書においては、便座10に座った使用者からみて上方を「上方」とし、便座10に座った使用者からみて下方を「下方」とする。また、開いた状態の便蓋12に背を向けて便座10に座った使用者からみて左右方向を、それぞれ「左側方」及び「右側方」とし、前後方向を、それぞれ「前方」及び「後方」とする。図1には、上方UW、下方DW、左側方LW、右側方RW、前方FW、及び後方BWの一例が表されている。
便器6は、下方に向けて窪んだボウル部6aを有する。便器6は、ボウル部6aにおいて使用者の尿や便などの排泄物を受ける。便座装置4の本体部14は、便器6のボウル部6aよりも後方の上部に設けられる。本体部14は、便座10及び便蓋12を開閉可能に軸支している。
便座10は、便座本体20と、一対のヒンジ部22と、を有する。便座本体20は、開口部20aを有する。便座10は、ボウル部6aの外縁を囲むように便器6の上に便座本体20を配置し、開口部20aを介してボウル部6aを露呈させる。これにより、使用者は、便座10の便座本体20に座った状態でボウル部6aに排泄を行うことができる。この例では、貫通孔状の開口部20aが形成された、いわゆるO型の便座本体20を示している。便座本体20は、O型に限ることなく、U字型などでもよい。便座本体20の内部には、例えば、着座部(使用者の臀部が接する部分)を温めるヒータ等が適宜設けられる。
一対のヒンジ部22は、便座本体20の後端部の両側端に設けられる。これにより、便座10は、一対のヒンジ部22を介して便座装置4の本体部14に回動可能に軸支される。一対のヒンジ部22は、例えば、便座本体20の後端部の両側端から後方に突出するように設けられる。一対のヒンジ部22は、例えば、略矩形の箱状である。但し、一対のヒンジ部22の形状は、上記に限ることなく、本体部14に回動可能に軸支させることが可能な任意の形状でよい。
図2は、実施形態に係る便座を模式的に表す分解斜視図である。
図3は、実施形態に係る便座の一部を模式的に表す斜視断面図である。
図2及び図3に表したように、便座10は、底板100と、上板200と、第1接合部材310と、第2接合部材320と、を備える。上板200は、底板100の上に設けられる。底板100と上板200は、第1接合部材310及び第2接合部材320によって接合されている。
以下で、便座10のより具体的な構造について説明する。なお、ここでは、「上方」や「下方」などの方向は、便座10の底板100が水平面上に載置された状態(便器6の上に載置され、使用者が着座可能な状態)を基準にしている。
底板100は、第1本体部102と、一対の第1ヒンジ部104と、を有する。第1本体部102は、第1開口部102aを有する。一対の第1ヒンジ部104は、第1本体部102の第1後端部102bの両側端に設けられる。一対の第1ヒンジ部104は、例えば、第1本体部102の第1後端部102bの両側端から後方に突出するように設けられる。
また、第1本体部102は、第1外縁部102cを有する。第1外縁部102cは、第1後端部102b及び一対の第1ヒンジ部104の前方において第1開口部102aの外側に位置する。第1外縁部102cは、例えば、第1後端部102b及び一対の第1ヒンジ部104よりも前方の略U字状の部分全体である。
上板200は、第2本体部202と、一対の第2ヒンジ部204と、を有する。第2本体部202は、第1開口部102aと対向する第2開口部202aを有する。一対の第2ヒンジ部204は、第2本体部202の第2後端部202bの両側端に設けられる。一対の第2ヒンジ部204は、例えば、第2本体部202の第2後端部202bの両側端から後方に突出するように設けられる。
また、第2本体部202は、第2外縁部202cを有する。第2外縁部202cは、第2後端部202b及び一対の第2ヒンジ部204の前方において第2開口部202aの外側に位置する。第2外縁部202cは、例えば、第2後端部202b及び一対の第2ヒンジ部204よりも前方の略U字状の部分全体である。
底板100及び上板200を上方から見た形状は、便座10を上方から見た形状と実質的に同じである。すなわち、底板100及び上板200を上方から見た形状は、環状又はU字状である。
上板200は、第2外縁部202cを第1外縁部102cの上に当接させ、第2後端部202bを第1後端部102bの上に当接させ、一対の第2ヒンジ部204を一対の第1ヒンジ部104の上に当接させ、第2開口部202aの開口端を第1開口部102aの開口端の上に当接させる。
図3に表したように、第1接合部材310は、底板100及び上板200の外周側を接合する。第2接合部材320は、底板100及び上板200の内周側を接合する。
便座10の便座本体20は、底板100の第1本体部102と上板200の第2本体部202とを接合することによって形成される。開口部20aは、第1本体部102と第2本体部202とを接合することにより、第1開口部102aと第2開口部202aとによって形成される。また、一対のヒンジ部22は、一対の第1ヒンジ部104と一対の第2ヒンジ部204とを接合することによって形成される。一対の第2ヒンジ部204は、例えば、下方に開口する開口箱状である。一対のヒンジ部22の回転軸部分は、例えば、一対の第2ヒンジ部204に設けられる。一対の第1ヒンジ部104は、例えば、一対の第2ヒンジ部204の下方の開口を塞ぐ板状である。但し、一対のヒンジ部22の回転軸部分は、一対の第1ヒンジ部104に設けてもよいし、第1ヒンジ部104と第2ヒンジ部204とを接合することによって形成されるようにしてもよい。但し、上記のように、一対のヒンジ部22の回転軸部分を一対の第2ヒンジ部204に設けることにより、一対の第1ヒンジ部104と一対の第2ヒンジ部204とを接合し易くすることができる。
図4は、実施形態に係る便座を模式的に表す平面図である。
図4に表したように、第1接合部材310は、底板100及び上板200の外周側において、第1外縁部102cと第2外縁部202cとを接合し、第1後端部102bと第2後端部202bとを接合し、一対の第1ヒンジ部104と一対の第2ヒンジ部204とを接合する。
換言すれば、第1接合部材310は、第1外縁部102cと第2外縁部202cとの外周縁を接合する第1接合領域311と、第1後端部102bと第2後端部202bとの外周縁を接合する第2接合領域312と、一対の第1ヒンジ部104と一対の第2ヒンジ部204との外周縁を接合する一対の第3接合領域313と、を有する。
第2接合部材320は、第1開口部102aの開口端と、第2開口部202aの開口端と、を接合する。
また、図4に表したように、便座10では、第1接合部材310が、底板100及び上板200の外周側を全周に亘って接合する。そして、便座10では、第2接合部材320が、底板100及び上板200の内周側を全周に亘って接合する。換言すれば、第1接合部材310は、底板100及び上板200の外周縁に沿って連続的に延びる環状である。第2接合部材320は、底板100及び上板200の内周縁に沿って連続的に延びる環状である。
但し、第1接合部材310及び第2接合部材320は、必ずしも底板100及び上板200の全周に設けられていなくてもよい。第1接合部材310は、底板100及び上板200の外周縁に沿う方向において途切れた部分を有していてもよい。第2接合部材320は、底板100及び上板200の内周縁に沿う方向において途切れた部分を有していてもよい。第1接合部材310は、例えば、底板100及び上板200の外周縁に沿う方向に並べて設けられた複数の部分を有していてもよい。第2接合部材320は、例えば、底板100及び上板200の内周縁に沿う方向に並べて設けられた複数の部分を有していてもよい。換言すれば、便座10は、底板100及び上板200の外周縁に沿う方向に並ぶ複数の第1接合部材310を有してもよい。便座10は、底板100及び上板200の内周縁に沿う方向に並ぶ複数の第2接合部材320を有してもよい。
底板100は、外周嵌合部121と、内周嵌合部122と、を有する。外周嵌合部121は、第1本体部102及び一対のヒンジ部104の外周縁に沿って設けられる。外周嵌合部121は、下方に凹む凹状である。外周嵌合部121は、例えば、第1本体部102及び一対のヒンジ部104の外周縁(底板100の外周縁)の全周に亘って設けられる。
内周嵌合部122は、第1本体部102の内周縁に沿って設けられる。内周嵌合部122は、下方に凹む凹状である。内周嵌合部122は、例えば、第1本体部102の内周縁の全周に亘って設けられる。外周嵌合部121及び内周嵌合部122は、例えば、下方に向かうに従って幅が狭くなるV字状の溝である。
上板200は、外周側壁部221と、内周側壁部222と、を有する。外周側壁部221は、第2本体部202及び一対の第2ヒンジ部204の外周縁から下方に延びる。内周側壁部222は、第2本体部202の内周縁から下方に延びる。
第1本体部102と第2本体部202は、上下方向において離間している。また、外周側壁部221と内周側壁部222とは、水平方向において離間している。これにより、便座10には、底板100及び上板200によって囲まれた内部空間Sが形成されている。
なお、便座10がU字状である場合には、底板100の前端側において外周嵌合部121と内周嵌合部122とが接続され、上板200の前端側において外周側壁部221と内周側壁部222とが接続される。同様に、便座10がU字状である場合には、底板100及び上板200の前端側において第1接合部材310と第2接合部材320とが接続される。
図5及び図6は、図3の断面の一部を拡大した断面図である。
図5は、外周嵌合部121の一部及び外周側壁部221の一部を表している。図6は、内周嵌合部122の一部及び内周側壁部222の一部を表している。
図5に表したように、上板200は、第1垂下部231と、第2垂下部232と、を有する。第1垂下部231は、外周側壁部221の下端から下方に延び、底板100の上に重なり、外周嵌合部121に嵌合する。第2垂下部232は、外周側壁部221の下端に第1垂下部231と離間して第1垂下部231よりも外周側に設けられ、第1垂下部231との間に上方に向かって凹む第1凹部241を設ける。
図6に表したように、上板200は、第3垂下部233と、第4垂下部234と、を有する。第3垂下部233は、内周側壁部222の下端から下方に延び、底板100の上に重なり、内周嵌合部122に嵌合する。第4垂下部234は、内周側壁部222の下端に第3垂下部233と離間して第3垂下部233よりも内周側に設けられ、第3垂下部233との間に上方に向かって凹む第2凹部242を設ける。
第1接合部材310は、第1凹部241内に設けられる。第2接合部材320は、第2凹部242内に設けられる。これにより、第1接合部材310及び第2接合部材320によって底板100と上板200とが接合される。
底板100、上板200、第1接合部材310、及び第2接合部材320には、例えば、樹脂材料が用いられる。底板100、上板200、第1接合部材310、及び第2接合部材320は、例えば、ポリプロピレン、ABS(Acrylonitrile-Butadiene-Styrene)、またはPBT(Polybutylene Terephthalate)、またはポリカーボネート系複合材料などを含む。
便座10は、例えば、底板100と上板200とを型に嵌め込み、底板100と上板200とを合わせた状態で保持しつつ、第1接合部材310となる樹脂を第1凹部241に注入するとともに、第2接合部材320となる樹脂を第2凹部242に注入することによって製造される。
第1接合部材310の幅W1は、略一定である。例えば、第1接合部材310の第1接合領域311の幅は、第2接合領域312の幅、及び一対の第3接合領域313の幅と実質的に同じである。この例において、第1接合部材310の幅W1は、底板100及び上板200の全周に亘って略一定である。また、第2接合部材320の幅W2は、略一定である。この例において、第2接合部材320の幅W2は、底板100及び上板200の全周に亘って略一定である。
ここで、第1接合部材310の幅W1は、例えば、底板100及び上板200の外周縁に沿う方向に対して直交する方向の幅である。また、幅W1は、例えば、外周嵌合部121の上端部121aにおける第1接合部材310の幅である。第2接合部材320の幅W2は、例えば、底板100及び上板200の内周縁に沿う方向に対して直交する方向の幅である。また、幅W2は、例えば、内周嵌合部122の上端部122aにおける第2接合部材320の幅である。なお、幅W1、W2が略一定(実質的に同じ)とは、例えば、幅W1、W2の変化が、2mm以下の状態である。換言すれば、幅W1、W2の最大値と最小値との差が、2mm以下の状態である。但し、幅W1、W2は、必ずしも一定でなくてもよい。第1接合部材310及び第2接合部材320は、一部に幅の異なる部分を有していてもよい。
第2垂下部232は、底板100と上下方向において重ならない位置に配置される。第1接合部材310は、外部に露出する第1露出面310aを第2垂下部232と底板100との間に有する。第1露出面310aは、外周側壁部221の下端の幅方向の中央C1よりも外周側に配置されている。外周側壁部221の下端の幅方向の中央C1は、換言すれば、第1凹部241(第1接合部材310)の上端部における外周側壁部221の幅方向の中央である。なお、図5では、第2垂下部232が、外周側壁部221の下端から下方に向かって略鉛直方向に延びている。これに限ることなく、第2垂下部232は、下方に向かうほど底板100に近づくように傾斜又は湾曲してもよい。
第4垂下部234は、底板100と上下方向において重ならない位置に配置される。第2接合部材320は、外部に露出する第2露出面320aを第4垂下部234と底板100との間に有する。第2露出面320aは、内周側壁部222の下端の幅方向の中央C2よりも内周側に配置されている。内周側壁部222の下端の幅方向の中央C2は、換言すれば、第2凹部242(第2接合部材320)の上端部における内周側壁部222の幅方向の中央である。なお、第1露出面310aの外周縁に沿う方向に対して直交する方向の幅及び第2露出面320aの内周縁に沿う方向に対して直交する方向の幅は、例えば、1mm程度(例えば0.5mm以上3mm以下)である。なお、図6では、第4垂下部234が、内周側壁部222の下端から下方に向かって略鉛直方向に延びている。これに限ることなく、第4垂下部234は、下方に向かうほど底板100に近づくように傾斜又は湾曲してもよい。
第1露出面310aは、第2垂下部232の下端と略面一である。また、第1露出面310aは、底板100の底面100bと略面一である。同様に、第2露出面320aは、第4垂下部234の下端、及び底板100の底面100bと略面一である。これにより、底板100と上板200との接合部分に隙間や段差などが生じることを抑制し、便座10の清掃性を向上させることができる。ここで、「略面一」とは、例えば、隣接する2つの部材間に生じる高さの差が、1mm以下であることをいう。より好ましくは、0.3mm以下である。
第2垂下部232は、第1凹部241と反対側を向く側面232aを有する。側面232aは、換言すれば、外側を向く側面である。第2垂下部232の側面232aは、外周側壁部221の外側を向く側面221aと連続する。すなわち、外周側壁部221と第2垂下部232との間には、段差などが設けられていない。同様に、第4垂下部234は、第2凹部242と反対側を向く側面234aを有する。第4垂下部234の側面234aは、内周側壁部222の内側を向く側面222aと連続する。これにより、段差などによって清掃性が低下したり、段差などが使用者のお尻や足などに当たって使用者に違和感を与えてしまったりすることを抑制することができる。
第2垂下部232の側面232aの下端部は、例えば、凸曲面状に湾曲することにより、第1凹部241側に向かう。第4垂下部234の側面234aの下端部は、例えば、凸曲面状に湾曲することにより、第2凹部242側に向かう。換言すれば、第2垂下部232の下端部及び第4垂下部234の下端部には、いわゆるR面取りが施されている。
第2垂下部232の側面232aの下端部は、例えば、直線状に傾斜することによって第1凹部241側に向かってもよい。第4垂下部234の側面234aの下端部は、例えば、直線状に傾斜することによって第2凹部242側に向かってもよい。換言すれば、第2垂下部232の下端部及び第4垂下部234の下端部には、いわゆるC面取りを施してもよい。但し、側面232a、234aの下端部を凸曲面状に湾曲させることにより、直線状に傾斜させる場合と比べて、角などが生じることを抑制することができる。例えば、使用者のお尻や足などが、側面232a、234aの角などに当たって使用者に違和感を与えてしまうことを抑制することができる。
第2垂下部232、第4垂下部234の湾曲又は傾斜していない部分の外周縁に沿う方向に対して直交する方向の幅は、1mm以上2mm以下である。これにより、例えば、第2垂下部232、第4垂下部234が過度に厚くなることを適切に抑制しつつ、第1接合部材310、第2接合部材320となる樹脂を充填する際の圧力を第2垂下部232、第4垂下部234において適切に受けることができる。
第1垂下部231の形状は、外周嵌合部121の形状に対応する。第3垂下部233の形状は、内周嵌合部122の形状に対応する。前述のように、外周嵌合部121及び内周嵌合部122は、下方に向かうに従って幅が狭くなるV字状の溝である。この場合、第1垂下部231及び第3垂下部233は、下方に向かうに従って幅が狭くなるV字状の突起である。これにより、第1垂下部231は、外周嵌合部121に嵌合し、第3垂下部233は、内周嵌合部122に嵌合する。第1垂下部231と外周嵌合部121との嵌合及び第3垂下部233と内周嵌合部122との嵌合により、例えば、第1接合部材310及び第2接合部材320となる樹脂を注入する際に、樹脂が内部空間S内に流れ込んでしまうことを抑制することができる。
底板100は、第2垂下部232と対向する対向面114と、対向面114の下端部から第2垂下部232に向かって延びる突出部116と、を有する。突出部116は、上方を向く上面116aを有する。突出部116の上面116aの少なくとも一部は、底板100の底面100bと略平行である。
突出部116は、第2垂下部232と対向する側面116bを有する。突出部116の側面116bは、下方に向かうに従って第2垂下部232に近づく。側面116bは、例えば、直線状に傾斜することにより、下方に向かうに従って第2垂下部232に近づく。側面116bは、例えば、凸曲面状又は凹曲面状に湾曲することにより、下方に向かうに従って第2垂下部232に近付けてもよい。また、第2垂下部232の側面116bと対向する面は、下方に向かうに従って突出部116に近づくように傾斜又は湾曲してもよい。
また、突出部116の上面116aと底板100の底面100bとの成す角度は、突出部116の側面116bと底板100の底面100bとの成す角度よりも小さい。上面116aは、底面100bと略平行な面に限ることなく、例えば、側面116bよりも緩い傾斜を有する面などでもよい。なお、突出部116の形状は、上記の形状に限定されるものではない。突出部116は、例えば、略水平面状の上面116aと、略垂直面状の側面116bと、を有する略矩形状の形状などでもよい。あるいは、突出部116は、例えば、対向面114から連続的に下降傾斜する側面116bのみを有する形状などでもよい。
底板100は、第4垂下部234と対向する対向面124と、対向面124の下端部から第4垂下部234に向かって延びる突出部126と、を有する。突出部126は、上方を向く上面126aと、第4垂下部234と対向する側面126bと、を有する。対向面124及び突出部126の構成は、対向面114及び突出部116の構成と実質的に同じであるから詳細な説明は省略する。第4垂下部234の側面126bと対向する面は、第2垂下部232と同様に、下方に向かうに従って突出部126に近づくように傾斜又は湾曲してもよい。
図7は、実施形態に係る便座を模式的に表す側面図である。
図8は、実施形態に係る便座の一部を模式的に表す部分断面図である。
図8は、図4のA1−A2線断面を模式的に表す。
図7及び図8に表したように、底板100の第1本体部102は、第1部分141と、第2部分142と、第3部分143と、を有する。第1部分141は、便器6の上に載置される部分である。便座10を便器6の上に載置し、使用者の着座を可能とした状態において、第1部分141は、例えば、略水平に延びる。略水平とは、例えば、水平面との成す角度が±5°以下の状態である。
第2部分142は、第1部分141から後方に向かうに従って上板200側に傾斜する。換言すれば、第2部分142は、便座10を便器6の上に載置し、使用者の着座を可能とした状態において、第1部分141から後方に向かうに従って上方に傾斜する。
便座10では、底板100及び上板200が、後方に向かうに従って上方に傾斜する。これにより、人体の臀部を受け易くすることができるとともに、図7に表したように、便座装置4の本体部14において便座10を軸支し易くすることができる。
第3部分143は、第2部分142と第1後端部102bとの間に設けられる。第1後端部102bは、換言すれば、第3部分143の後端である。第3部分143は、第2部分142から後方に向かって略水平に延びる。第3部分143の底面は、第1部分141の底面と略平行である。略平行とは、例えば、2つの面の成す角度が±5°以下の状態である。便座10を便器6の上に載置し、使用者の着座を可能とした状態において、第1部分141の底面及び第3部分143の底面は、略水平な面である。一方、第3部分143の底面と第2部分142の底面との間、及び第1部分141の底面と第2部分142の底面との間には、第2部分142の傾斜に従った所定の角度差が生じる。従って、第3部分143の底面と第1部分141の底面との成す角度は、第3部分143の底面と第2部分142の底面との成す角度よりも小さい。
第3部分143は、少なくとも第1後端部102bから対向面114の位置P1まで延びていることが好ましい。また、第3部分143は、外周嵌合部121の下端の位置P2よりも後方に位置することが好ましい。
図9〜図11は、実施形態に係る便座の一部を模式的に表す部分断面図である。
図9は、図4のB1−B2線断面を模式的に表す。
図10は、図4のC1−C2線断面を模式的に表す。
図11は、図4のD1−D2線断面を模式的に表す。
すなわち、図8は、第1接合部材310の第2接合領域312の部分を表す断面図であり、図9は、第1接合部材310の第1接合領域311の部分を表す断面図であり、図10は、第2接合部材320を表す断面図であり、図11は、第1接合部材310の第3接合領域313の部分を表す断面図である。
図8に表したように、第2後端部202bの外周縁に設けられた第1垂下部231の幅W21は、例えば、第1後端部102bの外周縁に設けられた外周嵌合部121の幅W11と実質的に同じである。従って、第1後端部102bの外周縁に設けられた外周嵌合部121の幅W11に対する第2後端部202bの外周縁に設けられた第1垂下部231の幅W21の比率(W21/W11)は、略1である。
図9に表したように、第2外縁部202cの外周縁に設けられた第1垂下部231の幅W22は、例えば、第1外縁部102cの外周縁に設けられた外周嵌合部121の幅W12よりも僅かに小さい程度である。従って。第1外縁部102cの外周縁に設けられた外周嵌合部121の幅W12に対する第2外縁部202cの外周縁に設けられた第1垂下部231の幅W22の比率(W22/W12)は、1よりも僅かに小さい程度である。
図10に表したように、第3垂下部233の幅W23は、例えば、内周嵌合部122の幅W13と実質的に同じである。従って、内周嵌合部122の幅W13に対する第3垂下部233の幅W23の比率(W23/W13)は、略1である。
一方、図11に表したように、一対の第2ヒンジ部204の外周縁に設けられた第1垂下部231の幅W24は、他の部分と比べて、一対の第1ヒンジ部104の外周縁に設けられた外周嵌合部121の幅W14よりも狭い。従って、一対の第1ヒンジ部104の外周縁に設けられた外周嵌合部121の幅W14に対する一対の第2ヒンジ部204の外周縁に設けられた第1垂下部231の幅W24の比率(W24/W14)は、1よりも小さい。
なお、外周嵌合部121の幅W11〜W14及び第1垂下部231の幅W21〜W24は、図8〜図11に表したように、外周嵌合部121及び第1垂下部231の同じ高さにおける幅である。
このように、一対の第1ヒンジ部104の外周縁に設けられた外周嵌合部121の幅W14に対する一対の第2ヒンジ部204の外周縁に設けられた第1垂下部231の幅W24の比率(W24/W14)は、第1外縁部102cの外周縁に設けられた外周嵌合部121の幅W12に対する第2外縁部202cの外周縁に設けられた第1垂下部231の幅W22の比率(W22/W12)、第1後端部102bの外周縁に設けられた外周嵌合部121の幅W11に対する第2後端部202bの外周縁に設けられた第1垂下部231の幅W21の比率(W21/W11)、及び内周嵌合部122の幅W13に対する第3垂下部233の幅W23の比率(W23/W13)よりも小さい。
図11に表したように、一対の第2ヒンジ部204の外周縁に設けられた第1垂下部231の外側面231aは、外周嵌合部121と離間して配置されている。第1接合部材310の一部310bは、一対の第2ヒンジ部204の外周縁に設けられた第1垂下部231の外側面231aと外周嵌合部121との間に入り込んでいる。
図12は、実施形態に係る便座の製造工程を表す断面図である。
図12では、外周嵌合部121の一部及び外周側壁部221の一部を表している。上述した通り、内周嵌合部122及び内周側壁部222の構造は、外周嵌合部121及び外周側壁部221の構造と同様である。このため、ここでは外周嵌合部121の一部及び外周側壁部221の一部を例に挙げて、便座10の製造工程を説明する。
まず、第2本体部202を下にして上板200を金型M1の上に載置する。この際、上板200を金型M1に嵌め込むようにし、上板200の外側の面を金型M1で押さえるようにする。この後、上板200の上に底板100を配する。このとき、図12に表したように、外周側壁部221の第1垂下部231が外周嵌合部121に嵌合し、突出部116と第2垂下部232との間に注入口となる隙間が出来るように、底板100を上板200の上に配する。
この状態で、金型M2により底板100を下方に向かって押圧する。金型M2には、第1接合部材310及び第2接合部材320となる樹脂を注入するためのゲートGが設けられている。このゲートGが、突出部116と第2垂下部232との隙間に位置するように、金型M2を底板100及び上板200の上に配する。
この状態で、突出部116と第2垂下部232との間の隙間から第1凹部241内に、加熱した樹脂をゲートGから注入する。加熱された樹脂が隙間に注入されると、底板100及び上板200の樹脂と接する面が熱によって溶融し、樹脂と混ざり合う。その後、樹脂が冷えて硬化し、第1接合部材310及び第2接合部材320となることで、底板100と上板200が接合される。例えば、底板100及び上板200がポリプロピレンである場合には、ポリプロピレンを用いて接合することが好ましく、可塑化温度及び射出温度は材料の融点以上から300℃以下の温度域が好ましい。強い接合強度を得るためには、この温度域内での高温側が適しているが、安定した生産のためには樹脂に応じた分解温度以下の範囲で条件を設定することが好ましい。ポリプロピレン以外の樹脂材料を用いて接合する場合であっても、溶融温度以上の範囲で可能な限り高温であることが好ましいが、生産性を考慮すれば実質的な温度範囲は分解温度以下である。底板100と上板200の接合後は、第2垂下部232の先端の面取りや、樹脂のバリ取りなどが適宜行われても良い。以上により、実施形態に係る便座10が作製される。
金型M2は、例えば、突出部116と第2垂下部232との隙間に沿って並ぶ複数のゲートGを有する。複数のゲートGの間隔は、例えば、接合のための熱量を基に設定される。具体的には、注入路に流れ込む二次樹脂が固化するまでの熱量が、接している一次樹脂(底板100及び上板200)の表層を融かすに充分である範囲(流動長)を算出して決定する。例えば、便座10の内外周の8分の1程度にあたる200mmを上限とし、金型M2の構成や製造性を考慮して適宜その範囲内で設定してよい。
なお、前述のように、第1凹部241は、第1接合部材310と互いに溶融するため、その界面が判別し難い可能性がある。この場合には、例えば、第1接合部材310の材料の成分よりも、上板200の材料の成分の方が高くなる部分を、第1凹部241の界面とすればよい。
以上、説明したように、本実施形態にかかる便座10では、この便座によれば、第1接合部材310が、第1外縁部102cと第2外縁部202cとを接合し、第1後端部102bと第2後端部202bとを接合し、一対の第1ヒンジ部104と一対の第2ヒンジ部204とを接合する。さらに、第2接合部材320が、第1開口部102aの開口端と第2開口部202aの開口端とを接合する。
この便座10では、一対の第1ヒンジ部104及び一対の第2ヒンジ部204を接合することによって、便座10の一対のヒンジ部22が形成される。これにより、この便座10では、高強度の別部品を設けたり体積を大きくしたりすることなく、便座10の一対のヒンジ部22において高い剛性を得ることができる。例えば、便座10を全開にした状態で、さらに開く方向に押し付けるような力が加わった場合にも、一対のヒンジ部22に割れなどが生じてしまうことを抑制することができる。
さらに、第1接合部材310及び第2接合部材320によって底板100及び上板200の内外周を接合することにより、底板100と上板200との間に継目や段差などが生じることを抑制し、清掃性の低下や意匠性の低下を抑制することができる。従って、簡単な構成で高い剛性と高い清掃性とを得ることができる便座10を提供することができる。
また、便座10では、第1接合部材310及び第2接合部材320が、底板100及び上板200の外周側及び内周側を全周に亘って接合することで、より高い剛性を得ることができる。さらに、底板100及び上板200の外周側及び内周側の全周に亘って継目や段差などが生じることを抑制し、清掃性の低下や意匠性の低下をより抑制することができる。
また、便座10では、底板100の第1本体部102が、第1部分141と、第1部分141から後方に向かうに従って上板200側に傾斜する第2部分142と、第2部分142と第1後端部102bとの間の第3部分143と、を有し、第3部分143の底面と第1部分141の底面との成す角度が、第3部分143の底面と第2部分142の底面との成す角度よりも小さい。
例えば、底板100が第1部分141及び第2部分142のみを有し、第3部分143を有していない場合には、第1接合部材310及び第2接合部材320によって底板100と上板200とを接合する際に、第2部分142の傾斜に沿って底板100が動き、第2部分142に変形が生じてしまう可能性がある。これに対して、この便座10では、第3部分143を設けることにより、第2部分142の傾斜に沿う底板100の動きを抑制し、第2部分142に変形が生じてしまうことを抑制することができる。これにより、傾斜する第2部分142を設けた場合にも、第1接合部材310及び第2接合部材320によって底板100と上板200とをより適切に接合することができ、より高い剛性を得ることができる。
なお、前述のように、第3部分143は、少なくとも第1後端部102bから対向面114の位置P1まで延びていることが好ましい。これにより、第2部分142の傾斜に沿う底板100の動きを、より適切に抑制することができる。また、第3部分143は、外周嵌合部121の下端の位置P2よりも後方に位置することが好ましい。これにより、第3部分143が過度に長くなることを抑制することができる。例えば、底板100において第3部分143と外周嵌合部121との間の部分の板厚が薄くなってしまったり、第3部分143が外周嵌合部121の形状などに影響を与えてしまったりすることなどを抑制することができる。
また、便座10では、外周嵌合部121に嵌合する第1垂下部231と、内周嵌合部122に嵌合する第3垂下部233と、を設けることにより、第1接合部材310及び第2接合部材320によって底板100と上板200とを接合する際に、底板100と上板200との位置ズレを抑制することができる。例えば、上板200の位置ズレによって第1接合部材310及び第2接合部材320の幅W1、W2が変化し、接合強度に偏りが生じてしまうことなどを抑制することができる。
便座10において、一対の第1ヒンジ部104及び一対の第2ヒンジ部204の部分は、第1本体部102や第2本体部202などと比べて形状が複雑であり、第1接合部材310及び第2接合部材320による接合の際などに、応力が集中し易い。
この便座10では、一対の第1ヒンジ部104及び一対の第2ヒンジ部204の部分において、一対の第1ヒンジ部104の外周縁に設けられた外周嵌合部121の幅W14に対する一対の第2ヒンジ部204の外周縁に設けられた第1垂下部231の幅W24の比率(W24/W14)を他の部分よりも小さくする。
これにより、一対の第1ヒンジ部104及び一対の第2ヒンジ部204の部分において、外周嵌合部121と第1垂下部231との嵌合に、他の部分よりも遊びを設けることができる。そして、この外周嵌合部121と第1垂下部231との嵌合の遊びにより、一対の第1ヒンジ部104及び一対の第2ヒンジ部204の部分への応力の集中を緩和することができる。
例えば、一対の第1ヒンジ部104及び一対の第2ヒンジ部204の部分に残留応力が発生した状態で便座10が製造されてしまうことを抑制することできる。便座10を全開にした状態で、さらに開く方向に押し付けるような力が加わった場合に、残留応力によって一対のヒンジ部22に割れなどが生じ易くなってしまうことを抑制することができる。従って、便座10の剛性をより高めることができる。
また、便座10では、第1接合部材310の一部310bが、一対の第2ヒンジ部204の外周縁に設けられた第1垂下部231の外側面231aと外周嵌合部121との間に入り込んでいる。これにより、第1垂下部231と外周嵌合部121との間に空隙が生じることを抑制することができる。これにより、外周嵌合部121と第1垂下部231との嵌合の遊びを他の部分よりも大きくした場合にも、この遊びによって剛性が低下してしまうことを抑制することができる。一対の第1ヒンジ部104及び一対の第2ヒンジ部204の部分に残留応力が発生することを抑制しつつ、一対のヒンジ部22の剛性をより高めることができる。
また、便座10では、第1露出面310aを外周側壁部221の下端の幅方向の中央C1よりも外周側に配置し、第2露出面320aを内周側壁部222の下端の幅方向の中央C2よりも内周側に配置することにより、第1接合部材310及び第2接合部材320による接合強度をより高めることができる。従って、便座10の剛性をより高めることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、便座10などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
2 トイレ装置、 4 便座装置、 6 便器、 10 便座、 12 便蓋、 14 本体部、 20 便座本体、 20a 開口部、 22 ヒンジ部、 100 底板、 100b 底面、 102 第1本体部、 102a 第1開口部、 102b 第1後端部、 102c 第1外縁部、 104 第1ヒンジ部、 114 対向面、 116 突出部、 116a 上面、 116b 側面、 121 外周嵌合部、 121a 上端部、 122 内周嵌合部、 122a 上端部、 124 対向面、 126 突出部、 126a 上面、 126b 側面、 141 第1部分、 142 第2部分、 143 第3部分、 200 上板、 202 第2本体部、 202a 第2開口部、 202b 第2後端部、 202c 第2外縁部、 204 第2ヒンジ部、 221 外周側壁部、 221a 側面、 222 内周側壁部、 222a 側面、 231 第1垂下部、 231a 外側面、 232 第2垂下部、 232a 側面、 233 第3垂下部、 234 第4垂下部、 234a 側面、 241 第1凹部、 242 第2凹部、 310 第1接合部材、 310a 第1露出面、 310b 一部、 311 第1接合領域、 312 第2接合領域、 313 第3接合領域、 320 第2接合部材、 320a 第2露出面

Claims (6)

  1. 第1開口部を有する第1本体部と、前記第1本体部の第1後端部の両側端に設けられた一対の第1ヒンジ部と、を有する底板と、
    前記底板の上に設けられる上板であって、前記第1開口部と対向する第2開口部を有する第2本体部と、前記第2本体部の第2後端部の両側端に設けられた一対の第2ヒンジ部と、を有する上板と、
    前記底板及び前記上板の外周側を接合する第1接合部材と、
    前記底板及び前記上板の内周側を接合する第2接合部材と、
    を備え、
    前記第1本体部は、前記第1後端部及び前記一対の第1ヒンジ部の前方において前記第1開口部の外側に位置する第1外縁部を有し、
    前記第2本体部は、前記第2後端部及び前記一対の第2ヒンジ部の前方において前記第2開口部の外側に位置する第2外縁部を有し、
    前記上板は、前記第2外縁部を前記第1外縁部の上に当接させ、前記第2後端部を前記第1後端部の上に当接させ、前記一対の第2ヒンジ部を前記一対の第1ヒンジ部の上に当接させ、前記第2開口部の開口端を前記第1開口部の開口端の上に当接させ、
    前記第2接合部材は、前記第1開口部の開口端と前記第2開口部の開口端とを接合し、
    前記第1接合部材は、前記第1外縁部と前記第2外縁部とを接合し、前記第1後端部と前記第2後端部とを接合し、前記一対の第1ヒンジ部と前記一対の第2ヒンジ部とを接合し、
    前記第1本体部は、第1部分と、前記第1部分から後方に向かうに従って前記上板側に傾斜する第2部分と、前記第2部分と前記第1後端部との間の第3部分と、を有し、
    前記第3部分の底面と前記第1部分の底面との成す角度は、前記第3部分の底面と前記第2部分の底面との成す角度よりも小さいことを特徴とする便座。
  2. 前記第1接合部材は、前記底板及び前記上板の外周側を全周に亘って接合し、
    前記第2接合部材は、前記底板及び前記上板の内周側を全周に亘って接合することを特徴とする請求項1記載の便座。
  3. 前記底板は、前記第1本体部及び前記一対の第1ヒンジ部の外周縁に沿って設けられた凹状の外周嵌合部と、前記第1本体部の内周縁に沿って設けられた凹状の内周嵌合部と、を有し、
    前記上板は、
    前記第2本体部及び前記一対の第2ヒンジ部の外周縁から下方に延びる外周側壁部と、
    前記外周側壁部の下端から下方に延び、前記底板の上に重なり、前記外周嵌合部に嵌合する第1垂下部と、
    前記外周側壁部の下端に前記第1垂下部と離間して前記第1垂下部よりも外周側に設けられ、前記第1垂下部との間に上方に向かって凹む第1凹部を設ける第2垂下部と、
    前記第2本体部の内周縁から下方に延びる内周側壁部と、
    前記内周側壁部の下端から下方に延び、前記底板の上に重なり、前記内周嵌合部に嵌合する第3垂下部と、
    前記内周側壁部の下端に前記第3垂下部と離間して前記第3垂下部よりも内周側に設けられ、前記第3垂下部との間に上方に向かって凹む第2凹部を設ける第4垂下部と、
    を有し、
    前記第1接合部材は、前記第1凹部内に設けられ、
    前記第2接合部材は、前記第2凹部内に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の便座。
  4. 前記一対の第1ヒンジ部の外周縁に設けられた前記外周嵌合部の幅に対する前記一対の第2ヒンジ部の外周縁に設けられた前記第1垂下部の幅の比率は、前記第1外縁部の外周縁に設けられた前記外周嵌合部の幅に対する前記第2外縁部の外周縁に設けられた前記第1垂下部の幅の比率、前記第1後端部の外周縁に設けられた前記外周嵌合部の幅に対する前記第2後端部の外周縁に設けられた前記第1垂下部の幅の比率、及び前記内周嵌合部の幅に対する前記第3垂下部の幅の比率よりも小さいことを特徴とする請求項3記載の便座。
  5. 前記一対の第2ヒンジ部の外周縁に設けられた前記第1垂下部の外側面は、前記外周嵌合部と離間して配置され、
    前記第1接合部材の一部は、前記一対の第2ヒンジ部の外周縁に設けられた前記第1垂下部の前記外側面と前記外周嵌合部との間に入り込んでいることを特徴とする請求項4記載の便座。
  6. 前記第2垂下部及び前記第4垂下部は、前記底板と上下方向において重ならない位置に配置され、
    前記第1接合部材は、外部に露出する第1露出面を前記第2垂下部と前記底板との間に有し、
    前記第2接合部材は、外部に露出する第2露出面を前記第4垂下部と前記底板との間に有し、
    前記第1露出面は、前記外周側壁部の下端の幅方向の中央よりも外周側に配置され、
    前記第2露出面は、前記内周側壁部の下端の幅方向の中央よりも内周側に配置されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1つに記載の便座。
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