JP2007006761A - 米飯加工食品用包装体および米飯加工食品用包装袋 - Google Patents

米飯加工食品用包装体および米飯加工食品用包装袋 Download PDF

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Abstract

【課題】 容易に形成することができ、外力が加えられても変形しにくいようにした米飯加工食品用包装体および米飯加工食品用包装袋を提供する。
【解決手段】 本米飯加工食品用包装体Aは、カットテープ11を長さ方向の中心に備えた外フィルム10と、海苔2を介して外フィルム10に重ね合わされる内フィルム20とを備え、両フィルム10,20の外周端部がシールされており、前記外フィルム10の表側で両側縁に沿って帯状の襞部13が設けられている。米飯加工食品用包装袋Bは、前記米飯加工食品用包装体Aがおにぎり1を挟むように二つ折りとされ、前記外フィルム10に設けられた帯状の襞部13よりも外側の外フィルム10および内フィルム20の長辺側の両端部10a,20aが内側に曲げられ、該両端部の表面と裏面とが重ね合わされてシールされ、内フィルム20の短辺側の両端部同士が重ね合わされてシールされている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、例えばシート状の海苔のようなシート状食品と、おにぎりのような米飯加工食品とを分離した状態で包装するための米飯加工食品用包装体、および、この米飯加工食品用包装体によって米飯加工食品を包装した米飯加工食品用包装袋に関し、特に、ふんわりと軟らかく握られたおにぎり等の米飯加工食品を好適に包装することができる米飯加工食品用包装体および米飯加工食品用包装袋に関する。
コンビニエンスストアなどで販売されている海苔付きのおにぎりは、搬送中や陳列中などにおいて、おにぎりの水分によって海苔が湿気ることがないようにするため、おにぎりと海苔とを別々に包装する米飯加工食品用包装体(以下、主として「包装体」という。)によって包装されている。従来の包装体は、おにぎりが硬めに握られていたことから、おにぎりの形状に沿って折り畳むようにして、おにぎりを包装していた。
しかし、近時、需要が伸びている軟らかくふんわりと握られたおにぎりは、包装体を袋状に形成して包装されている。おにぎりを包装した米飯加工食品用包装袋(以下、主として「包装袋」という。)は、開口された一端からおにぎりが投入された後、この開口がシールされることにより、おにぎりを包装している。しかし、包装袋は、おにぎりが粘りを有していてもスムーズに投入できるように、余裕をもった大きさとされていると、おにぎりが包装袋内で移動して壊れることもある。
そこで、おにぎりが包装袋内で殆ど動き得る余裕のない状態に収容することができるようにした包装飯塊が特許文献1に開示されている。この包装飯塊は、全長に亘って分断可能なシート体におにぎりを載せてから、このシート体を袋状に折り、シート体の端部同士を重ね、この重なり部を超音波溶着や熱溶着などによって接合し、おにぎりを緊密に被せた包装袋を形成していることを特徴としている。
特開2004−248637号公報
特許文献1に開示された包装飯塊には、襠(まち)部が形成されている。この襠部は、おにぎりをシート体の長さ方向の中心に載せ、このシート体を両端縁が揃うようにおにぎりの底部で折り畳み、シート体の長手方に沿う両側縁をおにぎりの両側面上に折り畳んで重ね、超音波溶着や熱溶着によって溶着することによって形成される。さらに、襠部の底縁からシート体が突出しないように、シート体が内側に折り込まれ、超音波溶着や熱溶着などによって襠部に止められている。
しかし、この包装飯塊は、襠部を形成するため、また、襠部の底縁からシート体が突出しないようにするため、シート体を度々折り曲げたり、溶着したりしなければならず、生産性が悪い。また、襠部の両側縁の角部は、丸く曲げられた状態であるため、外力が加えられると変形しやすくなっている。
そこで、本発明は、容易に形成することができ、また、外力が加えられても変形しにくいようにした米飯加工食品用包装体および米飯加工食品用包装袋を提供することを課題とする。
本発明に係る米飯加工食品用包装体は、長さ方向に切断可能な外フィルムと、シート状食品を介在させて外フィルムに重ね合わされる内フィルムとを備え、両フィルムの外周端部がシールされている米飯加工食品用包装体であって、前記外フィルムの表側で両側縁に沿って帯状の襞部が設けられていることを特徴としている。
この米飯加工食品用包装体によれば、内フィルムが米飯加工食品と接合するように二つ折り(米飯加工食品の幅があるため、厳密には上向きコ字形である。以下、同じ。)にされ、帯状の襞部よりも外側の外フィルムおよび内フィルムの長辺側の両端部が内側に向けられ、この両端部の表面と裏面とが重ね合わされてシールされ、内フィルムの短辺側の両端部同士が重ね合わされてシールされることによって米飯加工食品用包装袋が形成される。この米飯加工食品用包装袋は、米飯加工食品の正面および背面に重なり合っている正面部および背面部の両側、すなわち、米飯加工食品の幅と同じ間隔で一対の帯状の襞部が設けられている。この襞部は、折れ曲がりにくい柱のように作用し、また、正面部および背面部の両側からシャープに突出することにより、見栄えを良好にすることができる。
また、前記本発明に係る米飯加工食品用包装体において、前記襞部は、外フィルムの裏面同士が帯状に重なり合ってシールされることによって形成されていることが好ましい。
この米飯加工食品用包装体によれば、襞部が外フィルムの裏面同士を帯状に重ね合わせてシールされることによって形成されるため、襞部を容易、かつ、効率的に形成することができる。
また、本発明に係る米飯加工食品用包装袋は、前記本発明に係る米飯加工食品用包装体が米飯加工食品を挟むように二つ折りとされ、米飯加工食品用包装体の三方の外周端部が重なり合ってシールされている米飯加工食品用包装袋であって、前記外フィルムに設けられた帯状の襞部よりも外側の外フィルムおよび内フィルムの長辺側の両端部が内側に向けられ、該両端部の表面と裏面とが重ね合わされてシールされ、前記内フィルムの短辺側の両端部同士が重ね合わされてシールされていることを特徴としている。
この米飯加工食品用包装袋によれば、米飯加工食品用包装体が米飯加工食品と接合するように二つ折りとされ、そして、帯状の襞部よりも外側の外フィルムおよび内フィルムの長辺側の両端部が内側に向けてシールされることにより、米飯加工食品用包装袋は、軟らかくふんわりと握られた米飯加工食品を圧潰することなく、また、内部で移動しないように包装することができる。さらに、この米飯加工食品用包装袋は、米飯加工食品の正面および背面に重なり合う正面部および背面部の両側に帯状の襞部が設けられ、この襞部が柱のように作用することにより、この折れ曲がりにくくされる。
また、前記本発明に係る米飯加工食品用包装袋において、前記襞部は、表フィルムから離隔して突出していることが好ましい。
この米飯加工食品用包装袋によれば、一対の帯状の襞部の間隔が米飯加工食品の幅と同じとされることにより、米飯加工食品の正面および背面に重なり合う正面部および背面部の両側からシャープな形状の襞部が突出し、外観を良好にすることができ、さらに、襞部が柱のようになり、折れ曲がりにくいようにすることができる。
また、前記本発明に係る米飯加工食品用包装袋において、前記襞部は、表フィルムの側縁側に重なり合ってシールされていてもよい。
この米飯加工食品用包装袋によれば、襞部が表フィルムの側縁側に重なり合ってシールされることにより、表フィルムの側縁側が襞部によって補強され、この部分に外力が加えられても、変形しにくいようにすることができる。
また、前記本発明に係る米飯加工食品用包装袋において、前記米飯加工食品用包装体が重なり合うことによって底部の両端から突出した耳部が形成されていることが好ましい。
この米飯加工食品用包装袋によれば、米飯加工食品用包装体が二つ折りとされ、外フィルムおよび内フィルムの長辺側の両端部が内側に向けられ、重ね合わされてシールされることによって耳部が形成される。この耳部は米飯加工食品用包装袋の底部から反対方向に突出し、外フィルムを長さ方向に分断した後、この耳部を摘んで反対方向に引き離すことにより、内フィルムが分離され、シート状食品が外フィルムと内フィルムとの間から露出して米飯加工食品を包むようにすることができる。
本発明によれば、米飯加工食品用包装体の外フィルムに帯状の襞部が設けられることにより、この米飯加工食品用包装体によって米飯加工食品を包装した米飯加工食品用包装袋には、米飯加工食品の正面および背面に重なり合っている正面部および背面部の両側に帯状の襞部が位置する。この襞部が正面部および背面部の両側から突出することによってシャープなエッジが設けられ、見栄えが良好で、折れ曲がりにくいようにすることができる。また、帯状の襞部が外フィルムに重なり合ってシールされることによって補強され、米飯加工食品が潰れにくいようにすることができる。したがって、軟らかくふんわりと握られた米飯加工食品を味わうことができる。
本発明に係る米飯加工食品用包装体(以下、「包装体」という。)の一実施形態について図1および図2を参照しながら説明する。
この包装体Aは、米飯加工食品1を収納できる大きさの長方形状の外フィルム10と、シート状食品2を介して外フィルム10に重ね合わされる内フィルム20とを中心に構成されている。なお、米飯加工食品1には、三角形状や樽形状などに握られた各種おにぎりの他、鮨なども含まれるが、ここでは「おにぎり」という。また、シート状食品2には、シート状の海苔の他、畳鰯なども含まれるが、ここでは「海苔」という。なお、海苔2は、四隅が切除され、八角形状とされていることが好ましい(詳しくは後記する。)。
そして、外フィルム10は、長さ方向に分断可能とされており、そのため、カットテープ11や糸などが裏面に貼着され、あるいは、ハーフカットが形成されるが、ここではカットテープ11を使用する場合について説明する。カットテープ11は、図示したように、外フィルム10の両短辺の中心を結ぶ1本、または図示しないが2本によって構成される。2本のカットテープ11は、平行に貼着される他、複数の箇所で交差する正弦波状に貼着され、あるいは、両端部で狭く中間部で広くなるように貼着される。そして、カットテープ11の両端部を貼着した外フィルム10の両端には、カットテープ11を摘みやすいようにするための切込み12が入れられている。
そして、外フィルム10の表側には、長辺側の両側縁に沿って、おにぎり1の幅と同じ間隔の一対の帯状の襞部13が設けられている。この襞部13は、例えば、外フィルム10の裏面同士を帯状に重ね合わせてシールすることによって形成される(網掛けで図示する。)。なお、襞部13は、帯状のテープの側縁を外フィルム10にシールすることによって設けてもよい。
一方、内フィルム20は、おにぎり1に接合し、おにぎり1の水分によって海苔2を湿気らせないようにするためのもので、例えば、2枚で構成される。各内フィルム20は、図示したように長辺側の内端部が重ね合わされ、幅方向に引き離すことができるようにされている。この内フィルム20の内端部は、引き離されるときに、おにぎり1を引っ張って、割れないようにするため折り返されている。
ただし、各内フィルム20の内側端はいわゆる封筒貼のように重ね合わされ、さらに引っ張られると容易に分離できるようなシール(以下、「弱シール」という。)によって一体化されていてもよい。また、内フィルム20は、並列された3枚によって構成してもよく、この場合は、中心の内フィルム20長辺側の両端部と両側の内フィルム20の長辺側の内側端部とが重ね合わされ、この重ね合わされた部分が弱シールによって一体化される。あるいは、内フィルム20は、1枚によって構成され、中心線にミシン目やハーフカットなどを入れて分離しやすくしたものとしてもよい。また、内フィルム20の中心から裂けやすいように、内フィルム20の中心に切目を入れておいてもよい。
いずれにしても、外フィルム10と内フィルム20は、海苔2を挟んで重ね合わされ、外周縁部が帯状にシール(網点で図示する。)されることにより、海苔2を密封した包装体Aが形成される。ただし、カットテープ11の両端部の部分および切込み12の部分はシールされず、カットテープ11の両端部を摘むことができるようにされている。
なお、図2は、見やすくするため、外フィルム10、海苔2、内フィルム20の間隔およびシールの厚さを誇張して描いてある。また図1および図2において、襞部13は、わかりやすくするため、外フィルム10から跳ね上がった状態に描かれているが、実際は外フィルム10に重なり合っている。
このような包装体Aは、二つ折り(おにぎり1の幅があるため、厳密には上向きコ字形である。)とされ、おにぎり1を包むことによって米飯加工食品用包装袋(以下、「包装袋」という。)Bが形成される。この包装袋Bの第1の実施形態について図3ないし図5を参照しながら説明する。
この包装袋Bを形成するには、まず、おにぎり1を内フィルム20の中心部に載せた後、図3に示すように包装体Aを二つ折りとし、内フィルム20をおにぎり1の正面と背面に接合する。包装体Aがおにぎり1の底部に接合している部分は、包装袋Bの底部31となる。また、おにぎり1の正面と背面に接合している包装袋Bの各部分が正面部32と背面部33となる。
そして、図4に示すように、包装体Aの襞部13よりも外側の端部を内側に向け、表面と裏面とを重ね合わせてシールする。詳しくは、外フィルム10の長辺側端部10aの表面と内フィルム20の長辺側端部20aの裏面とが重ね合わせてシールされることによってシール部34が設けられる。そして、底部31の両端には、包装体Aが三角形状に重なり合って耳部35が形成される。この耳部35は、底部31の両端から突出した状態とされている。
そして、図5に示すように、包装体A、正確には内フィルム20の短辺側端部の裏面同士を重ね合わせ、帯状にシールする(網点で図示する。)。このとき、包装体Aの上側両端部は、外側に張り出すように内フィル20の裏面同士を重ね合わせるとともに、襞部13の上端部を外フィルム10に重ね合わせてシールすることにより、おにぎり1を包んだ包装袋Bが形成される。この包装袋Bは、一対の襞部13の間隔がおにぎり1の幅と同じとされていることから、一対の襞部13が正面部32および背面部33の両側から突出している。換言すれば、この包装袋Bは、正面部32と背面部33の両側に襞部13が張り出し、正面部32と背面部33の幅が広がり、しかも、エッジがシャープになり、洗練された外観を呈している。
また、包装体Aに密封された海苔2は、角部が切除されていない四角形であっても、包装袋Bの上側両端部に挟まれることがない。したがって、包装体Aに密封される海苔2は、四角形状としてもよいが、角部を切除した八角形状とすることにより、後記のように、開封の際に、包装袋Bの上端部が摘まれても、海苔2が摘まれないようにすることができる。
このような包装袋Bは、包装体Aがおにぎり1の形状に沿って折り畳まれず、二つ折りとされて形成されているため、この包装袋Bに包まれたおにぎり1は、柔らかなふんわり感が維持されている。しかも、包装袋Bは、包装体Aの内フィルム20がおにぎり1の正面と背面に接合しているため、おにぎり1は、搬送中などにおいて、包装袋B内で移動しないことから、形崩れすることがない。
また、この包装袋Bが陳列棚などに陳列されると、シャープなエッジの襞部13が正面部32および背面部33の両側から突出するため、良好な外観を呈する。さらに、襞部13は、外フィルム10の裏面同士が帯状に重ね合わされてシールされて形成されるため、柱状となって、包装袋Bは折れ曲がることなく起立した姿勢を維持する。
そして、この包装袋Bを開封には、まずカットテープ11によって外フィルム10を引き裂き、二分割する。続いて、包装袋Bの底部31の両端から突出している各耳部35または、正面部32および背面部33の両側から突出している各襞部13を摘んで反対方向に引っ張る。すると、重なり合っている内フィルム20の内端部が下側または上側から徐々に分離される。
特に、包装袋Bの底部31に位置している内フィルム20、すなわち、内フィルム20の中心部に切込み12が入れられているときは、両耳部35を反対方向に引っ張ることにより、内フィルム20が切込み12から引き裂かれ、容易に分離される。また、包装袋Bの上側部の内フィルム20は、シールされ、分離しにくくなっているが、正面部32および背面部33の両側から突出している襞部13を引っ張ることにより、2枚の内フィルム20を分離することができる。
外フィルム10が二分割され、内フィルム20が分離され、それぞれ反対方向に引き離されることによって海苔2が露出し、海苔2がおにぎり1を包んだ状態となって食することができる。この海苔2は、おにぎり1との間に内フィルム20が介在し、湿気っていないことからパリパリ感を味わうことができる。
次に、包装袋Cの第2の実施形態について図4および図6ないし図8を参照しながら説明する。なお、図8においては、見やすくするため、内フィルム20を省略し、外フィルム10の隙間を誇張して描いてある。
この第2の実施形態における包装袋Cは、前記の包装体Aを使用しておにぎり1を包装するが、襞部13が、第1の実施形態における包装袋Bのように正面部32および背面部33の両側から突出するのではなく、外フィルム10の側縁側に重ね合わされ、シールすることを特徴としている。
すなわち、この包装袋Cは、前記包装体Aの内フィルム20の中心部におにぎり1を載せた状態から、図4および図8(a)に示すように二つ折り(おにぎり1の幅があるため、厳密には上向きコ字形である。)とし、包装体Aの襞部13より外側の両端部10aを内側に向け、表面と裏面とを重ね合わせてシールする。詳しくは、外フィルム10の長辺側端部10aの表面と内フィルム20の長辺側端部20aの裏面とを重ね合わせてシールすることによってシール部34が設けられる。この状態においては、襞部13は、正面部32および背面部33の両側から突出している。
そして、図6および図8(b)に示すように、各襞部13を外フィルム10の側縁側すなわちシール部34側に重ね合わせてシールする。したがって、この包装袋Cは、一対の襞部13の間隔がおにぎり1の幅と同じであっても同じでなくてもよい。いずれにしても内フィルム20、外フィルム10および外フィルム10によって形成された襞部13が重なり合った部分が形成され、この部分に外力が加えられても変形しにくくなっている。ただし、各襞部13の端縁同士は重なり合わず、隙間を空けて外フィルム10が露出するようにすることが好ましい。
そして、図7および図8(c)に示すように、シール部34の上端部を外側に張り出すようにして内フィルム20の裏面同士を重ね合わせる。このとき、各襞部13の端縁同士が重なり合わず、外フィルム10の長辺側端部10aが露出していることにより、この露出している外フィルム10の部分で折れ曲がりやすくなっている。
そして、内フィルム20の短辺側の端部同士が重なり合ってシールされ、包装袋Cが形成される。この包装袋Cは、包装体Aの両短辺側の端縁がずれることなく揃った状態でシールされるため、外観が良好になっている。
この包装袋Cも、搬送中などにおいておにぎり1が内部で移動せず、また、外フィルム10、内フィルム20および襞部13が重ね合わされている部分は、厚くなっていることから、側方から外力が加えられても変形しにくく、おにぎり1が潰れないようにされている。
そして、おにぎり1を食するには、カットテープ11によって外フィルム10を引き裂き、二分割し、耳部35その他の正面部32および背面部33の両側を反対方向に引っ張ることによって2枚の内フィルム20を分離する。すると、湿気っていない海苔2によっておにぎり1が包まれ、海苔2のパリパリの食感を味わうことができる。
なお、本発明は、前記の実施形態に限定することなく、特許請求の範囲に記載した発明特定事項の範囲内において種々変更することができる。例えば、包装袋B,Cは、前記のように包装体Aの中心におにぎり1を置いた後に二つ折りとして形成するのではなく、おにぎり1の幅をもって二つ折りにした後におにぎりを投入するようにしてもよい。
本発明に係る米飯加工食品用包装体の一実施形態を示す下方から見た分解斜視図である。 本発明に係る米飯加工食品用包装体の一実施形態を示す正面断面図である。 本発明に係る米飯加工食品用包装体を使用して、本発明に係る第1の実施形態における米飯加工食品用包装袋を形成している途中を示す概略斜視図である。 本発明に係る米飯加工食品用包装体を使用して、本発明に係る第1および第2の実施形態における米飯加工食品用包装袋を形成している途中を示す概略斜視図である。 本発明に係る米飯加工食品用包装体を使用して形成された本発明に係る第1の実施形態における米飯加工食品用包装袋を示す概略斜視図である。 本発明に係る米飯加工食品用包装体を使用して、本発明に係る第2の実施形態における米飯加工食品用包装袋を形成している途中を示す概略斜視図である。 本発明に係る米飯加工食品用包装体を使用して形成された本発明に係る第2の実施形態における米飯加工食品用包装袋を示す概略斜視図である。 本発明に係る米飯加工食品用包装体を使用して、本発明に係る第2の実施形態における米飯加工食品用包装袋を形成する工程を示す一実施形態であり、(a)は図4に示す段階の概略平面図、(b)は図6に示す段階の概略平面図、(c)は図7に示す段階の概略平面図である。
符号の説明
1……米飯加工食品(おにぎり)
2……シート状食品(海苔)
10……外フィルム
10a…端部
13……襞部
20……内フィルム
20a…端部
31……底部
35……耳部
A……米飯加工食品用包装体(包装体)
B……米飯加工食品用包装袋(包装袋)
C……米飯加工食品用包装袋(包装袋)

Claims (6)

  1. 長さ方向に切断可能な外フィルムと、シート状食品を介在させて外フィルムに重ね合わされる内フィルムとを備え、両フィルムの外周端部がシールされている米飯加工食品用包装体であって、
    前記外フィルムの表側で両側縁に沿って帯状の襞部が設けられていることを特徴とする米飯加工食品用包装体。
  2. 前記襞部は、外フィルムの裏面同士が帯状に重なり合ってシールされることによって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の米飯加工食品用包装体。
  3. 請求項1または2に記載の米飯加工食品用包装体が米飯加工食品を挟むように二つ折りとされ、米飯加工食品用包装体の三方の外周端部が重なり合ってシールされている米飯加工食品用包装袋であって、
    前記外フィルムに設けられた帯状の襞部よりも外側の外フィルムおよび内フィルムの長辺側の両端部が内側に向けられ、該両端部の表面と裏面とが重ね合わされてシールされ、前記内フィルムの短辺側の両端部同士が重ね合わされてシールされていることを特徴とする米飯加工食品用包装袋。
  4. 前記襞部は、表フィルムから離隔して突出していることを特徴とする請求項3に記載の米飯加工食品用包装袋。
  5. 前記襞部は、表フィルムの側縁側に重なり合ってシールされていることを特徴とする請求項3に記載の米飯加工食品用包装袋。
  6. 前記米飯加工食品用包装体が重なり合うことによって底部の両端から突出した耳部が形成されていることを特徴とする請求項3から5のいずれか一つに記載の米飯加工食品用包装袋。
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