JP2007003565A - 画像形成装置および画像形成装置の制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、帯電した感光体1に画像信号に応じた画像露光による静電潜像を形成し、その静電潜像にトナーを現像して用紙に転写する画像形成装置において、画像信号に応じた画像露光による静電潜像を現像する以外に、トナー排出用パターンの静電潜像を感光体1に形成し、そのトナー排出用パターンの静電潜像を現像して用紙Pに転写、定着して出力するトナー排出手段10を備えているものである。
【選択図】図1
Description
図2は、使用者がトナー排出手段10による用紙P上へのトナー排出を所望のタイミングで実行するためのユーザインタフェース(トナー排出実行指示手段)操作画面を示す図である。この操作画面では、トナーリユース方式の画像形成装置において、画像にカブリや低濃度トラブルが発生した場合、使用者は操画面上のボタンB1の「トナー排出ボタン」を押すことで、トナー排出手段10によりトナー排出用パターンを感光体1上に強制的に現像し、現像させたトナーを用紙Pに転写、定着し、画像形成装置外に排出させることができる。
図1に示す画像形成装置の転写部5は、感光体1に接触する転写ロールを有しており、感光体1と転写ロールとの間に用紙Pが通過するときに、図示しない電源から転写ロールにバイアス電位を加えることで感光体1上のトナーを用紙Pに静電力と圧力で転写する接触式転写手段である。この接触式転写手段は、用紙Pが通過しないときにも常時感光体1と接触している。
本実施例では、使用者がトナー排出手段10による用紙P上へのトナー排出を所望のタイミングで実行するのでなく、特開2000−206744号公報のように現像手段で現像されるトナー量を予測する現像トナー量予測手段を備え、トナー排出手段10は現像トナー量予測手段のトナー量予測結果に応じて用紙P上へのトナー排出を自動的に実行する。
図3は、使用者がトナー排出手段10によるトナー排出の排出方法を選択するためのトナー排出方法選択手段の選択画面である。これまでの実施例では、本来の画像形成用の用紙とは別の用紙に排出トナーを転写、定着させてトナー排出を行っているが、本実施例ではトナー排出方法選択画面を用いて、<設定1>本来の画像形成用の用紙の裏面に排出トナーを転写、定着させる、<設定2>本来の画像形成用の用紙の画像面の端部に排出トナーを転写、定着し、その位置、大きさを指定できる、<設定3>これまでの実施例のように本来の画像形成用の用紙とは別の用紙に排出トナーを転写、定着させる、の3つの排出方法をボタンB31、B32、B33によって選択できるようになっている。このように、各種の排出方法を使用者が使用状況に応じて選択できるようにすることで、トナーを排出するために用紙を排出させることの弊害を極力低下できるようにしている。
<設定1>…画像の裏面にトナー排出させる。
設定1を選択すると、トナー排出手段10は使用者が片面モードで画像形成を実施する際に、画像形成装置を両面モードで動作させ、現像した排出トナーを画像形成を行う用紙の裏面に転写、定着し、劣化トナーを画像形成装置外に排出させる。図5は、用紙の裏面に排出トナーが転写されている例を示す図で、(a)は用紙の表面、(b)は用紙の裏面を示している。このように、通常の画像形成は用紙Pの表面に行い、排出トナーPTは用紙Pの裏面に行っている。これにより、使用者が片面モードを使用する場合は、トナー排出のために専用の用紙を排出する必要なく、また排出パターンを裏面に作成させることで、使用者の本来の画像に影響を与えることなしに劣化トナーを画像形成装置外に排出させることができる。
前記設定1では、使用者が片面モードを選択していないとトナー排出ができず、さらに片面排出を選択していても排出のために画像形成装置は両面で動作させる必要がある。そこで、設定2では、排出トナーを画像形成面の必要な画像が形成されない端部に形成する。図6は、排出トナーが端部に形成された例を示す図である。この例では、用紙Pの中央部分に必要な画像が形成されているが、端部には必要な画像が形成されないため、この部分に排出トナーPTを転写、定着して画像形成装置外に排出させる。
設定3は、画像形成用の用紙に排出パターンを作成させるのではなく、トナー排出のために別の用紙を使用して、その用紙に現像した排出トナーを転写、定着し劣化トナーを画像形成装置外に排出させる。
本実施例の画像形成装置では、劣化トナーを用紙P上へ転写、定着して画像形成装置の外に排出するが、従来のように、用紙P上に排出トナーを転写しない場合のトナー排出用パターンは一般的には単純なベタ画像となっている。したがって、本実施例でも同様なベタ画像を用いて用紙P上に転写、定着すると、図5や図6に示すようなベタ画像の排出パターンとなる。
これまでの実施例では、劣化トナーを用紙P上へ排出させるために、排出のための用紙や使用者の画像形成用の用紙上に排出パターンを作成した。本実施例では、バナーシートを作成するバナーシート作成手段を備えた画像形成装置に本発明を適応した例である。
Claims (15)
- 帯電した感光体に画像信号に応じた画像露光による静電潜像を形成し、その静電潜像にトナーを現像して用紙に転写する画像形成装置において、
前記画像信号に応じた画像露光による静電潜像を現像する以外に、トナー排出用パターンの静電潜像を前記感光体に形成し、そのトナー排出用パターンの静電潜像を現像して用紙に転写、定着して出力するトナー排出手段を備えている
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記感光体に現像されるトナーの量を予測する現像トナー量予測手段を備えており、
前記トナー排出手段は、前記現像トナー量予測手段による予測結果に応じてトナー排出を自動実行する
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 所望のタイミングで前記トナー排出手段によるトナー排出の実行指示を受け付けるトナー排出処理受け付け手段を備えている
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記トナー排出手段によるトナー排出の自動実行を行うか否かの指示を受け付けるトナー排出処理受け付け手段を備えている
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記トナー排出手段によるトナー排出用パターンの作成位置および大きさの指示を受け付けるトナー排出処理受け付け手段を備えている
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記トナー排出手段は、前記画像信号に応じた画像露光による静電潜像の現像でトナーを転写した用紙の面とは反対の面に前記トナー排出用パターンによるトナーを転写する
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記トナー排出手段は、前記画像信号に応じた画像露光による静電潜像の現像でトナーを転写した用紙の面と同じ面に前記トナー排出用パターンによるトナーを転写する
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記トナー排出手段は、前記画像信号に応じた画像露光による静電潜像の現像でトナーを転写した用紙とは別の用紙面に前記トナー排出用パターンによるトナーを転写する
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記トナー排出手段による前記トナー排出用パターンは、それがトナー排出処理に伴うものであることを示すパターンを有する
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記トナー排出手段は、前記トナー排出用パターンをバナーシートに転写する
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記トナー排出手段は、前記トナー排出用パターンをバナーシートの内容が転写される面とは別の面に転写する
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記トナー排出手段は、前記トナー排出用パターンをバナーシートの内容が転写される面と同じ面に、その内容に応じた大きさで転写する
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記感光体に残留したトナーを回収して現像手段に戻す残留トナー回収手段を備えている
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記用紙にトナーを転写する転写手段は、前記感光体と接触する部材を備える
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 帯電した感光体に画像信号に応じた画像露光による静電潜像を形成し、その静電潜像にトナーを現像して用紙に転写する制御を行う画像形成装置の制御プログラムにおいて、
前記画像信号に応じた画像露光による静電潜像を現像する以外に、トナー排出用パターンの静電潜像を前記感光体に形成し、そのトナー排出用パターンの静電潜像を現像して用紙に転写、定着して出力する制御を行う
ことを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。
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