JPH1124383A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1124383A
JPH1124383A JP9176852A JP17685297A JPH1124383A JP H1124383 A JPH1124383 A JP H1124383A JP 9176852 A JP9176852 A JP 9176852A JP 17685297 A JP17685297 A JP 17685297A JP H1124383 A JPH1124383 A JP H1124383A
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JP9176852A
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Makoto Hasegawa
真 長谷川
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 感光体上のトナー濃度の検出を精度よく行な
うことを可能とし、トナーの強制的な消費動作によりト
ナー濃度を安定させる。 【解決手段】 現像ポテンシャルの大小をステップS1
において操作パネルの所定のキー操作により選択する。
この選択されたモード条件に応じて、トナー付着パター
ン部の作像領域として、次の(a)または(b)が選択され
る(ステップS8)。(a)トナー強制消費パターン部が
クリーニング装置を、例えば2回通過後の感光体ドラム
上(ステップS9)、または、(b)トナー強制消費パタ
ーン部がクリーニング装置を、例えば4回通過後の感光
体ドラム上(ステップS10)。そして、トナー付着パ
ターン部が感光体ドラム上に作像され、フォトセンサに
より、そのトナー濃度が検出されて(ステップS1
1)、その値が所定状態になるまでステップS3〜S1
1の動作が繰り返される(ステップS12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリなどの電子写真方式の画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】このような電子写真方式の画像形成装置
は、感光体上に静電潜像を形成し、この静電潜像をトナ
ーで現像して顕像化し、この顕像化した画像を用紙など
の被転写体に転写して画像を形成するものである。この
転写後における感光体上の残存トナーはクリーニング装
置により除去するようにしている。
【0003】ところで、このような画像形成装置におい
て、例えば形成画像の地肌汚れによる品質の低下や装置
内のトナー飛散などを防止するために、感光体上に一定
パターンの顕像を形成し、この顕像のトナー濃度を所定
のセンサで検出し、この検出値に基づいてトナーの補給
量を調節する従来技術が存在する(例えば、特開平4−
158382号公報参照)。
【0004】また、感光体上に所定の静電潜像を形成
し、この静電潜像を現像装置で現像することでトナーの
消費を強制的に行ない、所定のセンサによるトナー濃度
の検出値が所定の値に達したときに、トナーの強制的な
消費動作を停止する従来技術も存在する(例えば、特開
平6−138760号公報)。
【0005】このトナーの強制的な消費動作を短時間で
完了させるためには、感光体上に顕像化するパターンの
面積を大きくする、あるいは、単位面積あたりのトナー
の付着量を多くするなどの手段がある(例えば、特開平
1−300278号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、感光体
上に顕像化するパターンの面積を大きくするにしても、
単位面積あたりのトナーの付着量を多くするにしても、
クリーニング装置に進入するトナー量が、通常の複写作
業の際に比べて極端に増加するため、クリーニング装置
のクリーニング能力が環境や経時的な使用条件により低
下した場合、感光体上に付着したトナーを充分に除去し
きれない場合がある。そして、感光体上がこのような状
態にあるときに感光体上のトナー濃度の検出を行なって
も、検出精度が悪くなってしまい、前記の強制的なトナ
ーの消費動作の完了時のトナー濃度が狙いとする値に対
して外れ、所望の画像品質を得られないという課題があ
る。
【0007】そこで、この発明の目的は、前記の課題を
解決し、感光体上におけるトナー濃度検出を行なう領域
を目的に応じて適切に選択することを可能として、この
トナー濃度の検出を精度よく行なうことができるように
することにある。
【0008】また、この発明の別の目的は、感光体上の
トナー濃度の検出を精度よく行なうことを可能とし、ト
ナーの強制的な消費動作によりトナー濃度を狙いどおり
に安定させることにある。
【0009】さらに、この発明の別の目的は、トナーの
強制的な消費動作によりトナー濃度が適正値に落ち着い
たか否かを判定し、トナーの強制的な消費動作を停止で
きるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、感光体と、この感光体上に静電潜像を形成する静電
潜像形成装置と、この静電潜像をトナーで現像して顕像
を形成する現像装置と、この顕像を被転写体上に転写し
て所望の画像を形成する転写装置と、前記感光体上の顕
像のトナー濃度を検出する濃度検出装置と、前記濃度検
出装置による前記感光体上の検知領域を前記トナー濃度
の検出目的に応じて変える検出領域変更手段とを備えて
いることを特徴とするものである。
【0011】従って、トナー濃度の検知を行なう感光体
上の検知領域をトナー濃度の検出目的に応じて変えるこ
とで、より適切な検知領域を選択し、トナー濃度の検出
を精度よく行なうことが可能となる。
【0012】請求項2に記載の発明は、感光体と、この
感光体上に静電潜像を形成する静電潜像形成装置と、こ
の静電潜像をトナーで現像して顕像を形成する現像装置
と、この顕像を被転写体上に転写して所望の画像を形成
する転写装置と、この転写後に前記感光体上の残存トナ
ーを除去するクリーニング装置と、前記感光体上の顕像
のトナー濃度を検出する濃度検出装置と、このトナー濃
度の検出値に基づき、前記静電潜像形成装置で前記感光
体上に静電潜像を形成し、この静電潜像を前記現像装置
で現像することで前記トナーを消費して前記トナー濃度
を低減するトナー消費装置と、前記トナー消費装置の動
作のために前記トナー濃度の検出を行なう場合には、前
記濃度検出装置による前記感光体上の検知領域を、前記
画像の形成のために行なう場合とは変えることを可能と
する検知領域変更手段とを備えていることを特徴とする
ものである。
【0013】従って、トナー消費装置の動作のためにト
ナー濃度の検知を行なう場合には、感光体上の検知領域
を画像の形成を行なう場合とは変えて、より適切な検知
領域を選択することで、トナー濃度の検出を精度よく行
なうことが可能となり、トナーの強制的な消費動作によ
るトナー濃度を狙いどおりに安定させることができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、検知領域変更手
段により、トナー消費装置の動作の場合の感光体上の検
知領域を濃度検出装置の検出値に応じて変えるものであ
ることを特徴とするものである。
【0015】従って、トナー消費装置の動作の場合の感
光体上の検知領域を濃度検出装置の検出値に応じて変
え、トナー濃度の検出を精度よく行なうことが可能とな
る。
【0016】請求項4に記載の発明は、検知領域変更手
段により、画像の形成のためにトナー濃度の検出を行な
う場合に比べて、トナー消費装置の動作の場合にはクリ
ーニング装置による残存トナーの除去動作の回数を多く
実行した後の感光体上を検知領域とするものであること
を特徴とするものである。
【0017】従って、トナー消費装置の動作の場合に
は、クリーニング装置による残存トナーの除去動作の回
数を多く実行した後の感光体上を検知領域とすること
で、より適切な検知領域を選択でき、トナー濃度の検出
を精度よく行なうことができる。
【0018】請求項5に記載の発明は、検知領域変更手
段により、トナー消費装置の動作のために行なうトナー
濃度の検出は、前記トナー消費装置の動作中と非動作中
とにおける前記濃度検出装置による感光体上の地肌部分
の検出値の比較結果が所定の状態にあるときの前記感光
体上を検知領域として行なうものであることを特徴とす
るものである。
【0019】従って、トナー消費装置の動作のために行
なうトナー濃度の検出を、トナー消費装置の動作中と非
動作中とにおける濃度検出装置による感光体上の地肌部
分の検出値の比較結果が所定の状態にあるときの感光体
上を検知領域として行なうことで、より適切な検知領域
を選択でき、トナー濃度の検出を精度よく行なうことが
できる。
【0020】請求項6に記載の発明は、トナー消費装置
の動作中と非動作中とにおける濃度検出装置の検出値の
比較結果に基づいて前記トナー消費装置を停止する停止
手段を備えていることを特徴とするものである。
【0021】従って、トナー消費装置の動作中と非動作
中とにおける濃度検出装置の検出値の比較結果に基づい
てトナー濃度が適正値に落ち着いたか否かを判定し、ト
ナー消費装置を停止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
〔発明の第1の実施の形態〕図1は、この発明の第1の
実施の形態を示す複写機1の作像系の縦断面図である。
【0023】同図に示すように、像担持体である感光体
ドラム2の周囲には、感光体ドラム2(感光体)上の静
電潜像を消去する除電ランプ3、感光体ドラム2の表面
を帯電する帯電器4(静電潜像形成装置)、感光体ドラ
ム2上の帯電面を露光光Lで露光して所望の静電潜像を
形成する図1において図示しない露光装置(静電潜像形
成装置)、感光体ドラム2の表面の静電潜像の不要部分
を消去するイレーサ5、感光体ドラム2上の帯電電位を
検出する電位センサ6、感光体ドラム2上の静電潜像を
トナーで現像する現像装置7、転写前除電ランプ8、感
光体ドラム2上のトナーによる顕像を図示しない給紙部
から搬送した転写紙に転写して、図示しない定着装置に
搬送する転写搬送装置9(転写装置)、反射型のフォト
センサ10(濃度検出装置)、クリーニング装置11な
どが配置されている。
【0024】現像装置7には、この現像装置7内のトナ
ー濃度を検出するトナー濃度センサ12や、現像ローラ
13が設けられている。また、この複写機1には、転写
紙を給紙する給紙部や転写紙の搬送系、定着装置などが
具備されているが、図示は省略する。
【0025】図2は、複写機1の制御系のブロック図で
ある。
【0026】この複写機1の制御系は、CPU21にR
AM22およびROM23がバスで接続されている。ま
た、CPU21には、I/O装置24を介して、前記の
イレーサ5、フォトセンサ10、および、トナー濃度セ
ンサ12の他、感光体ドラム2を回転する感光体モータ
25、帯電器4の帯電チャージャ26、露光装置27
(図1において図示しない前記の露光装置)、現像バイ
アスを発生する現像バイアス装置28、前記現像ローラ
13を回転駆動する現像モータ31、複写機1を操作す
るための操作パネル32などの、各種アクチュエータ、
センサなどが接続されている。
【0027】.前記のような構成の複写機1による画
像形成動作の概要について以下に説明する。
【0028】まず、感光体ドラム2の表面を帯電器4で
所定の電位に均一に帯電する。そして、その帯電面を図
示しない露光装置から照射する照射光Lにより露光して
静電潜像を形成し、不要部分をイレーサ5により消去
し、その後、現像装置7により静電潜像をトナーで現像
して顕像化する。そして、そのトナー像を転写搬送装置
9により図示しない給紙部から搬送された転写紙に転写
する。また、感光体ドラム2上に残存のトナーは、感光
体ドラム2上に常時接しているクリーニング装置11に
より除去され、さらに、感光体ドラム2上の静電潜像が
除電ランプ3からの照射光を受けて消去され、感光体ド
ラム2は初期状態に戻る。
【0029】.次に、前記複写機1におけるトナー濃
度の制御動作の概要について説明する。
【0030】以下の説明では、感光体ドラム2の表面上
の所定領域に形成されるトナー付着パターン部に付着し
たトナー濃度をフォトセンサ10で検出したときの出力
電圧をVsp、感光体ドラム2の表面上における画像形成
領域やトナー付着パターン部以外のトナーの非付着部分
(地肌部)でのトナー濃度をフォトセンサ10で検出し
たときの出力電圧をVsgとし、現像装置7内で現像剤中
のトナー濃度を検出するトナー濃度センサ12の制御基
準値をVref、検出出力をVtとしている。
【0031】まず、複写機1の電源投入とともに定着温
度を検出し、それが100℃以下のときにはフォトセン
サ10の校正を実行する。ここでは電源電圧5Vを用い
てフォトセンサ10を作動させ、所定のPWM(パルス
幅変調)制御によりフォトセンサ10の発光光量を変化
させてVsgの初期値を4.0Vに調整する。このときの
PWM制御値は、次にフォトセンサ10の校正を実行す
るまで記憶する。
【0032】フォトセンサ10による検知モードでは、
感光体モータ25をオンし、帯電チャージャ26をオン
にし(帯電グリッド電圧を予め設定された値に切り替え
る)、イレーサ5をオンにするなどして、感光体ドラム
2上のトナー付着パターン部に潜像電位を作像する。
【0033】次に、現像モータ31、現像バイアス装置
28をオンにして、トナー付着パターン部の静電潜像を
トナーで現像する。この現像されたトナー付着パターン
部のトナー付着量はフォトセンサ10によりVspとして
検出される。一方、Vsgは、感光体ドラム2上の地肌部
をより精度よく検出するため、感光体ドラム2上の地肌
部にトナーがほとんど付着しない領域、すなわち現像動
作がされていないときに現像装置7を通過した感光体ド
ラム2上の現像オフ領域(地肌部)にてVsgを検出す
る。具体的には、複写動作終了時に現像ローラ13の回
転駆動が停止した後に、感光体ドラム2の回転を停止し
て、感光体ドラム2上に現像オフ領域を作り、次の複写
動作開始の際に前記現像オフ領域でVsgの検出を行なっ
ている。そして、検出されたVsp、Vsgの比率により、
所定のアルゴリズムでトナー濃度センサ12のVrefを
決定する。そして、現像動作時に常時検出して、その検
出出力Vtとの差分によりトナー補給量を決定してい
る。
【0034】フォトセンサ10は転写工程の下流側に位
置しているため、ここでは、所定の複写動作終了後、転
写搬送装置9の転写ベルトが感光体ドラム2から離れて
いる間にトナー付着パターン部の作像、検出を行なう。
【0035】上記のVspは、トナー付着部での反射光量
を検出しているため、トナー付着量が少ない、すなわ
ち、現像在中のトナー濃度が低いほど反射光量が増大し
てフォトセンサ10の出力が高くなる。従って、Vsp/
Vsgの値が高いほど、トナー濃度が低いと判断してトナ
ー濃度を高めるようにVrefを変更する。
【0036】.つづいて、トナー強制消費モードでの
動作について、図3のフローチャートを参照して説明す
る。
【0037】まず、操作パネル32の所定のキー選択が
あったときは(ステップS1)、感光体モータ25、帯
電チャージャ26をオンにし、イレーサ5のオン、オフ
により感光体ドラム2上に一定の静電潜像を形成する
(ステップS2、S3)。現像モータ31、現像バイア
ス装置28のオンにより(ステップS4)、前記静電潜
像を現像装置7で顕像化して現像剤中のトナーを消費さ
せる。前記ステップS3、S4の動作の終了後、このよ
うなトナーの強制消費の実行回数Nをカウントする所定
のカウンタをインクリメントし(ステップS5)、この
ようなステップS3〜S5の一連の動作を例えば5回繰
り返した後、前記カウンタをリセットする(ステップS
6、S7)。
【0038】ところで、上記のようなトナーの強制消費
のために感光体ドラム2上に形成されるパターンのサイ
ズは、一例を挙げると、感光体ドラム2の回転軸方向に
300mm、感光体ドラム2の周方向に150mmであ
る。トナー濃度の必要な下げ幅が大きい場合、あるい
は、短時間でトナーを強制消費させる必要がある場合
は、帯電チャージャ26のオフタイミングおよびイレー
サ5のオンタイミングを遅らせて、感光体ドラム2の周
方向を300mmにするか、または、現像バイアス電圧
を下げて、現像ポテンシャルを大きくし、感光体ドラム
2上のトナー付着量を増加させる。このような、トナー
の強制消費のために感光体ドラム2上に形成されるパタ
ーンのサイズや、現像ポテンシャルの大小は、前記ステ
ップS1において操作パネル32の所定のキー操作によ
り選択される。
【0039】そして、この選択されたモード条件に応じ
て、トナー付着パターン部の作像領域として、次の(a)
または(b)が選択される(ステップS8、S9、S1
0)。
【0040】(a)トナー強制消費パターン部がクリーニ
ング装置11を、例えば2回通過後の感光体ドラム2上
(ステップS9)。
【0041】(b)トナー強制消費パターン部がクリーニ
ング装置11を、例えば4回通過後の感光体ドラム2上
(ステップS10)。
【0042】すなわち、強制消費するトナー量が少ない
ときは(a)、多いときは(b)が選択される。
【0043】そして、前記トナー濃度の制御動作の概要
で説明したように、トナー付着パターン部が感光体ドラ
ム2上に作像され、フォトセンサ10により、そのトナ
ー濃度が検出されて(ステップS11)、Vsp/Vsgの
値が予め設定されている設定値を下回るまでステップS
3〜S11の動作が繰り返される(ステップS12)。
この繰返し動作により、Vsp/Vsgの値が予め設定され
ている設定値を下回ったときは、現像モータ31、現像
バイアス装置28、帯電チャージャ26、イレーサ5、
感光体モータ25が順次オフされる(ステップS13〜
S16)。
【0044】従って、上記第1の実施例の複写機1によ
れば、トナー強制消費動作のときは通常の複写動作の場
合とは異なり、クリーニング装置11によるクリーニン
グ回数を複数回に増やし、充分にトナーがクリーニング
された後の感光体ドラム2上を検知領域としているの
で、感光体ドラム2上のトナー濃度の検出を精度よく行
なうことができる。
【0045】また、トナー強制消費動作による消費トナ
ーの量に応じて、クリーニングの実行回数を選択するよ
うにしているので、充分にトナーがクリーニングされた
後の感光体ドラム2上を検知領域としているので、感光
体ドラム2上のトナー濃度の検出を精度よく行なうこと
ができる。
【0046】〔発明の第2の実施の形態〕この発明の第
2の実施の形態である複写機1が、前記発明の第1の実
施の形態の場合と相違する点は、トナー強制消費モード
での動作にあり、その他の装置構成、動作は共通である
ため詳細な説明は省略する。
【0047】図4は、この発明の第2の実施の形態であ
る複写機1のトナー強制消費モードでの動作を説明する
フローチャートであり、前記図3と共通符号の流れ図記
号は前記第1の実施の形態と同様の処理であるため、詳
細な説明は省略する。
【0048】同図に示すように、この実施の形態では、
前記図3におけるステップS8〜S10に代えて、ステ
ップS17の処理を行なう。すなわち、この実施の形態
では、ステップ1でトナーの強制消費のために感光体ド
ラム2上に形成されるパターンのサイズの選択、現像バ
イアスの選択を行なわずに、一律に感光体ドラム2の軸
方向に300mm、感光体ドラム2の周方向に150m
mとしている。
【0049】そのため、感光体ドラム2上のトナー強制
消費パターンがクリーニング装置11を通過後に、一律
に感光体ドラム2の地肌部のトナー濃度検知値Vsgを検
出する。
【0050】このVsgが、トナー強制消費モードの実行
直前の感光体ドラム2の地肌部におけるフォトセンサ1
0の出力Vsg0に比べて、所定値、例えば0.1V以上
低い(すなわち、Vsg0−Vsg≧0.1V)場合、感光
体ドラム2上に付着させたトナー強制消費パターン像が
充分にクリーニングされていないと判断し、Vsp/Vsg
を検出するためのトナー付着パターン部は作像しない。
【0051】すなわち、Vsg0−Vsg≧0.1Vの状態
では、感光体ドラム2上に地肌汚れ分の付着トナーが残
っており、トナー付着パターン部のトナー付着量も、
「前記地肌汚れ分+トナー付着パターン部の付着トナー
分」となるため、トナー付着パターン部のトナー付着量
は狙いより多くなる。この結果、トナー付着パターン部
のトナー濃度は狙いより濃いと検知されてしまうので、
トナー濃度は実際の狙いより低く制御されてしまう。
【0052】そこで、引き続きクリーニング装置11が
感光体ドラム2上のクリーニングを行なう状態で、感光
体ドラム2を回転させ、クリーニングを繰返し、Vsgを
検知し続けて、「Vsg0−Vsg<0.1V」となったと
きにトナー付着パターン部を作像し、Vsp/Vsgを検出
する。
【0053】従って、上記第2の実施例の複写機1によ
れば、クリーニング装置11による感光体ドラム2上の
クリーニングがなされる毎に感光体ドラム2上のトナー
が充分に除去されたか否かを検出し、充分に除去されて
からトナー濃度を検出するようにしているので、感光体
ドラム2上のトナー濃度の検出を精度よく行なうことが
できる。
【0054】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、感光体と、こ
の感光体上に静電潜像を形成する静電潜像形成装置と、
この静電潜像をトナーで現像して顕像を形成する現像装
置と、この顕像を被転写体上に転写して所望の画像を形
成する転写装置と、前記感光体上の顕像のトナー濃度を
検出する濃度検出装置と、前記濃度検出装置による前記
感光体上の検知領域を前記トナー濃度の検出目的に応じ
て変える検出領域変更手段とを備えていることを特徴と
するものであるので、トナー濃度の検知を行なう感光体
上の検知領域をトナー濃度の検出目的に応じて変えるこ
とで、より適切な検知領域を選択し、トナー濃度の検出
を精度よく行なうことが可能となる。
【0055】請求項2に記載の発明は、感光体と、この
感光体上に静電潜像を形成する静電潜像形成装置と、こ
の静電潜像をトナーで現像して顕像を形成する現像装置
と、この顕像を被転写体上に転写して所望の画像を形成
する転写装置と、この転写後に前記感光体上の残存トナ
ーを除去するクリーニング装置と、前記感光体上の顕像
のトナー濃度を検出する濃度検出装置と、このトナー濃
度の検出値に基づき、前記静電潜像形成装置で前記感光
体上に静電潜像を形成し、この静電潜像を前記現像装置
で現像することで前記トナーを消費して前記トナー濃度
を低減するトナー消費装置と、前記トナー消費装置の動
作のために前記トナー濃度の検出を行なう場合には、前
記濃度検出装置による前記感光体上の検知領域を、前記
画像の形成のために行なう場合とは変えることを可能と
する検知領域変更手段とを備えていることを特徴とする
ものであるので、トナー消費装置の動作のためにトナー
濃度の検知を行なう場合には、感光体上の検知領域を画
像の形成を行なう場合とは変えて、より適切な検知領域
を選択することで、トナー濃度の検出を精度よく行なう
ことが可能となり、トナーの強制的な消費動作によるト
ナー濃度を狙いどおりに安定させることができる。
【0056】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、検知領域変更手段により、トナー消費
装置の動作の場合の感光体上の検知領域を濃度検出装置
の検出値に応じて変えるものであることを特徴とするも
のであるので、トナー消費装置の動作の場合の感光体上
の検知領域を濃度検出装置の検出値に応じて変え、トナ
ー濃度の検出を精度よく行なうことが可能となる。
【0057】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3のいずれかに記載の発明において、検知領域変更手段
により、画像の形成のためにトナー濃度の検出を行なう
場合に比べて、トナー消費装置の動作の場合にはクリー
ニング装置による残存トナーの除去動作の回数を多く実
行したあとの感光体上を検知領域とするものであること
を特徴とするものであるので、トナー消費装置の動作の
場合には、クリーニング装置による残存トナーの除去動
作の回数を多く実行したあとの感光体上を検知領域とす
ることで、より適切な検知領域を選択でき、トナー濃度
の検出を精度よく行なうことができる。
【0058】請求項5に記載の発明は、請求項2、3、
4のいずれかに記載の発明において、検知領域変更手段
により、トナー消費装置の動作のために行なうトナー濃
度の検出は、前記トナー消費装置の動作中と非動作中と
における前記濃度検出装置による感光体上の地肌部分の
検出値の比較結果が所定の状態にあるときの前記感光体
上を検知領域として行なうものであることを特徴とする
ものであるので、トナー消費装置の動作のために行なう
トナー濃度の検出を、トナー消費装置の動作中と非動作
中とにおける濃度検出装置による感光体上の地肌部分の
検出値の比較結果が所定の状態にあるときの感光体上を
検知領域として行なうことで、より適切な検知領域を選
択でき、トナー濃度の検出を精度よく行なうことができ
る。
【0059】請求項6に記載の発明は、請求項2、3、
4、5のいずれかに記載の発明において、トナー消費装
置の動作中と非動作中とにおける濃度検出装置の検出値
の比較結果に基づいて前記トナー消費装置を停止する停
止手段を備えていることを特徴とするものであるので、
トナー消費装置の動作中と非動作中とにおける濃度検出
装置の検出値の比較結果に基づいてトナー濃度が適正値
に落ち着いたか否かを判定し、トナー消費装置を停止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1、第2の実施の形態である複写
機の概略を示す断面図である。
【図2】前記複写機の制御系のブロック図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態である複写機のト
ナー強制消費モードの動作を説明するフローチャートで
ある。
【図4】この発明の第2の実施の形態である複写機のト
ナー強制消費モードの動作を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 感光体 4 帯電器 9 転写装置 10 濃度検出装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と、 この感光体上に静電潜像を形成する静電潜像形成装置
    と、 この静電潜像をトナーで現像して顕像を形成する現像装
    置と、 この顕像を被転写体上に転写して所望の画像を形成する
    転写装置と、 前記感光体上の顕像のトナー濃度を検出する濃度検出装
    置と、 前記濃度検出装置による前記感光体上の検知領域を前記
    トナー濃度の検出目的に応じて変える検出領域変更手段
    とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 感光体と、 この感光体上に静電潜像を形成する静電潜像形成装置
    と、 この静電潜像をトナーで現像して顕像を形成する現像装
    置と、 この顕像を被転写体上に転写して所望の画像を形成する
    転写装置と、 この転写後に前記感光体上の残存トナーを除去するクリ
    ーニング装置と、 前記感光体上の顕像のトナー濃度を検出する濃度検出装
    置と、 このトナー濃度の検出値に基づき、前記静電潜像形成装
    置で前記感光体上に静電潜像を形成し、この静電潜像を
    前記現像装置で現像することで前記トナーを消費して前
    記トナー濃度を低減するトナー消費装置と、 前記トナー消費装置の動作のために前記トナー濃度の検
    出を行なう場合には、前記濃度検出装置による前記感光
    体上の検知領域を、前記画像の形成のために行なう場合
    とは変えることを可能とする検知領域変更手段とを備え
    ていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 検知領域変更手段により、 トナー消費装置の動作の場合の感光体上の検知領域を濃
    度検出装置の検出値に応じて代えるものであることを特
    徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 検知領域変更手段により、 画像の形成のためにトナー濃度の検出を行なう場合に比
    べて、トナー消費装置の動作の場合にはクリーニング装
    置による残存トナーの除去動作の回数を多く実行したあ
    との感光体上を検知領域とするものであることを特徴と
    する請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 検知領域変更手段により、 トナー消費装置の動作のために行なうトナー濃度の検出
    は、前記トナー消費装置の動作中と非動作中とにおける
    前記濃度検出装置による感光体上の地肌部分の検出値の
    比較結果が所定の状態にあるときの前記感光体上を検知
    領域として行なうものであることを特徴とする請求項
    2、3、4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 トナー消費装置の動作中と非動作中とに
    おける濃度検出装置の検出値の比較結果に基づいて前記
    トナー消費装置を停止する停止手段を備えていることを
    特徴とする請求項2、3、4、5のいずれかに記載の画
    像形成装置。
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