JP2007002500A - 車両用電子キーシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ICカードをETC用車載装置に装着したままドライバが車両の外に出てしまってもICカードの盗難を確実に防止することのできる車両用インテリジェントキーシステムを提供する。
【解決手段】 乗員が携帯するインテリジェントキー20と、車両に搭載されるインテリジェントキーユニット13との間で無線通信を行うことにより互いのIDコードを照合し、この照合結果に基づいてドアの施解錠を行うとともに、その無線通信によりインテリジェントキー20の車内外の位置を認識する車両用電子キーシステム10であって、ICカード14が着脱自在に装着されるETCユニットを備え、インテリジェントキー20の位置が車外であることを認識し、且つ、そのインテリジェントキー20によってドアの施錠操作が行われていない場合、ETCユニット11にICカード14が装着されているとき、ドアの施錠をBCM12が自動的に行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 乗員が携帯するインテリジェントキー20と、車両に搭載されるインテリジェントキーユニット13との間で無線通信を行うことにより互いのIDコードを照合し、この照合結果に基づいてドアの施解錠を行うとともに、その無線通信によりインテリジェントキー20の車内外の位置を認識する車両用電子キーシステム10であって、ICカード14が着脱自在に装着されるETCユニットを備え、インテリジェントキー20の位置が車外であることを認識し、且つ、そのインテリジェントキー20によってドアの施錠操作が行われていない場合、ETCユニット11にICカード14が装着されているとき、ドアの施錠をBCM12が自動的に行う。
【選択図】 図1
Description
この発明は、乗員が携帯する電子キーと、車両に搭載される電子キー用車載装置との間で無線通信を行うことにより互いのIDコードを照合してドアの施解錠を行う車両用電子キーシステムに関する。
従来から、有料道路において路上機との間で交信を行う自動料金収受用のETC用車載器が知られている(特許文献1参照)。
かかるETC用車載器は、ICカードが着脱自在に装着されるようになっており、このICカードのクレジット化に伴ってICカードの盗難防止を図るようになっている。例えば、ETC用車載器にICカードを装着したままドライバが車両の外に出る際には、ブザーなどの警報をならしてICカードの抜き忘れの防止を図っている。
特開2002−230601号公報
しかしながら、このようなETC用車載器にあっては、ICカードの抜き忘れ防止のために、警報を鳴らすか表示部に警告表示するかをドライバが選択して設定するようになっているものがあり、ドライバが表示部に表示することを設定した場合には、表示部に警告表示されても気が付かずにドライバが車両の外に出てしまう虞がある。特に、高速道路のパーキングエリアにおいて短時間の用事などにおいては、ドアをロックせずに車両の外に出てしまい、ICカードが盗難され易くなってしまうという問題があった。
この発明の目的は、ICカードをETC用車載装置に装着したままドライバが車両の外に出てしまってもICカードの盗難を確実に防止することのできる車両用インテリジェントキーシステムを提供することにある。
この発明は、乗員が携帯する電子キーと、車両に搭載される電子キー用車載装置との間で無線通信を行うことにより互いのIDコードを照合し、この照合結果に基づいてドアの施解錠を行うとともに、その無線通信により前記電子キーの車内外の位置を認識する車両用電子キーシステムであって、
ICカードが着脱自在に装着されるETC用車載装置を備え、
前記電子キーの位置が車外であることを認識し、且つ、その電子キーによってドアの施錠操作が行われていない場合、前記ETC用車載装置にICカードが装着されているとき、ドアの施錠を自動的に行うことを特徴とする。
ICカードが着脱自在に装着されるETC用車載装置を備え、
前記電子キーの位置が車外であることを認識し、且つ、その電子キーによってドアの施錠操作が行われていない場合、前記ETC用車載装置にICカードが装着されているとき、ドアの施錠を自動的に行うことを特徴とする。
この発明によれば、ICカードをETC用車載装置に装着したままドライバが車両の外に出てしまっても、ドアの施錠が自動的に行われるので、ICカードの盗難を確実に防止することができる。
以下、この発明に係る車両用電子キーシステムの実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。
図1は車両用電子キーシステム10の構成を示したブロック図である。
車両用電子キーシステム10は、有料道路において路上機との間で交信を行う自動料金収受用のETCユニット(ETC用車載装置)11と、ドアロック用モータMや図示しない各種の電装部品を駆動制御する制御装置であるBCM(ボディコントロールモジュール)12と、乗員が携帯するインテリジェントキー(電子キー)20との間で無線通信を行うことにより互いのIDコードを照合するインテリジェントキーユニット(電子キー用車載装置)13等とを備えている。
ETCユニット11は、ICカード14が着脱自在に装着されるようになっているとともに、ICカード14の抜き忘れをドライバに知らせるブザー11Aを有している。また、ETCユニット11はナビゲータ装置15とBCM12に接続されており、ナビゲータ装置15の操作によってETCユニット11のブザー11Aによる警報のオン/オフを設定することができるようになっている。
また、ETCユニット11は、車両の運転席側のドアの開閉の検知と、アクセサリ電源電圧やイグニッションスイッチ電圧のオン・オフの検知とを行うようになっている。
インテリジェントキーユニット13は、インテリジェントキー20との間で無線通信により行ったIDコードの照合結果に基づいてドアの施解錠信号を出力したり、その無線通信によりインテリジェントキー20の車内外の位置を認識し、この認識した認識信号を出力したりするようになっている。
BCM12は、インテリジェントキーユニット13の施解錠信号や認識信号やETCユニット11からの各種の信号に基づいてドアロックモータMの駆動を制御したりするものである。
[動 作]
次に、上記のように構成される車両用電子キーシステム10の動作を図2に示すフロー図に基づいて説明する。
[動 作]
次に、上記のように構成される車両用電子キーシステム10の動作を図2に示すフロー図に基づいて説明する。
ステップ1でアクセサリ電源電圧がオフになったことをETCユニット11が検知し、さらにステップ2で運転席側のドアが開成されたことをETCユニット11が検知すると、ステップ3ではETCユニット11にICカード15が装着されているか否かが判断される。
ステップ3でノーと判断されると、すなわちICカード15が装着されていないと判断されると、ドライバがICカード15を引く抜いたものとしてこのフロー図の処理は終了する。
ステップ3でイエスと判断されると、すなわちICカード15が装着されていると判断されると、ドライバがICカード15を引く抜くのを忘れたものとしてステップ4へ進む。
ステップ4では、ブザー11Aを鳴らしてICカード15の引き抜きを忘れたことを警告する。
ブザー11Aが鳴ってから60秒経過したとき、ステップ5でETCユニット11にICカード15が装着されているか否かが再度判断される。すなわち、ブザー11Aによる警告音によってドライバがICカード15を引き抜いたか否かが判断される。
ブザー11Aによる警報のオフが設定されている場合には、ステップ4ではブザー11Aが鳴らないが、この場合には運転席側のドアが閉められると、ステップ5へ進むことになる。
ステップ5でノーと判断されたとき、すなわち、ドライバがETCユニット11からICカード15を引き抜いたとき、このフロー図の処理は終了する。
ステップ5でイエスと判断されとき、すなわちドライバがICカード15を引き抜くのを忘れたときステップ6へ進む。
ステップ6でインテリジェントキー20が車外の位置にあることをインテリジェントキーユニット13が認識すると、ステップ7では、車両のドアがロックされているか否かが判断され、ノーであれば、すなわち、車両のドアがロックされていればICカード15が盗難される虞はないので、このフロー図の処理は終了する。
ステップ7でイエスと判断されると、すなわち、車両のドアがロックされていなければステップ8へ進む。
ステップ8では、インテリジェントキー20によってドアロックが行われずに所定時間経過(インテリジェントキー20が車外の位置にあることを認識されてから例えば20秒経過)したか否かが判断され、そして所定時間経過するとステップ9へ進む。
ステップ9では、インテリジェントキー20によってドアロックが行われたか否かが判断され、ノーであれば、すなわち車両のドアがロックされていればこのフロー図の処理は終了し、イエスであれば、すなわち車両のドアがロックされていなければステップ10へ進む。
ステップ10では、BCM12により車両のドアがロックされて終了する。
このように、ドライバがICカード15を引く抜くのを忘れて車両の外に出た場合、インテリジェントキー20によってドアのロックが行わなければ、所定時間後にBCM12が自動的に車両のドアをロックするので、ICカード15の盗難を確実に防止することができる。
以上、この発明の最良の実施の形態の実施例を説明したが、この実施例に限定されるものではなく、例えば、インテリジェントキー20の位置が車外であることを認識し、且つ、そのインテリジェントキー20によってドアの施錠操作が行われていない場合、ETCユニット11にICカード15が装着されているとき、所定時間の経過を待たずにドアの施錠を自動的に行うようにしてもよく、発明の要旨を逸脱しない程度の設計変更は、この発明に含まれるものである。
10 車両用電子キーシステム
11 ETCユニット(ETC用車載装置)
12 BCM(制御装置)
13 インテリジェントキーユニット(電子キー用車載装置)
14 ICカード
20 インテリジェントキー(電子キー)
11 ETCユニット(ETC用車載装置)
12 BCM(制御装置)
13 インテリジェントキーユニット(電子キー用車載装置)
14 ICカード
20 インテリジェントキー(電子キー)
Claims (2)
- 乗員が携帯する電子キーと、車両に搭載される電子キー用車載装置との間で無線通信を行うことにより互いのIDコードを照合し、この照合結果に基づいてドアの施解錠を行うとともに、その無線通信により前記電子キーの車内外の位置を認識する車両用電子キーシステムであって、
ICカードが着脱自在に装着されるETC用車載装置を備え、
前記電子キーの位置が車外であることを認識し、且つ、その電子キーによってドアの施錠操作が行われていない場合、前記ETC用車載装置にICカードが装着されているとき、ドアの施錠を自動的に行うことを特徴とする車両用電子キーシステム。 - 乗員が携帯する電子キーと、車両に搭載される電子キー用車載装置との間で無線通信を行うことにより互いのIDコードを照合し、この照合結果に基づいてドアの施解錠を行うとともに、その無線通信により前記電子キーの車内外の位置を認識する制御装置を備えた車両用電子キーシステムであって、
ICカードが着脱自在に装着されるETC用車載装置を備え、
前記制御装置は、前記電子キーの位置が車外であることを認識した際、その電子キーによってドアの施錠操作が行われていない場合、前記ETC用車載装置にICカードが装着されているとき、その認識した時点から所定時間後にドアの施錠を行うことを特徴とする車両用電子キーシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005182911A JP2007002500A (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | 車両用電子キーシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005182911A JP2007002500A (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | 車両用電子キーシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007002500A true JP2007002500A (ja) | 2007-01-11 |
Family
ID=37688361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005182911A Pending JP2007002500A (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | 車両用電子キーシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007002500A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008255714A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Calsonic Kansei Corp | 携帯用送信機 |
-
2005
- 2005-06-23 JP JP2005182911A patent/JP2007002500A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008255714A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Calsonic Kansei Corp | 携帯用送信機 |
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