JP2007001724A - 車両荷物管理装置 - Google Patents

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JP2007001724A JP2005183913A JP2005183913A JP2007001724A JP 2007001724 A JP2007001724 A JP 2007001724A JP 2005183913 A JP2005183913 A JP 2005183913A JP 2005183913 A JP2005183913 A JP 2005183913A JP 2007001724 A JP2007001724 A JP 2007001724A
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徹也 野村
Satoru Harumoto
哲 春本
Yusaku Matsuda
悠作 松田
Yasushi Seike
康 清家
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Abstract

【課題】状況に応じた柔軟な荷物の積載支援や置き忘れ防止を行なうこと。
【解決手段】リモートキー4との通信状態に基づいて乗員検知部24が乗員の乗降車を予測・検知するとともに、各荷物に付されたICタグや画像認識によって荷物の情報を収集する。忘れ物判定部25は、乗員の乗車前の荷物構成と降車後の荷物構成とを比較し、変化があるならば「忘れ物あり」と判定して通知系5を用いて乗員に通知する。積載場所判定部26は、新規荷物の積み込みを予測した場合に車内に既に積み込んだ荷物の情報から新規荷物を積み込むべき場所を判定し、ドアの開放やシートアレンジを自動実行して荷物の積み込みを支援する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両に積載される荷物を管理する車両荷物管理装置に関し、特に乗降車時の荷物の積載支援や置き忘れ防止を行なう車両荷物管理装置に関するものである。
近年、非接触でデータの読み書きが可能な荷札、いわゆる無線IC(Integrated Circuit)タグが実用化され、その利用範囲が急速に拡大している。たとえば、特許文献1は、自車両の位置を検知し、荷物の識別データと配達エリア情報を荷物に付加し、配送先で降ろし忘れると警告を発する技術を開示している。
また、特許文献3は、商品タグを取り付けた荷物が積載されたトラックから荷降ろしをする際に、荷物の位置を通知する技術を開示している。同様に、特許文献2は、荷物に非接触媒体であるID(認識)タグを付し、車載端末がトラックへの積み間違いや積み残しを確認する技術を開示している。
さらに無線ICタグ以外の技術によって荷物の積み降ろしを管理する技術としては、特許文献4が車内を撮影して降車前後の画像を比較することで忘れ物を検知する技術を開示している。
特開2001−34878号公報 特開2002−265062号公報 特開平9−231428号公報 特開2001−285842号公報
しかしながら、上述した従来の技術は、業務としての配送を管理することを目的としたものであり、各荷物がどこで降ろされるべきかが予め定められていることが前提となっていた。
そのため、たとえば車内に鞄や携帯電話を忘れる場合のように、その荷物が降ろされるべきか否かが規定されていない状態では、荷物の置き忘れを防止することはできなかった。
また、荷物の数や大きさなどが不定である場合には、積み込むべき荷物を把握することができないため、積み込みの支援を行うことができなかった。特に個人の利用などで乗用車に荷物を積み込む場合、トランクや後部座席、助手席など荷物を置くことのできる場所が複数あることが多く、状況に応じて使い分ける必要がある。
さらに、乗員の手が積み込むべき荷物で塞がれている場合も考えられるため、積み込む場所に対応した開口部(トランクならトランクフード、後部座席や助手席なら対応するドア)の開錠や開放を自動実行することが望まれる。
すなわち従来の技術には、特定の状況でなければ荷物の積載支援や置き忘れ防止ができないという問題点があった。そのため、状況に応じた柔軟な荷物の積載支援や置き忘れ防止が可能な車両荷物管理装置の実現が重要な課題となっていた。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消し、課題を解決するためになされたものであり、状況に応じた柔軟な荷物の積載支援や置き忘れ防止が可能な車両荷物管理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係る車両荷物管理装置は、車両に積載される荷物を管理する車両荷物管理装置であって、乗員の乗降車を検知もしくは予測する乗降車検知手段と、車両に現に積載されている荷物および/または積載が予定されている荷物の種類、形状、積載条件、積載した時点、荷降ろし予定地点、車内の位置のうち少なくともいずれか一つの情報を取得する荷物情報取得手段と、前記乗降車検知手段による検知結果と前記荷物情報取得手段が取得した荷物の情報とを用いて乗員に対する通知制御および/または車体に対する動作制御の内容を判定する判定手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項1の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の乗降車を検知もしくは予測し、車両に現に積載されている荷物および/または積載が予定されている荷物の種類、形状、積載条件、積載した時点、荷降ろし予定地点、車内の位置などを取得し、乗員が乗降車をおこなった場合に荷物情報取得手段が取得した荷物の情報を用いて乗員に対する通知や車体の動作制御を行なう。
また、請求項2の発明に係る車両荷物管理装置は、車両に積載される荷物を管理する車両荷物管理装置であって、乗員の乗降車を検知もしくは予測する乗降車検知手段と、車両に現に積載されている荷物および/または積載が予定されている荷物の情報を取得する荷物情報取得手段と、前記乗降車検知手段による検知結果と前記荷物情報取得手段が取得した荷物の情報とを用いて乗員に対する通知制御および/または車体に対する動作制御の内容を判定する判定手段と、を備え、前記判定手段は前記乗降車検知手段が乗員の乗車を予測し、かつ乗員が手荷物を所持している場合に、前記荷物情報取得手段が取得した荷物の情報から前記手荷物を積載すべき場所を判定することを特徴とする。
この請求項2の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の乗車を予測し、かつ乗員が手荷物を所持している場合に、荷物情報取得手段が取得した荷物の情報から手荷物を積載すべき場所を判定する。
また、請求項3の発明に係る車両荷物管理装置は、請求項2に記載の発明において、前記荷物情報取得手段は、前記荷物の種類、形状、積載条件、積載した地点、車内の位置のうち少なくともいずれか一つを取得することを特徴とする。
この請求項3の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の乗降車を検知もしくは予測するとともに、車両に現に積載されている荷物や積載が予定されている荷物の種類、形状、積載条件、積載した地点、車内の位置などから手荷物を積載すべき場所を判定する。
また、請求項4の発明に係る車両荷物管理装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記荷物情報取得手段は、無線ICタグの読み取りによって前記荷物の情報を取得することを特徴とする。
この請求項4の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の乗降車を検知もしくは予測するとともに無線ICタグの読み取りによって車両に現に積載されている荷物や積載が予定されている荷物の情報を取得し、乗員が乗降車をおこなった場合に荷物情報取得手段が取得した荷物の情報とを用いて乗員に対する通知や車体の動作制御を行なう。
また、請求項5の発明に係る車両荷物管理装置は、請求項1,2または4に記載の発明において、前記荷物情報取得手段は、撮影手段が撮影した画像に対する画像処理によって前記荷物の情報を取得することを特徴とする。
この請求項5の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の乗降車を検知もしくは予測するとともに、画像処理によって車両に現に積載されている荷物や積載が予定されている荷物の情報を取得し、乗員が乗降車をおこなった場合に荷物情報取得手段が取得した荷物の情報とを用いて乗員に対する通知や車体の動作制御を行なう。
また、請求項6の発明に係る車両荷物管理装置は、請求項1,2,4,5のいずれか一つに記載の発明において、前記判定手段は前記乗降車検知手段が乗員の降車を検知した場合に、前記荷物情報取得手段が取得した荷物の情報から車内への荷物の置き忘れの有無を判定することを特徴とする。
この請求項6の発明によれば車両荷物管理装置は、車両に現に積載されている荷物や積載が予定されている荷物の情報を取得し、乗員の降車を検知した場合に、荷物の情報から車内への荷物の置き忘れの有無を判定する。
また、請求項7の発明に係る車両荷物管理装置は、請求項6に記載の発明において、前記判定手段は、車両の出発前における荷物構成と到着時における荷物構成との比較結果から前記荷物の置き忘れの有無を判定することを特徴とする。
この請求項7の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の降車を検知した場合に、車両の出発前における荷物構成と到着時における荷物構成とを比較して荷物の置き忘れの有無を判定する。
また、請求項8の発明に係る車両荷物管理装置は、請求項6または7に記載の発明において、自車両の位置情報を取得する位置情報取得手段をさらに備え、前記判定手段は前記位置情報をさらに用いて前記荷物の置き忘れの有無を判定することを特徴とする。
この請求項8の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の降車を検知した場合に、荷物の情報と自車両の位置情報から車内への荷物の置き忘れの有無を判定する。
また、請求項9の発明に係る車両荷物管理装置は、請求項2に記載の発明において、前記判定手段は、前記手荷物を積載すべき場所近傍のドアの開放を支援する動作制御をさらに行うことを特徴とする。
この請求項9の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の乗車を予測し、かつ乗員が手荷物を所持している場合に、手荷物を積載すべき場所を判定し、近傍のドアの開放を支援する。
また、請求項10の発明に係る車両荷物管理装置は、請求項2または9に記載の発明において、前記判定手段は、前記手荷物の積載場所の確保に必要な座席の制御を自動実行することを特徴とする。
この請求項10の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の乗車を予測し、かつ乗員が手荷物を所持している場合に、手荷物を積載すべき場所を判定し、積載場所の確保に必要な座席の制御を自動実行する。
また、請求項11の発明に係る車両荷物管理装置は、車両に積載される荷物を管理する車両荷物管理装置であって、乗員の降車を検出する降車検出手段と、車両の位置を検出する車両位置検出手段と、車両に積載されている荷物の情報を取得する荷物情報取得手段と、前記降車検出手段によって乗員の降車が検出された場合に、前記車両位置検出手段によって検出された車両位置と、前記荷物情報取得手段によって検出された降車前後の荷物情報とに基づいて、忘れ物を判定する忘れ物判定手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項11の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の降車を検出した場合に、車両位置と降車前後の荷物情報とに基づいて忘れ物の有無を判定する。
請求項1の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の乗降車を検知もしくは予測し、車両に現に積載されている荷物や積載が予定されている荷物の種類、形状、積載条件、積載した時点、荷降ろし予定地点、車内の位置などを取得し、乗員が乗降車をおこなった場合に荷物情報取得手段が取得した荷物の情報を用いて乗員に対する通知や車体の動作制御を行なうので、状況に応じた柔軟な荷物の積載支援や置き忘れ防止を行なう車両荷物管理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項2の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の乗車を予測し、かつ乗員が手荷物を所持している場合に、荷物情報取得手段が取得した荷物の情報から手荷物を積載すべき場所を判定するので、状況に応じた柔軟な荷物の積載支援を行なう車両荷物管理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項3の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の乗降車を検知もしくは予測するとともに、車両に現に積載されている荷物や積載が予定されている荷物の種類、形状、積載条件、積載した地点、車内の位置などから手荷物を積載すべき場所を判定するので、荷物を積載すべき場所を精度よく判定する車両荷物管理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項4の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の乗降車を検知もしくは予測するとともに無線ICタグの読み取りによって車両に現に積載されている荷物や積載が予定されている荷物の情報を取得し、乗員が乗降車をおこなった場合に荷物情報取得手段が取得した荷物の情報を用いて乗員に対する通知や車体の動作制御を行なうので、荷物の情報を詳細に取得して状況に応じた柔軟な荷物の積載支援や置き忘れ防止を行なう車両荷物管理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項5の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の乗降車を検知もしくは予測するとともに、画像処理によって車両に現に積載されている荷物や積載が予定されている荷物の情報を取得し、乗員が乗降車をおこなった場合に荷物情報取得手段が取得した荷物の情報を用いて乗員に対する通知や車体の動作制御を行なうので、ICタグの付されていない荷物についても情報を収集し、状況に応じた柔軟な荷物の積載支援や置き忘れ防止を行なう車両荷物管理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項6の発明によれば車両荷物管理装置は、車両に現に積載されている荷物や積載が予定されている荷物の情報を取得し、乗員の降車を検知した場合に、荷物の情報から車内への荷物の置き忘れの有無を判定するので、状況に応じて柔軟かつ高精度に忘れ物の有無を判定する車両荷物管理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項7の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の降車を検知した場合に、車両の出発前における荷物構成と到着時における荷物構成とを比較して荷物の置き忘れの有無を判定するので、車内への忘れ物を確実に防止する車両荷物管理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項8の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の降車を検知した場合に、荷物の情報と自車両の位置情報から車内への荷物の置き忘れの有無を判定するので、状況に応じた柔軟な置き忘れ防止判定を行なう車両荷物管理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項9の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の乗車を予測し、かつ乗員が手荷物を所持している場合に、手荷物を積載すべき場所を判定し、近傍のドアの開放を支援するので、荷物の積載をさらに効果的に支援する車両荷物管理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項10の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の乗車を予測し、かつ乗員が手荷物を所持している場合に、手荷物を積載すべき場所を判定し、積載場所の確保に必要な座席の制御を自動実行するので、荷物の積載場所を自動で確保する車両荷物管理装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項11の発明によれば車両荷物管理装置は、乗員の降車を検出した場合に、車両位置と降車前後の荷物情報とに基づいて忘れ物の有無を判定するので、状況に応じた柔軟な置き忘れ防止判定を行なう車両荷物管理装置を得ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る車両荷物管理装置の好適な実施例について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である車両荷物管理装置の概要構成を示す概要構成図である。同図に示すように、車両荷物管理装置1は、ナビゲーション装置2、通知系5および車体制御系6と接続する。
ナビゲーション装置2は、GPS(Global Positioning System)人工衛星と通信して特定した自車両の位置と地図データとを利用して走行経路の設定および誘導を行なう車載装置である。この経路の誘導は具体的には通知系5を用いて行なう。また、ナビゲーション装置2は車両荷物管理装置1に対して自車両の位置情報を供給する。
通知系5は、自車両の乗員に対して通知を行なう装置群であり、表示による通知を行なうディスプレイ51や音声による通知を行なうスピーカ52などを含む。この通知系5は、車両荷物管理装置1、ナビゲーション装置2の他、車載オーディオ装置など各種車載装置で共用することができる。
車体制御系6は、車体に搭載された各種動作機構を制御する装置群であり、シート位置の調整や傾きの変更を実行するシートアレンジ機構61、ドアの施錠・開錠や自動開閉を行うドア開閉機構62などを含む。
車両荷物管理装置1は、その内部に荷物情報管理部10、ICタグリーダ21、カメラ22、リモートキー通信装置23、乗員検知部24、忘れ物判定部25および積載場所判定部26を有する。
ICタグリーダ21は、ICタグ3と電波によって無線通信し、ICタグ3に記録された各種情報を読み取って荷物情報管理部11に出力する。また、カメラ22は車両内外を撮影し、撮影した画像を荷物情報管理部10に出力する。さらにリモートキー通信装置23は、乗員が所持するリモートキー4と通信し、通信結果を乗員検知部24に出力する。
乗員検知部24は、リモートキー通信部23の通信結果をもとに、自車両の乗員の乗降車の検知や予測を行なう。例えば、リモートキー4が車両内から車両外に移動した場合には、乗員検知部24は乗員が降車したと判定する。また、リモートキー4が車両に接近中であれば、乗員検知部24は乗員が乗車する可能性が高いと予測する。
荷物情報管理部11は、ICタグリーダ21の出力する情報や、カメラ22の撮影結果に画像処理を施して得た情報から、車両に現に積載されている荷物や積載が予定されている荷物の情報を管理する。
具体的には、荷物情報管理部11は、その内部に出発前荷物構成記憶部11、到着時荷物構成記憶部12および新規荷物検知部13を有する。出発前荷物構成記憶部11は、車両が出発する前(例えば乗員の乗車前)における荷物の構成、すなわち車両に積み込まれた荷物の種類と数、それぞれの場所などを記憶する。
同様に、到着時荷物構成記憶部11は、車両が目的地に到着した時点(例えば乗員の降車後)における荷物の構成、すなわち車両に積み込まれた荷物の種類と数、それぞれの場所などを記憶する。また、新規荷物検知部13は、乗車を予測した乗員の手荷物など、新規に車両に積み込まれる荷物を検知し、その情報を取得する。
忘れ物判定部25は、乗員検知部24が乗員の降車を検知した場合に、荷物情報管理部10が記憶した荷物の情報から車内への荷物の置き忘れの有無を判定する。具体的には、忘れ物判定部25は、出発前荷物構成記憶部11の記憶内容と到着時荷物構成記憶部12の記憶内容を比較し、記憶内容に相違がある場合に「忘れ物あり」と判定する。すなわち、乗員が乗車時に持ち込んだ荷物を降車時に全て持って降りることで、乗車前と降車後の車内の荷物構成が同一となった場合には、「忘れ物なし」と判定することとなる。
なお、例えば複数の店舗でそれぞれ買い物をする場合のように、それぞれの到着地点(各店舗)では前の店舗で購入した商品は降ろさず、最終的に自宅などで全ての荷物を降ろす状況も考えられる。そこで、忘れ物判定部25はナビゲーション装置2から位置情報を取得し、自車両がどこに停車しているかによって忘れ物の有無の判定を切り替えるようにしてもよい。
この場合、例えば自車両の位置が店舗である場合には他店舗で積み込まれた荷物が車内に残っていたとしても忘れ物とはみなさず、自車両の位置が自宅であって各店舗で購入した商品が車内に残っている場合には忘れ物と判定する、などの判定基準を用いればよい。
積載場所判定部26は、乗員検知部24が乗員の乗車を予測し、かつ乗員が手荷物(すなわち新規荷物)を所持している場合に、荷物情報管理部10が記憶した荷物の情報から新規荷物を積載すべき場所を判定する。さらに積載場所判定部26は、ドア開閉機構62を制御して手荷物を積載すべき場所近傍のドアの開錠や開放、また、必要であればシートアレンジ機構61を制御してシートアレンジの変更(リクライニングやスライド状態(座席位置)の変更)を自動実行する。
つづいて、荷物情報管理部10が管理する荷物の情報についてさらに説明する。図2は、荷物情報管理部10が管理する荷物情報の具体例を示す説明図である。同図では、荷物情報は「物品属性情報」と「付加情報」とに大別している。
「物品属性情報」は、物品(荷物)自体によって定まる各種情報であり、ICタグからの読み出しや画像認識によって取得することができる。具体的には、「物品属性情報」には「種類」、「形状」、「積載条件」が含まれる。
「種類」は、「携帯電話」、「書類入れ」、「ゴルフバック」、「生もの」など物品の種類を示す項目であり、忘れ物判定部25や積載場所判定部26による判定に使用される。例えば、「携帯電話」は、常に身に着けるものであると考えられるので、乗員が降車した場所がどこであっても車内においたままであれば「忘れ物」と判定することができる。一方、「ゴルフバック」は、自宅かゴルフ場で車内に残っている場合にのみ「忘れ物」と判定する。また、種類が「生もの」であるならば、温度変化の激しい場所への積み込みは避け、優先的に車室内に積み込む、などの判定を行うことができる。
「形状」の項目は、その物品の大きさを示し、積み込む場合に必要なスペースに関係するので、積載場所判定部26による判定に使用することができる。同様に、「積載条件」は、積み込む場合の条件を指定するものであり、積載場所判定部26による判定に使用することができる。「積載条件」の内容としては、その荷物の上に他の物品を置くことを禁止する「上積厳禁」、積載時の上下方向を規定する「天地無用」など、任意の内容を指定可能である。
「付加情報」は、物品(荷物)を車両に積み込んだ場合に荷物情報管理部10が付加する情報であり、「積載した地点」、「車内の位置」などが含まれる。ここで、「積載した地点」はナビゲーション装置2が出力する位置情報を利用して入力する。また、車内の位置は、画像処理やICタグリーダ21から得ることができる。また、ICタグから荷降ろし予定地に関する情報を読み出して「荷降ろし地点」が入力されてもよい。これによって、ある荷物の荷降ろし地点にて荷降ろし忘れを防止できる。例えば、ある荷物は降ろし、他の荷物は降ろさない場合の荷降ろし忘れを防止できる。例えば、運転者は車から降りないが、同乗者が降りる場合の荷降ろし忘れを防止できる。また、「積載した地点」についての情報を入力できるため、乗車中に新たに荷物を出発地点とは異なる目的地までの途中の道で積載する場合にも本発明により対応できる。
つづいて、積載場所判定部26による車体制御系6の制御について、図3および図4を参照して説明する。図3では、自車両100は、運転席101、助手席102、後部座席103、運転席ドア111、助手席ドア112、右後部座席ドア113、左後部座席ドア114、トランクドア(トランクフード)115を有している。
この自車両100に乗員が荷物120を持って接近した場合、積載場所判定部26は、荷物120の大きさなどからトランクに積み込むべきであると判定する。そして、トランクドア115のロックを解除、自動的に開くことで、乗員による荷物120の積み込みを支援する。
ところで、この荷物が植木鉢など、上下方向を規定されている場合には、図4に示すように、助手席102と後部座席103との間に積み込むべきであると判定する。そして、助手席102のリクライニング制御や後部座席103のスライド制御を行って荷物120を積み込むスペースを確保した上で、左後部座席ドア114のロックを解除し、自動開放を行なって乗員による荷物120の積み込みを支援する。
次に、車両荷物管理装置1の処理動作についてさらに説明する。図5は、車両が停止中であり、乗員が車外に居る場合に車両荷物管理装置1が繰り返し実行する処理動作を説明するフローチャートである。
同図に示すように、車両荷物管理装置1は、リモートキー通信装置23の出力を監視し(ステップS101)、乗員が接近していなければ(ステップS101,No)そのまま処理を終了する。
一方、乗員の接近を検知したならば(ステップS101,Yes)、つぎに新規荷物検知部13が手荷物(新規荷物)の有無を判定する(ステップS102)。そして、手荷物があるならば(ステップS102,Yes)、新規荷物検知部13はその種類などを判別し、積載場所判定部26が積み込むべき場所を判定する(ステップS104)。
さらに、新規荷物の積み込みにシートアレンジが必要であれば(ステップS105)、積載場所判定部26はシートアレンジ機構61を制御してシートアレンジを実行し(ステップS106)、必要なスペースを確保する。
そして、シートアレンジの実行後、もしくはシートアレンジが不要である場合(ステップS105,No)、または手荷物がない場合(ステップS102,No)、車両荷物管理装置1は、ドアロック解除やドアの自動開放などのドアの開放制御を実行して(ステップS107)、処理を終了する。
つづいて、乗員が車内に居る場合に車両荷物管理装置1が繰り返し実行する処理動作を説明するフローチャートを図6に示す。同図に示すように、車両荷物管理装置1は、リモートキー通信装置23の出力を監視し(ステップS201)、乗員の降車を検知しなければ(ステップS201,No)そのまま処理を終了する。
一方、乗員の降車を検知したならば(ステップS201,Yes)、つぎに到着時荷物構成記憶部12が車内の荷物構成(例えば車両に現に積載されている荷物および/または積載が予定されている荷物の種類、形状、積載条件、積載した時点、荷降ろし予定地点、車内の位置など)を判別して記憶内容を更新し(ステップS202)、忘れ物判定部25が出発前と到着時の荷物構成に変化があるか否かを判定する(ステップS203)。
その結果、荷物構成に変化があるならば(ステップS203,Yes)、忘れ物判定部25は変化分を忘れ物と判定し(ステップS204)、通知系5を用いて乗員に忘れ物の通知を行なって(ステップS205)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施例に係る車両荷物管理装置1は、リモートキー4との通信状態に基づいて乗員検知部24が乗員の乗降車を予測・検知するとともに、各荷物に付されたICタグや画像認識によって荷物の情報を収集する。
そして、乗員の乗車前の荷物構成と降車後の荷物構成とに変化があるならば忘れ物判定部25が「忘れ物あり」と判定して通知系5を用いて乗員に通知する。
また、新規荷物の積み込みを予測した場合には車内に既に積み込んだ荷物の情報から新規荷物を積み込むべき場所を判定し、ドアの開放やシートアレンジを自動実行して荷物の積み込みを支援する。実施例での説明において、車両荷物管理装置1とナビゲーション装置2は、別体としているが、これに限らず例えば一体型システムであってもよい。
以上のように、本発明にかかる車両荷物管理装置は、車両に積載される荷物の管理に有用であり、特に、乗降車時の荷物の積載支援や置き忘れ防止に適している。
本発明の実施の形態である車両荷物管理装置の概要構成を示す概要構成図である。 図1に示した荷物情報管理部が管理する荷物情報の具体例を示す説明図である。 積載場所判定に基づくドア開閉制御について説明する説明図である。 積載場所判定に基づくシートアレンジについて説明する説明図である。 乗車予測時の処理動作を説明するフローチャートである。 降車検知時の処理動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 車両荷物管理装置
2 ナビゲーション装置
3 ICタグ
4 リモートキー
5 通知系
6 車体制御系
10 荷物情報管理部
11 出発前荷物構成記憶部
12 到着時荷物構成記憶部
13 新規荷物検知部
21 ICタグリーダ
22 カメラ
23 リモートキー通信装置
24 乗員検知部
25 忘れ物判定部
26 積載場所判定部
51 スピーカ
52 ディスプレイ
61 シートアレンジ機構
62 ドア開放機構


Claims (11)

  1. 車両に積載される荷物を管理する車両荷物管理装置であって、
    乗員の乗降車を検知もしくは予測する乗降車検知手段と、
    車両に現に積載されている荷物および/または積載が予定されている荷物の種類、形状、積載条件、積載した時点、荷降ろし予定地点、車内の位置のうち少なくともいずれか一つの情報を取得する荷物情報取得手段と、
    前記乗降車検知手段による検知結果と前記荷物情報取得手段が取得した荷物の情報とを用いて乗員に対する通知制御および/または車体に対する動作制御の内容を判定する判定手段と、
    を備えたことを特徴とする車両荷物管理装置。
  2. 車両に積載される荷物を管理する車両荷物管理装置であって、
    乗員の乗降車を検知もしくは予測する乗降車検知手段と、
    車両に現に積載されている荷物および/または積載が予定されている荷物の情報を取得する荷物情報取得手段と、
    前記乗降車検知手段による検知結果と前記荷物情報取得手段が取得した荷物の情報とを用いて乗員に対する通知制御および/または車体に対する動作制御の内容を判定する判定手段と、を備え、
    前記判定手段は前記乗降車検知手段が乗員の乗車を予測し、かつ乗員が手荷物を所持している場合に、前記荷物情報取得手段が取得した荷物の情報から前記手荷物を積載すべき場所を判定することを特徴とする車両荷物管理装置。
  3. 前記荷物情報取得手段は、前記荷物の種類、形状、積載条件、積載した地点、車内の位置のうち少なくともいずれか一つを取得することを特徴とする請求項2に記載の車両荷物管理装置。
  4. 前記荷物情報取得手段は、無線ICタグの読み取りによって前記荷物の情報を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の車両荷物管理装置。
  5. 前記荷物情報取得手段は、撮影手段が撮影した画像に対する画像処理によって前記荷物の情報を取得することを特徴とする請求項1,2または4に記載の車両荷物管理装置。
  6. 前記判定手段は前記乗降車検知手段が乗員の降車を検知した場合に、前記荷物情報取得手段が取得した荷物の情報から車内への荷物の置き忘れの有無を判定することを特徴とする請求項1,2,4,5のいずれか一つに記載の車両荷物管理装置。
  7. 前記判定手段は、車両の出発前における荷物構成と到着時における荷物構成との比較結果から前記荷物の置き忘れの有無を判定することを特徴とする請求項6に記載の車両荷物管理装置。
  8. 自車両の位置情報を取得する位置情報取得手段をさらに備え、前記判定手段は前記位置情報をさらに用いて前記荷物の置き忘れの有無を判定することを特徴とする請求項6または7に記載の車両荷物管理装置。
  9. 前記判定手段は、前記手荷物を積載すべき場所近傍のドアの開放を支援する動作制御をさらに行うことを特徴とする請求項2に記載の車両荷物管理装置。
  10. 前記判定手段は、前記手荷物の積載場所の確保に必要な座席の制御を自動実行することを特徴とする請求項2または9に記載の車両荷物管理装置。
  11. 車両に積載される荷物を管理する車両荷物管理装置であって、
    乗員の降車を検出する降車検出手段と、
    車両の位置を検出する車両位置検出手段と、
    車両に積載されている荷物の情報を取得する荷物情報取得手段と、
    前記降車検出手段によって乗員の降車が検出された場合に、前記車両位置検出手段によって検出された車両位置と、前記荷物情報取得手段によって検出された降車前後の荷物情報とに基づいて、忘れ物を判定する忘れ物判定手段と、を備えたことを特徴とする車両荷物管理装置。


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