JP2006527995A5

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Publication number: JP2006527995A5
Application number: JP2006520937A
Authority: JP
Filing date: 2004-07-22
Publication date: 2007-08-30
Anticipated expiration: 2024-07-22

Claims

鳥類胚由来幹細胞にウィルス粒子を接種する段階、および細胞溶解が起こり、新しく作製されたウィルス粒子が培地中に放出されるまで、該細胞を基礎培地で培養する段階を含む、ポックスウィルスおよび組換え派生物を複製する方法。
組換え派生物が、天然型または組換え型のワクシニアウィルスである、請求項1に記載の方法。
接種が、0.01〜0.5のm.o.i.（感染効率）で行われる、請求項1に記載の方法。
ワクシニアウィルスが、改変ワクシニアウイルスアンカラ（MVA）などの改変ワクシニアウイルスまたは組換えワクシニアウィルスである、請求項1に記載の方法。
天然痘に対するワクチンを製造するための、請求項1に記載の方法。
鳥類胚由来幹細胞系が以下の段階からなる方法によって入手可能である、請求項1に記載の方法：
a) それらの増殖を可能にしている全ての因子および不活性フィーダー層を含む培地において、鳥類胚細胞を培養する段階、
b) 該因子、および／または血清、および／またはフィーダー層の漸進的なまたは完全な除去を得るために培地を改変することによって継代する段階、
c) 外因性成長因子、血清、および／または不活性フィーダー層の非存在下で基礎培地中での増殖が可能である付着細胞系または非付着細胞系を確立する段階。
段階c)において得られた鳥類幹細胞が少なくとも600日の間増殖可能である、請求項6に記載の方法。
鳥類幹細胞が鳥類胚性幹細胞または鳥類体性幹細胞である、請求項6に記載の方法。
段階b)が以下の状態にある、請求項6に記載の方法：
- 培地の成長因子成分が除去；または
- 培地の血清成分が除去；または
- 培地の成長因子成分が除去され、次に血清成分が除去；または代わりに
- 培地の血清成分が除去され、次に成長因子成分が除去。
段階b)がフィーダー層の漸進的なまたは完全な除去状態にある、請求項6に記載の方法。
段階b)が、フィーダー層の漸進的なまたは完全な除去状態にあり、その後以下の状態にある、請求項10に記載の方法：
- 培地の成長因子成分が除去；または
- 培地の血清成分が除去；または
- 培地の成長因子成分が除去され、次に血清成分が除去；または代わりに
- 培地の血清成分が除去され、次に成長因子成分が除去。
鳥類細胞系が、外因性成長因子を含まない培地において懸濁状態で増殖する非付着幹細胞である、請求項6に記載の方法。
鳥類細胞系が、血清を含まない培地（無血清培地）において懸濁状態で増殖する非付着幹細胞である、請求項6に記載の方法。
鳥類細胞系が、外因性成長因子および血清を含まない培地において懸濁状態で増殖する非付着幹細胞である、請求項1に記載の方法。
鳥類細胞系が以下の特性のうちの少なくとも1つを有する、請求項1に記載の方法：
- 高い核‐細胞質比、
- 内因性アルカリホスファターゼ活性、
- 内因性テロメラーゼ活性、
- 抗体SSEA-1（TEC01）、SSEA-3、およびEMA-1の群より選択される特異抗体との反応性。
鳥類細胞系が基礎培地で培養される、請求項1に記載の方法。
基礎培地が、添加物で補足された、DMEM、GMEM、HamF12、およびMcCoy基礎培地からなる群より選択される、請求項16に記載の方法。
基礎培地が、可欠アミノ酸、ビタミン、およびピルビン酸ナトリウムからなる群より選択される添加物で補足される、請求項17に記載の方法。
請求項6に記載の方法に従って、段階c)において確立される付着細胞系または非付着細胞系を培養する段階、該細胞にウィルス粒子を接種する段階、および細胞溶解が起こり、新しく作製されたウィルス粒子が該培地中に放出されるまで該細胞を基礎培地で培養する段階を含む、生のまたは弱毒化したワクチンを製造する方法。
天然痘に対する生のまたは弱毒化したワクチンを製造する、請求項19に記載の方法。
基礎培地が、添加物で補足された、DMEM、GMEM、HamF12、およびMcCoy基礎培地からなる群より選択される、請求項19に記載の方法。
請求項12に記載の方法に従って段階c)において確立される非付着細胞系の使用を含む、オルソポックスウイルス属に属する生ワクチンまたは弱毒ワクチンを製造するための方法。
オルソポックスウイルス属に属する生ワクチンまたは弱毒ワクチンが、ワクシニアウィルス、改変ワクシニアウィルス、および組換えワクシニアウィルスからなる群より選択される、請求項22に記載の方法。
改変ワクシニアウィルスが改変ワクシニアウイルスアンカラ（MVA）である、請求項23に記載の方法。
天然痘に対するワクチンを製造するための、請求項22に記載の方法。
癌に対するワクチンを製造するための、請求項22に記載の方法。
請求項13に記載の方法に従って段階c)において確立される非付着細胞系の使用を含む、オルソポックスウイルス属に属する生ワクチンまたは弱毒ワクチンを製造するための方法。
オルソポックスウイルス属に属する生ワクチンまたは弱毒ワクチンが、ワクシニアウィルス、改変ワクシニアウィルス、および組換えワクシニアウィルスからなる群より選択される、請求項27に記載の方法。
改変ワクシニアウィルスが改変ワクシニアウイルスアンカラ（MVA）である、請求項28に記載の方法。
天然痘に対するワクチンを製造するための、請求項27に記載の方法。
癌に対するワクチンを製造するための、請求項27に記載の方法。
請求項14に記載の方法に従って段階c)において確立される非付着細胞系の使用を含む、オルソポックスウイルス属に属する生ワクチンまたは弱毒ワクチンを製造するための方法。
オルソポックスウイルス属に属する生ワクチンまたは弱毒ワクチンが、ワクシニアウィルス、改変ワクシニアウィルス、および組換えワクシニアウィルスからなる群より選択される、請求項32に記載の方法。
改変ワクシニアウィルスが改変ワクシニアウイルスアンカラ（MVA）である、請求項33に記載の方法。
天然痘に対するワクチンを製造するための、請求項32に記載の方法。
癌に対するワクチンを製造するための、請求項32に記載の方法。