JP2006523737A - ハロゲン化重合体のための新規な安定化剤系 - Google Patents

ハロゲン化重合体のための新規な安定化剤系 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、塩素化重合体を安定化するための安定化用系に関する。本発明の安定化用系は、a)少なくとも一種類のペルフルオロアルカンスルホネート塩及びb)少なくとも一種類又は数種類の一般式(I)のインドール及び/又は一般式(II)の尿素及び/又は一般式(III)のアルカノールアミン及び/又はアミノウラシルを含有する:

Description

本発明は、少なくとも一種類のペルフルオロアルカンスルホネート塩、及び少なくとも一種類以上の、インドール、尿素、アルカノールアミン、及びアミノウラシルからなる群からの化合物を含む、ハロゲン含有重合体を安定化するのに適した安定化剤系に関する。
PVCのようなハロゲン含有重合体は、多くの添加剤の何れかにより安定化することができる。鉛、バリウム、及びカドミウムの化合物は、この目的に特によく適しているが、今日、環境的理由又はそれらが重金属を含むために批判を受けている〔例えば、H.ツバイフェル(Zweifel)、「プラスチック添加剤便覧」(Plastics Additives Handbook)、カール・ハンサー出版(Carl Hanser Verlag)、第5版(2001)、第427頁〜第483頁、及びW.ベッカー(Becker)及びD.ブラオン(Braun)、「プラスチック便覧PVC」(Kunststoff Handbuch PVC)第2/1巻、カール・ハンサー出版、第2版(1985)、第531頁〜第538頁、及びカーク・オスマー(Kirk-Othmer)、「エンサイクロペディア・オブ・ケミカル・テクノロジー」(Encyclopedia of Chemical Technology)、第4版(1994)、第12巻、「熱安定化剤」(Heat Stabilizers)、第1071頁〜第1091頁を参照〕。
従って、鉛、バリウム、及びカドミウムを含まない効果的な安定化剤及び安定化剤系についての研究が続けられている。
今度、インドール、尿素、アルカノールアミン、及びアミノウラシルからなる群からの少なくとも一種類以上の化合物、及び少なくとも一種類のペルフルオロアルカンスルホネート塩から形成された系が、塩素含有重合体、特にPVCを安定化するのに特に極めて適していることが見出されてた。
従って、本発明は、少なくとも、
a) ペルフルオロアルカンスルホネート塩、及び
b) 少なくとも一種類以上のインドール及び(又は)尿素及び(又は)アルカノールアミン及び(又は)アミノウラシル、
を含み、
然も、前記インドールは、式(I):
Figure 2006523737
(式中、
m=0、1、2、又は3、であり;
=C〜C18−アルキル、C〜C18−アルケニル、フェニル、又は
Figure 2006523737

〜C24−アルキルフェニル、C〜C10−フェニルアルキル、又はC〜C−アルコキシであり;
、R=H、C〜C−アルキル、又はC〜C−アルコキシである。)
を有し、
前記ウラシルは、一般式(II):
Figure 2006523737
〔式中、
Y=O、S、又はNH、であり;
、R、R、及びRは、互いに独立に、
H、
〜C18−アルキル(これは、ヒドロキシ基及び(又は)C〜C−アルコキシ基で適当に置換されていてもよい)、
〜C18−アルケニル、
フェニル(これは、3個までのヒドロキシ及び(又は)C〜C−アルキル/アルコキシ基で適当に置換されていてもよい)、
〜C20−アルキルフェニル、又は
〜C10−フェニルアルキル及びR〜Rから選択された2−置換基(それらは環を形成していてもよい)、である。〕
を有し、
用いられる前記尿素は、二量化又は三量化された尿素でもよく、例えば、ビウレット、又は1,3,5−トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレートで、それらの可能な反応生成物でもよく、
前記アルカノールアミンは、式(III):
Figure 2006523737
〔式中、
x=1、2、又は3、であり;
y=1、2、3、4、5、又は6、であり;
n=1〜10であり;
及びR=互いに独立に、
H、
〜C22−アルキル、
−[−(CHR −CHR −O−]−H、
−[−(CHR −CHR −O−]−CO−R
〜C20−アルケニル、
〜C18−アシル、
〜C−シクロアルキル(これはβ−位置にOH置換基を持っていてもよい)、
フェニル、
〜C10−アルキルフェニル、又はC〜C10−フェニルアルキル、
或は、もしx=1であるならば、R及びRは、Nと一緒になって、炭素原子、及び、適当な場合には、2つまでのヘテロ原子による閉じた4〜10員環を形成していてもよく、
或は、もしx=2であるならば、RはC〜C18−アルキレンであってもよく、それは、二つのβ−炭素原子の所にOH置換基を持っていてもよく、且つ(又は)一つ以上のO原子及び(又は)一つ以上のNR基によって中断されていてもよく、或はジヒドロキシ置換テトラヒドロジシクロペンタジエニレン、ジヒドロキシ置換エチルシクロヘキサニレン、ジヒドロキシ置換4,4′−(ビスフェノールAジプロピルエーテル)イレン、イソホロニレン、ジメチルシクロヘキサニレン、ジシクロヘキシルメタニレン、又は3,3′−ジメチルジシクロヘキシルメタニレンでもよく、
もしx=3であるならば、Rは、トリヒドロキシ置換(トリ−N−プロピルイソシアヌレート)トリイルであってもよく;
及びR =互いに独立に、
〜C22−アルキル、
〜C−アルケニル、
フェニル、
〜C10−アルキルフェニル、
H、又は
CH−X−R(ここでX=O、S、−O−CO−、又は−CO−O−である)、であり;
=C〜C18−アルキル/アルケニル、又はフェニル、であり;そして
=H、C〜C22−アルキル、C〜C22−アルケニル、フェニル、又はC〜C10−アルキルフェニル、である。〕
を有し、
前記アミノウラシルは、式(IVa)、又は(IVb):
Figure 2006523737
〔式中、(IVa)の場合、R及びRは、互いに独立に、
H、
非置換又はC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、及び(又は)ヒドロキシ置換フェニル、又はフェニル−C〜C−アルキル(これは非置換であるか、又はフェニル環にC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、及び(又は)ヒドロキシ置換基をもっている)、
〜C−アルケニル、
〜C−シクロアルキル、又は少なくとも一つの酸素原子により中断されたC〜C10−アルキル、又は
CH−CHOH−R、であり;
=H、又は
〜C−アルキル、
〜C−アルケニル、
〜C−シクロアルキル、
フェニル、
〜C10−アルキルフェニル、又は
〜C10−フェニルアルキル、であり;
そして、N−又はN′−モノ置換アミノウラシルの場合、R又はRは、C〜C22−アルキルでもよく;
(IVb)の場合、R=H、又はラジカルC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、又はC〜C−シクロアルキル、フェニル、C〜C10−アルキルフェニル、C〜C10−フェニルアルキル、CH−X−R〔ここで、R=H、C〜C10−アルキル、又はC〜C−アルケニルラジカル、又はC〜C−シクロアルキルであり(適当な場合には、オキシラン環を含んでいてもよく、或は適当な場合には、1〜3個のC〜C−アルキルラジカルで置換されていてもよく、或はベンゾイルラジカル又はC〜C18−アシルラジカルで置換されていてもよく)、X=O、又はSである〕、であり;
=R、又はR、少なくとも1〜5個のOH基により置換されているか、且つ(又は)少なくとも1から最大4個までのO原子で中断されたC〜C−アルキル、又はCH−CH(OH)Rである。〕
を有する、塩素含有重合体を安定化するための安定化剤系を与える。
式、(I)〜(III)の化合物の外に、R=R=C〜C22−アルキル又はオレイルである場合の式(IVa)の少なくとも一種類の化合物が存在していてもよく、これらのアミノウラシルは、更に対応する構造的に異性体のシアノアセチル尿素により全体的に又は或る程度まで置換されていてもよい。好ましいC〜C22アルキルは、メチル、ブチル、オクチル、ラウリル、及びステアリルである。対応するシアノアセチル尿素は、N−メチル−、−ブチル−、−オクチル−、−ラウリル−、又は−ステアリル−N′−メチル−、−ブチル−、−オクチル−、−ラウリル−、又は−ステアリル−シアノアセチル尿素である。
式(RSO)Mのペルフルオロアルカンスルホネート塩は、当業者に知られている。根底となる酸及びそれらの塩も、カーク・オスマー(Kirk-Othmer)、エンサイクロペディア・オブ・ケミカル・テクノロジー、第4版(John Wiley & Sons、ニューヨーク、1994)第11巻、第558頁〜第564頁に記載されている。
それらの例は、式、(C2m+1SO)M(式中、Mは、Li、Na、K、Mg、Ca、Sr、Ba、Sn、Zn、Al、La、又はCeである)のものである。指数nは、Mの原子価に相当し、1、2、又は3である。ペルフルオロアルカンスルホネート塩は、ここでは種々のよく知られた供給形態で用いることができる。例えば、塩、或は水又は有機溶媒に入れた溶液、或はPVC、Ca珪酸塩、ゼオライト、又はハイドロタルサイト(hydrotalcite)のような担体材料に吸収させたものとして用いることができる。それらの例は、アルコール(ポリオール、シクロデキストリン)を用いて、又はエーテルアルコール、又はエステルアルコール、又はクラウンエーテルを用いて溶液、又は錯体に転化したペルフルオロアルカンスルホネート塩である。
トリフルオロメタンスルホン酸〔トリフリック・アシッド(triflic acid)〕及びその塩〔トリフラート(triflate)〕は、例えば、Chem. Rev. 77, 69-90 (1977)に概観されている。
ナトリウムトリフラート、又はカリウムトリフラートを用いるのが好ましい。
本発明は、少なくとも一種類のペルフルオロアルカンスルホネート塩及び一般式(I)又は(II)又は(III)又は(IV)の化合物からなる群からの少なくとも一種類以上の化合物を、少なくとも一種類以上の他の慣用的添加剤又は安定化剤と共に含む安定化剤系の組合せも与える。ポリオール及び(又は)2糖類アルコール、グリシジル化合物、ハイドロタルサイト、ゼオライト(アルカリ金属アルミノ珪酸塩及びアルカリ土類金属のアルミノ珪酸塩)、充填剤、金属石鹸、アルカリ金属及びアルカリ土類金属化合物、例えば、酸化物及び水酸化物、潤滑剤、可塑剤、亜燐酸エステル(phosphite)、ヒドロキシカルボキシレート、顔料、エポキシ化脂肪酸エステル及び他のエポキシ化合物、酸化防止剤、UV吸収剤及び光安定化剤、光学的明るさ増加剤、及び膨張剤が好ましい。特に好ましいのは、エポキシ化大豆油、アルカリ土類金属石鹸又はアルミニウム石鹸、及び亜燐酸エステルである。
特に好ましいのは、生理学的に危険のない生成物を生成させるのに適した化合物である。
用いた成分に可能な反応生成物も含まれる。
この種の更に別の成分の例は、後の段階で下に列挙し、説明する〔E.J.ウィックソン(Wickson)による「PVC配合便覧」(Handbook of PVC Formulating) 、John Wiley & Sons、ニューヨーク(1993)及び概要文書No.7、食品科学委員会(SCF)−EU、参照〕。
ポリオール及び二糖類アルコール
用いることができるこの種の化合物の例は、グリセロール、ペンタエリトリトール、ジペンタエリトリトール、トリペンタエリトリトール、トリメチロールエタン、ビス(トリメチロールプロパン)、ポリビニルアルコール、ビス(トリメチロールエタン)、トリメチロールプロパン、糖類、糖アルコールである。
これらの中で好ましいのは、ペンタエリトリトール、トリメチロールプロパン、ソルビトール、及び二糖類アルコール、例えば、マルビット(Malbit)、ラクチトール、及びセロビイトール、及び更にパラチニット(Palatinit)である。
ソルビトールシロップ、マンニトールシロップ、及びマルチトールシロップのようなポリオールシロップを用いることもできる。
使用されるポリオールの量の例は、PVC100重量部に基づき、0.01〜20重量部であり、0.1〜20重量%であるのが有利であり、特に0.1〜10重量部である。
グリシジル化合物
これらは、炭素、酸素、窒素、又は硫黄原子に直接結合されたグリシジル基:
Figure 2006523737
を含む。式中、R及びRは両方共水素であり、Rは、水素又はメチルであり、n=0であるか、或はR及びRは一緒になって−CH−CH−、又は−CH−CH−CH−であり、その時Rは水素であり、nは0又は1である。
二つの官能基を有するグリシジル化合物を用いるのが好ましい。しかし、原理的に、一つ、又は三つ以上の官能基を有するグリシジル化合物を用いることもできる。
芳香族基を有するジグリシジル化合物を主に用いる。
末端エポキシ化合物の使用量は、PVC100重量部に基づき、好ましくは少なくとも0.1重量部、好ましくは0.1〜50重量部であり、1〜30重量部であるのが有利であり、特に1〜25重量部である。
ハイドロタルサイト
これらの化合物の化学組成は当業者に知られており、例えば、特許、DE 3 843 581、US 4,000,100、EP 0 062 813、及びWO 93/20135から知られている。
ハイドロタルサイト系からの化合物は、次の一般式により記述することができる:
2+ 1−x3+ (OH)(Ab−)x/b・dH
式中、
2+=Mg、Ca、Sr、Zn、及びSnからなる群から選択された金属の一種類以上、
3+=Al又はB、
は、原子価nの陰イオンであり、
bは、1〜2の数であり、
0<x<0.5、
dは、0〜20の数である。
好ましいのは次の場合の化合物である:
=OH、ClO 、HCO 、CHCOO、CCOO、CO 2−、(CHOHCOO) 2−、(CHCOO) 2−、CHCHOHCOO、HPO 、又はHPO 2−
ハイドロタルサイトの例は次の通りである:
Al・6MgO・CO・12HO(i)、Mg4.5Al(OH)13・CO・3.5HO(ii)、4MgO・Al・CO・9HO(iii)、4MgO・Al・CO・6HO、ZnO・3MgO・Al・CO・8−9HO、及びZnO・3MgO・Al・CO・5−6HO。
(i)、(ii)、及び(iii)の型のものが特に非常に好ましい。
ゼオライト(アルカリ金属及び(又は)アルカリ土類金属のアルミノ珪酸塩)
これらは次の一般式により記述することができる:
x/n[(AlO)(SiO)]・wH
式中、
nは、陽イオンMの電荷であり;
Mは、Li、Na、K、Mg、Ca、Sr、又はBaのような第1族又は第2族の主たる元素であり;
y:xは、0.8〜15の数であり、好ましくは0.8〜1.2であり;そして
wは、0〜300の数であり、好ましくは0.5〜30である。
ゼオライトの例は、次の式のナトリウムアルミノ珪酸塩である:
Na12Al12Si1248・27HO[ゼオライトA];NaAlSi24・2NaX・7.5HO、X=OH、ハロゲン、ClO[ソーダライト];NaAlSi3072・24HO;NaAlSi4096・24HO;Na16Al16Si2480・16HO;Na16Al16Si3296・16HO;Na56Al56Si136384・250HO[ゼオライトY];Na86Al86Si106384・264HO[ゼオライトX];又は、Na原子を、Li原子、K原子、Mg原子、Ca原子、Sr原子、又はZn原子と部分的に又は完全に交換して製造することができるゼオライト、例えば、(Na、K)10Al10Si2264・20HO;Ca4.5Na[(AlO)12(SiO)12]・30HO;KNa[(AlO)12(SiO)12]・27HO。
特に非常に好ましいのは、NaゼオライトA及びNaゼオライトPである。
ハイドロタルサイト及び(又は)ゼオライトは、ハロゲン含有重合体100重量部に基づき、例えば、0.1〜20重量部の量で用いることができ、0.1〜10重量部であるのが都合がよく、特に0.1〜5重量部である。
充填剤
炭酸カルシウム、ドロマイト、ウォラストナイト、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、珪酸塩、陶土、タルク、ガラス繊維、ガラスビーズ、木粉、雲母、金属酸化物又は金属水酸化物、カーボンブラック、黒鉛、岩石粉、重晶石、ガラス繊維、タルク、カオリン、及び白亜のような充填剤を用いる。白亜〔E.J.ウィックソン(Wickson)による「PVC配合便覧」、John Wiley & Sons, Inc.、(1993)、第393頁〜第449頁〕及び補強剤〔R.ゲヒテル(Gaechter)、及びH.ミュラー(Mueller)、「プラスチック添加剤便覧」(TASHENBUCH der Kunststoffadditive)(Plastics Additives Handbook)、カール・ハンサー(Carl Hanser)(1990)、第549頁〜第615頁〕が好ましい。
充填剤は、PVC100重量部に基づき、好ましくは少なくとも1重量部、例えば、5〜200重量部の量で用いられ、10〜150重量部であるのが都合がよく、特に15〜100重量部である。
金属石鹸
金属石鹸は、主に金属カルボン酸塩で、比較的長い鎖のカルボン酸のものが好ましい。これらのよく知られた例は、ステアリン酸塩、オレイン酸塩、パルミチン酸塩、リシノール酸塩、ヒドロキシステアリン酸塩、ジヒドロキシステアリン酸塩、及びラウリン酸塩であり、更にオレイン酸塩、及び比較的短い鎖の脂肪族又は芳香族カルボン酸、例えば、酢酸、プロピオン酸、酪酸、バレリアン酸、ヘキサン酸、ソルビン酸、蓚酸、マロン酸、マレイン酸、アントラニリン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、フマール酸、クエン酸、安息香酸、サリチル酸、フタル酸、ヘミメリト酸、トリメリト酸、ピロメリト酸の塩である。
言及すべき金属は、Li、Na、K、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn、Al、La、Ce、及び稀土類金属である。所謂相乗的混合物、例えば、バリウム/亜鉛安定化剤、マグネシウム/亜鉛安定化剤、カルシウム/亜鉛安定化剤、又はカルシウム/マグネシウム/亜鉛安定化剤がしばしば用いられている。金属石鹸は、単独又は混合物として用いることができる。一般的金属石鹸についての概説は、「ウルマンのエンサイクロペディア・オブ・インダストリアル・ケミストリー」(Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry)、第5版(1985):第A16巻、第361頁以下に見出される。
これらの金属石鹸又はそれらの混合物は、PVC100重量部当たり、0.001〜10重量部の量で用いられ、0.01〜8重量部であるのが都合がよく、特に好ましくは0.05〜5重量部である。
アルカリ金属及びアルカリ土類金属の化合物
本発明の目的から、これらは主に上に記載した酸のカルボン酸塩であるが、対応する酸化物、又は夫々水酸化物又は炭酸塩である。それらと有機酸との混合物も可能である。それらの例は、LiOH、NaOH、KOH、CaO、Ca(OH)、MgO、Mg(OH)、Sr(OH)、Al(OH)、CaCO、及びMgCO〔及び更にマグネシアアルバ(alba)及びハンタイト(huntite)のような塩基性炭酸塩〕、及びNa及びKの脂肪酸塩である。アルカリ土類金属カルボン酸塩及びZnカルボン酸塩の場合には、それらと、MO又はM(OH)(M=Ca、Mg、Sr、又はZn)との付加物、所謂「過塩基性」化合物を使用することもできる。本発明による安定化剤の外に、アルカリ金属カルボン酸塩、アルカリ土類金属カルボン酸塩、及び(又は)アルミニウムカルボン酸塩を用いるのが好ましい。
潤滑剤
可能な潤滑剤の例は、脂肪酸、脂肪アルコール、モンタン(montan)ワックス、脂肪酸エステル、PEワックス、アミドワックス、クロロパラフィンワックス、グリセロールエステル、及びアルカリ土類金属石鹸、及び脂肪ケトン、及び更にEP 0 259 783に列挙されている潤滑剤又は潤滑剤の組合せである。ステアリン酸、ステアリン酸エステル、及びステアリン酸カルシウムが好ましい。
可塑剤
有機可塑剤の例は、次の群からのものである:
A) フタレート:これらの可塑剤の例は、ジメチル、ジエチル、ジブチル、ジヘキシル、ジ−2−エチルヘキシル、ジ−n−オクチル、ジイソオクチル、ジイソノニル、ジイソデシル、ジイソトリデシル、ジシクロヘキシル、ジメチルシクロヘキシル、ジメチルグリコール、ジブチルグリコール、ベンジルブチル及びジフェニルフタレート、及びフタレートの混合物、例えば、主に線状アルコールから構成されたC〜C−及びC〜C11−アルキルフタレート、C〜C10−n−アルキルフタレート、及びC〜C10−n−アルキルフタレートである。
これらの中で好ましいのは、ジブチル、ジヘキシル、ジ−2−エチルヘキシル、ジ−n−オクチル、ジイソオクチル、ジイソノニル、ジイソデシル、ジイソトリデシル、及びベンジルブチルフタレートであり、更にアルキルフタレートの言及した混合物である。
特に好ましいのは、ジ−2−エチルヘキシル、ジイソノニル、及びジイソデシルフタレートであり、一般的省略記号DOP(ジオクチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート)、DINP(ジイソノニルフタレート)、DIDP(ジイソデシルフタレート)によっても知られている。
B) 脂肪族ジカルボン酸のエステル、特にアジピン酸、アゼライン酸、及びセバシン酸のエステル:
これらの可塑剤の例は、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アジピン酸ジイソオクチル(混合物)、アジピン酸ジイソノニル(混合物)、アジピン酸ジイソデシル(混合物)、アジピン酸ベンジルブチル、アジピン酸ベンジルオクチル、アゼライン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジイソデシル(混合物)である。好ましいのは、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、及びアジピン酸ジイソオクチルである。
C) トリメリト酸エステル、例えば、トリメリト酸トリ−2−エチルヘキシル、トリメリト酸トリイソデシル(混合物)、トリメリト酸トリイソトリデシル、トリメリト酸トリイソオクチル(混合物)、更にトリメリト酸トリ−C〜C−アルキル、トリ−C〜C10−アルキル、トリ−C〜C−アルキル、及びトリ−C〜C11−アルキル。最後に言及したトリメリト酸エステルは、トリメリト酸を、対応するアルカノール混合物でエステル化することにより形成される。好ましいトリメリト酸エステルは、トリメリト酸トリ−2−エチルヘキシル、及びアルカノール混合物から得られる言及したトリメリト酸エステルである。一般的省略記号は、TOTM(トリメリト酸トリオクチル、トリメリト酸トリ−2−エチルヘキシル)、TIDTM(トリメリト酸トリイソデシル)、及びTITDTM(トリメリト酸トリイソトリデシル)である。
D) エポキシ可塑剤:これらは、主にエポキシ化不飽和脂肪酸、例えば、エポキシ化大豆油である。
E) 重合体可塑剤:これら可塑剤の定義及びその例は、R.ゲヒテル(Gaechter)、及びH.ミュラー(Mueller)、「プラスチック添加剤」(Kunststoffadditive)(Plastics Additives)、カール・ハンサ出版(Carl Hanser Verlag)、第3版(1989)、第5.9.6章、第412頁〜第415頁、及びW.V.チトウ(Titow)、「PVC技術」(PVC Technology)、第4版、エルセビア出版社(Elsevier Publ.)(1984)、第165頁〜第170頁に記載されている。ポリエステル可塑剤を製造するための最も一般的な出発材料は:アジピン酸、フタル酸、アゼライン酸、又はセバシン酸のようなジカルボン酸;1,2−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、及びジエチレングリコールのようなジオール;である。
F) 燐酸エステル:これらのエステルの定義は、上述の「プラスチック添加剤便覧」(Taschenbuch der Kunststoffadditive)(Plastics Additives Handbook)、第5.9.5章、第408頁〜第412頁に与えられている。これらの燐酸エステルの例は、燐酸トリブチル、燐酸トリ−2−エチルブチル、燐酸トリ−2−エチルヘキシル、燐酸トリクロロエチル、燐酸2−エチルヘキシルジフェニル、燐酸クレシルジフェニル、燐酸トリフェニル、燐酸トリクレシル、及び燐酸トリキシレニルである。燐酸トリ−2−エチルヘキシル及びレオホス(Reofos)(登録商標名)50及び95〔チバ・スペジアリティー・ケミカルズ〕(Ciba Specialty Chemicals)が好ましい。
G) 塩素化炭化水素(パラフィン)
H) 炭化水素
I) モノエステル、例えば、オレイン酸ブチル、オレイン酸フェノキシエチル、オレイン酸テトラヒドロフリフリル、及びスルホン酸アルキル。
J) グリコールエステル、例えば、安息香酸ジグリコール。
K) クエン酸エステル、例えば、WO 02/05206に記載されているような、クエン酸トリブチル、及びアセチルクエン酸トリブチル。
L) ペルヒドロ−フタル酸、−イソフタル酸、及び−テレフタル酸のエステル、及び過水素化安息香酸グリコール及びジグリコール。DE 19.756.913、DE 19.927,977、DE 19.927.978、及びDE 19.927.979に記載されているように、ペルヒドロフタル酸ジイソノニル〔ヘキサモール(Hexamoll)(登録商標名)DINCH−BASF〕が好ましい。
これらの可塑剤の定義及びそれらの例は、R.ゲヒテル/H.ミュラー、「プラスチック添加剤」(Kunststoffadditive)(Plastics Additives)、カール・ハンサー出版、第3版(1989)、第5.9.6章、第412頁〜第415頁、及びW.V.チトウ(Titow)「PVC技術」(PVC Technology)、エルセビア出版社、第4版(1984)、第165頁〜第170頁に記載されている。
グループG)〜J)の可塑剤の定義及び例は、次のマニュアルに記載されている:R.ゲヒテル及びH.ミュラー、「プラスチック添加剤」(Kunststoffadditive)(Plastics Additives)、カール・ハンサー出版、第3版(1989)、第5.9.14.2章、第422頁〜第425頁(グループG)、及び第5.9.14.1章、第422頁(グループH)。
W.V.チトウ(Titow)「PVC技術」(PVC Technology)、エルセビア出版社、第4版(1984)、第6.10.2章、第171頁〜第173頁(グループG)、第6.10.5章、第174頁(グループH)、及び第6.10.3章、第173頁(グループI)、及び第6.10.4章、第173頁〜第174頁(グループJ)。
異なった可塑剤の混合物を用いることもできる。
可塑剤は、PVC100重量部に基づき、例えば、5〜20重量部の量で用いることができ、10〜20重量部であるのが都合がよい。固体又は半固体PVCは、可塑剤を10%まで、特に好ましくは5%まで含有し、可塑剤を含まなくてもよい。
顔料
適当な物質は当業者に知られている。無機顔料の例は、TiO、酸化ジルコニウムに基づく顔料、BaSO、酸化亜鉛(亜鉛白)及びリトポン(lithopone)(硫化亜鉛/硫酸バリウム)、カーボンブラック、カーボンブラック・二酸化チタン混合物、酸化鉄顔料、Sb、(Ti、Ba、Sb)O、Cr、コバルトブルー及びコバルトグリーンのようなスピネル、Cd(S、Se)、ウルトラマリーン・ブルーである。有機顔料の例は、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、キナクリドン顔料、ペリレン顔料、ジケト−ピロロピロール顔料、及びアントラキノン顔料である。微粉砕型のTiOも好ましい。種々の顔料の混合物も用いることができる。定義及び一層の説明は、E.J.ウィックソン(Wickson)による「PVC配合便覧」(Handbook of PVC Formulating)、John Wiley & Sons、ニューヨーク(1993)に見出される。
亜燐酸エステル(亜燐酸のトリエステル)
有機亜燐酸エステルは、塩素含有重合体の安定化剤として知られている。それらの例は、亜燐酸トリオクチル、トリデシル、トリドデシル、トリトリデシル、トリペンタデシル、トリオレイル、トリステアリル、トリフェニル、トリクレシル、トリス(ノニルフェニル)、トリス(2,4−t−ブチルフェニル)、及びトリシクロヘキシルである。
他の適当な亜燐酸エステルは、種々の混合亜燐酸アリールジアルキル又はアルキルジアリール、例えば、亜燐酸フェニルジオクチル、フェニルジデシル、フェニルジドデシル、フェニルジトリデシル、フェニルジテトラデシル、フェニルジペンタデシル、オクチルジフェニル、デシルジフェニル、ウンデシルジフェニル、ドデシルジフェニル、トリデシルジフェニル、テトラデシルジフェニル、ペンタデシルジフェニル、オレイルジフェニル、ステアリルジフェニル、及びドデシルビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)である。
種々のジ又はポリオールの亜燐酸エステルを用いるのも有利である。例えば、二亜燐酸テトラフェニルジプロピレングリコール、亜燐酸ポリジプロピレングリコールフェニル、二亜燐酸テトラメチロールシクロヘキサノールデシル、二亜燐酸テトラメチロールシクロヘキサノールブトキシエトキシエチル、二亜燐酸テトラメチロールシクロヘキサノールノニルフェニル、二亜燐酸ビス(ノニルフェニル)ジ(トリメチロールプロパン)、二亜燐酸ビス(2−ブトキシエチル)ジ(トリメチロールプロパン)、三亜燐酸トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレートヘキサデシル、二亜燐酸ジデシルペンタエリトリトール、二亜燐酸ジステアリルペンタエリトリトール、二亜燐酸ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリトリトール、及びこれらの亜燐酸エステルの混合物、及び経験的組成物、(H19−CO)1.5P(OC12,1325,27)1.5、又は[C17−C−O−]P[i−C17O]、(H19−CO)1.5P(OC,1119,23)1.5の亜燐酸アリール/アルキル混合物である。
工業的例は、ナウガード(Naugard)P、マーク(Mark)CH300、マークCH301、マークCH302、マークCH304、及びマークCH55〔クロンプトン社(Crompton Corporation)の製品〕である。
用いられる有機亜燐酸エステル又はその混合物の全量の例は、PVC100重量部に基づき、0.01〜10重量部であり、0.05〜5重量部であるのが有利であり、特に0.1〜3重量部である。
金属ヒドロキシカルボン酸塩
金属ヒドロキシカルボン酸塩が存在していでもよく、ここでの金属は、アルカリ金属又はアルカリ土類金属又はアルミニウムでもよい。好ましいのは、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、又はカルシウムである。ヒドロキシカルボン酸は、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、又はクエン酸、又はサリチル酸、又は4−ヒドロキシ安息香酸、又は他のグリセリン酸、グルコン酸、及びサッカリン酸でもよい(特許明細書GB 1,694,873参照)。
エポキシ化脂肪酸エステル及び他のエポキシ化合物
本発明の安定化剤の組合せは、付加的に且つ好ましくは、少なくとも一種類のエポキシ化脂肪酸エステルを含んでいてもよい。大豆油又は菜種油のような天然原料からの脂肪酸のエステル(脂肪酸グリセリド)は、特にここで用いることができる化合物である。しかし、エポキシ化オレイン酸ブチルのような合成生成物を用いることもできる。エポキシ化ポリブタジエン及びポリイソプレン、もし望むならば部分的にヒドロキシル化した形態のもの、又は単独重合体又は共重合体としてアクリル酸グリシジル及びメタクリル酸グリシジルを用いることもできる。これらのエポキシ化合物は、層状化合物に適用されていてもよく、これに関しては、DE−A−4 031 818も参照されたい。
用いられるエポキシ化合物の全量の例は、PVC100重量部に基づき、好ましくは少なくとも0.1重量部、例えば0.1〜50重量部であり、1〜30重量部であるのが有利であり、特に1〜25重量部である。
酸化防止剤
アルキル化モノフェノール、例えば、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、アルキルチオメチルフェノール、例えば、2,4−ジオクチルチオメチル−6−t−ブチルフェノール、アルキル化ヒドロキノン、例えば2,6−ジ−t−ブチル−4−メトキシフェノール、ヒドロキシル化チオジフェニルエーテル、例えば、2,2′−チオビス(6−t−ブチル−4−メチルフェノール)、アルキリデンビスフェノール、例えば、2,2′−メチレンビス(6−t−ブチル−4−メチルフェノール)、ベンジル化合物、例えば、3,5,3′,5′−テトラ−t−ブチル−4,4′−ジヒドロキシジベンジルエーテル、ヒドロキシベンジル化マロネート、例えば、ジオクタデシル2,2−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシベンジル)マロネート、ヒドロキシベンジル芳香族、例えば1,3,5−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、トリアジン化合物、例えば、2,4−ビスオクチルメルカプト−6−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−1,3,5−トリアジン、ホスホン酸エステル及びホスホナイト(phosphonite)、例えば、ホスホン酸ジメチル2,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル、アシルアミノフェノール、例えば、4−ヒドロキシラウルアニリド、一価又は多価アルコールと、β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸とのエステル、β−(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロピオン酸とのエステル、β−(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸とのエステル、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル酢酸とのエステル、β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸のアミド、例えば、N,N′−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヘキサメチレンジアミン、ビタミンE(トコフェロール)、及び誘導体。酸化防止剤の混合物も用いることができる。
工業的例は、ナウガード10、ナウガード76、ナウガードBHT、及びナウガード45(クロンプトン社の製品)である。
用いられる酸化防止剤の量の例は、PVC100重量部に基づき、0.01〜10重量部であり、0.1〜10重量部であるのが有利であり、特に0.1〜5重量部である。
UV吸収剤及び光安定化剤
これらの例は、2−(2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、例えば、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシベンゾフェノン、非置換又は置換安息香酸のエステル、例えば、サリチル酸4−t−ブチルフェニル、サリチル酸フェニル、アクリル酸エステル、ニッケル化合物、オキサルアミド、例えば、4,4′−ジオクチルオキシオキサニリド、2,2′−ジオクチルオキシ−5,5′−ジ−t−ブチルオキサニリド、2−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、例えば、2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、立体障害アミン、例えば、セバシン酸ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)、コハク酸ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)である。UV吸収剤及び(又は)光安定化剤の混合物も用いることができる。
発泡剤
発泡剤の例は、有機アゾ化合物及び有機ヒドラゾ化合物、テトラゾール、オキサジン、イサト酸無水物、及びソーダ及び炭酸水素ナトリウムである。アゾジカルボナミド及び炭酸水素ナトリウム及びそれらの混合物が好ましい。
衝撃性改良剤及び処理助剤、ゲル化剤、静電防止剤、殺生物剤、金属不活性化剤、光学的明るさ増加剤、難燃剤、凝集防止剤、相容性化剤の定義及び例は、R.ゲヒテル/H.ミュラー、「プラスチック添加剤」(Kunststoffadditive)(Plastics Additives)、カール・ハンサー出版、第3版及び第4版(1989及び2001);及びE.J.ウイルソン(Wilson)、「ポリ塩化ビニル配合便覧」(Handbook of Polyvinyl Chloride Formulating)、J. Wiley & Sons、(1993);及びG.プリチャード(Pritchard)「プラスチック添加剤」(Plastics Additives)、Chapman & Hall、ロンドン、第1版(1998)に記載されている。
衝撃性改良剤は、J.T.ラッツ(Lutz)/D.L.デュンケルベルガー(Dunkelberger)「PVCのための衝撃性改良剤」(Impact Modifiers for PVC)、John Willy & Sons(1992)にも詳細に記述されている。
一種類以上の添加剤を使用してもよく且つ(又は)それらの混合物を用いてもよい。
本発明は、塩素含有重合体及び本発明の安定化剤系を含む組成物も与える。
本発明は、グリシジル化合物、亜硫酸エステル、ヒドロキシカルボキシレート、ハイドロタルサイト、ゼオライト、アルカリ金属及びアルカリ土類金属化合物、及びエポキシ化脂肪酸エステルを例とする群の一つからの一種類以上の他の成分の外に、塩素含有重合体及び本発明の安定化剤系を含む組成物も与える。
これらの塩素含有重合体組成物中に、安定化のために存在する一般式(I)、(II)、(III)、及び(IV)のそれら化合物の量は、PVC100重量部に基づき、0.01〜10重量部であるのが有利であり、好ましくは、0.05〜5重量部、特に0.1〜2重量部である。
ペルフルオロアルカン−スルホネート化合物の使用量の例は、PVC100重量部に基づき、0.001〜5重量部であり、0.01〜3重量部であるのが有利であり、特に好ましくは、0.01〜2重量部である。
グリシジル化合物、亜硫酸エステル、ヒドロキシカルボキシレート、ハイドロタルサイト、ゼオライト、アルカリ金属及びアルカリ土類金属化合物、及びエポキシ化脂肪酸エステルのような共添加剤は、0.01〜15重量部、好ましくは0.1〜10重量部、特に2〜3重量部で用いられる。
安定化される塩素含有重合体の例は:塩化ビニル、塩化ビニリデンの重合体、塩化ビニル単位を含む構造体をもつビニル樹脂、例えば塩化ビニルと脂肪族酸のビニルエステル、特に酢酸ビニルとの共重合体、塩化ビニルと、アクリル酸又はメタクリル酸のエステル及びアクリロニトリルとの共重合体、塩化ビニルと、ジエン化合物及び不飽和ジカルボン酸又はそれらの無水物との共重合体、例えば、塩化ビニルと、マレイン酸ジエチル、フマール酸ジエチル、又は無水マレイン酸との共重合体、後塩素化重合体、及び塩化ビニルの共重合体、塩化ビニル及び塩化ビニリデンと、不飽和アルデヒド、ケトン、その他、例えば、アクロレイン、クロトンアルデヒド、ビニルメチルケトン、ビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等との共重合体;塩化ビニリデンの重合体、及びそれと塩化ビニル及び他の重合可能な化合物との共重合体;クロロ酢酸ビニル及びジクロロジビニルエーテルの重合体;酢酸ビニル、アクリル酸及びα−置換アクリル酸の塩素化重合性エステルの塩素化重合体;塩素化スチレン、例えばジクロロスチレンの重合体;塩素化ゴム;エチレンの塩素化重合体;クロロブタジエンの重合体及び後塩素化重合体、更に、これらと塩化ビニルとの共重合体、塩素化天然又は合成ゴム、及び言及した重合体と、それら自身、又は他の重合可能な化合物との混合物;である。本発明の目的から、PVCは、重合可能な化合物、例えば、アクリロニトリル、酢酸ビニルとの共重合体、又はABSを含み、それらは懸濁重合体、塊状重合体、又は他のエマルジョン重合体でもよい。PVC単独重合体が好ましく、ポリアクリレートとの組合せも好ましい。
他の可能な重合体は、PVCと、EVA、ABS、又はMBSとのグラフト重合体である。他の好ましい物質は、上述の単独重合体と共重合体との混合物であり、特に塩化ビニル単独重合体と、他の熱可塑性及び(又は)エラストマー重合体との混合物、特にABS、MBS、NBR、SAN、EVA、CPE、MBAS、PMA、PMMA、EPDM、又はポリラクトンとの混合物、特にABS、NBR、NAR、SAN、及びEVAからなる群からのものとの混合物である。共重合体について用いた省略記号は、専門家にはよく知られており、次の意味を有する:ABS:アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン;SAN:スチレン・アクリロニトリル;NBR:アクリロニトリル・ブタジエン;NAR:アクリロニトリル・アクリレート;EVA:エチレン・酢酸ビニル。他の可能な重合体は、特にアクリレートに基づくスチレン・アクリロニトリル共重合体(ASA)である。これに関連して好ましい成分は、成分(i)及び(ii)として、25〜75重量%のPVC及び75〜25重量%の言及した共重合体の混合物を含む重合体組成物である。特に重要な成分は、(i)100重量部のPVC、及び(ii)0〜300重量部のABS及び(又は)SAN変性ABS、及び0〜80重量部の共重合体、NBR、NAR、及び(又は)EVA、特にEVAから構成された組成物である。
本発明の目的から、塩素含有重合体、特に上で一層詳細に記述した重合体で、処理、使用、又は貯蔵により劣化した重合体のリサイクルされた材料を安定化することもできる。PVCからのリサイクルされた材料が特に好ましい。
本発明により同時に用いることができる化合物及び同じく塩素含有重合体は専門家によく知られており、R.ゲヒテル/H.ミュラー、「プラスチック添加剤」(Kunststoffadditive)(Plastics Additives)、カール・ハンサー出版、第3版及び第4版(1989及び2001);DE 197 41 778、及びEP967 245(これらの記載は参考のためここに入れてある)に詳細に記述されている。
本発明による安定化は、パイプ、プロファイル(profile)、及びシートで一般的な透明体及び非透明体用途のための硬質PVC配合物には特に有利である。透明体用途の場合、約190℃より低い融点を有する式(I)、(II)、(III)、又は(IVb)の化合物を使用するのが好ましい。安定化は、半固体及び可撓性配合物、更にはプラスチゾルにも有用である。この安定化には、重金属化合物(Sn安定化剤、Pb安定化剤、Cd安定化剤、Zn安定化剤)は不必要であり、医学用途のための生成物を含めた、PVCからの生理学的に許容可能な消費者用製品を製造するのに特に極めて適している。
安定化剤は、次の方法で配合するのが有利であろう:エマルジョン又は分散物として;添加成分又は重合体混合物を混合する間の乾燥混合物として;処理装置(例えば、カレンダー、混合機、混練機、押し出し機等)へ直接添加することにより、又は溶液又は溶融物として、又は夫々一パックとして塵を含まない形態でのフレーク又ペレットとして。
本発明により安定化されたPVCは、勿論本発明によって与えられるものであるが、上述の処理装置のようなそれ自体既知の設備を用いて、本発明の安定化剤系を、もし望むならば他の添加剤と共にPVCと混合することにより、それ自体既知のやり方で調製することができる。ここでの安定化剤は、個々に、又は混合物として、さもなければマスターバッチとして知られている形態で添加することができる。
本発明によって安定化されたPVCは、既知のやり方で希望の形へもって行くことができる。この種の方法の例は、粉砕、カレンダー掛け、押出し、射出成形、及び紡糸であり、押出し吹き込み成形もある。安定化PVCは発泡体を与えるように処理することもできる。
本発明により安定化されたPVCは、例えば、中空物品(瓶)、包装用フイルム(熱成型性フイルム)、吹き込みフイルム、パイプ、発泡体、大型プロファイル(窓枠)、半透明壁型プロファイル、構造プロファイル、羽目板、建具、オフィスシーツ、及び装置ケース(コンピューター、家庭用機器)に特に適している。例えば、飲み水又は廃水のための硬質PVC発泡体成形物及びPVC管、加圧管、ガス管、ケーブル導管及びケーブル保護管、工業的パイプラインのためのパイプ、廃水管、流出管、雨樋管、及び下水管が好ましい。
本発明により安定化されたPVCは、半固体及び可撓性配合物のために特に適しており、特にワイヤー被覆材料、ケーブル絶縁体、床張り、壁紙、モーター乗り物部品、可撓性フイルム、射出成形物又はホースのための可撓性配合物の形で適しており、それらが特に好ましい。半固体配合物の形態では、本発明のPVCは、装飾フイルム、発泡体、農業用フイルム、ホース、密封用プロファイル、及びオフィスフイルムのために特に適している。プラスチゾルとして本発明のPVCを使用する例は、合成皮革、床材、織物被覆、壁紙、コイル被覆材料、及びモーター乗り物のための下側保護材である。
これに関連して更に詳細な点については、W.ベッカー(Becker)/H.ブラウン(Braun)「プラスチック便覧PVC」(Kunststoffhandbuch PVC)(Plastics handbook PVC)、カール・ハンサー出版、第2版(1985)、第2/2巻、第1236頁〜第1277頁を参照されたい。
下の実施例は、本発明を例示するが、それを限定するものではない。明細書の他の所と同様に、部及び%は重量に基づく。
Figure 2006523737
例1:静的加熱試験
100.0部のエビポル(Evipol)(EVCの商標名)SH5730−PVC、
K値57
5.0部のパラロイド(Paraloid)〔ローム・アンド・ハース(Roehm &
Haas)の商標名〕BTA7805=MBS(メチルメタクリレ
ート・ブタジエン・スチレン)変性剤
0.5部のパラロイド(ローム・アンド・ハースの商標名)K120N
=アクリレート処理助剤
0.5部のパラロイド(ローム・アンド・ハースの商標名)K175N
=アクリレート処理助剤
1.0部のロキシオール(Loxiol)G16=グリセロールの部分的脂肪酸
エステル〔ヘンケル(Henkel)からのもの〕
0.3部のワックス(Wachs)E=エステルワックス〔モンタン(Montane)
ワックス〕(BASFからのもの)
3.0部のESO=エポキシ化大豆油
0.1部のラウリン酸マグネシウム
x部のスルホネート=トリフルオロメタンスルホン酸Naをブチルジグ
リコール中に入れた30%ストレングス(strength)溶液
及び表1に記載した安定化剤0.6部から構成された乾燥混合物を、混合ロール上で180℃で5分間ロール掛けした。得られた混練シートから、厚さ0.3mmの試験フイルム帯を取った。フイルム試料片を190℃の炉〔=マチス・サーモ・タクター(Mathis Thermo-Takter)〕中で加熱した。3分間隔で黄色度指数(YI)を、ASTM D1925−70に従って決定した。結果を表2に示す。低いYI値は良好な安定化を意味する。
Figure 2006523737

表2は、各種類の安定化剤にNaトリフレート(triflate)を添加すると、初期色、色堅牢度、及び長期安定性に著しい改良を与える結果になることを明らかに示している。
例2:静的加熱試験
100.0部のエビポル(EVCの商標名)SH7020−PVC、K値70
47.0部のフタル酸ジオクチル
3.0部のESO=エポキシ化大豆油
0.3部のロキシオールG71S=アジピン酸ペンタエリトリトール錯
体エステル−潤滑剤
0.1部のステアリン酸カルシウム
x部のスルホネート=トリフルオロメタンスルホン酸Naの30%スト
レングス溶液
及び表1に記載した安定化剤0.27部から構成された乾燥混合物を、混合ロール上で180℃で5分間ロール掛けした。得られた混練シートから、厚さ0.5mmの試験フイルム帯を取った。フイルム試料片を190℃の炉(=マチス・サーモ・タクター)中で加熱した。3分間隔で黄色度指数(YI)を、ASTM D1925−70に従って決定した。結果を表2に示す。適当な場合、クロンプトン(Cromptin)からのCH300=混合亜燐酸アリール/アルキル0.6部を混合物に添加した(表3参照)。低いYI値は良好な安定化を意味する。
Figure 2006523737
★ クロンプトンからのCH300=混合亜燐酸アリール/アルキルを0.6%添加。

表3は、Naトリフレートの添加は、熱安定化作用の改良を与え、それは亜燐酸エステルの添加により更に改良できることを示している。
例3:静的加熱試験(TK 101 7790)
100.0部のエビポル(EVCの商標名)SH5730−PVC、K値57
5.0部のパラロイド(ローム・アンド・ハースの商標名)BTA78
05=MBS(メチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン)
変性剤
0.5部のパラロイド(ローム・アンド・ハースの商標名)K120N
=アクリレート処理助剤
0.5部のパラロイド(ローム・アンド・ハースの商標名)K175N
=アクリレート処理助剤
1.0部のロキシオールG16=グリセロールの部分的脂肪酸エステル
(ヘンケルからのもの)
0.3部のワックス(Wachs)E=エステルワックス(モンタンワックス)
(BASFからのもの)
3.0部のESO=エポキシ化大豆油
x部のスルホネート=トリフルオロメタンスルホン酸Naをブチルジグ
リコール中に入れた30%ストレングス溶液
及び表1に記載した安定化剤0.3部から構成された乾燥混合物を、混合ロール上で180℃で5分間ロール掛けした。得られた混練シートから、厚さ0.3mmの試験フイルム帯を取った。フイルム試料片を190℃の炉(=マチス・サーモ・タクター)中で加熱した。3分間隔で黄色度指数(YI)を、ASTM D1925−70に従って決定した。結果を表4に示す。低いYI値は良好な安定化を意味する。
Figure 2006523737

表4に記載したように、Naトリフレートの添加は、熱安定化作用に明確な改良を与える。

Claims (13)

  1. 少なくとも、
    a) 一種類のペルフルオロアルカンスルホネート塩、及び
    b) 少なくとも一種類以上のインドール及び(又は)尿素及び(又は)アルカノールアミン及び(又は)アミノウラシル、
    を含む、ハロゲン含有重合体を安定化するための安定化剤系であり、
    然も、前記インドールは、式(I):
    Figure 2006523737

    (式中、
    m=0、1、2、又は3、であり;
    =C〜C18−アルキル、C〜C18−アルケニル、フェニル、又は
    Figure 2006523737

    〜C24−アルキルフェニル、C〜C10−フェニルアルキル、又はC〜C−アルコキシであり;
    、R=H、C〜C14−アルキル、又はC〜C−アルコキシである。)
    を有し、
    前記尿素は、一般式(II):
    Figure 2006523737

    〔式中、
    Y=O、S、又はNH、であり;
    、R、R、及びRは、互いに独立に、H、C〜C18−アルキル(これは、適当な場合には、ヒドロキシ基及び(又は)C〜C−アルコキシ基で置換されていてもよい)、C〜C18−アルケニル、フェニル(これは、適当な場合には、3個までのヒドロキシ及び(又は)C〜C−アルキル/アルコキシ基で適当に置換されていてもよい)、C〜C20−アルキルフェニル、又はC〜C10−フェニルアルキルであり、そしてR〜Rから選択された2−置換基は環を形成していてもよく、;用いられる前記尿素は、二量化又は三量化された尿素でもよく、例えば、ビウレット、又は1,3,5−トリス(ヒドロキシアルキル)イソシアヌレートでもよく、それらの可能な反応生成物でもよい。〕
    を有し、
    前記アルカノールアミンは、式(III):
    Figure 2006523737

    〔式中、
    x=1、2、又は3、であり;
    y=1、2、3、4、5、又は6、であり;
    n=1〜10であり;
    及びR=互いに独立に、H、C〜C22−アルキル、−[−(CHR −CHR −O−]−H、−[−(CHR −CHR −O−]−CO−R、C〜C20−アルケニル、C〜C18−アシル、C〜C−シクロアルキル(これはβ−位置にOH置換基を持っていてもよい)、フェニル、C〜C10−アルキルフェニル、又はC〜C10−フェニルアルキル、或は、もしx=1であるならば、R及びRは、Nと一緒になって、炭素原子、及び、適当な場合には、2つまでのヘテロ原子による閉じた4〜10員環を形成していてもよく、或は、もしx=2であるならば、RはC〜C18−アルキレンであってもよく、それは、二つのβ−炭素原子の所にOH置換基を持っていてもよく、且つ(又は)一つ以上のO原子及び(又は)一つ以上のNR基によって中断されていてもよく、又はジヒドロキシ置換テトラヒドロジシクロペンタジエニレン、ジヒドロキシ置換エチルシクロヘキサニレン、ジヒドロキシ置換4,4′−(ビスフェノールAジプロピルエーテル)イレン、イソホロニレン、ジメチルシクロヘキサニレン、ジシクロヘキシルメタニレン、又は3,3′−ジメチルジシクロヘキシルメタニレンでもよく、もしx=3であるならば、Rは、トリヒドロキシ置換(トリ−N−プロピルイソシアヌレート)トリイルであってもよく;
    及びR =互いに独立に、C〜C22−アルキル、C〜C−アルケニル、フェニル、C〜C10−アルキルフェニル、H、又はCH−X−R(ここでX=O、S、−O−CO−、又は−CO−O−である)、であり;
    =C〜C18−アルキル/アルケニル、又はフェニル、であり;そして
    =H、C〜C22−アルキル、C〜C22−アルケニル、フェニル、又はC〜C10−アルキルフェニル、である。〕
    を有し、
    前記アミノウラシルは、式(IVa)、又は(IVb):
    Figure 2006523737

    〔式中、(IVa)の場合、RとRは、互いに独立に、H、非置換又はC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、及び(又は)ヒドロキシ置換フェニル、又はフェニル−C〜C−アルキル(これは非置換であるか、又はフェニル環にC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、及び(又は)ヒドロキシ置換基をもっている)、C〜C−アルケニル、C〜C−シクロアルキル、又は少なくとも一つの酸素原子により中断されたC〜C10−アルキル、又はCH−CHOH−R、であり;R=H、又はC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−シクロアルキル、フェニル、C〜C10−アルキルフェニル、又はC〜C10−フェニルアルキル、であり;そして、N−又はN′−モノ置換アミノウラシルの場合、R又はRは、C〜C22−アルキルでもあり;(IVb)の場合、R=H、又はラジカルC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、又はC〜C−シクロアルキル、フェニル、C〜C10−アルキルフェニル、C〜C10−フェニルアルキル、−CH−X−R{ここで、R=H、C〜C10−アルキル、又はC〜C−アルケニルラジカル、又はC〜C−シクロアルキルであり(これは、適当な場合には、オキシラン環を含んでおり、或は適当な場合には、1〜3つのC〜C−アルキルラジカルで置換されており、或はベンゾイルラジカル又はC〜C18−アシルラジカルで置換されており)、X=O、又はSである}、であり;R=R、又はR、少なくとも1〜5個のOH基により置換されているか、且つ(又は)少なくとも1から最大4個までのO原子で中断されたC〜C−アルキル、又はCH−CH(OH)Rである。〕
    を有し、塩素含有重合体を安定化するための安定化剤系。
  2. ペルフルオロアルカンスルホネート塩が、式、(C2m+1SO)(式中、Mは、Li、Na、K、Mg、Ca、Sr、Ba、Sn、Zn、Al、La、又はCeであり、nが、Mの原子価により、1、2、又は3である)の化合物である、請求項1に記載の安定化剤系。
  3. 一般式(I)を有する化合物では、R=フェニルであり、一般式(II)を有する化合物では、互いに独立に、R、R、R、及びR=フェニル又はHであり、一般式(III)を有する化合物では、n=1、y=2又は3であり、一般式(IVa)を有する化合物では、R及びR又はR及びRは、H及びC〜C−アルケニル、又はC〜C10−アルキルであり、一般式(IVb)を有する化合物では、R=メチル又はベンジルであり、R=C〜C−アルキル、C〜C−アルケニル−又は(C〜C−アルコキシ)メチルである、請求項1又は2に記載の安定化剤系。
  4. ペルフルオロアルカンスルホネート塩で、M=Na又はKであり、n=1である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の安定化剤系。
  5. 一般式(I)の化合物が、2−フェニルインドール又は2−フェニルラウリルインドールであり、一般式(II)化合物が、N, N′−ジフェニルチオ尿素、N−フェニル尿素、トリスヒドロキシエチル又はトリスヒドロキシプロピルイソシアヌレートであり、一般式(III)の化合物が、NH、又は第一級又は第二級アミン、特に脂肪アミンと、エテンオキシド、プロペンオキシド、ブテンオキシド、又は(チオール)グリシジルエーテルとの、1:3又は1:2又は1:1のモル比での反応生成物であるか、又は(チオール)グリシジルエーテルとアルカノールアミン、例えば、エタノール−、プロパノール−、ブタノール−アミンとの、1:2又は1:1のモル比での反応生成物であり、一般式(IVa)の化合物では、R及びR、又はR及びRが、H及びアリル、プロピル及びブチルであり、一般式(IVb)の化合物では、R=メチル及びR=エチル又はアリオキシメチルである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の安定化剤系。
  6. 一般式(I)〜(III)の化合物と共に、式(IVa)の少なくとも一種類の化合物が存在し、この場合、R=R=C〜C22−アルキル又はオレイルであり、このアミノウラシルが更に対応する構造的に異性体のシアノアセチル尿素によって完全に又はある程度まで置換されていてもよい、請求項4に記載の安定化剤系。
  7. 更に、適当な場合、金属石鹸を含み、且つ(又は)、適当な場合、ポリオール及び二糖アルコール、グリシジル化合物、ハイドロタルサイト、アルカリ金属/アルカリ土類金属アルミノ珪酸塩、アルカリ金属/アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ土類金属酸化物又はアルカリ土類金属(水素)炭酸塩、又はアルカリ金属(アルカリ土類金属)ヒドロキシカルボン酸塩又は金属カルボン酸塩、亜燐酸エステル、可塑剤、酸化防止剤、充填剤、顔料、光安定化剤、潤滑剤、及びエポキシ化脂肪酸エステルからなる群からの少なくとも一種類以上の他の物質を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の安定化剤系。
  8. 亜燐酸エステルも存在する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の安定化剤系。
  9. 塩素含有重合体及び請求項1〜8のいずれか1項に記載の安定化剤系を含む組成物。
  10. 塩素含有重合体100重量部に基づき、0.01〜10重量部の一般式(I)及び(又は)(II)及び(又は)(III)及び(又は)(IVa)及び(又は)(IVb)の化合物、及び0.001〜5重量部のペルフルオロアルカンスルホン酸塩が存在する、請求項9に記載の組成物。
  11. 塩素含有重合体に、請求項1〜8のいずれか1項に記載の安定化剤系を添加することにより、塩素含有重合体を安定化剤する方法。
  12. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の安定化剤系により安定化されたPVCを含む消費者製品。
  13. 成分bが、ポリ塩化ビニルを予め安定化するための、
    Figure 2006523737

    である、請求項1に記載の安定化剤系。
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