JP2006518621A - 組み込み型の液体抽出器具を備えた照明付きの光学喉頭鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】喉頭鏡を患者の口中に入れる操作、および、挿管チューブもしくは気管内用チューブを患者の気管に入れる操作を視覚的に制御し得る喉頭鏡を実現する。
【解決手段】組み込み型の液体抽出器具を備えた照明付きの光学喉頭鏡は、2つの独立した導管部を備えたタイプの照明付きの光学喉頭鏡から構成される。一方の導管部は、喉頭部の内部を見えるようにするための光学手段を備え、他方の導管部は喉頭部に気管内用チューブを挿入するためのものである。これに加えて、液体抽出器具が喉頭鏡内に組み込まれている。液体抽出器具は、患者に気管内用チューブを挿入した際に、快適、単純、かつ衛生的な方法で、適切に内部を見ることができるように、口内の液体を取り除くものである。

Description

発明の詳細な説明
〔本発明の目的〕
組み込み型の液体抽出器具を備えた照明付きの光学喉頭鏡は、2つの独立した導管部を備えたタイプの照明付きの光学喉頭鏡から構成される。一方の導管部は、喉頭部の内部を見えるようにするための光学手段を備え、他方の導管部は喉頭部に気管内用チューブを挿入するためのものである。これに加えて、液体抽出器具が喉頭鏡内に組み込まれている。上記液体抽出器具は、患者に気管内用チューブを挿入した際に、快適、単純、かつ衛生的な方法で、適切に内部を見ることができるように、口内の液体を取り除くものである。
〔背景技術〕
上記技術分野ではさまざまな喉頭鏡が知られており、本出願人による欧州特許出願EP−A−1285623号明細書(特許文献1)に開示された照明付きの光学喉頭鏡を改良したものが特に関連している。上記特許文献1に開示された喉頭鏡は、医学分野で用いられている、挿管時に口内を見ることができないシャフト型喉頭鏡とは異なり、挿管時に口内を見ることができるので、患者に対する危険性を低減させつつ、患者に気管内用チューブを挿入することができる。上記特許文献1に記載されている喉頭鏡は、第一直線部と、該第一直線部の後方に続く湾曲部とから形成された一つの筐体から構成されている。上記第一直線部は、喉頭蓋より下の領域には到達しないので、喉頭鏡の先端部が、喉頭蓋に入ったり、引っかかったりした場合でも、気管内用チューブが気管に入ることはない。上記筐体は、内部で、2つの近接している独立した導管部に区分されている。一方の導管部は挿管時に喉頭部の内部を見るためのものであり、他方の導管部は患者に気管内用チューブを挿入するためのものである。
光学導管部の内部には、喉頭鏡が患者の口に入った後で、喉頭部にある気管内用チューブの入った箇所を見ることができるように、様々な構成部品が設けられている。上記構成部品のうち主要なものは、2つの隣接する反射面である。第一反射面は、直線部の始まる場所に設けられ、第二反射面は湾曲部の端部に設けられている。患者に挿入される光学導管部の端部には、導管部内やプリズム内に液体が入らないようにするために、永続的な透明のシートが設けられている。上記プリズムは、喉頭部の内部をよりよく見えるようにするためのものであり、上記端部に設けられている。また、患者の口外に留まる光学導管部の端部には、拡大レンズが設けられている。
この喉頭鏡を実際に用いた結果、口内の多量の分泌物または液体が障害となって、この光学導管部を通じて喉頭部の内部を最適に見ることができないということがわかった。そのため、主に拡大率を上げて、広角化を図ることにより、喉頭部の内部をより最適に見えるようにするだけではなく、見ることを妨げる上記排出液、特に唾液を取り除く器具を備えるように、喉頭鏡およびその部品についてさらに研究・設計が積み重ねられた。
開示された光学系を有し、かつ喉頭鏡を挿入する際に患者の口の中にある液体を抽出するために用いられる器具を組み込んだような喉頭鏡は、当該分野において公知ではない。現在、上記液体を吸引するための手動コンプレッサまたは電気的なコンプレッサに接続されて、喉頭鏡から独立している吸引探針が、口内の液体を抽出するために用いられている。
米国特許出願US−2004/0019256−A1号明細書(特許文献2)には、上述の種類の液体抽出器具を有する喉頭鏡が開示されている。この喉頭鏡は、筐体に組み込まれた導管部からなり、さらに口内にある液体を吸引によって抽出する手段を必要とする。
上述の文献と同様に、米国特許出願US−5203320−B1号明細書(特許文献3)には、喉頭鏡とともに口内の液体を吸引する外付けの手段が開示されている。
〔本発明の概要〕
本発明の照明付きの光学喉頭鏡は、第一直線部と、該直線部の後方に配置されている湾曲部と、上記第一直線部よりも長さが短い第二直線部とを有する空洞状の縦長筐体から形成されている。また、上記光学喉頭鏡の内側の空洞は、2つの独立した導管部に分けられている。上記の縦長筐体は、頂点が丸められた略矩形となっている部分を有してもよい。また、その略矩形となっている部分は円形になっていてもよく、または、楕円形となっていてもよい。上記喉頭鏡は、末端部を有している。上記末端部は第二直線部の端部に位置しており、患者の口の中に最初に入れられる部分である。この自由端は、口内における挿管チューブの出口に一致する。この先端領域において、上記喉頭鏡は2つの独立した内部導管部用の出口を備えている。このうちの1つの導管部は視覚化のために用いられ、2つめの導管部は挿管チューブを挿入および取り出すために用いられる。上記末端部は、さらに、液体抽出器具を組み込むための手段を有する。この光学導管部の入口は、喉頭鏡における対向する端部、すなわち近接端部に位置付けられる。この光学導管部の入口により、医療従事者は、喉頭鏡を患者の口中に入れる操作、および、挿管チューブもしくは気管内用チューブを患者の気管(そこでチューブが喉頭鏡の末端部から出る)に入れる操作を視覚的に制御する。
喉頭鏡は、該喉頭鏡の空洞の内部を規定する4つの面を有する。4つの面とは、2つの側面、上面、および底面である。中央内部分離仕切り壁に対向する第一側面は、光学導管部を規定している。上記中央内部分離仕切り壁に対向する第二側面は、気管内用導管部、すなわち挿管チューブを挿入するための導管部を規定している。喉頭鏡の上面の長さは、底面の長さよりも短い。これは、湾曲部の上面の半径が、湾曲部の底面の半径よりも小さいからであり、また、第二直線部の上面の長さが、第二直線部の上面の長さよりも短いからである。
本発明により解決される主要な欠点は以下の通りである。本発明の目的は口内の分泌物または液体により遮断されずに画像を得ることができ、鮮明で、かつ拡大された画像(広視野角でもある)が得られる光学手段を備えた照明付きの光学喉頭鏡を提供することにある。従来の喉頭鏡に比べて、より衛生的に、喉頭蓋に挿管チューブを挿入することができる。
本発明の目的の解決手段は、以下の喉頭鏡に基づいている。すなわち、柔軟なシートを用いて部分的に当該喉頭鏡が覆われており(好ましくは粘着面を用いて喉頭鏡に接着されている)、喉頭鏡が患者の口内に挿入された後、喉頭鏡から上記の柔軟なシートを取り外すことができる器具を組み込んだ喉頭鏡に基づいている。この器具により、喉頭鏡の挿管時に、喉頭鏡上、特に喉頭鏡の末端部に堆積した、視界を妨げる汚染液体を取り除くことができる。組み込み型の抽出器具を備えた喉頭鏡は喉頭部に挿入される。そして、上記喉頭鏡では、上記シートが挿管チューブの末端部と、口内の液体との直接的な接触を防止するので、患者の気管に気管内用チューブをより衛生的に挿入することができる。喉頭鏡の光学導管部用の光学系は、喉頭鏡内に組み込まれた液体または分泌物抽出器具と組み合わせてさらに開発されている。気管内用チューブが気管内に挿入されることはもちろんとして、喉頭鏡が喉頭部内に配置されるまで、喉頭鏡の口内の進路全体に渡って、画像を鮮明に拡大して、かつ広視野角で見えるようにするためである。
上述のとおり、考慮した欠点を解決するために、本発明は、その第一の側面として、口内にある液体の抽出器具を組み込んだ喉頭鏡に関するものである。
組み込み型の液体抽出器具を備えた上記喉頭鏡のある実施形態は、さらに以下の構成要素により形成された光学系を有する。すなわち、
−反射像を拡大して伝達するために、喉頭鏡の第一直線部の開始部分に設けられた第一レンズと、
−第一レンズと第一反射部材との間で、像を拡大して伝達するために、第一直線部の略中央付近に設けられた第二レンズと、
−湾曲部の開始部分に設けられている上記第一反射部材と、
−第一反射部材と第二反射部材との間に設けられ、第一反射部材と第二反射部材との間で、像を適切に伝達するための第三レンズと、
−上記湾曲部の端部の前方に設けられ、喉頭鏡の筐体における第一反射部材と同じ壁によって支持された上記第二反射部材と、
−第二直線部の端部で、喉頭鏡の筐体の末端部に設けられている第四レンズと、
の構成要素である。
別の実施形態では、視覚化用光学導管部は反射部材を1つ備え、もしくは反射部材を全く含まず、別の光学手段または光学系に置き換えても良い。
さらに、光学系は、喉頭鏡の近接端部に、プリズムまたはプリズムレンズを組み込んでもよい。これにより、医療従事者が喉頭鏡を用いるときに、画像をある方向に向かわすことができるので、喉頭鏡の直線部の軸に対して角度をつけて用いることができる。この結果、患者の頭上に喉頭鏡を配置する必要がなくなる。また、このプリズムは、組み込み型の液体抽出器具を備えた喉頭鏡を用いる際に、医療従事者が異なる位置から用いることができるように回転可能であってもよい。
喉頭鏡中に組み込まれた液体抽出器具または分泌物抽出器具は、好ましくは透明の材料で作られた、柔軟でかつ展性があるシートを用いており、喉頭鏡の上面、出口、および末端部を覆うと共に、接着する種類に応じて、喉頭鏡の底面のある領域も覆う。この器具は、喉頭鏡の上記筐体と分泌物とに直接接触している。上記シートが取り除かれる際に、この液体が取り除かれる。上記器具を形成するシートは、柔軟性を有するので、用いられる喉頭鏡の形状に合わせられる。また上記シートは、2つの切片を規定するように折り曲げられる。第一切片は2つの面を有している。すなわち、その底面は喉頭鏡の筐体と直接接触し、その上面は第二切片の底面と連結している。これらの連結はすべて、連続的に行なわれてもよく、また、非連続的に行なわれてもよい。好ましくは、これらの連結は粘着剤によって行なわれるが、鋲、染料、切り欠きなどを用いてもよい。上述したように、液体抽出器具を備えた喉頭鏡を用いれば、喉頭鏡が患者の口内に入った際に、これらの液体が光学系の部品に付着することに起因して視覚が妨げられることがない。これは、上記器具が喉頭鏡の上記末端部を覆っているからである。
組み込み型の液体抽出器具を備えた喉頭鏡は、末端部までも含めて喉頭鏡全体に潤滑油を塗ることができる。これにより、光学系の部品が損傷するという現在の問題を避けることができる。
組み込み型の液体抽出器具を備えた喉頭鏡によって解決される別の問題は、喉頭鏡を患者の口内に挿入する際に、喉頭蓋が、喉頭鏡の末端部(特に、1つまたは2つの導管部の出口)で引っ掛かり、詰まることを防止することにある。喉頭鏡に組み込まれた抽出器具は、喉頭鏡の末端部を覆うシート部分と共に喉頭蓋を上方向に動かすことにより、気管の開口を完全に開けるとともに、障害物を無くして内部を見えるようにして、続いて、気管内用チューブを入れることができるようにする。この問題は、喉頭鏡に第二直線部を設けることによっても解決される。この第二直線部は、湾曲部の後方で、かつ第一直線部の反対側、すなわち、喉頭鏡の末端部に設けられる。そして、第二直線部は、喉頭鏡の長さを伸ばし、喉頭鏡が喉頭蓋の下を通って、上方向および舌の方向に喉頭蓋を動かして、視野を広げるとともに、気管に入る気管内用チューブの行路を広げている。
一般に、医療従事者が気管内用チューブを扱い易いように、気管内用導管部を光学導管部の右側に設けている。
本発明が解決する別の問題は、第一レンズにおける像の大きさをより大きくすることができる喉頭鏡を提供することにある。喉頭鏡は、その第一直線部の中央領域から、喉頭鏡の近接端部に向かってその寸法をより大きくし、表示部または第一レンズにおける像の大きさを拡大している。
このように、喉頭鏡の近接端部に近い部分の大きさを大きくすることにより、医療従事者の手が、組み込み型の液体抽出器具を備えた喉頭鏡の近接端部に近い部分を、より保持しやすく、もしくは握りやすくなる。
喉頭鏡の気管内用導管部の側面は、気管内用チューブを分離しやすくするために、すなわち、気管内用チューブを気管に設置した後で、喉頭鏡と気管内用チューブとを、より快適に、かつより容易に分離できるようにするために、様々な構成をとりうる。喉頭鏡の上記側面は、第一部分と、第二部分と、第三部分とにより規定されている。第一部分は、喉頭鏡の近接端部付近の閉じた面であり、乾電池の収納部と一致するものである。続いて、第二部分は気管内用チューブを挿入するとともに、抜き取るための開いた面である。最後に第三部分は、必要なときに気管内用チューブを分離することができるように、様々な構成に変更可能な面である。一方、これらの構成により、気管内用チューブを挿入する際には、気管内用導管部中で、気管内用チューブを定位置に留めておくことができる。
喉頭鏡は、電源、導線、および電球から形成される照明系も有する。電源は、一般的に使用される取り外し可能な乾電池からなる。乾電池の収納部分は、喉頭鏡の最も近接端部に近い部分、好ましくは、気管内用導管部の側面の第一部分中に位置付けられる。乾電池が取り外し可能であることにより、喉頭鏡は一度しか用いられないが、乾電池は、次の挿管時にも用いることができる。乾電池の収納部全体を取り外し可能にすることもでき、これにより、乾電池ではなく、乾電池の収納部自体を、異なる喉頭鏡に交換して入れることができる。
上記電球は、喉頭鏡の気管内用導管部における末端部の底面内に組み込まれる。これにより、末端部の周囲の大きさを減らし、液体抽出器具を喉頭鏡に正確に付着させるようにすると共に、照明系の電球が出す熱により患者がやけどをしないようにしている。
電球を上記定位置に傾けて組み込むことにより、電球が発した光が、上方向に傾いて、すなわち気管の内部に向かって導かれる。これにより、発光中に影が生じて、画像が見え難くなる他の喉頭鏡に比して、気管の照明を改善することができる。
喉頭鏡の外側周囲をできるだけ小さくするべきである点と、気管内用チューブを気管に挿入するために気管内用チューブを上方向で、かつ喉頭鏡の出口から左に向かって導くべきである点を活かして、液体抽出器具の喉頭鏡への付着を容易にするために、喉頭鏡は以下の構成を有する。
−喉頭鏡に組み込みまれた液体抽出器具が喉頭部に付着する際の支持面をより大きくするように、また導管部の出口において、気管内用チューブを左方向および気管に向かせるように、気管内用導管部の側壁において楔形形状に厚くした部分。
−喉頭鏡に組み込みまれた液体抽出器具が喉頭鏡に付着する際の支持面をより大きくするように、また、電球用の収納部を設けるように、また、喉頭鏡の末端部の外側周囲の大きさを抑えて、導管部の出口において、気管内用チューブを上方向および気管に向かせるように、気管内用導管部の底壁において楔形形状に厚くした部分。
光学導管部と気管内用導管部との間の中央分離仕切り壁も、その上面を傾けて、喉頭鏡の端部にまで延伸することができる。この傾きは、光学導管部の側壁の端部の傾きと平行である。この延伸された中央仕切り壁は2つの機能を備えている。1つの機能は、液体抽出器具をさらに支持することであり、もう1つの機能は、喉頭鏡が患者の口内に挿入された後、その位置がずれた場合に、喉頭蓋が下がって導管部の中に入ることを防止することや、気管内用チューブの挿入が妨げられることを防止することや、患者の内部が見えなくなることを防止することである。この中央仕切り壁は、喉頭蓋を上方に保ち続けるように役立つものである。
〔図面の簡単な説明〕
本発明の理解を容易にするために、本出願に19の図面を添付する。その目的は本発明の根拠をよりよく理解し、好適な実施形態の記載をよりよく理解するためである。また、その図面は例示的なものであり、これにより本発明が限定されるべきでないことを考慮すべきである。
図1aは、本発明の照明付きの光学喉頭鏡の左外側から見た透視図である。
図1bは、本発明の照明付きの光学喉頭鏡の右外側から見た透視図である。
図2は、図1bをA−Aに沿って見た断面図であり、視覚用システムの全体の構成要素を示している。
図3は、レンズおよび鏡で形成される光学系を示す断面図である。
図4aは、気管内用導管部側から見た喉頭鏡の側面図であり、図中、上記喉頭鏡は、該喉頭鏡の底面に直交して接するフランジを1つ有し、かつこのフランジは、その端部に2つの突起部を有する。
図4bは、気管内用導管部側から見た喉頭鏡の側面図であり、図中、上記喉頭鏡は2つのフランジを有し、一方のフランジは喉頭鏡の底面に直交して接するとともに、他方のフランジは喉頭鏡の上面に直交して接しており、この2つのフランジが、これらフランジの間の溝または空洞を規定している。
図4cは、気管内用導管部側から見た喉頭鏡の側面図であり、図中、気管内用導管部の側面は密閉状態となっている。
図4dは、気管内用導管部側から見た喉頭鏡の側断面図であり、図中、より小さい2つのフランジは、喉頭鏡の上面と接触し、より大きい2つのフランジは、喉頭鏡の底面と接触している。
図5aは、二つの導管部と、電球用の収納部とを備える喉頭鏡における末端部を右側から見た透視図である。
図5bは、二つの導管部と、電球用の収納部とを備える喉頭鏡における末端部を左側から見た透視図である。
図6は、口内の液体を抽出する器具の平面図であり、上記器具を二つ示している。
図7は、液体抽出器具と、照明付きの光学喉頭鏡とを示す図である。
図8aは、喉頭鏡上の液体抽出器具の透視図であり、図中、上記液体抽出器具の底端が、喉頭鏡の底部に付着している。
図8bは、喉頭鏡上の液体抽出器具の透視図であり、図中、上記液体抽出器具の底端が、気管内用導管部の出口における喉頭鏡の底面に付着している。
図9は、喉頭鏡が患者口内に挿入された後で、抽出工程の第一段階における器具を示す透視図である。
図10は、喉頭鏡が患者口内に挿入された後で、抽出工程の第二段階における器具を示す透視図である。
図11は、器具が完全に喉頭鏡から離れている状態で、かつ完全に患者から抜かれる前の状態における器具の透視図である。
図12は、第一切片と喉頭鏡とを接着させる別の方法を示す説明図である。
図13は、患者内における図8aに示す状態での、喉頭鏡内に挿入されている気管内用チューブを示す説明図である。
図14は、患者内における図9に示す状態での、喉頭鏡内に挿入されている気管内用チューブを示す説明図である。
図15は、患者内における図11に示す状態での、喉頭鏡内に挿入されている気管内用チューブを示す説明図である。
図16は、液体抽出器具が引き抜かれた後の、患者の気管中に気管内用チューブがある状態での、照明付きの光学喉頭鏡を示す説明図である。
図17は、喉頭鏡が患者から取り除かれ、横方向において気管内用チューブから離れるときの、患者の気管内における気管内用チューブと照明付きの光学喉頭鏡と、気管中に残っている状態の気管内用チューブとを示す説明図である。
図18は、患者から完全に引き抜かれた状態にある照明付きの光学喉頭鏡と、患者の中に残っている状態の気管内用チューブとを示す説明図である。
図19は、二つの導管部と照明用の収納部とを有する喉頭鏡の末端部を示す透視図である。
〔発明を実施するための最良の形態〕
照明付きの光学喉頭鏡1は縦材からなっており、好ましくはほぼ矩形形状の部分を有するプリズム製の筐体からなるものである。光学喉頭鏡1は第一直線部91を備えている。第一直線部91は、連続的な部分を有する第一部分と、第一領域94から円錐状に大きくなる部分を有する第二近接部分とから構成されている。また、第一領域94は、照明付きの光学喉頭鏡の近接端部12と、近接端部12に対向する湾曲部95の開始部分との間に位置している。上記第一部分の後方には、湾曲部92および第二直線部93がこの順番に続いている。第二直線部93は第一直線部91よりも短くなっている。喉頭鏡1の第二直線部93の端部16は、この喉頭鏡1の末端部16であり、挿管導管部15の出口端、および、光学導管部19の出口端と同一のものである。この末端部16は、患者の口内に最初に挿入される部分である。第一直線部の自由端である近接端部12は、患者の口の外に留まるようになっている。湾曲部92および第二直線部93は、患者の口の中に留まるようになっている。
第一直線部91の軸と、第二直線部93の軸とがなす角度は、約50°〜110°の間の範囲にあり、好ましくは、90°である。この角度は、患者の身体構造上の要求に応じて、この第一の範囲外の角度であってもよい。上記角度は、患者の喉頭部の骨格構造に依存し、例えば、年齢、体重、身長、組織、性別、既往症などによって影響を受けるものである。
喉頭鏡は空洞の内部を規定する4つの面を有する。すなわち、2つの側面、上面18、および底面18aである。1つの側面は、内部の分離仕切り壁10と共に、光学導管部を規定し、この仕切り壁または中央壁10の、対向する側にあるもう1つの側面14は、挿管チューブ8を入れるための気管内用導管部15を規定している。両導管部は互いに平行である。喉頭鏡の上面18の長さは、底面18aの長さよりも短い。これは、湾曲部の上面18の半径が、湾曲部の底面18aの半径よりも小さいからである。末端部16は、第二直線部93の底面18aが上面18より長いことにより規定された傾きを有している。末端部16は、第二直線部93の底面18aが上面18より長いことにより規定された傾きを有している。
気管内用導管部の側面は、3つの部分に分けられる。第一部分17は近接端部12から始まり、第一先端部94にまで伸びている。第一先端部94は、湾曲部92が始まる前に位置する第一直線部91上に設けられている。近接端部12には、電源、または、1つもしくは複数の乾電池の収納部が設けられている。上記乾電池は、末端部16に配置された電球(不図示)に電力を供給するものである。また、上記電球は、該電球を収納するように設計された収納部30内部に収納されている。喉頭鏡における、近接部分と上記第一直線部の開始部分の側面とは、乾電池を収納するために用いられ、乾電池を入れるための、電気的な手段を含む収納部17を形成している。送電手段は、好ましくは、乾電池用の収納部17から電球用の空洞部30まで、気管内用導管部の内部で、喉頭鏡の仕切り壁または中央壁10と底面18aとの交差部分に設けられている。乾電池用の収納部17は、取り外し可能なカバーにより保護されている。この収納部17には、2つの変形例として次のものがある。
−1つの変形例では、乾電池が取り外し可能であり、喉頭鏡が使用されるとすぐに、該喉頭鏡を再使用するために乾電池が取り外され、乾電池は他の喉頭鏡で再使用することができる。
−1つの変形例では、収納部17それ自体が取り外し可能であり、乾電池は取り外す必要がなく、必要な回数だけ収納部17全体のみを取り外しができる。これに加えて乾電池を取り外しできてもよい。
開口第二側部13は、気管内用導管部中に気管内用チューブ8を横方向から挿入するための部分であり、乾電池用の収納部17の後ろで、上記第一直線部91の上記第一先端部94から始まり、湾曲部92の開始部分の前、すなわち、湾曲部92の開始部分に位置する第二先端部95まで伸びている。この開口部13により、気管内用チューブ8は問題なく挿入することができる。すなわち、気管内用チューブを圧縮することなく挿入することができる。
喉頭鏡の側面の第三部分は、異なる構成を持ち得る。この第三部分は湾曲部92の開始部分95に位置しており、かつ気管内用チューブ8を挿入するための開口部13の端部から、喉頭鏡の末端部16に伸びている。
この気管内用導管部の側面の最後の部分の好適な実施形態を図4aに示す。図4aには、喉頭鏡の底面18aに対して直交するように、底面18aに取り付けられているフランジ14が示されている。フランジ14は開口部13の端部から、喉頭鏡1の末端部16までの、気管内用チューブの周囲全体に渡って伸びている。上記フランジと喉頭鏡の上面18との間で、空洞部96が規定されている。フランジ14の両端にはそれぞれ突起14aが設けられており、上面18と一緒になって突起14aは、空洞部96を小さくしている。気管内用チューブ8は圧縮されない限り、空洞部96から抜け落ちないようになっている。フランジ14と上面18との間の空洞部96の幅は、フランジ14の突起14aと上面18との間の空洞の幅より大きい。
第二の好適な実施形態を図4bに示す。この実施形態では、開口部13の端部から、喉頭鏡の末端部まで、喉頭鏡の上面に対して直交するように、この上面に取り付けられたフランジ14bと、喉頭鏡の底面に対して直交するように、この底面に取り付けられたフランジ14とが設けられている。両フランジ間によって規定される空洞部96の幅は、気管内用チューブ8の直径よりも狭いので、チューブ8を圧縮した後、チューブ8を気管内用導管部から抜き取ることができる。
気管内用導管部の側面の第三部分の構成についての、第三の提案を、図4cに示す。図4cの構成では、この側面の第三部分は、壁14dにより密閉されている。
さらに別の構成としては、チューブ8が気管内用導管部15に挿入される際に、チューブ8が点で支持されるように、フランジ14aを配置する構成である。この構成の一例を、図4dに示す。
喉頭鏡全体に渡って空洞部96を覆う構成(図4c)よりも、フランジ付きの構成(図4aおよび図4d)がより有用である点は、チューブ8を喉頭鏡1の横方向からの抜き取りおよび分離をより簡単に行なうことができる点にある。これは、チューブ8を喉頭鏡1の横方向(側面)から抜き取る際に、チューブ8を全体に渡って圧縮する必要がないためである。チューブ8は、フランジの所定の位置に保持され、気管内用導管部15が飛び出すことを防止できる。チューブ8を抜き取る際には、フランジが圧縮され、好ましくは、気管内用導管部15の側面の第二部分の開始部分95におけるフランジ14aと、末端部16における別のフランジ14aが圧縮される。図示したフランジに加えて、別のフランジ構成の組み合わせても設計可能であり、フランジ間の間隔をより大きくしたり、小さくしたりできる。
気管内用チューブ8が、チューブ8用の開口部13を通って気管内用導管部に挿入されると、このチューブ8は光学導管部と平行に喉頭鏡1の内部を滑り、喉頭鏡の末端部16に至ることになる。
上記光学導管部は、喉頭鏡1を患者内に入れる工程を、視覚的に制御するために用いられている。結果として、上記光学導管部は挿管チューブ8が患者の気管に正しく挿入されているかどうかをチェックするために用いられている。この挿入工程を、可能な限り速く、かつ安全に行なうために、喉頭鏡は一般的な構成の光学系を有する。この光学系は、ある実施形態では、少なくとも4つのレンズと、2つの反射部材と、末端部に位置する追加的な1つのプリズムとから形成される。
第一レンズ21は、2つの凸面を有しており、喉頭鏡の第一直線部91の開始部分に設けられている。このレンズの機能は、第二レンズ22と組み合わせて、喉頭鏡の末端部16から反射されて到着する像を拡大して伝達することである。第二レンズ22は、凸面と凹面とを有し、湾曲部92の前方にある第一直線部91中に設けられている。第二レンズ22の機能は、第一レンズ21と組み合わせて、第一反射部材24と第一レンズ21との間で、像を拡大して伝達することである。この第二レンズ22の後方には、湾曲部92のほぼ開始部分において、第一反射部材24が設けられている。この第一反射部材24は、好ましくは平面状の表面鏡24であり、光学導管部の内部で、喉頭鏡の底面18aに支持されている。第三レンズ23は、1つの凹面と、上記凹面に対向する凸面とを有し、2つの反射面である反射面24と反射面24aとの間に設けられる。この第三レンズ23の機能は、2つの反射部材24・24aとの間で、像を伝達することである。第二反射部材24aは、湾曲部92の端部のすぐ前方に設けられ、光学導管部の内部で、喉頭鏡1の筐体の底面18aに支持されている。この第二反射部材24aは、第一反射部材24と同様に、好ましくは平面状の表面鏡である。第四のレンズ、好ましくはプリズムレンズ25は、凸面と、上記凸面に対向する平面とを有する。このレンズの機能は、広角化と、第二直線部93の開始部分で、像の方向を変えることである。
上記光学系は、反射面を1つ有するまたは反射面を有さない別の光学系に置換可能であることは言うまでもない。
喉頭鏡の入口において大きく見えるようにするために、そして、より大きな表示部、つまり、より大きな第一凸凹レンズ21を設けるために、喉頭鏡において、第一直線部91中にあり、かつ湾曲部92の開始部の前にある点94付近から、上記直線部91の近接端部12までの間の部分を大きくしている。
必要に応じて、喉頭鏡の近接端部12に、両面が平坦であるプリズム端部26を、取り外し可能に、かつ回転可能に設けることができる。これにより、医療従事者が喉頭鏡を用いるときに、人間工学的な位置を取り得る。したがって、反射像を見る際に、患者の頭の上から見る必要がない。
喉頭鏡の末端部16は、液体抽出器具が取り付けられるように、その形が変更されるようになっており、同時に気管内用チューブ8を、気管Oに向かう気管内用導管部15の出口へと導くことができる。また、組み込み型の抽出器具を備えた喉頭鏡の末端部の外側周囲が小さくなっており、底面18aの厚い部分の中に電球を組み込み、かつ該電球の光線を、気管Oに対して導くことができるように、喉頭鏡の末端部16の形が変更されるようになっている。喉頭鏡の第二直線部93における気管内用導管部15では、気管内用導管部15の底面32および側面31の厚さが厚くなっている。底面32は持ち上がるように厚くなっているとともに、電球用の収納部30を規定するように厚くなっている。また、側面31は、末端部において、喉頭鏡の内部に向かって傾いて厚くなっている。側面31および底面32の傾きにより、チューブ8は気管Oに向かって正しく導かれる。この傾斜面は、末端部16における傾斜面以外の外形33よりも表面が大きい楔形状部分を規定している。そして、上記傾斜面において、喉頭鏡と液体抽出器具との接触表面を大きくすることにより、喉頭鏡に組み込まれた液体抽出器具を密着させることができる。
光学導管部19と気管内用導管部15との間の、中央分離仕切り壁10も、その上面を傾けて、喉頭鏡の端部にまで延伸することができる。この傾きは、光学導管部19の側壁の端部の傾きと平行である。この伸張された中央仕切り壁10は2つの機能を備えている。1つの機能は、液体抽出器具をさらに支持することであり、もう1つの機能は、喉頭鏡が患者の口内に挿入された後、その位置がずれた場合に、喉頭蓋が下がって導管部の中に入ることを防止することや、気管内用チューブの挿入が妨げられることを防止することや、患者の内部が見えなくなることを防止することである。この中央仕切り壁10は、喉頭蓋を上方に保ち続けるように役立つものである。
喉頭鏡に組み込まれた口内液体抽出器具は、2つの切片4・5から構成されており、透明な柔軟性や展性を有する材料Tのシートからなるものであることが望ましい。これらの切片は、屈曲面43から伸ばされた形状になっており、それぞれ二つの面を有している。
液体抽出器具を上述の喉頭鏡に設けるためには、第一切片5の底面51が、喉頭鏡18の筐体の上面に接するとともに、上記第一切片5の上面52が、上記第二切片4の底面41に接している。
上記の異なる面同士を密着させるには、粘着剤または切り欠き(muesca)などの、様々な非永続的な付着手段が用いられる(切り欠きによる付着の詳細は図12を参照)。上記付着手段は連続した状態で異なる面に配置される。すなわち、上記付着手段は接触表面全体に配置される。または、上記付着手段は所定の間をあけて配置される。すなわち、上記付着手段は接触面に沿って隙間をあけて配置される。
第一切片5の底面51は、好ましくは第一切片5の底面51において非粘着面54を挟むように隙間を空けて配された粘着領域53を介して、喉頭鏡の筐体18の上面に接触している。
第一切片5の上面52は、好ましくは第二切片4の底面41において非粘着面45を挟むように隙間を空けて配された粘着領域44を介して、第二切片4の底面41に接触している。
シートTを、屈曲線43に沿って折り曲げることにより、器具は2つの端部を有することになる。これらの端部とは、上端47および屈曲線43に一致する下端62である。シートTの下端62は、喉頭鏡1の末端部16近傍にあり、底面18a上に配置されている。そして、シートTは喉頭鏡1の末端部16を通過して、光学導管部19および気管内用導管部15の出口を覆い、喉頭鏡1の上面18で、かつ第一直線部の近接端部12近辺に位置する点にまで延びている。そして、シートTの上端47はこの点に位置している。二つの端部、すなわち、第一切片5の端部と第二切片4の端部とから形成されたシートTの上端47は、固定部分48を有している。固定部分48は、第二切片4の伸張部分であり、好ましくはリング形状となっている。
シートTを配置する上記の方法に代わる変形例として、シートTの屈曲線43が、底面18aと末端部16との間の付着縁部に一致するように、屈曲線43を底面18aの末端部16に一致させるものがある。喉頭鏡の末端部16における楔形形状の側面31および楔形形状の底面32により、気管内用導管部15の出口で、支持表面を広くすることができる。
シートTの下端62は、シートの第一切片5と、喉頭鏡1の筐体の底面18aとの粘着が確実に行なわれている部分に位置付けられていることが好ましい。一方、シートTの上端47は、喉頭鏡1の第一直線部の中央領域と、近接端部12との間に位置付けられていることが好ましい。
上述の構成は、安全性の観点から推奨される。これは、シートTの2つの切片を目で見て制御することができるからである。上記器具による液体の抽出の際に、切片のうちの1つが破損した場合、2つの端部を常に口の外から確認できるので、もう1つの切片の状態を常に制御することができる。これにより、器具の切片が喉頭部内に入ってしまわないようにすることができる。
第二切片4の幅は、第一切片5の幅よりも狭いことが好ましい。これにより、第二切片4と第一切片5との接触面積が、第一切片5と喉頭鏡1の筐体との接触面積より小さくなるので、使用時に第二切片4と第一切片5とがより容易に離れるようになる。狭い幅である第二切片4は、シートTの対称的な縦軸に対して、その中央に位置することが好ましい。
喉頭鏡1に器具Tを組み込むには、上述の手段のいずれか、すなわち粘着剤または切り欠きを用いて、まず第一切片5の表面52を、第二切片4の底面41と接触させる(切り欠きによる付着の詳細は図12を参照)。2つの切片の両面が接触した後、第一切片5の底面51を、喉頭鏡1の筐体と接触させる。このようにして、喉頭鏡を使用可能状態にする。
器具が喉頭鏡に組み込まれると、気管内用導管部15に気管内用チューブ8が予め詰められた喉頭鏡を、患者の口に挿入するが、このとき、まず喉頭鏡1の末端部16を口の中に挿入する。
この操作の前に、喉頭鏡のすべての面に潤滑油を塗布して、喉頭鏡の口内への挿入を容易にすることができる。末端部16に潤滑油が塗布されるときに、潤滑油が喉頭鏡1の光学導管部19に入って、光学系を介する画像が見えなくなる危険性を伴うとしても、位末端部全体を覆うように液体抽出薄層が形成されるので、口内への挿入を容易にすることができる。
喉頭鏡を喉頭部に挿入すると、液体抽出部が喉頭蓋を押し上げる。喉頭鏡は底面部に沿って滑り、気管と対向する適切な位置に位置付けられる。これにより、気管内部を完全に見ることができ、気管内用チューブ8がどのように気管に挿入されるかを見ることができる。
喉頭鏡が喉頭部の端部に挿入されると、そこに溜まっている液体、すなわち、唾液6および他の液体が、シートTに、特に第一切片の上面52および第二切片2の上面42に堆積する。そして、堆積した液体6と共にシートTが取り除かれると、正確に画像を見ることができ、気管内用チューブをより衛生的に挿入することが可能になる。
上記液体を取り除くためには、この実施形態ではリングとして示されている固定手段48を引くだけで十分である。これにより、第二切片4の底面41が、屈曲線43に至るまで、第一切片5の上面52から離れることになる。これは、この2つの面の接着が、表面51と喉頭鏡1の筐体との間の接着より弱いからである。さらに、固定手段48(つまみとしてもよい)を引き続けることにより、第一端部の上面52に堆積した液体6を包みこむような、逆「C」字状または逆の波形状の動きが生じることになる。第一切片の底面51が喉頭鏡1の筐体から離れ、シートの上端47に達した時点で、シートの分離が終了する。これゆえに、喉頭鏡1の抽出器具Tは、蓄積された液体6と共に、喉頭鏡1から引き抜かれることになる。以上よりわかるように、器具の機能は以下のとおりである。
−光学系を汚すことがなく、また、光学系に対して損傷を与えずに、喉頭鏡1の末端部16に潤滑油を塗ることができる。
−様々な排出液が、気管内用チューブ8を汚すのを防ぐ。
−喉頭鏡1を喉頭部に挿入しながら、喉頭蓋を持ち上げる。
−挿管時に、口内にある液体6を抽出する。
−気管内用チューブ8を気管Oに、より衛生的に挿入する。
逆「C」字状のシートTが液体抽出のために液体を覆うような動きをすることにより、喉頭部内にあり、シートTに堆積していないこれ以外の液体も部分的に抽出することができる。
以上のように、気管Oの内部を完全に見えるようにし、挿管時に気管内用チューブをより衛生的な状態にすることができ、引き続き、気管内用チューブ8を気管O内に残した状態で、喉頭鏡1を横方向から引き抜くことが可能な喉頭鏡1を提供することができる。
本発明の照明付きの光学喉頭鏡の左外側から見た透視図である。 本発明の照明付きの光学喉頭鏡の右外側から見た透視図である。 図1bをA−Aに沿って見た断面図であり、視覚用システムの全体の構成要素を示している。 レンズおよび鏡で形成される光学系を示す断面図である。 気管内用導管部側から見た喉頭鏡の側面図であり、図中、上記喉頭鏡は、該喉頭鏡の底面に直交して接するフランジを1つ有し、かつこのフランジは、その端部に2つの突起部を有する。 気管内用導管部側から見た喉頭鏡の側面図であり、図中、上記喉頭鏡は2つのフランジを有し、一方のフランジは喉頭鏡の底面に直交して接するとともに、他方のフランジは喉頭鏡の上面に直交して接しており、この2つのフランジが、フランジの間の溝または空洞を規定している。 気管内用導管部側から見た喉頭鏡の側面図であり、図中、気管内用導管部の側面は密閉状態となっている。 気管内用導管部側から見た喉頭鏡の側断面図であり、図中、より小さい2つのフランジは、喉頭鏡の上面と接触し、より大きい2つのフランジは、喉頭鏡の底面と接触している。 二つの導管部と電球用の収納部とを備える喉頭鏡における末端部を右側から見た透視図である。 二つの導管部と電球用の収納部とを備える喉頭鏡における末端部を左側から見た透視図である。 口内の液体を抽出する器具の平面図であり、上記器具を二つ示している。 液体抽出器具と照明付きの光学喉頭鏡とを示す図である。 喉頭鏡上の液体抽出器具の透視図であり、図中、上記液体抽出器具の底端が、喉頭鏡の底部に付着している。 喉頭鏡上の液体抽出器具の透視図であり、図中、上記液体抽出器具の底端が、気管内用導管部の出口における喉頭鏡の底面に付着している。 喉頭鏡が患者口内に挿入された後で、抽出工程の第一段階における器具を示す透視図である。 喉頭鏡が患者口内に挿入された後で、抽出工程の第二段階における器具を示す透視図である。 器具が完全に喉頭鏡から離れている状態で、かつ完全に患者から抜かれる前の状態における器具の透視図である。 第一切片と喉頭鏡とを接着させる別の方法を示す説明図である。 患者内における図8aに示す状態での、喉頭鏡内に挿入されている気管内用チューブを示す説明図である。 患者内における図9に示す状態での、喉頭鏡内に挿入されている気管内用チューブを示す説明図である。 患者内における図11に示す状態での、喉頭鏡内に挿入されている気管内用チューブを示す説明図である。 液体抽出器具が引き抜かれた後の、患者の気管中に気管内用チューブがある状態での、照明付きの光学喉頭鏡を示す説明図である。 喉頭鏡が患者から取り除かれ、横方向において気管内用チューブから離れるときの、患者の気管内における気管内用チューブと照明付きの光学喉頭鏡と、気管中に残っている状態の気管内用チューブとを示す説明図である。 患者から完全に引き抜かれた状態にある照明付きの光学喉頭鏡と、患者の中に残っている状態の気管内用チューブとを示す説明図である。 二つの導管部と照明用の収納部とを有する喉頭鏡の末端部を示す透視図である。
符号の説明
1 光学喉頭鏡(喉頭鏡)
4 第二切片
5 第一切片
6 液体(唾液)
8 気管内用チューブ(チューブ、挿管チューブ)
10 中央壁(分離仕切り壁、中央仕切り壁)
11 光学導管部
12 近接端部
13 開口部
14 フランジ
14a フランジ(突起)
14b フランジ
15 気管内用導管部(挿管導管部、第一導管部)
16 末端部(端部)
17 収納部(第一部分)
18 上面
18a 底面(裏部分)
19 光学導管部(第二導管部)
21 第一レンズ
22 第二レンズ
23 第三レンズ
24 第一反射部材(反射面、表面鏡)
24a 第二反射部材(反射面)
25 プリズムレンズ
26 プリズム端部
30 収納部(空洞部)
31 側面
32 底面
33 外形
41 底面
42 上面
43 屈曲線
44 粘着領域
45 非粘着面
47 上端(自由端)
48 固定部分
51 底面
52 上面
53 粘着領域
54 非粘着面
62 下端
91 第一直線部
92 湾曲部
93 第二直線部
94 第一先端部(第一の領域)
95 開始部分(第二先端部)
96 空洞部
O 気管
T シート(器具、抽出器具)

Claims (44)

  1. 第一直線部(91)と、第一直線部(91)の後方に配置された湾曲部(92)と、第一直線部(91)の自由端と一致する近接端部(12)と、近接端部(12)に対向する末端部(16)とを有する縦長の筐体を備え、上記筐体は、内部で、中央仕切り壁(10)によって分離された2つの独立した導管部(15、19)に区分され、第一導管部(15)は、気管内用チューブ(8)を導入するために用いられ、第二導管部(11、19)は、患者の内部を見るために用いられ、両導管部は、その全長に渡って、上面(18)と底面(18a)とによって規定されている組み込み型の液体抽出器具を備えた照明付きの光学喉頭鏡(1)であって、
    組み込み型の液体抽出器具と、光学導管部中に統合された視覚化用光学系とを有することを特徴とする喉頭鏡。
  2. 組み込み型の液体抽出器具を備えた照明付きの光学喉頭鏡(1)であって、光学導管部(11、19)は、内部に少なくとも2つの反射部材(24、24a)を有することを特徴とする喉頭鏡。
  3. 上記口内液体抽出器具は、柔軟性があり、かつ展性がある材料のシート(T)からなっており、屈曲線(43)の位置で折り畳まれることにより、取り外し可能な第一切片(5)と取り外し可能な第二切片(4)との2つの取り外し可能な切片が規定され、取り外し可能な第一切片(5)の底面(51)は喉頭鏡(1)と直接接触するとともに、取り外し可能な第二切片(4)の底面(41)は第一切片(5)の上面(52)と直接接触しており、一方の切片が、他方の切片上に折り曲げられると、上端(47)と、屈曲線(43)に一致する下端(62)とが規定されることを特徴とする請求項1および2に記載の喉頭鏡。
  4. 取り外し可能な第一切片(5)の底面(51)と、喉頭鏡(1)とは、非永続的な付着手段により、直接接着されていることを特徴とする請求項3に記載の喉頭鏡。
  5. 取り外し可能な第一切片(5)が喉頭鏡(1)に載置されるときに、上記付着手段は、取り外し可能な第一切片(5)の表面に設けられている切り欠きであることを特徴とする請求項4に記載の喉頭鏡。
  6. 取り外し可能な第一切片(5)の底面(51)と喉頭鏡(1)とは、喉頭鏡(1)の末端部(16)の裏部分(18a)から、末端部(16)を覆って、末端部(16)と近接端部(12)との間にある喉頭鏡(1)の上面(18)上のある点まで接触していることを特徴とする請求項3〜5に記載の喉頭鏡。
  7. 第一切片(5)の底面(51)と喉頭鏡(1)とは、シート(T)の屈曲線(43)が底面(18a)と末端部(16)との間の付着端部に一致するように、底面(18a)の末端部(16)から、末端部(16)を覆って、末端部(16)と近接端部(12)との間にある喉頭鏡(1)の上面(18)上のある点まで接触していることを特徴とする請求項3〜5に記載の喉頭鏡。
  8. 取り外し可能な第二切片(4)の底面(41)と、第一切片(5)の上面(52)とは、取り外し可能な第二切片(4)の底面(41)に設けられる非永続的な付着領域(44)によって、接触していることを特徴とする請求項3に記載の喉頭鏡。
  9. 上記付着領域が、間隔を空けて配置されていることを特徴とする請求項4および8に記載の喉頭鏡。
  10. 上記付着領域が、連続して配置されていることを特徴とする請求項4および8に記載の喉頭鏡。
  11. 上記付着手段は、粘着剤であることを特徴とする請求項4および8に記載の喉頭鏡。
  12. 取り外し可能な第一切片(5)が医療器具(1)の筐体に載置されるときに、上記付着手段は、取り外し可能な第一切片(5)の表面に設けられた切り欠きであることを特徴とする請求項8に記載の喉頭鏡。
  13. 柔軟性があり、かつ展性がある材料からなるシート(T)は、透明であることを特徴とする請求項3に記載の喉頭鏡。
  14. シート(T)の第一切片(5)の幅は、第二切片(4)の幅よりも広いことを特徴とする請求項1〜13に記載の喉頭鏡。
  15. 上記第二切片は、付着端部(43)に対向する自由端(47)に、上記第一切片には付着されない固定手段(48)を有することを特徴とする請求項1〜14に記載の喉頭鏡。
  16. 上記固定手段は、リング(48)であることを特徴とする請求項15に記載の喉頭鏡。
  17. 上記固定手段は、つまみであることを特徴とする請求項15に記載の喉頭鏡。
  18. 1回だけ使用するものであることを特徴とする請求項1〜17に記載の喉頭鏡。
  19. より大きい第一レンズ(21)を挿入するために、第一レンズ(21)により反射像の大きさを拡大するために、及び医療従事者による喉頭鏡の握り具合を改善するために、喉頭鏡は、第一直線部(91)の第一領域(94)から、喉頭鏡の近接端部(12)に向かて、円錐状に広がっていることを特徴とする請求項1および2に記載の喉頭鏡。
  20. 気管内用導管部(15)を規定する中央仕切り壁(10)と対向する側面を有し、上記側面には、側面側から気管内用チューブ(8)を挿入するために、湾曲部(92)の開始部分の前方に配置されている第一直線部(91)に設けられた第一の点(94)から、上記湾曲部の開始部分における第二の点(95)までの間、開口部(13)が設けられていることを特徴とする請求項1および2に記載の喉頭鏡。
  21. 上記気管内用導管部の側面には、湾曲部(92)の開始部分における第二の点(95)から喉頭鏡の末端部(16)までの間が完全に閉じられるように密閉部(14d)が設けられており、喉頭鏡の上面(18)と底面(18a)とが繋がっていることを特徴とする請求項20に記載の喉頭鏡。
  22. 上記気管内用導管部の側面には、湾曲部(92)の開始部分における第二の点(95)から、喉頭鏡の末端部(16)までの間に、喉頭鏡の上面(18)に直交して、上面(18)に取り付けられたフランジ(14b)と、喉頭鏡の底面(18a)に直交して、底面(18a)に取り付けられたフランジ(14)とが設けられており、両フランジ(14、14b)の間で、空洞(96)が規定されていることを特徴とする請求項20に記載の喉頭鏡。
  23. 上記気管内用導管部の側面には、上記湾曲部の開始部分における第二の点(95)から、喉頭鏡の末端部(16)までの間に、喉頭鏡の底面(18a)に直交して、底面(18a)に取り付けられたフランジ(14)が設けられており、フランジ(14)と喉頭鏡の上面(18)との間で、末端部(16)に至るまで、空洞(96)が規定されていることを特徴とする請求項20に記載の喉頭鏡。
  24. 喉頭鏡の末端部(16)におけるフランジ(14)の開始部分と、フランジ(14)における喉頭鏡の末端部(16)から最も遠い終端部分とに、空洞(96)の幅を狭くするための突起(14a)が設けられていることを特徴とする請求項23に記載の喉頭鏡。
  25. フランジ(14)と上面(18)との間の空洞(96)の幅は、フランジ(14)の突起(14a)と上面(18)との間の空洞(96)の幅より、大きいことを特徴とする請求項23および24に記載の喉頭鏡。
  26. 上記気管内用導管部の側面には、湾曲部(92)の開始部分における第二の点(95)から、喉頭鏡の末端部(16)までの間に、喉頭鏡の底面(18a)に直交して、底面(18a)に取り付けられた複数のフランジ(14e)と、喉頭鏡の上面(18)に直交して、上面(18)に取り付けられたフランジ(14e)とが設けられており、これらのフランジの間で、空洞(96)が規定されることを特徴とする請求項21に記載の喉頭鏡。
  27. 空洞(96)の幅は、気管内用チューブ(8)の直径より小さいことを特徴とする請求項22および26に記載の喉頭鏡。
  28. 湾曲部(92)の後方に、第二直線部(93)が設けられていることを特徴とする請求項1および2に記載の喉頭鏡。
  29. 光学導管部(11、19)中に一体化された上記視覚化用光学系は、内部に、
    −反射像を拡大させて伝達するために、喉頭鏡(1)の第一直線部(91)の開始部分に設けられた第一レンズ(21)と、
    −第一レンズ(21)と第一反射部材(24)との間で、像を拡大させて伝達するために、近接端部(12)と、湾曲部(92)の開始部分(95)との間の第一直線部(91)に設けられた第二レンズ(22)と、
    −湾曲部(92)の開始部分(95)に設けられ、底面(18a)に支持されている第一反射部材(24)と、
    −第一反射部材(24)と、第二反射部材(24a)との間に設けられ、第一反射部材(24)と、第二反射部材(24a)との間で、適切に像を伝達するための第三レンズ(23)と、
    −湾曲部(92)の端部の前方に設けられ、第一反射部材(24)と同じ、喉頭鏡の筐体の壁、および底面(18a)に支持されている上記第二反射部材(24a)と、
    −第二直線部(93)の開始部分で、喉頭鏡の筐体の末端部(16)に設けられている第四レンズ(25)とを有することを特徴とする請求項1、2、および28に記載の喉頭鏡。
  30. 医療従事者が喉頭鏡を用いるときに、人間工学的な位置を取り得るように、喉頭鏡の近接端部(12)に、両面が平坦であるプリズムレンズ(26)が、取り外し可能で、かつ回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1および2に記載の喉頭鏡。
  31. 第一レンズ(21)は、2つの凸面を有し、第二レンズ(22)と共に、像を拡大させて伝達するようになっていることを特徴とする請求項29に記載の喉頭鏡。
  32. 第二レンズ(22)は、1つの凹面と、該凹面に対向する凸面とを有し、第一レンズ(21)と共に、像を拡大させて、第一反射部材(24)と第一レンズ(21)との間で像を伝達するようになっていることを特徴とする請求項29に記載の喉頭鏡。
  33. 上記第一反射部材(24)は、表面鏡であることを特徴とする請求項29に記載の喉頭鏡。
  34. 第三レンズ(23)は、1つの凹面と、該凹面に対向する凸面を有し、2つの反射部材(24、24a)の間で像を伝達するようになっていることを特徴とする請求項29に記載の喉頭鏡。
  35. 上記第二反射部材(24a)は、表面鏡であることを特徴とする請求項29に記載の喉頭鏡。
  36. 第四レンズ(25)は、凸面プリズムレンズであり、広角化を行って像を偏向するようになっていることを特徴とする請求項29に記載の喉頭鏡。
  37. 気管内用導管部(15)に対応する喉頭鏡の第二直線部(93)の端部は、上方向と内側方向に厚く、かつ傾斜した底面(32)及び側面(31)を備え、
    底面(32)と側面(31)とは、それぞれ、気管内用導管部(15)の出口で、気管内用チューブ(8)を、喉頭蓋(O)に対してガイドするため、および、液体抽出器具の支持面を大きくするように、楔形形状の底面(32)と楔形形状の側面(31)とを規定することを特徴とする請求項28に記載の喉頭鏡。
  38. 光学導管部(19)と気管内用導管部(15)との間の中央分離仕切り壁(10)は、喉頭鏡の端部まで延伸しており、かつ、上側に傾いており、その傾きは光学導管部(19)の側壁の端部の傾きと平行であることを特徴とする請求項37に記載の喉頭鏡。
  39. 上記楔形形状の底面(32)は、電球用の収納部(30)を有することを特徴とする請求項37および38に記載の喉頭鏡。
  40. 近接端部(12)と、湾曲部(92)の開始部分の前方の、第一直線部(91)に設けられている第一の点(94)との間で、かつ、気管内用導管部の側面に、乾電池用の収納部(17)を有することを特徴とする請求項20に記載の喉頭鏡。
  41. 上記乾電池用の収納部(17)は、取り外し可能であることを特徴とする請求項40に記載の喉頭鏡。
  42. 上記縦長の筐体は、丸まった頂点を有する矩形の部分を備えていることを特徴とする請求項1および2に記載の喉頭鏡。
  43. 上記縦長の筐体は、円形状の部分を有することを特徴とする請求項1および2に記載の喉頭鏡。
  44. 上記縦長の筐体は、楕円形状の部分を有することを特徴とする請求項1および2に記載の喉頭鏡。
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