JP2006518114A - 集積回路を静電放電の過渡現象から保護する回路およびその方法 - Google Patents

集積回路を静電放電の過渡現象から保護する回路およびその方法 Download PDF

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Abstract

【課題】集積回路(IC)を静電放電(ESD)の過渡現象から保護する、改良された回路およびその方法を提供する。
【解決手段】ICをESD過渡現象から保護する回路は、ESD電圧V(t)に応答し、出力を有するマスタ回路(26)と、該マスタ回路の該出力に接続された共通の入力を有する複数の並列分岐デバイスを備えるスレーブ回路(28)と、を備える。V(t)が増加するにつれて、前記マスタ回路は、V(t)の一部を前記スレーブ回路分岐デバイスの前記入力へ印加し、それによって、前記スレーブ回路分岐デバイスが通常ならば作動するしきい値電圧Vt1を、前記分岐デバイスの保持電圧Vhにはるかに近いより小さな値Vt1’に下げる。V(t)がVt1’に達した時、前記スレーブ回路デバイスのすべては、ほぼ同時に作動し、それによって、ESD過渡現象をグラウンドに無害に分岐する。

Description

本発明は、包括的には、半導体デバイス及び半導体回路における破壊的な過渡現象の抑制に関し、より詳細には、半導体デバイス及び集積回路の静電放電の保護に関する。
半導体デバイス及び集積回路は、高電圧の過渡現象により損傷しやすい。これらの過渡現象は、静電放電(ESD)から生じることもあるし、他の原因から生じることもある。他の原因として、例えば、核爆発、点灯、又は他の地球、大気、もしくは宇宙の電磁事象によって引き起こされる電磁パルス(EMP)のようなものがある。本明細書では、限定するために意図されているのではなく、静電放電及びその略称のESDという用語は、上記のすべて、及び、過渡現象の物理的な発生元に関係なく、デバイス又は回路が被るおそれのある他のあらゆる形式の破壊の可能性のある電気過渡現象を含むように意図されている。また、限定するために意図されているではなく説明の便宜上、本明細書では、集積回路及びその略称の「IC」という用語は、個々の半導体デバイス、モノリシック基板又は他の基板上の半導体デバイスの相互接続されたアレイ、回路モジュール又は回路ボード又はフレキシブル回路テープ上のディスクリートデバイス及びモノリシックの相互接続されたデバイスアレイ、及びそれらの組み合わせを含むように意図されている。
ESDは、ICの保管、出荷、取り扱い、及び使用時に多く生じる非常に一般的な現象である。例えば、ICをまさに取り扱おうとしたり、使用しようとする者は、ESDに気付くことなく、静電帯電することがある。このような者がICに触れると、この蓄積された静電エネルギーは、そのデバイス又は回路を通じて突然放電することがある。このESDエネルギーを吸収して、ICの外部節点又は内部節点に現れる電圧を制限する措置が取られていないと、損傷が生じるおそれがある。10〜10ボルトのESD電圧に遭遇することは珍しくないが、多くのICは10ボルト以下の電圧によって損傷を受ける可能性がある。通常の動作電圧がほんの数ボルトしかない低電圧ICは、特に被害を受けやすい。
IC、特に、例えばMOSFETデバイスやJFETデバイス等の電界効果トランジスタ(FET)を使用するICに、ESD保護デバイス又はESD保護回路を含めることは、長年の間、一般的なことであった。MOSFETデバイスは、さらに、NMOS型及びPMOS型に細分され、さらには、亜類型及びCMOS等の組み合わせに細分される。これらの用語及び略称は当該技術分野において既知である。ESD保護デバイスは、通例、ICの入出力(I/O)接続パッドに設けられる。その理由は、これらの節点がESDパルスを受け取る可能性が最も高いからである。しかし、ESD保護デバイスは、ICの内部又は外部のあらゆる場所に設けることもできる。本明細書では、用語「パッド」、「I/Oパッド」、及び「I/O節点」は、ESDからの保護が望まれるICの内部又は表面のあらゆる節点を含むように意図されている。ESD保護デバイスは、通常、I/O節点と、グラウンドもしくは他の基準電圧ライン又は基板との間に接続される。本明細書では、用語「グラウンド」は、あらゆるライン、レール、バス、基板、又は、その実際の電圧レベルに関係なく、ICの基準レベルとして使用される他の接続を含むように意図されている。
通常の回路動作中、ESDデバイスは非アクティブ状態であり、通常の回路動作を妨害しない。しかし、I/O節点がESDパルスを受け取ると、ESD保護デバイスは、作動して、保護される節点、及び、この節点に接続されたIC内部の関連デバイスに現れる電圧を制限し、そして、ESDパルスのエネルギーを無害に消散させる。ESDパルスが過ぎ去るとすぐに、ESD保護デバイスは、再び非アクティブ状態になる。このように、ESDデバイスは、I/Oパッド又はICの他の節点に現れるESD電圧を安全なレベルに制限して、グラウンド等への無害な電流経路を提供する過渡電圧クリッパとして機能する。
IC技術が進歩し、IC内の個々のデバイスがより高速且つより小さくなるにつれて、ESD保護問題は悪化してきている。例えば、シリサイド化接点の使用、非常に短いチャネル長、及び減少するソース/ドレインゲート接点間隔によって、NMOS出力デバイスが本来的にESD保護を提供する能力は大幅に減少してきている。従来技術では、さまざまな解決策が提案されてきた。例えば、(1)1992年のProceedings of the IRPSの第141〜150ページに掲載された「Dynamic Gate Coupling of NMOS for Efficient Output ESD Protection」と題する論文において、Duvvury及びDiazは、シリサイド化されたLDD技術のデバイスのESD保護を改良するゲート接続の使用を記載している。(2)2000年のEOS/ESD Symposium Proceedingsの第18〜28ページに掲載された「Wafer Cost Reduction through Design of High Performance Fully Silicided ESD Devices」と題する論文において、Verhaege及びRussは、ESD保護を改善するためのバックエンドバラストセグメンテーション(back-end ballast segmentation)の使用を加味したマルチフィンガ作動技法を記載している。(3)2001年のEOS/ESD Symposium Proceedingsの第1〜11ページに掲載された「Multi-Finger Turn-on Circuits and Design Techniques for Enhanced ESD Performance with Width Scaling」と題する論文において、Mergens他は、融合されたバラストを有するドミノ作動デバイス及びマルチフィンガ作動デバイスの双方を記載している。
これらの手法の多くのものでは、図1に示す出力NMOSデバイス9が、コレクタとしてのN型ドレイン13、ベースとしてのP型本体17、及びエミッタとしてのN型ソース15を有する寄生バイポーラNPNデバイスとして動作する。本体は、例えば、CMOSバルクプロセスの基板とすることもできるし、エピタキシャルプロセスのPウェルとすることもできるし、BiCMOSプロセスにおけるようなN型タブによって隔離されたPウェルとすることもできる。また、図1は、このタイプのデバイスの電流−電圧特性10も示している。デバイスのソース端子とソースドレイン端子との両端の電圧V(t)が増加するにつれて、デバイスは、電圧Vt1及び電流It1において導通状態にトリガされる。Vt1は、ベースがP型ベース本体抵抗器を通じてエミッタに接続された状態での寄生NPNのコレクタ−ベース降伏電圧である。電流は増加し、電圧は、経路11に沿って保持電圧Vhに下がる。
ESD事象の期間中、デバイスは、大部分が「スナップバック」領域11、12で動作する。高いストレスレベルにおいて、デバイスは、電圧Vt2及び電流It2における第2の降伏に近づく。その後、デバイスの両端の電圧が再び下がり、電流はライン14、16に沿って非常に急速に上昇し、或る形の破滅的な故障が発生したことを示す。非常に低い電流デバイスでは、電圧がVt2に到達する時点までに、デバイスに対して或る損傷がすでに発生していることがあり、その結果、たとえ通常動作が再開したとしても、漏電が増加する。
スナップバック領域12の傾きは動的なコンダクタンス、すなわち(R−ON)−1となる。一般に、従来技術によると、ESD保護を提供すると同時に損傷を回避するには、条件 Vt2>Vt1 を満たさなければならない。従来技術では、ESD保護を提供し、且つ、この目的でバラスト抵抗器を使用するためにすべて作動しなければならない複数の並列デバイス、例えばマルチゲートフィンガNMOS出力デバイス、を使用することが一般的である。
これらの従来技術の手法は有益なものとなっているが、依然として、当該技術分野において既知の多くの不利な点を被る。例えば、次のものに限定されるわけではないが、(i)降伏によって引き起こされるESD作動の使用、(ii)所望のデバイス及び/又はバラスト抵抗器の面積よりも大きいこと、(iii)プロセス変動に対する感度、(iv)不十分な作動効率、(v)所望のVt1及びVt2よりも高いこと、及び(vi)破壊的となる可能性のあるスナップバックデバイス機能等を使用してESD保護をトリガすること、の一部又はすべてがある。これらの不利な点は、非常に低い電流デバイスでは特に面倒である。この非常に低い電流デバイスでは、従来技術のデバイスを使用してESD過渡現象を消散させた結果生じる可能性のある漏れ電流の増加によって、ESD過渡現象が過ぎ去った後に通常のデバイス動作が再開した時、回路の機能不良又は感度の喪失が引き起こされる可能性がある。
したがって、本発明の目的は、Vh、Vt1、及びVt2をほぼ等しくすることを可能にするIC保護、特にESD保護の改良されたESD手段及びESD方法を提供することである。
発明を解決するための手段
この目的は、請求項記載の回路及び方法によって達成される。本発明の有利な実施の形態は従属請求項で特徴付けられる。本発明の回路は、小さなESDデバイス伝播遅延を有し、小さなチップ面積を使用し、デバイスのシリサイド又はLDブロックの余分な処理ステップの使用を回避し、非常に急速な立ち上がり時間のESDパルスを操作することができる。
ESD過渡現象からICを保護する回路が提供される。この装置は、ESD電圧V(t)に応答し、出力を有するマスタ回路と、マスタ回路の出力に接続された共通の入力を有する複数の並列分岐デバイスを備えるスレーブ回路と、を備え、V(t)が増加するにつれて、マスタ回路は、V(t)の一部をスレーブ回路分岐デバイスの入力へ印加し、それによって、スレーブ回路分岐デバイスが通常ならば作動するしきい値電圧Vt1を、分岐デバイスの保持電圧Vhにはるかに近いより小さな値Vt1’に下げ、V(t)がVt1’に達した時、スレーブ回路デバイスのすべては、ほぼ同時に作動し、それによって、ESD過渡現象をグラウンドに無害に分岐する。このマスタ回路及びスレーブ回路は、通常のデバイス動作中は非アクティブであることが望ましい。
ICの節点に現れる過渡電圧V(t)をグラウンドに無害に分岐する方法が提供される。この方法は、低減された過渡電圧Vmiを得るために、過渡電圧V(t)を分圧すること、出力電圧を生成するために、能動デバイスの出力端子が抵抗器を通じてICの基準グラウンドに接続された当該能動デバイスの制御端子に、低減された電圧Vmiを接続すること、複数の並列能動デバイスの電力端子が節点と基準グラウンドとの間に接続された当該複数の並列能動デバイスの入力に出力電圧をほぼ同時に接続すること、を含み、出力電圧は、複数の並列能動デバイスをほぼ同時に作動させるのに十分なレベルに複数の並列能動デバイスの作動電圧を低減し、それによって、節点に現れる過渡電圧を安全なレベルにクランプする。
以下に、本発明の実施の形態を以下の図面の図と共に説明する。図において、同じ符号は同じ要素を示す。
図2は、本発明によるESD保護回路20を示す簡略化した概略図である。この保護回路20は、矢印24によって示されるように、ボンディングパッド又は他のIC節点22、及び、ICの他の部分に接続されている。保護回路20は、スレーブ回路28に接続されたマスタ回路26を備える。
マスタ回路26は、NMOSトランジスタNm、抵抗器R1、抵抗器R2、抵抗器R3、及びコンデンサC1を備える。抵抗器R1は、パッド22と節点33との間に接続されている。節点33は、トランジスタNmのドレイン接点42及びコンデンサ39のリード線37に接続されている。抵抗器R2は、節点46とグラウンド又は他の基準レベル50との間に接続されている。次に、節点46は、コンデンサ39のリード線39及びトランジスタNmのゲート48に接続されている。抵抗器R3は、節点31におけるトランジスタNmのソース端子44とグラウンド50との間に接続されている。節点31は、スレーブ回路28のトランジスタNs1、Ns2、…Nsnの制御端子G1、G2、…Gnに接続されている。
マスタ回路は、過渡電圧分圧器及び能動デバイスを備える。この過渡電圧分圧器は、V(t)とグラウンドとの間に直列に接続された第1の抵抗器R1、コンデンサC1、及び第2の抵抗器R2を有する。能動デバイスは、制御端子48(T1)及び電力端子42(T2)、44(T3)を有する。ここで、T1はC1の第1の端子に接続されている。なお、C1の第2の端子はR2を通じてV(t)に接続されている。また、T1はR2の第1の端子にも接続されている。なお、R2の第2の端子はグラウンドに接続されている。T2はC1の第2の端子に接続され、R2を通じてV(t)に接続されている。T3は第3の抵抗器R3を通じてグラウンドに接続されている。ここで、マスタ回路の出力はT3から得られる。マスタ回路は、Vt1’へのESD過渡現象の立ち上がり時間の少なくとも5倍の時定数を有する過渡電圧分圧器を備える。R1、R2、及びC1は、ESD過渡電圧が約Vt1’に上昇する時間の間、C1の両端の電圧降下が無視できるように選ばれる。
スレーブトランジスタNs1、Ns2、…Nsnの電力端子D1、D2、…Dn(例えば、ドレイン)及びS1、S2、…Sn(例えば、ソース)は、パッド22に及ぶライン又はレール40とグラウンド50との間に接続されている。スレーブ回路28は、nフィンガのNMOSクランプデバイスを備え、複数のフィンガが並列デバイスNs1、Ns2、…Nsnを作り出すことが望ましい。ESD電圧は、ライン40に現れ、(矢印24に示すように)パッド22に接続されたどのデバイスにも、ICの他の部分にも損傷を与える余地なく、グラウンド50へ無害に放電させることが必要である。
これら複数の並列分岐デバイスはNMOSトランジスタを備える。これらのNMOSトランジスタは、ゲートがスレーブ回路の入力に接続され、コレクタがV(t)に接続され、ソースがグラウンド電位に接続されている。さらに、これらのNMOSトランジスタは、コレクタとして動作するNMOSドレインと、ベースとして動作するNMOSトランジスタのP基板又はPウェル領域と、エミッタとして動作するNMOSソースとによって形成される寄生NPNバイポーラトランジスタを備える。それによって、Vt1は、NMOSゲートに印加されたバイアスを有しない寄生NPNトランジスタのコレクタ−ベース降伏電圧となり、Vt1’は、NMOSゲートに印加されたバイアスを有する寄生NPNトランジスタのコレクタ−ベース降伏電圧となる。ここで、Vt1’<Vt1 である。ESD事象が発生し、ESD電圧がライン又はバス40に現れ始めると、マスタ回路26は、素早く反応して、スレーブ回路28のすべてのパーツをほぼ同時に作動させる。それによって、ライン40及びパッド22の電圧は、スレーブ回路デバイスNs1…Nsnの保持電圧Vh及びスレーブ回路28により設けられた分岐経路のあらゆる直列抵抗によって決まる安全なレベルにクランプされる。これによって、接続24を介してパッド又は節点22に接続されたICの残りの部分が保護される。デバイスNmは、通常通り動作していることに留意すべきである。すなわち、スレーブ回路28がESDパルスをクランプして分岐するために、デバイスNmは、いずれの形式の降伏状態になることも必要とされない。特に、これによって、非常に高速の保護作動が提供され、本発明は、通常ならば、マスタ回路26なしで使用される従来技術のESD保護デバイスの降伏特性に影響を与え得るプロセス変動による影響をはるかに受けにくくなる。抵抗器R1、R2、及びコンデンサC1は、過渡ESDパルス電圧Vpがその両端に現れるRC回路を形成する。コンデンサC1を小さくすることができ、且つ、コンデンサC1が、適切な範囲にあるRC時定数を依然として提供できるように、抵抗器R1、R2は比較的大きな値を有することが望ましい。R1、R2は、例えば、それぞれ約100,000オームのように概ね等しいことが好ましいが、これよりも大きな値又はこれよりも小さな値を使用することもできる。抵抗器R3は、R1、R2の約40%であることが好ましく、例えば、約40,000オームであるが、これよりも大きな値又はこれよりも小さな値を使用することもできる。IC用にコンパクトで高い値の抵抗器を製造する方法は、当該技術分野において既知である。マスタ回路の時定数回路が、少なくとも、スレーブデバイスがフルスナップバック(full snapback)に入るのに必要な時間よりも大きな大きさの程度であるように、コンデンサC1が選ばれることが望ましい。この時定数は、a)デジタル入力の立ち上がり時間と、b)スレーブデバイスがフルスナップバックに入る時間と、c)所望のトリガ電圧との間をバランスさせるものであるべきであり、技術及び用途に応じて大きく変化する可能性がある。C1の値は、約0.1ピコファラッド(pF)が適切であるが、これよりも大きな値又はこれよりも小さな値を使用することもできる。
ESDパルスが最初の0.1ナノ秒でV(t)=0から約7ボルトに上昇するESD過渡電圧V(t)がパッド22及びライン40に印加される時の状況を考える。これは、毎秒約7×1010ボルトの立ち上がり時間に等しく、極めて急激な立ち上がり時間に等しい。それにもかかわらず、ESD事象の間には、この大きさの立ち上がり時間を有するパルスが発生する可能性がある。
コンデンサC1を介して接続された抵抗器R1及びR2は、過渡電圧分圧器として動作する。ゲート48に現れる電圧Vgm及び節点46に現れるVmiは同じである。C1の両端の過渡電圧降下Vc(t)は、dv/dtが大きいために、ESDパルス立ち上がり時間の間、約0である。したがって、マスタトランジスタNmのドレイン42に現れる電圧Vdmは、Vmi及びVgmに概ね等しい。R1及びR2は、概ね等しいことが好都合であり、その結果、節点46のVmiは、ライン40の電圧Vpの大きさの約半分である。したがって、パッド22及びライン40の電圧V(t)が約V(t)=Vp=〜7ボルトに達した時、Vmi=Vgm=Vdmは、約3.5ボルトである。
マスタトランジスタNmがソースフォロアとして動作することにより、マスタトランジスタNm30のソース44に現れる電圧Vsm及びスレーブ回路28の入力における電圧Vsiが Vgm−Vth に等しくなる。ここで、Vthは、トランジスタNmのしきい値電圧であり、これの例では約0.5ボルトである。したがって、約Vsi=Vp/2−Vth(Nm)(例えば、7/2−0.5=〜3ボルト)に等しい電圧が、節点31、及び、スレーブトランジスタNs1、Ns2、…Nsnのゲート又はゲートフィンガのすべてに現れる。時間遅延は、ESD過渡電圧V(t)が所定の電圧V(t)=Vpに達した時からRC/10ないしRC/100秒程度の非常に高速のNmのスイッチング時間によって実質的に決まる。したがって、電圧Vsi=Vp/2−Vth(Nm)は、ESDパルスがこの例では約7ボルトの所定の電圧Vpに達した後の非常に短い時間で、トランジスタNs1、Ns2、…Nsn(一括してスレーブトランジスタ28)のゲートG1、G2、…Gnのすべてにほぼ同時に印加される。
クランプデバイスNs1、Ns2、…NsnのゲートG1、G2、…Gnに電圧を印加することによって、Vt1は低減されることが分かる。これは、従来技術では、クランプデバイスNs1…NsnのゲートG1、G2、…Gnを本体17(図1)に接続するか、又は、デバイスNs1、Ns2、…Nsn(例えば、図4のスレーブ回路28’を参照されたい)のソース−グラウンドリード線に配置された抵抗器に接続することによって使用される。すなわち、マスタ回路26のないこの従来技術の機構では、マルチフィンガデバイスの1つ(例えば、Ns1)が、残りのデバイスNs2、…NsnのゲートG2…Gnでバイアス電圧が利用可能になる前に、まず、変更されていないしきい値Vt1でスナップバックにトリガされなければならない。最初のクランプデバイスがVt1でトリガされると、ゲートG2…Gnで電圧が利用可能となる。これによって、残りのクランプデバイスNs2、…Nsnのしきい値電圧Vt1は、ESD電圧V(t)の値よりも小さく下げられ、これにより、残りのクランプデバイスNs2…Nsnがすべて共に一斉に作動する。この従来技術の機構の不利な点は、V(t)が、変更されていないしきい値電圧Vt1に達するまで、最初のデバイスのスナップバック遷移が起こらず、したがって、ICがより高い電圧V(t)にさらされるということである。さらに不利な点は、スナップバック遷移が比較的遅く、したがって、残りのクランプデバイスNs2…Nsnの作動が、最初のクランプフィンガ(例えば、Ns1)が始動する作動時間分、遅延されるということである。これでは、過渡電圧V(t)が非常に急激に立ち上がる場合、最初のフィンガの作動によって、上昇するV(t)過渡電圧をクリップするのに十分なクランプ動作を提供することができないので、ICがさらされるストレスは増加し得る。
本発明の回路は、これとは異なって動作する。スレーブデバイスN1、N2、…Nsのゲートのすべてが、マスタ回路26の出力によって駆動される。したがって、節点46の電圧がVth(Nm)よりも上昇するとすぐに、Nmは導通し始め、それによって、ゲートG1、G2、…Gnに印加されたVsiは上昇する。従来技術と異なり、これは、V(t)がVt1に達する前に起こる。したがって、本発明では、クランプデバイスNs1、Ns2、…Nsnのすべてが、同時に、且つ、大幅に低いV(t)の値で作動し、例えば、V(t)=Vt1’≪Vt1で作動する。Vt1は、Vsiが増加するにつれて減少する。Vt1は、通例、Vsiの関数としての最小値Vt1(min)を有する。この最小値Vt1(min)は、多くの場合、Vhに非常に近い。R1、R2、R3、及びC1の上述した値は好都合なものであるが、クランプ動作を開始するのに望ましい値V(t)=Vpに応じて、それよりも大きな値及びそれよりも小さな値を使用することができる。パッド22及びレール40に印加されるESD過渡電圧V(t)が所定の値V(t)=Vpに達する時に、Vsi=Vp/2−Vth(Nm)が、Vt1を約Vt1’=Vt1(min)に低減するのに十分な大きさになるように、別の言い方をすれば、Vt1’を約Vt1’〜Vhになるように低減するのに十分な大きさになるように、R1、R2、R3が選ばれる。ここで、Vt1(min)は、クランプデバイスNs1、Ns2、…Nsnに印加されるゲート電圧の関数としてのVt1の最小値である。これを達成するVsiの値は、デバイスNs1、Ns2、…Nsnを構築するのに使用される技術によって変化するが、当業者には、過度に実験を行うことなく、所望のVsiを決定する方法が分かるであろう。
図3は、このようなESD過渡現象に応答した本発明の保護回路20の電流電圧特性60を図1に示す特性と比較して示している。図1の電流−電圧特性は、破線によって図3に示されている。本発明のスレーブトランジスタ28のゲートG1、G2、…Gnに電圧Vsiを印加することは、寄生バイポーラNPNトランジスタのコレクタ−ベース降伏電圧の値Vt1を下げる効果を有する。この寄生バイポーラNPNトランジスタは、コレクタとしてのドレインD1、D2、…Dnと、エミッタとしてのソースS1、S2、…Snと、ベースとしての基板Sb1、Sb2、…Sbnとによって形成されるものである。したがって、VsiがゲートG1、G2、…Gnに印加されると、Vt1はVt1’に降下し、スレーブ回路28は経路61に沿って作動する。これは、スレーブトランジスタ28のすべてに対してほぼ同時に起こる。すなわち、スレーブトランジスタ28はすべて一斉に作動する。したがって、スレーブトランジスタ28の複数のフィンガによって提供されるクランプ機能は、ほぼすべて同時に生じる。上述したように、これは、Vt1を下げるあらゆる動作が他のフィンガに伝播する前に、少なくとも1つのクランプトランジスタフィンガがコレクタ降伏電圧しきい値Vt1に達しなければならない多くの従来技術の機構と著しく異なる。
図3で理解されるように、本発明で得られたこの変更された値Vt1’はVhに近い。すなわち、Vt1’とVhとの間のオフセット67は、一般に、Vhの約20%の範囲内であり、クランプ動作が非常に効率的で、且つ、非常に素早くなるようにVhに可能な限り近いことが好ましい。ESD過渡現象が続くにつれて、スレーブ回路の電流は、図3のライン62に沿って上昇する。本発明の動的コンダクタンス[(R−on)−1]’は、図1及び図3のライン12によって示される従来技術の機構の(R−on)−1よりもはるかに急勾配であることに留意されたい。したがって、本発明のクランプ動作は非常にローバストである。また、Vt2’は、バイアスされていないトランジスタNs1、Ns2、…NsnのVt2よりもはるかに低く、Vt1’、Vt2’、及びVhは同じような大きさを有することにも留意されたい。より具体的に言うと、Vt2’とVt1’との間のオフセット69は、一般に、Vt1’の20%の範囲内であり、Vt1’の約10%の範囲内であることがより好都合であり、Vt1’の約5%の範囲内であることが好ましい。ただし、これよりも大きな値及びこれよりも小さな値も役立つ。Vt2’は、クランプデバイスNs1、Ns2、…Nsnのフィンガ数を増加させることによってVhにさらに近づけることができる。Vt1’は、ゲート電圧及びプロセス技術の関数である。
領域62の急峻さは、フィンガ数、すなわち、スレーブ回路28の並列トランジスタの個数を増減させることによって調整することができる。しかしながら、同じ個数のフィンガ及びアクティブなクランプデバイス面積の場合、本発明の領域62は、ESDクランプの初期作動の間、従来技術の領域12よりも急勾配になる。その理由は、すべてのフィンガが同時に導通状態になるからである。It1’からIt2”に及ぶ安全な動作エリア(SOA(safe operating area))65に留まっている間に、予想される最悪の場合のESD電荷を消散できるように、十分な個数の並列フィンガ(トランジスタNs1…Nsn)を含むことが望ましい。ここで、It2”はIt2’よりも小さい。設計上の最大電流密度It2”を、計測されたIt2’の値から25%だけ下げて、十分なガードバンドを確保することが望ましい。しかしながら、パルス後の漏電(post-pulse leakage)を極端に低くする必要がある場合、It2”は、It2’から75%ないし90%と同じ量だけ下げなければならない。これは、I(t)は、It2’に近づくにつれて、ESD過渡現象が過ぎ去るとすぐにICの漏電を増加させる可能性のある、ICに対する部分的損傷の危険性を最小にするためである。
本発明によって提供されるフィンガの同時作動は、クランプデバイス又はフィンガの作動が連続的(カスケード)である従来技術の手法、すなわち、1つのフィンガが作動して、これを流れる電流フローがまず別のフィンガをトリガし、次に、この別のフィンガがさらに別のフィンガを作動させ、以下同様に続く従来技術の手法よりも優れている。後続の各作動は、従来技術のクランプ回路の電流容量を増加させる。他の従来技術では、最初のフィンガは、雪崩(avalanche:アバランシェ)に依存したVt1でトリガされて作動し、次いで、他のすべてのフィンガを同時に始動させる。しかしながら、ESD過渡現象の立ち上がり時間が非常に速い場合、カスケードされた作動を追随することができず、得られるESD保護は劣ったものになるか、立ち上がり時間の感度が望ましくないものとなる。本発明では、高速のマスタ回路及びスレーブ回路トランジスタをほぼ同時に作動させることによって、従来技術のこの問題が回避される。従来技術のいわゆる同時作動手法であっても、少なくとも1つのフィンガがVt1でスナップバックモードに入ることが必要となり、これにより、Vt1よりも小さな低減された電圧で他のフィンガを作動させる。本発明はこの制限を回避する。
本発明のさらなる利点は、本発明が直線的に拡張することである。すなわち、クランプ回路の総電流容量が、例えば並列ゲートフィンガ数といったスレーブトランジスタ28の幅に比例することである。この特性は、いくつかの従来技術の機構も所持しているが、それでもなお、異なる用途のESD保護の設計を大幅に容易にする重要な特徴である。この特性を所持しないESD保護ソリューションは、あまり望ましくない。
本発明のさらに別の利点は、トランジスタNmを有するマスタ回路26が、スナップバック体制に入らないことである。すなわち、マスタステージ26のスナップバック又は第2の降伏の危険がないということである。抵抗器R3は、トランジスタNmのソース−ドレインの両端に現れる電圧、及び、ドレインからトランジスタNmの本体に現れる電圧を減少させ、トランジスタNmがスナップバックモードに入るのを防止する。これは、重要な利点である。その理由は、Vt1の大きな値でスナップバックモードにトランジスタを入らせることにより、ESD過渡現象が過ぎ去った後に、或る部分的損傷が生じて、寄生漏電が増加する危険性が増大するからである。これは、寄生漏電を低くすることが重要な設計目的である低電力用途に設計される非常に低い電圧ICでは特に重要である。マスタステージのスナップバックを回避するさらなる利点は、フルスナップバックに入るのに要する時間が、寄生NPNトランジスタのベース通過時間(base transit time)に依存するので、スナップバックが比較的遅いプロセスであることである。したがって、マスタ回路26は、スレーブデバイス28、28’をトリガするためにスナップバックに依存する場合よりもはるかに高速に動作する。
図4は、本発明のさらに別の実施の形態によるESD保護機構80を示す簡略化した概略図である。基板ダイオードSb1、Sb2、…Sbnは、説明の簡略化及び便宜上のため図4及び図5には示されていないが、当業者には、それらのダイオードが存在することが理解されよう。図4の回路80は、直列ドレイン抵抗器Rd1、Rd2、…Rdn及び直列ソース抵抗器Rs1、Rs2、…Rsnがスレーブ回路28’に含まれる点で、図2の回路20と異なる。これらの抵抗器の好都合な値は、10ないし10オーム程度であり、約5オームが好ましい。しかし、これよりも大きな値又はこれよりも小さな値を使用することもできる。これらの抵抗器は、ESD事象中における図3の導通領域61、62にある時の複数のトランジスタNs1、Ns2、…Nsnを流れる電流フローを等しくするのに役立つ。ダイオードDi1、Di2、…Dinは、トランジスタNs1’、Ns2’、…Nsn’のソースS1、S2、…SnとゲートG1、G2、…Gnとのそれぞれの間に接続されることが望ましい。例えば、トランジスタNmが、隠れた製造欠陥を有する場合に、マスタ回路26が或る予期しない理由から動作しなくなると、ダイオードDi1、Di2、…Dinが、従来技術で説明したのと同じ方法でトランジスタNs1、Ns2、…Nsnを作動させる。したがって、ダイオードDi1、Di2、…Dinは、フェイルセーフ動作モードを提供することによって、本発明の保護回路の全体的なローバスト性を増大させるように動作する。
図5は、本発明のさらに別の実施の形態によるESD抑制回路90を示す簡略化した概略図である。図5の回路は、図4のスレーブ部28’と同様のスレーブ部28’を有するが、図2のスレーブ部28も十分同等に使用することができる。図5のマスタ部26’は、図2のマスタ部26がマスタ部26’に置き換えられた別の実施の形態を示している。マスタ部26’では、Vmoは、レール40とグラウンド50との間に直列に接続されたツェナーダイオードZ1及び抵抗器R4によって、V(t)=Vpから生成される。ツェナーZ1と抵抗器R4との間の接合部の節点31’は、スレーブトランジスタNs1’、Ns2’、…Nsn’のゲートG1、G2、…Gnに接続されている。図5のスレーブ部28’は、図2、図4のそれぞれのスレーブ部28、28’と同様に機能する。
ESDが生成する電圧V(t)が上昇しても、ツェナーZ1がV(t)=Vpで始動するまで、節点31’はほぼグラウンドの状態のままである。節点31’に現れる電圧Vmo’は、Z1のツェナー電圧、抵抗器R4、及び電圧Vpの組み合わせによって決まる。マスタ回路26’のMOSFETではなくツェナーを使用することによって、電圧Vmo’を生成するのに必要な時間を短縮することができる。V(t)が、クランプされるべきレベルVpに達した時に、図2、図4の回路20、80に関して説明したのとほぼ同じ方法で、Vmo’が、トランジスタNs1’、Ns2’、…Nsn’のVt1をVt1’に低減するのに十分となるように、Z1及びR4を選ぶことが望ましい。例えば、V(t)=Vp=約7ボルトの場合に、ESD保護トランジスタ28’が始動することが望ましいと仮定すると、Z1及びR4は、Vmo’がVt1’に概ね等しくなるように選ばれる。このVmo’は、スレーブ回路28’のトランジスタのほぼその最小値にVt1’を低減するのに必要な電圧である。Vp=〜7ボルトの例では、これは、約Vmo’=2ボルトから3ボルトとなり、これに対応して、Z1は約4ボルトから5ボルトのツェナー電圧を有するように選ばれる。R4は、マスタ回路26’を流れる電流を、ESDパルスの期間中持続できるレベルに制限するように選ばれる。ツェナー電圧は、パッド22及びレール40に現れるICの通常動作電圧よりも高い必要があり、これにより、マスタ回路26’は通常のIC動作中にほぼ非アクティブな状態を維持する。
従来技術の寄生NPNスナップバックタイプのESD保護デバイスの通常の電流電圧特性を示す図である。 第1の実施の形態による本発明のESD保護機構を示す簡略化した概略図である。 本発明のESD保護機構の電流電圧特性を図1の特性と比較して示す図である。 別の実施の形態による本発明のESD保護機構を示す簡略化した概略図である。 本発明のさらに別の実施の形態によるESD抑制機構を示す簡略化した概略図である。

Claims (11)

  1. ICをESD過渡現象から保護する回路であって、
    ESD電圧V(t)に応答し、出力を有するマスタ回路と、
    該マスタ回路の該出力に接続された共通の入力を有する複数の並列分岐デバイスを備えるスレーブ回路と、
    を備え、
    V(t)が増加するにつれて、前記マスタ回路は、V(t)の一部を前記スレーブ回路分岐デバイスの前記入力へ印加し、それによって、前記スレーブ回路分岐デバイスが通常ならば作動するしきい値電圧Vt1を、前記分岐デバイスの保持電圧Vhにはるかに近いより小さな値Vt1’に下げ、
    V(t)がVt1’に達した時、前記スレーブ回路デバイスのすべては、ほぼ同時に作動し、それによって、ESD過渡現象をグラウンドに無害に分岐する、
    ICをESD過渡現象から保護する回路。
  2. 前記スレーブ回路分岐デバイスの前記入力に印加されるV(t)の前記一部は、Vt1をほぼその最小値Vt1’に低減するのに十分なものである、請求項1に記載のICをESD過渡現象から保護する回路。
  3. 前記並列分岐デバイスはNMOSデバイスであり、該NMOSデバイスのゲート入力に印加されるV(t)の前記一部は、Vt1’を最小にする電圧である、請求項1に記載のICをESD過渡現象から保護する回路。
  4. 前記ESD過渡現象をグラウンドにほぼ分岐することによって、ICの節点を電圧V(t)に上昇するESD過渡現象から保護する請求項1に記載のICをESD過渡現象から保護する回路であって、
    V(t)に応答するマスタ回路であって、該マスタ回路のいずれのコンポーネントの降伏もトリガすることなく、V(t)よりも小さな出力電圧Vmoを生成するマスタ回路と、
    前記節点と前記グラウンドとの間に接続された電力端子を有する複数の並列デバイスを備えるスレーブ回路と、
    を備え、
    前記複数の並列デバイスは、前記マスタ回路の前記出力電圧Vmoを受け取る共通の入力端子を有し、前記出力電圧は、該共通の入力端子のすべてにほぼ同時に印加され、前記共通の入力端子で動作する前記出力電圧は、前記複数の並列デバイスのそれぞれの前記電力端子の少なくとも1つの降伏電圧を、現在のESD電圧V(t)以下に低減し、それによって、前記電力端子をほぼ同時に導通状態にさせ、該電力端子に前記EST過渡現象をグラウンドへ分岐させる、
    請求項1に記載のICをESD過渡現象から保護する回路。
  5. 前記マスタ回路は、V(t)に応答した過渡電圧分圧器を備え、前記降伏電圧を最小にする電圧に等しいVmoを生成する、請求項4に記載のICをESD過渡現象から保護する回路。
  6. 前記マスタ回路は、しきい値電圧Vthを有するトランジスタを備え、前記降伏電圧を最小にする電圧に等しいVmoを生成する、請求項5に記載のICをESD過渡現象から保護する回路。
  7. 前記マスタ回路は、値Cのコンデンサ、及び、該コンデンサに直列に接続されてRの総抵抗値を有する1つ又は複数の抵抗器を備え、積RCは、前記ESD過渡現象のV(t)への立ち上がり時間の間、前記コンデンサの両端の電圧降下を無視できるものにする、請求項4に記載のICをESD過渡現象から保護する回路。
  8. ICの節点に現れる過渡電圧V(t)を無害にクランプする方法であって、
    低減された過渡電圧Vmiを得るために、前記過渡電圧V(t)を分圧すること、
    出力電圧Vmoを生成するために、能動デバイスの出力端子が抵抗器を通じて前記ICの基準グラウンドに接続された当該能動デバイスの制御端子に、前記低減された電圧Vmiを接続すること、及び
    複数の並列能動デバイスの電力端子が前記節点と前記基準グラウンドとの間に接続された当該並列能動デバイスの入力に前記出力電圧Vmoをほぼ同時に接続すること、
    を含み、
    前記出力電圧Vmoは、前記複数の並列能動デバイスをほぼ電圧V(t)でほぼ同時に作動させるのに十分なレベルに前記複数の並列能動デバイスの作動電圧を低減し、それによって、前記節点に現れる前記過渡電圧を安全なレベルにクランプするのに十分なものである、
    ICの節点に現れる過渡電圧V(t)を無害にクランプする方法。
  9. 前記最初の接続するステップは、前記低減された電圧よりも小さなしきい値電圧あたりの出力電圧を生成するために、能動デバイスの出力端子が抵抗器を通じて前記ICの基準グラウンドに接続された当該能動デバイスの制御端子に、前記低減された電圧を接続することを含む、請求項8に記載のICの節点に現れる過渡電圧V(t)を無害にクランプする方法。
  10. 前記分圧するステップ及び前記最初の接続するステップは、前記過渡電圧V(t)よりも小さな出力電圧Vmoを得るために、ツェナーダイオードが生成した電圧によって前記過渡電圧を低減することを含む、請求項8に記載のICの節点に現れる過渡電圧V(t)を無害にクランプする方法。
  11. ガードバンドを提供することをさらに含み、前記複数の並列デバイスは、十分な電流容量を提供して、ESD過渡現象が過ぎ去った後に、前記ICの漏電の増加が発生することを阻止する、請求項8に記載のICの節点に現れる過渡電圧V(t)を無害にクランプする方法。
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