JPH09186249A - Esd保護回路 - Google Patents
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Abstract
SD)保護回路を得る。 【解決手段】 本発明のESD機能は、内部的ツェナー
ダイオード電流源からの多重エミッターフィンガーへの
均一なターンオンを通して実現される。このツェナーダ
イオードはまた、信号経路に付加的な直列インピーダン
スを導入することなしに、保護回路トリガー電圧を典型
的な〜18Vから〜7Vへと低下させるように動作す
る。それによってバイポーラーおよびCMOSの入力お
よび出力バッファーを保護するために特に適したNPN
構造が実現する。
Description
のであって、更に詳細には静電的放電(ESD)保護回
路に関する。
D)から保護するためにESD保護回路を使用すること
については、従来技術の米国特許第5,268,588
号、米国特許第4,896,243号、米国特許第5,
077,591号、米国特許第5,060,037号、
米国特許第5,012,317号、米国特許第5,22
5,702号、および米国特許第5,290,724号
が教えるように、良く知られている。これらの米国特許
はすべて本出願の譲受人であるテキサスインスツルメン
ツ社に譲渡されている。
に示されているように、回路入力に設けた2段階の保護
方式を採用している。典型的な場合には、ESDの大き
な電流パルスが初段のクランプを衝撃して通過し、初段
のクランプはそのパッド電圧でクランプする。しかし、
それでも尚、その回路が受け取るには大きすぎる電圧で
あるため、第2段のクランプがその電圧を安全な値にク
ランプする。電流制限構造によって電流が制限されるた
め、第2段のクランプは過度に大きくする必要はない。
(CMOS)プロセスが進歩して、トランジスタが短チ
ャンネル長で薄いゲート酸化物のものになるにつれて、
ESDによる損傷から入力と出力の両方を保護すること
は益々困難になってきた。例えば、トランジスタのゲー
ト酸化物が薄くなるにつれて、ゲート酸化物の降伏電圧
は標準的なCMOSプロセスフローによる拡散領域の降
伏電圧よりも低くなっている。従って、標準的な従来技
術のESDクランプはもはやゲート酸化物をESDから
保護することができない。それはESDクランプによっ
てESDパルスのクランプが開始される以前にゲート酸
化物が破壊されてしまうからである。
がある。それらは高いクランプ電圧を提供するため、静
電的放電保護回路中に発生する大きな電流と小さい配線
抵抗とによる”IR”電圧降下に対してわずかな余裕し
かない。ESDパルスをより低い電圧レベルでクランプ
できる初段クランプ回路が望まれている。
悩んでいる。もし出力デバイスが均等に降伏すれば、そ
れはESDエネルギーを吸収する。しかし、出力デバイ
スは完全に、あるいは均等にはターンオンしない。むし
ろ、デバイスの降伏電圧よりも低い電圧値において局部
的に導通することが多い。このようなことが起こる
と、”ホットスポット”が生じて、デバイスは損傷を被
ることになる。
NトランジスタがサブミクロンBiCMOSおよびCM
OSを用いて作製される場合には、ESDしきい値レベ
ルはエミッターフィンガーの長さに比例して変化するの
が一般的で、設けられたフィンガーの数に比例しては変
化しない。例えば、サブミクロンBiCMOSプロセス
によれば、100μm長のエミッターを有するNPNは
約3.6ないし3.9kVのESDしきい値を持つ。V
LSIおよびULSI製品ではパッドのピッチが密であ
ることによって保護用のNPNトランジスタの長さと寸
法が制限され、ESDしきい値制限が決まるため、空間
的余裕が少なく、電圧しきい値が大きく、分流容量が小
さく、直列抵抗値の小さい、好ましくは入力および出力
パッドで約0.5オームよりも低い直列抵抗値を有する
ような厳しい要求に適合できるESDを提供することが
望まれる。
図面を参照しながら明細書を読むことによって明らかに
なるであろう。図面において、同じ参照符号は対応する
部品を指しており、また、いくつかの構造を示したもの
では、分かりやすくするために、誇張した表現となって
いる。
出力パッドに対して比較的低い分流容量値(典型的には
<0.5pF)と直列抵抗値(典型的には<0.5オー
ム)とを提供する。これらは現在および将来を見通した
世代のサブミクロンバイポーラー/CMOS回路保護方
式にとって望ましいものである。0.8μmのBiCM
OSプロセスにおいて4kVのESDしきい値を達成す
るためには、110μmのNPNトランジスタ1個が必
要とされる。そのようなNPNトランジスタは15μm
×116μm(=1,740μm2 )のシリコンエリア
を占め、従って約2.3V/μm2 というESD効率
(保護エリアの単位面積当たりのESD電圧で表現し
て)を与える。
るように、本発明のESD回路は、より高い効率とより
空間効率の高いESD回路を提供し、それは内部ツェナ
ーダイオード電流源による多重エミッターフィンガーの
均一なターンオンを通して実現される。このツェナーダ
イオードはまた、信号経路中へ付加的な直列インピーダ
ンスを導入することなしに、保護回路トリガー電圧を典
型的な〜18Vから〜7Vへと下げるように動作する。
これによってバイポーラーおよびCMOSの入力および
出力バッファーを保護するために特に適したNPN構造
が提供される。4kVのESDしきい値電圧を得るため
に本発明のESD保護回路に必要な表面積はほんの約3
9μm×28.5μm(=1,111μm2 )でしかな
く、その結果、効率利得は〜3.6V/μm2 となる
(典型的な単一エミッター設計の場合の〜2.3V/μ
m2 と比較されたい)。上述の表面積の縮小によって寄
生容量の減少は単一エミッター設計と比べて〜56%と
なる。
困難や制限が図2に示されており、この図はベースバイ
アスを変えた時のNPNトランジスタに典型的な大電流
−電圧特性を示している。ベースをアースへつないだ場
合には、NPNはコレクター・ベース降伏(”BV”)
電圧BVcboにおいてトリガーし、なだれモードへス
ナップバックして大きいESD電流を導通させる。しか
し、ベース電圧コレクター・エミッター降伏電圧BVc
eoトリガー電圧は、サブミクロンプロセスにおいては
入力および出力バッファーを保護するには高すぎる。図
2に示されたように、ベースがバイアスされた時は、N
PNはスナップバックを経ることなしになだれモードに
入ることができる。従って、一般に図3に示されたよう
なツェナートリガー回路30を、提案の保護構造の中に
含めることによってトリガー電圧を下げることができ
る。このツェナートリガー回路30はパッド34と抵抗
36との間に直列につながれたツェナーダイオード32
を含んでいる。ツェナーダイオード32のアノードはN
PNトランジスタ38のベース端子へつながれ、NPN
トランジスタ38はパッド34とアースとの間につなが
れている。ツェナーダイオード30は、初段のクランプ
として使用された場合、ツェナーダイオード32の降伏
後に続いてNPNトランジスタ38を通して電流を分流
させることによって電力消費を低減させるように働く。
いて保護回路がターン”オン”することがないように、
電源電圧よりも少し高く設計されるべきである。ESD
事象が発生すると、パッド電圧がツェナー降伏電圧を越
える時に、ツェナーダイオード32が導通して保護用N
PNトランジスタ38をターン”オン”させるようにそ
のベースをバイアスする。
電圧は、エミッターフィンガーの数や密度ではなく、エ
ミッターフィンガーの長さの関数としてのみスケーリン
グできるものと考えられていた。以下に示すように本発
明の教えるところに従えば、ESDしきい値電圧は、ツ
ェナーダイオードを備えることにより、エミッターフィ
ンガーの数に従ってスケーリングでき、そのため、更に
縮小した形状のデバイスに対しても、大幅に小型化され
高効率のESD回路が可能になった。
ターを持つNPN構造を有する高効率のESD保護回路
40が図4に示されている。図示された回路40は0.
8μmルールのBiCMOSプロセスによって製造され
たものであるが、本発明の原理および教えるところは、
サブミクロンのバイポーラー技術等、これよりも大型
に、あるいは小型にスケーリングされた異なるプロセス
技術に対しても適用できる。この回路40はN+形の埋
込層44の下側にP形基板42を含んでいる。このP形
基板は格子間位置を経て拡散するホウ素のような適当な
材料から形成される。
ンチモン等の材料から形成される。埋込N+層44を覆
うN形ウエル46はリンのような格子間位置を経て拡散
する材料をドープされる。P基板のドーピング濃度より
も一般に高濃度にホウ素やその他適当な格子間位置を拡
散する媒質をドープされた比較的狭いP形領域あるいは
バンド48が埋込N+層44およびN形ウエル46の端
部に隣接して配置される。本発明のNPN構造のコレク
ターとして働く比較的狭いN+ゾーン50が、埋込N+
層44から発して、N形ウエル46中を通り、N形ウエ
ルの上表面を覆うように拡がっている。SiO2 のよう
な適当な酸化物層52がP領域48を覆って取り付けら
れ、これはN+ゾーン50の横方向の境界と一致した広
がりを持っている。N形ウエル46の上にも酸化物層5
4が取り付けられ、N+層44とP+領域56との間に
挟まれた形になっている。このP+領域56はNPNデ
バイス40のベースとして働く。このようにして、NP
Nのコレクター/N+ゾーン50は酸化物層52および
54によってP+領域/NPNのベース56から電気的
に絶縁されるが、それでも尚、電気的リード線58で示
されたように互いに、およびパッド34へは電気的につ
ながれている。NPNのベース/P+領域56は電気的
リード線60によって互いに電気的につながれている。
は”n+1”個のP形ドープ区分62と”n”個のP+
領域64とが交互に並んだアレイが挿入されている。こ
こで、nは設けるべきNPNエミッター65の数であ
る。図示の実施例では、以下に詳しく述べるように、N
PNエミッター65の数は4である。従って、nの値は
4に等しい。しかし、本発明の原理および教えるところ
は、それよりも多いかあるいは少ない数のNPNエミッ
ターを有するESD回路構造に対しても同様に適用でき
ることを理解されるべきである。
6を含み、それはポリシリコン層68の下側にあってそ
れに対してつながっている。図示のI型のデバイスに関
しては、当業者には良く知られたようにP+打ち込み領
域64のドーピングを許容するように、ポリシリコン層
68は複数個の”n+1”の別々になった領域として構
成されている。1個のNPNの各真性ベースは一対の外
因性ベース抵抗70aおよび70b(これらは図5では
まとめてRb1となっている)によって、隣接するP+
領域56/64へつながれているが、分かり易くするた
めに図面ではそのような対の抵抗70aおよび70bの
うちの1つだけが示されている。エミッター65は互い
に分離され、P+拡散領域56/64によって取り囲ま
れている。P+領域56/64はすべて、ライン76に
よって示されたように、P+領域を覆う連続したシリサ
イド層74によってNPNトランジスタのベースコンタ
クト56へ電気的につながれている。金属コンタクトの
代わりにシリサイド層74を設けることで、層74がす
べてのP+拡散領域をトランジスタのベースへ電気的に
つなぐことによってこの回路の空間利用効率を高めてい
る。更に、電気的接続のためにシリサイドを使用するこ
とは、場所を占有する金属コンタクトが不要となること
から、エミッターフィンガー間の空間を狭めることを許
容する。
に、アースされた各エミッターのポリシリコン領域68
に対して並列に接続されている。エミッター・ベース接
合によってツェナーダイオード80が形成され、それが
回路の電流源として働き、また既に述べたように、電気
的リード線58によって横方向N+領域へ電気的につな
がれている。NPNと同じタンク中へツェナーダイオー
ド80を内部的に作製することによって、更に回路空間
利用効率を高め、それによってシリコン空間の節約を図
ることができる。
0(図4)の降伏電圧を越えた時に発生するESD回路
保護事象の間、ツェナーダイオード80は電流を流し、
トランジスタ保護をターン”オン”させるようにNPN
トランジスタのベース56および64をバイアスする。
0.8μmのBiCMOSルールで作製したESD回路
40に関しては、外部ベース抵抗値は高抵抗層(典型的
には>〜500=1キロオーム/平方)で形成された〜
1キロオームである。〜1mAの電流はベース端子に〜
1Vの電圧を発生させる。ベースコンタクトが(シリサ
イド層74を介して)エミッターフィンガー65から等
距離に隔てられているので、エミッターと各エミッター
フィンガーのベースとの間の抵抗値は同じである(すな
わち、図5に示された4エミッター回路方式については
Rb1=Rb2=Rb3=Rb4である)。図5の回路
模式図と図4の回路断面図とに示されたように、各エミ
ッターフィンガーは、トランジスタのベースおよびコレ
クターと一緒になって個別NPNトランジスタとして働
くものと考えることができる。従って、本発明のESD
回路における複数個のエミッターフィンガーおよびNP
Nトランジスタの並列アレイに関するこの明細書での議
論は、各エミッターフィンガーが縦方向にN−P−N領
域を占めるということと同意語であると解釈されるべき
である。そうであるから、各エミッターフィンガーのN
PNトランジスタに関するベース・エミッター電圧は同
じであり、その結果、NPNトランジスタの並列アレイ
が一様に駆動されることになる。これとは対照的に、従
来技術の構造では各エミッターフィンガーの両端に本質
的に等しいベース・エミッター電圧を提供することがで
きない。従って、エミッターフィンガーに印加される電
圧は互いに異なることとなり、NPNトランジスタの駆
動が不均一となってESD保護回路の効率が低下する。
によるESD保護の動作特性は他のESD回路のそれに
取って代わる。図6を参照すると、II型の4エミッタ
ーESD回路140が与えられている。この低効率の設
計は、本発明のESD回路40(図4および図5)と比
べて、内部電流源の代わりに外部電流源180を有して
いる点が大きく異なる。更に、個別的P+領域64(図
4)が個々のトランジスタエミッター脚へ供給されてお
らず、ポリシリコン168が連続した層として設けられ
て、P+領域堆積のための窓が含まれていない。この結
果、回路140の特性および効率は本発明に匹敵するも
のではなくなっている。これらの欠陥が図7と図8とに
グラフで示されており、それらの図はいずれも、図6
(II型)および図9(III型)の両方のNPN構造
に関する低いしきい値電圧と(一般に)低い効率とを示
している。図9に示されたように、III型の回路配置
240は本発明のそれとは次の点で異なっている。すな
わち、外部ツェナーダイオード280を配置し、間隔を
置かないポリシリコン268を配置し(このため、P+
領域64(図4)のための窓がない)、そして本発明に
おいて設けられている2重コレクター50の代わりに単
一のN+トランジスタコレクター250を配置してい
る。更に、II型(図6)の設計もIII型(図9)の
設計も、いずれも複数個のP+拡散領域64を提供しな
い。従って、そのような領域をシリサイド層74によっ
てベースコンタクト56へつなぐことができない。この
結果、しきい値電圧、効率、および全体的な回路特性は
本発明のESD保護回路に比べて劣ることになる。特
に、I型の回路40(図4)は、しきい値電圧がトラン
ジスタのエミッターフィンガー数にほぼ比例して増加す
るために、II型およびIII型設計のいずれよりも好
ましいしきい値電圧のスケーリングを示す。I型の強化
されたしきい値電圧特性は、4個のエミッターNPNト
ランジスタの各コレクターを一緒に結合したものに対し
て、等しいかあるいはほとんど等しいベース抵抗値を有
する4個の等価な単一エミッターのNPNトランジスタ
の並列アレイとしてのエミッターフィンガーの働きに帰
することができる。従って、ESD事象は4個の(図4
および図5)NPNを同時にトリガーする。ESD電流
はパッド電圧を連続的に上昇させ、最後には並列NPN
アレイがなだれモードへ突入して、ほんの1−2オーム
の抵抗値で以て電流を流すようになる。
いはほとんど等しいベース抵抗値を与えることが、トラ
ンジスタエミッターの数とともにスケーリングするしき
い値電圧を許容することへの重要な寄与になる。サブミ
クロンバイポーラー/BiCMOSプロセスにおいて、
NPNの第2の降伏電圧(Vt2 )は、図2に示された
ような”スナップバック”電圧(BVceo)よりも通
常は高い。ベース抵抗値を等しくすることによって、N
PNのうちの1個の両端の電圧がVt2 に達する前に、
すべてのNPNがターンオンすることを確実にしてい
る。
に関するベース抵抗値が互いに異なるため、しきい値電
圧はエミッターフィンガーの数とともにスケーリングし
ない。同じことは、それの対称的な2重コレクター形状
にも拘わらず、II型の構造についても言える。
る。 (1) 第1項記載の保護回路の構造において、トラン
ジスタのコレクタが横方向に間隔を開けた前記第1領域
50により形成され、該トランジスタのベースが横方向
に間隔を開けた前記第2領域56により形成され、該ト
ランジスタのエミッタが横方向に間隔を開けた前記複数
の第5領域65により形成されている。 (2) 第2項記載の保護回路の構造において、前記ト
ランジスタがnpn型トランジスタである。 (3) 第2項記載の保護回路の構造において、前記第
3領域62と第4領域64は、互いに交互に並んだアレ
イとして配置され、前記第3と第4領域の少なくとも一
つの部分が前記第2の半導体層と接触している。 (4) 第4項記載の保護回路の構造において、前記交
互に並んだアレイがN+1個のp形ドープの第3領域6
2とN個p+ 領域64とを含み、該Nは前記トランジス
タのエミッタの数に対応している。 (5) 第1項記載の保護回路の構造において、前記第
3の半導体層46は前記第2の半導体層44とは異なる
不純物成分あるいは濃度の一つでドープされている。 (6) 第1項記載の保護回路の構造において、酸化領
域54が前記第1領域50と第2領域56との間に挿入
されている。 (7) 静電的放電保護回路の構造であって、 a. 第1の導電型を持った第1の半導体層42と、 b. 前記第1の半導体層と反対の第2の導電型を持
ち、前記第1の半導体層42と重なって配置される第2
の半導体層44と、 c. 前記第2の半導体層44と同じ導電型を持つ第3
の半導体層46と、 d. 前記第2の半導体層44と同じ導電型を持ち、前
記第3の半導体層46を通って延在し前記第2の半導体
層44と物理的に接触する少なくとも一つの第1領域5
0と、 e. 前記第1領域50から横方向に間隔を開け、前記
第1の半導体層42と同じ導電型を有し、前記第3の半
導体層46と重なっている少なくとも一つの第2領域5
6と、 f. 前記第3の半導体層46と重なっており、前記第
3の半導体層46と反対の導電型を有する第4の半導体
層62と、 g. 前記第4の半導体層62と少なくとも部分的に接
触し、前記第3の半導体層46とは異なる導電型を持っ
た複数の横方向に間隔を開けた第5領域65とを有して
いる静電的放電保護回路の構造。 (8) 第8項記載の保護回路の構造であって、トラン
ジスタのエミッターベーース接合がゼナーダイオードと
結合している。 (9)本発明のESD回路は回路の入力および出力パッ
ドにおいて比較的低い分流容量値(典型的には<0.5
pF)と直列抵抗値(典型的には<0.5オーム)とを
提供する。このことは、現在のそして将来見込まれる世
代のサブミクロンバイポーラー/BiCMOS回路での
保護方式として望ましいものである。
ェナーダイオード電流源からの多重エミッターフィンガ
ーへの均一なターンオンを通して実現される、高効率で
より空間利用効率の高いESD回路を提供する。このツ
ェナーダイオードはまた、信号経路に付加的な直列イン
ピーダンスを導入することなしに、保護回路トリガー電
圧を典型的な〜18Vから〜7Vへと低下させるように
動作する。それによってバイポーラーおよびCMOSの
入力および出力バッファーを保護するために特に適した
NPN構造が実現する。
の、しきい値電圧とエミッターフィンガー数との関係。
の、ESD効率とエミッターフィンガー数との関係。
Claims (1)
- 【請求項1】 多重エミッタ静電的放電保護回路の構造
であって、 a. 第1の導電型を持った第1の半導体層(42)
と、 b. 前記第1の半導体層と反対の第2の導電型を持
ち、前記第1の半導体層(42)に重なって配置される
第2の半導体層(44)と、 c. 前記第2の半導体層(44)と同じ導電型を持つ
第3の半導体層(46)と、 d. 前記第2の半導体層(44)と同じ導電型を持
ち、前記第3の半導体層(46)を通って延在し前記第
2の半導体層(44)と電気的に結合するように横方向
に間隔を開けた複数の第1領域(50)と、 e. 前記第1領域(50)から横方向に間隔を開け、
前記第1の半導体層(42)と同じ導電型を有し、前記
第3の半導体層(46)と電気的に結合している複数の
第2領域(56)と、 f. 前記第2領域(56)の間に配置され、互いに同
じ導電型を持った複数の第3領域(62)と第4領域
(64)と、 g. 前記第3(62)あるいは第4(64)のどれか
一つの型に少なくとも部分的に接触し、前記第3(6
2)と第4(64)とは異なる導電型を持った複数の第
5領域(65)とを有している多重エミッタ静電的放電
保護回路の構造。
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- 1996-09-20 JP JP8250645A patent/JPH09186249A/ja active Pending
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