JP2006518048A - 案内システム及び案内方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、通行路により相互接続された複数目的地を備える、建造物、複合建造物及び通行区域における歩行者区域用の案内方法に関し、連続する光学的案内ラインが通行路に沿って配置される。案内ラインは、目的地に関連付けされ、関連する目的地で終止し、容易に区別できる。案内ラインには、関連する目的地の方向を指示する明瞭な光学的方向標示が与えられる。案内ラインは遠隔制御され、部分的選択的に作動される表示装置と併用される。遠隔制御は、表示装置を制御する制御器に接続したネットワークを介して管制センタにより実行される。情報端末機が接近可能な場所に設けられ、使用者を本人確認でき、使用者データが、該端末機で得ることができ、建造物、通行路及び目的地の選択された場所で使用者特定情報を出力する情報システムが併用される。使用者は、非接触式の照会可能な応答機等の電子データ担体により本人確認され得る。

Description

本発明は、通行路により相互接続された複数の目的地を有する、建造物、建造物複合体及び通行区域における歩行区域のための案内システム、並びにそのような環境における通行路設定方法に関するものである。
建造物複合体、歩行者区域等における従来の案内システムは、文章及び記号により提供される情報標識に基づいている。広い歩行区域では、距離が離れるにつれて判読性が低下するため、そのような情報標識が多数必要とされる。目的地の数が多いほど必要とされる情報標識は多くなり、複雑さ及び煩雑さが増大する。回り道及び時間の空費をしないで目的地に到達しなければならない環境においては、案内システムの重要性が大きい。大抵の場合にターミナルが幾つかある空港は、そのような環境の顕著な例である。便の移動または乗継ぎの際は、乗客は、1つのターミナルから次のターミナルに移動するために長距離を歩かなければならないことが多い。回り道および時間の空費を回避することが接続便に間に合うための前提条件とされることは頻繁に起こる。
経験の示すところでは、従来の案内システムは、少なくとも所定時間内に識別または理解されないことが多い。とりわけ情報標識に基づく案内システムでは、特に様々な言語の文字、又はさらに異なる文章で提供される標識を立てなければならない国際的環境においては、各乗客の所望する案内が提供されない。分岐場所に、必要とされる情報標識が集中して、迅速な識別及び理解が妨げられる。情報標識の視野もまた遮られることが多い。その結果、識別できず、観ることをせず、与えられた情報を誤解し、あげくは方向案内の誤りから乗客が180度異なる方向に向かうことにもなる。
本発明によれば、歩行区域の各領域における完全な可視性、知覚可能性及び利用可能性並びに直感的理解可能性に優れ、きわめて直接に且つ時間の空費が無く目的地に到達できる案内システムが、そのような環境のために提供される。本発明による案内システムにおいては、視覚的案内ラインが、目的地を相互接続する通行路に沿って配置される。これらの案内ラインは、関連する目的地毎に、容易に相互に区別できる。案内ラインにはさらに、関連する目的地の方向を指示する制御可能な標示が備えられる。案内ラインは、それぞれ関連する目的地で終了する。歩行区域の全ての通行路にそのような案内ラインが備えられれば、システムの使用者は、対応する案内ラインに従うだけで所望の目的地に到達できる。これらのラインは、壁面または天井面に十分高く頭上に配置されるので、どこからも見ることができ、したがって案内ラインの視野が妨げられることはなく、或いは妨げられてもごく短い期間にすぎないであろう。鉛直方向に大きく延びた建造物の空間部においては、案内ラインは床面に配置されてもよい。広大な複合建造物内のどこに通行人がいようと、所望の目的地に向かう案内ラインを常に見出し、それに従って複雑な通行路に沿って行くことができる。この案内システムは、常時あらゆる箇所に存在する。曖昧さがなく、誤解または混乱の余地がない。例えば店舗、レストラン又は或いは娯楽室に立ち寄るために、所望の目的地に向かう通行路から通行人が自ら離れた場合でも、案内ラインを見失うことはない。既に訪れた場所を離れた後に到達した各通行路に、所望の目的地に至る案内ラインが再び与えられるからである。
案内ラインの目的地への関連付けは、視覚的特徴、とりわけ虹スペクトルの色と模様によって達成される。記号、文字及び数字も使用できる。記号、文字及び数字は、対応する案内ラインに沿って相互に間隔を置いて配置される。
案内ラインの物理的構成は、様々に実現できる。投影設備および天井から懸架されたLED要素でできた光帯(ライト・バンド)のみならず、特に、パルス光変調または走行灯(ランニング・ライト)と組み合わされた彩色帯状照明が、目的地への移動方向を示すのに適切である。
本発明の案内システムの特に有利な具体例においては、案内ラインは、目的地及び通行路に対して固定されたものではなく、要求事項に従って関連付けされる。そのため、例えば、非常事態の場合には、全ての通行路を非難通路に再設定することが可能となる。さらに、混雑した通行路に一時的に側副路(バイパス)を設けること、通行の流れを振り分けること、及び目的地を短期的に変更することが可能である。例えば、大型航空機の到着後に通行路が一時的に満員になった場合には、通行の流れの衝突による時間の空費を回避するために迂回通路を容認するのが好都合であろう。
本発明は、歩行区域のための対応として、最終目的地には共通の業者(販売業者)(distributor)目的地を通って到達するようにし、業者目的地と最終目的地との間のそれぞれの案内ラインを、著しく異なるものであるが、1つの容易に識別可能な共通の属性を有するようにできる。もちろん、業者目的地は、同時に最終目的地とすることも可能であり、また同様に、通行路を、業者目的地を通過して他の最終目的地または業者目的地に至るものとする選択肢もある。
さらに、本発明は、通行路により相互接続された複数の目的地を有する、公共建造物の歩行区域、建造物複合体及び通行区域の歩行区域における通行路の設定方法を発明の主題とする。この方法によれば、それぞれ1つの目的地に関連する連続した視覚的案内ラインが前記通行路に沿って配置され、案内ラインが関連する目的地で終了し、且つ容易に相互に区別可能である。案内ラインには、関連する目的地の方向を指示するきわめて明瞭な視覚的標示が備えられる。案内ラインは遠隔制御され、区分毎に選択的に作動(activate)される表示装置から構成される。遠隔制御は、ネットワークを介して中央管制センタによって行われ、ネットワークには表示装置を作動させる制御ユニットも接続される。
本発明による案内システム及び案内方法の有利なさらに別の展開例として、容易に接近(アクセス)可能な場所に情報端末機が設置され、そこで使用者が本人確認され、特に建造物の選択された場所、通行路及び目的地で使用者の特定情報を出力する情報システムと組み合わされて、使用者データが検索可能となる。使用者の本人確認は、電子データ担体に補助されて行うことができる。このようなシステムを実現するためには、スマート・カード及び応答機(トランスポンダ)チップ等の公知のデータ担体を使用できる。それらは、遠隔照会のために適切であり、例えば、搭乗券に組込み可能である。搭乗券に格納されたコードには、既に、乗客に関する広範囲に亘る情報および飛行データが含まれている。例えば、乗換え客が識別ステーションを利用すると、当人の目的地を探すために有用な情報(「青のオリエンテーション・ラインに従ってターミナル青17までおいで下さい」)が、個人に関する情報(「ご自宅にお電話下さい」)と同様に、音響及び/又は視覚的情報として提供できる。便の遅延により便の変更を余儀なくされる場合には、乗客の直接個別的情報がとりわけ有利となる。そのような場合には、便の自動変更が可能になり、乗客は、荷物の積替えも既に対応済みという快い通知も含めて、(変更された)乗継ぎ便に関する現在の情報の全てを時間の空費なく入手する。乗客の目標とする新たなゲートには、本発明の案内システムによる信頼性の高い案内により導かれる。
この概念をさらに進め、個々人のデータ担体が使用されることを想定すると、非接触検索されたデータが、案内ラインに沿って設置された表示パネルに、例えば特売情報等、各個人宛のメッセージを提示するのに使用されるであろう。さらにまた、自動情報収集機能(「情報売店(キオスク)」)を備える識別ステーションでは、乗客は関連する飛行データを本人の母国語によるハードコピーで求めることが可能となる。このハードコピーは、特に案内ラインが通過する、或いは案内ラインがそこに至る特定の店舗、好ましくは、目的地(特にゲート)近辺の店舗、即ち空港施設(空港運営会社等)の操作員が乗客を向かわせたいと思う場所で、乗客が(本人に限り)商品をバーゲン価格で購入できる切離し可能なクーポン券をさらに備えたチラシの形態であることが好ましい。
本発明のさらに別の特徴及び長所は、以下の説明及び図面から明らかとなろう。
図1に示す筋書き(シナリオ)は、空港ビルディングに基づくものである。広い廊下が手すりに突き当たり、そこから通行路が左右に分岐し、また下り用エスカレータが通り、下の階からの上り用エスカレータがそれぞれ動いている。廊下の側面には、搭乗カウンター、店舗、化粧室等が配置されている。特定の目的地に至る通行路は、方向標示を有する色分けされた案内ラインによって示される。光る条線の形態であるこれらの案内ラインは、パルス光変調または走行光により方向が示され、これらのラインが頭上領域、即ち壁面上部または天井領域で容易に感知可能となるように配置される。図1に示す領域は、空港のターミナルに位置し、移動領域を表している。図1に示すシナリオでは、手すりまで延びる2基のエスカレータ、及び部分的に平行に延びる4つの案内ライン(黄、緑、青、赤)が示されている。緑の案内ラインは、左から来て、図1を見ている者の背後に延びる。青の案内ラインは、見ている者の背後から来て、下り用エスカレータに沿って進む。赤の案内ラインは、見ている者の背後から来て、エスカレータの前で右に曲がる。黄の案内ラインは、下からエスカレータで来て、(見ている者から見て)右に曲がる。各案内ラインは、1つの目的地に属し、その目的地で終了する。目的地に向かって導かれる方向は、それぞれ図2に矢印で示される。しかし、これらの方向の矢印は、記号上のものにすぎない。実際には、案内ライン自体に方向表示性があり、特に、波状伝播するパルス光強度変調またはカラー変調、或いは走行光によって達成されるが、いずれにせよ方向が見間違い無く且つ明瞭に識別され、しかし、視覚的効果は、離散的且つ控えめとなるようになされる。案内ラインの配置は、例えば、当初は床面に表示し、次いで側壁面域に表示する等、変化させることができる。案内ラインは、床面のダイナミック・ライティング・ストライプ(動的光筋)のみならず、光投影、またはLED要素から成るサスペンデッド・ライト・バンド(吊り下げ光帯)によっても実現可能である。
図2は、区分毎に並列された5つの通行路を示し、これに伴う案内ラインがそれぞれ1色、1文字で表わされ且つ方向標示が付される。これらの通路は、
A 黄
B オレンジ
C 緑
D 青
E 赤
とされる。
さらに、黒い点による通行路が描画され、鉄道標示が付される。
図3は、A、B、C、D及びEで表す5つのメイン・ターミナルを有する空港の、前図に対応する全体模式図である。ターミナルAからEまでは、それぞれ目的地を表す。通行路は、ターミナルから分岐し、業者目的地を経て、最終目的地、即ちターミナルB等で示されるゲートに至るであろう。ターミナルAからEまでの通行路は並列にされるため、外側のターミナルに到達するには内側のターミナルを横断しなければならない。全ての通行路には、関連する区間内目的地(ターミナル内ホール等)で終わる指示ラインが用意される。案内ラインは、区間内目的地の色に対応する色により(対応する文字または数字と併せて)互いに異なる色にされる。区間内目的地から分岐する通行路は、関連するターミナルと同色にするが、例えば模様または構造の異なる案内ラインが備えられる。図3に示す例においては、ターミナルBから出発する通行路にゲート1〜10およびゲート11〜20が関連し、後者の2つの通行路の分岐する業者目的地に至る。それらの2つの通行路の一方はゲート21〜30に至り、斜縞パターンにより特徴付けされ、他方はゲート31〜40に至り、点パターンにより特徴付けられる。図3に示す例においては、各表示ラインが関連する目的地で終了することが分かる。例えば、ターミナルAに関連する黄の表示ラインには、全て同一方向を指す標示が提供される。他方、例えばターミナルCに関連する案内ライン(緑)は、AからBまで及びBからCまでの一方方向と、EからDまでおよびDからCまでの他方方向を指す。図3においては、方向標示は矢印によっても示される。案内ラインは、実際には、照明または他の表示効果、とりわけパルス光強度またはカラー変調の問題とされることが好ましい。
図4は、案内システムの一部とすることの可能な識別及び情報ステーション(または自動データ取得ステーション)を示す。この種類の多数のステーションを案内システムの一部とし、通行路、着荷所及び目的地に配置することが可能である。そのようなステーションを利用しようとする乗客は、乗客自身のスマート・カード(ICカード)の使用により、或いは乗客の所持する応答機(トランスポンダ)により非接触検索または遠隔検索により身元確認が可能になる。適切な応答用チップが知られており、例えば搭乗カードに組込みが可能である。身元確認された後、例えば飛行データ、および人名、使用言語等の乗客の個人データの関連データが評価され、請求の有る場合、または無い場合にも、有用な情報が乗客に提供される。この文脈においては、有用な情報とは、特に、向かうべきターミナル、及び目的地に達するための予想所要時間に関する詳細が得られる情報のみならず、特に販売促進等の商用情報である。ステーションでは、乗客の国籍も確認が可能なので、情報を視覚的及び/又は音響学的に各国の母国語で出力することも可能である。
自動データ収集機能を有する識別ステーションの、図4に示す実施例においては、印刷されたチラシを供給する用意も施されている。そのチラシで、乗客は、個別の歓迎挨拶(address of welcome)を含む、自分の旅の継続地または目的地に関するあらゆるデータを明瞭に印刷されたハードコピーの形態で得るであろう。図5に、そのようなチラシの例を示す。これには、特に、
場所と時刻に関する情報、
個別の歓迎挨拶、
搭乗ゲートまでの案内、そこまでの移動時間、および搭乗拒否時刻に関する情報を含むこれから利用する便のデータ、および
特定の店舗で特別条件により特定の商品を購入するための切離し可能なクーポンの形態をした優待券
が含まれる。
それらのデータは、各使用者の母国語で(音声で/視覚的に/ハードコピーで)出力される。
優待券は、各乗客の既知の嗜好に適合させることが好ましい。その嗜好は、例えば出身国により決定することができる。
図6は、一般的な業者目的地を示し、最終目的地に至る様々な通行路がこの業者目的地から分岐し、それと同時に、そこから他の業者目的地に至る通行路が始まる。図5は、業者目的地「D青」に関し、ここで通行路「青」が終わる。最終目的地は、ゲート01〜10、11〜20、21〜30及び31〜40であり、これに至る1つの通行路が各場合毎に分岐する。ターミナルEに至る通行路(赤)は、業者目的地Dを通過する。ターミナルA、B及びCに至る通行路も同様となろう。
案内ラインの通行路に対する関連は静的なものではなく、ネットワークを介して視覚表示装置の制御ユニットの接続される中央案内ステーションによる遠隔制御の要求によって実現される。
この案内システムは、水平及び鉛直の両方向延長部を有する公営或いは私営環境、すなわち、空港及び鉄道の駅以外に、高層建築ビルディング、スタジアム、駐車場、駐車区域、歩行者区域、ショッピング・センタ、その他にも一般的に応用可能である。
本発明による案内システムの使用例を示す概略斜視図。 幾つかの並列通行路の存在する使用例の詳細図。 幾つかの目標を相互接続する通行路の領域内における、本発明による案内システムの使用を示す概略図。 使用者によって知覚される識別ステーションを示す図。 識別ステーションから使用者に供給される個人向けチラシを示す図。 1つの目標の概略図で、ここに至り且つここを通過する通行路を含む図。

Claims (28)

  1. 通行路により相互に接続された複数の目的地を有する、公共建造物、建造物の複合体及び通行区域における歩行区域のための案内システムにおいて、
    連続した視覚的案内ラインが、前記通行路に沿って配置され、
    前記案内ラインが、関連する前記目的地に応じて容易に相互に区別可能であり、
    前記案内ラインが、関連する前記目的地の方向を指示する標示を備え、
    前記案内ラインが、関連する前記目的地で終了し、
    前記案内ラインが、区分毎に選択的に作動可能な表示装置により構成されることを特徴とする案内システム。
  2. 幾つかの目的地に至る通行路が、該目的地に対応する幾つかの案内ラインを伴うことを特徴とする請求項1に記載された案内システム。
  3. 前記案内ラインが、各目的地に関連する情報記号を伴うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された案内システム。
  4. 様々な目的地への前記案内ラインが、色により相互に区別されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載された案内システム。
  5. 前記目的地が、その目的地に至る前記案内ラインと同じ色で標識されていることを特徴とする請求項4に記載された案内システム。
  6. 様々な目的地への前記案内ラインが、異なる視覚的模様により相互に異なっていることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載された案内システム。
  7. 前記案内ラインが、連続的に知覚可能な照明要素によって実現されていることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載された案内システム。
  8. 前記案内ラインの前記標示が、波状伝播するパルス光強度または色変調により実現されていることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載された案内システム。
  9. 前記案内ラインの前記標示が、走査光により実現されていることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載された案内システム。
  10. 前記案内ラインが、前記通行路に対して変更できるように割り当てられ、且つ、通行の流れを再設定するために要求に従って区分毎に作動および非作動化されることができることを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載された案内システム。
  11. 前記案内ラインの前記目的地が、逃げ道へ再通路設定可能であることを特徴とする請求項10に記載された案内システム。
  12. 前記通行路に沿って配置された前記案内ラインの少なくとも幾つかが、選択的に作動および非作動化できることを特徴とする請求項10に記載された案内システム。
  13. 前記通行路に沿って配置された、前記案内ラインの少なくとも幾つかの前記標示が、反転可能であることを特徴とする請求項10、請求項11又は請求項12に記載された案内システム。
  14. 前記目的地が、業者目的地及び最終目的地を含み、業者目的地と最終目的地との間のそれぞれの前記案内ラインが、明確に異なるが、1つの容易に識別可能な共通の属性を有することを特徴とする請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載された案内システム。
  15. 最終目的地に向けて分岐する通行路が、業者目的地で終わるが、
    関連する案内ラインを有し且つ他の目的地に至る通行路が、前記業者目的地を通過することを特徴とする請求項14に記載された案内システム。
  16. 使用者が本人確認され且つ使用者のデータが検索される識別ステーションと、
    建造物、通行路及び目的地の選択された場所で使用者特定情報を出力する情報システムとをさらに特徴とする請求項1から請求項15までのいずれか1項に記載された案内システム。
  17. 前記使用者に、データ担体、とりわけ前記識別ステーションで読出される応答用デバイスが提供されることを特徴とする請求項16に記載された案内システム。
  18. 前記案内ラインが、頭上の高さに配置されることを特徴とする請求項1から請求項17までのいずれか1項に記載された案内システム。
  19. 前記案内ラインが部分的に床面に配置されることを特徴とする請求項1から請求項18までのいずれか1項に記載された案内システム。
  20. 内部目的地として幾つかのターミナル・ホールを有する空港で使用されることを特徴とする請求項1から請求項19までのいずれか1項に記載された案内システム。
  21. ショッピング・センタ、空港、鉄道駅、歩行者区域、遊園地、スポーツ・スタジアム、催事場、駐車場、駐車区域、および高層建築のうちの少なくとも1つにおいて実施されることを特徴とする請求項1から請求項19までのいずれか1項に記載された案内システム。
  22. 通行路により相互接続された複数の目的地を有する、公共建造物建築、建造物複合体及び通行区域の歩行区域における通行路設定方法において、
    それぞれが1つの目的地に関連する連続した視覚的案内ラインを、前記通行路に沿って配置し、該案内ラインが関連する前記目的地で終了し、且つ容易に相互に区別可能にすることと、
    前記案内ラインに、関連する前記目的地の方向を指示するきわめて明瞭な視覚的標示を備えさせることと、
    前記案内ラインを、遠隔制御により、区分毎に選択的に作動させる表示装置から構成することとを特徴とする通行路設定方法。
  23. 前記視覚的標示により指示される方向を、要求に従い遠隔制御により反転することを特徴とする請求項22に記載された通行路設定方法。
  24. 前記案内ラインによって確立した通行路設定を、遠隔制御により要求に従って変更することと、前記表示装置を異なる通行経路に沿って作動させることとを特徴とする請求項22又は請求項23に記載された通行路設定方法。
  25. 使用者に、個々人のデータを格納するデータ担体を提供することと、
    前記データを、前記歩行区域の選択された場所に設置する識別ステーションにて非接触方式で検索することと、
    それに応じて前記使用者が、最新の且つ使用者特定情報を受けることとを特徴とする請求項22から請求項24までのいずれか1項に記載された通行路設定方法。
  26. 前記使用者特定情報を入手可能とすることを、視覚的標示及び/又は音声及び/又はチラシの印刷及び供給によって達成することを特徴とする請求項25に記載された通行路設定方法。
  27. 前記使用者特定情報は、各国別の特定の嗜好を考慮したものであることを特徴とする請求項26に記載された通行路設定方法。
  28. 前記案内ラインを伴う前記通行路に沿って、前記使用者特定情報に関連する情報を、表示パネルで使用者に提示することを特徴とする請求項25、請求項26又は請求項27に記載された通行路設定方法。
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