JP2002373217A - 空港等旅客移動空間案内システム - Google Patents

空港等旅客移動空間案内システム

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JP2002373217A
JP2002373217A JP2001179676A JP2001179676A JP2002373217A JP 2002373217 A JP2002373217 A JP 2002373217A JP 2001179676 A JP2001179676 A JP 2001179676A JP 2001179676 A JP2001179676 A JP 2001179676A JP 2002373217 A JP2002373217 A JP 2002373217A
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Yoshihisa Ishigami
義久 石神
Kiyotaka Kinoshita
清孝 木下
Haruo Amano
晴雄 天野
Akira Umetsu
章 梅津
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
Kinden Corp
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    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
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  • Finance (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空港等施設内で、一定時間内に集中する大量
旅客に対し、出発、到着の確実性、移動の迅速性、適時
性、空間利用による利便性、快適性、低廉性、環境保全
等の必要な各種情報を旅客に提供して、安全かつ適切な
る誘導と案内を行い、航空機等交通機関の正常なる運行
を確保することができる。 【解決手段】 施設の出入口周辺には、旅行全般にわた
る案内、誘導業務を行うIT総合案内スマートセンター
19を設け、これに隣接してハイジャック防止等のセキ
ュリティ検査を行うセキュリティ設備13と併設して、
チェックインを行う旅客チェックイン設備、出入国審査
設備、旅客搭乗案内設備、航空代理店機能設備、航空企
業旅客接遇業務室設備等の他、インターネットルーム、
会議室、保育室、医務室、飲食、喫茶、物販、などの旅
客利便サービス機能をすべて包括設置する出入国及び国
内出発/到着搭乗案内広域空間大ホール15を設置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空港等旅客移動空
間案内システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】航空機を例にとると、2005年度に
は、A380等超大型航空機( 国際線700人、国内線
950人) が、わが国の拠点空港である成田、羽田、関
西、福岡、札幌、中部新空港の国内線及び国際線に就航
予定である。
【0003】この超大型航空機の大量旅客及び貨物、手
荷物等の処理、税関、出入国管理、検疫等の審査手続等
による混雑防止のため、旅客ターミナルビルの機能施設
を全面的に見直す必要があるが、成田、関西空港等の個
々の旅客ターミナルビルを全面的に見直し新設計を構築
する必要がある。超大型航空機による大量旅客時代に到
来する航空機の国際線の運航は、出発3機、到着2機を
標準としており、国際線出発旅客は2,100人、到着
客は1,400人と計3,500人が一定区域に集中す
る。
【0004】また、国内線出発4機、出発客3,800
人、到着3機、到着客は2,850人、計6,650人
が一定区域に集中することになり、現行ターミナルの規
模、構造では間に合わず、ターミナルビルの改造、拡張
整備計画が必要である。これには相当の工事期間と経費
の負担が多くなるので、どの空港にも適用できる既存施
設に新空間利用大ホールの新設と空港業務の合理的簡素
化と最適な誘導案内を図る新しい基本情報通信を構築す
ることが望まれる。さもないとかつて現在のボーイング
747型の受入の当初に生じた計画の混乱と場当たり的
な施策を講じた失態を再び起こす不安がある。
【0005】空港を例にとると、現在の旅客ターミナル
の出国/移動/空間利用旅客は、ターミナルチケットロ
ビーで発券、予約、搭乗手続、手荷物受託、受託手荷物
検査を行い、それに引継ぎ出発ロビーにおいて、旅客は
喫茶、飲食、物購、銀行等を利用したのち、セキュリテ
ィチェック場で旅客身体検査、機内持込品検査を受け
て、出国検査場に入室して出国検査、税関検査を受け、
出国待合室で搭乗時間まで免税売店、喫茶、飲食、物販
等のサービスを利用して、搭乗旅客移動通路を経て、搭
乗口ゲートラウンジで搭乗する移動空間設計となってい
るため、長時間の待機が余儀なくされている。
【0006】現在、旅客ターミナルの入国移動空間利用
は、航空機がエプロン駐機場止したのち、旅客は、入国
搭乗橋を経由して入国検査場で旅券、入国カードを提出
して、入国承認印を受けたのち、税関検査場に入室し
て、手荷物受台から自己の手荷物を持って、一定免税基
準内は、検査を受けることなく到着ロビーに向かう。ま
た、免税基準を超過する場合、また、その他の理由によ
る手荷物持込の場合は、その申告書及び検疫申告書を税
関、検疫当局に提出して検査終了後、入国到着ロビー経
由空港外に出ることとなっているが、前述と同様に長時
間の待機が余儀なくされている。
【0007】グローバルハブ国際空港における乗り継ぎ
旅客は、航空機から指定通路経由して、乗り継ぎ旅客専
用待合室に入室して、搭乗時間まで待機するが、国際的
な統計によると旅客の待合時間は、平均3時間から5時
間程度を要し、特に深夜の場合は、長時間待合室に残留
することになる。そのため、現行待合室スペースは、非
常に狭いため、座席の確保が難しく、大多数の旅客は直
接床面に座るため、室内の混雑が著しく、女性、老人、
子供、身障者には劣悪な環境条件となっており、事故の
防止対策と予防対策が不十分である。
【0008】また、従来、旅客に対する空港情報には、
フライト情報は航空企業、旅客案内報は空港企業、航空
機運航情報は空港当局、出入国管理及び通関情報、検疫
情報等はCIQ(custums,immigration and quarantin
e)〔税関、出入国管理、検疫〕官庁など独自にシステ
ム化し運用しているので、これらの情報は、縦割りであ
り、水平的横の連携が統合されていないので、旅客は適
切な情報を迅速に把握できず、搭乗の乗り遅れ、誤搭乗
等の事故が発生している状況である。一部ラジオ、TV
でフライト情報が放送されているが、これは気象条件悪
化現象に対応する運航の欠航等の場合が多く、日常化さ
れていない。
【0009】さらに、運航管制情報、航空路情報、航空
機気象情報、出入国管理情報、税関情報、検疫情報は通
常旅客、送迎人、一般利用者には公表されていないの
で、旅客はこれらの情報による利便性の供与は受けられ
ないため、不都合が生じている。
【0010】空港施設の合理的な運用を図るために、大
量旅客に対する情報環境管理をして、人と物と情報の一
体的組み立てを構築して、円滑なる流動性を確保する必
要性が生じている。また、セキュリティ対策、搭乗時間
の短縮化、迅速なるチェックイン手続等の情報の新空港
総合情報通信システム構築の制度化が早急に実現するこ
とが望まれている。
【0011】従来では、航空企業は旅客に対しては、掲
示板、音声によるアナウンス、ガイダンス端末により、
誘導、案内が行われている。また、搭乗等のチェックイ
ンについては、チェックインデスクが設けられていてそ
こへ行き手続を行っている。なお、予約の確認、搭乗案
内等の各種案内もこのチェックインデスクで口頭で質問
して口頭で得ることが多いが、大量の旅客が集中した場
合は、円滑なる誘導案内が不十分で、航空機への誤搭
乗、乗り遅れ等の事故、また、旅客、送迎人などの混在
のため、施設内で混乱が発生している例が多い。
【0012】空港施設のエリアは膨大であり、初めて利
用する場合にはしばしば戸惑うことになる。旅客、送迎
人、一般利用者の多さに対して職員の数も限りがあるの
で応対も適切にできないことが多い。また、音声による
アナウンスでは、聴覚障害者には伝えることはできな
い。特に、その人に対して呼び出しが行われている場合
には問題となる。
【0013】なお、最近は、空港内の自動化が図られ、
ガイダンス端末により、空港内の施設のガイダンスが行
われている。しかしながら、このガイダンス端末は、不
特定多数の人が利用するものであるため、せいぜい、空
港内の施設の位置をガイダンスするぐらいに止まってお
り、個々人の要求に対応し、旅行を快適にするというレ
ベルにほど遠いのが現状であった。多機能な端末であっ
ても、自分の欲しい情報を細かく指定しなければならな
いため、操作が煩わしくなるという問題点があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように空港を例に
とると、グローバルハブ国際空港では、単一の旅客ター
ミナルビルのキャパシティ限界領域では年間2,000
万人前後とされ、これ以上超過する年間旅客数がある場
合は、複数ターミナル方式とする案が国際的な基準とさ
れている。
【0015】2005年以降に就航するA380等の超
大型航空機の受入れのためには、複数ターミナル方式を
採用することが考えられるが、現行単一ターミナル方式
による施設を新設、拡張することなくビル施設内の空間
利用構造を斬新的なデザインコンセプトで設計して、相
当の期間と多額の経費負担を節減し、合理的かつ効率的
な運用をもって旅客移動空間計画を算定する。このた
め、一定区域内に短時間で集中する大量旅客を円滑に移
動するためには、従来のターミナル機能全体施設の国際
的なガイドラインである割当配分率、即ち、航空企業の
賃貸借用スペース35%〜40%、飲食、物販、喫茶利
便サービススペース15%〜25%、公共用スペース2
5%〜35%、維持管理用スペース10%〜15%のス
ペース配分を取り止め、ターミナルスペースの効率的利
用を図るため、斬新的なデザインコンセプトを開発す
る。
【0016】このコンセプトは、ビル全体の80%は出
発/到着搭乗案内空間大ホールで占有し、このホール内
にすべてのチェックイン機能、搭乗審査機能、旅行代理
店機能、待合機能、航空券の予約、発券等の搭乗手続の
施行及び手荷物チェックイン施設等を包括設置して、航
空企業の最も重要施策である旅客の散在、誤搭乗、乗り
遅れ等の事故を未然に防止し、円滑なる旅客の移動空間
を確保することである。
【0017】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、空港等施設内で、一定時間内に集中する大量旅客に
対し、出発、到着の確実性、移動の迅速性、適時性、空
間利用による利便性、快適性、低廉性、環境保全等の必
要な各種情報を旅客に提供して、安全かつ適切なる誘導
と案内を行い、航空機等交通機関の正常なる運行を確保
することができる空港等旅客移動空間案内システムを提
供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、施設の出入口周辺には、旅行全般に
わたる案内、誘導業務を行うIT総合案内スマートセン
ターを設け、これに隣接してハイジャック防止等のセキ
ュリティ検査を行うセキュリティ設備と併設して、チェ
ックインを行う旅客チェックイン設備、出入国審査設
備、旅客搭乗案内設備、航空代理店機能設備、航空企業
旅客接遇業務室設備等の他、インターネットルーム、会
議室、保育室、医務室、飲食、喫茶、物販などの旅客利
便サービス機能をすべて包括設置する出入国及び国内出
発/到着搭乗案内広域空間大ホールを設置することを要
旨とするものである。
【0019】第2に、IT総合案内スマートセンター
は、国、航空企業、空港企業、航空旅行代理店等の多種
多様な各種情報サーバーと接続とアクセスを行うこと
で、搭乗案内情報とチェックイン手続案内の他に、従来
旅客に公表されていない航空情報、搭乗案内情報、航空
管制情報、航空気象情報、空港施設情報、危機管理情
報、行政情報、金融為替情報等を融合と統合する情報シ
ステムを一元化して旅客の必要情報を即時公表される手
段を講じる空港等側サーバーを設けて実行し、このIT
総合案内スマートセンターに対してキヨスク情報端末
機、携帯電話又は携帯情報端末による情報入手手段を設
けたこと、第3に、出入国及び国内出発/到着搭乗案内
広域空間大ホールには、フライト情報の他に、行政情
報、危機管理情報、金融情報、為替情報、通貨交換レー
トを公表する大型表示装置を設けることを要旨とするも
のである。
【0020】第4に、携帯電話機又は携帯情報端末は、
空港等側サーバーからの情報伝達機として利用するこ
と、第5に、携帯電話機又は携帯情報端末は、旅客の空
港等内位置検知手段として利用すること、第6に、携帯
電話機又は携帯情報端末は、旅券機能、航空券、また乗
船券機能をクレジットカード機能を持たせたICカード
である影像付スマートパスポートカードの読取り装置を
備え、メモリの記憶内容を表示することを要旨とするも
のである。
【0021】請求項1記載の本発明によれば、大量旅客
の安全かつ迅速なる航空機への搭乗及び降機と出入国審
査及び通関検査、その他チェックインの簡素化、セキュ
リティの防止対策のため、各種空港情報を新しく構築し
たため、空港施設内の混雑、停滞、事故防止等の安全対
策の向上と空港施設の増改築の適正化やその他業務の省
カ化が図られ、円滑なる旅客の流れが確保できるため、
旅客の快適環境が実現できる。
【0022】出入国及び国内出発/到着搭乗案内広域空
間大ホールは、搭乗案内広域的空間大ホールと到着案内
広域的空間大ホールとであるが、従来の航空企業チェッ
クインカウンター、一般待合室、航空代理店設備、旅客
利便サービス設備、出発ロビー等の諸施設を全て廃止
し、新しくこれらの諸設備を包括するものであり、ター
ミナルビル入口ホールからセキュリティチェック設備を
通過して大ホールに入室することで、大量旅客の散在、
誤搭乗、乗り遅れなどの事故防止が図れ、一定区域内に
短時間で集合し、迅速かつ円滑に搭乗するため、旅客の
移動空間を容易にすることができる。
【0023】これにより、既存建物の面積スペースが合
理的利用により大幅な拡張をせず大量旅客の常時把握が
でき、航空機の運航時間の正確性が確保できる。到着客
の場合も同様である。
【0024】国内出発/到着案内大ホールは、CIQ設
備を除く他は、同様の規模でよい。
【0025】従来旅客ターミナル内の賃貸借スペースの
他に共用のロビーの面積は無料扱いが多いため有料化で
きず、経営的に困難な理由の一つになっている。このた
め、従来CIQ検査場スペースが国有財産となっている
のと同じ扱いで、出入国及び国内出発/到着搭乗案内広
域空間大ホールを設けることにより全面積が国有財産の
対象となる可能性ができるので、空港経営に大きな利益
が生じる。
【0026】出入国及び国内出発/到着搭乗案内広域空
間大ホールにより、大量旅客の迅速な移動と目、耳、口
による案内誘導の情報化によりセキュリティ、ハイジャ
ック防止対策が万全となる。
【0027】出発客は、施設の入口でIT総合案内スマ
ートセンターにより搭乗予約情報、フライト情報等を確
認し、搭乗案内広域的空間大ホールで搭乗時まで待機す
るので、その間、キヨスク端末機で必要な空港情報を確
認し、航空機への搭乗ゲート、搭乗時間、出発時間、便
名航空会社名等の搭乗情報も最終情報として入手でき
る。
【0028】到着客は、航空機内で到着空港における出
入国手続、通関手続、検疫手続、送迎客の有無、手荷物
の受取台などの情報をキヨスク情報端末機で入手して、
予め、降機に必要な情報でこれらの手続を省力化でき
る。乗り換え客は、航空機内のキヨスク情報端末機をも
って、乗り換え航空会社、便名、出発、時間、出入国手
続、通関手続、手荷物処理等の各種情報を入手して、所
定の到着案内広域的空間大ホールにある総合案内ITス
マートセンターで再度情報を再確認することができる。
【0029】国内出発客は、施設の出入口周辺に設置さ
れているIT総合案内スマートセンターにより、空港総
合情報通信システムを利用して、搭乗航空機便名、出発
時間、航空券または乗船券の購入、予約、チェックイン
状況等の各種情報を入手して、自己の旅行計画と航空機
の搭乗までのプロセスを明確に把握することができる。
【0030】国内到着客は、航空機から連絡通路を通過
して、手荷物搬送設備で自己の手荷物を受取り、航空企
業の手荷物点検装置で確認されたのち、出口に向かう。
携行手荷物の場合は、到着客通路を経由して直接出口に
向かう。乗り継ぎ客は、乗り換え専用ロビーを併設した
到着案内広域的空間大ホールで乗り継ぎ航空機の登場予
約をIT総合案内スマートセンターで確認の上、待機す
る。
【0031】空港業務は、すべて毎日の航空機の運航時
間によって連鎖的に空港当局、CIQ官庁、航空会社、
空港ビル、機内食工場、燃料供給会社、航空機整備工
場、航空旅行代理店、航空貰物代理店等の各情報業務が
24時間稼動しており、これによって旅客送迎人、一般
利用者ならびに貨物の円滑なる流れが必要とされてい
て、そのため、時間表は、常に最新の情報で更新されて
いなければ、すべての業務が停滞するという事態を引き
起こす可能性がある。つまり、気象状況や航空機の不具
合、航空路の混雑などが原因で、航空機の発着時間の変
更があった場合には、直ちに関係するすべての機関及び
空港企業、航空企業等ならびに旅客、送迎人等に適切な
情報をタイムリーに提供することが必要である。
【0032】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、こうした公共性のある空港総合情報通信シス
テムを構築し、空港施設及び利便施設の合理的かつ適切
なる情報管理制度の確立を図れるものであり、旅客、送
迎人等がいつでもどこからでも安全かつ正確な情報をキ
ヨスク情報端末機、携帯電話又は携帯情報端末で24時
間情報を常時予約、照会、連絡ができる。
【0033】IT総合案内スマートセンターで、全ての
空港総合情報通信システムを常時入手し、また、航空事
故、ハイジャック等の危機管理情報、搭乗案内情報、航
空券または乗船券の予約、購入、チェックイン手続等
を、影像付スマートパスポートカードまたは携帯電話機
能によりIT技術によるデータ収集、配分、整理、利用
の可能となる。
【0034】特に、個人の携帯電話は、全世界標準とな
るIMT-2000を利用して、位置を問わない双方向通信がで
き、JAVA(登録商標)プログラムによる操作の簡易
化、緊急時に迅速なる連絡ができる手段として、IT総
合案内スマートセンターサーバーと連結して全ての空港
情報を入手し双方向通信をもって各種案内、予約、照
会、連絡、位置通報ができる。
【0035】請求項3記載の本発明によれば、出入国及
び国内出発/到着搭乗案内広域空間大ホールには、大型
表示装置を配置し、フライト情報の他に、行政情報、危
機管理情報、金融情報、為替情報、通貨交換レート等を
表示する。
【0036】請求項4記載の本発明によれば、携帯電話
機はIT総合案内スマートセンターに対して情報入手手
段として各種案内、予約、各種照会、各種連絡事項の空
港等側サーバーからの情報伝達機として利用することが
できる。これらは主としてメールによるものであるが、
影像付スマートパスポートカードの内容が空港等側サー
バーに入力された段階で、この影像付スマートパスポー
トカードのパスポートNo. を読み込み、それに対応する
パスポートNo. をもって携帯電話機又は携帯情報端末か
らの照会があった場合に、搭乗便状況、各種予約状況、
手荷物預かり情報、旅先案内等が携帯電話機へ送られ、
ここで看取できる。また、これ以外で各種連絡事項、緊
急連絡、搭乗チェック等で強制連絡メッセージを送りた
い場合に、通信網を介して空港等側から携帯電話機又は
携帯情報端末へ送ることができる。
【0037】請求項5記載の本発明によれば、携帯電話
機は旅客の空港等内位置検知手段として利用することが
できるので、前記請求項4の作用と合わせて誘導その他
を効率良く行うことができる。
【0038】請求項6記載の本発明によれば、影像付ス
マートパスポートカードに記載されている各種情報(個
人情報、搭乗券内容、旅券情報等)は、携帯電話機を表
示装置として利用して表示できる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の空港等旅客移
動空間案内システムの1実施形態を示すものとして、空
港旅客ターミナルを例にした場合の出国設備の説明図、
図2は同上入国設備の説明図である。
【0040】出国設備としてはチェックインを行う旅客
チェックイン設備12、ハイジャック防止等のセキュリ
ティ検査を行うセキュリティ設備13、出国審査設備1
4からなり、セキュリティ設備13と併設して、前記出
国審査設備14を含むものであり、搭乗案内設備、物
販、喫茶、飲食設備を包括した搭乗案内広域的空間大ホ
ール15を設ける。なお、手荷物チェックイン設備16
はカーブサイドや駐車場など空港旅客ターミナルビルの
入口の手前に設ける。
【0041】搭乗案内広域的空間大ホール15は、出入
国及び国内出発/到着搭乗案内広域空間大ホールの1つ
として、大量旅客の円滑なる移動と迅速なる搭乗手続と
混雑防止および事故発生防止等のため、従来の航空企業
チェックインカウンター、一般待合室、航空代理店設
備、旅客利便サービス設備、出発ロビー等の諸施設を全
て廃止し、新しくこれらの諸設備を包括したもので、チ
ェックインを行う旅客チェックイン設備、出国審査設
備、旅客搭乗案内設備、航空代理店機能設備、航空企業
旅客接遇業務室設備等の他、インターネットルーム、会
議室、保育室、医務室、飲食、喫茶、物販などの旅客利
便サービス機能をすべて包括設置する。図中32、35
は飲食、喫茶などのレストラン、スナック、33は物販
を行う免税売店、34はインターネットルーム、36は
旅客搭乗案内設備、航空代理店機能設備、航空企業旅客
接遇業務室設備等を備えるエアラインオフィスである。
【0042】搭乗案内広域的空間大ホール15には、フ
ライト情報の他に、行政情報、危機管理情報、金融情
報、為替情報、通貨交換レートを公表する大型表示装置
37を設けた。
【0043】また、セキュリティ設備13の前段階で
は、旅客チェックイン設備12に併設して、搭乗予約等
及び旅行情報等の確認を行うIT総合案内スマートセン
ターを設け、このIT総合案内スマートセンター19に
は空港総合情報網(LAN)9によるキヨスク情報端末
機10を置いてここで旅券機能、航空券, また乗船券機
能をクレジットカード機能を持たせたICカードである
影像付スマートパスポートカード1及び携帯電話機31
ならびに口頭案内をキーとして旅客に対する各種搭乗案
内他各種の案内が得られるようにした。
【0044】IT総合搭乗案内スマートセンター19
は、国、航空企業、空港企業、航空旅行代理店等の多種
多様な各種情報サーバーとやり取りを行うことで、搭乗
案内情報とチェックイン手続案内の他に、従来旅客に公
表されていない航空情報、搭乗案内情報、航空管制情
報、航空気象情報、空港施設情報、危機管理情報、行政
情報、金融為替情報等を構築または統合一元化して旅客
の必要情報を即時公表される手段を講じるサーバー8を
設けて形成した。
【0045】かかるサーバー8は、パスポートを発行す
る外務省、住民基本台帳がある役所等公の証明発行機関
が所有する公的機関サーバーと、カード照会、決算処
理、時系列経緯ログをファイルとして有するもので、航
空会社、旅行代理店、ショッピング店、銀行等外部照会
センターの外部民間サーバーと、空港または海湾ターミ
ナル内管理台帳、チェックインおよび出国管理等をファ
イルとして有すもので、空港または海湾ターミナルサー
バーとをインターネット等の通信ネットワークで結び空
港情報通信網(LAN)9を形成する。
【0046】図5はこの空港情報通信網(LAN)9を
示すもので、例えば、インフォメーションセンター、エ
アライン関連情報システム、貨物関連情報システム、官
制当局関連情報システム、CIQ官庁関連情報システ
ム、ホテル・官公庁金融機関交通機関、空港外各機関/
企業情報システム、共同災害管理システム、業務管理シ
ステム、運航支援システム、航空機サービスシステム・
グランドハンドリング、駐車場管理システム、交通官制
関連システム、防災・防犯システム、設備監視システ
ム、ビル管理システム、施設管理システム、キオスク情
報端末機10などが相互に交信可能でである。
【0047】IT総合案内スマートセンター19はこれ
をロビーとして空港施設内に設けるようにしてもよい。
図3、図4はその一例を示すものでキヨスク情報端末機
10を多数台設置した。このキヨスク情報端末機10で
個人情報の確認、照会、連絡ができるほか、旅行全般に
関する案内を受ける。キヨスク情報端末機10は、シン
グルボードコンピュータ、イーサネット(登録商標)、
超音波式高感度タッチパネル、メモリー、HDD 、スマー
トカードリーダ、熱転写式のプリンター43及びオート
カッター、双方向音声パネル、自動影像通信パネル等の
機能を設備して、航空機搭乗時の情報を利用することに
なる。
【0048】図中、26はIT総合案内スマートセンタ
ー19内の受付、27はプラズマディスプレー、28は
喫茶カウンター、29は端末持込用作業エリアである。
【0049】なお、IT総合案内スマートセンター19
はこれをロビーのごとき一定エリアを区画した空港施設
として設けない場合もあり得る。この場合は、サーバー
のみでキヨスク情報端末機10は分散させている。
【0050】IT総合案内スマートセンター19はこれ
をロビーとして空港施設内に設ける場合と設けない場合
のいずれの場合でもIT総合案内スマートセンター19
からの情報入手手段は特定場所もしくはそれ以外の場所
のキヨスク情報端末機10である場合の他に、さらに、
図6、図7に示すように携帯用の専用端末機としてのキ
ヨスク情報端末機10である場合、携帯電話機31又は
携帯情報端末であることもある。
【0051】一方、入国設備としては、図2に示すよう
に、入国審査を行う旅客入国審査設備17、手荷物等審
査を行う税関チェック設備18、動植物検査を行う検疫
検査設備38、手荷物搬送設備としての手荷物受取台2
2、乗り継ぎ設備としての乗継ぎ客特別待合室40等か
らなり、これら入国審査設備17、税関チェック設備1
8、検疫検査設備38を取り込んで到着案内広域的空間
大ホール41を形成する。
【0052】この到着案内広域的空間大ホール41は出
入国及び国内出発/到着搭乗案内広域空間大ホールの1
つとして、その内部にはさらに、免税売店、物販、喫
茶、飲食等設備、銀行、レストラン、医務室、保育室等
の他、前記搭乗案内広域的空間大ホール15と同様のI
T総合案内スマートセンター19を設け、さらに、キヨ
スク情報端末機10を適宜設置して、入国情報、乗り継
ぎ情報などの各種入国案内が得られるようにした。
【0053】また、この到着案内広域的空間大ホール4
1にも前記搭乗案内広域的空間大ホール15と同様に、
フライト情報の他に、行政情報、危機管理情報、金融情
報、為替情報、通貨交換レートを公表する大型表示装置
37を設けた。
【0054】出発の関係施設としては、先ず出入国の場
合は旅客ターミナルビルカーブサイドまたは駐車場にお
いて手荷物チェックイン設備16で手荷物チェックイン
検査を受ける。自宅出発時には旅券と影像付スマートパ
スポートカード1を持参し、手荷物チェックインカウン
ターである手荷物チェックイン設備16でタグRFID
(Radio Frequency Identification)の発行など手荷物
のチェックインを行う。なお、手荷物を事前にチェック
インさせる方法もある。
【0055】影像付スマートパスポートカード1につい
て説明すると、一例として、図10に示すように、カー
ド本体2にICメモリチップ3を組み込んだICカード
であり、表に上半身の写真4を設けた。
【0056】ICメモリチップ3の内容としては、シス
テムが利用するメモリであるRAM5とROM6、およ
びユーザー利用可能領域であるEEPROMメモリ7が
ある。
【0057】そしてEEPROMメモリ7は、固定フォ
ーマットとして取り決める基本情報7aのエリアとその
都度目的ごとに利用可能なテンポラリ領域情報7bのエ
リアに分けられ、基本情報7aは、上半身写真(前記写
真4と同じ)イメージデータを含むパスポート関連情
報、セキュリティ照合情報(パスワード、指紋/掌紋情
報等)、住民基本台帳(住民登録証)、印鑑登録証、国
民年金、介護保険、運転免許証、健康保険証、国民健康
保険証、共済組合証、恩給証書、学生証、会社身分証、
戸籍謄本、戸籍抄本等の生活基本機能情報で、公の証明
発行機関が行う情報その他認証関連である。
【0058】パスポート関連情報の中には、10年旅券
または5年旅券の有効期間、主要渡航先での期間、予定
日なども含まれる。
【0059】また、前記基本情報7aには、指紋、掌紋
などのバイオメトリックス認証データも含まれる。
【0060】一方、テンポラリ領域情報7bは、この影
像付スマートパスポートカード1が海外旅行用電子決済
機能を持つように銀行口座関連等の金融決済関連情報が
入力され、また、航空券、ホテル、予約等の旅行関連支
援情報、保険、会社関係等の個人情報、天気、株価その
他の各種情報その他である。
【0061】テンポラリ領域情報7bは、例えば旅行:
A01、保険:B01、ショッピング:C01…のごと
きサービスコードが付され、このサービスコード毎にデ
ータ域は、利用業界でフォーマットを決定し、自由に利
用できるものとする。認証、暗号化も自由に業界で決定
する。
【0062】図11に基づいて影像付きスマートパスポ
ートカード1を利用して、旅券の発行や航空券あるいは
乗船券の購入等を行う処理の流れを説明する。旅客は、
事前にカード発行会社から電子決済機能の旅客カードを
購入し、旅券申告の際はこの旅客カードを申告書と共に
提出し、旅券交付の際、この旅客カードに旅券記載のデ
ータや本人身分証明事項等と写真及び又は指紋が包蔵さ
れ、組み込まれた影像付スマートパスポートカード1と
する。なお、外務省発行による旅券にスマートカードを
同封して、申請者に交付し、交付を受けた者が後日これ
に電子取引決済機能を有効にする、あるいは、追加する
ため金融機関による認定を受けるものでもよい。
【0063】航空券や乗船券はこの影像付スマートパス
ポートカード1で購入する。航空券、乗船券の購入時、
旅行代理店、航空会社及び外国航路に就航する船舶会
社、その他キオスク等で航空券、乗船券の発券の代わり
に必要事項を影像付スマートパスポートカード1に書き
込み、前記旅客番号、本人身分証明事項等に加え、利用
航空会社、船舶会社、目的地、運賃、搭乗、乗船座席番
号等チェックイン業務に必要な事項がインプットされ
る。
【0064】旅行代理店、航空会社、船舶会社に直接訪
問する場合は、購入の航空券、乗船券データは、代理店
等の端末機30(I/O装置)〔キオスク端末〕を利用
し、影像付スマートパスポートカード1に(規格フォー
マットで) 入力する。影像付スマートパスポートカード
1は、電子取引決済機能が付加されている。タグRFI
D(Radio Frequency Identification)も発行する。R
FIDは、紛失した場合、端末機30で再発行も可能で
ある。
【0065】電話・FAX・インターネットによる購入
/予約の場合は、所有するPC(パソコン)に端末機3
0(I/O装置)がある場合は、航空券データを影像付
スマートパスポートカード1にダウンロードする。電話
による場合とPCに端末機30(I/O装置)がない場
合は、後日キオスク端末にて購入の航空券、乗船券デー
タを影像付スマートパスポートカード1にダウンロード
する。
【0066】支払は、クレジットカードあるいは影像付
スマートパスポートカード1の決済機能を利用する。決
済機能を利用する場合も、PCに端末機30(I/O装
置)がある場合は電子マネー、デビッドカード、クレジ
ットカードが利用できるが、その他の場合はクレジット
カード(カード番号を相手に告げるだけで支払完了)の
みとなる。
【0067】電話/インターネットにより購入した場合
は、出発日までにキオスク端末で航空券・乗船券データ
をダウンロードする。対応言語も、国連公用語とする。
例えば、影像付スマートパスポートカード1の基本情報
7aに記憶されている国籍情報あるいは各サーバがアク
セスする顧客情報中に含まれる国籍情報に基づいて、対
応言語を決定し、決定された言語で構成された航空券デ
ータをダウンロードできるようにしてもよい。代理店等
で購入した利用客も、変更がある場合はデータを書き換
える。本人確認は、暗証番号あるいはバイオメトリック
で行う。データを書込まれた影像付スマートパスポート
カード1は、電波により本人の移動が搭乗・乗船までモ
ニターできる。このため、出発間際にも搭乗されていな
い客も速やかに担当者が搭乗・乗船の案内をすることが
できる。
【0068】影像付スマートパスポートカード1ヘのデ
ータ書込みと同時に、規格フォーマットで書込まれたR
FID(Radio Frequency Identification) を必要枚数
発行する。RFIDには搭乗/乗船便名、行先などが書
込まれる。すでに、旅行代理店で影像付スマートパスポ
ートカード1へのデータをもとにRFIDが発行され
る。
【0069】入口周辺において、旅客はIT総合案内ス
マートセンター19のロビーに入室して、搭乗に係わる
一切の情報と旅客チェックイン設備12でのチェックイ
ン手続、予約、航空券の購入等旅行代理店機能設備を影
像付スマートパスポートカード1及び/または携帯電話
機31でキヨスク情報端末機10を用いて自動的に利用
し確認できる。
【0070】図9にキヨスク情報端末機10での画面の
一例を示す。キヨスク情報端末機10では空港情報通信
網(LAN)9を利用して、搭乗案内を初めとして、個
人情報の確認、照会、連絡のほか、旅行全般に関する誘
導案内を受ける。
【0071】旅客チェックイン設備12では、影像付ス
マートパスポートカード1による本人確認と影像付スマ
ートパスポートカード1による搭乗券確認によるチェッ
クインを実施する。本人確認は影像付スマートパスポー
トカード1を端末機30(I/O装置)に挿入して、使
用する言語及ぴ図面/音声を選択し、指紋・掌紋照合器
に指または手のひらを置く。(バイオメトリックで本人
確認をする。)また、モニターに顔写真の影像を写し出
して本人の顔と照合する。ここでは手荷物タグの確認も
行える。ここでは搭乗、乗船座席番号等の確認も行え
る。
【0072】セキュリティ設備13でのセキュリティ検
査場においては、影像付スマートパスポートカード1及
び携帯電話機31による搭乗座席指定等の情報を表示機
により搭乗券の身分を示して検査院の確認を受け、金属
探知機及びボディチェックを受け通過する。
【0073】搭乗の確認を受けた旅客は、搭乗案内広域
的空間大ホール15に入室して、搭乗待機時間までイン
ターネット、会議室、保育室、喫茶、飲食、物販等の利
便サービス施設を利用すると共に、搭乗案内及び旅行情
報等の確認のためにキヨスク情報端末機10を利用し
て、自己の旅行実行計画の確認及び補正を行うことがで
きる。搭乗案内広域的空間大ホール15ではスナック、
レストラン、免税店等で食事や買い物が影像付スマート
パスポートカード1での決済ででき、また、現金引き出
し等のキャッシングもこの影像付スマートパスポートカ
ード1で可能である。
【0074】大型表示装置37等での搭乗案内情報によ
り旅客は出国審査場で出国審査設備14の審査ゲート
で、影像付スマートパスポートカード1及び携帯電話機
31による座席指定等の情報を表示機に入力し、検査員
の承認を得て搭乗通路経由、航空機に搭乗する。
【0075】図示は省略するが、国内出発設備としても
同様であり、搭乗予約、旅行情報等の確認を行う場合の
IT総合搭乗案内スマートセンター19の設置を初めと
して空港総合情報網(LAN)9によるキヨスク情報端
末機10の設備、ハイジャック防止等のセキュリティ検
査を行うセキュリティ設備13、出発搭乗案内空間設
備、搭乗設備からなる。
【0076】この場合も、IT総合案内スマートセンタ
ー19のキヨスク情報端末機10で、航空券、乗船券、
クレジットカード機能を持たせたICカードである影像
付スマートパスボートカード1及び携帯電話機31なら
びに口頭案内をキーとして旅客に対する各種搭乗案内が
得られる。
【0077】さらに、国内出発設備の場合も、大量旅客
に散在、誤搭乗、乗り遅れなどの事故防止のため、ま
た、一定区域内に短時間で集合し、迅速かつ円滑に搭乗
するために、搭乗案内広域的空間大ホール15を設け、
旅客の移動空間を確保する。
【0078】到着すなわち、入国の場合は、入国手続き
は、出国手続きと同様影像付スマートパスポートカード
1による本人確認と、必要であればフライト確認による
入国審査を入国審査設備17である入国審査ゲートで実
施する。
【0079】出国時に手荷物に貼付されたRFIDの
(規格フォーマットの) データをもとに搭乗便に対応し
て、手荷物が所定の手荷物受取台(ターンテーブル)2
2に運ばれる。手荷物受取台22が複数になる場合も、
手荷物は所有者単位で管理される。手荷物受取台22の
グルーブ分けは、トランジット、座席などで区分し、大
型画面などで表示する。
【0080】税関チェック設備18では影像付スマート
パスポートカード1を端末機30にかけることにより税
関チェックを受けるが、検査場23には端末機30を自
動関税検査端末機として設置し、影像付スマートパスポ
ートカード1から手荷物申告カード情報を得て、また、
自動税関検閲カード申告物検査を行い、さらに、税金の
引き落としもこの影像付スマートパスポートカード1か
ら行える。
【0081】到着設備としては、乗り継ぎ設備、手荷物
搬送設備、到着設備を併設して、到着案内広域的空間大
ホール41を設け、この内部には、IT総合案内スマー
トセンター19及びキヨスク情報端末機10を設置する
ので、到着客は、乗り換え航空会社、便名、出発、時
間、出入国手続、通関手続、手荷物処理等の各種情報を
入手することができる。
【0082】国内到着客は、航空機から連絡通路を通過
して、手荷物搬送設備で自己の手荷物を受取り、航空企
業の手荷物点検装置で確認されたのち、出口に向かう。
携行手荷物の場合は、到着客通路を経由して直接出口に
向かう。乗り継ぎ客は、乗り換え専用ロビーを併設した
広域的搭乗案内空間大ホールで乗り継ぎ航空機の登場予
約をIT総合案内スマートセンター19及びキヨスク情
報端末機10で影像付スマートパスポートカード1また
は携帯電話機31等により確認の上、待機する。
【0083】このように何れの場合も、IT総合案内ス
マートセンター19及びキヨスク情報端末機10で、全
ての空港総合情報通信システム9を常時入手し、また、
航空事故、ハイジャック等の危機管理情報、搭乗案内情
報、航空券または乗船券の予約、購入、チェックイン手
続等を、影像付スマートパスポートカード1または携帯
電話機31の機能によりIT技術によるデータ収集、配
分、整理、利用が可能となる。
【0084】図6でも示したが、携帯電話機31はIT
総合案内スマートセンター19に対して情報入手手段と
して利用できる他に空港等側サーバー8からの情報伝達
機として利用することができる。
【0085】また、携帯電話機31は、図12に示すよ
うに位置確認用のアンテナ42を離れた3ヶ所に設置し
て、三角点での自動位置検出を行うことができる。
【0086】このようにして、携帯電話機31で各種案
内・予約、各種照会、各種連絡事項の空港等側サーバー
8からメール等で得ることができる。影像付スマートパ
スポートカード1の内容が空港等側サーバー8に入力さ
れた段階で、この影像付スマートパスポートカード1の
パスポートNo. を読み込み、それに対応するパスポート
No. をもって携帯電話機31からの照会があった場合
に、搭乗便状況、各種予約状況、手荷物預かり情報、旅
先案内等が携帯電話機31へ送られ、ここで看取でき
る。また、これ以外で、各種連絡事項、緊急連絡、搭乗
チェックの等で強制連絡メッセージを送りたい場合に、
電話やメールで空港等側から携帯電話機へ送ることがで
きる。
【0087】図13はかかる情報の提供の場合や位置に
よる誘導情報の提供の場合の説明図で、携帯電話機31
の携帯電話番号の自動認識による情報選別を行う、携帯
電話、パスポートNo. 入力による照会情報の提供を行
う、電話ボタンにサービスメニューの割り付けを行う。
【0088】また、位置による誘導情報に提供として、
携帯電話機31により空港到着ならばゲートNo. 、残り
時間、等のチェックイン案内/誘導を行う。なお、図示
は省略するが一定時間前の連絡、未手続き者への強制連
絡等にもこの携帯電話機31を利用することができる。
【0089】図14は更なる携帯電話機31の利用法を
示すもので、携帯電話機31は旅券機能、航空券、また
乗船券機能をクレジットカード機能を持たせたICカー
ドである影像付スマートパスポートカード1の読取り装
置44を備え、携帯電話機31の表示画面31aで影像
付スマートパスポートカード1のメモリの記憶内容を表
示できるようにした。
【0090】これにより、影像付スマートパスポートカ
ード1に記載されている各種情報(個人情報、搭乗券内
容、旅券情報等)は、携帯電話機31を表示装置として
利用して表示できる。
【0091】図15に携帯電話機31を利用する本発明
システムの概要を示す。なお、機密性を持たせるため
に、利用可認証は指紋またはパスワードで行い、盗難時
においても安心して利用できる機能とする。
【0092】また、予め影像付スマートパスポートカー
ド1に記憶された航空券情報を携帯電話機31にて読み
込むことにより、当該航空券情報をパスワードとして空
港内情報通信網9にアクセス可能とし、空港の外からで
も空港内の各種情報を取得して携帯電話機31の表示部
31aに表示するようにしてもよい。
【0093】
【発明の効果】以上述べたように本発明の空港旅客移動
空間案内システムは、2005年に就航する超大型航空
機による大量旅客に対し適切なる空港情報を与えるため
に、個々バラバラの各種情報の統合一元化及び旅客には
公表されていなかった空港当局の航空管制運航情報、税
関、出入国検疫等の国の情報も包蔵して、旅客の多目的
な用途に応じること、また、大量旅客と収容する広域的
空間大ホールを新設し、全ての旅客が安心して快適な環
境条件を利用でき、空港内の安全確保と正常なる航空機
の運航をできるものである。
【0094】本発明を採用する結果、空港施設の増改築
を最小限に止め、スペースの効率的な利用により省スペ
ースとなり、大量旅客の登場及び降機が安全かつ迅速に
処理できる。
【0095】欧米主要国際空港では、既に、国際民間航
空条約第15付属書の国際標準及び勧告方式で航空情
報、空港施設情報など航空企業に対する情報を中核とし
て、旅客に対する空港情報通信システムが実施されてい
るが、本発明は、総合情報の種類及び内容等多種多様な
ライフスタイル情報を包蔵されたシステムとして、欧米
主要国際空港でまだ実施されていない、特に、金融、為
替情報、株価情報等の国際経済情報の展示を行う世界で
初めての空港総合情報通信システムを実現する。
【0096】国際民間航空条約第9付属書6.12勧告
方式には、締約国は、旅客及び公衆が到着、出発及び飛
行中止にかかわる十分な情報を受けることができるよ
う、且つ、特に、出発または到着の最終時刻の変更また
は搭乗口番号の変更等の情報を完全に伝達できるよう明
瞭な音声による公共放送拡声装置で補完された飛行情報
掲示板または表示装置を設置すべきであると勧告されて
いる。本発明はこれに十分答えることができるものであ
る。
【0097】前記の第9付属書の勧告方式には、出発手
続ができるだけ早急に完了し、結果として実行可能なら
ば、旅客に対して国際航空輸送に関わる通常の検査以上
を要求しないように旅客が空港における最初の手続場所
( 航空会社のチェックインカウンター、保安検査場また
は個々の空港によって定められたその他の要求される場
所) から航空便の定時出発時間までに保安検査が完全に
行われることに留意して、出発手続完了時間を合計60
分に設定すべきであると勧告されており、また、第14
付属書の勧告方式では、旅客ターミナル施設の安全かつ
効率的な利用区分を検討し、旅客の環境保全に十分に留
意することとなっている。もし実時間がこれら手続に要
求される時間を大幅に越える場合、空港当局、旅客サー
ビス提供書及び管理当局は、この予定された時間が達成
できるような方策をとることについて、航空輸送関係者
と協議すべきであるとされる。
【0098】第15付属書の航空情報業務によると、各
国は、その国際空港で利用できる出入国管理業務(税
関、移民、検疫)の形態及び時間を公表する義務があ
る。
【0099】本発明によれば、大量旅客の安全かつ迅速
なる航空機への搭乗及び降機と出入国審査及び通関検
査、その他チェックインの簡素化、セキュリティの防止
対策のため、各種空港情報を新しく構築したため、空港
施設内の混雑、停滞、事故防止等の安全対策の向上と空
港施設の増改築の適正化やその他業務の省力化が図ら
れ、円滑なる旅客の流れが確保できるため、旅客の快適
環境が実現できる。
【0100】出入国及び国内出発/到着搭乗案内広域空
間大ホールは、従来の航空企業チェックインカウンタ
ー、一般待合室、航空代理店設備、旅客利便サービス設
備、出発ロビー等の諸施設を全て廃止し、新しくこれら
の諸設備を包括したものであり、これを設けることで、
大量旅客の散在、誤搭乗、乗り遅れなどの事故防止が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空港等旅客移動空間案内システムの1
実施形態を示すものとして、空港旅客ターミナルを例に
した場合の出国設備の説明図である。
【図2】本発明の空港等旅客移動空間案内システムの1
実施形態を示すものとして、空港旅客ターミナルを例に
した場合の入国設備の説明図である。
【図3】IT総合案内スマートセンターの一例を示す平
面図である。
【図4】IT総合案内スマートセンターの一例を示す側
面図である。
【図5】IT総合案内スマートセンターでの情報の流れ
を示す説明図である。
【図6】IT総合案内スマートセンターで情報を得る端
末の説明図である。
【図7】IT総合案内スマートセンターでの情報提供サ
ービスの説明図である。
【図8】大型表示装置での画面例を示す正面図である。
【図9】キヨスク情報端末機の画面例を示す正面図であ
る。
【図10】影像付スマートパスポートカードの説明図で
ある。
【図11】影像付スマートパスポートカードの処理の流
れを示す説明図である。
【図12】携帯電話の利用の一例を示す説明図である。
【図13】携帯電話の利用の画面例を示す説明図であ
る。
【図14】携帯電話の他の利用例を示す説明図である。
【図15】本発明での携帯電話の利用例を示す全体説明
図である。
【符号の説明】
1…影像付スマートパスポートカード 2…カード本体 3…ICメモリチップ 4…上半身の写
真 5…RAM 6…ROM 7…EEPROMメモリ 7a…基本情報 7b…テンポラリ領域情報 8…サーバー 9…空港情報通信網(LAN) 10…キヨスク情報端末機 12…旅客チェックイン設備 13…セキュリ
ティ設備 14…出国審査設備 15…搭乗案内
広域的空間大ホール 16…手荷物チェックイン設備 17…入国審査
設備 18…税関チェック設備 19…IT総合
案内スマートセンター 20…指紋・掌紋照合器 22…手荷物受取台 23…検査場 26…受付 27…プラズマ
ディスプレー 28…喫茶カウンター 29…端末持込
用作業エリア 30…端末機 31…携帯電話
機 31a…表示画面 32…レストラン 33…免税売店 34…インターネットルーム 35…スナック 36…エアラインオフィス 37…大型表示
装置 38…検疫検査設備 40…乗継ぎ客特別待合室 41…到着案内
広域的空間大ホール 42…位置確認用のアンテナ 43…プリンタ
ー 44…読取り装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月24日(2002.5.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 空港等旅客移動空間案内システム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空港等の施設を利
用する旅客のセキュリティの確保と円滑なる誘導案内を
目的とする旅客移動空間案内システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】航空機を例にとると、2005年度、例
えば日本の拠点空港である成田、羽田、関西、福岡、札
幌、及び中部新空港の国内線及び国際線として、A38
0等超大型航空機(国際線700人収容、国内線950
人収容)が就航予定である。
【0003】この超大型航空機の就航により、大量旅客
及び貨物、手荷物等の処理、税関、出入国管理、及び検
疫等の審査手続等によるセキュリティ管理の不徹底と大
混雑が予想される。この大混雑を防止するため、個々の
旅客ターミナルビルの機能及び施設を全面的に見直し新
設計を構築する必要がある。超大型航空機による大量旅
客時代に一空港に到来する航空機の国際線の運航は、1
時間あたり出発3機、到着2機を標準としている。国際
線出発旅客2,100人、及び到着客1,400人の、
計1時間あたり3,500人が一定区域に集中する。
【0004】また、国内線では出発4機、出発客3,8
00人、及び到着3機、到着客は2,850人が予想さ
れ、計6,650人が一定区域に集中することになる。
現行ターミナルの規模及び構造はこのように大量な旅客
を処理するのに充分な設計ではなく、ターミナルビルの
改造及び拡張計画が必要である。しかしながら、これに
は相当の工事期間と経費の負担がかかる。従って、どの
空港にも適用できるよう既存施設に新空間利用大ホール
の新設を行い、空港業務の合理的簡素化とセキュリティ
の安全確保及び最適な誘導案内の制度化を図る新しい基
本情報通信を構築することが望まれる。さもないとかつ
て現在のボーイング747型の受入れの当初に生じた計
画の混乱と場当たり的な施策を講じた失態を再び起こす
不安がある。
【0005】空港を例にとると、現在の旅客ターミナル
を利用する出国旅客は、ターミナルチケットロビーで発
券、予約、搭乗手続、手荷物委託、受託手荷物検査を行
い、それに引継ぎ出発ロビーにおいて、喫茶、飲食、物
購、銀行等を利用し、次にセキュリティチェック場で旅
客身体検査、機内持込品検査を受けて、出国検査場に入
室して出国検査、税関検査を受け、出国待合室で搭乗時
間まで免税売店、喫茶、飲食、物販等のサービスを利用
して、搭乗旅客移動通路を経て、搭乗口ゲートラウンジ
で搭乗する。出国のための移動空間がこのような設計と
なっているため、旅客は混雑にまき込まれて誤搭乗が生
じると共に、長時間の待機を余儀なくされている。
【0006】現在、旅客ターミナルを利用する入国旅客
は、航空機がエプロン駐機場止したのち、入国搭乗橋を
経由して入国検査場で旅券、入国カードを提出して、入
国承認印を受け、次に税関検査場に入室して、手荷物受
台から自己の手荷物を受け取る。自己の手荷物が一定免
税基準内である場合、旅客は検査を受けることなく到着
ロビーに向かう。自己の手荷物が免税基準を超過する場
合、または、その他の理由による手荷物持込の場合、旅
客はこれを示す申告書及び検疫申告書を税関、検疫当局
に提出し、検査終了後、入国到着ロビーを経由して空港
外に出る。入国のための移動空間がこのような設計とな
っているため、前述と同様に、旅客は混雑による長時間
の待機が余儀なくされている。
【0007】グローバルハブ国際空港における乗り継ぎ
旅客は、航空機から指定通路を経由して、乗り継ぎ旅客
専用待合室に入室して、搭乗時間まで待機する。国際的
な統計によると旅客の待合時間は、平均3時間から5時
間程度を要し、特に深夜の場合、旅客は長時間待合室に
残留することになる。現行待合室スペースは非常に狭い
ため、座席の確保が難しく、大多数の旅客は直接床面に
座る。その結果、室内の混雑が著しく、女性、老人、子
供、及び身障者には劣悪な環境条件となっている。従っ
て現在の旅客専用待合室では、事故の防止対策及び予防
対策が不十分である。
【0008】また、従来、旅客に提供される空港情報は
以下の問題を抱えていた。提供される空港情報のうち、
フライト情報は航空企業、旅客案内情報は空港企業、航
空機運航情報は空港当局、出入国管理及び通関情報、検
疫情報等はCIQ(Customs,Immigration and Quaranti
ne)官庁というように、情報の種類に応じて独自にシス
テム化し運用している。情報は各機関毎に管理されてい
て、他の機関における情報との連携がとれないので、旅
客は適切な情報を迅速に把握できず、搭乗の乗り遅れ、
誤搭乗等の事故を招いている。一部放送、TVでフライ
ト情報が放送されているが、このような放送は気象条件
悪化現象に対応する運航の欠航等の発生した場合に限ら
れており、日常化されていない。
【0009】さらに、運航管制情報、航空路情報、航空
気象情報、出入国管理情報、税関情報、及び検疫情報は
通常旅客、送迎人、一般利用者には公表されていない。
旅客はこれらの情報による利便性の供与は受けられない
ため、不都合が生じている。
【0010】空港施設の合理的な運用を図るために、大
量旅客に対する情報環境を管理し、人と物と情報の一体
的組み立てを構築して、円滑なる流動性を確保する必要
性が生じている。また、セキュリティ対策、搭乗及びチ
ェックイン手続等の時間短縮化のため、新空港総合情報
通信システム構築の制度化が早急に実現することが望ま
れている。
【0011】従来では、航空企業は旅客に対しては、掲
示板、音声によるアナウンス、及びガイダンス端末によ
り、誘導、案内を行っている。搭乗等のチェックインに
ついては、チェックインデスクが設けられており、旅客
はそこへ行き手続を行っている。なお、予約の確認、搭
乗案内等の各種案内もこのチェックインデスクで口頭で
質問して口頭で得ることが多い。しかしながら、大量の
旅客が集中した場合、セキュリティの安全確保と円滑な
る誘導案内は不十分であり、航空機への誤搭乗、乗り遅
れ等の事故が発生する。また、旅客、送迎人などの混雑
のため、施設内で混乱が発生している例が多い。
【0012】空港施設のエリアは広大であり、初めて利
用する旅客の多くは戸惑うことになる。旅客、送迎人、
一般利用者の多さに対して職員の数も限りがあるので応
対が適切にできないことが多い。また、音声によるアナ
ウンスは、聴覚障害者には伝えることはできない。特
に、その人に対して音声による呼び出しが行われている
場合には問題が発生する。
【0013】最近では空港内の自動化が図られ、ガイダ
ンス端末により、空港内の施設のガイダンスが行われて
いる。しかしながら、このガイダンス端末は、不特定多
数の人が利用するものであるため、せいぜい、空港内の
施設の位置をガイダンスするぐらいに止まっており、個
々人の要求に対応し、旅行を快適にするというレベルに
はほど遠い。多機能を有する端末であっても、自分の欲
しい情報を細かく指定しなければならないため、操作が
煩わしくなるという問題点があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】グローバルハブ国際空
港では、単一の旅客ターミナルビルのキャパシティ限界
領域が年間2,000万人前後とされている。これ以上
超過する年間旅客数がある場合は、複数ターミナル方式
とする案が国際的な基準とされている。
【0015】2005年以降に就航するA380等の超
大型航空機の受入れのためには、複数ターミナル方式を
採用することが考えられる。複数ターミナル方式では、
現行の単一ターミナル方式による機能・施設を単純に複
数設置するのが通常である。しかし、この方式では、多
額の工事費と長期間の工事期間を要し、さらに建設のた
めの敷地を新たに確保することが必要となるため、複数
ターミナル方式は実施困難な場合が多い。
【0016】また、国際的なガイドラインとして、一定
区域内に短時間で集中する大量旅客を円滑に移動するた
めの、ターミナル機能全体施設に占める各施設の割当配
分率が規定されている。具体的には、航空企業の賃貸借
用スペース35%〜40%、飲食、物販、喫茶利便サー
ビススペース15%〜25%、公共用スペース25%〜
35%、維持管理用スペース10%〜15%のスペース
配分となっている。大量旅客輸送時代に効率的かつ合理
的に対応したターミナル機能施設を実現するためには、
従来のスペース配分の代わりに、ターミナルスペースの
効率的利用を重視した、斬新的なデザインコンセプトの
開発が求められている。
【0017】本発明は、現在のターミナルビル空間の利
用構造を見直し、多大の費用と期間を要する現行の複数
ターミナル方式ではなく、現行ターミナル施設を効率的
かつ合理的に運用し、大量旅客輸送時代に対応可能なタ
ーミナル施設に適応することが可能な旅客移動空間案内
システムを提供することを目的とする。
【0018】まず、前述の国際的なガイドラインに定め
られた、ターミナル施設のスペース配分を取り止め、大
量旅客の安全(セキュリティ)を確保しつつ、スムーズ
な誘導・案内が可能なターミナル施設のデザインコンセ
プトを提唱する。本発明のターミナル施設のデザインコ
ンセプトは、ビル全体の80%は出発/到着搭乗案内空
間大ホールで占有し、このホール内にすべてのチェック
イン機能、搭乗審査機能、旅行代理店機能、待合機能、
航空券の予約、発券等の搭乗手続の施行及び手荷物チェ
ックイン施設等を包括設置して、航空企業の最も重要施
策である旅客の散在、誤搭乗、乗り遅れ等の事故を未然
に防止し、円滑なる旅客の移動空間を確保する。
【0019】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、空港等施設内で、一定時間内に集中する大量旅客に
対し、出発、到着の確実性、移動の迅速性、適時性、空
間利用による利便性、快適性、低廉性、環境保全等の必
要な各種情報を旅客に提供して、安全なセキュリティの
確保かつ適切なる誘導と案内を行い、航空機等交通機関
の正常なる運航を確保することができる旅客移動空間案
内システムを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、施設の出入口周辺には、旅行全般に
わたる案内、誘導業務を行うIT総合案内スマートセン
ターを設け、これに隣接してハイジャック防止等のセキ
ュリティ検査を行うセキュリティ設備と併設して、チェ
ックインを行う旅客チェックイン設備、出入国審査設
備、旅客搭乗案内設備、航空代理店機能設備、航空企業
旅客接遇業務室設備等の他、インターネットルーム、会
議室、保育室、医務室、飲食、喫茶、物販などの旅客利
便サービス機能をすべて包括設置する国際及び国内到着
/搭乗案内大ホールを設置することを要旨とするもので
ある。
【0021】第2に、IT総合案内スマートセンター
は、国、航空企業、空港企業、航空旅行代理店等の多種
多様な各種情報サーバと接続とアクセスを行うことで、
搭乗案内情報とチェックイン手続案内の他に、従来旅客
に公表されていない航空情報、搭乗案内情報、航空管制
情報、航空気象情報、空港施設情報、危機管理情報、行
政情報、金融為替情報等を融合と統合する情報システム
を一元化して旅客の必要情報を即時公表される手段を講
じる空港等側サーバを設けて実行し、このIT総合案内
スマートセンターに対して固定情報端末機、携帯電話又
は携帯情報端末による情報入手手段を設けたこと、第3
に、国際及び国内到着/搭乗案内大ホール大ホールに
は、フライト情報の他に、行政情報、危機管理情報、金
融情報、為替情報、通貨交換レートを公表する大型表示
装置を設けることを要旨とするものである。
【0022】第4に、携帯電話機又は携帯情報端末は、
施設側サーバからの情報伝達機として利用すること、第
5に、携帯電話機又は携帯情報端末は、旅客の空港等内
位置検知手段として利用すること、第6に、携帯電話機
又は携帯情報端末は、旅券機能、航空券、また乗船券機
能をクレジットカード機能を持たせたICカードである
影像付スマートパスポートカードの読取り装置を備え、
メモリの記憶内容を表示することを要旨とするものであ
る。
【0023】請求項1記載の本発明によれば、大量旅客
の安全かつ迅速なる航空機への搭乗及び降機、出入国審
査、通関検査、並びにその他チェックインの簡素化が実
現される。またセキュリティの防止対策のため、各種空
港情報を新しく構築したため、空港施設内の混雑、停
滞、事故防止等の安全対策の向上と空港施設の増改築の
適正化やその他業務の省力化が図られる。さらに本発明
にあっては、円滑なる旅客の流れが確保できるため、旅
客の快適環境が実現できる。
【0024】国際及び国内到着/搭乗案内大ホールは、
搭乗案内大ホールと到着案内大ホールとから成る。本発
明に係る国際及び国内到着/搭乗案内大ホールは、従来
の航空企業チェックインカウンター、一般待合室、航空
代理店設備、旅客利便サービス設備、出発ロビー等の諸
施設を全て廃止し、新しくこれらの諸設備を包括するも
のである。出発客がターミナルビル入口ホールからセキ
ュリティチェック設備を通過して大ホールに入室するこ
とで、大量旅客の散在、誤搭乗、乗り遅れなどの事故防
止が図られる。旅客は一定区域内に短時間で集合し、迅
速かつ円滑に搭乗するため、旅客の移動を容易にするこ
とができる。
【0025】結果、既存建物の面積スペースが合理的に
利用されることにより、大幅な拡張をせずとも大量旅客
の常時把握ができ、航空機の運航時間の正確性が確保で
きる。到着客の場合も同様である。
【0026】国内到着/搭乗案内大ホールは、CIQ設
備を除く他は、同様の規模でよい。
【0027】従来では旅客ターミナル内の賃貸借スペー
スの他に、大きな面積を持つ共用のロビーが設けられて
いる。共用のロビーは無料扱いであって有料化できない
ため、経営的に困難な理由の一つになっている。従来C
IQ検査場スペースは国有財産となっている。本願にあ
っては、国際及び国内到着/搭乗案内大ホールを設ける
ことにより全面積が国有財産の対象となる可能性ができ
るので、空港経営に大きな利益が生じる。
【0028】国際及び国内到着/搭乗案内大ホールによ
り、大量旅客の迅速な移動と視覚及び口頭による案内誘
導の情報化によりセキュリティ、ハイジャック防止対策
が万全となる。
【0029】出発客は、セキュリティゲートを通過して
施設の入口でIT総合案内スマートセンターにより搭乗
予約情報、フライト情報等を確認し、搭乗案内大ホール
で搭乗時まで待機する。待機の間、出発客は固定端末機
で必要な空港情報を確認し、航空機への搭乗ゲート、搭
乗時間、出発時間、便名、航空会社名等の搭乗情報も最
終情報として入手できる。
【0030】到着客は、航空機内で到着空港における出
入国手続、通関手続、検疫手続、送迎客の有無、手荷物
の受取台などの情報を固定情報端末機で入手して、予
め、降機に必要な情報でこれらの手続を省力化できる。
乗り換え客は、航空機内の固定情報端末機をもって、乗
り換え航空会社、便名、出発時間、出入国手続、通関手
続、手荷物処理等の各種情報を入手して、所定の到着案
内大ホールにある総合案内ITスマートセンターで再度
情報を再確認することができる。
【0031】国内出発客は、施設の出入口周辺に設置さ
れているIT総合案内スマートセンターにより、空港総
合情報通信システムを利用して、搭乗航空機便名、出発
時間、航空券または乗船券の購入、予約、チェックイン
状況等の各種情報を入手して、自己の旅行計画と航空機
の搭乗までのプロセスを明確に把握することができる。
【0032】国内到着客は、航空機から連絡通路を通過
して、手荷物搬送設備で自己の手荷物を受取り、航空企
業の手荷物点検装置で確認されたのち、出口に向かう。
携行手荷物の場合は、到着客通路を経由して直接出口に
向かう。乗り継ぎ客は、乗り換え専用ロビーを併設した
到着案内大ホールで乗り継ぎ航空機の搭乗予約をIT総
合案内スマートセンターで確認の上、待機する。
【0033】空港業務を行うため、毎日の航空機の運航
時間によって連鎖的に空港当局、CIQ官庁、航空会
社、空港ビル、機内食工場、燃料供給会社、航空機整備
工場、航空旅行代理店、航空貨物代理店等の各情報業務
が24時間稼動している。従って、旅客送迎人、一般利
用者ならびに貨物の円滑なる流れが必要とされている。
すべての業務が停滞するという事態を引き起こすのを防
ぐため、時間表は、常に最新の情報で更新されている必
要がある。つまり、気象状況や航空機の不具合、航空路
の混雑などが原因で、航空機の発着時間の変更があった
場合には、直ちに関係するすべての機関及び空港企業、
航空企業等ならびに旅客、送迎人等に適切な情報をタイ
ムリーに提供することが必要である。
【0034】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、こうした公共性のある空港総合情報通信シス
テムを構築し、空港施設及び利便施設の合理的かつ適切
なる情報管理制度の確立を図れるものである。旅客、送
迎人等は、24時間いつでもどこからでも固定情報端末
機、携帯電話又は携帯情報端末で安全かつ正確な情報を
常時予約、照会、連絡ができる。
【0035】旅客はIT総合案内スマートセンターで、
全ての空港総合情報通信システムを常時入手することが
出来る。また、航空事故、ハイジャック等の危機管理情
報、搭乗案内情報、航空券または乗船券の予約、購入、
チェックイン手続等を、影像付スマートパスポートカー
ドまたは携帯電話機能によりIT技術によるデータ収
集、配分、整理、利用することが可能となる。
【0036】特に、個人の携帯電話は、全世界標準とな
るIMT-2000を利用して、位置を問わない双方向通信がで
き、JAVA(登録商標)プログラムにより容易に操作
が行え、また緊急時に迅速なる連絡ができる。携帯電話
をIT総合案内スマートセンターサーバと連結すること
により、全ての空港情報を入手し、双方向通信をもって
各種案内、予約、照会、連絡、位置通報を行うことがで
きる。
【0037】請求項3記載の本発明によれば、国際及び
国内到着/搭乗案内大ホールには、大型表示装置が配置
される。従って、フライト情報の他に、行政情報、危機
管理情報、金融情報、為替情報、通貨交換レート等を表
示することができる。
【0038】請求項4記載の本発明によれば、携帯電話
機は施設側サーバと通信可能な情報入手手段として機能
し、各種案内、予約、各種照会、各種連絡事項の施設側
サーバからの情報伝達機として利用することができる。
これらは主としてメールによるものである。影像付スマ
ートパスポートカードの内容が施設側サーバに入力され
た段階で、施設側サーバはこの影像付スマートパスポー
トカードのパスポートNo. を読み込む。それに対応する
パスポートNo. をもって携帯電話機又は携帯情報端末か
らの照会があった場合に、搭乗便状況、各種予約状況、
手荷物預かり情報、旅先案内等が携帯電話機へ送られ、
ここで看取できる。またこの他に、各種連絡事項、緊急
連絡、搭乗チェック等で強制連絡メッセージを、通信網
を介して施設側から携帯電話機又は携帯情報端末へ送る
こともできる。
【0039】請求項5記載の本発明によれば、携帯電話
機は旅客の施設内位置検知手段として利用することがで
きるので、旅客の誘導その他を効率良く行うことができ
る。
【0040】請求項6記載の本発明によれば、影像付ス
マートパスポートカードに記載されている各種情報(個
人情報、搭乗券内容、旅券情報等)は、携帯電話機を表
示装置として利用して表示できる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の旅客移動空間
案内システムの1実施形態を示す、空港旅客ターミナル
の出国設備の説明図、図2は同上入国設備の説明図であ
る。
【0042】出国設備として機能する搭乗案内大ホール
(ホール)15は、チェックインを受け付ける旅客チェ
ックイン設備12、ハイジャック防止等のセキュリティ
検査を行うセキュリティ設備13、セキュリティ設備1
3と併設された出国審査設備14からなる。搭乗案内大
ホール15には更に、搭乗案内設備、物販、喫茶、飲食
設備を包括して設けてある。手荷物チェックイン設備1
6は、カーブサイドや駐車場など空港旅客ターミナルビ
ルの入口の手前位置に設ける。
【0043】国際及び国内到着/搭乗案内大ホールの1
つである搭乗案内大ホール15は、大量旅客の円滑なる
移動と迅速なる搭乗手続と混雑防止および事故発生防止
等のため、従来の航空企業チェックインカウンター、一
般待合室、航空代理店設備、旅客利便サービス設備、出
発ロビー等の諸施設を全て廃止し、新しくこれらの諸設
備を包括する。前記搭乗案内大ホール15は、チェック
インを受け付ける旅客チェックイン設備、出国審査設
備、旅客搭乗案内設備、航空代理店機能設備、航空企業
旅客接遇業務室設備等の他、インターネットルーム、会
議室、保育室、医務室、飲食、喫茶、物販などの旅客利
便サービス機能をすべて包括設置する。図中32、35
は飲食、喫茶などのレストラン、スナック、33は物販
を行う免税売店、34はインターネットルーム、36は
旅客搭乗案内設備、航空代理店機能設備、航空企業旅客
接遇業務室設備等を備えるエアラインオフィスである。
【0044】搭乗案内大ホール15には、フライト情報
の他に、行政情報、危機管理情報、金融情報、為替情
報、通貨交換レートを公表する大型表示装置37を設け
てある。
【0045】セキュリティ設備13の前段階では、旅客
チェックイン設備12に併設して、搭乗予約等及び旅行
情報等の確認を行うIT総合案内スマートセンター(案
内センター)を設けてある。このIT総合案内スマート
センター19には空港総合情報網(LAN)9に接続さ
れた固定情報端末機10を設置してある。IT総合案内
スマートセンター19では、旅券機能、航空券又は乗船
券機能、及びクレジットカード機能を持たせたICカー
ドである影像付スマートパスポートカード1及び携帯電
話機31ならびに口頭案内をキーとして旅客に対する各
種搭乗案内他各種の案内が得られる。
【0046】IT総合搭乗案内スマートセンター19
は、国、航空企業、空港企業、航空旅行代理店等の多種
多様な各種情報サーバとやり取りを行うサーバ8を有す
る。サーバ8は、搭乗案内情報とチェックイン手続案内
の他に、従来旅客に公表されていない航空情報、搭乗案
内情報、航空管制情報、航空気象情報、空港施設情報、
危機管理情報、行政情報、金融為替情報等を構築または
統合一元化して旅客の必要情報を即時公表する。
【0047】かかるサーバ8は、パスポートを発行する
外務省、住民基本台帳がある役所等公の証明発行機関が
所有する公的機関サーバと、カード照会、決算処理、時
系列経緯ログをファイルとして有するもので、航空会
社、旅行代理店、ショッピング店、銀行等外部照会セン
ターの外部民間サーバと、空港または海湾ターミナル内
管理台帳、チェックインおよび出国管理等をファイルと
して有している、空港または海湾ターミナルサーバと連
結される。前記サーバ8、公的機関サーバ、外部民間サ
ーバ、及び空港または海湾ターミナルサーバはインター
ネット等の通信ネットワークで結ばれ、空港情報通信網
(LAN)9を形成する。
【0048】図3はこの空港情報通信網(LAN)9を
示すものである。空港情報通信網(LAN)9では、例
えば、インフォメーションセンター、エアライン関連情
報システム、貨物関連情報システム、官制当局関連情報
システム、CIQ官庁関連情報システム、ホテル・官公
庁金融機関交通機関、空港外各機関/企業情報システ
ム、共同災害管理システム、業務管理システム、運航支
援システム、航空機サービスシステム・グランドハンド
リング、駐車場管理システム、交通官制関連システム、
防災・防犯システム、設備監視システム、ビル管理シス
テム、施設管理システム、固定情報端末機10などが相
互に交信可能である。
【0049】IT総合案内スマートセンター19は、ロ
ビーとして空港施設内に設けるようにしてもよい。図
4、図5はその一例を示す。図4、図5においては、固
定情報端末機10を多数台設置してある。固定情報端末
機10により、個人情報の確認、照会、連絡ができるほ
か、旅行全般に関する案内を受けることができる。固定
情報端末機10は、シングルボードコンピュータ、イー
サネット(登録商標)、超音波式高感度タッチパネル、
メモリー、HDD 、スマートカードリーダ、熱転写式のプ
リンター43及びオートカッター、双方向音声パネル、
自動影像通信パネル等の機能を設備して、航空機搭乗時
の情報を利用する。
【0050】図中、26はIT総合案内スマートセンタ
ー19内の受付、27はプラズマディスプレー、28は
喫茶カウンター、29は端末持込用作業エリアである。
【0051】なお、IT総合案内スマートセンター19
は、ロビーのごとき一定エリアを区画した空港施設とし
て設けない場合もあり得る。この場合、IT総合案内ス
マートセンター19はサーバのみ有し、固定情報端末機
10は分散させて設置される。
【0052】IT総合案内スマートセンター19をロビ
ーとして空港施設内に設ける場合と設けない場合のいず
れの場合でも、IT総合案内スマートセンター19から
の情報入手手段は特定場所もしくはそれ以外の場所の固
定情報端末機10であってもよく、また、図6、図7に
示すように携帯用の専用端末機としての固定情報端末機
10であってもよく、更に、携帯電話機31、並びに携
帯情報端末又はPDA(Personal Digital Assistant)
であってもよい。
【0053】一方、入国設備としては、図2に示すよう
に、入国審査を行う旅客入国審査設備17、手荷物等審
査を行う税関チェック設備18、動植物検査を行う検疫
検査設備38、手荷物搬送設備としての手荷物受取台2
2、及び乗り継ぎ設備としての乗継ぎ客特別待合室40
等から成る。到着案内大ホール41は、これら入国審査
設備17、税関チェック設備18、検疫検査設備38を
取り込んで形成される。
【0054】国際及び国内到着/搭乗案内大ホールの1
つである到着案内大ホール41の内部にはさらに、免税
売店、物販、喫茶、飲食等設備、銀行、医務室、保育室
等の他、前記搭乗案内大ホール15と同様のIT総合案
内スマートセンター19を設けてある。また、到着案内
大ホール41にはさらに、固定情報端末機10を適宜設
置して、入国情報、乗り継ぎ情報などの各種入国案内が
得られるようにした。
【0055】また、この到着案内大ホール41にも前記
搭乗案内大ホール15と同様に、フライト情報の他に、
行政情報、危機管理情報、金融情報、為替情報、通貨交
換レートを公表する大型表示装置37を設けた。
【0056】出国の場合、出発客はまず旅客ターミナル
ビルカーブサイドまたは駐車場において手荷物チェック
イン設備16で手荷物チェックイン検査を受ける。自宅
出発時には旅券と影像付スマートパスポートカード1を
持参し、手荷物チェックインカウンターである手荷物チ
ェックイン設備16でタグRFID(Radio Frequency
Identification)の発行など手荷物のチェックインを行
う。なお、手荷物を事前にチェックインさせてもよい。
【0057】影像付スマートパスポートカード1につい
て説明するため、一例を図8に示す。影像付スマートパ
スポートカード1はカード本体2にICメモリチップ3
を組み込んだICカードであり、その表に上半身の写真
4を設けてある。
【0058】ICメモリチップ3は、システムが利用す
るメモリであるRAM5とROM6、およびユーザー利
用可能領域であるEEPROMメモリ7を含む。
【0059】そしてEEPROMメモリ7は、固定フォ
ーマットとして取り決める基本情報7aのエリアと、そ
の都度目的ごとに利用可能なテンポラリ情報7bのエリ
アとに分けられている。基本情報7aは、上半身写真
(前記写真4と同じ)イメージデータを含むパスポート
関連情報、セキュリティ照合情報(パスワード、指紋/
掌紋情報等)、住民基本台帳(住民登録証)、印鑑登録
証、国民年金、介護保険、運転免許証、健康保険証、国
民健康保険証、共済組合証、恩給証書、学生証、会社身
分証、戸籍謄本、戸籍抄本等、公の証明発行機関が行う
情報その他認証関連の生活基本機能情報である。
【0060】パスポート関連情報には、10年旅券また
は5年旅券の有効期間、主要渡航先での期間、予定日な
ども含まれる。
【0061】前記基本情報7aには、指紋、掌紋などの
バイオメトリックス認証データも含まれる。
【0062】一方、テンポラリ情報7bには、この影像
付スマートパスポートカード1が海外旅行用電子決済機
能を持つように銀行口座関連等の金融決済関連情報が入
力されている。テンポラリ情報7bにはさらに、航空
券、ホテル、予約等の旅行関連支援情報、保険、会社関
係等の個人情報、天気、株価その他の各種情報が含まれ
る。
【0063】テンポラリ情報7bは、例えば旅行:A0
1、保険:B01、ショッピング:C01…のごときサ
ービスコードが付される。各サービスコード毎のデータ
域は、利用業界でフォーマットを自由に決定できる。認
証、暗号化も自由に業界で決定する。
【0064】図9に基づいて影像付きスマートパスポー
トカード1を利用して、旅券の発行や航空券あるいは乗
船券の購入等を行う処理の流れを説明する。旅客は、事
前にカード発行会社から電子決済機能の旅客カードを購
入しておく。旅券申告の際に旅客はこの旅客カードを申
告書と共に提出し、旅券交付の際、この旅客カードに旅
券記載のデータや本人身分証明事項等と写真及び又は指
紋が包蔵され、組み込まれた影像付スマートパスポート
カード1を受け取る。なお、外務省発行による旅券にス
マートカードを同封して、申請者に交付し、交付を受け
た者が後日これに電子取引決済機能を有効にするのでも
よい。また、電子取引決済機能を追加するため金融機関
による認定を受けるものでもよい。
【0065】航空券や乗船券はこの影像付スマートパス
ポートカード1で購入する。航空券、乗船券の購入時、
旅行代理店、航空会社及び外国航路に就航する船舶会
社、その他キオスク等では航空券、乗船券の発券の代わ
りに必要事項を影像付スマートパスポートカード1に書
き込む。影像付スマートパスポートカード1には、前記
旅客番号、本人身分証明事項等に加え、利用航空会社、
船舶会社、目的地、運賃、搭乗、乗船座席番号等チェッ
クイン業務に必要な事項がインプットされる。
【0066】旅客が旅行代理店、航空会社、船舶会社に
直接訪問する場合、購入の航空券、乗船券データは、代
理店等の端末機30(I/O装置)〔固定端末〕を利用
して、影像付スマートパスポートカード1に(規格フォ
ーマットで) 入力する。影像付スマートパスポートカー
ド1には、電子取引決済機能が付加されている。タグR
FID(Radio Frequency Identification)も発行す
る。RFIDは、紛失した場合、端末機30で再発行も
可能である。
【0067】影像付スマートパスポートカード1を用い
て、電話・FAX・インターネットにより航空券を購入
/予約の場合は、所有するPC(パソコン)に端末機3
0(I/O装置)がある場合は、航空券データを影像付
スマートパスポートカード1にダウンロードする。電話
による場合とPCに端末機30(I/O装置)がない場
合は、後日固定端末にて購入の航空券、乗船券データを
影像付スマートパスポートカード1にダウンロードす
る。
【0068】支払は、クレジットカードあるいは影像付
スマートパスポートカード1の決済機能を利用する。決
済機能を利用する場合も、PCに端末機30(I/O装
置)がある場合は電子マネー、デビッドカード、クレジ
ットカードが利用できる。その他の場合はクレジットカ
ード(カード番号を相手に告げるだけで支払完了) のみ
利用できる。
【0069】影像付スマートパスポートカード1を用い
て、電話/インターネットにより航空券を購入した利用
客は、出発日までに固定端末で航空券・乗船券データを
ダウンロードする。使用言語は、国連公用語とする。使
用言語は、例えば、影像付スマートパスポートカード1
の基本情報7aに記憶されている国籍情報あるいは各サ
ーバがアクセスする顧客情報中に含まれる国籍情報に基
づいて決定され、決定された言語で構成された航空券デ
ータをダウンロードできるようにしてもよい。代理店等
で購入した利用客も、変更がある場合はデータを書き換
える。本人確認は、暗証番号あるいはバイオメトリック
で行う。データを書込まれた影像付スマートパスポート
カード1は、電波により本人の移動が搭乗・乗船までモ
ニターできる。このため、出発間際にも搭乗されていな
い客に対して、担当者が速やかに搭乗・乗船の案内をす
ることができる。
【0070】影像付スマートパスポートカード1ヘのデ
ータ書込みと同時に、規格フォーマットで書込まれたR
FID(Radio Frequency Identification) を必要枚数
発行する。RFIDには搭乗/乗船便名、行先などが書
込まれる。RFIDは、影像付スマートパスポートカー
ド1ヘのデータをもとに、予め旅行代理店で発行され
る。
【0071】施設入口周辺において、旅客はIT総合案
内スマートセンター19のロビーに入室する。ロビーで
は、搭乗に係わる一切の情報と旅客チェックイン設備1
2でのチェックイン手続、予約、航空券の購入等旅行代
理店機能設備を影像付スマートパスポートカード1及び
/または携帯電話機31で固定情報端末機10を用いて
自動的に確認できる。
【0072】図10に大型表示装置37での画面の一例
を示す。図11に固定情報端末機10での画面の一例を
示す。固定情報端末機10では空港情報通信網(LA
N)9を利用して、搭乗案内、個人情報の確認、照会、
連絡のほか、旅行全般に関する誘導案内を受ける。
【0073】旅客チェックイン設備12では、影像付ス
マートパスポートカード1による本人確認と影像付スマ
ートパスポートカード1による搭乗券確認とによりチェ
ックインを受け付ける。本人確認の際には、影像付スマ
ートパスポートカード1を端末機30(I/O装置)に
挿入して、使用する言語及び図面/音声を選択し、指紋
・掌紋照合器に指または手のひらを置く。(バイオメト
リックで本人確認をする。)また、モニターに顔写真の
影像を写し出して本人の顔と照合する。旅客チェックイ
ン設備12では手荷物タグの確認、及び搭乗、乗船座席
番号等の確認も行える。
【0074】セキュリティ設備13でのセキュリティ検
査場においては、影像付スマートパスポートカード1及
び携帯電話機31による搭乗座席指定等の情報を表示機
により搭乗券の身分を示して検査院の確認を受ける。旅
客は、金属探知機及びボディチェックを受け通過する。
【0075】搭乗の確認を受けた旅客は、搭乗案内大ホ
ール15に入室する。搭乗案内大ホール15では、搭乗
待機時間までインターネット、会議室、保育室、喫茶、
飲食、物販等の利便サービス施設を利用すると共に、搭
乗案内及び旅行情報等の確認のために固定情報端末機1
0を利用して、自己の旅行計画の確認及び補正を行うこ
とができる。搭乗案内大ホール15ではスナック、レス
トラン、免税店等で食事や買い物が影像付スマートパス
ポートカード1での決済でできる。また、現金引き出し
等のキャッシングもこの影像付スマートパスポートカー
ド1で可能である。
【0076】大型表示装置37等での搭乗案内情報によ
り、旅客は出国審査場の出国審査設備14の審査ゲート
で、影像付スマートパスポートカード1及び携帯電話機
31による座席指定等の情報を表示機に入力し、検査員
の承認を得て搭乗通路経由、航空機に搭乗する。
【0077】図示は省略するが、国内出発設備も、同様
に搭乗予約、旅行情報等の確認を行う場合のIT総合案
内スマートセンター19、空港総合情報網(LAN)9
による固定情報端末機10の設備、ハイジャック防止等
のセキュリティ検査を行うセキュリティ設備13、搭乗
案内空間設備、搭乗設備からなる。
【0078】この場合も、IT総合案内スマートセンタ
ー19の固定情報端末機10で、航空券、乗船券、クレ
ジットカード機能を持たせたICカードである影像付ス
マートパスボートカード1及び携帯電話機31ならびに
口頭案内をキーとして旅客に対する各種搭乗案内が得ら
れる。
【0079】さらに、国内出発設備の場合も、大量旅客
に散在、誤搭乗、乗り遅れなどの事故防止のため、ま
た、一定区域内に短時間で集合し、迅速かつ円滑に搭乗
するために、搭乗案内大ホール15を設け、旅客の移動
空間を確保する。
【0080】到着すなわち、入国の場合は、入国手続き
は、出国手続きと同様影像付スマートパスポートカード
1による本人確認と、必要であればフライト確認とによ
る入国審査を入国審査設備17である入国審査ゲートで
実施する。
【0081】出国時に手荷物に貼付されたRFIDの
(規格フォーマットの) データをもとに搭乗便に対応し
て、手荷物が所定の手荷物受取台(ターンテーブル)2
2に運ばれる。手荷物受取台22が複数になる場合も、
手荷物は所有者単位で管理される。手荷物受取台22の
グルーブ分けは、トランジット、座席などで区分し、大
型画面などで表示する。
【0082】税関チェック設備18では影像付スマート
パスポートカード1を端末機30にかけることにより税
関チェックを受ける。検査場23には端末機30を自動
関税検査端末機として設置してある。影像付スマートパ
スポートカード1に基づいて、手荷物申告カード情報を
得ることができ、自動税関検閲カード申告物検査を行う
ことができ、また、税金の引き落としを行うことができ
る。
【0083】到着設備としては、乗り継ぎ設備、手荷物
搬送設備、到着設備を併設して、到着案内大ホール41
を設ける。到着案内大ホール41の内部には、IT総合
案内スマートセンター19及び固定情報端末機10を設
置する。従って到着客は、乗り換え航空会社、便名、出
発、時間、出入国手続、通関手続、手荷物処理等の各種
情報を入手することができる。
【0084】国内到着客は、航空機から連絡通路を通過
して、手荷物搬送設備で自己の手荷物を受取り、航空企
業の手荷物点検装置で確認されたのち、出口に向かう。
携行手荷物のみ有する場合、旅客は到着客通路を経由し
て直接出口に向かう。乗り継ぎ客は、乗り換え専用ロビ
ーを併設した搭乗案内大ホールで乗り継ぎ航空機の搭乗
予約をIT総合案内スマートセンター19及び固定情報
端末機10で影像付スマートパスポートカード1または
携帯電話機31等により確認の上、待機する。
【0085】上述のように何れの場合も、IT総合案内
スマートセンター19及び固定情報端末機10で、全て
の空港総合情報通信システム9を常時入手することがで
きる。また、航空事故、ハイジャック等の危機管理情
報、搭乗案内情報の確認、航空券または乗船券の予約、
購入、チェックイン手続等を、影像付スマートパスポー
トカード1または携帯電話機31の機能によりIT技術
によるデータ収集、配分、整理、利用が可能となる。
【0086】図6にも示すように、携帯電話機31はI
T総合案内スマートセンター19に対して情報入手手段
として利用できる他に施設側サーバ8からの情報伝達機
として利用することができる。
【0087】また、携帯電話機31は、図12に示すよ
うに位置確認用のアンテナ42を離れた3ヶ所に設置す
ることにより、三角点での自動位置検出に用いることが
できる。
【0088】このようにして、携帯電話機31で各種案
内・予約、各種照会、各種連絡事項の施設側サーバ8か
らメール等で得ることができる。影像付スマートパスポ
ートカード1の内容が施設側サーバ8に入力された段階
で、施設側サーバ8はこの影像付スマートパスポートカ
ード1のパスポートNo. を読み込む。それに対応するパ
スポートNo. をもって携帯電話機31からの照会があっ
た場合に、搭乗便状況、各種予約状況、手荷物預かり情
報、旅先案内等が携帯電話機31へ送られ、ここで看取
できる。また、この他に、各種連絡事項、緊急連絡、搭
乗チェック等のために、強制連絡メッセージを電話やメ
ールで施設側から携帯電話機へ送ることができる。
【0089】図13はかかる情報の提供の、及び位置に
よる誘導情報の提供を説明する説明図である。携帯電話
機31の携帯電話番号の自動認識による情報選別を行う
携帯電話、パスポートNo. 入力による照会情報の提供を
行う電話ボタンに、サービスメニューの割り付けを行
う。
【0090】また、位置による誘導情報の提供として、
例えば空港到着の場合、携帯電話機31によりゲートN
o. 、残り時間等のチェックイン案内/誘導を行う。な
お、図示は省略するが一定時間前の連絡、未手続き者へ
の強制連絡等にもこの携帯電話機31を利用することが
できる。
【0091】図14は更なる携帯電話機31の利用法を
示す。携帯電話機31は旅券機能、航空券、また乗船券
機能をクレジットカード機能を持たせたICカードであ
る影像付スマートパスポートカード1の読取り装置44
を備え、携帯電話機31の表示画面31aで影像付スマ
ートパスポートカード1のメモリの記憶内容を表示する
ことができる。
【0092】結果、影像付スマートパスポートカード1
に記載されている各種情報(個人情報、搭乗券内容、旅
券情報等)は、携帯電話機31を表示装置として利用し
て表示できる。
【0093】図15に携帯電話機31を利用する本発明
システムの概要を示す。なお、機密性を持たせるため
に、利用可認証は指紋またはパスワードで行う。この構
成により本願は、盗難の可能性に関わらず安心して利用
できる。
【0094】また、予め影像付スマートパスポートカー
ド1に記憶された航空券情報を携帯電話機31にて読み
込むことにより、当該航空券情報をパスワードとして空
港内情報通信網9にアクセスすることが可能な構成とし
てもよい。この構成にあっては、空港の外からでも空港
内の各種情報を取得して携帯電話機31の表示画面31
aに表示することができる。
【0095】
【発明の効果】以上述べたように本発明の空港旅客移動
空間案内システムは、2005年に就航する超大型航空
機による大量旅客に対し適切なる空港情報を与えるため
に、個々バラバラの各種情報の統合一元化を行い、また
旅客には公表されていなかった空港当局の航空管制運航
情報、税関、出入国検疫等の国の情報を包蔵する。その
結果、旅客の多目的な用途に応じることができる。ま
た、大量旅客を収容する広域的空間大ホールを新設する
ことにより、全ての旅客が安心して快適な環境条件を利
用でき、空港内の安全確保と正常なる航空機の運航をで
きるものである。
【0096】本発明を採用する結果、空港施設の増改築
を最小限に止め、スペースの効率的な利用により省スペ
ースとなり、大量旅客の搭乗及び降機が安全かつ迅速に
処理できる。
【0097】欧米主要国際空港では、既に、国際民間航
空条約第15付属書の国際標準及び勧告方式で航空情
報、空港施設情報など航空企業に対する情報を中核とし
て、旅客に対する空港情報通信システムが実施されてい
る。本発明は、総合情報の種類及び内容等多種多様なラ
イフスタイル情報を包蔵されたシステムとして機能し、
欧米主要国際空港でまだ実施されていない、特に、金
融、為替情報、株価情報等の国際経済情報の展示を行う
世界で初めての空港総合情報通信システムを実現する。
【0098】国際民間航空条約第9付属書6.12勧告
方式には、締約国は、旅客及び公衆が到着、出発及び飛
行中止にかかわる十分な情報を受けることができるよ
う、且つ、特に、出発または到着の最終時刻の変更また
は搭乗口番号の変更等の情報を完全に伝達できるよう明
瞭な音声による公共放送拡声装置で補完された飛行情報
掲示板または表示装置を設置すべきであると勧告されて
いる。本発明はこれに十分答えることができるものであ
る。
【0099】前記の第9付属書の勧告方式には、出発手
続ができるだけ早急に完了し、結果として実行可能なら
ば、旅客に対して国際航空輸送に関わる通常の検査以上
を要求しないように旅客が空港における最初の手続場所
(航空会社のチェックインカウンター、保安検査場また
は個々の空港によって定められたその他の要求される場
所)から航空便の定時出発時間までに保安検査が完全に
行われることに留意して、出発手続完了時間を合計60
分に設定すべきであると勧告されている。また、第14
付属書の勧告方式では、旅客ターミナル施設の安全かつ
効率的な利用区分を検討し、旅客の環境保全に十分に留
意することとなっている。もし実時間がこれら手続に要
求される時間を大幅に超える場合、空港当局、旅客サー
ビス提供者及び管理当局は、この予定された時間が達成
できるような方策をとることについて、航空輸送関係者
と協議すべきであるとされる。
【0100】第15付属書の航空情報業務によると、各
国は、その国際空港で利用できる出入国管理業務(税
関、移民、検疫)の形態及び時間を公表する義務があ
る。
【0101】本発明によれば、大量旅客の安全かつ迅速
なる航空機への搭乗及び降機、出入国審査、通関検査、
並びにその他チェックインの簡素化、セキュリティの防
止対策のため、各種空港情報を新しく構築した。従っ
て、空港施設内の混雑、停滞、事故防止等の安全対策の
向上と空港施設の増改築の適正化やその他業務の省力化
が図られ、円滑なる旅客の流れが確保できるため、旅客
の快適環境が実現できる。
【0102】国際及び国内到着/搭乗案内大ホールは、
従来の航空企業チェックインカウンター、一般待合室、
航空代理店設備、旅客利便サービス設備、出発ロビー等
の諸施設を全て廃止し、新しくこれらの諸設備を包括し
たものである。その結果、大量旅客の散在、誤搭乗、乗
り遅れなどの事故防止が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空港等旅客移動空間案内システムの1
実施形態を示すものとして、空港旅客ターミナルを例に
した場合の出国設備の説明図である。
【図2】本発明の空港等旅客移動空間案内システムの1
実施形態を示すものとして、空港旅客ターミナルを例に
した場合の入国設備の説明図である。
【図3】IT総合案内スマートセンターでの情報の流れ
を示す説明図である。
【図4】IT総合案内スマートセンターの一例を示す平
面図である。
【図5】IT総合案内スマートセンターの一例を示す側
面図である。
【図6】IT総合案内スマートセンターで情報を得る端
末の説明図である。
【図7】IT総合案内スマートセンターでの情報提供サ
ービスの説明図である。
【図8】影像付スマートパスポートカードの説明図であ
る。
【図9】影像付スマートパスポートカードの処理の流れ
を示す説明図である。
【図10】大型表示装置での画面例を示す正面図であ
る。
【図11】固定情報端末機の画面例を示す正面図であ
る。
【図12】携帯電話の利用の一例を示す説明図である。
【図13】携帯電話の利用の画面例を示す説明図であ
る。
【図14】携帯電話の他の利用例を示す説明図である。
【図15】本発明での携帯電話の利用例を示す全体説明
図である。
【符号の説明】 1…影像付スマートパスポートカード 2…カード本体 3…ICメモリチップ 4…上半身の写
真 5…RAM 6…ROM 7…EEPROMメモリ 7a…基本情報 7b…テンポラリ領域情報 8…サーバ 9…空港情報通信網(LAN) 10…固定情報端末機 12…旅客チェックイン設備 13…セキュリ
ティ設備 14…出国審査設備 15…搭乗案内
大ホール 16…手荷物チェックイン設備 17…入国審査
設備 18…税関チェック設備 19…IT総合
案内スマートセンター 20…指紋・掌紋照合器 22…手荷物受取台 23…検査場 26…受付 27…プラズマ
ディスプレー 28…喫茶カウンター 29…端末持込
用作業エリア 30…端末機 31…携帯電話
機 31a…表示画面 32…レストラン 33…免税売店 34…インターネットルーム 35…スナック 36…エアラインオフィス 37…大型表示
装置 38…検疫検査設備 40…乗継ぎ客特別待合室 41…到着案内
大ホール 42…位置確認用のアンテナ 43…プリンタ
ー 44…読取り装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図5】
【図14】
【図3】
【図4】
【図8】
【図6】
【図7】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図15】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591050866 大木建設株式会社 東京都千代田区神田須田町1丁目23番2号 (72)発明者 石神 義久 神奈川県横浜市旭区中尾一丁目13番18号 (72)発明者 木下 清孝 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 天野 晴雄 大阪府大阪市北区本庄東2丁目3番41号 株式会社きんでん内 (72)発明者 梅津 章 神奈川県川崎市麻生区白山1−2−3− 606

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施設の出入口周辺には、旅行全般にわた
    る案内、誘導業務を行うIT総合案内スマートセンター
    を設け、これに隣接してハイジャック防止等のセキュリ
    ティ検査を行うセキュリティ設備と併設して、チェック
    インを行う旅客チェックイン設備、出入国審査設備、旅
    客搭乗案内設備、航空代理店機能設備、航空企業旅客接
    遇業務室設備等の他、インターネットルーム、会議室、
    保育室、医務室、飲食、喫茶、物販などの旅客利便サー
    ビス機能をすべて包括設置する出入国及び国内出発/到
    着搭乗案内広域空間大ホールを設置することを特徴とし
    た空港等旅客移動空間案内システム。
  2. 【請求項2】 IT総合案内スマートセンターは、国、
    航空企業、空港企業、航空旅行代理店等の多種多様な各
    種情報サーバーとやり取りを行うことで、搭乗案内情報
    とチェックイン手続案内の他に、従来旅客に公表されて
    いない航空情報、搭乗案内情報、航空管制情報、航空気
    象情報、空港施設情報、危機管理情報、行政情報、金融
    為替情報等を融合と統合する情報システムを一元化して
    旅客の必要情報をリアルタイムに公表される手段を講じ
    る空港等側サーバーを設けて形成し、このIT総合案内
    スマートセンターに対してキヨスク情報端末機、携帯電
    話機又は携帯情報端末による情報入手手段を設けた請求
    項1記載の空港等旅客移動空間案内システム。
  3. 【請求項3】 出入国及び国内出発/到着搭乗案内広域
    空間大ホールには、フライト情報の他に、行政情報、危
    機管理情報、金融情報、為替情報、通貨交換レートを公
    表する大型表示装置を設ける請求項1または請求項2記
    載の空港等旅客移動空間案内システム。
  4. 【請求項4】 携帯電話機又は携帯情報端末は、空港等
    側サーバーからの情報伝達機として利用する請求項2記
    載の空港等旅客移動空間案内システム。
  5. 【請求項5】 携帯電話機又は携帯情報端末は、旅客の
    空港等内位置検知手段として利用する請求項2ないし請
    求項4のいずれかに記載の空港等旅客移動空間案内シス
    テム。
  6. 【請求項6】 携帯電話機又は携帯情報端末は、旅券機
    能、航空券、また乗船券機能をクレジットカード機能を
    持たせたICカードである影像付スマートパスポートカ
    ードの読取り装置を備え、メモリの記憶内容を表示する
    請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の空港等旅客
    移動空間案内システム。
JP2001179676A 2001-06-14 2001-06-14 空港等旅客移動空間案内システム Withdrawn JP2002373217A (ja)

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