JP2006508177A - オルガノホスファイトの選択的合成 - Google Patents
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Abstract
Description
本出願は、米国特許出願第10/454,043号明細書(2003年6月4日出願)の部分継続出願であるが、該出願はさらに、ヨアヒム・リッター(Joachim Ritter)による米国特許仮出願第60/430,426号明細書(2002年12月2日出願)の利益を主張するものである。
Xは、Cl、Br、およびIからなる群より選択され、R1はC1〜C18アルキル、C6〜C18アリールラジカル、またはC3〜C18シクロアルキルラジカルであり、
ここで前記方法は:非プロトン性溶媒中に溶解させた所定量のPX3を含む第1の溶液を、(i)所定量のアルコールR1OH、および所定量のトリオルガノアミン(R’)(R’’)(R’’’)Nを含む第2の溶液、および(ii)所定量のトリオルガノアミンおよび所定量のアルコールを含む第3の溶液と接触させる工程を含み、
R’、R’’およびR’’’は独立して、C1〜C18アルキル、C6〜C18アリールおよびC4〜C18ヘテロアリールラジカルからなる群より選択され、そしてアルコールのトリオルガノアミンに対するモル比が5よりも大きく、トリオルガノアミンのアルコールに対するモル比が5よりも大きいことを特徴とする方法であり、
前記方法において、第1の溶液に第2および第3の溶液を別個に、以下のいずれかにより添加し、
(a)第2および第3の溶液のそれぞれを第1の溶液の中に、同時並行的かつ連続的に、アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれが、PX3に対して1時間あたり4モル当量以下となるような速度で、いずれの時点においても、添加したアルコールの全モル量が、添加したトリオルガノアミンの全モル量を、添加したトリオルガノアミンの全モル量の25%以上超えないという条件で、アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれの所定量が第1の溶液に添加されるまで添加を続けるか;または
(b)第2および第3の溶液のそれぞれを第1の溶液の中に、同時並行的かつ非連続的に、アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれが、PX3に対して1時間あたり4モル当量以下となるような速度で、アルコールが0.5モル当量以下しか含まれない第2の溶液の部分量として、そしてトリオルガノアミンが0.5モル当量以下しか含まれない第3の溶液の部分量として添加し、アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれの所定量が第1の溶液に添加されるまで添加を続けるか;または
(c)第2および第3の溶液のそれぞれを第1の溶液の中に、非連続的に、アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれが、PX3に対して1時間あたり4モル当量以下となるような速度で、アルコールが0.5モル当量以下しか含まれない第2の溶液の部分量として、そしてトリオルガノアミンが0.5モル当量以下しか含まれない第3の溶液の部分量として添加し、トリオルガノアミンの部分量に続けてアルコールの部分量を添加するか、またはアルコールの部分量に続けてトリオルガノアミンの部分量を添加するかのいずれかを繰り返すことによって、アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれの所定量が第1の溶液に添加されるまで、アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれの所定量が第1の溶液に添加されるまで添加を続けるか、のいずれかで添加して、
選択可能な(b)または(c)のいずれかにおいては、一連の非連続的な添加の中で、添加が同時並行的であるか順次的であるかにかかわらず、添加したトリオルガノアミンと添加したアルコールとの間のモル差が、PX3に対して、0.5当量を超えないという条件で、式R1OPX2の化合物を含む組成物を製造する、
ことを特徴とする方法;および
式(R1O)(R2O)PXの化合物を含む組成物を製造するための方法であって、
Xは、Cl、Br、およびIからなる群より選択され、R1およびR2は独立して、C1〜C18アルキル、C6〜C18アリール、およびC3〜C18シクロアルキルラジカルからなる群より選択される、
前記方法は:
非プロトン性溶媒中に溶解させた所定量のR1OPX2を含む第1の溶液を、(i)所定量のアルコールR2OH、および所定量のトリオルガノアミン(R’)(R’’)(R’’’)Nを含む第2の溶液、および(ii)所定量のトリオルガノアミンおよび所定量のアルコールを含む第3の溶液と接触させる工程を含み、
R’、R’’およびR’’’は独立して、C1〜C18アルキル、C6〜C18アリールおよびC4〜C18ヘテロアリールラジカルからなる群より選択され、そしてアルコールのトリオルガノアミンに対するモル比が5よりも大きく、トリオルガノアミンのアルコールに対するモル比が5よりも大きいことを特徴とする方法であり、
前記方法において、第1の溶液に第2および第3の溶液を別個に、以下のいずれかにより添加し、
(a)第2および第3の溶液のそれぞれを第1の溶液の中に、同時並行的かつ連続的に、アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれが、(R1O)PX2に対して1時間あたり4モル当量以下となるような速度で、いずれの時点においても、添加したアルコールの全モル量が、添加したトリオルガノアミンの全モル量を、添加したトリオルガノアミンの全モル量の25%以上超えないという条件で、アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれの所定量が第1の溶液に添加されるまで添加を続けるか;または
(b)第2および第3の溶液のそれぞれを第1の溶液の中に、同時並行的かつ非連続的に、アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれが、(R1O)PX2に対して1時間あたり4モル当量以下となるような速度で、アルコールが0.5モル当量以下しか含まれない第2の溶液の部分量として、そしてトリオルガノアミンが0.5モル当量以下しか含まれない第3の溶液の部分量として添加し、アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれの所定量が第1の溶液に添加されるまで添加を続けるか;または
(c)第2および第3の溶液のそれぞれを第1の溶液の中に、非連続的に、アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれが、(R1O)PX2に対して1時間あたり4モル当量以下となるような速度で、アルコールが0.5モル当量以下しか含まれない第2の溶液の部分量として、そしてトリオルガノアミンが0.5モル当量以下しか含まれない第3の溶液の部分量として添加し、トリオルガノアミンの部分量に続けてアルコールの部分量を添加するか、またはアルコールの部分量に続けてトリオルガノアミンの部分量を添加するかのいずれかを繰り返すことによって、アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれの所定量が第1の溶液に添加されるまで、アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれの所定量が第1の溶液に添加されるまで添加を続けるか、
のいずれかで添加して、
選択可能な(b)または(c)のいずれかにおいては、一連の非連続的な添加の中で、添加が同時並行的であるか順次的であるかにかかわらず、添加したトリオルガノアミンと添加したアルコールとの間のモル差が、R1OPX2に対して、0.5当量を超えないという条件で、式(R1O)(R2O)PXの化合物を含む組成物を製造する、
ことを特徴とする方法。
50mLの1.0モル濃度のPCl3(トルエン中)を仕込んでおいた、温度調節した250mLのバッフル付きフラスコの中に、激しく撹拌しながら、25mLの2.0モル濃度のトリエチルアミン(トルエン中)溶液、および、25mLの2.0モル濃度のo−クレゾール(トルエン中)溶液を、別個且つ同時並行的に、2連のシリンジポンプを用いて90分かけて添加した。添加をしている間、その反応温度を−5℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するジクロリダイト2a(δ:182.7)に、97%の選択率で、きれいに転換されていることがわかった。それぞれ2.0モル濃度のトリエチルアミン溶液(トルエン中)および2.0モル濃度のo−クレゾール溶液(トルエン中)の第2の25mLを、別個且つ同時並行的に、2連のシリンジポンプを用いて90分かけて添加した。31P NMRの分析から、対応するクロリダイト1a(δ:161.9)に、91%の総合選択率で、きれいに転換されていることがわかった。
1aおよび2aの収率に対する、−15℃から+15℃の間での、温度の効果を示す。これらの実施例は、温度を変化させた以外は、実施例1と同様の条件で実施した。31P NMRの分析から得られた結果を、表1に示す。
これらの実施例はすべて、温度を変化させた以外は、実施例1と同様の条件で実施した。結果は31P NMR分析から得られたもので、反応混合物中のそれぞれの成分のモル当量分率として表している。
1aおよび2aの収率に対する、−20℃から+55℃の間での、温度の効果を示す。これらの実施例はすべて、温度を変化させた以外は、実施例6と同様の条件で実施した。31P NMRの分析から得られた結果を、表2に示す。
200mLの1.0モル濃度のPCl3(トルエン中)を仕込んだ、オーバーヘッド撹拌器を取り付け、温度調節した500mLバッフルおよびジャケット付きガラス反応器の中に、激しく撹拌しながら、100mLの2.0モル濃度のトリエチルアミン(トルエン中)の溶液と、100mLの2.0モル濃度のo−クレゾール(トルエン中)溶液とを、別個且つ同時並行的に、ペリスタポンプを用いて、45分かけて添加した。添加をしている間、その反応温度を−20℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するジクロリダイト2aに、94%の選択率で、きれいに転換されていることがわかった。それぞれ2.0モル濃度のトリエチルアミン溶液(トルエン中)および2.0モル濃度のo−クレゾール溶液(トルエン中)の第2の100mLを、別個且つ同時並行的に、ペリスタポンプを用いて45分かけて添加した。31P NMRの分析から、対応するクロリダイトに、93%の総合選択率で、きれいに転換されていることがわかった。
これらの実施例はすべて、温度を変化させた以外は、実施例6と同様の条件で実施した。結果は31P NMR分析から得られたもので、反応混合物中のそれぞれの成分のモル当量分率として表している。
この実施例では、表3の実施例9と対比させて、反応剤の濃度を2倍にした場合の、1aおよび2aの収率におよぼす効果を示す。
結果は31P NMR分析から得られたもので、反応混合物中のそれぞれの成分のモル当量分率として表している。
1aおよび2aの収率におよぼす、フィード速度の効果を示す。結果を表4に示す。これらの実施例は、フィード速度を変化させた以外は、実施例1と同様の条件で実施した。31P NMRの分析から得られた結果を、表4に示す。
これらの実施例は、フィード速度を変化させた以外は、実施例1と同様の条件で実施した。結果は31P NMR分析から得られたもので、反応混合物中のそれぞれの成分のモル当量分率として表している。
50mLの1.0モル濃度のPCl3(トルエン中)を仕込んでおいた、温度調節した250mLのバッフル付きフラスコの中に、激しく撹拌しながら、25mLの2.0モル濃度のトリエチルアミン(トルエン中)溶液、および、25mLの2.0モル濃度の2,4−キシレノール(トルエン中)溶液を、別個且つ同時並行的に、2連のシリンジポンプを用いて90分かけて添加した。添加をしている間、その反応温度を−5℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するジクロリダイト2b(δ:183.0)に、98%の選択率で、きれいに転換されていることがわかった。それぞれ2.0モル濃度のトリエチルアミン溶液(トルエン中)および2.0モル濃度の2,4−キシレノール溶液(トルエン中)の別な26mLを、別個且つ同時並行的に、2連のシリンジポンプを用いて90分かけて添加した。31P NMRの分析から、対応するクロリダイト1b(δ:162.3)に、93%の総合選択率で、きれいに転換されていることがわかった。
ホスホロクロリダイト1bおよびホスホロジクロリダイト2bの合成は、0.4モルPCl3スケールの場合の、−5℃および+35℃における収率におよぼす温度の影響を示す。
400mLの1.0モル濃度のPCl3(トルエン中)を仕込んだ、オーバーヘッド撹拌器を取り付け、温度調節した2000mLバッフルおよびジャケット付きガラス反応器の中に、激しく撹拌しながら、200mLの2.0モル濃度のトリエチルアミン(トルエン中)の溶液と、200mLの2.0モル濃度の2,4−ジメチルフェノール(トルエン中)溶液とを、別個且つ同時並行的に、ペリスタポンプを用いて、133分かけて添加した。添加をしている間、その反応温度を−5℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するジクロリダイト2bに、96%の選択率で、きれいに転換されていることがわかった。それぞれ2.0モル濃度のトリエチルアミン溶液(トルエン中)および2.0モル濃度の2,4−ジメチルフェノール溶液(トルエン中)の第2の200mLを、別個且つ同時並行的に、ペリスタポンプを用いて133分かけて添加した。31P NMRの分析から、対応するクロリダイト1bに、94%の総合選択率で、きれいに転換されていることがわかった。
400mLの1.0モル濃度のPCl3(トルエン中)を仕込んだ、オーバーヘッド撹拌器を取り付け、温度調節した2000mLバッフルおよびジャケット付きガラス反応器の中に、激しく撹拌しながら、200mLの2.0モル濃度のトリエチルアミン(トルエン中)の溶液と、200mLの2.0モル濃度の2,4−ジメチルフェノール(トルエン中)溶液とを、別個且つ同時並行的に、ペリスタポンプを用いて、85分かけて添加した。添加をしている間、その反応温度を+35℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するジクロリダイト2bに、92%の選択率で、きれいに転換されていることがわかった。それぞれ2.0モル濃度のトリエチルアミン溶液(トルエン中)および2.0モル濃度の2,4−ジメチルフェノール溶液(トルエン中)の第2の206mLを、別個且つ同時並行的に、ペリスタポンプを用いて88分かけて添加した。31P NMRの分析から、対応するクロリダイト1bに、95%の総合選択率で、きれいに転換されていることがわかった。
50mLの1.0モル濃度のPCl3(トルエン中)を仕込んでおいた、温度調節した250mLのバッフル付きフラスコの中に、激しく撹拌しながら、26mLの2.0モル濃度のトリエチルアミン(トルエン中)溶液、および、26mLの2.0モル濃度のo−エチルフェノール(トルエン中)溶液を、別個且つ同時並行的に、2連のシリンジポンプを用いて90分かけて添加した。添加をしている間、その反応温度を−5℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するジクロリダイト2c(δ:183.2)に、96%の選択率で、きれいに転換されていることがわかった。それぞれ2.0モル濃度のトリエチルアミン溶液(トルエン中)および2.0モル濃度のo−エチルフェノール溶液(トルエン中)の別の24.0mLを、別個且つ同時並行的に、2連のシリンジポンプを用いて90分かけて添加した。31P NMRの分析から、対応するクロリダイト1c(δ:161.5)に、93%の総合選択率で、きれいに転換されていることがわかった。
この実施例では、添加工程の間に、添加したアルコールの量が添加したトリオルガノアミンの量よりも多くなると、ジクロリダイト2cの合成の際の、PCl3におけるクロリドのフェノラートによる置換反応の選択率が顕著に低下することを示す。
この実施例では、立体障害の少ない芳香族アルコール(ArOH)から誘導した混合クロリダイトが、最終的なクロリダイト濃度が0.167モル/Lに達する、高い選択率で製造できることを示す。
この実施例では、立体障害の少ない芳香族アルコールから誘導した混合クロリダイトが、最終的なクロリダイト濃度が0.333モル/Lに達する、高い選択率で製造できることを示す。
この実施例では、立体障害の少ない芳香族アルコールから誘導した混合クロリダイトが、最終的なクロリダイト濃度が0.333モル/Lに達する、高い選択率で製造できることを示す。
この実施例では、脂肪族のホスホロクロリダイトとホスホロジクロリダイトが、良好な選択率で製造できることを示す。
この実施例では、オルト−置換基を持たないフェノールから誘導されるホスホロクロリダイトおよびホスホロジクロリダイトが、良好な選択率で製造できることを示す。
これらの実施例では、実施例1、18、21および23において記述した方法に従って合成された、ホスホロクロリダイト1a、1c、1dおよび1eからの、混合芳香族および脂肪族ホスファイトの選択的合成を示す。
結果は31P NMR分析から得られたもので、反応混合物中のそれぞれの成分のモル当量分率として表している。
(比較例A:PCl3にトリオルガノアミンとアルコールの混合物を0.67モル当量/時間の速度で添加する条件下での、ホスホロクロリダイト1aおよびホスホロジクロリダイト2aの合成)
温度調節した250mLバッフル付きフラスコに、50mLの1.0モル濃度のPCl3(トルエン中)を仕込んだ。激しく撹拌しながら、25mLの2.0モル濃度のトリエチルアミン(トルエン中)と25mLの2.0モル濃度のo−クレゾール(トルエン中)の混合物を、単一のシリンジポンプを用いて90分かけて添加した。添加をしている間、その反応温度を−5℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するジクロリダイト2aに、わずか16%の選択率で、転換されていることがわかった。その分布は、PCl3 56%;ジクロリダイト7%;クロリダイト9%;トリアリールホスファイト28%であった。激しく撹拌しながら、25mLの2.0モル濃度のトリエチルアミン(トルエン中)と25mLの2.0モル濃度のo−クレゾール(トルエン中)のもう1つの混合物を、単一のシリンジポンプを用いて90分かけて添加した。添加をしている間、その反応温度を−5℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するクロリダイト1aに、わずか14%の総合選択率で、転換されていることがわかった。その分布は、PCl3 21%;ジクロリダイト7%;クロリダイト14%;トリアリールホスファイト58%であった。
温度調節した300mLのバッフル付き丸底フラスコの中に、25mLの2.0モル濃度のPCl3(トルエン中)を仕込んだ。激しく撹拌しながら、25mLの2.0モル濃度のトリエチルアミン(トルエン中)と25mLの2.0モル濃度のo−クレゾール(トルエン中)の混合物を、単一のシリンジポンプを用いて200分かけて添加した。添加をしている間、その反応温度を−5℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するジクロリダイト2aに、わずか14%の選択率で、転換されていることがわかった。その分布は、PCl3 57%;ジクロリダイト6%;クロリダイト10%;そしてトリアリールホスファイト28%であった。激しく撹拌しながら、25mLの2.0モル濃度のトリエチルアミン(トルエン中)と25mLの2.0モル濃度のo−クレゾール(トルエン中)のもう1つの混合物を、単一のシリンジポンプを用いて200分かけて添加した。添加をしている間、その反応温度を−5℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するクロリダイト1aに、わずか17%の総合選択率で、転換されていることがわかった。その分布は、PCl3 18%;ジクロリダイト9%;クロリダイト17%;そしてトリアリールホスファイト56%であった。
温度調節した300mLのバッフル付き丸底フラスコに、いずれもトルエン中に溶解させた、50mLの1.0モル濃度のPCl3と50mLの2.0モル濃度のo−クレゾールの混合物を仕込んだ。25mLの2.0モル濃度のトリエチルアミン(トルエン中)溶液を、激しく撹拌しながら、単一のシリンジポンプを用いて100分かけて添加した。添加をしている間、その反応温度を−5℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するジクロリダイト2aに、わずか51%の選択率で、転換されていることがわかった。その分布は、PCl3 10%;ジクロリダイト46%;クロリダイト29%;トリアリールホスファイト15%であった。25mLの2.0モル濃度のトリエチルアミン(トルエン中)液をもう1度、激しく撹拌しながら、単一のシリンジポンプを用いて100分かけて添加した。添加をしている間、その反応温度を−5℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するクロリダイト1aに、わずか68%の総合選択率で、転換されていることがわかった。その分布は、ジクロリダイト14%、クロリダイト68%、そしてトリアリールホスファイト18%であった。
オーバーヘッド撹拌器を取り付け、温度調節した500mLバッフルおよびジャケット付きガラス反応器に、200mLの1.0モル濃度のPCl3(トルエン中)を仕込んだ。第1の溶液(A)は、0.2モルのトリエチルアミンと0.2モルのo−クレゾールを混合し、その混合物をトルエンで希釈して全量を200mLにすることにより、調製した。第2の溶液(B)は、0.2モルのo−クレゾールと0.2モルのトリエチルアミンを混合し、その混合物をトルエンで希釈して全量を200mLにすることにより、調製した。次いで、激しく撹拌しながら、100mLの溶液Aと100mLの溶液Bを、別個且つ同時並行的に、ペリスタポンプを用いて45分かけて、添加した。添加をしている間、その反応温度を5℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するジクロリダイト2aに、13%の選択率で、転換されていることがわかった。その分布は、PCl3 56%;ジクロリダイト2a 9%;クロリダイト1a 10%;トリアリールホスファイト20%であった。次いで、激しく撹拌しながら、第2の、100mLの溶液Aと100mLの溶液Bを、別個且つ同時並行的に、ペリスタポンプを用いて45分かけて、添加した。31P NMRの分析から、対応するクロリダイト1aに、19%の総合選択率で、転換されていることがわかった。その分布は、PCl3 18%;ジクロリダイト2a 11%;クロリダイト1a 16%;トリアリールホスファイト55%であった。
オーバーヘッド撹拌器を取り付け、温度調節した500mLバッフルおよびジャケット付きガラス反応器に、200mLの1.0モル濃度のPCl3(トルエン中)を仕込んだ。第1の溶液(A)は、0.32モルのトリエチルアミンと0.08モルのo−クレゾールを混合し、その混合物をトルエンで希釈して全量を200mLにすることにより、調製した。第2の溶液(B)は、0.32モルのo−クレゾールと0.08モルのトリエチルアミンを混合し、その混合物をトルエンで希釈して全量を200mLにすることにより、調製した。次いで、激しく撹拌しながら、100mLの溶液Aと100mLの溶液Bを、別個且つ同時並行的に、ペリスタポンプを用いて45分かけて、添加した。添加をしている間、その反応温度を5℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するジクロリダイト2aに、74%の選択率で、転換されていることがわかった。その分布は、PCl3 23%;ジクロリダイト2a 57%;クロリダイト1a 10%;トリアリールホスファイト10%であった。次いで、激しく撹拌しながら、第2の、100mLの溶液Aと100mLの溶液Bを、別個且つ同時並行的に、ペリスタポンプを用いて45分かけて、添加した。31P NMRの分析から、対応するクロリダイト1aに、52%の総合選択率で、転換されていることがわかった。その分布は、ジクロリダイト2a 21%;クロリダイト1a 52%;トリアリールホスファイト27%であった。
オーバーヘッド撹拌器を取り付け、温度調節した500mLバッフルおよびジャケット付きガラス反応器に、200mLの1.0モル濃度のPCl3(トルエン中)を仕込んだ。第1の溶液(A)は、0.36モルのトリエチルアミンと0.04モルのo−クレゾールを混合し、その混合物をトルエンで希釈して全量を200mLにすることにより、調製した。第2の溶液(B)は、0.36モルのo−クレゾールと0.04モルのトリエチルアミンを混合し、その混合物をトルエンで希釈して全量を200mLにすることにより、調製した。次いで、激しく撹拌しながら、100mLの溶液Aと100mLの溶液Bを、別個且つ同時並行的に、ペリスタポンプを用いて45分かけて、添加した。添加をしている間、その反応温度を5℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するジクロリダイト2aに、88%の選択率で、転換されていることがわかった。その分布は、PCl3 12%;ジクロリダイト2a 77%;クロリダイト1a 8%;トリアリールホスファイト3%であった。次いで、激しく撹拌しながら、第2の、100mLの溶液Aと100mLの溶液Bを、別個且つ同時並行的に、ペリスタポンプを用いて45分かけて、添加した。31P NMRの分析から、対応するクロリダイト1aに、79%の総合選択率で、転換されていることがわかった。その分布は、ジクロリダイト2a 9%;クロリダイト1a 79%;トリアリールホスファイト13%であった。
オーバーヘッド撹拌器を取り付け、温度調節した500mLバッフルおよびジャケット付きガラス反応器に、200mLの1.0モル濃度のPCl3(トルエン中)を仕込んだ。第1の溶液(A)は、0.4モルのトリエチルアミンにトルエンを混合して、全量を200mLとすることにより、調製した。第2の溶液(B)は、0.4モルのo−クレゾールにトルエンを混合して、全量を200mLとすることにより、調製した。次いで、激しく撹拌しながら、100mLの溶液Aと100mLの溶液Bを、別個且つ同時並行的に、ペリスタポンプを用いて45分かけて、添加した。添加をしている間、その反応温度を5℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するジクロリダイト2aに、97%の選択率で、転換されていることがわかった。その分布は、PCl3 4%;ジクロリダイト2a 93%;クロリダイト1a 3%;トリアリールホスファイト0%であった。次いで、激しく撹拌しながら、第2の、100mLの溶液Aと100mLの溶液Bを、別個且つ同時並行的に、ペリスタポンプを用いて45分かけて、添加した。31P NMRの分析から、対応するクロリダイト1aに、92%の総合選択率で、転換されていることがわかった。その分布は、ジクロリダイト2a 4%;クロリダイト1a 92%;トリアリールホスファイト4%であった。
温度調節した300mLのバッフル付き丸底フラスコに、25mLの2.0モル濃度のPCl3(トルエン中)の溶液を仕込み、−20℃に冷却した50mLの2.0モル濃度のエチルアルコール(トルエン中)の溶液と混合した。激しく撹拌しながら、25mLの2.0モル濃度のトリエチルアミン(トルエン中)溶液を、単一のシリンジポンプを用いて100分かけて添加した。添加をしている間、その反応温度を−10℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するジクロリダイト2eに、わずか48%の選択率で、転換されていることがわかった。その分布は、ジクロリダイト48%、クロリダイト24%、そして、塩化エチル生成の副生物としての(EtO)2PO(H)(δ:4.1)28%であった。また別な25mLの2.0モル濃度のトリエチルアミン(トルエン中)溶液を、単一のシリンジポンプを用いて100分かけて添加した。添加をしている間、その反応温度を−10℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するクロリダイト1eに、25%の総合選択率で、転換されていることがわかった。その分布は、ジクロリダイト46%、クロリダイト25%、そして、塩化エチル生成の副生物としての(EtO)2PO(H)29%であった。
温度調節した300mLのバッフル付き丸底フラスコの中に、25mLの2.0モル濃度のPCl3(トルエン中)を仕込んだ。激しく撹拌しながら、25mLの2.0モル濃度のトリエチルアミン(トルエン中)と25mLの2.0モル濃度のエチルアルコール(トルエン中)の混合物を、単一のシリンジポンプを用いて200分かけて添加した。添加をしている間、その反応温度を−10℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するジクロリダイト2eに、26%の選択率で、転換されていることがわかった。その分布は、PCl3 61%、ジクロリダイト10%、クロリダイト13%、そしてトリエチルホスファイト16%であった。激しく撹拌しながら、いずれも25mLの2.0モル濃度のトリエチルアミン(トルエン中)と2.0モル濃度のエチルアルコール(トルエン中)の第2の混合物を、単一のシリンジポンプを用いて200分かけて添加した。添加をしている間、その反応温度を−10℃に維持した。31P NMRの分析から、対応するクロリダイト1eに、31%の総合選択率で、転換されていることがわかった。その分布は、PCl3 18%、ジクロリダイト15%、クロリダイト31%、そしてトリエチルホスファイト35%であった。
Claims (23)
- 式(R1O)PX2の化合物を含む組成物を製造するための方法であって、
Xは、Cl、Br、およびIからなる群より選択され、R1はC1〜C18アルキル、C6〜C18アリールラジカル、またはC3〜C18シクロアルキルラジカルであり、
前記方法は:
非プロトン性溶媒中に溶解させた所定量のPX3を含む第1の溶液を、
(i)所定量のアルコールR1OH、および所定量のトリオルガノアミン(R’)(R’’)(R’’’)Nを含む第2の溶液、および
(ii)所定量の前記トリオルガノアミンおよび所定量の前記アルコールを含む第3の溶液と接触させる工程を含み、
R’、R’’およびR’’’は独立して、C1〜C18アルキル、C6〜C18アリールおよびC4〜C18ヘテロアリールラジカルからなる群より選択され、そして前記アルコールの前記トリオルガノアミンに対するモル比が5よりも大きく、前記トリオルガノアミンの前記アルコールに対するモル比が5よりも大きいことを特徴とする方法であり、
前記方法において、前記第1の溶液に前記第2および第3の溶液を別個に、以下の
(a)前記第2および第3の溶液のそれぞれを前記第1の溶液の中に、同時並行的かつ連続的に、前記アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれが、PX3に対して1時間あたり4モル当量以下となるような速度で、いずれの時点においても、添加したアルコールの全モル量が、添加したトリオルガノアミンの全モル量を、前記添加したトリオルガノアミンの全モル量の25%以上超えないという条件で、前記アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれの所定量が前記第1の溶液に添加されるまで添加を続けるか;または
(b)前記第2および第3の溶液のそれぞれを前記第1の溶液の中に、同時並行的かつ非連続的に、前記アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれが、PX3に対して1時間あたり4モル当量以下となるような速度で、アルコールが0.5モル当量以下しか含まれない前記第2の溶液の部分量として、そしてトリオルガノアミンが0.5モル当量以下しか含まれない前記第3の溶液の部分量として添加し、前記アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれの所定量が前記第1の溶液に添加されるまで添加を続けるか;または
(c)前記第2および第3の溶液のそれぞれを前記第1の溶液の中に、非連続的に、前記アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれが、PX3に対して1時間あたり4モル当量以下となるような速度で、アルコールが0.5モル当量以下しか含まれない前記第2の溶液の部分量として、そしてトリオルガノアミンが0.5モル当量以下しか含まれない前記第3の溶液の部分量として添加し、トリオルガノアミンの部分量に続けてアルコールの部分量を添加するか、またはアルコールの部分量に続けてトリオルガノアミンの部分量を添加するかのいずれかを繰り返すことによって、前記アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれの所定量が前記第1の溶液に添加されるまで、前記アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれの所定量が前記第1の溶液に添加されるまで添加を続けるか、
のいずれかで添加して、
選択可能な(b)または(c)のいずれかにおいては、一連の非連続的な添加の中で、添加が同時並行的であるか順次的であるかにかかわらず、添加したトリオルガノアミンと添加したアルコールとの間のモル差が、PX3に対して、0.5当量を超えないという条件で、式R1OPX2の化合物を含む組成物を製造する、
ことを特徴とする方法。 - 前記第2の溶液におけるアルコールの、トリオルガノアミンに対するモル比が無限大であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記第3の溶液におけるトリオルガノアミンの、アルコールに対するモル比が無限大であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記第2の溶液におけるアルコールの、トリオルガノアミンに対するモル比が無限大であり、かつ、前記第3の溶液におけるトリオルガノアミンの、アルコールに対するモル比が無限大であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記請求項4に記載の方法の開始から添加の終了までにおける、添加した全トリオルガノアミンの、添加した全アルコールに対するモル比が、1〜1.1であり、そして、所定量のPX3の、添加した全アルコール量に対するモル比が、0.8〜1.2であることを特徴とする方法。
- 選択可能な(a)および(b)において、いずれの時点においても添加されたアルコールのモル量が、その時点において添加されたトリオルガノアミンのモル量を超えず、それにより、すべての時点において前記反応に非酸性環境を与えることを特徴とする請求項5に記載の方法。
- 選択可能な(c)において、トリオルガノアミンの部分量を最初に添加し、その後にアルコールの部分量を添加することを特徴とする請求項5に記載の方法。
- 前記トリオルガノアミンが、トリアルキルアミンまたは置換もしくは非置換の複素芳香族アミンであることを特徴とする請求項5に記載の方法。
- 前記トリアルキルアミンが、トリメチルアミン、ジメチルエチルアミン、ジエチルメチルアミン、トリエチルアミン、ジメチルプロピルアミン、およびジメチルイソプロピルアミンからなる群より選択されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
- 前記トリアルキルアミンがトリエチルアミンであることを特徴とする請求項9に記載の方法。
- 式(R1O)(R2O)PXの化合物を含む組成物を製造するための方法であって、
Xは、Cl、Br、およびIからなる群より選択され、R1およびR2は独立して、C1〜C18アルキル、C6〜C18アリール、およびC3〜C18シクロアルキルラジカルからなる群より選択され、
前記方法は:
非プロトン性溶媒中に溶解させた所定量のR1OPX2を含む第1の溶液を、
(i)所定量のアルコールR2OH、および所定量のトリオルガノアミン(R’)(R’’)(R’’’)Nを含む第2の溶液、および
(ii)所定量の前記トリオルガノアミンおよび所定量の前記アルコールを含む第3の溶液と接触させる工程を含み、
R’、R’’およびR’’’は独立して、C1〜C18アルキル、C6〜C18アリールおよびC4〜C18ヘテロアリールラジカルからなる群より選択され、そして前記アルコールの前記トリオルガノアミンに対するモル比が5よりも大きく、前記トリオルガノアミンの前記アルコールに対するモル比が5よりも大きいことを特徴とする方法であり、
前記方法において、前記第1の溶液に前記第2および第3の溶液を別個に、以下の、
(a)前記第2および第3の溶液のそれぞれを前記第1の溶液の中に、同時並行的かつ連続的に、前記アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれが、(R1O)PX2に対して1時間あたり4モル当量以下となるような速度で、いずれの時点においても、添加したアルコールの全モル量が、添加したトリオルガノアミンの全モル量を、前記添加したトリオルガノアミンの全モル量の25%以上超えないという条件で、前記アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれの所定量が前記第1の溶液に添加されるまで添加を続けるか;または
(b)前記第2および第3の溶液のそれぞれを前記第1の溶液の中に、同時並行的かつ非連続的に、前記アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれが、(R1O)PX2に対して1時間あたり4モル当量以下となるような速度で、アルコールが0.5モル当量以下しか含まれない前記第2の溶液の部分量として、そしてトリオルガノアミンが0.5モル当量以下しか含まれない前記第3の溶液の部分量として添加し、前記アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれの所定量が前記第1の溶液に添加されるまで添加を続けるか;または
(c)前記第2および第3の溶液のそれぞれを前記第1の溶液の中に、非連続的に、前記アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれが、(R1O)PX2に対して1時間あたり4モル当量以下となるような速度で、アルコールが0.5モル当量以下しか含まれない前記第2の溶液の部分量として、そしてトリオルガノアミンが0.5モル当量以下しか含まれない前記第3の溶液の部分量として添加し、トリオルガノアミンの部分量に続けてアルコールの部分量を添加するか、またはアルコールの部分量に続けてトリオルガノアミンの部分量を添加するかのいずれかを繰り返すことによって、前記アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれの所定量が前記第1の溶液に添加されるまで、前記アルコールおよびトリオルガノアミンのそれぞれの所定量が前記第1の溶液に添加されるまで添加を続けるか、のいずれかで添加して、
選択可能な(b)または(c)のいずれかにおいては、一連の非連続的な添加の中で、添加が同時並行的であるか順次的であるかにかかわらず、添加したトリオルガノアミンと添加したアルコールとの間のモル差が、R1OPX2に対して、0.5当量を超えないという条件で、式(R1O)(R2O)PXの化合物を含む組成物を製造する、
ことを特徴とする方法。 - 前記第2の溶液におけるアルコールの、トリオルガノアミンに対するモル比が無限大であることを特徴とする請求項11に記載の方法。
- 前記第3の溶液におけるトリオルガノアミンの、アルコールに対するモル比が無限大であることを特徴とする請求項11に記載の方法。
- 前記第2の溶液におけるアルコールの、トリオルガノアミンに対するモル比が無限大であり、かつ、前記第3の溶液におけるトリオルガノアミンの、アルコールに対するモル比が無限大であることを特徴とする請求項11に記載の方法。
- 前記方法の開始から添加の終了までにおける、添加した全トリオルガノアミンの、添加した全アルコールに対するモル比が、1〜1.1であり、そして、所定量のR1OPX2の添加した全アルコール量に対するモル比が、0.8〜1.2であることを特徴とする請求項14に記載の方法。
- 選択可能な(a)および(b)において、いずれの時点においても添加されたアルコールのモル量が、その時点において添加されたトリオルガノアミンのモル量を超えず、それにより、すべての時点において前記反応に非酸性環境を与えることを特徴とする請求項15に記載の方法。
- 選択可能な(c)において、トリオルガノアミンの部分量を最初に添加し、その後にアルコールの部分量を添加することを特徴とする請求項15に記載の方法。
- 前記トリオルガノアミンが、トリアルキルアミンまたは置換もしくは非置換の複素芳香族アミンであることを特徴とする請求項15に記載の方法。
- 前記トリアルキルアミンが、トリメチルアミン、ジメチルエチルアミン、ジエチルメチルアミン、トリエチルアミン、ジメチルプロピルアミン、およびジメチルイソプロピルアミンからなる群より選択されることを特徴とする請求項18に記載の方法。
- 前記トリアルキルアミンがトリエチルアミンであることを特徴とする請求項19に記載の方法。
- 所定量の、式(R1O)(R2O)PXの化合物を含む組成物を、
(i)所定量のアルコールR3OHを含む第4の溶液と、
(ii)所定量の前記トリオルガノアミンを含む第5の溶液と、
に接触させ、式(R1O)(R2O)P(OR3)の化合物を含む組成物を製造する請求項11に記載の方法であって、R1、R2およびR3は、C1〜C18アルキル、C6〜C18アリール、およびC3〜C18シクロアルキルラジカルからなる群より選択されることを特徴とする方法。 - R3がR2と同一であることを特徴とする請求項21に記載の方法。
- R2がR1と同一であることを特徴とする請求項22に記載の方法。
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