JP2006508147A - 新規ラパコン化合物およびその使用方法 - Google Patents
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Abstract
Description
米国において毎年563,000人より多い死亡者を有し、癌は、心臓疾患に続く2番目の主要死因である(UBS Warburg「Disease Dynamics:The Cancer Market」,2000年11月8日)。手術および放射線治療は、疾患が初期に発見される場合、疾患に効き得るが、転移性疾患についての現在の薬物療法は、たいていは、対症的であり、そして長期間の治癒をほとんど提供しない。市場に参入している新規の化学療法を用いてさえ、患者の生存率における向上は、何年間でなく何ヶ月かで測定され、抵抗性腫瘍の処置における第一線の治療としての既存の薬剤、ならびに第二線および第三線の治療としての既存の薬剤の両方と組み合わせて効果的な、新規薬物についての必要性が存続している。
本発明は、式Iの化合物:
R1〜R6は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;
R7〜R10は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そしてnは、0〜10の整数であり、
ここで、R1およびR2が、両方ともメチルであり、R3およびR4が、両方ともHであり、かつR5およびR6のうちの1つが、OHであって、もう1つが、Hである場合、R7は、メチルまたはメトキシでなく、そしてR10は、メチルでない。
R1〜R4は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;
R5〜R8は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そしてnは、0〜10の整数である。
R1〜R4は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;
R5〜R8は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そしてnは、0〜10の整数であり、
ここで:R1およびR2が、両方ともメチルである場合、R3およびR4のうちの1つが、メチルでなくて、もう1つが、Hであり、そしてR5、R6、R7およびR8の各々が、Hでなく;R1およびR2が、両方ともメチルである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも1つが、Hでなく;R1およびR2が、両方ともフェニルである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの少なくとも1つが、Hでなく;R1およびR2のうちの1つが、フェニルであって、もう1つが、Hである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの少なくとも1つが、Hでなく;R1およびR2のうちの1つが、フェニルであって、もう1つが、メチルである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの少なくとも1つが、Hでなく;R1およびR2のうちの1つが、メチルであって、もう1つが、Hであり、かつ、R5、R6、R7およびR8が、Hである場合、R3およびR4のうちの少なくとも1つが、OHでなくて、もう1つが、Hであり;R3およびR4のうちの1つが、カルボエトキシである場合、もう1つが、Hであり;そしてR1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8が、各々Hでない。
R1〜R4は各々、独立して、H、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択されるか;または、R1もしくはR2のうちの1つ、およびR3もしくはR4のうちの1つは、縮合環を形成し、ここで、該環は、4〜8個の環員を有し;R5〜R8は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そしてnは、1〜10の整数であり、
ここで、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、各々Hではない。
本発明は、腫瘍性細胞増殖を阻害するための、新規の三環式ジヒドロチオピランおよびジヒドロチオフェンナフトキノン誘導体、この誘導体を作製するための合成方法、ならびにこの誘導体の使用を提供する。本発明のナフトキノン誘導体は、β−ラパコン(3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−ナフト(1,2−b)ピラン−5,6−ジオン)、α−ラパコン(3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−ナフト[2,3−b]ピラン−5,10−ジオン),およびデュニオン(dunnione)(2,3,3−トリメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ナフト(2,3−b)ジヒドロフラン−6,7−ジオン)のような慣用名によって公知の化合物に関連する。α−ラパコンおよびデュニオンは、以下の化学構造を有する:
R1〜R6は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択されるか;または、R1もしくはR2のうちの1つ、およびR3もしくはR4のうちの1つ;またはR3もしくはR4のうちの1つ、およびR5またはR6のうちの1つは、縮合環を形成し、ここで、この環は、4〜8個の環員を有し(例えば、R1およびR3が、一緒に取り込まれ、4〜8員の炭素環または複素環を形成する);
R7〜R10は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そして
nは、0〜10の整数である。
R1〜R6は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;
R7〜R10は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そして
nは、0〜10の整数であり、
ここで、R1およびR2が、両方ともメチルであり、R3およびR4が、両方ともHであり、かつR5およびR6のうちの1つが、OHであって、もう1つが、Hである場合、R7は、メチルまたはメトキシでなく、そしてR10は、メチルでない。
R1〜R4は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;
R5〜R8は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そして
nは、0〜10の整数である。
R1〜R4は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;
R5〜R8は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そして
nは、0〜10の整数であり、
ここで:
R1およびR2が、両方ともメチルである場合、R3およびR4のうちの1つが、メチルでなくて、もう1つが、Hであり(まとめると、いずれかの配置において、R3およびR4は、メチルでなくHである)、そしてR5、R6、R7およびR8の各々が、Hでなく;
R1およびR2が、両方ともメチルである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも1つが、Hでなく;
R1およびR2が、両方ともフェニルである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの少なくとも1つが、Hでなく;
R1およびR2のうちの1つが、フェニルであって、もう1つが、Hである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの少なくとも1つが、Hでなく;
R1およびR2のうちの1つが、フェニルであって、もう1つが、メチルである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの少なくとも1つが、Hでなく;
R1およびR2のうちの1つが、メチルであって、もう1つが、Hであり、かつ、R5、R6、R7およびR8が、Hである場合、R3およびR4のうちの少なくとも1つが、OHでなくて、もう1つが、Hであり(まとめると、いずれかの配置において、R3およびR4は、OHでなくHである);
R3およびR4のうちの1つが、カルボエトキシである場合、もう1つが、Hであり;そして
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、各々Hでない。
R1〜R4は各々、独立して、H、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択されるか;または、R1もしくはR2のうちの1つ、およびR3もしくはR4のうちの1つは、縮合環を形成し、ここで、この環は、4〜8個の環員を有し;
R5〜R8は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そして
nは、1〜10の整数であり、
ここで、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、各々Hではない。
R1〜R4は各々、独立して、H、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択されるか;または、R1もしくはR2のうちの1つ、およびR3もしくはR4のうちの1つは、縮合環を形成し、ここで、この環は、4〜8個の環員を有し;
R5〜R8は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そして
nは、1〜10の整数である。
式Aにおいて、R1〜R6は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;
R7〜R10は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そしてnは、0〜10の整数である、工程;
および、
上記式Aの化合物のジチオンと強酸とを反応させて、式Iの化合物を形成する工程、
を包含する。
式Bにおいて、R1〜R6は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;
R7〜R10は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そして、
nは、0〜10の整数であり、
ここで、R1およびR2が、両方ともメチルであり、R3およびR4が、両方ともHであり、かつR5およびR6のうちの1つが、OHであって、もう1つがHである場合、R7が、メチルまたはメトキシでなく、そしてR10が、メチルでない、工程;
および、
上記式Bの化合物のジチオンと強酸とを反応させて、式IIの化合物を形成する工程、
を包含する。
式Cにおいて、Raは、R1およびR2より選択され;
R1〜R4は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;
R5〜R8は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;nは、0〜10の整数である、工程;
および、
上記式Cの化合物のジチオンを強酸で処置して、式IIIの化合物を形成する工程、
を包含する。
式Dにおいて、R1〜R4は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;
R5〜R8は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そして、
nは、0〜10の整数であり、
ここで:
R1およびR2が、両方ともメチルである場合、R3およびR4のうちの1つが、メチルでなくて、もう1つが、Hであり、そしてR5、R6、R7およびR8の各々が、Hでなく;
R1およびR2が、両方ともメチルである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの少なくとも1つが、Hでなく;
R1およびR2が、両方ともフェニルである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの少なくとも1つが、Hでなく;
R1およびR2のうちの1つが、フェニルであって、もう1つが、Hである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの少なくとも1つが、Hでなく;
R1およびR2のうちの1つが、フェニルであって、もう1つが、メチルである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの少なくとも1つが、Hでなく;
R1およびR2のうちの1つが、メチルであって、もう1つが、Hであり、かつ、R5、R6、R7およびR8が、Hである場合、R3およびR4のうちの少なくとも1つが、OHでなくて、もう1つが、Hであり;
R3およびR4のうちの1つが、カルボエトキシである場合、もう1つが、Hであり;そして、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8が、各々Hでない、工程;
および、
上記式Dの化合物のジチオンを強酸で処置して、式IVの化合物を形成する工程、
を包含する、方法を提供する。
式Eにおいて、R7〜R10は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり:
分枝アルカンチオールにおいて、Raは、R3およびR4より選択され;
R1〜R6は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;そして、nは、0〜10の整数である、工程、
および、
上記スルフィド中間体を強酸で処置して、式Iの化合物を形成する工程、
を包含する。
式Fにおいて、R5〜R8は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり:
2−ヒドロキシアルキルチオールにおいて、R1〜R4は各々、独立して、H、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;そしてnは、1〜10の整数である、工程、
および、
上記スルフィド中間体を強酸で処置して、式IIIの化合物を形成する工程、
を包含する。
式Gにおいて、R5〜R8は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり:
2−ヒドロキシアルコールにおいて、R1〜R4は各々、独立して、H、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;そして、nは、1〜10の整数である、工程、
および、
上記スルフィドを強酸で処置して、そして反応を酸化剤に曝露し、式Vの化合物を形成する工程、
を包含する。
本発明の化合物は、種々の方法で調製され得る。この方法のうちのいくつかは、当該分野で公知である。概して、本発明の化合物は、当業者に公知の標準合成方法および手順、または、本明細書中の教示に照らして当業者に明らかである標準合成方法および手順を使用することによって、市販の出発物質、文献に公知の化合物、または容易に調製される中間体から調製され得る。有機分子の調製および官能基変換ならびに官能基操作のための標準合成方法および手順は、関連の科学文献から、または当該分野の標準教本から取得し得る。任意の1つの出典またはいくつかの出典に限定されないが、古典的教本(例えば、Smith,M.B.;March,J.March’s Advanced Organic Chemistry:Reactions,Mechanisms,and Structure,第5版;John Wiley & Sons:New York,2001;およびGreene,T.W.;Wuts,P.G.M.Protective Groups in Organic Synthesis,第3版;John Wiley & Sons:New York,1999)は、当業者に公知の有機合成の有用かつ認識された参考教本である。以下の合成法の記載は、本発明の化合物の調製のための一般的手順を例示するが、限定しないように設計される。
本発明の化合物1、化合物2、化合物3および化合物4を、O含有ヘテロ環を有するほぼ置換されたナフトキノンアナログから出発して、2工程の反応プロセスによって合成した。2つの工程は:1)水硫化ナトリウムでの処置による、ナフトキノン分子のカルボニル基における酸素原子の硫黄原子での交換;および2)濃硫酸のインサイチュ付加による、ジヒドロチオピラン複素環またはジヒドロチオフェン複素環の形成である。第1の反応工程は、一般的な求核反応である。この反応において、水硫化物アニオンは、カルボニル基を攻撃して、硫黄置換カルボニル基を形成し;この工程の収率は、溶媒極性および溶媒中の置換カルボニル基の安定性によって決定される。第2反応工程は、β−ラパコン(3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−ナフト(1,2−b)ピラン−5,6−ジオン)およびα−ラパコン(3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−ナフト[2,3−b]ピラン−5,10−ジオン)が、濃硫酸中で互いに変換され得るという観察に基づく。第2の反応工程は、2位(上記のβ−ラパコンの構造を参照のこと)における炭素カチオン中間体の形成を包含する。この炭素カチオン中間体の形成は、エーテル結合の切断(例えば、α−ラパコン、β−ラパコンまたはデュニオンが、出発物質である場合)、またはアルケン基のプロトン付加(例えば、ラパコールアナログが、出発物質である場合)に起因する。この工程の収率は、炭素カチオンの安定性により決定され、2つのイソ形(αおよびβ)の割合は、硫酸溶液の温度によってある程度決定され得る。炭素カチオンを安定させる2位における任意の置換は、この反応工程の収率を向上させるはずである。所望のイソ形は、抽出およびカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)によって、単離および精製され得る。
本発明の化合物は、種々の癌細胞株に対する強力な抗増殖活性を実証された。この癌細胞株としては、以下が挙げられる:SK−OV−3およびOVCAR−3ヒト卵巣癌細胞;SW−480,HT−29,DLD1およびHCT−116ヒト結腸癌細胞;MCF−7およびMDA−MB−231ヒト乳癌細胞;MIA PACA−2およびBXPC−3ヒト膵癌細胞;NCI−H226およびA549ヒト肺癌細胞;ならびにDU−145およびPC−3ヒト前立腺癌細胞。β−ラパコンは、癌細胞株のみでアポトーシスを誘発し、正常細胞では誘発しないので(Liら,(2003)Proc Natl Acad Sci U S A.100(5):2674−8)、本願化合物はまた、NCM 460正常結腸上皮細胞およびMCF 10A正常乳房上皮細胞を含む種々の組織由来の正常細胞株のパネルにおいて試験した。
Claims (65)
- 式Iの化合物:
R1〜R6は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択されるか;または、R1もしくはR2のうちの1つ、およびR3もしくはR4のうちの1つ;またはR3もしくはR4のうちの1つ、およびR5またはR6のうちの1つは、縮合環を形成し、ここで、該環は、4〜8個の環員を有し;
R7〜R10は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そして
nは、0〜10の整数である、
化合物。 - R1およびR2が、アルキルであり、R3〜R6が、独立して、H、OH、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、置換もしくは非置換のアシル、置換アルケニルまたは置換アルキルカルボニルであり、そしてR7〜R10が、水素である、請求項1に記載の化合物。
- R1およびR2が、各々メチルであり、そしてR3〜R10が、各々水素である、請求項1記載の化合物。
- R1〜R4が、各々水素であり、R5およびR6が、各々メチルであり、そしてR7〜R10が、各々水素である、請求項1に記載の化合物。
- 薬学的に受容可能なキャリアと組み合わせて治療有効量の請求項1に記載の化合物を含む、薬学的組成物。
- 細胞増殖障害を処置または予防する方法であって、治療有効量の請求項5に記載の薬学的組成物を該処置または予防を必要としている哺乳動物に投与する工程を包含する、方法。
- 投与が、正常細胞におけるE2Fレベルに影響を与えることなく、異常に増殖する細胞におけるE2Fレベルの持続的上昇を誘発する、請求項6に記載の方法。
- 癌もしくは前癌状態を処置するか、または癌を予防する方法であって、治療有効量の請求項5に記載の薬学的組成物を該処置または予防を必要としている哺乳動物に投与する工程を包含する、方法。
- 投与が、正常細胞におけるE2Fレベルに影響を与えることなく、癌細胞におけるE2Fレベルの持続的上昇を誘発する、請求項8に記載の方法。
- 乾癬を処置または予防する方法であって、治療有効量の請求項5に記載の薬学的組成物を該処置または予防を必要としている哺乳動物に投与する工程を包含する、方法。
- 式IIの化合物:
R1〜R6は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;
R7〜R10は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そして
nは、0〜10の整数であり、
ここで、R1およびR2が、両方ともメチルであり、R3およびR4が、両方ともHであり、かつR5およびR6のうちの1つが、OHであって、もう1つが、Hである場合、R7は、メチルまたはメトキシでなく、そしてR10は、メチルでない、
化合物。 - R1およびR2が、アルキルであり、R3〜R6が、独立して、H、OH、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、置換もしくは非置換のアシル、置換アルケニルまたは置換アルキルカルボニルであり、そしてR7〜R10が、水素である、請求項11に記載の化合物。
- R1およびR2が、各々メチルであり、そしてR3〜R10が、各々水素である、請求項11に記載の化合物。
- 薬学的に受容可能なキャリアと組み合わせて治療有効量の請求項11に記載の化合物を含む、薬学的組成物。
- 細胞増殖障害を処置または予防する方法であって、治療有効量の請求項14に記載の薬学的組成物を該処置または予防を必要としている哺乳動物に投与する工程を包含する、方法。
- 投与が、正常細胞におけるE2Fレベルに影響を与えることなく、異常に増殖する細胞におけるE2Fレベルの持続的上昇を誘発する、請求項15に記載の方法。
- 癌もしくは前癌状態を処置するか、または癌を予防する方法であって、治療有効量の請求項14に記載の薬学的組成物を該処置または予防を必要としている哺乳動物に投与する工程を包含する、方法。
- 投与が、正常細胞におけるE2Fレベルに影響を与えることなく、癌細胞におけるE2Fレベルの持続的上昇を誘発する、請求項17に記載の方法。
- 乾癬を処置または予防する方法であって、治療有効量の請求項14に記載の薬学的組成物を該処置または予防を必要としている哺乳動物に投与する工程を包含する、方法。
- 式IIIの化合物:
R1〜R4は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;
R5〜R8は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そして
nは、0〜10の整数である、
化合物。 - R1およびR2のうちの1つが、Hであって、もう1つが、アルキルであり、R3およびR4が、独立して、H、OH、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、置換もしくは非置換のアルケニル、または置換もしくは非置換のアルキルカルボニルであり、そしてR5〜R8が、各々水素である、請求項20に記載の化合物。
- R1およびR2のうちの1つが、Hであって、もう1つがアルキルであり、R3およびR4が、各々メチルであり、そしてR5〜R8が、各々水素である、請求項20に記載の化合物。
- 薬学的に受容可能なキャリアと組み合わせて治療有効量の請求項20に記載の化合物を含む、薬学的組成物。
- 細胞増殖障害を処置または予防する方法であって、治療有効量の請求項23に記載の薬学的組成物を該処置または予防を必要としている哺乳動物に投与する工程を包含する、方法。
- 投与が、正常細胞におけるE2Fレベルに影響を与えることなく、異常に増殖する細胞におけるE2Fレベルの持続的上昇を誘発する、請求項24に記載の方法。
- 癌もしくは前癌状態を処置するかまたは癌を予防する方法であって、治療有効量の請求項23に記載の薬学的組成物を該処置または予防を必要としている哺乳動物に投与する工程を包含する、方法。
- 投与が、正常細胞におけるE2Fレベルに影響を与えることなく、癌細胞におけるE2Fレベルの持続的上昇を誘発する、請求項26に記載の方法。
- 乾癬を処置または予防する方法であって、治療有効量の請求項23に記載の薬学的組成物を該処置または予防を必要としている哺乳動物に投与する工程を包含する、方法。
- 式IVの化合物:
R1〜R4は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;
R5〜R8は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そして
nは、0〜10の整数であり、
ここで:
R1およびR2が、両方ともメチルである場合、R3およびR4のうちの1つが、メチルでなくて、もう1つが、Hであり、そしてR5、R6、R7およびR8の各々が、Hでなく;
R1およびR2が、両方ともメチルである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも1つが、Hでなく;
R1およびR2が、両方ともフェニルである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの少なくとも1つが、Hでなく;
R1およびR2のうちの1つが、フェニルであって、もう1つが、Hである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの少なくとも1つが、Hでなく;
R1およびR2のうちの1つが、フェニルであって、もう1つが、メチルである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの少なくとも1つが、Hでなく;
R1およびR2のうちの1つが、メチルであって、もう1つが、Hであり、かつ、R5、R6、R7およびR8が、Hである場合、R3およびR4のうちの少なくとも1つが、OHでなくて、もう1つが、Hであり;
R3およびR4のうちの1つが、カルボエトキシである場合、もう1つが、Hであり;そして
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8が、各々Hでない、
化合物。 - R1およびR2の両方が、置換または非置換のアルキルであり、R3およびR4が、独立して、H、OH、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、置換もしくは非置換のアルケニル、または置換もしくは非置換のアルキルカルボニル、そしてR5〜R8が、各々水素である、請求項29に記載の化合物。
- R1およびR2のうちの1つが、Hであって、もう1つが、メチルであり、R3およびR4が、各々メチルであり、そしてR5〜R8が、各々水素である、請求項29に記載の化合物。
- 薬学的に受容可能なキャリアと組み合わせて治療有効量の請求項29に記載の化合物を含む、薬学的組成物。
- 細胞増殖障害を処置または予防する方法であって、治療有効量の請求項32に記載の薬学的組成物を該処置または予防を必要としている哺乳動物に投与する工程を包含する、方法。
- 投与が、正常細胞におけるE2Fレベルに影響を与えることなく、異常に増殖する細胞におけるE2Fレベルの持続的上昇を誘発する、請求項33に記載の方法。
- 癌もしくは前癌状態を処置するか、または癌を予防する方法であって、治療有効量の請求項32に記載の薬学的組成物を該処置または予防を必要としている哺乳動物に投与する工程を包含する、方法。
- 投与が、正常細胞におけるE2Fレベルに影響を与えることなく、癌細胞におけるE2Fレベルの持続的上昇を誘発する、請求項35に記載の方法。
- 乾癬を処置または予防する方法であって、治療有効量の請求項32に記載の薬学的組成物を該処置または予防を必要としている哺乳動物に投与する工程を包含する、方法。
- 式Vの化合物:
R1〜R4は各々、独立して、H、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択されるか;または、R1もしくはR2のうちの1つ、およびR3もしくはR4のうちの1つは、縮合環を形成し、ここで、該環は、4〜8個の環員を有し;
R5〜R8は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そして
nは、1〜10の整数であり、
ここで、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、各々Hではない、
化合物。 - R1およびR2が、アルキルであり、R3〜R4が、独立して、H、OH、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、置換もしくは非置換のアシル、置換アルケニルまたは置換アルキルカルボニルであり、そしてR7〜R10が、各々水素である、請求項40に記載の化合物。
- R1およびR2が、各々水素であり、R3およびR4のうちの1つが、メチルであって、もう1つが、水素であり、そしてR5〜R8が、各々水素である、請求項40に記載の化合物。
- R1およびR2のうちの1つが、メチルであって、もう1つが、水素であり、R3およびR4のうちの1つが、メチルであって、もう1つが、水素であり、そしてR5〜R8が、各々水素である、請求項40に記載の化合物。
- R1およびR2のうちの1つが、メチルであって、もう1つが、水素であり、R3およびR4のうちの1つが、ヒドロキシメチルであって、もう1つが、水素であり、そしてR5〜R8が、各々水素である、請求項40に記載の化合物。
- R1およびR2のうちの1つが、メチルであって、もう1つが、水素であり、R3およびR4が、各々メチルであり、そしてR5〜R8が、各々水素である、請求項40に記載の化合物。
- 薬学的に受容可能なキャリアと組み合わせて治療有効量の請求項40に記載の化合物を含む、薬学的組成物。
- 細胞増殖障害を処置または予防する方法であって、治療有効量の請求項44に記載の薬学的組成物を該処置または予防を必要としている哺乳動物に投与する工程を包含する、方法。
- 投与が、正常細胞におけるE2Fレベルに影響を与えることなく、異常に増殖する細胞におけるE2Fレベルの持続的上昇を誘発する、請求項45に記載の方法。
- 癌もしくは前癌状態を処置するか、または癌を予防する方法であって、治療有効量の請求項44に記載の薬学的組成物を該処置または予防を必要としている哺乳動物に投与する工程を包含する、方法。
- 投与が、正常細胞におけるE2Fレベルに影響を与えることなく、癌細胞におけるE2Fレベルの持続的上昇を誘発する、請求項47に記載の方法。
- 乾癬を処置または予防する方法であって、治療有効量の請求項44に記載の薬学的組成物を該処置または予防を必要としている哺乳動物に投与する工程を包含する、方法。
- 式Iの化合物の合成方法であって、以下:
式A:
該式Aにおいて、R1〜R6は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;
R7〜R10は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そしてnは、0〜10の整数である、工程;
および、
該式Aの化合物のジチオンと強酸とを反応させて、該式Iの化合物を形成する工程、
を包含する、方法。 - 前記強酸が、濃硫酸である、請求項50に記載の方法。
- 式IIの化合物の合成方法であって、以下:
式B:
該式Bにおいて、R1〜R6は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;
R7〜R10は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そして、
nは、0〜10の整数であり、
ここで、R1およびR2が、両方ともメチルであり、R3およびR4が、両方ともHであり、かつR5およびR6のうちの1つが、OHであって、もう1つがHである場合、R7が、メチルまたはメトキシでなく、そしてR10が、メチルでない、工程;
および、
該式Bの化合物のジチオンと強酸とを反応させて、該式IIの化合物を形成する工程、
を包含する、方法。 - 前記強酸が、濃硫酸である、請求項52に記載の方法。
- 式IIIの化合物を合成する方法であって、以下:
式C:
該式Cにおいて、Raは、R1およびR2より選択され;
R1〜R4は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;
R5〜R8は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;nは、0〜10の整数である、工程;
および、
該式Cの化合物のジチオンを強酸で処置して、該式IIIの化合物を形成する工程、
を包含する、方法。 - 前記強酸が、濃硫酸である、請求項54に記載の方法。
- 式IVの化合物を合成する方法であって、
式D:
該式Dにおいて、R1〜R4は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;
R5〜R8は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり;そして、
nは、0〜10の整数であり、
ここで:
R1およびR2が、両方ともメチルである場合、R3およびR4のうちの1つが、メチルでなくて、もう1つが、Hであり、そしてR5、R6、R7およびR8の各々が、Hでなく;
R1およびR2が、両方ともメチルである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの少なくとも1つが、Hでなく;
R1およびR2が、両方ともフェニルである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの少なくとも1つが、Hでなく;
R1およびR2のうちの1つが、フェニルであって、もう1つが、Hである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの少なくとも1つが、Hでなく;
R1およびR2のうちの1つが、フェニルであって、もう1つが、メチルである場合、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの少なくとも1つが、Hでなく;
R1およびR2のうちの1つが、メチルであって、もう1つが、Hであり、かつ、R5、R6、R7およびR8が、Hである場合、R3およびR4のうちの少なくとも1つが、OHでなくて、もう1つが、Hであり;
R3およびR4のうちの1つが、カルボエトキシである場合、もう1つが、Hであり;そして、
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8が、各々Hでない、工程;
および、
該式Dの化合物のジチオンを強酸で処置して、該式IVの化合物を形成する工程、
を包含する、方法。 - 前記強酸が、濃硫酸である、請求項56に記載の方法。
- 式Iの化合物の合成方法であって、以下:
式E:
式Eにおいて、R7〜R10は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり:
該分枝アリルチオールにおいて、Raは、R3およびR4より選択され;
R1〜R6は各々、独立して、H、OH、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;そして、nは、0〜10の整数である、工程、
および、
該スルフィド中間体を強酸で処置して、該式Iの化合物を形成する工程、
を包含する、方法。 - 前記弱塩基が、トリエチルアミンである、請求項58に記載の方法。
- 前記強酸が、濃硫酸である、請求項58に記載の方法。
- 式IIIの化合物の合成方法であって、以下:
式F:
該式Fにおいて、R5〜R8は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり:
該2−ヒドロキシアルキルチオールにおいて、R1〜R4は各々、独立して、H、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;そしてnは、1〜10の整数である、工程、
および、
該スルフィド中間体を強酸で処置して、該式IIIの化合物を形成する工程、
を包含する、方法。 - 前記弱塩基が、トリエチルアミンである、請求項61に記載の方法。
- 前記強酸が、濃硫酸である、請求項61に記載の方法。
- 式Vの化合物を合成する方法であって、以下:
式G:
該式Gにおいて、R5〜R8は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、ニトロ、シアノまたはアミドであり:
該2−ヒドロキシアルコールにおいて、R1〜R4は各々、独立して、H、置換および非置換のC1〜C6アルキル、置換および非置換のC1〜C6アルケニル、置換および非置換のC1〜C6アルコキシ、置換および非置換のC1〜C6アルコキシカルボニル、置換および非置換のC1〜C6アシル、−(CH2)n−アミノ、−(CH2)n−アリール、−(CH2)n−複素環、および−(CH2)n−フェニルからなる群より選択され;そして、nは、1〜10の整数である、工程、
および、
該スルフィドを強酸で処置して、そして反応を空気に曝露し、式Vの化合物を形成する工程、
を包含する、方法。 - 前記強酸が、濃硫酸またはトリフルオロ酢酸である、請求項64に記載の方法。
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