JP2006505661A - スチレンオキシド含有コポリマー並びにそれの乳化剤及び分散剤としての使用 - Google Patents

スチレンオキシド含有コポリマー並びにそれの乳化剤及び分散剤としての使用 Download PDF

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Abstract

本発明の対象は、次式(1)で表されるコポリマーである。
【化1】
Figure 2006505661

式中、
1は、水素、C1〜C5アルキル基もしくはC2〜C5アルケニル基(これらはヘテロ原子を含んでいてもよい)、酸基、または酸基を有する炭素原子数1〜50の脂肪族もしくは芳香族基であり、
2及びR3は、互いに独立して、水素、メチル及び/またはエチルであり、
nは、0〜100の数であり、
mは、3〜30の数であり、
kは、1〜200の数であり、そして
Aは、水素、酸基、C1〜C5アルキル基もしくはC2〜C8アルケニル基(これらはヘテロ原子を含んでいてもよい)、酸基を有する炭素原子数1〜50の脂肪族もしくは芳香族基、または次式(2)のコポリマー単位であり、
【化2】
Figure 2006505661

式中、
4は、水素、C1〜C5アルキル基もしくはC2〜C5アルケニル基(これらはヘテロ原子を含んでいてもよい)、酸基、または酸基を有する炭素原子数1〜50の脂肪族もしくは芳香族基であり、
5は、水素、メチル及び/またはエチルであり、
xは、0〜100の数であり、そして
yは、3〜30の数であり、
但し、Aが式(2)で表される基である場合は、R1は水素または酸基を意味する。

Description

本発明は、顔料、ビチューメン及び乳化重合用の、アルキレンオキシド及びスチレンオキシドからなるコポリマーを含む非イオン性もしくは陰イオン性乳化剤に関する。
ビチューメン及び顔料の分散または乳化重合用に従来技術において使用されている乳化剤は、大概の場合において陰イオン性及び非イオン性乳化剤である。
慣用の陰イオン性乳化性は、脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩及びアンモニウム塩、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルスルホン酸ナトリウム、オレフィンスルホン酸ナトリウム、ポリナフタレンスルホン酸ナトリウム、ジアルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、アルキル硫酸ナトリウム、カリウムもしくはアンモニウム、アルキルポリエチレングリコールエーテル硫酸ナトリウム、カリウム及びアンモニウム、アルキルフェノールポリエチレングリコールエーテル硫酸ナトリウム、カリウム及びアンモニウム、モノ−もしくはジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、カリウム及びアンモニウム、及びモノアルキルポリオキシエチルスルホコハク酸ナトリウム、カリウム及びアンモニウム、並びにアルキルポリエチレングリコールエーテルリン酸モノ−、ジ−及びトリエステル並びにこれらの混合物、及びアルキルフェノールポリエチレングリコールエーテルリン酸モノ−、ジ−及びトリエステル並びにこれらの混合物、更にこれらのナトリウム塩、カリウム塩及びアンモニウム塩である。
非イオン性乳化剤としては、通常は、アルキルフェノールポリエチレングリコールエーテル、アルキルポリエチレングリコールエーテル、脂肪酸ポリエチレングリコールエーテル、エチレン/プロピレングリコール−ブロックポリマー、及びソルビタンエステルポリエチレングリコールエーテルが使用されている。
一般的に、疎水性末端基としてノニルフェノールを有するエチレンオキシド/プロピレンオキシドポリマーを使用することによって、非常に良好な乳化性を達成することができる。WO 00/04096号は、ビチューメンエマルション用の分散剤としてこのようなノニルフェノールアルコキシレートを使用することを開示している。しかし、ノニルフェノール基は、それの望ましくない環境毒性の故に非難されており、そのためそれの代替物が求められている。
EP-A-0 403 718は、各々ポリアルコキシレート鎖上に末端アルキルエーテルスチレンオキシド単位を有するアルキルエーテル−スチレンオキシド−アルコキシレートを開示している。
EP-A-1 078 946は、C8〜C13−アルキルエーテル−スチレンオキシドアルコキシレートを開示している。
どちらの出願も、スチレンオキシド単位を一つから最大で二つ有するコポリマー、及びこのコポリマーを非反応性/非共重合性系中に使用することを開示している。
特に乳化重合の分野においては、共重合性乳化剤、すなわち遊離基重合において反応し得る二重結合を有する乳化剤が、最近になって格別重要視されている。
J.Polym.Sci., 30 (1992) 2619〜2629及びJ.Polym.Sci., 31 (1993) 1403〜1415は、例えば、ドデシルアリルスルホコハク酸ナトリウムを、酢酸ビニルの乳化重合において共重合性乳化剤として使用することを記載している。
EP-A-050 166は、遊離基重合性乳化剤を使用して乳化重合することによって製造された水性ポリマー分散液を開示している。
EP-A-0 472 837は、乳化重合用の乳化剤として(1−プロペニル)アルキルフェノールエトキシレートを記載している。
EP-A-0 464 454は、乳化重合用の乳化剤として(1−プロペニル)−アルキルフェノールエトキシレートの硫酸エステルを記載している。
それゆえ、本発明の課題は、非重合性の形、重合性の形のどちらの形としても簡単に入手することができ、かつ各々の場合において分散されるべき媒体に対して簡単にかつ柔軟に分子構造を適合させることができる、優れた乳化及び分散性を有する、ノニルフェノールアルコキシレートの代替物質を見出すことである。
アルキレンオキシド及びスチレンオキシドからなるコポリマーを用いることにより、優れた分散特性を達成できることがここに見出された。この際、顔料及びビチューメン分散液の分野においては、特に、スチレンオキシドの縮合された複数の単位を有する非反応性コポリマーが使用され得る。乳化重合の分野においては、ビニルエーテル−もしくはアリルエーテル−ポリスチレンオキシドアルコキシレートが共重合性乳化剤として使用され得る。
それゆえ、本発明の対象は、次式(1)で表されるコポリマーである。
Figure 2006505661
[式中、
1は、水素、C1〜C5アルキル基もしくはC2〜C5アルケニル基(これらはヘテロ原子を含んでいてもよい)、酸基、または炭素原子数が1〜50でかつ酸基を有する脂肪族もしくは芳香族基であり、
2及びR3は、互いに独立して、水素、メチル及び/またはエチルであり、
nは、0〜100の数であり、
mは、3〜30の数であり、
kは、1〜200の数であり、そして
Aは、水素、酸基、C1〜C5アルキル基もしくはC2〜C8アルケニル基(これらはヘテロ原子を含んでいてもよい)、炭素原子数が1〜50でかつ酸基を有する脂肪族もしくは芳香族基、または次式(2)で表されるコポリマー単位であり、
Figure 2006505661
前記式中、
4は、水素、C1〜C5アルキル基もしくはC2〜C5アルケニル基(これらはヘテロ原子を含んでいてもよい)、酸基、または炭素原子数が1〜50でかつ酸基を有する脂肪族もしくは芳香族基であり、
5は、水素、メチル及び/またはエチルであり、
xは、0〜100の数であり、そして
yは、3〜30の数であり、
但し、Aが式(2)で表される基の場合には、R1は水素または酸基である]
本発明の更に別の対象は、重合すべき反応混合物に本発明のコポリマーを加えることによって、乳化重合を行う方法である。
本発明の更に別の対象は、本発明のコポリマーを、水性相中でオレフィン性不飽和モノマーと重合させることによって、ポリマー分散液を製造する方法、並びにこうして製造することができる水性ポリマー分散液である。
本発明の更に別の対象は、本発明のコポリマーを顔料もしくはビチューメンに加えることによって、顔料もしくはビチューメンを分散させる方法である。
本発明の更に別の対象は、本発明のコポリマーを、乳化重合の乳化剤としてまたは顔料乳化剤もしくはビチューメン乳化剤として使用することである。
本発明のコポリマーを乳化重合に乳化剤として使用する場合は、このコポリマーは、オレフィン性二重結合を含む。この場合、R1またはR4がC2〜C5アルケニル基を意味するか、またはAがオレフィン性不飽和カルボン酸を表す。
式1及び2における繰り返し構造単位は、ランダムにもしくはブロック状に配列することができる。本発明の好ましい態様の一つでは、本発明のコポリマーは、アルコキシ基がブロック状に配列したアルコキシレートである。
好ましい態様の一つでは、kは10〜100の数である。
好ましい態様の一つでは、mは3〜10の数である。
好ましい態様の一つでは、nは1〜5の数である。
本発明の好ましい態様の一つでは、式1はエステルまたは部分エステルを表す。本発明の部分エステルの形成に適しておりそしてそれからA、R4またはR1が誘導され得る無機酸の例は、硫酸及びリン酸である。リン酸を使用する場合は、本発明の部分エステルは、リン酸のモノエステルもしくはジエステルのいずれかとなり得る。Aが酸基を意味する場合は、これは、炭素原子数が1〜50の炭化水素基によってコポリマーに結合し得る。
好ましい態様の一つでは、式1のコポリマーのエステル化に使用される有機もしくは無機酸は、一価、二価もしくは三価である。
前記有機酸は、好ましい態様の一つでは、一価、二価、三価もしくは多価カルボン酸である。一価の酸は、好ましくは、不飽和カルボン酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸またはフマル酸である。二価、三価または多価カルボン酸は、2つ、3つまたはそれ以上のカルボキシル基を含み及び更に少なくとも一つの硫黄もしくはリン含有官能基を有していてもよい化合物である。特に好ましいものは、硫黄含有官能基、特にスルホネート基である。
特に好ましいスルホン酸/スルホネートは、脂肪族もしくは芳香族化合物であることができる。好ましいスルホン酸/スルホネートは、2または3つのカルボキシル基を含み、そしてカルボキシル基も勘定に入れて3〜6個の炭素原子を含む。特に好ましいスルホン酸は、スルホコハク酸である。
上記スルホン酸及びカルボン酸は、好ましい態様の一つでは、一つまたはそれ以上の酸官能基を有する芳香族または脂肪族化合物である。
特に好ましいエステル、部分エステル及び酸誘導体は、それゆえ以下の式(3)〜(14)に相当する。
Figure 2006505661
Figure 2006505661
Figure 2006505661
Figure 2006505661
Figure 2006505661
Figure 2006505661
Figure 2006505661
Figure 2006505661
Figure 2006505661
Figure 2006505661
Figure 2006505661
Figure 2006505661
上記式中、R1、R2、R3、R5、m、k、x、y及びnは、上記の意味を有し、Mは、アルカリ金属イオン、アンモニウムイオンまたはH+を表し、そしてBは、炭素原子数1〜50の脂肪族基または芳香族基(これらはヘテロ原子を含んでいてもよい)を表す。
本発明の部分エステルは、式1のコポリマーを適当な酸と反応させることによって製造することができる。しかし、酸が酸化作用を起こさないように注意すべきである。なぜならば、そうしないと、二重結合の酸化が起こる恐れがあるからである。この理由から、スルフェート部分エステルの製造は、好ましくは、硫酸を用いる代わりにアミドスルホン酸を用いて行われる。これによって得られるアンモニウム塩は、アルカリ水酸化物との反応によって対応するアルカリ塩に転化することができる。リン酸部分エステルを製造するためには、リン酸を使用することができる。有機酸を、そのままでもしくはエステルとしてまたはそれの無水物の形で式1のコポリマーと反応させることができる。官能基の導入は、好ましくは、未官能化酸の部分エステルの製造後に行われる。例えば、式7の化合物のメタクリル酸エステルの製造は、直接エステル化するかまたはメタクリル酸もしくはメタクリル酸メチルエステルとのエステル交換によって、そして例えば式5の化合物のスルホコハク酸エステルの製造は、対応するマレイン酸エステルの製造及びその後のスルホン化(例えばピロ亜硫酸塩によるスルホン化)によって行うことができる。
前記スルホン酸、カルボン酸及びホスホン酸の製造は、式1のコポリマーと、スルホン酸もしくはカルボン酸の対応するアルカノール、ハロゲン化物または環状エステルとの反応によって行われる。
本発明のコポリマーは、遊離基重合性基、すなわち好ましくはオレフィン性不飽和基を含む場合には、乳化重合の共重合性乳化剤として適している。乳化重合に乳化剤として使用する場合は、本発明のコポリマーを、それからポリマー分散液を製造するべき更に別のモノマーと重合する。ポリマー分散液の製造のためには、不飽和モノマーが好適である。好ましいオレフィン性不飽和モノマーは、例えば次に挙げるものである。
− ビニルモノマー、例えばビニルアルコールのカルボン酸エステル、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、イソノナン酸のビニルエーテル、またはイソデカン酸のビニルエーテル、
− アリール置換されたオレフィン、例えばスチレン及びスチルベン、
− オレフィン性不飽和カルボン酸エステル、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸i−ブチル、アクリル酸ペンチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ヒドロキシエチル、並びに対応するメタクリル酸エステル、
− オレフィン性不飽和ジカルボン酸エステル、例えばマレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジプロピル、マレイン酸ジブチル、マレイン酸ジペンチル、マレイン酸ジヘキシル、及びマレイン酸ジ−2−エチルヘキシル、
− オレフィン性不飽和カルボン酸及びジカルボン酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸及びフマル酸、並びにそれらのナトリウム塩、カリウム塩及びアンモニウム塩、
− オレフィン性不飽和スルホン酸及びホスホン酸並びにこれらのアルカリ塩及びアンモニウム塩、例えばアクリルアミドメチルプロパンスルホン酸並びにこれらのアルカリ塩及びアンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩及びヒドロキシアルキルアンモニウム塩、アリルスルホン酸並びにこれらのアルカリ塩及びアンモニウム塩、アクリロイルオキシエチルホスホン酸並びにこれらのアンモニウム塩及びアルカリ塩、更に対応するメタクリル酸誘導体、
− オレフィン性不飽和アミン、アンモニウム塩、ニトリル及びアミド、例えばジメチルアミノエチルアクリレート、アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムハライド、アクリルニトリル、N−メチルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−プロピルアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、並びに対応するメタクリル酸誘導体及びビニルメチルアセトアミド。
好ましい態様の一つでは、上記のモノマーを、更に別のコモノマー、好ましくは炭素原子数2〜8のオレフィンまたはハロゲン化されたオレフィン、例えばエチレン、プロペン、ブテン、ペンテン、1,3−ブタジエン、クロロプレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン、及びテトラフルオロエチレンと重合させる。
ポリマー分散液を製造するためには、一般的に、水と不混和性のモノマーを、本発明のコポリマーを用いて水性相中にミセルの形で微細に分散させ、そして開始剤、例えばパーオキソ二硫酸アンモニウム、ナトリウムもしくはカリウムによって遊離基重合反応を開始する。
本発明のコポリマーと共に使用するための更に別の助剤及び添加剤は、保護コロイド、例えばカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、並びに部分的にもしくは完全に鹸化されたポリビニルアルコールであることができる。
乳化重合の慣用の方法、界面活性剤及び更に別の助剤についての概要は、1997年にJohn Wiley and Sonsから発行された“Emulsion Polymerization and Emulsion Polymers”(乳化重合及びエマルションポリマー)にPeter A. Lovell及びMohamed S. El-Aasserが記載している。
本発明のコポリマーは、重合反応を始める前に反応容器に仕込むか、または重合反応の最中に反応容器に加える。
本発明のコポリマーは、ポリマー分散液の製造に使用される水不溶性もしくは水難溶性のオレフィン性不飽和モノマーの重量を基準にして、一般的に0.1〜50重量%、好ましくは0.2〜10重量%、特に0.4〜4重量%の量で乳化剤として使用される。
本発明のコポリマーは、単独で使用してもよいし、あるいは最初に述べた従来技術の他の既知の陰イオン性もしくは非イオン性乳化剤との組み合わせで使用することもできる。この従来技術の陰イオン性もしくは非イオン性乳化剤の量は、水不溶性もしくは水難溶性オレフィン性不飽和モノマーの重量を基準にして、好ましくは0.001〜5重量%、特に0.01〜1重量%、特に好ましくは0.02〜0.4重量%である。
本発明のコポリマーを用いて製造されるポリマー分散液は、重合の最中または重合後に僅かな凝集物しか形成せず、かつ剪断安定性、温度安定性、貯蔵安定性、凍結/解凍安定性、並びにカルシウム、バリウム及びアルミニウムなどの二価及び三価のカチオンに対する電解質安定性が向上される。更に、該ポリマー分散液から形成されるポリマーフィルムの膜特性の向上も観察される。本発明のコポリマーを用いて製造されるポリマー分散液は、水の吸収が僅かで、水と接触した際の白化も少なく、水に対する接触角が小さく、かつ良好な湿潤及び乾燥摩擦堅牢性を有するフィルムを形成する。
アルキレンオキシド及びスチレンオキシドからのコポリマーの製造
例1: アリルアルコールで開始したエチレンオキシド−スチレンオキシドコポリマー,MW 約1300g/モル
アリルアルコール1モルを、実験室用オートクレーブ中でナトリウムメタノレート0.1モルと部分的に反応させてアルコレートとした。メタノールを留去した。これに、スチレンオキシド4モルを滴下し、そして90℃で15時間攪拌した。次いで、得られた反応生成物に140℃でエチレンオキシド20モルを加えた。エチレンオキシドが完全に反応した後、得られた生成物を、NMR分光分析及びOH価測定によって分析した。
OH価は42mgKOH/gであった。
NMRスペクトルは、次の構造式に一致した。
Figure 2006505661
mは、3.8であり、そしてkは19である。すなわち芳香族プロトンと、アルケニルプロトン及びCH2−OHプロトン及び−CH2−CH2−O−鎖プロトンとの比は19:3:2:76であった。

例2: メチルジグリコールで開始したスチレンオキシド−エチレンオキシドコポリマー
メチルジグリコール1モルを、実験室用オートクレーブ中でカリウムメタノレート0.1モルと部分的に反応させてアルコレートとした。メタノールを留去した。次いで、スチレンオキシド4モルを滴下し、そして加圧下に約140℃で5時間重合した。得られた反応生成物に、エチレンオキシド40モルを140℃で加えた。エチレンオキシドが完全に反応した後、得られた生成物をNMR分光分析及びOH価測定によって分析した。
OH価は27.9mgKOH/gであった。
NMRスペクトルは以下の構造式に一致した。
Figure 2006505661
mは3.8であり、そしてkは39である。すなわち、芳香族プロトンと、CH3プロトン、CH2−OHプロトン及び−CH2−CH2−O−鎖プロトンとの比率は19:3:2:156であった。

例3: モノエチレングリコールで開始したスチレンオキシド−プロピレンオキシドコポリマー
モノエチレングリコール1モルを、実験室用オートクレーブ中でカリウムメタノレート0.1モルと部分的に反応させてアルコレートとした。メタノールを留去した。次いで、スチレンオキシド10モルを加え、そして加圧下に約100℃で5時間重合した。生じた反応生成物にプロピレンオキシド20モルを滴下し、そして加圧下に130℃で9時間、再び重合した。プロピレンオキシドが完全に反応した後、得られた生成物をNMR分光分析及びOH価測定によって分析した。
OH価は54mgKOH/gであった。これは、一分子当たり2個の遊離のOH基を仮定して2080g/モルの平均分子量に相当する。
NMRスペクトルは、1:23:28のCHOH:芳香族スチリル:CH3−プロピルプロトンの比率を示し、これは、mが2.3,kが9.3として以下の構造式に一致する。
Figure 2006505661
例4: ヒドロキシブチルビニルで開始したエチレンオキシドスチレンオキシドコポリマー,MW2600g/モル
ヒドロキシブチルビニルエーテル1モルを、実験室用オートクレーブにおいて不活性溶剤(モノグリム)中でカリウムメタノレート0.1モルと部分的に反応させてアルコレートとした。メタノールを留去した。次いで、スチレンオキシド5モルを加え、そして約100℃で5時間重合した。生じた反応生成物に、加圧下に140℃でエチレンオキシド40モルを加えた。エチレンオキシドが完全に反応した後、得られた生成物をNMR分光分析及びOH価測定によって分析した。
OH価は24mgKOH/gであった。
NMRスペクトルは、以下の構造式に一致した。
Figure 2006505661
nは4.8であり、mは38である。
エステル及び部分エステルの製造
例5
例1のコポリマー150gを、窒素雰囲気下にアミドスルホン酸11.4g及び50%濃度次亜リン酸0.5gと混合した。激しく攪拌しながら80℃に5時間、そして100℃に1時間加熱した。反応終了後、放冷し、そして20%濃度NaOH1.6gと混合した。硫酸モノエステル158g(98%)が得られた。
例6
例3のコポリマー500gを、窒素雰囲気下にアミドスルホン酸46.6g及び尿素0.8gと混合し、そして100℃で3時間激しく攪拌した。反応終了後、放冷し、そして20%濃度NaOH1.5gと混合した。硫酸エステル535g(98%)が得られた。
例7
例5で製造された硫酸モノエステル−アンモニウム塩200gを60℃に加温した。200mbarにおいて、18%濃度NaOH32gを滴下し、次いで50mbarで更に2時間、後反応させた。この際、導入された水をアンモニアと一緒に除去した。硫酸モノエステル−ナトリウム塩196g(98%)が得られた。
例8
例2のコポリマー500gを、窒素雰囲気下にアミドスルホン酸24g及び尿素0.7gと混合し、そして120℃で8時間激しく攪拌した。反応終了後、放冷し、そして20%濃度NaOH1.2gと混合した。硫酸モノエステル51g(99%)が得られた。
例9
例3のコポリマー2010gを、窒素雰囲気下、70℃でマレイン酸無水物98gに滴下した。次いで、この混合物を90℃に4時間加温し、そしてピロ亜硫酸ナトリウム52g、NaOH40g及び蒸留水2270gからなる混合物に加え、そして80℃で5時間反応させた。50重量%の含有率を有するスルホコハク酸塩溶液4470gが得られた。
例10
例2のコポリマー600gを、メタクリル酸50g、硫酸5g及びフェノチアジン0.3gと一緒に100〜150℃に加温した。この際、圧力を50mbarまでゆっくりと下げ、そして反応水を留去した。12時間後、反応が完了した。対応するメタクリル酸エステル595g(95%)が得られた。
例11
例1のコポリマー1260gを、70℃でポリリン酸113gと混合し、そして70℃で2時間攪拌した。100℃で更に2時間経過後、水30gを90℃で加え、そして再び2時間攪拌した。リン酸モノエステル82重量%、リン酸ジエステル8重量%及び残部の水からなる混合物である1400gの生成物が得られた。この生成物は、リン酸トリエステルは含まなかった。
スルホン酸の製造
例12
例1のコポリマー946gを、窒素雰囲気下に50℃で、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸−ナトリウム塩−二水和物174g及びNaOHプリル30gと混合し、そして1時間攪拌した。次いで、この混合物を70℃で更に2時間攪拌した。下相を廃棄しそして上相を酢酸7gで中和した。目的のスルホン酸エーテル1025g(95%)が得られた。
例13
例4のアルコール650gを、水酸化ナトリウムプリル11gと混合し、そして減圧下、100℃で2時間乾燥した。次いで、窒素雰囲気下、90℃で、ブタンスルホン0.25モル(34g)を滴下し、そして6時間攪拌した。NMR分析によりα−ビニルオキシ−Ω−スルホネート−エチレンオキシド−スチレンオキシド−ブロックコポリマーを70%の収率で得ることができた。
NMRスペクトルは次の構造式に一致した。
Figure 2006505661
カルボン酸の製造
例14
例1のコポリマー630gを、窒素雰囲気下、50℃で、クロロ酢酸ナトリウム塩59g及びNaOHプリル20gと混合し、そして3時間攪拌した。次いで、この混合物を70℃で更に4時間攪拌した。下相を廃棄し、そして上相を酢酸6gで中和した。目的のカルボン酸エーテル650g(97%)が得られた。
例15
例2のコポリマー1505gを、窒素雰囲気下、50℃で4−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム塩120g及びNaOHプリル30gと混合し、そして1時間攪拌した。次いで、この混合物を80℃で更に2時間攪拌した。下相を廃棄しそして上相を酢酸10gで中和した。目的のカルボン酸エーテル1525g(95%)が得られた。

ポリマー分散液の製造
例16: スチレン/アクリレート分散液
脱塩水330.4g、(R)Emulsogen EPA 073(ナトリウムアルキルポリエチレングリコールエーテルスルフェート,Clariant GmbH)8.8g、例11の本発明のスルホン酸エーテル10.6g、炭酸水素ナトリウム3.6g、スチレン216g、アクリル酸n−ブチル300g、メタクリル酸メチル144g、及びメタクリル酸6.6.gからなるモノマーエマルション1020g、並びにアンモニウムパーオキソジスルフェート3.33g及び脱塩水85.5mlからなる開始剤溶液を調製した。
2L反応容器中に、脱塩水189.1gを仕込み、そして22gのEmulsogen EPA 073を加えた。窒素雰囲気下、錨型攪拌機で攪拌しながら、この乳化剤溶液を反応容器中で80℃に加温した。次いで、開始剤溶液22.2ml及びモノマーエマルション25.5mlを加えた。遊離基重縮合反応が開始した。水浴で反応混合物を冷却し、そして79〜81℃に一定に維持した。残りのモノマーエマルション994.5g及び開始剤溶液66.6gを、3時間かけて加えた。次いで、反応混合物を水浴で更に1時間80℃に維持し、その後、室温に冷却した。製造されたポリマー分散液のpH値を、12.5%濃度アンモニア溶液を用いて7〜8に調節した。
得られたポリマー分散液は、各々この分散液を基準にして、52%の固形物含有率を有し、100μmの篩上では凝集物は0.05%未満であり、40μm篩上では凝集物は0.07%未満であった。
例17: スチレン/アクリレート分散液
例15と同様に行った。例11の本発明のスルホン酸エーテル10.6gの代わりに、例12の本発明のα−ビニルオキシ−Ω−スルホネート−エチレンオキシド−スチレンオキシド−ブロックコポリマー10.6gを使用した。
得られたポリマー分散液は、各々この分散液を基準にして、52%の固形物含有率を有し、100μm篩上では凝集物は0.05%未満であり、そして40μm篩上では凝集物は0.07%未満であった。

例18: スチレン/アクリレート分散液
脱塩水332.2g、Emulsogen EPA 073(4.4g)、例4の本発明の反応性非イオン性乳化剤13.2g、炭酸水素ナトリウム3.6g、スチレン216g、アクリル酸n−ブチル300g、メタクリル酸メチル144g、及びメタクリル酸6.6gからなるモノマーエマルション1020g、及びアンモニウムパーオキソジスルフェート3.33g及び脱塩水85.5mlからなる開始剤溶液を調製した。
2L反応容器中に、脱塩水193.6gを仕込み、そしてEmulsogen EPA 073(17.6g)を加えた。これを、更に例15のように処理した。
得られたポリマー分散液は、各々この分散液を基準にして、52%の固形物含有率を有し、100μm篩上では凝集物は0.05%未満、そして40μm篩上では凝集物は0.1%未満であった。

例19: スチレン/アクリレート分散液
例17と同様に行った。例4の本発明の反応性非イオン性乳化剤13.2gの代わりに、例1の本発明の反応性非イオン性乳化剤13.2gを使用した。
得られたポリマー分散液は、各々この分散液を基準にして、52%の固形物含有率を有し、100μm篩上では凝集物は0.05%未満、そして40μm篩上では凝集物は0.1%未満であった。

例20: アクリレート単独分散液
脱塩水247.3g、Emulsogen EPA 073(5.98g)、例11の本発明のスルホン酸エーテル16.8g、ドデシルメルカプタン1.37g、メタクリル酸メチル93.4g、アクリル酸2−エチルヘキシル217.9g、アクリル酸n−ブチル529.2g、及びメタクリル酸8.72gからなるモノマーエマルション1120g、並びにアンモニウムパーオキソジスルフェート4.44g及び脱塩水31.06gからなる開始剤溶液35.5gを調製した。
2L反応容器中に、脱塩水163.9gを仕込み、そして窒素雰囲気下に水浴上で80℃に加温した。次いで、上記開始剤溶液10.58gを加え、そしてその後直ぐに、モノマーエマルション1120g及び残りの開始剤溶液35.5gの連続的な添加を開始した。これらの両成分の計量添加は、錨型攪拌機を用いて絶えず攪拌しながら、窒素雰囲気下に3時間の内に行った。その後、生じた反応混合物を80℃で更に1時間温度調節し、次いで室温に冷却した。製造されたポリマー分散液のpH値を、12.5%濃度アンモニア溶液を用いて7〜8に調節した。
得られたポリマー分散液は、各々この分散液を基準にして、65%の固形物含有率を有し、100μm篩上では凝集物は0.05%未満、40μm篩上では凝集物は0.1%未満であった。

例21: アクリレート単独分散液
脱塩水247.3g、Emulsogen EPA 073(5.98g)、例12の本発明のα−ビニルオキシ−Ω−スルホネート−エチレンオキシド−スチレンオキシド−ブロックコポリマー16.81g、ドデシルメルカプタン1.37g、メタクリル酸メチル93.4g、アクリル酸2−エチルヘキシル217.9g、アクリル酸n−ブチル529.2g、及びメタクリル酸8.72gからなるモノマーエマルション1120g、並びにアンモニウムパーオキソジスルフェート4.44g及び脱塩水31.06gからなる開始剤溶液35.5gを調製した。
2L反応容器中に脱塩水163.9gを仕込み、そして窒素雰囲気下に、水浴上で80℃に加温した。これを更に例19と同様にして処理した。
得られたポリマー分散液は、各々この分散液を基準にして、65%の固形物含有率を有し、100μm篩上では凝集物が0.05%未満、そして40μm篩上では凝集物が0.1%未満であった。

例22: アクリレート単独分散液
脱塩水251.3g、例8の本発明の硫酸モノエステル18.8g、ドデシルメルカプタン1.37g、メタクリル酸メチル93.4g、アクリル酸2−エチルヘキシル217.9g、アクリル酸n−ブチル529.2g、及びメタクリル酸8.72gからなるモノマーエマルション1120g、並びにアンモニウムパーオキソジスルフェート4.44g及び脱塩水31.06gからなる開始剤溶液35.5gを調製した。
2L反応容器中に脱塩水163.9gを仕込み、そして窒素雰囲気下に水浴上で80℃に加温した。これを更に例19と同様に処理した。
得られたポリマー分散液は、各々この分散液を基準にして、65%の固形物含有率を有し、100μm篩上で凝集物が0.05%未満であり、そして40μm篩上で凝集物が0.1%未満であった。

Claims (9)

  1. 次式(1)で表されるコポリマー。
    Figure 2006505661
    式中、
    1は、水素、C1〜C5アルキル基もしくはC2〜C5アルケニル基(これらはヘテロ原子を含んでいてもよい)、酸基、または酸基を有する炭素原子数1〜50の脂肪族もしくは芳香族基であり、
    2及びR3は、互いに独立して、水素、メチル及び/またはエチルであり、
    nは、0〜100の数であり、
    mは、3〜30の数であり、
    kは、1〜200の数であり、そして
    Aは、水素、酸基、C1〜C5アルキル基もしくはC2〜C8アルケニル基(これらはヘテロ原子を含んでいてもよい)、酸基を有する炭素原子数1〜50の脂肪族もしくは芳香族基、または次式(2)のコポリマー単位であり、
    Figure 2006505661
    式中、
    4は、水素、C1〜C5アルキル基もしくはC2〜C5アルケニル基(これらはヘテロ原子を含んでいてもよい)、酸基、または酸基を有する炭素原子数1〜50の脂肪族もしくは芳香族基であり、
    5は、水素、メチル及び/またはエチルであり、
    xは、0〜100の数であり、そして
    yは、3〜30の数であり、
    但し、Aが式(2)で表される基である場合は、R1は水素または酸基を意味する。
  2. アルコキシ基がブロック状に配列している、請求項1のコポリマー。
  3. kが10〜100の数を意味する、請求項1及び/または2のコポリマー。
  4. mが3〜10の数を意味する、請求項1〜3の一つまたはそれ以上のコポリマー。
  5. nが1〜5の数を意味する、請求項1〜4の一つまたはそれ以上のコポリマー。
  6. 式1がエステルもしくは部分エステルを表す、請求項1〜5の一つまたはそれ以上のコポリマー。
  7. 1またはR4がC2〜C5アルケニル基を意味するか、またはAがオレフィン性不飽和カルボン酸を意味する、請求項1〜6の一つまたはそれ以上のコポリマー。
  8. 請求項1〜7の一つまたはそれ以上のコポリマーを顔料もしくはビチューメン乳化剤として使用する方法。
  9. 請求項7のコポリマーを乳化重合に乳化剤として使用する方法。
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