JP2006505635A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006505635A5 JP2006505635A5 JP2004535070A JP2004535070A JP2006505635A5 JP 2006505635 A5 JP2006505635 A5 JP 2006505635A5 JP 2004535070 A JP2004535070 A JP 2004535070A JP 2004535070 A JP2004535070 A JP 2004535070A JP 2006505635 A5 JP2006505635 A5 JP 2006505635A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- functional group
- group
- hydroxyalkyl starch
- reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims 121
- 125000000524 functional group Chemical group 0.000 claims 114
- 125000002768 hydroxyalkyl group Chemical group 0.000 claims 102
- 235000019426 modified starch Nutrition 0.000 claims 62
- 229920002472 Starch Polymers 0.000 claims 54
- 235000019698 starch Nutrition 0.000 claims 54
- 239000008107 starch Substances 0.000 claims 54
- 229920000881 Modified starch Polymers 0.000 claims 47
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims 40
- 229920001612 Hydroxyethyl starch Polymers 0.000 claims 32
- 229940050526 hydroxyethylstarch Drugs 0.000 claims 32
- JQWHASGSAFIOCM-UHFFFAOYSA-M Sodium periodate Chemical compound [Na+].[O-]I(=O)(=O)=O JQWHASGSAFIOCM-UHFFFAOYSA-M 0.000 claims 16
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims 16
- 102000003951 Erythropoietin Human genes 0.000 claims 15
- 108090000394 Erythropoietin Proteins 0.000 claims 15
- 229940105423 erythropoietin Drugs 0.000 claims 15
- 239000008194 pharmaceutical composition Substances 0.000 claims 15
- 125000002496 methyl group Chemical group [H]C([H])([H])* 0.000 claims 13
- 125000004036 acetal group Chemical group 0.000 claims 11
- 125000003172 aldehyde group Chemical group 0.000 claims 10
- 239000007795 chemical reaction product Substances 0.000 claims 10
- 125000000468 ketone group Chemical group 0.000 claims 10
- 125000001976 hemiacetal group Chemical group 0.000 claims 9
- 150000002148 esters Chemical class 0.000 claims 8
- 229920001184 polypeptide Polymers 0.000 claims 7
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims 6
- 238000005755 formation reaction Methods 0.000 claims 6
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims 6
- 125000004149 thio group Chemical group *S* 0.000 claims 6
- 125000003178 carboxy group Chemical class [H]OC(*)=O 0.000 claims 4
- 238000000034 method Methods 0.000 claims 4
- 125000000837 carbohydrate group Chemical group 0.000 claims 3
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 3
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 claims 3
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 claims 3
- 125000000954 2-hydroxyethyl group Chemical group [H]C([*])([H])C([H])([H])O[H] 0.000 claims 2
- 125000000217 alkyl group Chemical group 0.000 claims 2
- PNDPGZBMCMUPRI-UHFFFAOYSA-N iodine Chemical compound II PNDPGZBMCMUPRI-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 2
- 229910052740 iodine Inorganic materials 0.000 claims 2
- 239000011630 iodine Substances 0.000 claims 2
- 125000002877 alkyl aryl group Chemical group 0.000 claims 1
- 125000003710 aryl alkyl group Chemical group 0.000 claims 1
- 125000004350 aryl cycloalkyl group Chemical group 0.000 claims 1
- 125000003118 aryl group Chemical group 0.000 claims 1
- 125000000753 cycloalkyl group Chemical group 0.000 claims 1
- 125000004367 cycloalkylaryl group Chemical group 0.000 claims 1
- 125000004435 hydrogen atoms Chemical group [H]* 0.000 claims 1
- 125000002887 hydroxy group Chemical group [H]O* 0.000 claims 1
- 239000000047 product Substances 0.000 claims 1
- 0 C*=C(*(*)C1)OC(CO*)C1(C*)OI Chemical compound C*=C(*(*)C1)OC(CO*)C1(C*)OI 0.000 description 4
- JAPMJSVZDUYFKL-UHFFFAOYSA-N C1C2C1CCC2 Chemical compound C1C2C1CCC2 JAPMJSVZDUYFKL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- VVLIFBHAYZFQQB-UHFFFAOYSA-N CC1(C)N(C2)C2C1 Chemical compound CC1(C)N(C2)C2C1 VVLIFBHAYZFQQB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- PUUNFGNZOHZXCV-UHFFFAOYSA-N CCN1C(C)CCC2C1C2 Chemical compound CCN1C(C)CCC2C1C2 PUUNFGNZOHZXCV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Claims (59)
- ヒドロキシアルキルデンプン誘導体の製造方法であって、ヒドロキシアルキルデンプンが、下記式(I)
式(I)のヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端において化合物(L)と反応するステップ、または
式(I)のヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端における化合物(D)との反応によって得ることができるヒドロキシアルキルデンプン誘導体と化合物(L)と反応するステップを含んでなり、
前記化合物(D)が、前記ヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端と反応可能な少なくとも1つの官能基Z1と、少なくとも1つの官能基Wを含み、
前記化合物(L)が、前記ヒドロキシアルキルデンプンと反応可能な少なくとも1つの官能基Z1、または前記ヒドロキシアルキルデンプン誘導体中に含まれる官能基Wと反応可能な少なくとも1つの官能基Z2を含み、さらなる化合物(M)の官能基Yと反応可能な少なくとも1つの官能基Xを含み、
前記官能基Yが、アルデヒド基、ケト基、ヘミアセタール基、アセタール基、およびチオ基からなる群から選択され、
化合物(L)と前記ヒドロキシアルキルデンプンとの化学結合の形成、または化合物(D)と前記ヒドロキシアルキルデンプンとの化学結合の形成が、前記官能基Z1と前記ヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端との反応によってなされ、前記官能基Z1が構造−NH−を含む
ヒドロキシアルキルデンプン誘導体の製造方法。 - R1、R2およびR3が、独立して、水素または直鎖もしくは分岐状ヒドロキシアルキル基である請求項1に記載の方法。
- R1、R2およびR3が、独立して、水素または2−ヒドロキシエチル基である請求項2に記載の方法。
- 前記ヒドロキシアルキルデンプンが、ヒドロキシエチルデンプンである請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
- 前記官能基Yが、アルデヒド基、ケト基、ヘミアセタール基、およびアセタール基からなる群から選択され、前記官能基Xが、構造−NH−を含む請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
- 前記還元末端が、アルカリヨウ素溶液によって酸化されている請求項12に記載の方法。
- 前記ヒドロキシアルキルデンプンを、官能基Z1と前記ヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端との反応を介して化合物(L)と反応させ、
得られた反応生成物を、化合物(L)中に含まれる官能基Xと、化合物(M)中に含まれる官能基Yとの反応を介してさらなる化合物(M)と反応させる、
請求項1〜8および11〜13のいずれかに記載の方法。 - 前記ヒドロキシアルキルデンプンを、官能基Z1と前記ヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端との反応を介して化合物(L)と反応させ、
化合物(L)を、前記ヒドロキシアルキルデンプンとの反応前に、化合物(L)中に含まれる官能基Xと、化合物(M)中に含まれる官能基Yとの反応を介してさらなる化合物(M)と反応させる、
請求項1〜8および11〜13のいずれかに記載の方法。 - 前記ヒドロキシアルキルデンプンを、化合物(D)中に含まれる官能基Z1と前記ヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端との反応を介して化合物(D)と反応させて第1のヒドロキシアルキルデンプン誘導体が得られ、
前記第1のヒドロキシアルキルデンプン誘導体を、化合物(L)中に含まれる官能基Z2と、化合物(D)中に含まれる官能基Wとの反応を介して化合物(L)と反応させて第2のヒドロキシアルキルデンプン誘導体が得られる、
請求項1〜13のいずれかに記載の方法。 - 前記第2のヒドロキシアルキルデンプン誘導体を、化合物(L)中に含まれる官能基Xと、化合物(M)中に含まれる官能基Yとの反応を介してさらなる化合物(M)と反応させる、請求項16に記載の方法。
- 前記ヒドロキシアルキルデンプンを、化合物(D)中に含まれる官能基Z1と、前記ヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端との反応を介して化合物(D)と反応させて第1のヒドロキシアルキルデンプン誘導体が得られ、
前記第1のヒドロキシアルキルデンプン誘導体を、化合物(D)中に含まれる官能基Wと、化合物(L)中に含まれる官能基Z2との反応を介して化合物(L)と反応させ、
化合物(L)を、前記第1のヒドロキシアルキルデンプン誘導体との反応前に、化合物(L)中に含まれる官能基Xと、化合物(M)中に含まれる官能基Yとの反応を介してさらなる化合物(M)と反応させる、請求項1〜17のいずれかに記載の方法。 - 前記少なくとも1つのさらなる化合物(M)が、ポリペプチドである請求項1〜18のいずれかに記載の方法。
- 前記ポリペプチドが、エリスロポエチンである請求項19に記載の方法。
- ヒドロキシアルキルデンプン誘導体の製造方法によって得ることができるヒドロキシアルキルデンプン誘導体であって、ヒドロキシアルキルデンプンが、下記式(I)
式(I)のヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端と化合物(L)を反応させるステップ、または
式(I)のヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端で化合物(D)との反応によって得ることができるヒドロキシアルキルデンプン誘導体と化合物(L)を反応させるステップを含み、
前記化合物(D)が、前記ヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端と反応可能な少なくとも1つの官能基Z1と、少なくとも1つの官能基Wを含み、
前記化合物(L)が、前記ヒドロキシアルキルデンプンと反応可能な少なくとも1つの官能基Z1、または前記ヒドロキシアルキルデンプン誘導体中に含まれる官能基Wと反応可能な少なくとも1つの官能基Z2を含み、さらなる化合物(M)の官能基Yと反応可能な少なくとも1つの官能基Xを含み、
前記官能基Yが、アルデヒド基、ケト基、ヘミアセタール基、アセタール基、およびチオ基からなる群から選択され、
化合物(L)と前記ヒドロキシアルキルデンプンとの化学結合の形成、または化合物(D)と前記ヒドロキシアルキルデンプンとの化学結合の形成が、前記官能基Z1と前記ヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端との反応によってなされ、前記官能基Z1が構造−NH−を含む
ヒドロキシアルキルデンプン誘導体。 - R1、R2およびR3が、独立して、水素または直鎖もしくは分岐状ヒドロキシアルキル基である請求項21に記載のヒドロキシアルキルデンプン誘導体。
- R1、R2およびR3が、独立して、水素または2−ヒドロキシエチル基である請求項22に記載のヒドロキシアルキルデンプン誘導体。
- 前記ヒドロキシアルキルデンプンが、ヒドロキシエチルデンプンである請求項21〜23のいずれかに記載のヒドロキシアルキルデンプン誘導体。
- 前記官能基Yが、アルデヒド基、ケト基、ヘミアセタール基、およびアセタール基からなる群から選択され、前記官能基Xが、構造−NH−を含む請求項21〜25のいずれかに記載のヒドロキシアルキルデンプン誘導体。
- 前記還元末端が、アルカリヨウ素溶液によって酸化されている請求項32に記載のヒドロキシアルキルデンプン誘導体。
- 前記ヒドロキシアルキルデンプンを、官能基Z1と前記ヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端との反応を介して化合物(L)と反応させ、
得られた反応生成物を化合物(L)中に含まれる官能基Xと、化合物(M)中に含まれる官能基Yとの反応を介してさらなる化合物(M)と反応させる、
請求項21〜28および請求項31〜33のいずれかに記載のヒドロキシアルキルデンプン誘導体。 - 前記ヒドロキシアルキルデンプンを、官能基Z1と前記ヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端との反応を介して化合物(L)と反応させ、
化合物(L)を、前記ヒドロキシアルキルデンプンとの反応前に、化合物(L)中に含まれる官能基Xと、さらなる化合物(M)中に含まれる官能基Yとの反応を介してさらなる化合物(M)と反応させる、
請求項21〜28および31〜33のいずれかに記載のヒドロキシアルキルデンプン誘導体。 - 前記ヒドロキシアルキルデンプンを、化合物(D)中に含まれる官能基Z1と前記ヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端との反応を介して化合物(D)と反応させて第1のヒドロキシアルキルデンプン誘導体が得られ、
前記第1のヒドロキシアルキルデンプン誘導体を、化合物(L)中に含まれる官能基Z2と化合物(D)中に含まれる官能基Wとの反応を介して化合物(L)と反応させて第2のヒドロキシアルキルデンプン誘導体が得られる、
請求項21〜33のいずれかに記載のヒドロキシアルキルデンプン誘導体。 - 前記第2のヒドロキシアルキルデンプン誘導体を、化合物(L)中に含まれる官能基Xと化合物(M)中に含まれる官能基Yとの反応を介してさらなる化合物(M)と反応させる、請求項36に記載のヒドロキシアルキルデンプン誘導体。
- 前記ヒドロキシアルキルデンプンを、化合物(D)中に含まれる官能基Z1と前記ヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端との反応を介して化合物(D)と反応させて第1のヒドロキシアルキルデンプン誘導体が得られ、
前記第1のヒドロキシアルキルデンプン誘導体を、化合物(D)中に含まれる官能基Wおよび化合物(L)中に含まれる官能基Z2との反応を介して化合物(L)と反応させ、
化合物(L)を、前記第1のヒドロキシアルキルデンプン誘導体との反応前に、化合物(L)中に含まれる官能基Xと化合物(M)中に含まれる官能基Yとの反応を介してさらなる化合物(M)と反応させる、
請求項21〜33のいずれかに記載のヒドロキシアルキルデンプン誘導体。 - 前記少なくとも1つのさらなる化合物(M)が、ポリペプチドである請求項21〜38のいずれかに記載のヒドロキシアルキルデンプン誘導体。
- 前記ポリペプチドが、エリスロポエチンである請求項39に記載のヒドロキシアルキルデンプン誘導体。
- ヒドロキシアルキルデンプン誘導体の製造方法によって得ることができるヒドロキシアルキルデンプン誘導体を治療有効量含む薬学的組成物であって、ヒドロキシアルキルデンプンが、下記式(I):
式(I)のヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端と化合物(L)を反応させるステップ、または
式(I)のヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端と化合物(D)との反応によって得ることができるヒドロキシアルキルデンプン誘導体と、化合物(L)を反応させるステップを含んでなり、
前記化合物(D)が、前記ヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端と反応可能な少なくとも1つの官能基Z1と、少なくとも1つの官能基Wを含み、
前記化合物(L)が、前記ヒドロキシアルキルデンプンと反応可能な少なくとも1つの官能基Z1、または前記ヒドロキシアルキルデンプン誘導体中に含まれる官能基Wと反応可能な少なくとも1つの官能基Z2を含み、さらなる化合物(M)の官能基Yと反応可能な少なくとも1つの官能基Xを含み、
前記官能基Yが、アルデヒド基、ケト基、ヘミアセタール基、アセタール基、またはチオ基からなる群から選択され、
前記ヒドロキシアルキルデンプン誘導体の製造方法が、ヒドロキシアルキルデンプンと、化合物(L)と、必要に応じて化合物(D)を含む反応生成物をさらなる化合物(M)と反応させるステップをさらに含んでなり、少なくとも1つの前記さらなる化合物がポリペプチドであり、
化合物(L)と前記ヒドロキシアルキルデンプンとの化学結合の形成、または化合物(D)と前記ヒドロキシアルキルデンプンとの化学結合の形成が、前記官能基Z1と前記ヒドロキシアルキルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端との反応によってなされ、前記官能基Z1が構造−NH−を含む
薬学的組成物。 - 前記ポリペプチドが、AT IIIである請求項41に記載の薬学的組成物。
- 前記ポリペプチドが、エリスロポエチンである請求項41に記載の薬学的組成物。
- 前記官能基Yが、アルデヒド基、ケト基、ヘミアセタール基、およびアセタール基からなる群から選択され、前記化合物(L)が、一般式Z1−L'−Xの化合物であり、前記官能基Z1が、
からなる群から選択され、前記官能基Xが、
からなる群から選択され、L'はZ1およびXと架橋する有機鎖であるか、またはL'は存在しない、請求項41〜43のいずれかに記載の薬学的組成物。 - 前記官能基Yが、−SHであり、前記化合物(D)が、一般式Z1−D'−Wの化合物であり、前記化合物(L)が、一般式Z2−L'−Xの化合物であり、前記官能基Z1が、
からなる群から選択され、前記官能基Xが、
からなる群から選択され、前記官能基Wまたは前記官能基Z2が、−SHであり、前記官能基Z2または前記官能基Wが、
からなる群から選択されるか、前記官能基Wまたは前記官能基Z2が、活性化されたエステルまたは必要に応じて活性化されたエステルに変換されるカルボキシル基からなる群から選択され、前記官能基Z2または前記官能基Wが、
からなる群から選択され、前記D'が、Z1およびWと架橋する有機鎖であるか、または前記D'は存在せず、前記L'が、Z2およびXと架橋する有機鎖であるか、または前記L'が存在しない、請求項41〜43のいずれかに記載の薬学的組成物。 - 前記官能基Yが、アルデヒド基、ケト基、ヘミアセタール基、およびアセタール基からなる群から選択され、前記化合物(D)が、一般式Z1−D'−Wの化合物であり、前記化合物(L)が、一般式Z2−L'−Xの化合物であり、前記官能基Z1が、
からなる群から選択され、前記官能基Xが、
からなる群から選択され、前記官能基Wまたは前記官能基Z2が、−SHであり、前記官能基Z2または前記官能基Wが、
からなる群から選択されるか、前記官能基Wまたは前記官能基Z2が、活性化されたエステルまたは必要に応じて活性化されたエステルに変換されるカルボキシル基からなる群から選択され、前記官能基Z2または前記官能基Wが、
からなる群から選択され、前記D'が、Z1およびWと架橋する有機鎖であるか、または前記D'は存在せず、前記L'が、Z2およびXと架橋する有機鎖であるか、または前記L'は存在しない、請求項41〜43のいずれかに記載の薬学的組成物。 - 前記エリスロポエチンを前記反応前に過ヨウ素酸ナトリウムで酸化する請求項48に記載の薬学的組成物。
- 前記エリスロポエチンを部分的に脱シアリル化し、その後前記反応前に過ヨウ素酸ナトリウムで酸化する請求項49に記載の薬学的組成物。
- ヒドロキシエチルデンプン誘導体の製造方法によって得ることができるヒドロキシエチルデンプン誘導体であって、ヒドロキシエチルデンプンが、下記式(I)
前記ヒドロキシエチルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端を下記式:
前記反応前に過ヨウ素酸ナトリウムで酸化されたエリスロポエチン、または部分的に脱シアリル化し、その後反応前に過ヨウ素酸ナトリウムで酸化されたエリスロポエチンの炭水化物側鎖の末端部のアルデヒド基、ケト基、ヘミアセタール基またはアセタール基と、前記反応生成物を反応させるステップと
を含んでなるヒドロキシエチルデンプン誘導体。 - ヒドロキシエチルデンプン誘導体の製造方法によって得ることができるヒドロキシエチルデンプン誘導体を治療有効量含む薬学的組成物であって、ヒドロキシエチルデンプンが、下記式(I)
前記ヒドロキシエチルデンプンの必要に応じて酸化された還元末端を下記式:
前記反応前に過ヨウ素酸ナトリウムで酸化されたエリスロポエチン、または部分的に脱シアリル化し、その後前記反応前に過ヨウ素酸ナトリウムで酸化されたエリスロポエチンの炭水化物側鎖の末端部のアルデヒド基、ケト基、ヘミアセタール基またはアセタール基と、反応生成物を反応させるステップと
を含んでなる薬学的組成物。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US40978102P | 2002-09-11 | 2002-09-11 | |
EP02020425A EP1400533A1 (en) | 2002-09-11 | 2002-09-11 | HASylated polypeptides, especially HASylated erythropoietin |
US60/409,781 | 2002-09-11 | ||
EP02020425.1 | 2002-09-11 | ||
PCT/EP2003/008829 WO2004024776A1 (en) | 2002-09-11 | 2003-08-08 | Method of producing hydroxyalkyl starch derivatives |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010153807A Division JP5455821B2 (ja) | 2002-09-11 | 2010-07-06 | ヒドロキシアルキルデンプン誘導体の製造方法 |
JP2010153808A Division JP5275293B2 (ja) | 2002-09-11 | 2010-07-06 | ヒドロキシアルキルデンプン誘導体の製造方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006505635A JP2006505635A (ja) | 2006-02-16 |
JP2006505635A5 true JP2006505635A5 (ja) | 2006-09-28 |
JP4688494B2 JP4688494B2 (ja) | 2011-05-25 |
Family
ID=31896851
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004535076A Expired - Fee Related JP4692958B2 (ja) | 2002-09-11 | 2003-08-08 | ヒドロキシアルキルデンプン誘導体 |
JP2004535070A Expired - Fee Related JP4688494B2 (ja) | 2002-09-11 | 2003-08-08 | ヒドロキシアルキルデンプン誘導体の製造方法 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004535076A Expired - Fee Related JP4692958B2 (ja) | 2002-09-11 | 2003-08-08 | ヒドロキシアルキルデンプン誘導体 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1400533A1 (ja) |
JP (2) | JP4692958B2 (ja) |
CN (3) | CN100480274C (ja) |
CA (2) | CA2496318A1 (ja) |
DE (1) | DE02020425T1 (ja) |
ES (1) | ES2214166T1 (ja) |
NO (1) | NO20051418L (ja) |
PL (1) | PL217251B1 (ja) |
ZA (3) | ZA200501724B (ja) |
Families Citing this family (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10112825A1 (de) | 2001-03-16 | 2002-10-02 | Fresenius Kabi De Gmbh | HESylierung von Wirkstoffen in wässriger Lösung |
DE10209821A1 (de) | 2002-03-06 | 2003-09-25 | Biotechnologie Ges Mittelhesse | Kopplung von Proteinen an ein modifiziertes Polysaccharid |
DE10209822A1 (de) | 2002-03-06 | 2003-09-25 | Biotechnologie Ges Mittelhesse | Kopplung niedermolekularer Substanzen an ein modifiziertes Polysaccharid |
KR101174510B1 (ko) | 2002-09-11 | 2012-08-16 | 프레제니우스 카비 도이치란트 게엠베하 | 하이드록시알킬전분화 폴리펩티드, 특히 하이드록시알킬전분화 에리트로포이에틴 |
ES2214166T1 (es) * | 2002-09-11 | 2004-09-16 | Fresenius Kabi Deutschland Gmbh | Polipeptidos has-ilados, especialmente, eriptropoyetina has-ilada. |
DE60323756D1 (de) | 2002-10-08 | 2008-11-06 | Fresenius Kabi De Gmbh | Pharmazeutisch aktive oligosaccharid-conjugate |
WO2005014655A2 (en) | 2003-08-08 | 2005-02-17 | Fresenius Kabi Deutschland Gmbh | Conjugates of hydroxyalkyl starch and a protein |
EP2336192A1 (en) | 2004-03-11 | 2011-06-22 | Fresenius Kabi Deutschland GmbH | Conjugates of hydroxyalkyl starch and a protein, prepared by reductive amination |
WO2005095331A1 (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-13 | Shionogi & Co., Ltd. | 糖鎖-ペプチド結合剤 |
AU2006222187A1 (en) * | 2005-03-11 | 2006-09-14 | Fresenius Kabi Deutschland Gmbh | Production of bioactive glycoproteins from inactive starting material by conjugation with hydroxyalkylstarch |
EP2041167B1 (en) * | 2006-07-25 | 2010-05-12 | Lipoxen Technologies Limited | Derivatisation of granulocyte colony-stimulating factor |
ES2744574T3 (es) | 2007-01-18 | 2020-02-25 | Genzyme Corp | Oligosacáridos que comprenden un grupo aminooxi y conjugados de los mismos |
EP2070950A1 (en) * | 2007-12-14 | 2009-06-17 | Fresenius Kabi Deutschland GmbH | Hydroxyalkyl starch derivatives and process for their preparation |
US8790701B2 (en) * | 2008-04-28 | 2014-07-29 | Surmodics, Inc. | Poly-α(1→4)glucopyranose-based matrices with hydrazide crosslinking |
CN101407553B (zh) * | 2008-11-20 | 2010-09-22 | 广西大学 | 一种歧化松香胺基季铵型阳离子木薯淀粉的微波合成方法 |
NZ597600A (en) * | 2009-07-27 | 2014-05-30 | Lipoxen Technologies Ltd | Glycopolysialylation of non-blood coagulation proteins |
PL2459224T3 (pl) * | 2009-07-27 | 2017-08-31 | Baxalta GmbH | Koniugaty białka związanego z krzepnięciem krwi |
HUE049352T2 (hu) | 2010-12-22 | 2020-09-28 | Baxalta GmbH | Anyagok és módszerek egy vízoldható zsírsavszármazéknak egy fehérjéhez való konjugálására |
ES2675511T3 (es) * | 2011-07-14 | 2018-07-11 | Grifols, S.A. | Análisis rápido y preciso de la sialilación de proteínas |
EP2926829B1 (en) * | 2012-11-30 | 2018-07-25 | Glytech, Inc. | Sugar chain-attached linker, compound containing sugar chain-attached linker and physiologically active substance or salt thereof, and method for producing same |
US20160311933A1 (en) * | 2013-03-20 | 2016-10-27 | Fresenius Kabi Deutschland Gmbh | Process for the preparation of thiol functionalized hydroxyalkyl starch derivatives |
CN105418754A (zh) * | 2015-09-30 | 2016-03-23 | 天津药物研究院有限公司 | 羟乙基淀粉修饰的促红细胞生成素模拟肽及其制备和应用 |
BR112018070084A2 (pt) * | 2016-03-28 | 2019-02-19 | Cook General Biotechnology Llc | composições de célula viável, e métodos relacionados às mesmas |
CN108219019B (zh) * | 2018-02-08 | 2020-03-20 | 华中科技大学 | 一种巯基化羟乙基淀粉及其修饰的纳米材料和制备方法 |
CN113336823A (zh) * | 2021-05-28 | 2021-09-03 | 联宁(苏州)生物制药有限公司 | 一种用于抗体偶联药物连接子lnd1067的合成方法 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0019403B1 (en) * | 1979-05-10 | 1985-07-31 | American Hospital Supply Corporation | Hydroxyalkyl-starch drug carrier |
DE3029307A1 (de) * | 1980-08-01 | 1982-03-04 | Dr. Eduard Fresenius, Chemisch-pharmazeutische Industrie KG, 6380 Bad Homburg | Haemoglobin enthaltendes blutersatzmittel |
US4847325A (en) * | 1988-01-20 | 1989-07-11 | Cetus Corporation | Conjugation of polymer to colony stimulating factor-1 |
JPH0725941B2 (ja) * | 1989-07-18 | 1995-03-22 | ワーナー・ランバート・カンパニー | 変性澱粉を含有する、ポリマーをベースとするブレンド組成物 |
US5281698A (en) * | 1991-07-23 | 1994-01-25 | Cetus Oncology Corporation | Preparation of an activated polymer ester for protein conjugation |
NO934477L (no) * | 1992-12-09 | 1994-06-10 | Ortho Pharma Corp | PEG hydrazon- og PEG oksim-bindingdannende reagenser og proteinderivater derav |
AU7097094A (en) * | 1993-06-01 | 1994-12-20 | Enzon, Inc. | Carbohydrate-modified polymer conjugates with erythropoietic activity |
TW517067B (en) * | 1996-05-31 | 2003-01-11 | Hoffmann La Roche | Interferon conjugates |
DE19628705A1 (de) * | 1996-07-08 | 1998-01-15 | Fresenius Ag | Neue Sauerstoff-Transport-Mittel, diese enthaltende Hämoglobin-Hydroxyethylstärke-Konjugate, Verfahren zu deren Herstellung, sowie deren Verwendung als Blutersatzstoffe |
DE10112825A1 (de) * | 2001-03-16 | 2002-10-02 | Fresenius Kabi De Gmbh | HESylierung von Wirkstoffen in wässriger Lösung |
ES2214166T1 (es) * | 2002-09-11 | 2004-09-16 | Fresenius Kabi Deutschland Gmbh | Polipeptidos has-ilados, especialmente, eriptropoyetina has-ilada. |
KR101174510B1 (ko) * | 2002-09-11 | 2012-08-16 | 프레제니우스 카비 도이치란트 게엠베하 | 하이드록시알킬전분화 폴리펩티드, 특히 하이드록시알킬전분화 에리트로포이에틴 |
-
2002
- 2002-09-11 ES ES02020425T patent/ES2214166T1/es active Pending
- 2002-09-11 EP EP02020425A patent/EP1400533A1/en not_active Withdrawn
- 2002-09-11 DE DE0001400533T patent/DE02020425T1/de active Pending
-
2003
- 2003-08-08 JP JP2004535076A patent/JP4692958B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2003-08-08 CA CA002496318A patent/CA2496318A1/en not_active Abandoned
- 2003-08-08 CN CNB038250373A patent/CN100480274C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2003-08-08 PL PL398391A patent/PL217251B1/pl unknown
- 2003-08-08 CN CN2009100045393A patent/CN101497671B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2003-08-08 CN CN200910133235.7A patent/CN101580547B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2003-08-08 CA CA2799437A patent/CA2799437C/en not_active Expired - Fee Related
- 2003-08-08 JP JP2004535070A patent/JP4688494B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2005
- 2005-02-28 ZA ZA200501724A patent/ZA200501724B/xx unknown
- 2005-02-28 ZA ZA200501729A patent/ZA200501729B/en unknown
- 2005-02-28 ZA ZA200501725A patent/ZA200501725B/xx unknown
- 2005-03-17 NO NO20051418A patent/NO20051418L/no not_active Application Discontinuation
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006505635A5 (ja) | ||
RU2005110415A (ru) | Способ получения производных гидроксиалкилкрахмала | |
JP2006511635A5 (ja) | ||
De Silva et al. | Fluorescent PET (photoinduced electron transfer) reagents for thiols | |
JPH05507699A (ja) | オメプラゾールの合成法 | |
JP2002537374A (ja) | ニトロソニウムイオンを生成する方法 | |
US5417755A (en) | Amphoteric starch containing carboxyl and cationic groups | |
KR850004478A (ko) | 퀴놀온의 제조방법 | |
JP2006518704A5 (ja) | ||
HUP0004946A2 (hu) | Eljárás triazolintion-származékok előállítására és az új intermedierek | |
HRP20180454T1 (hr) | Postupak za proizvodnju 3-okso-pregn-4-en-21,17-karbolaktona pomoću bezmetalne oksidacije 17-(3-hidroksipropil)-3,17-dihidroksiandrostana | |
JP2004532319A5 (ja) | ||
NO20020029D0 (no) | Fremgangsmåte for fremstilling av amilodipinbenzensulfonat | |
DK1021416T3 (da) | Fremgangsmåde til fremstilling af substituerede pyrazoler | |
KR920006321A (ko) | 3-메틸피라졸의 제조방법 | |
WO2007074996A1 (en) | Stable pharmaceutical composition containing s-omeprazole and a method of manufacturing the same | |
JP2004315332A5 (ja) | ||
JP2008517967A5 (ja) | ||
US3378552A (en) | Imidazole compounds and methods of making the same | |
JPS58115195A (ja) | 表面サイズ剤 | |
JP2006206517A (ja) | 四級塩 | |
JP2692923B2 (ja) | イミダゾリドン誘導体の製法 | |
JPH033664B2 (ja) | ||
JP4043106B2 (ja) | 澱粉糊 | |
JP2000248258A (ja) | 金属配位能を有する糖誘導体から成るゲル化剤 |